2006年10月31日

クリスマスキャロルを

pochi061031halloween昨日からずっと「夜の科学vol.10」で入場者の皆さんにプレゼントするCDRのための録音をひとりで部屋にこもってやってました。去年のこの時期も著作権の切れているクリスマスソングを探してましたが今年も同様にクリスマスソング1曲ともう1曲書き下ろしが入ったものになると思います。

今朝窓の外のすぐそばにスズメがチュンチュン鳴いていて、うちの猫がものすごく興奮してそのスズメに話しかけるようににゃんにゃん鳴いていたのでそれをササッと録音してクリスマスソングの中に織り交ぜました。僕の知り合いに張り子職人がいるので、ポチ張り子化計画を本格的に進めようと思います。

音楽とハロウィーンとちびまる子ちゃんで暮れた一日でした。  

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2006年10月30日

猫考察

pochi061030_2pochi061030_1猫はこんなかわいい顔をしているけどトラの仲間なので、元来は肉食です。だからぬるめの飲み水を好む。血の温かさくらいのがちょうどいいらしい。写真は僕に抱かれアニマルプラネットで鳥の番組を見てるときの野生の眼のポチです。

最近夜が長くなって僕も起きる時間が遅くなってきましたが、朝方6時ころに決まって猫が僕の毛布を爪でカシカシして布団の中に入ってくるのが嬉しい(しかし肉球が冷たくてヒヤっとなる)。この11月でポチはうちに来て5年になります。記念に張り子の猫でも作りたいくらいです。  
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ガス・ヴァン・サントの時間が流れる

lastdays
ガス・ヴァン・サント監督作品「ラスト・デイズ」を真夜中に観た。ニルヴァーナの"カート・コバーン"の最期の2日間を描いた、ということで「カートファン・音楽ファン必見の作品」と銘打たれていますが、ガス・ヴァン・サントが好きじゃないとしんどいのではないかと思ったけど(僕は途中で5回寝た)作品通して流れる混沌とした時間感覚は新鮮でした。

続けて同じくヴァン・サント監督による「ジェリー」を観ましたが、この映画の中のアメリカ中西部の砂漠と岩山と塩湖と空の色は奇跡的な美しさでした。彼の作品では「エレファント」もその色彩と静謐な雰囲気がすごく良い。でも万全の体調で観ないとすぐ寝てしまう。

映像とは雄弁だ。それに負けないようなメロディと言葉が音楽には必要だ。  
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2006年10月29日

Dust has come to stay

paristexasしばらく入手の難しかったヴィム・ヴェンダース監督作品「パリ、テキサス」をDVDで観た。ヴェンダースの「夢の涯てまでも」は何度トライしても毎回寝てしまうのに「パリ、テキサス」は緊張感が持続してあっという間だった。舞台がアメリカのヴェンダース映画※には否応無しに惹き込まれてしまう傾向があります。ライ・クーダーの音楽も含めて文句のつけようのないロード・ムービーでした。

10年前くらいに好きだったメキシコ70という英チェリー・レッドのバンドの『Dust has come so stay』というアルバのムタイトルは「パリ、テキサス」の冒頭に出てくるドラッグストアの黒板に書いてある文章から引用されていて、それも確認して10年前と現在と1984年が繋がった気がした。久々に聴いたメキシコ70がとても良かったのだ。



ランド・オブ・プレンティ
アメリカ、家族のいる風景  
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2006年10月28日

深夜の饒舌ミーティング

t&a_1t&a_2金曜日、終日仕事部屋にこもって新しくできた曲のデモ録音。9月に「悲しみのかけら」という曲を書いて以来の新しい曲だが東名阪ツアーの後だけに自分でもどういうのができるのか楽しみだった。11月の弾き語りで試してみようかと思います。

夜、ふらっとでかけてアッキー&高田のPLECTRUMチームとファミレスミーティング。知識に貪欲な同世代が集まると話の内容が多岐に渡って面白い。蒼井優、コブクロ、新渡戸稲造とフリーメイソンなどの話で4時間、たくさんしゃべって気分が軽くなった。できたばかりの曲を2人ほめてもらって帰宅。

明けて土曜日、朝から六本木、新宿、吉祥寺と散財。気持ちいい秋の日だ。  
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2006年10月27日

書物の森

lib昔から図書館が好きで少なくとも1ヶ月にいっぺんは通っています。図書館はだいたい空調が効きすぎていて眠くて快適だ。

受験生のころはよく町の図書館で勉強していましたが、図書館にはなにか頭が良くなるバイブレーションみたいなものが漂っていて家にいるよりも感覚が冴えるような感じがする。ふと回りを見回すとおじいさんが寝てたりするのもいい。緊張と弛緩ですね。

そして「ホーボー アメリカの放浪者たち」という本を立ち読みしてたら面白くなってそれを借りたのだ。書籍の森で森林浴という一日。  
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2006年10月26日

猫町2daysソールドアウト!

