2006年05月31日

らせん地獄

kirit昼から新曲「スパイラル」を推敲し「スパイラル2」を、その後散歩中にひとつアイデアがわいて「スパイラル3」を、さらにご飯を食べたあとに逆転の発想から「スパイラル4」とオルターナティヴなデモRECに没頭。歌い疲れました。

途中、NHKで「その時歴史が動いた〜ベトナム戦争;戦場の真実を伝えたジャーナリストたち」が面白かった。ニュースキャスターのウォルター・クロンカイトの「権威を恐れることなく聞き、学び、議論せよ」という言葉。ここ数年様々な問題に揺れるなかでディレクターはどんな気持ちでこの番組を構成しただろうか。

昼ドラの「我輩は主婦である」に関しては夏目漱石が乗り移って以降めちゃめちゃな面白さになってきました。  

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2006年05月30日

SSDD

mirror
電車での行き帰りの中で徳井いつこ著「インディアンの夢のあと」読了、ココペリやアナサジの遺跡のことに詳しくふれられていて興味深かった。

ビデオでスティーブン・キング原作の「ドリームキャッチャー」をビデオで鑑賞。“ドリームキャッチャー”とはインディアンの魔除けのお守りだが、内容はインディアンとはまったく無関係で、退屈するひまもないくらい血だらけでダメダメな映画ですごい面白かったです。スティーブン・キングの映画化作品は当たり外れのふれ幅がすごいみたいですね。

夜、録画しておいた宮本輝原作の映画「泥の川」の途中で寝てしまいました。日をあらためて再挑戦しようと思います。  
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2006年05月29日

らせん

pochimirror今日も終日デモ録音、「スパイラル(仮)」という曲。書こうと思って書いてるわけじゃないけれども固め書きである。季節労働者のような気分です。

猫はまだうっすら汚れているが今日は天気がもったからずっとベランダにいたのですが、スズメに対してチュチュッと誘うような鳴き方をしていました。鏡に映った左右反対の顔が非常に不自然な感じでおかしかった。

雨さえ降らなければ一年の中で今が一番いい季節かもしれない。  
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2006年05月28日

デモ録音と同級生

guitars愛猫ポチがグルグルと遊んでオーラを出してくるので、ちょっと今までになかったパターンで玄関を出たところのマンションの踊り場で(階下へ降りていかないように簡易バリケードを作って)遊ばせてみた。そしたら、ポチは興奮して変な声を出しながらコンクリの床に体をすりつけ、30秒くらいで白い部分が真っ黒になった!こんなに汚れたポチを見るのは初めてで、僕は「ぎゃあ!」と叫んでポチを抱きかかえ部屋に戻り濡れタオルで一生懸命拭いたのだ(全然落ちないのだ)。

汚れたポチはある程度で放っておいて、集中してデモ録音。気づくと10時間くらい経っていてコンピュータのモニターの明かりだけで作業している自分に気づいたりもする。「字余り(仮)」という曲が完成。最近僕が発明・開発した「マトリクス作詞法」という技法の精度がどんどん高まってきましたよ。

夜、大学時代の友達と焼き鳥屋へ。33歳という年齢について考える。僕らの大学は当時巣鴨にあったので(現在の校舎は府中にある)池袋とか都電荒川線とかのことをいろいろ思い出してしまうのですが、なんだかんだいって大学時代っていうのは振り返るとトータルで「楽しかった」ということになりますね。大学時代よりも30代の方が楽しいような気もしていますが。  
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2006年05月27日

犬とか猫とか

seiyu1seiyu2昨日は終日仕事部屋で録音作業していたので街に出たくなって今日は雨が降るなかを吉祥寺までいってきました。わざわざこんな日に出かけた甲斐があって、いろいろ良い買い物ができたのですが、いつも疲れたら足を運ぶペットショップにフラッと立ち寄るとものすごい犬猫祭りが催されていて、50センチ四方くらいのたくさんの箱筒のなかにチワワやらミニチュアダックスが。

