2006年04月30日

Glen Phillips来日公演@下北沢ラ・カーニャ

fanletter1989年のデビュー以来ずっと僕の好きなアーティストのひとつであるToad the Wet Sprocketのボーカリスト、グレン・フィリップスの来日公演に行ってきました。80人キャパの会場はそれ以上の人数でぎゅうぎゅう、この国にこんなにグレンを好きな人がいるのかーと感動にも似た感情で胸が熱くなりました。

2時間たっぷりのソロ弾き語り、小柄な体からは繊細な声、感情豊かな声、優しい声、そして驚くほど多彩なギターテクニック。良いライブを観てるとだんだん自分のアゴがあがっていくのがわかる。

人生2回目のファンレター(1回目は保坂和志さんへ)を英語で書いてCDと一緒に渡しました。ファンレターって書くのは恥ずかしいんだけど、もらう側は絶対的に嬉しい、ということを僕は経験的に知っているから一生懸命書きましたよ。高校1年生のときになけなしの小遣いで買ったToadのデビューアルバムにサインをもらいました。本人に会えるなんてあの頃は思ってもいなかっただろうな。

突出したセールスとキャラ(ダメ男とかヤサグレものとかコソボ出身とか)がないと日本の洋楽シーンではなかなか雑誌に載ったり話題になったりもしないし邦盤もリリースされないので、純粋に素晴らしいアメリカ音楽を追いかけるには少し努力をしないといけないような時代ですが、様々な問題を乗り越えてグレン・フィリップスを招聘したBarThreeのスタッフの方々の音楽に対する愛情に頭の下がる思いでした。

ギターを練習しようと思いました。  

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2006年04月27日

春のテレビ日記

pochi0427朝、耐震偽装関連ニュースをザッピング。気になる「共謀罪」についてのニュースはないかと探しても報じる番組はありませんでした。

夜、「天才!志村どうぶつ園」を見ていてホワイトタイガーとパンダが可愛いくて可愛くて時がたってうちの猫がいなくなったとしたらホワイトタイガーを買いたい。チンパンジーのパンくんと豚のヘルシーちゃんとの買い物は見ていて(特に豚のほうが)痛々しくてかわいそうだったのですが、最後にスザンヌ・ヴェガの「Luka」が流れて、この曲は幼児虐待について歌われた歌なのでその背景に隠された意図があるのか!?と思ってしまいました。

SMAPが出た「うたばん」も見ましたが、こういう視聴率の良さそうなときは「手と手」に関するHPへの問い合わせも多いらしいから面白い。SMAP全員が踊って歌うのを見るとさすがに爽快です。JACCSのCMも久々にしっかり目に焼き付けました。「山田」ってサインするシーンはやっぱりドキッ!とします。

以降ずっとホリエモン保釈関係ニュースをザッピング。すごい報道陣の数、追跡、そして空撮。そして姉歯元一級建築士の髪が!  
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2006年04月26日

とても変な天気だったな

pochidashいつもの場所で外を見てた猫がひどく濡れそぼってニャーニャー言いながら仕事部屋に駆け込んできたので、何事かと思って窓のところまで行ってみると、外が夜みたいに真っ暗で雨は土砂降りになって家の中に降り入ってきていた。

雷も鳴り始めて、今日は出かけないといけないのに(僕は雨に濡れるのがものすご嫌いなのに)どうしよう、と思っていたら午後になると今後は妙に黄色く晴れてきて、結局雨には濡れずにすんだんですが、今日は最近の中でも一番変な天気でした。

猫のGIFアニメが出てきたので載せてみました。妙に真剣な顔で目はひし形だ。最近どのタオルで顔を拭いても猫の毛でペッペッとなる。抜け毛の季節。  
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2006年04月24日