5p_gth“猫町オーケストラvol.13〜ジングルベルと街灯り”公演は両日とも定員数に達するお申し込みをいただきました。現在キャンセル待ちのみ受け付けております。全国各地から(北海道から沖縄まで!)たくさんの皆様のお申し込みありがとうございました!感謝をこめてポッドキャストにて“ripple-ism 2006”東京公演のライブダイジェストをポストしました。24時間限定公開です。感想を聞かせてください。

みなさんの熱いご声援に心から感謝します。今後ともGOMES THE HITMANをよろしくお願いします!

キャンセル待ち受付→http://2222.gomesthehitman.com/  
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2006年10月25日

たそがれる街

tasogare昨日からうって変わって快晴の秋晴れ。外出しなければいけない気分になるくらいの空の色だった。

吉祥寺を西へ東へ。たくさんの買い物とウィンドウショッピング。マシュマロ入りのココアを買いました。諸々の作業と原稿書き、ホームシアターセットをいじくりたおして日暮れ。夜がどんどん長くなっていく。

明日から「年末猫町」の受付が始まるので、猫町に向けての準備もそろそろだ。皆さんからのリクエストを参考に2日間異なるセットリストを考えようと思います。今年はちゃんとビンゴゲームをやろうかなとも思っています。何はともあれ今年最後のGOMES THE HITMANなので後悔のないようにしたいです。皆さんも見逃さないようにしてくださいね。

思えば2000年からこっち(病気した2004年以外は)クリスマスはいつも猫町だ。連想ゲームで「クリスマス」っていう題がでたら「猫町!」って答えてしまいそうです。去年のセットリストアはここここ。  
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僕は陽気な鼓笛隊

planesky一気に寒くなって東京は15度を下回りました。初雪という言葉もニュースからは流れてくる。10月っていつもこうだったっけな、と毎年10月になると思いを馳せるような気がする。

火曜日、風吹きすさび雨降る中渋谷へHARCOを観にいく。やる気を刺激されるような良いライブでした。HARCOもGOMESも来年でCDデビュー10年になる。自分のことは客観視できないままだが、「HARCOが10年かー」と考えるとすごいことだとも思う。たくさんの友だちにあってたくさん話をして気分が軽くなって雨の中を帰った。

5.1サラウンドのホームシアターセットが居間に導入され、新しいラグマットを敷いた。猫は新しい段ボールで遊びまわり今はフサフサのラグの上でだらしなく寝ているのだ。なにかすごい音がするようなDVDを買ってこようと思う。  
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2006年10月24日

インディアン探求の旅

sioux_thopi_tまだまだあるインディアンTシャツ。出会ってしまうのだ。ブラウンに白のプリントはホピ族の精霊カチーナをモチーフにしたもの。モニュメントバレーのお土産でいただきました。黒に白とグレイのプリントのほうはスー族の高名なメディシンマン、ローリング・サンダー関連のロックな感じのT。

こないだのツアーでファンの方からインディアンの切手をプレゼントされて、「わ!シ、シシ、シッティングブルだ!!」と興奮し「誰ですかそれ?」と熱を冷まされたのですが、古着屋でも僕は「わわ!ロロロロ、ローリング・サンダーって書いてある!!」と一人ドキドキしたりするのです。

最近はアメリカに遊びにいく友だちにもパリに行く知り合いにも「インディアンのものがあったら買ってきて」と頼むのですがだいたい世界中どこにでもインディアン絡みの品物があるから不思議だ。奥が深すぎて抜け出せない。  
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2006年10月23日

雨の一日

navajo_mug昨晩からずっと雨降り。家にいても肌寒い日でコーヒーをたくさん飲んだ。

夜の科学vol.10受付時に書いてもらったリクエストを集計してみた。抜きん出て1位は音源化されていない「hanalee」だった。次が「忘れな草」で同率3位が「ホウセンカ」と「夜明けまで」となる。ベスト4に録音されてない曲が2曲入っていることが個人的にはすごく嬉しい。

太田光・中沢新一著「憲法九条を世界遺産に」を読んで印象に残ったのは中沢氏による、戦後日本国憲法草案を作るときにアメリカ政府はインディアンの思想を参考にしたのではないか(先住民イロコイ族が部族間の争いをおさめるために作った「イロコイ連邦憲章」に似ている、という点)という言及で、そうなるとアメリカは自らが殲滅させた先住民の思想を理想とし、自己反省のもとで日本国とともに日本国憲法を作った、とも言えるのではないかと思った。もうひとつ、太田氏による「SMAPの『トライアングル』という曲がすごくいいと思った」というのは同感で、昨年末にテレビで見てやたら感動したことを思い出した。SMAPが反戦歌を歌うことには大きい意味と威力があると思いました。

3年くらい前に中野の公民館の小さな映写室で観た鎌仲ひとみ監督による映画「ヒバクシャ ~世界の終わりに~」がちょっと前にDVD化された。今はまた中野で「六ヶ所村ラプソディー」をやっていて、早く観にいかなくちゃ!と思っています。  
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2006年10月22日

猫がかわいすぎる秋だ

pochi_wpなんだか最近うちの猫が僕の顔を見て「ニャっ!(正確にはブルニャっ!)」と短く鳴いて逃げるんです。で、「ええ!?なんかやん!おれなんかしたか!?」と後を追うと物陰から僕の足に襲いかかってくる。つまりとても調子がよく機嫌がいいらしい。過ごしやすい季節だからでしょうか。今日はちょっと早いけどホットカーペットの準備をしたのです。僕が納戸からホットカーペットを出すのをそわそわと見上げる猫はちょっと尋常じゃないくらい目をキラキラさせていました。

