2005年11月30日

クリスマスソング

haname最近クリスマスソングについていろいろ歌詞やメロディを調べる、という作業をしていて、というのも今年の「夜の科学」入場特典CDRを「クリスマスe.p.」にしようと思ったのです。

僕は毎年なにかしらのクリスマスCDを買いますが、スタンダードなクリスマスキャロルをフルコーラス歌えるかというとそういうこともなく、なかには途中からメロディさえおぼつかなくなる曲もある。そういうのをいろいろ調べてみると結構いろんな発見があった。

だから最近は夜になると一人作業部屋でクリスマススタンダードを恥ずかしいくらいに熱唱したり山下達郎ばりに声を重ねたりして僕はやたらクリスマス的高揚の中にいます。なんでクリスマスソングってこんなに多幸感があるんでしょうね。11日に配布しますけど、もしリクエストあれば通販でも考えましょうか。

もう11月も今日で終わりで明日から12月だ。31歳でいるのも残すとこあと9日  

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2005年11月28日

土曜日、渋谷

kenami夜から渋谷へ。電車の中で「オーケンののほほん学校」読了、笑いをこらえるのが大変&感動。クリスマス的喧噪のなかの週末やっぱり人が多い。

道玄坂をのぼったお店で今年春から関わってるお仕事のメンバーで打ち上げ的食事。しゃべるのが仕事の人たちと飲んで食べてという感じだったので、なんだか、トークライブを観て、それに果敢に参加してる、という感じの楽しい時間でした。

明けて日曜日、猫がびっくりするほどの大掃除。僕はなにかが停滞すると大掃除をするクセがある、多分。マスクをして床をごしごし拭きながら、「掃除」をテーマにした歌を作ってみてはどうか、と思いました。そしたら掃除するときずっと鼻歌を歌っていられる。

夕方から図書館で調べもののあと、「笑点」ウォッチング、面白い。先週の木久蔵さんの司会があまりにもだったため今週から歌丸師匠が司会を担当するそうです。2006年笑点カレンダーをチェックするためにウェブサイトをのぞいてみたら、歌丸Tシャツ、円楽Tシャツがともにクールで格好よくて、もしSサイズがあったら迷わずクリックしてたな。  
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2005年11月26日

エリザベスタウン

ab02f642.jpgアメリカ好きな友だちの間でももれなく大好評の映画「エリザベスタウン」を観ました。笑って泣ける娯楽映画であり淡い恋愛映画なのはさることながら、アメリカの歴史と文化への深い理解と認識を持つキャメロン・クロウ監督がガイドするアメリカ旅行のような、音楽の旅のような映画でした。僕はエリザベスタウンに着いた頃からずーっと泣いたり笑ったりしてました。

プレスリーのSUNスタジオやジェフ・バックリーのお墓、アメリカの光と影の「影」のほうを知ろうすると真っ先にぶちあたるキング牧師暗殺のモーテル、アクラホマ・シティでの連邦ビル爆破テロで生き残ったSurvivor Treeなどをモニュメンタルな場所を辿りながらの帰路は流れる音楽とともに胸に迫るものがありました。

デイルおじさん役で出演していたのはルーファスのお父さんでミュージシャンのラウドン・ウェインライト三世でした。とても優しい顔だ。ちょうど一年前の秋アメリカは大統領選挙で、そのころ彼が歌った「Presidents' Day」という曲があって、それはサンクスギビングとクリスマスを絡めてブッシュをチクリと揶揄するという、非常に機知に富んだ小気味いい曲で、あれからもう1年経ったんだなあ、としみじみしました。

まさにアメリカは今週サンクスギビングデイだったので七面鳥に対するたくさんの感謝がなされたことでしょう。ロスに住む知り合いが教えてくれた「初めての感謝祭」の絵が興味深かったです。いよいよクリスマスですよ。  
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2005年11月25日

猫目線

cf557530.jpg作曲仕事に没頭しています。部屋がしっちゃかめっちゃかですが、この「しっちゃかめっちゃか」ってコンビ名とかバンド名にいいんじゃないか、とハッとしました。

