2007年01月31日

1月の終わりと季節の分かれ目

jan_end1月が終わる。2006年度は佳境に、2007年も残りあと11ヶ月になった。ほっとくとアッという間に月日が過ぎてしまうからこれからは毎月末にはその1ヶ月を振り返ることにする。

正月を東京で過ごして新年が動き出す頃に僕は3年くらい同じ配置だった仕事部屋を模様変えし、使い勝手がいいように白い天板の机をDIYで作り作業しやすいイスを買った。BGMはなぜかビートルズばっかりでやたら本を読んだような気がする。第3週には下北沢でのイベントがあって、曲を書いたり録音したりしつつプラネタリウムでの「夜の科学」の準備に明けては暮れて「夜の科学」は盛況のうちに終了し、かつて味わったことのないシチュエーションでの体験に感動し少し脱力したところで2007年最初の月が終わろうとしています。

すぐに終わってしまう2月だから1月よりテンポを速くしていろんなことを消化していきたい。基盤をしっかりしないといけない。  

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2007年01月30日

Night Shot

kkb5プラネタリウムでの夜の科学は当然ほとんどの時間が暗がりの中で進行するため、カメラに写そうとシャッタースピードを遅くしてもブレた画像しか残せなかったのだが、赤外線カメラ、というかデジタルムービーカメラについていたナイトショットという機能を使ってカメラを回しておいた。今日その結果を確認してみたらまったくの暗闇の時間以外はうっすらとステージの様子が見える。僕の着ていたシマシマの服はパターンが逆になったりもしているが、演奏者がなにをしているかが見えるから良く響く音と相まって自分でやったライブを追体験するようで面白かった。

いわば、ブレアウィッチ的な風景が妙にシュールで、「夜の科学」という感じがした。


追記;ファンの方からの感想メールをたくさんいただくなかで、僕自身は演奏者側だから見れなかった「ホシフルヨル」を端正に丁寧にレポートしてくれたものがありました。なんだか自分であの時間を脳内再生しているような、ワクワクするような気分になったので、あの場にいた人の記憶をくすぐったり、見ることができなかった人の想像力の手助けに、と僕の独断で名前をふせてそのメールをここに紹介させていただきます。


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2007年01月29日

ありとあらゆるすべての神よ

pochi_omamorijinjaたくさん「夜の科学」への言葉を寄せていただき嬉しいです。感想メールもありがとう。励みになります。

週があけて月曜日、古いお守りをお炊き上げしてもらうために神社へ。遅ればせながらうちの猫のためのお守りを。3年目のペットお守り。太り気味という以外にはいたって健康そうに見えるポチ。神様のおかげか。

やっぱりプラネタリウムが終わってちょっと脱力している。こんなときはひたすら手を動かす事務作業、1年分のレシートや領収書をトランプのように分別。もうすぐ春です。  
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2007年01月28日

夜が明けて

ymsolodawningとても有意義で貴重な時間でした。観にきてくれた人に感謝、チケットが取れなかった人来れなかった人ごめんなさい。またここでやりたいなと思いました。

演奏に集中しているときには頭上の星には目が行かなかったが、ふとした瞬間に天井が果て知らずの天空に見えてゾクッとすることが何度かあった。心配していたドーム特有の音の反響も吉と転じ、もしかするとライブハウスよりもふくよかなKickingbirdsの演奏にマッチした音像だったのではないかと思います。離れた場所でだれかが鼻をすする音がすぐ耳のそばで聴こえたりトリッキーな感じも気持ちがよかった。

当日を振り返ると、いつもよりも早め午前中の会場入り。週末の東京はたいした渋滞もなく、僕は「夜」の気持ちを盛り上げるべくドアーズのCDを聴いて走った。

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ホシフルマチ text

rh0127ホシフルマチ text by 山田稔明

夢のなかで僕は思いつく限り一番高い建物に登って手の先さえ見えない暗闇の中で星空を見上げている。風の音が聴こえるが風を受ける僕の耳がそこになければまったく音のない世界かもしれない、と感じている。