かわいい写真が撮れたのでそれをマックのデスクトップに貼った。みんなにもこの可愛らしさを分けてあげたいと思ったのでポチ壁紙秋冬号を作りました。殺伐としたオフィスのPCなどで使ってみてください。まだ電源はつけてないけどやはり今日から猫はホットカーペットの上でたまに爪を研いだりしながらずっと寝ています。

  
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2006年10月21日

吉祥寺雑貨屋パトロール

nakamichi_st夕方から吉祥寺散歩。中道通りは雑貨屋が多くあっという間に時間が過ぎていく。ボールペンやステッカーやワッペンなどどうでもいい物ばかりを買う。紀伊国屋の裏の公園に誰かがウサギを数匹遊ばせていて幸せな風景だった。

この1週間何もしなかった、とも言える。ライブを観にいったり掃除したり本を読んだりDVDを観たり音楽を聴いたり「Dr.コトー診療所2006」でびっくりするほど嗚咽したりの日々でした。

西部劇と音楽と書籍リストを徒然と。クリント・イーストウッド主演「夕陽のガンマン」、Lemonheads『The Lemonheads』、Bright Eyes『noise floor』、Owen『At Home With Owen』 、石川清著「自分発見の旅アメリカ横断」、太田光・中沢新一著「憲法九条を世界遺産に」、本間 正樹著「コヨーテは赤い月に吠える」など。このなかでは特にBright Eyesレアトラック集と「憲法9条を...」をリコメンドします。雑誌「en-taxi」の大竹伸朗・MJ・リリー・フランキーの武蔵野美術大学出身者対談が面白かった。リリーさんと井上陽水氏の対談も優しいほっこりした気分になった。

ところで、僕とうちの猫との関係はわずかなコミュニケーションと遥かに大きなディスコミュニケーションによって成り立っているのですが、基本的には人間社会もそうなのだ、ということを改めて考えている。かつて僕が書いた「分かり合って誤解し合って暮らせたなら」という一節は言い得て妙だ。コミュニケーションとディスコミュニケーションを天秤にかけてその揺れに注意しながら日々を送ることがこの時代には一番大事なのかもしれない、と。  
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2006年10月20日

6連続ソールドアウト

ymdt_up“夜の科学vol.10”は定員人数に達しました。全国津々浦々から本当にたくさんのお申し込みありがとうございます。もうしばらくキャンセル待ちの申し込みを受け付けますので急いでください。楽しい高円寺の夜にしたいと思います。夜の科学は去年冬のvol.6から6連続ソールドアウトということになりました。小さな空間ですが優しい楽しい幸せが濃縮されたような3時間くらいが季節ごとに繰り返されてるのが嬉しいです。もう息も白くて寒い12月の土曜日のことを考えています。

みんなに書いてもらったリクエスト欄も興味深く読ませてもらいました。当然全部やれるわけじゃないけど“夜の科学”と“猫町2days”でどうにかカバーしていきたいと思ってますので、12月は頑張ってイベント参加してください。初めて購入したGTH作品っていうアンケートも見事に均等に分布していて、そのバランス感覚の美しさにあらためて驚嘆。

Tシャツは男ものサイズがほぼ売れてしまいました。いつもよりたくさんメンズサイズが売れました。女子サイズは、ライブ会場ではチャコールのほうがダントツの人気だったのですが通販ではエスプレッソが人気です。個人的にはオレンジ色が一番きれいなんだけどな。カーゴパンツとかと合わせたらアースコンシャスな感じですごく地球に優しい人に見えますよ。  
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2006年10月19日

夜の科学vol.10

pochi061019とうとう開催回数2桁突入の“夜の科学”、12月9日公演の入場申し込みが始まりました。たくさんのお申し込みお待ちしています。

新作Tシャツ通販に関してはチャコールとリーフのメンズサイズが売り切れました。カリフォルニアオレンジもとても鮮やかで待ち合わせに重宝しますよ。

いろいろよろしくお願いします。  
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渋谷世田谷吉祥寺

marsh水曜日、午後から人と会って打ち合わせやご飯などいろいろ。旅に憧れたり新しいことを始めてみたくなったりするから人と会うのは刺激的だ。

温かいコーヒーを頻繁に飲むようになって、吉祥寺のKALDIで大粒のマシュマロに惹かれました。ココアにいれたりコーヒーに入れたり焼いて食べたり、だからアメリカ人は大柄なんだな。

今晩21時から“夜の科学vol.10〜沿線の秘密基地”公演の入場申し込み予約が始まります。今年春のvol.6から4回すべて大盛況完売のイベントですので申し込みはお早めに!現在入場特典CDRを鋭意制作中です。詳しくはこちらから。ちょっとしたアンケートもありますのでよろしくお願いします。  
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2006年10月18日