僕が参加した高田渡「系図」トリビュートが12月19日に発売される模様です。イトケンさんとfishing with johnの五十嵐くんを迎えてリラックスした良い演奏をしてます。

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2005年11月23日

人生は絶え間ないチューニングである

ojigi先日の下北沢440でのライブのダイジェストをポッドキャストで聴けるようにしてあります。コメントとか感想を書いてもらえたら僕のモチベーションもあがりますが、反応が薄いと「なんだ、別に聴きたくないのか」ということになってしまうのでリアクションを期待しています。

おとといの、40分くらいのライブのうちの10分くらいが聴けるのって画期的な気がしませんか。


monoblog soundsketch  
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おばあちゃんみたいだ

f9e17021.jpg携帯電話のカメラが壊れたのでこの機会にFOMAに変えました。待ち時間を東急裏スタバにて大槻ケンヂ「オーケンのほほん学校」を読んで時間つぶし。メーカーも変わったので操作の仕方がわからないです。

夜は上海から一時帰国している友だち(GTHのインディー時代のベーシストですね)と新宿にて食事。商社マンぶりを発揮してもらいカニをおごってもらう。バカ話からまじめな話、ジローラモの話、楽しいひとときでした。

携帯のトリセツを熟読、最初に撮る写真はおまえだと決めていたさポチ。そうやって日向に座るとほんとにおばあちゃんみたいに見える。  
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2005年11月22日

Dog Year

2005年11月21日@下北沢440

1.day after day(『omni』)
2.星に輪ゴムを(『ripple』)
3.ready for love(『weekend』)
4.かげおくり(新曲)
5.愛すべき日々(『omni』)
6.手と手、影と影(『ripple』)
7.明日は今日と同じ未来(『ripple』)

GOMES THE HITMAN + 藤田顕(PLECTRUM)



大盛況でした。楽しかったです。ゲントウキのアンコール「夢のかけら」にも
参加しました。その後打ち上げでは友だちの新バンドの命名で盛り上がりました。
たくさんのご来場ありがとうございました。12月のイベントでお会いしましょう。  
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2005年11月21日

いい季節だなあ

40f59ee3.jpg早起きして依頼されていた録音作業を終わらせてみると、肩が鉄のように固く重いので久々にカイロプラクティックへ。ちかっぱい(博多弁)やってもらって「効いたー」と思ったのもつかの間、びっくりするくらいの揉み返し。大丈夫か、おれ。

夕方からWILCOのドキュメンタリー「ウィルコ・フィルム」を真剣に鑑賞、だいたいライブ前日はこのDVDを観て熱くなってテンションをあげるのです。耐久性のある音楽こそが音楽だ。

夜、ゲントウキとのセッションのために曲をおぼえる。いい言葉とメロディを書くバンドですね。最近のゴメスはあんまり対バンイベントに誘われないし誘われても出ない、ということが多いのですがゲントウキからのオファーは(昨年の名古屋でのリベンジという意味も加味して)二つ返事で答えたものです。僕自身楽しもうと思います。会場でお会いしましょう。  
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2005年11月20日

秋というより初冬

autumnリハで半日歌った疲れでぐったりしつつ、吉祥寺をブラブラしたりGAPで長袖を買った後、渋谷へfishing with johnのレコ発を観にいきました。ベースレスでアコギ3本と鍵盤ハーモニカのアンサンブルが新鮮でした。結構ハコを選ぶ音楽だなーとも感じました。

夜ともなると冬並みの寒さで、土曜の夜の渋谷はどこからともなく至る所から「○○フォーー!」とHGネタが聞こえてきて、ちょっと覗いたBOOK1stも夜なのにたくさんの人がいて孤独で楽しげな東京、という感じでした。

明日は下北沢440でライブです。僕らは2番目19時半ころからの演奏になると思います。マフラーをグルグル巻きにして遊びにきてください。31歳の山田稔明最後のライブとなりますのでね。悔いのないように歌いきりたいと思います。  
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2005年11月19日