アボカドとまぐろ

pochi0424日曜日はいつも気付くとやってきて気付くと終わっているものです。何をしたのかまったく憶えていません。

月曜日の朝のテレビで、料理の先生とレイザーラモンHGがアボカドと豆腐を混ぜる料理を作っていたのがとても美味しそうだったので真似して作ったのです。アボカドってやっぱりマグロの味覚と非常に似てるように思うんですが、うちの猫もアボカドを調理し始めると「おっ?」という顔をして足元に寄ってくる。「アボカドですよ」と緑色を見せると「あ、あれか」という顔で立ち去っていくからやっぱり猫にとっても「マグロ感」を感じさせる何かがあるんでしょうね。

健康志向のキャットフードのなかにはアボ・キャットというアボカドから作られたフードもあるので(ポチも結構美味しそうに食べてたけど高いんだよな)実は猫にも栄養価が高いんでしょうね。

しかし、アボカドってなんでこんなに美味しいんだろうか。もうマグロはいらないんじゃないかと、ときどき思う。でもびっくりするくらい美味しいマグロもあるから簡単にそうとも言い切れない。美味しい中トロとか食べたりすると感想を何も言えなくなりますからね。  
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2006年04月23日

途方に暮れて、人生論

mitakaminami土曜日の新宿南口は嫌になるくらい人が多くて新学期感があった。久々に降りた三鷹駅の南口が大改装されてスーパーのオオゼキなんかもできてて(しかも大売り出しで安くて僕は新タマネギを大量購入してしまう)違う街に来たみたいだった。

電車の中で保坂本読了、息もつかずに読み進めてしまうようなクリエイティヴィティを刺激される本でした。付箋でいっぱいになるほどだった。

ポッドキャストを更新しました。ちょっと昔の未発表デモなので48時間限定配信とさせていただきます。火曜の夜まで。春なのに全然薄着できないですね。梅雨の前にTシャツを着て街を歩けるのだろうか。


【memo】
エリザベスタウン
ノー・ディレクション・ホーム
At War With the Mystics
Juana Molina
Stadium Arcadium  
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2006年04月22日

インディアン、ボブ・ディランと保坂和志

toholife『第一印象で恐縮ですが、「あれ? ものすごい空気感じゃないの? 前からそうなんだけど、前は少し距離があったというか、遠い感じがしたというか、、、、」と思って、2003年のを聴いてみると、いままで感じていたより、季節とか時間とかの感じが直接的な感じで、ということは、

仮説(1)今回のCDによって、それまでのものまで、良さが引き出された。
仮説(2)この2年のあいだに、わたしが変わった。

と、テキトーな感想で申し訳ありませんが、今回のは特別いいんじゃないかと。ステージの躍動する感じが浮かびます。繰り返しですが、以前のより、ダイレクトな感じがします 。』



上の文章は昨年『ripple』の発売時に芥川賞作家保坂和志さんからいただいた感想なんですが、このときの嬉しさは尋常じゃなくて,僕は「ぎゃーー保坂さんーー!」というタイトルでお礼のメールをしこの言葉をホームページなどに掲載させて欲しい(出世払いで)というお願いをし、その返事に「きゃーーわたしが、保坂さんーーです。」というタイトルのメールで快諾していただいた、という経緯があります。

昨日宅急便で「途方にくれて、人生論」という新刊が届いて、非常に目にも手にも気持ちのいい装丁を目の当たりにしてまた飛び上がるくらい嬉しかったのですが、パラパラと読み始めたら止まらなくなって心がほだされる感じがして先に先に読み進めたくなって眠れなくなった。

この春の僕の関心/興味のサブジェクトはインディアン(アメリカ先住民)とボブ・ディランのついてのことで80%を占められていて、文庫版を機会にもう一度読みなおそうと思っていた「カンバセイション・ピース」も購入したまま封も開けずにいたんですが、この本はインディアンとボブ・ディランの隙間にすーっと入ってきた。