海の向こうの、いつか見た荒野を目をつぶって思い出している。空はとっくに暮れていて目を開けても風景は変わらない。夜に目が慣れてくるとチリやホコリのような星粒が見えてきて、いつの間にか僕はいくつかの星を想像上のペンで繋いで星座を描いている。明かりのない、遠い遠い昔に人々が星空の下で寝転がってゆっくりと巡る天空に魅了されて物語や絵画を創造したのは何の不思議もない当然なことだと、21世紀になってもかわらずたゆたう天の川を見てそう思った。ぼんやりと夜空を眺めて今度は、海の向こうの、まだ見ぬ大平原のことを思い描いてみる。

そして次に思い出すのは子供の頃に見た風景。学校から帰ってきて僕は自分で鍵を開けて家に入り夜が暮れていくのを眺めていた。暗くなってもわざと電気をつけずにカーテンを少しだけ開けて窓から見える国道を行き交うヘッドライトの数を猫を撫でながらいつまでも数えていた。ひとり遊びが上手になって目をつぶると果てしない想像の世界が広がっているのを知っていたから孤独ではあったけど寂しくはなかった。

そして今は魔法の竜が住むという島のことを考えている。その街で子供たちはパフという名前の魔法の竜と戯れて遊び楽しい毎日を過ごすのだが、やがて成長して大人になるとぱったり竜には寄りつかなくなってしまい魔法の竜は悲しみに暮れ穴ぐらへ帰っていく。夢と現実の境界線を行き来する感性を歌った古いフォークソングの中のおとぎ話だ。きっとその島には本当は最初から魔法の竜なんていないのだ。それでも無邪気な気持ちで夜空を仰ぐと見えてくる形がある。星の並び方を見て大きな竜の姿を想像し、僕はきっと星と星とを見えない線で繋いでいくのだろう。

星降る街から果てしない天空に向かって思いを投げて、その思いが曲線を描いて落下する場所にある憧れの場所を夢見ている。今夜はいつもよりも星が大きくたくさん見える夜空だ。



※公演当日配布したチラシに掲載された文章です。  
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夜の科学extra〜ホシフルマチ@北とぴあプラネタリウムホール

kicking_photo2007年1月27日(土)@北とぴあプラネタリウムホール
GOMES THE HITMAN.com presents“夜の科学extra〜ホシフルマチ”

opening〜星に願いを(グレン・ミラー・オーケストラ)

1.手と手、影と影(『ripple』)
2.memoria(未発表)
3.snow time blues(未発表)
4.bluebird(『ripple』;w/上野洋 on flute)

with the Kickingbirds
5.自転車で追い越した季節(『cobblestone』)

〜都会の雑踏/目が覚めたのは夕方の四時前だった...(小説「夜の科学」より)
6.ナイトライフ(未発表)
7.kickingbird instrumental(未発表)
8.ココロ/コトバ(未発表)

〜都会の夜/部屋は夜の冷気をたっぷり吸い込んで冷えきっていた...(小説「夜の科学」より)
9.気分(未発表)

〜荒野と平原/海の向こうの、いつか見た荒野を目をつぶって思い出している...(テキスト「ホシフルマチ」より)
10.home sweet home(未発表)
11.星に輪ゴムを(『ripple』)
〜屋上へ出るドアはいつも開いていて...(小説「夜の科学」より)

〜夜の国道/そして思い出すのは子供の頃に見た風景...(テキスト「ホシフルマチ」より)
12.セレナーデ(新曲)

〜海/魔法の竜が住むという島のことを考えている...(テキスト「ホシフルマチ」より)
13.hanalee(未発表)
〜流星群/カメラのファインダーを覗くと、ついさっきまで...(小説「夜の科学」より)
14.距離を越えてゆく言葉(未発表)

〜都会の夜明け/やがて空の色は黒からグレーに変わり底辺のオレンジ色に向かって...(小説「夜の科学」より)
15.ホシフルマチ(新曲)

ーーーーーーーーーー
16.hanalee(未発表)



山田稔明(vocal, guitar)
安宅浩司(pedal steel, guitar, mandorin)
イトケン(drums)
上野洋(flute, piano, pianica)
chubby!(bass)  
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2007年01月26日

今夜は星は見えないが

pochibure終日「夜の科学」のことを考えて準備。明日が良い一日になればいいな、と思う。なんだか無性に胸が高鳴るな。早く会場入りしたい。

都営荒川線に乗って進むと西ヶ原四丁目という停車駅がある。そこはかつて東京外語大があった場所で、僕は4年間だいたいそのあたりにいたから、僕がGOMES THE HITMANを始めてから3年くらいはその辺で音を鳴らしていたということになる。なにもない場所だが記憶が漂ってはいる。その手前で途中下車してとげぬき地蔵に行くのもいいさ。