今年もクリスマスシーズンだ

xmasいつもどおりクリスマスシーズンの到来、今年も青色発光ダイオード多めのデコレーションライトででちょっと体感温度が下がる感じがします。白と赤のほうがクリスマスっぽいな。写真は2000年サンフランでのクリスマスツリー。

昨日は月曜日のライブへ向けて半日かけてリハーサル。非常にいい感じです。5人編成での演奏になります。リハーサルの模様をポッドキャストで聴けるようにしました。チケットはソールドアウトしていますが、GOMES THE HITMAN.comで予約をした人でキャンセルや人数の減数等があった場合は速やかにご連絡ください。キャンセル待ちをご希望の方は「440キャンセル待ち」というタイトルでinfo@gomesthehitman.comへ。ご希望に添えないかもしれませんが努力します。


【お知らせ】
猫町オーケストラvol.12は初日23日がソールドアウトになりました。たくさんのお申し込みに感謝します。本日以降は24日のみ受け付けます。23日へのお申し込み関しては「キャンセル待ち」という扱いでキャンセル等が発生した場合順次その旨をお伝えする、というかたちをとらせていただきます。
  
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2005年11月17日

秋のテレビ日記

tvcat懸案の作曲とデモ制作作業が終了、とりあえずやることはやりました。今日は残りの一日をできる限りダラダラ暮らしたいと思います。

まあ、でも、作詞作曲というのは机に座っていて時間をかけたらできるというものでもないので、掃除をしたりCDとか本を買いにでかけたり自転車のパンクを修理したりここ数日いろいろやってたんですけど、結局いつもどおりテレビの前で長い時間を過ごしたことに気付きました。

土曜日、「野ブタ。をプロデュース」、友人に強くレコメンドされ見始めましたが細かいネタがちりばめられて面白い。ジャニーズは面白いですね。僕が一番好きなジャニーズはTOKIOです。

日曜日、いま「笑点」の大喜利が面白いと聞き鑑賞、円楽師匠不在で司会当番の座にすわった小遊三さんが座布団をあげたり取り上げたり好き放題やってて、みんなも円楽さんとかこん平さんをネタに「次はだれが...」とか言ってブラックユーモアがめちゃめちゃ面白かったです。もしかしたら今週は木久蔵さんが司会かもしれませんよ。その晩はNHKスペシャル「兵士たちの帰還」、米アーカンソーの州兵たちのイラク駐留から帰還までを描いたものですが、イラク視点の「Little Birds」を観たあとではなんだか微妙でいろいろ考えてしまいました。

火曜日、「1リットルの涙」で泣く。フィクションに基づく話は最後まで魅させる力があります。お父さん(陣内孝則)がおどけてHGの「フォー!」をやっても僕は泣いてしまうのです。これが唯一欠かさず観てるドラマ。「このあとは鬼嫁日記!」が出る前にチャンネルをパッと変えるのが難しい。

昨日の女子バレー「グラチャン」、韓国戦は総合格闘技を観てるときくらい体が硬直しました。日本のリベロの人は青木さやかに似てるんですがレシーブがすごい。日本の勝利に声をあげて喜ぶも、あれだけファイテンを首につけてるのを見ると「何かある!間違いない!」と思ってしまいます。チャンネルを行ったり来たりしてたサッカーも得点の瞬間をばっちり目撃。国内の有能なサッカー選手に一重まぶたが多いのはなぜでしょうね。

「笑っていいとも」は木曜日が一番ピースフルで楽しい雰囲気です。テレビって楽しもうと思って観ると楽しいです。  
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Wilco / Kicking Television

2枚組ライブ盤。1枚目1曲目からハイライト。6人編成になってからのライブはだいたいネットやダウンロード音源などで追いかけてましたが、CDになるとやっぱ音の良さにしびれます。近作2作の楽曲はライブで演奏するのを前提とされてるような気がします。優しさと切なさが150%増な感じです。

やっぱりNels Clineがすごい(左側のスピーカー)。ギターの技術やこだわりをすべてWilcoに捧げている印象、Jeff Tweedyは幸せ者だなあと思いました。ていうかトータルなバンド体力が尋常じゃないです。