上から覗き込むとものすごく切ない顔で僕を見上げるのだ。犬好きになってしまいそうなくらい切ない目をしていました。猫たちはむき出しのケージの中にいたのですが、どうしてこんな人ごみの中で眠れるのか不思議になるくらいぐっすり眠っていました。このペットショップにくるといつも「まあ、うちの猫が一番かわいいけどな」と踵を返して帰路をたどることになっているのですが、今日はなんか複雑な気持ちでしたよ。値段に換算されると商品的に見えてしまう。

でもものすごくたくさん「売約済」というシールが貼ってあったのでみんな最終的にはいい飼い主に出会えるんでしょうね。これから共に暮らすことになる犬を嬉しそうに抱いて指で小さな額をなでている男の子が印象的でした。  
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2006年05月26日

長距離ランナーの孤独

giraff曇天、終日デモ録音。

昨日今日で「長距離ランナー(仮)」という曲が完成。またしばらく曲作りの日々か。いつも使ってないエレキギターを弾くとちょっと新鮮な気持ちになるのは、同じようにしばらくしまっておいたスニーカーを履くのに似ている。うれしくて調子に乗るとやっぱりいつものコンバースが一番足に合っていることを確信するのだ。やっぱりエレキはテレキャスターが一番しっくりくる。

夜の科学ダイジェスト前半、ポッドキャストの公開は終了しました。再配信を乞うメールもいくつかいただいていますがまだ未定です。後編は来週くらいには。

写真は市ヶ谷のキリンです。  
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2006年05月25日

ライブダイジェスト期間限定公開

fanphoto先週末の「夜の科学vol.6」の前半のダイジェストをmonoblog soundsketchにて公開しました。明朝までの時間限定での公開です。ちょっと読み込みに時間がかかると思いますが会場にいた人も来場できなかった皆さんもお楽しみください。そしてぜひ感想を。

写真はたくさん送ってもらった当日の写真のいくつかを組み合わせた画像です。どうぞ「I was here!(私はこの会場にいた!)」みたいな感じで皆さんのブログや日記に載せてみたりしてみてください。JACCSのイメージソング「手と手、影と影」を含む1年3ヶ月前に出た最新アルバムは『ripple』(何枚でもお買い求めください)、次回のライブは6月17日(土)下北沢Queにて、チケット予約はこちらからどうぞ。

今後ともGOMES THE HITMANをよろしくお願いします。  
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2006年05月24日

目に見えないものに手を伸ばす

rinopochiここ1週間のあいだずっと懸案事項だったマッキントッシュの不具合をOSX(Tiger)で上書きインストールするという策で様子を見る。だいぶ順調に動いてくれていてひと安心です。

今日電気屋で見たアップルMacBookが格好良くて安くて触った感じも新鮮で物欲を刺激される。でも黒より白のほうがやっぱりいいですね。

先日の「夜の科学6」のダイジェストを前編と後編に分けてポッドキャストで流す予定なんですが未発表曲等がある関係上、時間限定の公開にしたいと思ってます。まずは明日25日夜9時頃からから26日の朝までの間だけ公開します。再配信はしませんので友達とかにも教えてあげてください。

  
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2006年05月23日

我輩は考えつづける葦である

rino電車移動は読書がよく進む。森達也と森巣博による共著「ご臨終メディアーー質問しないマスコミと一人で考えない日本人 」読了、いろいろ頭が活性化する本でした。

今週から始まった「我輩は主婦である」がやっぱり予想通りおもしろい。昼ドラでこれだけ楽しく優しい気持ちになれるのは「はるちゃん」以来である。お昼が待ちどおしい。最近ニュースをテレビで見ずにラジオで聞くようにしています。映像は想像力を低下させてしまうときがあるのです。

写真は市ヶ谷にいたサイ。  
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2006年05月22日

この国の気分は

taisukepic続々届くたくさんの感想メール(今までで一番多いかもしれないな)と写真ありがとうございます。そんなによかったのか、ああ、僕も観たかった、という気分にさせられます。

夜、知り合いに連れられて三鷹駅近くのいなたい定食屋さんへ。昔からあるお店のようで懐かしい感じがしました。フライ盛り合わせ定食、安くて美味い。おじさんたちがビールやお酒を飲んでテレビのニュースを見ながら「ジーコジャパンっていうのは...」とか「日本の警察は凶悪犯罪を...」とか「そもそも小泉は...」とか目まぐるしく話題を変えていくのを横目で眺めていました。