何日か前の日記に書いた “インディアンの言葉で「変化」は「死」を意味する” ということと、この本のなかで述べられた“...変化や進歩や希望や可能性というのが、ただ「いいもの」だと思い込むことが今という時代を覆っている「信仰」である..” というくだりとが僕の中で繋がって、“それに気付かない人は希望がない状態のことを簡単に「絶望」といったりしてしまうが、希望とも絶望とも関係のない人生観というものもあるのだ” という記述が、数少ないボブ・ディランのインタビュー記事での「無理矢理時代の先端を走らなければいけないとは思わない。永遠に生きていられるわけではないのだから、今は今の時代を自分なりに生きる。時代に遅れないように使う時間なんてどこにあるというのか」という発言と繋がっていくのが、個人的にはすごく気持ちよくて、明け方まで眠れなかったのです。

あと「本といったら借りるものだと思っていて手元に置かない人は、知識への愛は育たないし、当然身につかない」という一節もすぱっとして爽快だった。「本」を「音楽」と置き換えても同じことだと思いました。興味のある人、時間がある人はぜひ読んでみてください。  
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2006年04月21日

風の声を聞いてみる

pochi04211992年発表ヴァル・キルマー主演「サンダーハート」を観ました。「先住民権運動派と改革派が対立するサウス・ダコタのインディアン居留地で発生した殺人事件の謎に迫るサスペンス・アクション」という内容。

この映画の中でとにかく目を奪われるのは国定公園に指定されているバッドランズと呼ばれる地帯の筆舌に尽くし難い絶景で、たとえばこんなのとかこんなのとかが空撮や早回し撮影などで展開されるとほとんど気が遠くなってしまう。さらに、1890年冬、白人とインディアンの戦いに終止符を打つことになった大虐殺の舞台ウーンデッド・ニーの現在の姿を垣間みれるという意味でも非常に興味深かったです。

チェロキーインディアンの血をひくヴァル・キルマーの意識が感化されていく様と、「ダンス・ウィズ・ウルブス」の“Kicking Bird- 蹴る鳥” 役とはひと味違うユーモアをにじませたグラハム・グリーンのかっこよさが印象的でした。僕もインディアンネームが欲しい。「猫の目」とか「明け方の猫」とか。  
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2006年04月19日

ロスからグランドキャニオン

aomuke1996年作品「心の指紋」を観ました。「ガンで余命いくばくもないナバホ族出身の凶悪殺人犯の少年が主治医であるエリート医師を誘拐し、伝説の「聖なる山と湖」を目指す旅を描いた感動の人間ドラマ」というストーリー。

どことなく漂うB級映画の雰囲気も妙にオフハリウッドっぽくて、なによりロスからグランドキャニオンへ至るまでの風景の美しさ非現実さが素晴らしく、空撮も交えて気が遠くなるような赤い大地をうっとりと眺めてしまいました。

ネイティブアメリカンのほとんどの部族の言葉では「変化」と「死」は同じ意味として捉えられているから、「私自身が変わります!」という宣言は自己の消滅を意味することになる。なるべく自分自身の本質は変えずに暮らしていく努力が必要ですね。最近久々に読み返した8年前くらいの作詞ノートに「地図にない街に僕らはボロ自動車で旅に出る/朝の首都高はスムーズであっという間に東京を抜ける」というメモがあって、「わ、いい響きだな」と思った。  
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2006年04月18日

季節の変わり目探し

beranda0417季節の変わり目だからでしょう、うちの猫の毛がすごく抜ける。寝転がると絨毯が毛だらけだったりする。そういうときはベランダに出して布団を叩くような感じでパンパンと体をなで叩いてあげるのですが、そのときの幸せそうな、目と口を半開きにした顔を見ると自分まで幸せになる。

特に最近はいい感じの日向が部屋のあちこちにできるようになって、毛は抜けまくるけど猫は快活になっている印象があります。冬越えの後は夏の猛暑までつかの間の快適なシーズンですね。