秋の天気を楽しむ

hamonica気持ちの良い天気。暑くもなく寒くもないのでフラっと吉祥寺を散歩。今日はさとうのメンチカツの列が長かった。天気がよかったからだろう。

夜の科学vol.10の入場申し込み受け付けを明日19日(木)21時から開始します。詳しくはこちらをチェックしてみてください。

新作Tシャツの通販が始まりまして、すでにサイズによっては完売してしまったものもありますが、ほんとによく出来たデザインの自信作なのでぜひライブに来れなかった人もこれを来て街を闊歩してほしいです。通販はこちらから。

やることはたくさんあるはずなのに、何から手を付けたらいいのかわからない季節だ。  
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2006年10月17日

GOMES THE HITSHOPよりお知らせ

orangeTオンラインショップGOMES THE HITSHOPでの“ripple-ism 2006”ツアーグッズの通販に関しまして、まず新作Tシャツから販売開始することになりました。「fortune ripple-cat(リプル猫ブローチ)」と「GTHエコバッグ」は現在追加作成中でもうしばらく時間がかかるためこのような形・タイミングでの発売とさせていただきますことをご了承ください。

日付が10月18日(水)に変わって間もなくの販売スタートとさせていただきます。各サイズともに数に限りがございますのでお早めのご注文をお薦めします。また「fortune ripple-cat(リプル猫ブローチ)」と「GTHエコバッグ」の販売に関しては追ってお知らせします。(GTH SHOP staff)


GOMES THE HITSHOP

追記;Tシャツ通販開始しました!!  
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あらためて猫の話

pochi061017_1pochi061017_2ワンマンのときにファンの方からいただいた「あさひやまどうぶつえんペンギンチョロQ」に対する猫の反応がすごい。おとといのNHKスペシャル「プラネットアース」も食い入るように見ていたポチだが、ちょこちょこと予想もつかない動きをするものに興味がつきないのだろう。

最近お客さんからポストカードをさして「この猫ちゃんは山田さんちの猫ちゃんなんですか」とよく聞かれます。GTH=山田=猫=ポチという方式を当然のことのように前提にしてブログを書いたり猫ポストカードを売ったりしてるのですが、あらためて猫について書いてみます。

うちの猫は名をポチといい三毛猫のメス、もともとは写真家の斎門富士男さんの葉山の邸宅で飼われていたのです。「饒舌スタッカート」というシングルのジャケット撮影を斎門さんにお願いした2000年冬に初めて出会い数十匹いた猫の中からポチはCDジャケットの表紙を飾る猫に選ばれたのです。

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2006年10月16日

休みのような、そうじゃないような

pochi1016週の始まり月曜日、今日は終日ドットコム本部にてツアーグッズの清算作業や支払い、通販の準備などの事務仕事デイ。

とにかくTシャツもリプル猫ブローチもバッグもCDもよく売れた。こんなに繁盛するとは思わなかった。僕のマーケティングリサーチは見事に(いいほうに)外れました。“ripple-ism 2006”ツアーグッズ通販に関しては現在準備中でまた追ってお知らせしますが、オンラインショッピング分のTシャツは数に限りがあるので(特に男子サイズは残りわずか)気をつけておいてくださいね。追加プレスも考えましたがこれまでのGTHオリジナルTシャツは売り切れたら欠番、という方針でやってきたので今回も同様にします。

リプル猫ブローチ(fortune ripple-cat)は結局トータルで200個近く売れてしまい(男子も嬉々として買ってくれてるのが嬉しかったな)、こちらは現在追加発注中です。大阪で買えなかった皆さんももうしばらく待っててください。エコバッグの通販分に関してはiPodみたいに無料パーソナライズサービスをやろうということになりました。僕が猫の絵でもなんでもみなさんが希望するものを描いてお送りする(もちろん何も描かないまっさらな状態でもいいですよ)というのをやるつもりです。これももうしばらく待っててください。

こうやってあらためてグッズ関連の品物を並べて眺めてみると、CDデビューしてこれまでバンド名のロゴマークが変わってないっていうことがこの妙な統一感を生む要因なんだなあと感服している。

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渋谷をのぼって降りて

5p_gth_2まだ浮き足だってぼんやりしている日曜日。夕方から渋谷へ。さすがに休日の渋谷はひどい混みようだ。テレビでよく見るひどいメイクの女の子たちとすれ違うときに顔を凝視してみた。ちょっと笑った。

1週間ステージ側にいたので誰かのライブが観たくなって、まずはクアトロ、吉祥寺のワンマンでギターを弾いてくれたアッキーがサポートするオオゼキタクくんのライブを覗く。よく練られたアレンジと構成で“ポップ・シンガー”という感じで楽しかった。アッキーもゆらゆらと気持ち良さそうに弾いていました。

坂をのぼって今度はアメリカから来たザ・レッド・クレイオラのフロントアクトをイトケンさん率いるHarpyが務めるO-nestへ。イトケンさんは家が近いのでいつも美味しいコーヒーを飲ませてもらったり普段見ないCSの音楽チャンネルをおかずにあーだこーだダラダラとおしゃべりするのが常で、僕は実はイトケンさんのメインバンドであるHarpyをこれまでちゃんと意識的に聴いたことがなかったかもしれない。音の上品さとステージの佇まいにしびれた。イトケンさんのドラムは音楽的で大好きだ。レッド・クレイオラはメイヨ・トンプソンの貫禄のギターと声、ジョン・マッケンタイア(トータス)のパワフルなドラムが圧巻でした。