北とぴあに着いたらプラネタリウムホールへのエレベーターを探してください。看板が小さいから見落とすかもしれません。6階まで昇ったら空中廊下みたいなのを通って別館へ。途中新幹線が見えたりもしかしたら富士山が見えたりするかも。今降ってる雨は明日になればやむらしいので気持ちのいい風景が広がるだろう。  
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2007年01月25日

the Kickingbirdsリハ(DAY2)

goodlookpedalsteel昨日に続きバンド編成での、楽しくも地獄特訓のような6時間リハ。足腰指が悲鳴を上げるのだ。全体がまとまって「じゃあ電気を消してやってみよう」となって消灯、何も見えず何も演奏できずに力なく笑うキッキングバーズ。当日はどうなるだろうか。

土曜日は快晴とはいかないが雨は降らないでくれそうだ。たとえば当日、山手線で大塚まで行ってそこから都電に揺られて王子へ行く、というのも素敵かもしれない(個人的には都電なら高田馬場からちょっと歩いて面影橋、あるいは鬼子母神あたりから明治通りと並走して池袋のサンシャインを見上げながら走る景色が一番だと思う)。王子に着いたら着いたでそこは歩き心地のいい公園がたくさんある。飛鳥山公園は大学時代に花見をして先輩の阿部さんが噴水に飛び込んで眼鏡をなくした場所だし介抱されたりしたりした場所だ。音無親水公園や名主の滝公園なんかもすごくいい。

なにはともあれ降っても晴れても夕方からはプラネタリウムでは満天の星の下で演奏するのだ。  
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2007年01月24日

the Kickingbirdsリハ

kickingshoes昨日から打ち合わせ、夜の科学のための原稿書きと録音作業に追われ夜更けまで作業。明けて今日はバンドでのリハーサル、昨年秋と同じくドラムにイトケンさん、ベースがchubby!、ペダルスティールギター/マンドリンに安宅くん、フルートと鍵盤に上野くんという布陣のキッキングバーズ。立ちっぱなし歌いっぱなしで疲れたが充実の半日だった。

去年あたりから手当り次第にインディアン関連の映画を観まくったが、結局のところ一番優れたものは「ダンス・ウィズ・ウルブス」だ、というのが僕の結論だ(観たことない人ははこの際観てみてください)。その映画の中に登場するKicking Bird(蹴る鳥)という名の、メディシンマンとして求心的な立場に立つインディアンからこのバンド名を取ったのだが、われながらカッコいい名前だな、と思う。Kicking Birdは実在の人物で写真も残っている。年末に読み終えた「わが魂を聖地に埋めよ」という1970年代にセンセーションを巻き起こしたインディアン興亡記にも彼の言葉や振る舞いがたくさん記されていて、闘いよりも平穏な会話を求めた人だったらしいことを知った。

インディアン関連の本を読んでいると星とか月の話がたくさん出てくるので、週末はそういうのを思い出しながら、歌いながら、僕も天空の星を楽しみたいと思う。プラネタリウムの星の下で音楽を聴くというのも貴重な体験だと思いますが、同時にそういう環境で演奏する僕らもどういう景色がステージから見えるのか楽しみなのです。  
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2007年01月23日

机上の進行台本

lagun_fanphoto今日は銀行回りの日だったのだがATMで10万円以上振り込むには云々という制度になったことを忘れていて機械の前で唸る。10万円という額にいろんなものが引っ掛かってしまうから面倒くさい。

コンピューターに向かい週末の「夜の科学」スケジュールの最終校正と果てしなく向き合う。途中ドラマ「東京タワー」を見てもう何年も帰ってない故郷とその分だけ何年も会っていないばあちゃんのことを思う。

写真は先々週CLUB Queでのライブのひとコマ、ファンの方から送っていただきました。ありがとう。モノクロームって雰囲気があっていいな。  
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2007年01月21日

作詞作曲と録音の一日

colored寒い日曜日、気持ちは週末のプラネタリウムに向かうも1曲書き下ろしデモを録音。キャロル・キングっぽい感じ、と作り始めたものが「carolina」的楽曲になった。