地元シカゴでのライブだけあってお客さんも大合唱で、これはぜひ映像で観たいなーと思いました。MCもリラックスしてる感じが微笑ましい。来年早々にはオリジナルスタジオアルバムのインフォメーションも、という噂があるくらいだから、よほど調子がいいんでしょうね。

ちなみに、僕のなかではWilcoのメンバーを格闘家に例えるとJeffがエメリヤーエンコ・ヒョードル、ベースのJohn Stirrattがミルコ・クロコップ、Nels Clineがセルゲイ・ハリトーノフなんですが(みんな寒いとこの人だ!ちなみにジャック・ジョンソンはヴァンダレイ・シウバ)、Jeffと「24」のジャック・バウワーを結びつける人も多いようです。

このCDのせいで昨日は仕事が手につかなかった。  
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2005年11月16日

家にカン詰めになる方法

ojapa例えば僕は今仕事で依頼された曲を5曲くらい書かなきゃいけなくて、だから家にこもって歌詞やメロディを書いたりそれをデモとして録音しないといけない。でも吉祥寺の街をふらふらしたくなったり欲しいレコードや本があって外出したくなって仕事がはかどらないこともあります。

そういうときに僕は胸にカタカナで「オジャパメン」って書いてあるトレーナーを着ることにしています。僕が昔NHKで働いていた頃、忘年会のビンゴで当たったやつですよ。当時は韓流という概念はなく、消防車(ソバンチャ)っていうグループ(韓国の少年隊と呼ばれてたみたい)が来日した際に作られたノベルティだと思うのですが、「オジャパメン」という曲が流行った時期があったんです(ホントのタイトルは「オジャパメ・イヤギ〜?ゆうべの話」)。ソバンチャとかイ・パクサとかソテジワアイドルとか、僕はアジア系ポップスの番組のADだったので、結構詳しかった。

これを着ると恥ずかしくて、外に出る時は腕を胸の前で組んで寒そうに肩をすぼめて、まあ、せいぜい缶ジュースを買いにいくくらいの距離が限度です。だからこのトレーナーを着るとおのずと外に気持ちがいかなくなります。

で、昨日とか今日とかはこのトレーナーを着て、基本的には作曲活動、その合間に原稿を書いたり請求書を出したりメールのやり取りをしたりしていました。とてもヘビーでタフな時間ですが、そういう職業だからしょうがないですね。たまに鏡に「オジャパメン」のトレーナーが映ると「ぷっ」と今でも笑ってしまうから、メンタル面でも効果はあります、このトレーナー。意外とこういう部屋着は長持ちする。もう7年くらい経ってるじゃないか。  
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2005年11月15日

森達也 / いのちの食べかた

tabekata理論社よりみちパン!セシリーズ、ずっと読みたかった森達也著「いのちの食べかた」読了。子供に言い聞かせるように書かれた文章という体裁をとっていますが、これは森達也氏がいくつもの書籍で訴え続けてきた「判断を保留し思考を停止させない」ということを一冊で簡潔に総まとめしたサマリーのような内容でした。

この本を読んでお肉が食べられなくなる、ということは自分にはありませんでした(スーパーサイズミーを見てもハンバーガーは食べるし)。お肉のパッケージがスーパーの精肉売り場に並ぶまでの過程をかいま見ただけで、夕飯の買い物をする時も様々なことを考えるようになった。

図書館で借りた本なのですが、どうしても本棚に置いておきたい言葉がいくつもあったので本屋に買ってこようと思います。装丁も100% ORANGEの可愛い絵。たった1000円くらいでこれだけ思考が活性化する。やっぱり「知らなかったことを知って今まで考えなかったことを考える」ということはある程度物事の分別がついた年齢以降には非常にエキサイティングで、仲間や友だちにいろいろ教えたくなるんですよね。  
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2005年11月14日

猫を待つ

castanets土曜日曜とひたすら自宅作業の後、日曜日の夜は下北沢へカスタネッツのツアーファイナルへ。パーキングに車を停めようとすると難しい角度に頭をつっこんでしまったアウディが右のボデイを柱にこすりつけながら右往左往してるのを見てとても悲しい切ない気持ちになったんですが、久しぶりに観るカスタネッツは切なさよりも嬉しさ楽しさが勝ってしまうような(それでも泣かせる)熱い演奏で、ちょっと今年何本の指かに入るくらい惹き込まれたライブでした。久々に清水春日さんにも会えました。1年って早いな。