今度は階段を登って7th floor、友だちが企画したイベントだったので遊びにいった。大阪からステンレスが来ていた。ソフテロのサポートにはワンマンにも遊びに来てくれてたタマコウォルズの面々。盛況。3つの会場をはしごしてたくさんの人に会って、意外と空いてる井の頭線で帰宅。

長袖+Tシャツの重ね着にネルシャツを重ねてももう夜は寒い。もうちょっとダラダラする。  
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2006年10月15日

日常/週末

spc_fanphoto土曜日、午後からふらっと六本木へ。僕は定期的に口内炎に悩まされるのですが(ツアー開始時にはあったが今はない)歯医者さんにはやたら効果的な口内炎の薬がある、という噂を聞いて行きつけの歯医者さんでねだってみた。見たことのない塗り薬をひとつもらって嬉しい。早く試してみたい。

1週間ステージ側にいたので誰かのライブが観たくなり、ちょうど大阪からイラストレーターの中村佑介くんがSAILSを率いて下北沢に来ていたので遊びにいく。会場で小説家の柴崎さんに偶然会った。そういえば中村くんと初めて会ったのは大阪のDigmeoutで柴崎さんとお茶してるときに同じ場所に彼が画展の打ち合わせに来たときだった。

楽しく談笑して帰路、長袖と半袖のTシャツを重ね着した格好ではどうにも寒くて、また新しい季節だ!と思ってちょっと嬉しくなった。  
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ripple-ism 2006再考

gth_red終わった。しんどいツアーでした。名古屋、大阪、東京とたくさんのご来場ありがとうございました。皆さんに楽しんでもらえたのなら僕は嬉しい。

東京に戻ってきての吉祥寺でのライブはツアーファイナルに相応しい会場の雰囲気が心地よくてなんだかいつもよりニコニコしゃべってしまったように思います。僕は開演直前にいつも行くSEIYUの無印良品でサインペンを買い地下の食料品売り場でバナナを買った。いつもやるように車道を横切ってスタパに戻るときに吉祥寺でライブをやるのってなんかいいなあ、と思いました。

今後年内の決まってる予定は以下のように。

11月10日(金)@渋谷 O-nest
Softly! Nights! Vol.3
w/Quinka, with a Yawn、Lamp、トルネード竜巻
※ソロでの出演

12月9日(土)@高円寺SALON/by marbletron
GOMES THE HITMAN.COM presents
“夜の科学vol.10〜沿線の秘密基地”
出演;山田稔明

12月23日(土)24日(日)@恵比寿天窓switch
GOMES THE HITMAN presents
“猫町オーケストラvol.13〜ジングルベルと街灯り”
出演;GOMES THE HITMAN

詳細等は間もなく発表しますのでこのブログをよくチェックしといてください。



いろんな人への感謝の言葉を→  続きを読む
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2006年10月14日

ripple-ism 2006 TOKYO

5p_gth4p_gth “ripple-ism 2006”
2006年10月13日@吉祥寺Star Pine's Cafe

“gardening at night” opening〜
1.サテライト(『ripple』)
2.夜明けまで(『mono』)
3.星に輪ゴムを(『ripple』)
4.bluebird(『ripple』)

5.memoria(新曲)
6.ドライブ(『ripple』)
7.雨の夜と月の光(『weekend』)

8.自転車で追い越した季節(『cobblestone』)
9.death valley 05(iTMS配信曲)
10.黄昏・夕暮れ・夜明け(「SONG LIMBO vol2」)

11.悲しみのかけら(新曲)
12.手と手、影と影(『ripple』)
13.僕はネオアコで人生を語る
  〜そばにあるすべて(『omni』)

ENCORE
14.夢の終わりまで(新曲)
15.それを運命と受け止められるかな(『omni』)

16.ホウセンカ(新曲)


/GOMES THE HITMAN with 藤田顕(PLECTRUM)  
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ripple-ism 2006 OSAKA

osaka_hotel “ripple-ism 2006”
2006年10月10日@大阪knave

“gardening at night” opening〜
1.サテライト(『ripple』)
2.夜明けまで(『mono』)
3.memoria(新曲)
4.bluebird(『ripple』)
5.星に輪ゴムを(『ripple』)
6.ドライブ(『ripple』)

7.明日は今日と同じ未来(『ripple』)
8.自転車で追い越した季節(『cobblestone』)
9.death valley 05(iTMS配信曲)
10.雨の夜と月の光(『weekend』)

11.悲しみのかけら(新曲)
12.手と手、影と影(『ripple』)
13.そばにあるすべて(『omni』)

ENCORE
14.夢の終わりまで(新曲)
15.それを運命と受け止められるかな(『omni』)

16.IMAGINE(ジョン・レノンのカバー)
17.ホウセンカ(新曲)

/GOMES THE HITMAN  
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ripple-ism 2006 NAGOYA

fujikawa “ripple-ism 2006”
2006年10月9日@名古屋TOKUZO

“gardening at night” opening〜
1.サテライト(『ripple』)
2.夜明けまで(『mono』)
3.memoria(新曲)
4.bluebird(『ripple』)
5.星に輪ゴムを(『ripple』)
6.ドライブ(『ripple』)