いよいよ迫ってきた「夜の科学」ではまだ誰も聴いたことのない新曲もレコードになってない曲もたくさんやると思うしみんなが聴きたい曲もやると思う。歌いたい歌があってそれを聴きにきてくれる人がたくさんいる(チケットが取れなかったりして来れない人さえいる)という状況を音楽家としてとても幸せだと感じる。

まもなくKickingbirdsでのリハーサルも始まったりして、土曜日に向けて音楽にとっぷり浸かっていく何日かを迎えますがそれが土曜の夜にはもう終わってしまうと思うと寂しい。一分一秒を大切にしたいと思います。  
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2007年01月20日

また会う日まで

mataau六本木へ行って用事を済ませて武蔵野へ帰ってくる、という一日。中央線と大江戸線を乗り継いで柴崎友香最新刊「また会う日まで」を読み終える。

いつもの柴崎的“何も起こらなさ”に少し特異な設定が入り込んできて、しかし流れる時間がゆったりとして(というか慌ただしくなくて)ライフサイズというか、日常はそのまま文学になり得るということを再認識した楽しい読書だった。

家を出るときには降ってなかったのに六本木に着くと冷たい雨に変わっていて、これは今年初めての雪か、と思ったら降りやんでしまった。土日になら雪が積もっても楽しいのに。ニュースでは月曜日が雪だと言っている。でも受験生にとって雪はやっかいだろうな。センター試験を受ける人はリラックスして頑張ってください。  
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2007年01月19日

吉祥寺は物騒な街か

hoshiful夕方から吉祥寺で打ち合わせだった。いつものように自転車でいつもの通りを進んでいたら交通事故直後の現場に遭遇、血が流れていたりはしなかったが女の人が倒れていて騒然としていた。車も歩きも自転車もこういう時期は特に交通安全を再確認しないといけませんね。皆さんも気をつけてください。

いつもの喫茶店で打ち合わせのあと、いつものようにさとうのメンチカツの行列を眺めていたら牛丼屋の店員と若者が揉めたみたいで警察が間を取りなしていた。牛丼家さんはまじめそうな人で若者は悪そうな子だった。なんだか今日は物騒なものに出くわすなあと思いました。

最近万年筆で字とか絵とかを書くのが楽しい。筆圧なんかが難しいところが楽しい。作家になった気分になるのだ。  
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2007年01月18日

スターライトドーム

sunshine58ikebukuroそして今日は思い立って池袋サンシャイン60にあるプラネタリウムへ行ってきた。僕が2001年秋まで住んでいた街だが武蔵野に引っ越してからは行く理由がまったくなくなって疎遠な街である。中央特快と埼京線で30分の距離。

プラネタリウムのプログラムは世界の星を見るというもので、見慣れた星空から始まりオーストラリア、パリ、北極と距離を越えていった。アロマの香りを伴ってヒーリング効果もあり油断すると簡単に寝そうになってしまう。やっぱり暗闇の中では自分の手さえ見えなくて、星が浮かぶ天空に手をかざすと自分の手の部分だけ星が隠れてそれが手だと分かる。充実の1時間だった。プラネタリウムってすごい施設だ。

来週末に迫ったプラネタリウム科学だが、何よりの懸案事項は自分の手さえ見えないなかで僕らがギターを弾いたりピアノを弾いたり演奏がきちんとできるのか、ということだ。一番暗くなるとおそらくステージに立つバンドの姿はみんなから見えないはずで、しかし、なんだかそういうのってワクワクしたりもするのです。

星を見たあとはサンシャイン60のレストランでパーティー。見下ろす東京が星粒みたいで(写真には写らない美しさがあるから)、これだけ高い場所に登ると池袋という街からも遠く離れたような気がした。東京っていうのは魔力のある街だなあ。  
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2007年01月17日

プラネタリウム

machineどんより暗く冷たく寒い一日だったがホットカーペットと毛布に挟まれれば猫のような気分で天国だ。猫がなぜ終日居間でひらべったくなってるかがよく分かる一日だった。

写真はこないだ下見に行ったプラネタリウムホール中央にそびえる投影機です(なんかガンダム感があるな)。ここから星が映し出される。真っ暗になって星が映し出されると本当に自分の手さえ見えなくなる。天井の星しか見えないのだ。その時間がしばらく続くと自分の体の実態がなって、あたかも自分が「目」だけになったような感覚をおぼえた。うまく言葉で言えない。