夜の科学5が完売しました。申し込みのキャンセル、人数変更等はすみやかにご連絡ください。またキャンセル待ちの受付を行ないますので入場希望の方は氏名と人数を明記の上「夜の科学キャンセル待ち」の題名でコチラまでご連絡ください。

というわけでポッドキャストを更新してあります。だいたい週1更新っていうペースになってきました。今週はリハがあるのでそれもポッドキャスト用に録音してみたりしてみます。  
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2005年11月12日

猫の歴史

nekomachilogo昨日から猫町オーケストラvol.12の入場申し込み受付が始まりました。いつものように全国各地からたくさんのお申し込みをいただいてます。いろんな資料を引っ張り出してみて、これまでの猫町を振り返ってみました。

【お知らせ】お申し込み多数のため「夜の科学vol.5」は受付を締め切ります。

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Little Birdsーイラク戦火の家族たち

lb昨日は終日デモ録音のあと夜から渋谷で久々の“アメリカ研究会(2,3人で集まってアメリカを知る考える愛するための会合、というかご飯会みたいなもの)”。今回は、UPLINK Xにてジャーナリスト綿井健陽撮影/監督による「Little Birdsーイラク戦火の家族たち」を観るというのが趣旨。

ジャーナリストのカメラに失った手足や、亡くした子供の写真を突き出すことでしかイラクに暮らす普通の人々はその現状をアピールできないのか。 政府が政策的親米姿勢を貫くこの国に暮らしていると、僕らは遠い彼の地の普通の風景や本当の苦境はテレビなんかでは観ることはできなくて、週1回1,800円のレイトショーにわざわざ足を運ばないと観れないんですね。まばたきもできないほど映像に釘付けになってしまいました。 開戦前のイラクの日常の営みが非常に穏やかだったのが印象的でした。

僕はアメリカの文化や音楽やファッションや風景が大好きだけれども、アメリカ人じゃないからこそ冷静に公平に思考する義務と特権があると思ってます。自分がいろんな意味でオルタナティヴだと思っている人こそいろいろ調べたりわざわざお金を払ったりしてでもメインストリームが伝えない映像や声に対峙して然るべきではないかと思いました。

100分の上映が終わって、僕を含めて10人の場内でうつむきがちなだれひとりとして声を出せなかった、というのがこのドキュメンタリーの内容を如実に示していたのではないでしょうか。

「ヒバクシャ」という映画を観たときにも同じ感覚を味わいましたが、やっぱり普通に暮らしてると嫌になるくらい知らないことが多すぎます。知らなかったことを知って、さあそれでなにかできるのか、となると言葉ではうまく言えないけれど、知らなかったことを知ったうえでいろんなことを考えたり友だちと意見を交わすだけでも個人レベルでの前向きな行動なんではないかと、真夜中アメリカンスタイルのダイナーでお肉を食べながら感じたのです。  
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2005年11月11日

猫の町でオーケストラする

nekomachilogo昨日は午後から吉祥寺はと時計にて人と会い有意義な話、夕方から三鷹で有意義な打ち合わせ、その後夜になって吉祥寺に戻り中華街で美味しい中華。

夜の科学5の予約受付を開始しましたが、なんだか例年より申し込みのペースが速い感じです。ぎゅうぎゅうになるのは避けようと思うので早めに締め切るかもしれません。迷ってたら申し込んでください。小沢健二、コステロ、SMAPなどリクエストもいくつかいただいてます。リクエストするのは自由ですよ。それに応えるかどうかも僕の自由なので。予約はコチラから。

今晩22時からは猫町オーケストラ12の入場予約受付が始まります。「左手はリズム、右手でメロディ」という副題を付けたので「リズムの夜」「メロディの夜」という感じで2日間ちがったメニューを作ろうと思ってます。猫町の申し込みはコチラから。


