2006年02月28日

寒い!

sakurawinterやっぱりまだまだ寒いですね。春まだき灰色の毎日です。

右はうちの前にある桜の木の写真ですが、これに桃色の花がつくとは思えないくらい寒い。いつも2月が短いことを忘れてしまって、毎年「わあ、もう3月じゃんか!」ということにことになるのですが、今年も同様な思いをしています。

もうすぐ今年初めてのステージです。ライブのやりかたを憶えてるかちょっと不安ですが、人前で久しぶりに歌う嬉しさのほうが大きい。リクエストがあったら言ってくださいね。  

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2006年02月27日

雨の東京を走る

shibuyarain夜、歌詞が思い浮かぶのを期待しながら雨の渋谷を折り返すドライブ。流れの悪い道を走ると音楽をいつもよりやたら隅々まで聴いてしまうから不思議だ。

この日はカナダの女性シンガーソングライターKathleen Edwardsの2003年のデビュー作『Failer』とボブ・ディランの『The Bootleg Series, Vol.5 : Bob Dylan Live 1975 - The Rolling Thunder Revue』を通して聴いて、なんとなく歌詞も浮かんで、有意義な時間となりました。

夜はまだまだ寒く、吐く息は白く空にずっと昇っていく感じです。  
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2006年02月26日

キー・オブ・ライフ

keychain朝は六本木で歯医者、昼は武蔵野で作業、夜は目黒で髪切り。東京の街をバーッと移動するとなんだか「おれ、頑張ってる」っていう気持ちになるから不思議だ。

電車に乗るとやたら読書が進むのですが、この日は ニック・ホーンビィ「ソングブック」を読了、やたら音楽が聴きたくなる本でブルース・スプリングスティーンとエイミー・マンをCD棚から引っ張り出しました。

次にシャーマン・アレクシーというアメリカ先住民出身の作家の小説を読み始めたのですが、これが非常に面白いです。自伝的エッセイ「僕についての無認可の自伝」のなかで、彼が“インディアンであって欲しかった人たち”として、メリル・ストリープ、ヘレン・ケラー、そしてブルース・スプリングスティーンにキング牧師、果てはイエス・キリストの名前を羅列したリストがあって、その独特な発想が新鮮だった。  
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2006年02月25日

記憶再生とエキシビジョン

cv人並みにテレビでオリンピックを観て、生活のリズムが崩れがちになっています。荒川選手の金メダルよかったですね。イナバウアー!

4年前のソルトレイク五輪のハイライトの時期、僕は新潟の雪だるま高原キューピッドバレイスキー場(僕がCMソングを歌っている。今もオンエア中だと思います)のイベントに呼ばれて遊びにいったのですが、その時も温泉とご飯を堪能しながらスキーもスノボもせず溶けるように温かいペンションの中でずーっとテレビを観てました。なんだかやたらとフィギュアのエキシビジョンで感動してしまった記憶があって、その記憶が昨日のエキシビジョンでまた甦りました。

で、あのときの、雪を固めて作られたステージで、日もとっぷりと暮れた夜、「この弦は刃物なのではないか」というほど手を鋭く刺激する氷のようなギターでの弾き語りと雪の灯籠に仕込まれた数千本のロウソクの幻想的な風景を思い出しました。写真はそのときの様子です。また行きたくなってきた。  
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2006年02月22日

2月22日は猫に尽くす日

長生きしてよね。22212222  
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2006年02月21日

記憶再生とオリンピック

eyelight2
カーリングって独特な雰囲気がありますね。

ずいぶん前に「饒舌スタッカート」というシングルのリリースタイミングで1月から5月くらいまで怒濤の長期に渡る全国キャンペーン期間がありました。初めて行く街や、それこそ「もう二度と来ないだろうな」というような街までいろんなところで僕ひとりで取材を受けたわけですが、毎回聞かれるのは「バンド名の由来」と「最近のマイブーム」で、それに対してどれだけ毎回違うことを言えるか、というトライアルをやったことを思い出します。

そのころ南九州のどこかの街のタウン情報誌に載った記事には「GOMES THE HITMAN山田、最近のマイブームはカーリング!」と書いてあった。取材のときに「高田馬場のスケートリンクでやってます」とか「意外と疲れる」とかさもありなん、というふうに話したんだと思いますが、疲れ果てていたのでもはやお憶えてません。反省と懺悔。もうそんなことは二度としないと誓います。  
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2006年02月20日