近いうちにサンシャイン60のなかにあるプラネタリウムにも偵察に行ってみようと思う。  
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2007年01月16日

猫観察

pochi070116うちの猫は10時と17時と22時にご飯を食べるのですが、それ以外はだいたい寝ている。寝る子と書いて「ネコ」というくらいだから寝るのが仕事なのかもしれないが最近さらにお腹まわりの肉がだぶついてきたのでどうしようかと思っていた。

作業部屋の模様替えをして北と西の窓際にスペースができたのでそこが猫的に新鮮で光を浴びられるパワースポットらしく背中に気配を感じて振り返ると猫が太陽の匂いをクンクン嗅いでいたりする光景はとても幸せな感じがして心がほっとする。

だからテレビで猫を虐待する人のニュースなんかが流れると僕は瞬時にチャンネルをかえてしまう。エキセントリックに資料映像を使って報道するワイドショーにも辟易するのだ。明日から天気が悪くなるらしい。  
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2007年01月15日

日本人はアイデンティティをなくしたインディアン

hokutopia_bridge調べもので図書館へ。天気がよくて寒い日は読書が進む。菊池東太著「パウワウ―アメリカン・インディアンの世界」は写真と読みやすい文章でアメリカンネイティブの日常を活き活きと書いた読みごたえのある本だった。北山耕平翻案による「虹の戦士」も北米インディアンの思想がわかりやすく練り込まれた読みやすい本、装丁が懐かしい感じがして手に取りたくなる。

まもなく芥川賞受賞者も発表されますが柴崎友香の新刊「また会う日まで」も読むのが楽しみです。ああ、長いトンネルを抜けるように頭が活性化して良い感じだ。

すっかりドラマ「東京タワー」を受け入れて上京したての大学時代や九州の親のことを考えながら遠い目をしている僕がいる。昨日も同郷のCLUB Que店長二位さんといろいろ話して、明け方近くには同じく同郷のPLECTRUM高田タイスケと電話でしゃべった。九州弁で。がんばらんばいけんね、と。  
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2007年01月14日

カスタネッツ元さんと

lagun040114lagun&toshi今年初めて行った下北沢CLUB Queはお客さんがいっぱいでした。フラッと遊びにいくような感覚で会場入りし、フラッと遊びにきたような感じでステージにあがり先輩相手に好き勝手にMCして勢い余って手品までやりました。

「手と手、影と影」を歌わせてもらい、持っていったCDもポストカードも全部売り切れてびっくりした。ありがとうございました。楽しかったです。

そしてもうすぐ夜の科学、Kickingbirdsとのセッションも始まります。いろんなプランをまとめていく机上の作業が待ち構えていて気が抜けない感じで、良い緊張感のおかげで風邪をひいたりせず動き出せそうです。  
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2007年01月13日

太陽浴びる猫

glowcat非常に背の高い机をDIYしてしまったがゆえ懸案だったイスを買いに行った。普通のワークチェアはだいたい座席の高さが53センチくらいなのだが僕が欲しいのは58センチ以上だったのだ。結局最高67センチにもなるカウンターチェアに落ち着いた。ギターも弾きやすいしクリエイティビティ強化月間にふさわしい買い物だった。

今日も天気がよかった。駐車場のいつもの猫も全身に日射しを浴びていた。太陽が照っているときに活動するとやっぱり気持ちがいいですね。そして今、快適な仕事部屋で黙々と(ときに朗々と)明日の下北沢CLUB Queでのライブのために復習と練習と予習をしている土曜日の夜です。  
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2007年01月12日

ホシフルマチ

hokutopia2hokutopia今日は午後から北区は王子の北とぴあへ行ってきた。今月27日のプラネタリウムホールにおける「夜の科学」の打ち合わせと会場下見のためである。

王子はうちから行くと四谷で一回乗り換えるだけで1時間弱で着く、拍子抜けするほどアクセス快適な街だった。北とぴあにはこれまで大学の入学式と卒業式であわせて2回行ったことがあった。ホールに入ってまず僕自身がプラネタリウムというものに行った記憶がないことに気付き、何を見ても「わわー広い!」とか「すげー真っ暗!」とか「ぎゃ!星が動いてる!」とか驚きの連続だった(デジカメで写真に写そうとしてもホールの雰囲気が全然伝わらない!)。