写真はライブ当日のリハーサルを見にきたPLECTRUMタイスケが撮った本番に向けてウクレレを練習する僕(本番ではウクレレ間違いまくりだった。難しい!)。

ものすごく久しぶりにうちの猫の体重を量ってみたら6キロだった。言葉を失うほどものすごくショックだったが、朝起きたときにお腹に6キロの重しが寝ているというのは歌い手として知らない間に腹筋のトレーニングになっているということで、最近歌が上手になったのは猫のおかげかもしれないのだ。  
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2006年05月21日

夜があけて

gomes_060520一晩明けて日曜日は脱力感を引きずりつつ吉祥寺をフラフラ、スターバックスでだらだらしたりしながら休日を満喫。自分へのご褒美に「世界と僕たちの、未来のためにーー森達也対談集」を、SALONの壁に映し出されることでほっこりした雰囲気を演出してくれた愛猫ポチへのご褒美に「フォックス先生の猫マッサージ」を買いました。

そういえばライブの日、地下のマーブルトロン事務所でスタッフの方と立ち話をしてずっと気になっていたMARBLEBOOKSから出てる北山耕平氏による2冊の本、「自然の教科書」「聖なる言の葉」をいただきました。とてもきれいな装丁で中身も素晴らしかった。

夜の科学6は僕自身新しい機材を導入したり未発表曲が10曲あったりして良い緊張感を保ちながらやることができました。「hanalee」なんてメンバーにも渡してない最新曲だから反応が好評で嬉しい。嵐の新しい曲がすごく良くてそれを歌おうかと思ってたんですが歌詞がわからなかったんですよね。

実は最後にするつもりだった「手と手、影と影」で、調子はずれなハーモニカをセットしてしまう失態、さらに歌詞とコードをちょこっと間違ったりして「わわ!これじゃあ気持ちよく終われないかも!」と思ってもう一回パーカッション・ループとともに「手と手」をやったんですが、途中「たとーえばー♪」で大合唱になってるのが聞こえたときに、「やっぱこれはみんなで合唱するタイプの歌じゃないなあ」と可笑しくなって、しかし1回くらいこういうのもいいだろうと思いました。みんな歌えるのがわかって嬉しかったです。感想も写真もすごくたくさん届いています。ホントにありがとうございました。来月はバンド編成で新曲をやれたらな、と思ってます。

7月に「夜の科学viol.7〜旅のしおりとポストカード」っていうのをやります。みんなお気に入りのポストカードを選んでおいてください。  
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夜の科学vol.6〜ペンと手帳とフォークソング

mas_photo2006年5月20日(土)@高円寺SALON/by marbletron
GOMES THE HITMAN.COM presents
夜の科学vol.6〜ペンと手帳とフォークソング


1. 目には目、歯に歯(未発表曲)
2. 明日は今日と同じ未来(『ripple』)
3. 星に輪ゴムを(『ripple』)

4. 夢の終わりまで(未発表曲)
  〜Come As You Are(Nirvanaのカバー)
5. memoria(未発表曲)
6. かげおくり(未発表曲デモ)
 〜 Dear WOMAN(SMAPのカバー)
7. 雨に負け風に負け(未発表曲)
8. 目に見えないもの(『mono』)

9.猫のいた暮らし(『weekend』)
10. それはちょっと(小沢健二のカバー)
11.Follow Me(John Denverのカバー)
12. down the river to the sea(「rain song ep」)
13. 千年メダル(The HIGH-LOWSのカバー)

14. ミルキーウェイ(未発表曲)
  〜Puff, the Magic Dragon(Peter, Paul & Maryのカバー)
15. hanalee(未発表曲)
16. 距離を越えてゆく言葉(未発表曲)
17. ホウセンカ(未発表曲)

18. 愛すべき日々(『omni』)
19. こんな夜は(未発表曲)
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20. 会えないかな(『down the river to the sea』)
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21. ストロボ(『neon,strobe and flashlight』)
22. 手と手、影と影(『ripple』)
23.手と手、影と影(『ripple』)