記憶再生と確定申告

eyelight
キレイな色の計算機を軽快にバシバシたたきながら、同時に溜め息を深くつきながら確定申告に没頭しています。レシートがもっと丸まらない紙だったらいいのに。僕が時間を書けて積み上げたいろんなジャンルの領収証の山を猫がスタタターッとかき乱していく日々だ。

去年は3月に『ripple』がリリースだったのでこの時期やたらと忙しく怠惰な僕は今まとめて2年分の申告書を作成していて、そうすると平成16年というのは僕の病気療養の年だったこともあり暇つぶしの雑誌とかCDとか病院の売店で買った飲み物とかのレシートまであって(まったく確定申告に必要のないレシートだが)、2年前の春のことを思い出しました。

レシートとか領収証っていうのは記憶を喚起させる物である。  
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2006年02月19日

ギターポップだとかアノラックだとか

russia
渋谷にてBMX Banditsを観てきました。僕がBMXを聴いていたのは大学生の頃で,The Pearlfishersを聴いていたのはGTHデビュー当時頃、最近は“あの頃”の音楽を、もっと言えばイギリスの音楽をいくつかの例外を除いてほとんど聴かなくなっていたので、それほどの期待もせずにいたのですが、BMXのショーが始まってその音楽の素晴らしさにノックアウトされてしまいました。新譜も聴いてみたくなった。

小編成のセミアコースティックとは思えないレンジの広さの要因はコーラスワークを含めた声で、グラスゴーとかギタポ(!)とかアノラックという以前に非常に優れた普遍的ポップスでした。ダグラスの人なつっこさもあって会場は多幸感であふれていましたね。忘れていたメロディラインとかクリシェをいくつも思い出した感じです。

観にいってよかったーと心から思うようなライブ、共演のPLECTRUMもナイスサポートでした。うれしそうだったなー。帰ってきてからは“あの頃”を思い出してレスキューとかメキシコ70とかモノクロームセットとかジゴロ・アンツとかを。

写真はロシア土産にいただいたチョコレート、文化圏が違うと色も味も違う!  
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2006年02月18日

インディアンの考え方

rollingthunder
20世紀の終わりに手に入れた本とここへきてようやく波長があったのか昼夜と読みふけり読了。ダグ・ボイド著「ローリング・サンダーーメディスン・パワーの探求」という1974年に出版された本(ローリング・サンダーという名のインディアン呪術師を考察する内容)。Bob Dylanの「ローリング・サンダー・レビュー」という歴史的なコンサートツアーがあるのですが、それがローリング・サンダーの偉大さとこの本の出版を称えるために名付けられたということを初めて知りました。

ヒッピーやビートニク、ニューエイジと呼ばれた人たちがこぞってアメリカ先住民の思想に惹かれていく理由が分かったような気がしたし、おそらく近年もLOHASという概念の根底のどこかしらに影響を与えていることだと思います。ああ、タフ・リーディングだった。

時を同じくして「スモーク・シグナルズ」という映画を観ました。ネイティブアメリカン版「エリザベスタウン」という感じで家族とか親子のことを考えさせられる作品。極めてアメリカ的風景の中でインディアンの若者たちが生き生きと暮らす風景が非常に面白かった。いろんな点が繋がって線になってきているような感触があって、はやく暖かくならないかなーと思っています。  
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2006年02月17日

外国の文房具

memo
僕は学生時代の気分を忘れられずに、どうしても4月始まり3月終わりのスケジュール帳を買ってしまう(だから、まだ2月の現時点では2005年という時間を過ごしているような気でいる)。なのでぼちぼち手帳を、と天気も穏やかなので三鷹駅の南側にあるDAILIES(デイリーズ)という雑貨セレクトショップにチャリチャリーっと出かけました。

外国の文具を見ると心が晴れやかになるのはなんでか。気持ちをリフレッシュさせるためにノートを買う、というクセがあるのですが新品のノートは部屋に何冊あってもいいものです。つい最近は確定申告へのめんどくささと重い腰をあげるためにばっちりなアメリカ製の計算機を手に入れました。

計算機に詳しい人がいたら、なんで外国の計算機は「=」を押すと数字が増えていくのか知っている人がいたら教えてください。最後に足した数が加算されていく。あと、TAB機能とか、計算機の機能ってふと気付くと全然使い方がわからないんですよ。  
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2006年02月16日