7.若者たち(独唱)
 〜恋の見切り発車(「SONG LIMBO vol.3」)
8.自転車で追い越した季節(『cobblestone』)
9.death valley 05(iTMS配信曲)
10.雨の夜と月の光(『weekend』)

11.悲しみのかけら(新曲)
12.手と手、影と影(『ripple』)
13.そばにあるすべて(『omni』)

ENCORE
14.夢の終わりまで(新曲)
15.情熱スタンダード(『mono』)

16.若者たち(輪唱)
 〜ホウセンカ(新曲)

/GOMES THE HITMAN  
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2006年10月13日

快晴

91e99793.jpg朝起きてカーテンを開けて嬉しい気分だ。今日は吉祥寺で“ripple-ism 2006”ツアーファイナルです。心は落ち着いているのにドキドキする感じもある。不思議な気持ちだ。

たくさんの人がスターパインズカフェに来てくれたらいいなあ。  
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2006年10月12日

吉祥寺、快晴

new_t気持ちいい晴れ模様、しばらく天気がいいらしい。心も軽くなる。

吉祥寺で猫のご飯などまとめ買いする恒例行事。明日はこの街でステージに立って歌う、と思うと不思議な気分になる。本当の意味で日常と音楽とが繋がる感じがします。

吉祥寺を夕方5時に歩くとアルバム『mono』の冒頭に入っている時を告げる鐘の音が聞こえる(本当は17時の鐘だけどCDでは編集して「6PM intro」で使った)から、たとえば会場に行くまでに時間がある人はiPodなんかでGTHを聴きながら街を散策してほしいなと思います。

今日は昼間はTシャツで全然快適だった。明日もそうならいいな、と思う。  
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旅アルバム

knave_dressingosaka_bridgestaircasepochi_souvenir  
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2006年10月11日

名古屋、大阪、武蔵野

東京に帰ってきました。名古屋と大阪、遠くから近くから観にきてくれた皆さんにありがとう。2年ぶりの名古屋はみんなの「待ってた」感じをひしひしと感じました。大阪、リプル猫マスコットの件は本当にごめんなさい。誠意を持って善処します。いく先々でのスタッフやお手伝いしてくださった人たちにも感謝。knave楽屋でいただいたチキンライスは涙が出るほど美味しかったです。

うちの猫へのおもちゃポストカードや手紙、食べ物やいろんなプレゼントと小さな文字で書き込まれたたくさんのアンケート用紙を部屋に広げて2日間を反芻しています。名古屋、大阪また来年演奏しにいきますからね。本当にありがとうございました。

家に帰ってきたら猫がテーブルの上からなにからすべてを散らかしていて、僕の不在中の猫の活動範囲を探るために仕掛けていた各部屋の様々なトラップ(鉛筆を置いたりエサを隠したり)に全部引っ掛かっていた。寝っぱなしではなく結構起きだしてゴソゴソしているらしい。

帰路、ひどい工事渋滞に巻き込まれたりものすごく幻想的な朝焼けを見たりしながらいろんなことを考えた。今朝武蔵野に帰ってきて、明後日はこの街でワンマンツアーのファイナルだ。心が奮える。

tokuzo_rhknave_rhtomei  
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2006年10月10日

名古屋終わって大阪にいる

f7090880.jpgアメ村のカフェでランチ。名古屋のみんなありがとう。大阪も楽しみます。リプル猫ブローチが売り切れてしまいました‥‥。今回モノの売れ方がすごくてびっくりしています。想定外だ。今日も頑張りますよ。

写真は心斎橋のホテルで久々に観た「なるトモ!」。  
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2006年10月08日

シアトルと武蔵野が交差する風景

inokashirasmokeツアーを直前に控えながらも、陽気に誘われて吉祥寺で古着屋巡り。丸井の角から井の頭公園に向かって歩いて行き着く先のスタバのオープンカフェといせやの焼き鳥の煙が渦巻く眺めが好きなのです。

嫌煙派に優しいスターバックスもいせやの煙には何も言えないらしい。長いトンネルを抜けたように過ごしやすい。もうしばらくしたら冷たく凍る冬になる。来週いっぱいは秋の陽気ならいいな、と思う。

またテレビでプラネットアースが始まった。今日はゆっくり大自然の美しさに息を飲みたいと思います。アメリカでグランドキャニオン界隈を旅行をしている知り合いのボーダフォンから携帯にメールがしばしば届く。世界は広いのか狭いのか。  
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ピーター・バックが “ripple?....”と呟いた

fullmoonR.E.M.のピーター・バックが来日中なのである。正確にはMinus5(マイナス・ファイブ)というバンドでの日本公演のために、ビル・リーフリンとスコット・マッコーイらと共に。ビルとスコットはR.E.M.のサポートメンバーなのですなわち、R.E.M.が半分以上来ているということになる。