快晴から一転、開場時には土砂降りでした。お疲れさまでした。楽しかったです。辛抱強く最後まで付き合ってくれてありがとうございました。次回の「夜の科学7」も充実したものにしたいと思ってます。感想とかいろいろ教えてくださいね。CDRの感想もぜひ。心地良い疲れです。おやすみなさい。

すでに何名かの方が感想メールとともに送ってきてくれていますが、「夜の科学6」で皆さんが撮った写真をneco@gomesthehitman.comまで送ってもらえませんか?見たいんです。

よろしくお願いしますー。  
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2006年05月20日

ペンと手帳とフォークソング

060520わわわ!雨だ雨だと言われてたのに朝起きたら晴れていました。「ヒャッホー!」っていうのはこういうときに発する言葉なのかもしらん、と思いましたね。

風が強いので飛ばされないようにして高円寺へ。  
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2006年05月19日

明日は今日

gori昨日と同様、近所のリハスタでリハーサル。ソロ弾き語りのときはいつもは近くのコミュニティセンター(いわゆるコミセンね)の音楽室を借りてアンプラグドで練習していたのだが、ちゃんとしたスタジオでプラグインしてボーカルにリバーブなんかもちゃんとかけて歌を歌うと気持ちいいし、最近のテーマである「がむしゃらにやらない」ということの練習にもなっていいのです。

夜は是枝裕和のプロデュースによるエレファント・カシマシのアルバム『扉』のレコーディングに密着したドキュメンタリー映画「扉の向こう」を観て静かに興奮してテンションをあげてしまい眠れるかどうか不安です。

写真は市ヶ谷で見かけたゴリラ。雨がやんだらいいなあ。  
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2006年05月18日

ブラック&ホワイト

tvpochiうちから歩いて行ける距離にある、ずっと気になっていたリハーサル・スタジオで練習をしました。いわゆる個人練習というやつで、これだと値段がバカ安い。1時間500円である。それでも一分一秒に金銭が加算されていく、というのは意識の深層に小気味いいリズムを生み出しダレることなく充実したリハーサルができました。

中沢新一「モカシン靴のシンデレラ」読了。植民地時代にカナダ先住民ミクマク族がヨーロッパ人入植者に聞いた「シンデレラ」の話と自分たちの持っていた話とに影響を受けて創作した新しいシンデレラ・ストーリー。物質主義的ではなく物事の内面にフォーカスを定めたような印象を受けました。

夜は「夜の科学6」投影用に猫とビデオ撮影。モノクロにしてみました。なんか春になって運動グセがついたからか、ちょっとやせてクールな感じがでてきたんじゃないのか、ポチよ。

オリジナル版の一種独特なオリエンタル・ゴシック的雰囲気が好きだった猫目小僧の、実写版映画が気になってしょうがない。  
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2006年05月17日

トラと猫はもはや同じ動物だ

twobrosジャン=ジャック・アノー 監督作品「トゥー・ブラザーズ」を観た。「1920年代のカンボジア、アンコール遺跡でトラの兄弟が誕生。しかし、父トラが射殺され、母トラと弟が人間の罠にかかり、兄弟は別れ別れの運命をたどる。兄のクマルはサーカスで芸を仕込まれ、弟のサンガは行政官の息子のペットになるが、1年後、彼らは思わぬ場所で再会することに…」という、トラの兄弟の話です。

とにかく子トラのときは可愛くて、大きくなったら凛々しく美しくたくましい。トラの兄弟同士じゃれて遊んでいるところはまさにうちの猫と同じじゃれかた(ヤシの実を転がしたり起用に手を使ってパンチしたり)で、僕はもう完全にトラ側に感情移入、だんだん愚かな人間やその手下の犬なんかが憎々しく見えてくる。

アニマトロニクスと編集作業に膨大な労力を注いだだろうと思われるその映像美もさることながら、とにかくトラの表情とか仕草が尋常じゃなく胸を打つので猫好きの人は観て損のない映画だと思います。