2006年02月15日

弾き語りは構成から解き放たれる

stop
僕の好きなWILCOというバンドのボーカリストJeff Tweedyの弾き語りライブ音源(2時間で40曲!)というのを最近気付くといつも聴いていて、彼らの代表曲に「Heavy Metal Drummer」というのがあるんですが、その弾き語りもものすごくいい。曲中の「..Playing Kiss covers / Beautiful and stoned(Kissのカバーを演っていい気分でラリってた)」という歌詞の、その「Kiss」の部分を弾き語りというフォーマットの自由奔放さを活かし次々と往年のHM/HRバンド名を「Quiet Riot」「Van Halen」「Def Leppard」「Poison」「Stryper」「Napalm Death」「Enuff z' Nuff」などなど、さらには「Britney Spears」と入れこんで替歌にしていて客席が沸いていました。

音楽仲間と昔聴いてた音楽の話をするときに80〜90年代のHM/HRバンド(ヘヴィメタル/ハードロックね)の名前は必ず出てきて、「あー!」とか「懐かしい!」とか「好きだった!」というふうになるんですが、やっぱり取り憑かれたように聴いてたジャンルなのでたまに聴きたくなる。僕はJane's Addictionの「STOP!」という曲を聴くといつでも1990年に意識が逆戻りします。

バンドでのライブの前に3月2日に下北沢でソロ弾き語りがあるのでなにかカバー曲でもやろうかと思い始めました。入場申し込みはオフィシャルサイトからどうぞ。  
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2006年02月14日

「どうも」と「どうも」

choco
「どうもありがとうございます」という言葉と「どうもすみません」という言葉を毎日の生活のなかで僕らはかなり頻繁に使うので、「どうも」という言葉の意味が混同しがちで、「ありがとう」というべきところで「すみません」と言ってしまうことが少なくないような気がする。

これは外国人と英語で言葉を交わすときに顕著で、「Thank You」というべきところで確実に何回か僕は(それも比較的巻き舌でかっこつけて)「Oh, Sorry」と言ってポカーンとされる。それでも旅の終わりくらいになると、言語感覚が馴染んできてコンビニでもレストランでもお土産屋でもニコニコとサンキューサンキュー言ってる自分に気がつき、こういうふうに日本語でもすんなり「ありがとう」って言えたら素敵だなあと思うんですが、忙しく暮らしてると「あ、どうも」と言葉を止めてしまうんですよね。

バレンタインデイにチョコをもらうとなんでか「わーどうもすみません」って言いがちで、そうじゃなくてもっとスムーズに「ありがとう」と言えるように普段から言葉を丁寧に扱わないとなーと思います。  
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2006年02月13日

名前の効力

mikaeri
いま読んでいる本の中にニューメキシコ州出身の混血詩人ジミー・サンティアゴ・バカという人が出てくる。「マルティン」および「サウス・ヴァレーでの瞑想」という、ネイティヴらしく“土地”に着眼点を置いた詩集で知られているのですが、やっぱり名前が名前だけに本を読んでいても「バカ自身の生い立ちの影響が色濃く...」とか「そういったバカらしさが....」という記述で立ち止まってクスッと笑いを押さえられない感じで、「ニューメキシコの混血詩人」という肩書きが異様にかっこいいんだしカタカナにするときにうそでもいいから「バッカ」とかにしとけばよかったのに、と思いました。

GOMES THE HITMANという名前もデビュー当時から名が体を表していないとかいろいろ言われてきましたが、名前って本当に大事ですね。こんな、デビューしたり10年以上バンドが続くって最初から分かっていたらもっとスマートな名前にしてたんだろうな。フレンチクルーラーズとかプリンズとか。

僕の山田稔明っていう名前も最初は「山田稔(ヤマダミノル)」になるとこだったのをギリギリになって父親の名前から一文字とって「稔明(トシアキ)」になったそうです。「ヤマダミノル」だったとしたらおじゃまんが山田くんの主人公と同じ名前になってしまうので子供のころにたいそうからかわれただろうし、それがトラウマになって、今みたいに人前で歌うようなこともしてなかったかもしれない!