たとえば大塚駅(あるいは高田馬場から歩いて早稲田か面影橋)から都電荒川線に揺られてゆっくりと王子までノーザントーキョーの風情を堪能するのもイベント当日の素敵な過ごし方かも知れませんよ。サンシャイン60に行くのもいい。ますます楽しみになりました。  
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2007年01月11日

裸の眼で

nitcaps昨日に引き続き午前中に起き出して吉祥寺にてザ・カスタネッツ牧野元さんとスタジオ入り。今週末のための集中特訓である。途中元さんは100円マックを買いにいったのだが、それをやたら美味しそうに食べるからお腹が減ってしかたなかったな。

僕が初めてザ・カスタネッツのライブを観たのは日比谷野外音楽堂、フィッシュマンズが出るイベントでだった。あれから何年経ったのかすぐには思い出せないが、多分その野音のライブで聴いたであろう歌を一緒に歌っていると思うと不思議な気分だ。

なんだかんだ言って冬はやっぱり寒い。この冬は東京に雪が降るだろうか。  
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2007年01月10日

そして

handmade夜通しかけて書き上げた仕事机の設計図を手に午前中からホームセンターへ。真っ白な天板と角材をカットしてもらって頼りない脚4本、電動ドライバーとネジと金具を購入し昼過ぎには作業開始。

あれよあれよという間に苦戦することもなく完成。しかし配置やホコリ、チリなどの掃除に手間がかかって夜になってやっと落ち着きました。暗めの照明で秘密基地っぽい。座高高めの椅子が欲しくなってきた。部屋に駆け込んできた猫が「あれっ?」という顔をしていろんなとこの匂いを嗅いでいた。

明日は今年初めてスタジオに入ってリハーサル。実務としては仕事始めか。ここのところ天気がよくて、寒いのを我慢できるくらい気持ちいい。  
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2007年01月09日

ゴミを捨てまくる日

chim今日は午後から車いっぱいの粗大ゴミを捨てに煙突そびえる焼却炉へ。さよならラジカセ、さよならギターアンプ、さよならスピーカーとかさばる金物たち。

気持ちがすっきりして焼却の次は売却へ。涙を飲んで段ボールに詰め込んだ本/CD/DVDたちが新しい旅に出るのを見送る。これで部屋の棚にかなりのスペースができた。お金なんかはどうでもいいのだ。

物が減ったはずなのに代わり映えのしない部屋に幻滅、しかし奮い立って自分を追い込み巻き尺と設計図と格闘。明日は日曜大工で作業部屋に机をDIYすることに決めた。

続く。  
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2007年01月08日

今日が休みだとは

work今日も休日だったなんて知らなかった。祝日が書いてない手帳を使っていると社会に適応できないことが多い。2007年はなんとスロースタートなのだろうか。

僕は昨晩から原稿書き、譜面書き、部屋掃除と「書いては履き、拭いては書き、眺めては捨てる」というキビキビした感じだ。久しぶりに部屋がクリエイティビティを取り戻しました。ものすごい量のCDと本とかさばるものたちを処分したはずなのになんにも変わってない気もするが。

全国的にも明日から2007年!という感じなのでしょうか。個人的にはまだ2006年度で、最後の追い込みをかけている感じではあるのですが、今年は「変革(Revoluion)」「飛躍(Jump)」「博愛(LOVE)」の3つのテーマを掲げて進んでいきたい所存です。よろしくお願いします。  
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2007年01月06日

週末は雨

ymdym冷たい雨の中、今年初めて吉祥寺よりも東へ。新宿を通って六本木へ。東京タワーが雨に煙る。ずっと観たいと思っていたDVD「カーズ」を購入。フルCGのルート66がどんなふうになってるか楽しみだ。

ビートルズの『Yellow Submarine songtrack』を購入。1999年に出たマスターテープからのリミックス盤だが、当時初めてお会いした杉真理さんがイエローサブマリンTシャツを着ていたのを思い出した。20世紀の終わりの記憶だ。

写真はアッキーが送ってくれた「山田山」という名前のバス停。アッキーは何を思いながらシャッターを押したのだろうかね。  
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2007年01月05日

2007年と平成19年

nypark2むりやり仕事モードにして譜面書き。しかしまだ社会は動き出していない感じがする。事件は会議室でも現場でも起こってない感じだ。明日から天気が荒れるとニュースが何度も言うので三連休はいつのまにか密林のようにたくさんの物で生い茂った仕事部屋の整理で暮れていくのだろう。