あっという間に「夜の科学vol.6」が定員数に達しました。本当にありがとうございます。やりがいがあります。キャンセル待ち等はオフィシャルサイトで詳細をお待ちください。今日見たテレビのなかで高円寺の商店街で料理の先生とHGがカボチャとトマトの煮物を作っていたのがとても美味しそうだったので真似して作ったのです。春の高円寺はいいぞ、のんびりしてて。  
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2006年04月17日

夜の科学vol.6

kagaku6GOMES THE HITMAN.COM presents

   “夜の科学vol.6〜ペンと手帳とフォークソング”

2006年5月20日(土)@高円寺SALON/ by marbletron
開場17:00/開演18:00
前売¥2,500/当日¥3,000(ドリンク代別途)
※入場者に夜的科学限定CDRをプレゼント
出演;山田稔明

2006年初めての「夜の科学」は手帳の中だけで踊っていた新しい言葉とメロディを春の空気に触れさせたり、制作途中の最新デモテイクを披露する新たな試みです。恒例の限定CDRには未発表のフォークソングを収録します。音楽とおしゃべりで満たされたハッピーアワーにご期待ください。

GTHオフィシャルサイトにて本日17日(月)21時より入場受付を開始します。
特設メールフォームはコチラから。

【追記】
今回から、来場人数及び限定CDRの枚数を正確に把握するため、また入場時整理番号に関することや受付時の混雑等緩和のために入場申し込みの方法が変わります。お申し込みの手順をよく読んでから手続きしてください。よろしくお願いします。限定CDRには4月初めに5時間だけ配信した「目には目、歯には歯/饒舌スタンガン」の中から「目には目、歯には歯(extended ver.)」と未発表曲などが収録される予定です。

たくさんの皆様のお申し込みをお待ちしております!  
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2006年04月15日

土曜日、渋谷

apple春とは思えないほど寒い土曜日、渋谷のアップルストアにfishing with johnのインストアを見にいきました。ああ、アップルストア、いろんなものが欲しくなる白い建物だ。アコギの音がキラキラしてすごくきれいでした。

iTMS絡みで今後同じ場所でインストアの可能性もあるかもしれないので、いろんな場所に立って音楽を聴いてみましたがなかなか新鮮なイベント空間だと思いました。iTunesをインストールしている方はコチラをクリックすると、「手と手」のダウンロードページをロードします。最新作『ripple』もぜひリアルCDでお求めください。

夜は大学時代の同級生集まり。いろんな名前と顔を思い出したりして7年8年くらいなら簡単に巻き戻る。大学でを講師をしている人たちが教職免許を持ってないのにこの僕が持っているのはどういうことか。持ちぐされか。  
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2006年04月14日

The Brave

brave「デッドマン」に続いて、ジョニー・デップ監督主演作「ブレイブ」を観ました。

「ネイティブアメリカンの青年が、貧困の末、妻子を守るために、人間の死を撮影するスナッフ・フィルムへの出演を承諾。撮影までの日々を、家族との最後の幸せな日々にしようとする主人公の決心に、胸が痛くなる人間ドラマ」というあらすじ。

非常に静かで陰湿で美しい映画、現代に暮らすネイティブアメリカンの部落の貧困やそこに漂う絶望感が印象的でした。イギー・ポップが担当した音楽もよかったです。こぼれるのは溜め息ばかり。  
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2006年04月12日

風に吹かれて

bob三橋 一夫著「60年代のボブ・ディラン」を読了、1960年代のディランの言動はすべてアメリカのカウンターカルチャーの歴史と同期していて非常に興味深かった。

「人間は言葉を持っているがゆえにハイエナやライオンでもやらないような残酷なことする。ライオンはウサギを襲い食べ猫はネズミを捕まえて食べるが、ネズミの集団Aが別のネズミの集団Bと争い殺し合うことはない。人間だけが戦争において人間の集団Aと人間の集団Bが殺し合うのだ。この場合集団Aなり集団Bなりを形作るものは憎しみであったり正義であったりするが、それをかきたてるものは“言葉”なのである。」