ああ「稔明」でよかった。同じように「GOMES THE HITMAN」でよかったし、やっぱり詩人の名前は「ジミー・サンティアゴ・バカ」でなんの間違いもなかったのかもしれない。名前ってすごいですね。  
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2006年02月12日

音声ファイルではなくCDを手に入れる

ripplecase
ほぼ毎日なんらかのかたちで「手と手、影と影」が収録されている『ripple』に関する問い合わせをいただきます。そのなかで多いのが「近くのCDショップに置いてないのですが...」というもので、これは実家九州の母親からもよく言われる文句で、おかんには「そんなん○○電気店(昔から付き合いの長い町のレコード屋の名前)のおばちゃんに言うてから取り寄せてもらえばよかろうもんやん!」と適当にあしらっていたのですが、皆さんからの問い合わせに関しては適切な答えを、と思って書きますね。

基本的にどこのレコード店でもゴメス・ザ・ヒットマンの『ripple』というタイトルとレコード番号「VPCC-81502」っていうことを伝えていただければお取り寄せいただけるはずです。ちょっと街へ出てもらってタワーレコードやHMVなどでは比較的簡単に早急に購入いただけるのかもしれません(僕の最寄り街のレコ屋3つ覗きましたが『ripple』ありました)。

ところで昨日、アマゾンで注文していたBeth Ortonの新譜『Comfort of Strangers』が届いて、これがもう本当に素晴らしくてずっと聴いてるんですが、時間がない方やレコード店まで足を運べない方はアマゾンを利用するというのが確実だと思います。店頭での実物との出会いっていうのも感動的なんですけどね。

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2006年02月11日

猫のための一日

pochinthesun
猫のご飯(サイエンスダイエット)とペットシーツとトイレの砂を買うために吉祥寺へ行ったのですが、この猫のための買い物が結構つらい。キャットフードもトイレ砂もどっちも2キロぐらいあってせっかくの街歩きなのにどこにも寄り道したくなくなるくらい指に買い物袋が食い込んで痛い。

休日の吉祥寺はいつもの5倍くらい人がいるから両手に荷物を持って歩くのも大変で、「なんでおれわざわざ休日にこんな...」と思ってしまうのですが、そういう類いの買い物は休日にまわってくることが多いのです。自転車のカゴは計4キロの猫のご飯と猫の砂でパンパンで、立ちこぎしながら家路を急ぐ。

トリノ開会式を再放送で鑑賞。点火の瞬間がすごかったですね。ピーター・ガブリエルがイマジンを歌っていたが、もうちょっと高いキーでやってもいいのではないか、と思いました。  
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2006年02月10日

久しぶりに青い空を見た

hisabisa
午前中にマツモトキヨシに行って必要なものをいろいろと買っていたら、なんか、「よし!今日という一日がちゃんと始まって流れていってるぞ!」とむくむくっとやる気が出てきたのですが、なぜそう感じたかがわからない。天気のせいもあるのかも知れませんが今日は言葉がよく浮かぶ日でした。

夜、偶然ジャックスのCMを観て「わ、僕の声!」と今でもハッとしてニヤッとしてしまう。ジャックスCMの監督を務めた佐藤信介さんは監督としても脚本家としても活躍されていますが、みうらじゅん氏リリー・フランキー氏と同じ武蔵野美術大学出身なんですね。

監督が数ある曲の中から「手と手、影と影」を選んでくれたからこそ今のこそばゆいような楽しみがあるということに感謝したいです。うちの親も喜んでいて、先日実家からサインを10枚くらい頼まれて送ったんですが、今年初めて書くサインは「おかあさんへ」と母宛てにしました。小さな気遣いから始める親孝行プレイ。  
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2006年02月09日

プライベート・ライアン

poch0209
いろんな本を読むと「戦争の悲惨さを非常にリアルにフィルムに刻み付けた意味のある作品だ」と書かれてあってずっと気になっていたスピルバーグ1998年の「プライベート・ライアン」を観た。

とにかく戦闘シーンが映像音響ともにすごくて、ハンディで撮られた手ぶれの視覚や耳がキーンとなったときの聴覚の疑似体験、死と相対するときの兵士のとる行動など、3時間近い大作にも関わらず最初から最後まで口をぽかーんとあけて(ときに「うわ!」と声を出したりして)鑑賞しました。

戦争はよくない、と強く思いました。これはアメリカが勝った戦争のなかの出来事を描いた映画なのにアメリカが勝利に歓喜する風景はひとつも出てこない、非常にメッセージ性の強い作品です。大音量で観ていたのでうちの猫は耳をぴくぴくさせて迷惑そうな顔でふて寝していました。  
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2006年02月08日

知らないあいだに

densen
曇っているのか日がさしているのか分からない日です。コンピューターまわりのハードディスクを整理したりしてるうちに、iriverが勝手に(というか僕が設定してた)タイマー機能でみうらじゅん安斎肇によるJ-WAVE「ゴールデンタイム」を数週分録音してたに気付き、それを聴きながら掃除にはげみ久しぶりにたくさん笑った。