しかし、うちの猫はテレビの中のトラを見てもシラーッとしていました。「猫が見るDVD」っていうやつは体をこわばらせてかぶりつきで観るくせにな。猫が先か、トラが先なのか、種とは興味深いものだ、と思いました。  
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2006年05月16日

雨、市ヶ谷〜渋谷

dodo春がきた実感というのも桜以外にはそんなに感じなかったのに、もう梅雨なのでしょうか。僕は傘をさしてカバンを持ってギターを背負って街を歩くのが一番嫌いかもしれません。

市ヶ谷も渋谷も坂道の多い街ですがその雰囲気はまったく違う。市ヶ谷のほうが歴史力があるような感じがして、渋谷はどこか不穏な人間の活力のようなものを感じます。

写真は市ヶ谷で見かけたドードー、マダガスカル沖モーリシャス島に生息し17世紀に絶滅したとされる鳥です。週末も雨が降りそうですよ。  
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2006年05月15日

国籍を越えてゆく言葉

kagaku6giftキー!コンピュータの調子が悪くて終日キーキー言ってました。ほんとにマックが機嫌そこねるとなんにもできない。なんとか復調。

昨日はグラスゴーのシンガーソングライターAlly Kerr(アリー・カー)とPLECTRUMのライブに遊びにいってきました。素晴らしい演奏でした。打ち上げではアッキーと組んで一生懸命アリーとおしゃべりをしましたが、英語は慣れてくるとそこでサヨナラになる傾向があって昨日もそれを実感しました。アリーは僕と同い年で笑いかたが素敵な人だった。

今週末の「夜の科学6」特典CDRが完成、今回はアートワークをすべてNRS516にまかせたので、ちょっとこれを無料で配布するのもどうしたものか、というようなエクスクルーシブな感じになってます。短いインストとみんなが聴いたことのない歌が2曲入ってます。  
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2006年05月13日

雨の地下道から

chikado今日は終日の雨。特に地中深くを走る都営地下鉄大江戸線の車中で中沢新一「アースダイバー」読了。何気ない街歩きに斬新な発見の可能性を感じさせる高揚感のある読書でした。

昨日は渋谷で打ち合わせ、昨年の3月に出た『ripple』ですが、今年に入ってからの出荷枚数が昨年中の出荷枚数を越える勢いらしく嬉しい限りです。今月から社長になった知人と合流、渋谷から吉祥寺へ移動して隠れ家的なロフトダイニングで食事。

今晩は「奇跡の動物園〜旭山動物園物語〜」を見て爽やかに癒されました。動物園に行きたくなった。吉祥寺にも実は猿山があったり象がいたりする動物園があるのでふらーっと行ってみようかなとすら思った。ポチはずっと寝ていました。  
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2006年05月12日

猫日和なのだ

f6c25cfa.jpg最近うちの猫が少しずつやせてきたような印象を受ける。その理由はたぶん部屋に新しく棚を作ったこととコタツを片づけて広くなった居間で鳥の羽やねずみのおもちゃでじゃれて遊ぶことを思い出したからだろう。思えばポチにとって武蔵野の地で5回目の春、わが家にやってきてから数ヶ月の通院看病生活のあとは健康そのもので、問題は太り過ぎなことだけだったので、適正体重になってくれたらいいなあと思います。

ここ最近は中沢新一の「アースダイバー」を読みながら東京の街をぶらぶらするのが楽しい。このページも面白い。歴史とか時間っていうのはすごいものだなと殊更に考えるようになってきました。路地裏には犬ではなく猫がよく似合うのです。  
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2006年05月11日

死の谷で見た花畑

deathflower昨日に引き続きNHKスペシャル「プラネットアース」で身じろぎもできずにテレビに釘付けでした。水もすごかったけど砂漠もすごかったです。CGじゃない映像には限りがあると思っていましたがハイビジョンとかスーパースローの進歩には驚かされます。昔(AD時代)日本武道館での玉置浩二さんのライブをハイビジョンカメラで収録するライブ番組を担当したことがありますが、ハイビジョンのハンディカメラを操るには大人ふたりがかりでめちゃくちゃ重そうで大変そうだったのに今ではもっと全然軽量化してるらしい。