...というような意味の文章を読んであらためて言葉の持つ残酷さ、冷酷さを考えると同時に言葉の大切さと尊さを再認識しました。膨大なカタログにおよぶディランの歌詞は意味が深遠すぎて手にあまるが真夜中にぼーっとイヤホンで聴いているとフッとハーモニカの音が左にパンしたりする瞬間にハッとしたりして、気付くと何枚ものアルバムを聴き通した、ということになるから不思議だ。  
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2006年04月11日

デッドマン

deadman魔法でも仕込まれてるのかと思うくらい何度観ても何度とも寝てしまっていたジム・ジャームッシュ監督作品「デッドマン」をついに見終えました。「舞台は19世紀の西部。とある町を訪れた会計士のウィリアム・ブレイク(ジョニー・デップ)はある娘を助けたことから胸を撃たれ、瀕死の重体のまま町を出る。しかし追っ手に後を追われ、森に逃げ込んだ彼は1人のインディアンに助けられる。 胸に銃弾を抱えた瀕死の男と、彼を助ける無口なインディアンの不思議な旅を描く異色ロードムービー」である。

結果、何度も観たくなるような非常に詩的で静的でユーモアもペーソスもあって素晴らしい映像作品だな、と思いました。ニール・ヤングの即興演奏による音楽も非常にいいし、これを聴いてるだけで絵が浮かぶ。

ジョニー・デップはもちろんべらぼうにかっこいいんですが、インディアン役のゲイリー・ファーマー(「スモーク・シグナルズ」でも名演)の演技がインディアン独特の思慮深さと意味深さを滑稽に表してて良かったです。

次の課題はチェロキー・インディアンの血をひくジョニー・デップが自分のルーツとバックグラウンドに向き合って自ら監督・主演した「ブレイブ」という映画だな。  
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2006年04月09日

健康に勝る宝物はない

pennだんだん温かくなってきて夏に薄着で闊歩する(実際は暑くてダラダラ歩くのだが)ことを想像すると、Tシャツを品定めするのが楽しくなる。レコードをパタパタパターっと指を器用に使って一枚一枚選りすぐっていくやり方がありますが、Tシャツも腰を据えてパタパタパターっとやることが良い出会いに繋がる。

春穏やかな今日は入院している知り合いをお見舞いに。休日の病棟は静かでやたら日差しの入る部屋はうたた寝には最適な感じでした。絶対ヒマだろうと思ってメタリカのDVDと大槻ケンヂの本を差し入れ。

普段元気につきあってる人がパジャマでベッドに腰かけて照れくさそうにしてるのを見るのは不思議な感じだが、退院したあとのことを前向きに話ができる幸せみたいなものをちゃんと享受しないといけないなあと、久々に病院に行って感じました。  
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2006年04月08日

ヒルズ

omote1omote2三橋 一夫著「60年代のボブ・ディラン」という本を読みながらiPodの'63年の『The Freewheelin' Bob Dylan』と'65年作『Bringing It All Back Home』で耳を塞いで電車に乗る。この辺りのディランは爆音にしても耳がつかれないし、言葉の力がすごいです。

夕方から六本木で歯医者。六本木ヒルズを見上げたあと、さらに気になっていた表参道ヒルズに行ってきました。表参道ヒルズ、外観と中身のギャップがすごい。同潤会青山アパートを一部復元した一角がレトロモダンな感じで上品、地上6階地下6階、吹き抜けで壮観。

個人的には立ち寄るべきお店がほとんどなかったが(なんか非日常的過ぎる!)、地下のDELFONICSで外国製のクリップ、ドイツ製の3Bの鉛筆、欲しかった細いポストイット、輪ゴムを買って満足、1,000円の幸せ。