その中で期せずして噂に聞いていた大正生まれのシンガーソングラッパー坂上弘の「交通地獄」をフルコーラス聴くことができて、非常に衝撃的でした。

先日テレビでリリー・フランキーさんの良い話を聞いたばかりだったので、やっぱり頭がよくてバランス感覚よのいい審美眼を持っている大人はかっこいいなああ、と思いました。リリーさんがゲストのNHKトップランナー再放送は9日(木)24時からですから興味がある方はぜひ。  
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2006年02月07日

2度目の雪

nagoriyuki昨日の真夜中、デモ録音の最中やたら外が静かなので窓を開けたらすでに雪が積もっていて、やや、これは天気予報で言ってるより(2cmの積雪)東京も積もって交通機関マヒかも!と思ったんですが、朝起きたら全然大したことなくてさすがだな、天気予報、と思いました。

午後から吉祥寺NIGIROカフェで打ち合わせ。ここにきて『ripple』が非常によく動いている(注文が多い)らしく、そういえばたまにamazonのランキングを見てみると順位が3ケタだったりすることもあるし、長生きするアルバムになりそうです。もうすぐ1年。

文房具売り場ってどうしてあんなに楽しいんだろうか。小さめのポートフォリオを探していて、いまだ見つからず。  
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2006年02月06日

今年最初のライブ

window12月の猫町オーケストラ以来、薄灯りのトンネルのような長い間隔をあけてしまいましたが今年最初のバンド編成でのライブが3月に決まりました。高田馬場のライブハウスの5周年記念イベントです。


2006年3月12日(日)
POP STAR @ 高田馬場CLUB PHASE
w/ The Collectors、浅田信一 他
開場/開演;18:00/19:00
前売/当日;¥3,000/¥3,500(税込/ドリンク代別途)
チケット;チケットぴあ、会場店頭(ともに2/12から発売)


CLUB PHASEはおととし僕の急病のせいでキャンセルして迷惑をかけてしまった、という経緯もあります。僕は大学に入ってからの2年間高田馬場に住んでいて、レコードを買って売って意味もなく早稲田をうろつき回ったり悩んだりして日々を過ごした場所なので、そういう、センチメンタリズムのようなものが刺激されたらいいなーと思っています。チケット確保はお早めに。オフィシャルサイトで予約を受け付けてます。  
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2006年02月05日

さ、さ、さむい

niramineko丸まった猫が寝すぎて朝ご飯を飛ばしてしまうくらい寒いです。冬ってこんなに寒かったっけ?っていつも思うし、多分数ヶ月後には夏ってこんなに?と思うんだろうなあ。

寒い季節になんですが、「バレンタインの贈り物にしたくて」という言葉が添えられてリップルTシャツへの申し込みがちらほらあるようで、この時期にあのチョコレート色のTシャツはぴったりのような気がしますね。もう残り少なくなってて女子用のチョコ色は完売(ホワイトチョコ色も残り少ないです)、男子サイズもSだけになってます。通販に関してはGOMES THE HITSHOPをのぞいてみてください。

Tシャツが作りたくなってきた。  
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2006年02月04日

真剣に鼻歌を歌いながら歩く

wintertreeしかし、部屋にこもって本ばかり読んでいたら世界に置いていかれるので、ここ最近はちゃんと、もっぱら自分のための音楽を作る作業にも向き合っていて、新しい曲のデモを録ってみたり歌詞が浮かぶのを待ってみたりしています。

作詞作曲というのは楽器を演奏するのとはまったく違う、時間と労力のいる作業で(でも本当に5分の曲が5分でできたりもする)独りにならないとできないし、昼間より夜中のほうがはかどったりそうかと思うと13時くらいにバババーッと思いついたりもするような先の見えない作業です。しかし、どこでもできる作業である、とも言える。

ある程度のテーマが決まってリズムの感じとテンポが沸き上がってきたら、僕は例えばiPodで延々リズムループを聴きながら街を歩いたり自転車に乗って走ったりして(途中立ち寄った古本屋でアイデアを全部忘れてしまったり)そうすると風景描写が音符にばっちりハマったりしてテンションがあがってそのまま電車に乗ったりもする。最近はiRiverというボイスレコーダーになるHDプレイヤーも役に立っています。

今日はフンフンと頭の中でハミングしながら古書屋に入ったら小沢健二のサイン色紙がドーンと飾られていてハッとしました。まだまだ寒いが日暮れの時間は徐々に遅くなっていってますよ。  
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2006年02月03日

連なる書店の森へ

chari僕はひとつのことに興味を持つと偏執狂的に手の届くありとあらゆる本や資料を部屋にためこんで日がなそれに埋もれて過ごしてしまう、という癖があり、それは最近だと「コロンバイン高校銃撃事件」、遡ると「ピンク・フロイドの歴史」「探検隊シャンクルトン号遭難」などとなるのですが、今年に入ってからのインディアン文化への好奇心はとどまるところを知らず,日記も書けないくらい本を読みふけってるわけです。気が遠くなる感じですが読書メモとして、ここに現状を記す。知らなかったことを知っていくのは本当に「はっ!」とする!