僕は去年東京名古屋大阪とR.E.M.の来日公演を追いかけて、名古屋でメンバーの出待ちをして全員からサインをもらい握手をした(マイケル・スタイプとは写真を撮った!)くらいなので当然マイナス5も行きたかったのですが、いかんせんツアー直前でやらないといけないことが多すぎてマイナス5公演に行けそうもない。

だけども嬉しいことに、土曜日の公演を観にいった心優しい知り合いがピーターに『ripple』を渡してくれたのだ。「R.E.M.が好きで音楽を始めた子のCDよ」と。ピーターは「リップル?...」と声に出してくれたらしい。感動した。

思えば去年のR.E.M.日本武道館公演の日が『ripple』の発売日だった。長い時が経ったようでいて、あっという間のような気もする。来週のワンマンツアーでは熟成された『ripple』を皆さんに聴かせたいです。ピーターも聴いてくれたら嬉しい。R.E.M.に関してはここにまとまっています。  
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2006年10月07日

晩秋のインディアン・サマー

tour2006goodsindiansummersky風は強いがやっと晴れた。この太陽を待っていたのだ。洗濯を2回して世田谷へ打ち合わせに。夕方からツアーへ向けた車の整備のため武蔵野へと活発な秋の日。

新しいGOMES THE HITMANオリジナルTシャツができたのだ。サイズはKidsS(XS/150)、S、M、L。色はカリフォルニアオレンジ、エスプレッソ、リーフ、チャコールと4種のアースカラー。みなさん、エコですよ。今までのGTHのTシャツとはちょっと違う新鮮なデザイン、ライブ会場でご確認ください。

加えてNRS516とのコラボレーショングッズを。去年も好評だったバッグ、今年はGTHロゴの刺繍タグも良い手触りのトートを。後染めして洗い加工してありますので一枚一枚違った風合いを楽しめます。バッジがついてきます。絵を書いてアイロンをかけたら布に定着するペンみたいなモノがあるらしいので、そういうカスタマイズもアイデア次第で楽しく展開しそう。これを持って満腹になってから買い物へ。またまたエコです。

さらに去年好評で売り切れた「リプル猫」マスコット、今年は山田稔明デザインによる表情豊かなブローチになって帰ってきました。職人さんの手によるハンドメイドで2つと同じ顔のものはありません。袋に封入されています。どの顔のリプル猫を手にするのかはお楽しみ。中にはおみくじ的なメッセージカードが。名付けて「fortune ripple-cat」、ぜひ物販コーナーでサンプルをご覧ください。

今日の月は丸くてとても明るい。今日のような満月は「フル・ハーベスト・ムーン」と呼ばれているらしい。月が煌々と輝いて夜も明るいので、あれもこれも作物が一度に熟れて収穫時となり大忙しの農家では、このときばかりは月明かりのなかでも穫り入れができることから、「ハーベスト・ムーン」という名がつけられたという。あんなに大きい月なのに写真に全然映らなかった。  
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2006年10月06日

土砂降りの雨、子供のように濡れた

pochi061006rh061006朝からリハーサル、土砂降りの中の機材運び。上から下までびっしょりになってかなりテンションが下がったものの、始まってしまえばピンと張りつめた集中した半日練習だった。リハが終わっても雨は止まず。「雨は名ばかりの月の雫だから」と歌っても中秋の名月を台無しにする雨を前向きに肯定することはできないな。

名古屋でのライブはいつぶりか。去年の6月にカフェでアコースティック形態での演奏してますが大きな音でのライブは2004年の2月にTOKUZOでやって以来ですね。中部地方からのお客さんに「名古屋のこと嫌いなんですか?」とよく聞かれるのですが全然そんなことないですからね。久々の名古屋楽しみたいと思います。

個人的には1ヶ月ぶりの大阪、バンドでは昨年ripple-ism2005以来のライブになります。南堀江界隈を散策する時間があればなーと思ってます。“ripple-ism 2006”ウィークが秋の最後の快晴に恵まれますように。今年最後の名古屋・大阪公演になると思います。ぜひご来場下さい。詳細はこちら、取り置き予約も開始しました。

止まない雨のせいかもしれないが急に寒くなって暖房をいれた。丸まって寝てる猫のおなかの下に足を滑り込ませたら柔らかくて温かくてほっとするのだ。  
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2006年10月05日

雨だとやる気が30%くらいは減る

pochi061005ずっと雨の一日。吉祥寺でもブラブラしようかと思っていたが断念、終日ワンマンツアーの準備。一日家にいると猫の寝ている時間の長さにホントに驚かされます。

朝起きてご飯を食べたら玄関の窓のところでまず寝るのだが、次に起きてくるのが17時、腹に時計が仕組まれてるかのように決められたご飯タイムなのだ。で、今度は仕事部屋のオーディオのスピーカーの前で寝る。音がガンガンに鳴ってても寝る。自分内ルールでもあるかのようにその場所と決まっていて、次に鳴いて起きだしてくるのが22時。で、今はものすごい勢いで爪を研いだりねずみのおもちゃで一人遊びをしている。

明日はいよいよツアーグッズの新作Tシャツが出来上がってくる!  
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2006年10月04日