2000年の冬に「饒舌スタッカート」のジャケット撮影で初めてポチという猫と出会い、1年後の2001年11月に僕はその猫を譲り受けることになり写真家斎門富士男さんの伊東の邸宅にポチを迎えにいきました。だから今年で僕はポチとともに4年の時間を過ごしたことになって、しかもペット可のマンションを探して池袋から武蔵野にわざわざ引っ越してきてからも4年ということになる。

猫と暮らす時間というのは濃度が濃く、いろんないいことも悪いことも(意図的に粗相されたり大事なものをおシャカにされたり)あるから記憶の最前面には猫との暮らしにまつわることが並べられていて、だから僕は今まで住んできた練馬とか池袋のことをそんなに鮮明には思い出せなくなってきました。

それでも昔の歌(練馬で書いた曲や池袋で書いた曲)をライブで歌うときはいろんな風景が否応無しに頭に浮かんできてセンチメンタルになったり優しい気持ちになったりするもので、いわば猫町オーケストラというイベントは、そういう気持ちを総動員して一回立ち止まり振り返りまた進み出そうとする年単位のメルクマールである、と僕は考えています。そういう時間をGTHを好きな皆さんと共有したい。これからもよろしくお願いしますね。  
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2005年11月10日

夜を科学する

3in1icon昨日は夜までデモ録音のあと、吉祥寺無国籍料理店で友人とご飯。いろいろ長話。途中、歌人の枡野さんがいらっしゃったが声をかけられず。家まで歩いて帰りましたがマフラーと手袋をしてきて正解でした。

本日夜から「夜の科学vol.5」の受付を開始します。「夜の科学」がどういうイベントかというと、誕生日を迎えて歳をとった僕が「また老けたけど、でもこれからの一年もオレは好き放題やるのさ」という決心のもとに歌ってしゃべる、という場で、過去のセットリストはココとかココで見ることができます。

今年は作家として提供した楽曲が結構あるのでそれを自演してみたり、カバーコーナーを拡大してみたりしてみようと思ってます。リクエストがあったらコメントでもメールでも受け付けます(全部は応えられないけどな)。WilcoのJeff Tweedyが現在弾き語りソロツアーを敢行していますが、「ある意味バンドは万能だが、ソロをやると聴衆に対して予想もつかないようなレパートリーを提供することができる」という発言に非常に共感しました。バンドのダイナミズムでのインパクトが強かった楽曲をギターと声だけで演奏するのはシンガーソングライターとしての醍醐味です。すごく静かな「愛すべき日々」とか繊細な「サテライト」とか。

いろいろ考えてます。特典をCDRにできたらと企画中です。取りあえずソロ弾き語りを未経験の方もぜひ遊びにきてくださいね。今晩10時から受付開始です。  
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2005年11月08日

スローライフ

gaow昨日は午後から市ヶ谷へ。四谷、市ヶ谷辺りの景色というのはなんか味わい深いと言うか、第一志望校が上智大学だった僕にとっては今でも「憧れた東京」という感じ。

その後最近の思考の停滞化を打破するべく東京の街をふらふら、時を越えてレオナルド・ダヴィンチに感化された。帰宅後健康コラム原稿書きなど。

一両日中にGOMES THE MAILMANにて「夜の科学5」「猫町オーケストラ12」のお知らせをします。メルマガ購読申し込みはオフィシャルサイトからどうぞ。21日の下北沢440公演がソールドアウトになりました。感謝。  
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2005年11月06日

ニューバージョン

mnblgsssmall11月に入って先週からジャックスのCMが第2シーズンに突入しました。こんな曲を書いた自分を今さら褒めてあげたくなるような、前回に引き続きハートウォーミングな内容です。ジャックスのホームページではTVCMの30秒バージョンに加え60秒バージョンもご覧になれます。

『ripple』というアルバムを出してから7ヶ月が過ぎようとしてますが、秋冬を迎えてようやく音楽が景色に馴染むようになってきた気がします。夜が長い季節のほうが似合う。「手と手」は部屋でポロンとギターを爪弾いて鼻歌を歌うだけでも背筋がしゃんと伸びるような、そんな曲になってきました、僕の中で。