写真は『ripple』撮影旅行の中で偶然出くわした砂漠の中の花畑、昨日の番組のなかにも出てきましたが、地表や地中で乾燥していた種子が年に数度の雨を機会に一気に芽が出て花開いた状態のようです。このとき僕はすごく疲れてたんですが目の前の夢のような風景に一気にテンションがあがったのです。

テンションがあがったといえば、Red Hot Chilli Peppersの新作『Stadium Arcadium』を聴きました。ものすごいクオリティとボリューム、ハイファイなロックは耳に新鮮です。男子必聴の1枚ではないでしょうか(女子もだ)。  
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2006年05月10日

告知いろいろ

pochizon昨日に引き続きNHKスペシャル「プラネットアース」で身じろぎもできずにテレビに釘付けでした。映像的にグロいところもあったがうちの猫的には興味津々らしく僕と同じように身じろぎせずにテレビを眺めていました。第4章の次回は砂漠、『ripple』のアートワークを撮影したデスバレーも出てくるみたいで楽しみです。

ところで、次のライブは9月のはずだったのですが6月にバンド編成でのライブをやることになりました。久しぶりにadvantage Lucyと、さらにLucyの韓国でのレーベルメイトとのイベントです。土曜日なので皆さんぜひ遊びにきてください。


“NICE TO MEET YOU! ”
2006年6月17日(土)@ 下北沢CLUB Que
w/ advantage Lucy(Japan)
mongoose (Korea) 、strawberry TV show (Korea)
開場/開演;18:30/19:00
前売/当日;¥2,500/¥3,000(税込/ドリンク代別途)
チケット;チケットぴあ(Pコード;229-772)
ローソンチケット(Lコード;31568)会場店頭(5/17〜)


ミュージック・ウェブマガジンPLAYLIST MAGAZINEにシチュエーションに応じて僕が選曲するコラムが数回に渡って掲載されます。プレイリストとともに音声での解説もお楽しみいただけます。第一回目は今日から掲載。郊外へのドライブを演出する10曲です。こういう書き物すごく好きなので楽しく書けました。  
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2006年05月09日

地球ってすごい週間

sfneko昨日に引き続き夜はNHKスペシャル「プラネットアース」で身じろぎもできずにテレビに釘付けでした。僕がデビュー前、テレビ制作のADの仕事をしていたときにNHK衛星の「滝のアリア」という番組に関わったことがあって、それは日本の有名な荘厳な滝の前でクラシックの演奏者の方が演奏をする、というシュールで美しい番組だったのですが(それが僕の最後の仕事だった)そのときに行った四国の雪輪の滝、竜王の滝、大樽の滝などのことを思い出しました。やっぱり川とか湖とか海とか、水ってすごいですね。

ポッドキャストを更新しました。ラウンドテーブル北川くんとしゃべってます。GTHデビュー当時のライブ構成がラウンドととても似ていたため当時所属していた事務所の意向かなにかでまったく交流する機会がなかったんですよね。すごく貴重な古くからの友だち。

曇り空の日が続きますがみんな5月病を理由にして気まぐれに街や山や海に遊びにいったりしましょうよ。油断してるとあっという間に猛暑酷暑がやってきますよ。  
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2006年05月08日

God Only Knows

pochitanaビデオでイザベル・コヘット監督「死ぬまでにしたい10のこと」を観た。「若干23歳にして余命2ヵ月と宣告されたアンは、そのことを誰にも話さず生きることを決意する。彼女は“死ぬまでにしたいこと”リストを作り、死ぬための準備を始める」という話。

主演のサラ・ポーリーは「ドーン・オブ・ザ・デッド」のときとはまったく印象が違って自然体で美しかったです。淡々と進む話の中でニルヴァーナ、ミリ・ヴァニリなどの固有名詞が効果的でビーチ・ボーイズの鼻歌も感動的でした。「この気持ちが晴れるのならば世界中のあらゆる麻薬を試してみたい」という台詞が印象に残る。いろんなことを考えさせられる映画でした。

