2005年02月27日

ナイン・インタビューズ

nineずっと指をくわえて眺めていた「ナイン・インタビューズー柴田元幸と9人の作家たち」に古本屋で探し物中に遭遇、半額以下の値段で付属CDもばっちり無傷。

シリ・ハストヴェット、アート・スピーゲルマン、T・R・ピアソン、スチュアート・ダイベック、リチャード・パワーズ、レベッカ・ブラウン、カズオ・イシグロ、ポール・オースター、村上春樹のインタビューを掲載、春樹以外の8人分の肉声をCDで聴くことができます。なにより柴田元幸氏の声の渋さにしびれます。

それぞれの作家にそれぞれの喋り方があって、やはりモノを作り出す人たちというのは語るべき言葉をたくさん持ってるなーと思いました。数年前、保坂和志さんと初めてあって話し声を聞きながら気絶しそうなほど緊張してた至福の時間を思い出します。

Posted by monolog at 21:50│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
あ、これってスチュワート・ダイベック入ってるんだ…。そこだけでも聞きたいな。柴田元幸さんは、私も何度か講演会でお話を聞いたことがありますが、話しがうまい!独特の視点を持っていらっしゃるので、おそらく質問も
くだらないことは訊いていないはず…と思います。私は、おととしのことですが、「ライ麦畑〜を村上春樹が翻訳し直す!」ことについての柴田さんの
講演を聞いたのですが、その時も唸らされるものがありました。今まで私達が読んできたものは、野崎孝さんという訳者のものだったのですが、その方の訳だと、主人公「ぼく」対「世の中」という二極化された世界観だったのが、村上氏の訳だとそれが取り払われて、おそらくそれを初めに読んだ人の
解釈と、野崎訳を読んできた人の解釈は異なってくるのでは…というようなことをおっしゃってました。
Posted by sisidothecat at 2005年03月12日 00:39
昔、CDのレビューで自分のことを「J-POP界の柴田元幸」と書かれて
恥ずかしくて嬉しかったことを思い出します。
Posted by ymd at 2005年03月13日 01:41