次の日曜日から待ちわびていたNHKスペシャル「プラネットアース」が始まる。どきどきします。月曜日からはテレビで「東京タワーオカンとボクと、時々、オトン」のドラマが始まるがキャストと主題歌にうまく感情移入できるように全力で頑張りたいと思う。

最近僕は部屋にいるときもいつも指先が開いた、長めのリストバンドに親指の穴が開いただけみたいな形状のたっぷりした手袋(冬のおばあちゃんがしてるみたいなイメージ)をつけて物を書いたりギターを弾いたりしてるのですが、これがすごくあったかくて手先の作業も楽々で快適だ。手袋革命だ。  
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2007年01月04日

この街の今日は

nypark近所にある大きな公園の空はハイテクな感じの凧がいくつも飛んでいました。3ケ日が明けたので仕事感覚を取り戻そうと譜面の準備をしたりCDを買ったりした。今年初めて買ったCDはビートルズの『LET IT BE...NAKED』というやつで、なぜか最近こういう墓を荒された(というべきか)ビートルズの音像にハッと新たな発見があるのだ。

2006年に読んだ小説なかで断トツに好きだった柴崎友香の「その街の今は」が芥川賞候補に選ばれたそうで驚き喜ぶ。保坂和志さんからいただいた年賀状には「今年の目標は新しい小説を書き始めること」だと書いてあった。僕も今年は新しいアルバムを作り始めるということを目標にしたい。

追記;今年の仕事初めはPLAYLIST MAGAZINEです!

追記2;去年の仕事収め、新潟雪だるま高原キューピッドバレイのサイトでGTHが音楽を担当したテレビCMがご覧になれます。これまでにも増して可愛らしい良いCMになって嬉しい!新潟の人はFM局なんかにリクエストしてみてください。  
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2007年01月03日

硫黄島からの手紙

iojimaクリント・イーストウッド監督作品「硫黄島からの手紙」を観た。淡々と進むストーリーと、静かに、しかし激しく揺れ動く感情描写と息を飲むような戦闘シーンにぐうの音も出ませんでした。「父親たちの星条旗」のときと観賞後の感覚は近い。

ニノの演技もよかったがやはり渡辺謙の気迫というか、史実に対する心意気に圧倒されました。いろんなインタビューを読んだりテレビで見たりするとこの映画に出た俳優陣はみんないかに自分がかけがえのない体験をしたかを語るが、この映画を観た客席側も今まで知らなかったことを知ったというこの機会をかけがえのないものだと思うべきだ、と感じる。誰かが劇中で言った「誠意を貫くと正義になるのだ」という言葉が印象的で、妙に胸に残っている。

昨日NHK衛星でやっていた「アメリカを変えた2日間〜ベトナム戦争 元兵士と学生たちの証言」というドキュメンタリーも映像が貴重で見応えがあった。お正月のどさくさにまぎれてテレビ雑誌を隅まで眺めると有益な番組もたくさんやっていてためになる。戦争はよくない。良い戦争も悪い戦争もないのだ。  
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2007年01月02日

お正月の吉祥寺は賑やかだった

pochicardpochicard_2元日は一歩も外に出なかったのだ。録画していた大晦日のK-1を早送りしながらまったり眺めていて、しかし僕の好きな須藤元気が突然引退宣言をしてびっくりして泣きそうになった。年賀状・寒中見舞いプロジェクトに参加した皆さんのところには僕の書いた年賀状は届きましたか?受け取る年賀状は年々どんどん減っていくけど手書きの文字ってやっぱり良いですね。

毎年愛猫ポチの写真で年賀状を作るんですが(今年はまだ出していない!)ポチは「ノーギャラなの?失礼しちゃうわねぇ」という顔をして僕を見上げる。今年もペットの健康祈願お守りを買いにいかなければ。長生きして化け猫レベルのすごい猫になってほしいです。

まだ2日なのにずいぶんとお正月を過ごした気がします。今年に入って僕は新しい歌のパーツを2つ作った。  
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2007年01月01日

あけましておめでとうございます!

2007nycgasho今年もたくさんの良い音楽と
良いステージをお届けできるよう
誠実に音楽と向き合って頑張ります。  
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