NHKスペシャル「プラネットアース」の強烈な映像美にも感嘆符の嵐。まばたきもできないような1時間でした。なんでこういう映像が撮れるのかよ、と口をあんぐりしてましたが、最後に紹介された新開発のフローティングカメラを見て納得。NHKはどんどんこういうお金の使い方をするべきだ。今日も明日もあさっても夜やるので興味のある人は見てみてくださいよ。「プラネットアース」すごいです。こういう星に住んでるんですよ僕らは。  
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世代を越えて

kichi0507個人的には今年のゴールデンウィークは4月29日と30日のグレン・フィリップスで始まったのですが閉めは吉祥寺音楽祭でした。2日間のグレンのライブ会場で昔からいろんなライナーノーツや訳詞やブコウスキーの翻訳で慣れ親しんできた中川五郎さんに初めてお会いして少しお話をさせてもらって感動したのだが、その中川さんが吉祥寺音楽祭の最終日に駅前特設ステージに出演されるというので雨のなか歩いて行ってきたのです。

着いたらちょうどハンバートハンバートが演奏していて和製アメリカーナという風合いの良い歌を聴かせていてちょっとくらいの雨も気にならない感じになって、中川五郎さんのステージの頃にはだいたい雨もやんだ。五郎さんはバイオリンにHONZIさん、ギターに中川イサトさんという豪華な布陣でいきなりアコギの弦を2本切るという50歳を越えた大人とは思えないような気持ちのいいテンションで、高田渡さんの「告別式」をカバーしたり「Mr.ボージャングル」に日本語を乗せて歌ったり。最後に歌った「90センチ」という歌が和製ヴェルベットアンダーグラウンドな感じで感服しました。

30歳を越えてから「どういうふうに歳をとっていくか」ということをぼーっと考えるようになって、それでも答えはまだ出ないんですが、思春期の頃に大好きだった歌い手の現在形を目の当たりにしたり同世代と話し込んだりいろんな時代を生きてきた先人の優しさに触れたりして有意義な1週間ちょっとの黄金週間でした。みなさんはどうでしたか?

いよいよ「夜の科学6」の準備にも本腰が入ってきましたよ。聴きたい曲があったらコメントに書いてみてください。やったりやらなかったりしますからね。心を切り替えて日常を暮らしていきましょうね。  
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2006年05月07日

同世代の集まりは

pochi0507うちの猫は最近ベランダに出て気ままに毛づくろいしたり階下の往来を眺めたり電線にとまったスズメの気をひこうと鳴いたりするのが好きだが、僕はどこかにピョンと飛び乗って下に落ちたり外に出てしまったりカラスから襲われたりしないか気が気じゃない。僕と猫の心境の間をとっての妥協点としてリードを買ってきました。以前も試したことはあったのですが、その頃ポチはアンチ首輪猫だったのですべてが不快だったらしいんだけども、ファイテンのチタン首輪をつけるようになったのでリードを結びやすい。放っとくとずっとベランダにいます。

先日はゴールデンウィークの下北沢へ行ってきた。ディスクユニオンは国外からのレコードコレクターも溢れて盛況、僕はエディ・ブリケルの『星に輪ゴムを』を105円で救出、これで3枚目の『星に輪ゴムを』。ボブ・ディランの『血の轍』は700円。僕と同い年のディランが作ったこのアルバムは最近聴き込んでいる他のどのアルバムよりも歌が優しく切なく響く。すごく美しい音楽だ。

夜はCLUB Queに遊びにいき、打ち上げで朝まで。プレクトラムのみんなやラウンドテーブル北川くんやノーナ郷太くんとか同世代で良い話を。いろいろ頑張ろうと思いました。春になって夜が短くなった。気付くとすぐ朝だし、しかし気付くとすぐ夜だ。  
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2006年05月05日

なりたい大人になる

pochi0505昼間は陽気でも夜はやはり涼しく気付くと猫が丸くなっています。昨日の夜テレビを見て笑っていたらJACCSの新しいバージョンが流れました。

サーフィン編、バイク編の次はキャンプ編、CM監督はこれまで通り佐藤信介さんです。今の季節にばっちりな感じのドライブにでも出かけたくなるような風景、湖、山の稜線。HP限定の60秒バージョンは特にその風景が目に気持ちいいです。こういうCMのバックで使われる「手と手」は幸せな曲だなあと思います。