さらに原宿のシカゴでナイス古着Tシャツを300円で入手。セレブな視覚とリーズナブルな支出の一日でした。東京って都会ですね。歩き疲れて筋肉痛。  
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2006年04月07日

テネシー

sazae車中のBGMはプリンスの新作『3121』、昔はとても苦手なジャンルだったはずなのに今は非常に耳に快適。ある意味R&Bの音像が一番革新的かもしれない。

作業中のadvantage Lucy石坂さんの坂の上スタジオへGIBSONのチェット・アトキンス・テネシアンというギターを持って遊びにいき、そのままドックイン。「饒舌スタッカート」、G.A.P.C.のころにステージで弾きまくってたオレンジ色の可愛いヤツなので、次のライブで生まれ変わったらいいなと願う。

右の写真は坂の上スタジオにあったサザエさん一家のフィギュアだが、マスオさんだけがいないのがなんだか意味ありげだ。  
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2006年04月06日

猫の王国

pochi0407終日新曲のデモ録音。鍵盤ハーモニカを一生懸命吹いて頭がクラクラする。ウクレレを使って作曲するといつもとはちがうコード進行の歌ができて新鮮です。ヘッドフォンをしてる僕のところに猫がやってきてあいつの口は動いてるのに鳴き声が聞こえない、という状況が滑稽で好きだ。

クラクラする頭をさらに揺さぶってくれたのがこのサイトで、ちょっと、猫が、可愛過ぎる。うちには相当甘え上手な猫がいるのでちょっとやそっとの猫には心を掴まれないのですが、これだけ様々な猫をつながれると参りました。猫好きの人はぜひ。子供が歌う「アイシアの歌」っていうのもめちゃめちゃ可愛い。だれが作ったんだろうか。

なんにせよ猫のいる暮らしがなければ書けなかったり書かなかったりしたはずの曲がなんと多いことか。感謝しないといけないなと思います、ポチちゃんに。  
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2006年04月05日

ripple in still water

pochi0406最近車の運転中に音楽を聴くときに、普段家ではなかなか聴かないディスクを6連奏にする苦行のようなことをよくやるのですが、昨日はGrateful Dead(グレイトフル・デッド)の1969年作『Aoxomoxoa』、70’年作『Workingman's Dead』、同じく’70年作の『American Beauty』を爆音で鳴らしながら東京の街を走りました。ものすごい量のディスコグラフィとアーカイブスを持つグレイトフル・デッドを切り崩していくにはまず『American Beauty』からかなーと思いました。このアルバムには僕の好きな(最新アルバムのタイトルの由来にもなった)「ripple」という曲が入っていてとにかくイアン・ハンターの歌詞が素晴らしい。

夕方から夜まで久々の西東京ファミレスミーティング。音楽の話、楽器の話、ビジネスの話、人をほめたりけなしたりの約5時間、非常に楽しい有意義で前向きな時間でした。コーヒーを飲み過ぎた。  
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2006年04月04日

目には目、歯には歯

aneye目には目、歯には歯・饒舌スタンガン
GOMES THE HITMAN


M-1. 目には目、歯には歯(作詞/作曲 山田稔明)
M-2. 饒舌スタンガン(作曲 山田稔明)
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Produced by Toshiaki Yamada
Copyright (C) 2006 GOMES THE HITMAN.COM. All Rights Reserved.



エイプリルフールの両A面シングル、ポッドキャストにて限定配信スタートしました。どれくらいの人がダウンロードしたのか知りたいのでなにかしらコメントを残してもらえたら嬉しいです。今日の夜中に配信終了します。無料で聴くのがしのびない、という人はぜひGOMES THE HITSHOPでTシャツやなんかを注文してください。