コピーしたい人は3フレットにカポタストをしてC/Am/Fでだいたい弾き語れるはずです。


追記;そのジャックスのCMに関して等の話でポッドキャストを更新しました。  
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2005年11月05日

MJとオーケン

noppoみうらじゅんさんが本格的にバンドを始めた、というので川を越えて川崎までライブを観にいきました。バンド名は「みうらじゅんZ」、なんの予備知識もなく観にいったのですがベースがサワサキヨシヒロさん、ギターがノーナ奥田君、ドラムは矢野さんでした。1曲目から「カリフォルニアの青いバカ」、「大人の悩みに子供の涙」も聴けました。ニール・ヤング&クレイジーホースという感じのロック。MCでは片山さつきの髪型のこととか「まだまだあぶない刑事」の話。楽屋に挨拶、緊張しながらも今回はMJの目をちゃんと見てお喋りができました。優しかったなー。

対バンは大槻ケンヂさん率いる特撮、去年療養生活をしてるときは大槻ケンヂ書籍を読み倒してセンチメンタルの海に浸っていたので、初めて見る生のオーケンに興奮。前回の日記でメタリカのことを書いたのはこの日への伏線だったのでは、と思わせるほどハードでアグレッシヴなサウンドが新鮮でした。CDで聴くより何倍もよかった。「犬犬犬犬猫猫猫猫」も聴けたし満足でした。

写真は昨年東京ドームにて、ノッポンと僕。  
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2005年11月03日

メタリっ子

califふと思い立ってGUNS N' ROSESの『Appetite for Destruction』を爆音で通して聴いてみました。手元にあったエレキギターのチューニングを半音下げて爪弾いてみるとやっぱり全部弾けるし鼻歌でメロディーを全部なぞれる。中学生のときに夢中だったものの効力ってすごいですね。これやっぱり全曲素晴らしい歴史に残るアルバムでした。

そしてずーっと聴きたかったメタリカの『St.Anger』をようやく手に入れたのですが、これもものスゴかったです。猫が様子を見にくるほどでした。スティーヴ・アルビニがメタリカをプロデュースしたかのようなサウンド。僕がエレキギターで初めて完コピした曲はメタリカの「One」という曲なのですが、GTHの曲には「Enter Sandman」のリフをヒントに作られた「北風ロック」という曲があったり、だいたいのバンドマンはスタジオに入ってディストーションのエフェクターを踏むと何かしらメタリカの曲を弾くことになっています。

メタリカの泥沼&涙のドキュメンタリー「メタリカ 真実の瞬間」もついにDVDが出ます。すごい観たかったので12月が来るのが楽しみです。

写真はメタリカの本拠地サンフランシスコのドラッグストア、ジュース売り場。  
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肌寒くなってきて

cram連日曲作り、音楽の神様を待っているところです。11月に突入、なにかとセンチメンタルな季節ですがクラムチャウダーが食べたくて仕方ないです。それもパンに入ったヤツを。時間をかけて入れ物まで完食したいです。東京で食べられるとこないでしょうかね。スープストックとかに行けばあるのか。

季節が一回りしても未来が現在になったというよりは時間が巻き戻った感じがするのは、去年来てたジャケットとか長袖とかをまた着るようになったからだろうか。Fishmansの10年近く前のライブをDVDで観て時間の感覚がちょっとヘンな感じでふわふわと気持ちいいです。

文化の日、自由と平和を愛し文化をすすめることを趣旨とする休日です。今日はテレビでPRIDE、曲作り、ジャックスのCMの日。  
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2005年11月01日

赤に染まる猫

ghostpochiハロウィーンの夜、吉祥寺で飲み会、異文化コミュニケーション。楽しかったです。寒空の下、自転車に乗るのが手袋なしではしんどくなってきましたね。

今日はいい天気、大掃除。思考作業に行き詰まると僕の場合大胆な大掃除、あるいは徹底したレイアウト替えをするという傾向があるようです。おかげで作業場がすっきりして思考もすっきりしてきました。



追記;すっきりした作業場にてポッドキャストを更新しました。合唱と弾き語り。  
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