リチャード アードス著「インディアンという生き方-夢に通う魂」

横須賀孝弘著「北米インディアン生活術ー自然と共生する生き方を学ぶ」

マーガレット・フィート著「アメリカン・インディアンの世界ー生活と知恵ー」

ワールドフォトプレス編纂「インディアンの生き方ーネイティブ・アメリカン」

ワールドフォトプレス編纂「インディアンの魂とアートにふれる旅」

ダグ・ボイド著「ローリング・サンダーーメディスン・パワーの探求」

フォレスト・カーター著「リトル・トリー」

西村頼男・喜納育江共著「ネイティヴ・アメリカンの文学ー先住民文化の変容」

河合隼雄著「ナバホへの旅たましいの風景」

ナンシー・ウッド著「今日は死ぬのにもってこいの日」

ウィリアム・O. テイラー著「カスター将軍最期の日」  
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2006年02月02日

グレン・フィリップス初来日公演

glen僕が高校生の時から好きな、トード・ザ・ウェット・スプロケット(Toad the Wet Sprocket)というサンタバーバラのバンドがいて本国では好評価を受け人気も知名度も高かったけど十数年の活動を経てバンドは解散、その後ボーカルのグレン・フィリップス(Glen Phillips)はソロでシンガーソングライターとして着実に活動を続けています。

2004年にはニッケル・クリークのメンバーとのユニットMutual Admiration Societyでのリリース、昨年はロストハイウェイから『winter pays for summer』という素晴らしいアルバムが出て、さらにライブ音源トレーディングも容認しているアーティストなので折にふれその音楽に耳をかたむける機会も多いのですが、なんとこの春に来日が決まったそうです。

去年の撮影旅行でもロサンゼルスのLARGOというハコでグレンのライブが観れないかとスケジュール表とにらめっこしたんですが、まさか東京で観れるとは思わなかった。熱意を通じ合わせて初来日を実現させたスタッフの方々の尽力に頭の下がる思いです。ものすごく楽しみです。


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2006年02月01日

カリフォルニア

frenchtoast2月になりました。ちょうど一年前の今頃は『ripple』のジャケット写真撮影のためにカリフォルニア撮影旅行だったわけです。ジャケット写真に採用されたのはLAから4日のドライブで辿り着いたバララット(Ballarat)というゴーストタウンでした(人がひとりだけ住んでいる)。この日の日記には以下のように書いてあります。

『夕方前にBallaratに到着。お店が一軒、星条旗がはためいている。恐る恐る近づくと大きなおじさんがかなり訛りの強い話し方で「温かいコーヒーはないが冷たいドリンクならある」。コーラを1ドルで買ってトイレを借りる。怖そうに見えたおじさんはこの町の歴史やこの町より山ひとつ向こうにあるPanamint Cityというゴーストタウンの話や水害でたくさんの人が死んだ話をした。孤独に暮らしていて、たまの来客が嬉しくて饒舌になっている感じだ。統一感のないがらくたに見えるようなものを陳列して売っている。銃弾がたくさんあってそれを僕らの手のひらに乗せ、今度はショーケースのなかに入っている一番大きな銃を触らせてくれたがひんやり重く気分が悪くなる。おじさんの店から少し離れたところに放置されたピックアップトラックを指差して「あれはチャールズ・マンソンが乗り捨てていった車だ」という。映画「イージーライダー」の冒頭シーンにこの町は登場するらしい。僕らは喋り足らなそうなおじさんを背中に感じながら撮影場所を探した。』

結局『ripple』というアルバムは表面がこのバララットの看板がわりの道しるべにたたずむ猫、裏面が街を背にするとどこまでも続くドライレイクで風に飛ばされそうな猫、という装丁になりました。僕は小さな目標として『ripple』のCDとポスターを持ってもう一回バララットに挨拶に行くのを夢見ています。そして明日にでも叶えたいのはあの日の、夢のようなフレンチトーストの朝食を食べたい、ということです。  
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