CMページでは『ripple』発売から1年経って改めて書いた僕の曲解説を載せてもらっています。JACCSの電話窓口の保留音は「手と手」らしいですよ。

あらためて「手と手、影と影」およびアルバム『ripple』をよろしくお願いします。  
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2006年05月04日

今年もゴールデン・ウィークだ

kichi0504ゴールデン・ウィークの谷間には自分より10歳くらい若い子たちとお酒を飲んでちょっと若返った気もして、春はやっぱりリフレッシュする季節だなあと思った。

猫のフードがなくなってので吉祥寺で買い物をしたんですが、やっぱりいつもの数倍の人出で東京郊外のゴールデン・ウィークの風景でした。ふだん適当にダラダラ暮らしている僕なんかは、変な話ですが、みんなが休んでると妙に不安になってきて「みんなが休んでるのに自分が休んだらダメだな」という思考になってしまう。僕らみたいなタイプの人間はみんなが寝てるときとか休んでるときに働かないといけないような気がするのだ。残りの休日は録音作業に没頭することになりそうです。

それと「夜の科学6」キャンセル待ちの方で本日までにお知らせがこなかった人は今回ごめんなさい。次の機会を楽しみにしていてください。ご来場の皆さんに配布するCDRも完成しました。あと2週間ちょっとですね。僕も楽しみにしてます。  
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2006年05月01日

Glen Phillips来日公演@鎌倉Cafe Goatee

moleskinグレン・フィリップス2日目、思い立って車で鎌倉へ。ドライブ日和の暖かい春の日でした。バンド時代の、特に『Pale』『Fear』という2枚は僕の大学受験勉強のBGM(歌詞と訳詞を徹底的に読みふけることで当時僕の英語の成績はグンとあがった!)だったので、十数年後の2006年に第三京浜から横浜横須賀道路の風景を眺めながら爆音のカーステレオで聴いている状況が不思議な感じ。

カフェ・ゴーティーは30人強で満員、マイクもスピーカーもつながない完全な生音での弾き語り。これ以上の幸福感はないな、というシチュエーションでした。アンプリファイされてない繊細なギターの爪弾きや囁き声や張った声やブレスとか、グレン・フィリップスという生身の人間を感じられてクラクラしました。グレン本人も前日よりリラックスして見えたし、スタッフや会場の皆さんのピースフルな雰囲気がいい磁場を醸し出していたような気がします。

途中僕は「Walk on the Ocean」という曲をリクエスト、グレンは「ハーモニーを歌える?」と聞き返してきて僕は「Yes」と答えました。1991年発表の『Fear』という、僕の人生の何枚かのひとつに入るだろうアルバム1曲目の曲、いたるところから自然発生的にハンドクラップやシンガロングが聞こえてきた。リリカルで深遠な彼の歌詞を少なくない数の人々が口ずさんでいる空間を僕はすごく愛おしく思ったし、遠い異国の地でのシンガロングをグレンはどう感じだだろうか。

「I Will Not Take These Things for Granted」という曲でグレンはセカンドアンコールをしめくくりました。これはアルバム『Fear』のクロージングソングで、庭の花や廊下の笑い声や公園で遊ぶ子供たちとか寝室で流れる音楽とかそういう類いのものを当たり前のことだとは思わずにこれからはひとつずつすべてのことを大切に思うようにしよう、という内容。僕の大好きな歌で、『omni』収録の「california」の英語詞と『ripple』収録の「ドライブ」のサウンドはこの曲から大きな影響を受けています。

2時間強のライブはスティービー・ワンダー「Sir Duke」のカバーで盛況のうちに終了。その場にいたみんなが満足で楽しくて幸せだったと思います。僕は歌詞のネタ帳として使ってるモレスキンの五線譜手帳にサインと「美しい音楽を書こう!」というメッセージをもらいました。嬉しかったです。ありとあらゆる神に感謝したくなるような夜でした。ネタ帳を開くたびにそのメッセージを読み返してこれからも頑張ろうと思います。  
Posted by monolog at 11:09Comments(2)TrackBack(0)