Intersections 1985-2005

hornsbyアマゾンからブルース・ホーンズビーのボックスセットが届いたのだ。すごいデラックス感、装丁もブックレットも豪華。『Intersections 1985-2005』、CDが4枚とDVDが1枚。全67曲、CDには24曲の未発表ライブ音源、2曲の未発表曲、DVDは19曲が初DVD化、2つの全米未放送曲、他の既発曲も各種コンピやサントラに提供したものがまとまっている。

ライブ音源から聴いていますが「うー」「すげえー」とため息が出るものばかりで、秋の夜長でも時間が足りないくらいだ。ジェリー・ガルシアが、グレイトフル・デッドが、ニッティー・グリッティー・ダート・バンドが、他にもたくさんのアメリカ音楽の達人たちとブルース・ホーンズビーのピアノがコロコロとはじけてカラフル。「intersections」とは交差点という意味、ロックとポップスとジャズとブルーズ、そしてケイジャンにマウンテンミュージックなどが交錯する交差点に立っているイメージか。まさにアメリカの至宝という感じの音楽です。

今日も終日リハーサル。久々のアッキーとのセッションも楽しかった。ノドを考慮して歌なしアンサンブルだけのチェックなどを挟みつつリハは進行したが、気付くとまた6時間立ちっぱなしだ、ということに気付いた。くたくたで夜にはなんにもできなくなるから今はゆっくりブルース・ホーンズビーを聴いている。  
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2006年10月03日

新宿、純喫茶と旧友の話

cafe1cafe2午後、一時帰国中だった大学時代の親しい友人にしてGOMES THE HITMANの初代ベーシストである遠藤氏と新宿の味わい深い喫茶店で久々にコーヒーを。値段は張るがとても品のあるカフェだった。

来年で『GOMES THE HITMAN in arpeggio』という初めてのCDを出してから10年になるが、今年が大学を卒業してから10年だということを指摘され気付いた。全然アッという間じゃないし、まだたった10年なのか、と思う。昨日とか今日とか明日とかを考えると目まぐるしい気もするが本当は意外と時間はゆっくり進む。

子供が生まれたお祝いにと思って保坂和志の「小説の誕生」をあげたのだが、電車のなかで拾い読みしたなかに「百メートルを走るのを0.1秒縮めたり、時計の精度を小数点以下一桁ずつ厳密にしてゆく意味での“時間との闘い”に対して、そういう時間観が支配的なこの時代において“時間と闘わないようにする闘い”」について書かれた文章があった。

どっちが良いとか偉いとかそういう相対比較的なことでは全然なくて、バンドをやめると決めて以降の彼は極めて意識的に“時間との闘い”に挑み、反対に僕は必死で“時間と闘わないようにする闘い”を続けているような気がして、歳をとるたびに会うインターバルが長くなっていくのに、気を使うこともなく何となく勝手に会話が噛み合う感じを僕は「なんか、良い感じだな」と思ったのだ。  
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2006年10月02日

低気圧のせいか

rh061002午後、ripple-ism2006へむけてのGTHリハーサル初日。朝からの雨のせいで調子もいまひとつ、部屋の鳴りにもひと苦労。なにごとにも良い日と悪い日があるが、それでも後半の集中力はすごかった。今日は「memoria」を歌うのが気持ちよかった。途中、頼りになる男・溝渕健一郎がカスタネッツのライブ直前にも関わらずスタジオを覗きにきてくれたので「手と手、影と影」を演奏して下北沢へと見送った。リハーサルにだれかが遊びにくると空気がフッと軽くなることがある。

いよいよ今月、去年の3月に出したアルバム『ripple』を持って2度目のツアーになります。去年は東京大阪2公演でしたが、今年は名古屋が加わりました。二度目の秋を迎えようとする時にも『ripple』は地道にセールスを伸ばしているそうです。新しい歌と『ripple』楽曲を丁寧に大胆に演奏するツアーにしたいと思っています。

リハーサル・ウィークは肉体疲労ウィークになるわけで、体調管理体制を整えとかないといけない。朝、ポストに新潮社から保坂和志新刊が送られてきていて、こないだ買った「小説の誕生」と2冊、手の届くところに飾ってあるのを見て自分を鼓舞している秋の夜長だ。  
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2006年10月01日

10月になった

pochi061001ボヤボヤしてたらもう10月だ。このままだとすぐ11月になって12月になってまたひとつ歳をとることになるのだ。長い10月にしようと思います。

ビリー・ザ・キッドを描いた1990年制作「ヤングガン2」を観た。ビリー・ザ・キッドやジェシ・ジェイムスといった実在したアメリカのアウトローたちは様々な逸話や豪快な話が真偽を含めてたくさんあって、それを調べたり夢想したりするのが楽しい。で、急にビリー・ザ・キッドに興味がわいて図書館でマイケル・オンダーチェ著「ビリー・ザ・キッド全仕事」という本を借りてきた。

いわゆるマカロニ・ウェスタンにも手を伸ばし、クリント・イーストウッド名演の「夕陽のガンマン」を観た。ジョン・フォードの西部劇と比べて風景、テロップの乗せ方や画面全体の色のトーンが確実に違う感じがする。エンリオ・モリコーネの音楽が素晴らしかったが、こういうサントラを90年代にたくさん聴いた記憶が蘇ってきた。  
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