追記;公開から5時間経ったので予定通り配信終了しました。右のアートワークはカリフォルニアのモーテルのテレビに映った化け猫を僕がカメラで撮ったものを素材にしました。たくさんのコメントをありがとうございます。これからも抜き打ちで(抜き打ち?)ポッドキャストを使って何かできたら面白いなと思うので毎日ブログなりGTH関連のHPなりを巡回するようなクセをつけておいてくださいね。ちなみに、ポッドキャストってiPodとかがなくてもだれでもいつでも簡単に聴けますからね。5時間でのべ500アクセスだった。楽しかったです。  
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2006年04月03日

花散らしの雨風

kagetosakura風が強過ぎる一日。外を散歩してたらゴミ袋やポリバケツなんかがタンブルウィードのようにコロコロと僕のそばを転がっていきまくり、ちょっとした西部開拓時代のような感じでした。桜はすっかりやせてしまいました。道端、昨日の雨の水たまりに桜の花びらが。

昨日の日記に書いた両A面シングル「目には目、歯には歯/饒舌スタンガン」をポッドキャストにて日時限定でリリースすることにしました。明日4月4日(死ね死ねの日)21時から5時間だけ公開しますのでコチラへアクセスください。「目には目、歯には歯」は平和を愛でる反戦歌、「饒舌スタンガン」はメタリックなインストゥルメンタルチューンです。明日までエイプリルフール。

今日から本格的に平成18年度ですが、新社会人の皆さん新入生の皆さん頑張ってリズムを掴んでくださいね。4月から「なるトモ!」が関東では見れなくなって僕には朝のテレビがしっくりきません。リズムを掴まなくては。  
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2006年04月02日

4月バカ

bagdad2006年度ですね。エイプリル・フールには「次のシングルは『目には目、歯には歯/饒舌スタンガン』の両A面でリリース」というウソをつきました。逆に、ウソはつかれませんでした。4月まるまる1ヶ月ウソついていいならいいのに。

久々にビデオで「バグダッド・カフェ」を観ましたが、細かいところまでやっぱりいちいち憶えてて、ああ普遍的な作品だ、エバーグリーンだ、と思いました。去年の撮影旅行中に立ち寄ったバグダッド・カフェはかなり映画の雰囲気にあわせた感じに作りなおされてるらしく、ものすごい既視感を感じながら淡々と進む展開を眺めていました。

東京は夕方から花散らしの雨、来週末は跡形もなく桜は消えてしまっているのかな。あらためて桜というものが日本特有の風景だということを考える季節です。明日は桜の最後の踏ん張りを見に出かけてみようと思う。  
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2006年04月01日

メロディ・オブ・ライオット

sonvolt渋谷にSON VOLT(サン・ヴォルト)のライブを観にいきました。中心人物のジェイ・ファラーはかつてジェフ・トゥイーディーとともにUncle Tupeloというバンドで“オルタナティヴ・カントリー”というジャンルの寵児となり、ほどなくバンドは分裂、ジェフ率いるウィルコ、ジェイのサン・ヴォルトに袂を分かつことになった、という歴史があります。

サン・ヴォルトは予想通りのシンプルなアメリカン・ロックで、愛想もMCも少なく淡々と曲を演奏していきますが、冷めているわけではなくバンドのダイナミクスレンジも広い。僕はかなりフロア前方でかぶりつきでシンプルなパワーコードのロックンロールと繊細に爪弾くようなフォークソングを堪能しました。間近で見るジェイ・ファラーはうつむきがちだが思っていたよりも若々しい。ジェフの翳りのある感じ(映像でしか見たことのないが)に似た雰囲気もありましたね。予想通りの内容で、しかし予想以上に楽しめました。「コンバンワ」も「アリガト」も言わないストイックさが男っぽかったです。

今来日してるアーティストは春の桜を堪能してるだろうなあ。吉祥寺も渋谷も中野もすごかったし目黒もすごかった。

SONG LIMBOの通販ですがやっぱり予想以上の申し込みをいただいてしまって、完売してしまったものもあったりするので週末で一旦受付を締め切らせていただきます。すみませんでした。ちょっと店長の読みが甘かったかもしれないな。  
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