2008年06月29日

晴れて代官山、裸眼

代官山で牧野元ソロユニット“裸眼”に参加してきました。

代官山に行ってふらふらと歩くのは楽しい。元さんが服を買いにいくというので一緒にお店をまわったら“San Francisco”モチーフのTシャツがあってとても可愛かった。買わずに我慢したがまだ気になっている。

ライブもとても楽しかった。僕は「hanalee」を歌わせてもらった。元さんの下のハモリが新鮮で歌っていて嬉しくなりました(普段は僕が元さんの上にハーモニーをつける)。

セッションでは久々のゲントウキとともにビートルズ「Cry Baby Cry」を。1月以来のベベチオも変わらず良い歌を聞かせてくれました。

僕は作詞作業の途中だったので開演までカフェで言葉をひねりだしていたのだが元さんに邪魔されてまだ今日も作業を続けています。日曜日は雨が降るみたいだから部屋での作業が黙々と進むだろう。

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2008年06月27日

猫に顔を埋める

本日金曜日は代官山でのイベントにゲスト出演します。詳しくはこちらで。僕が出るのは21時前あたりか。楽しみです。

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2008年06月25日

言葉の海に頭を沈めて

散歩しながら近所のファミレスで仕事部屋で作詞作業。突然高校時代の友だちから連絡あり渋谷へ。あぶさんと
西村、偶然渋谷で飲んでいた福島、数年ぶりに会う。電車の行き帰りも言葉をパズルのように並べ替えたり書き直したり。

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2008年06月24日

スタジオにて

gen気持ちのいい晴れの日に地下スタジオで集中リハーサル。

終わって外に出ると夕暮れでオレンジ色の太陽が眩しかった。

夏至を過ぎて今が一番いい季節かもしれないな。
  
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2008年06月23日

雨上がりの路地に子供たちの声がする

pond雨は思ったよりも降らず。灰色の天気は仕事の効率を上げる。外出したい気持ちを削ぐからだ。部屋にこもり録音作業。夜になってファミレスでお茶。

写真は曇りの日に近所の公園で撮ったものだけど、どうかと思うくらいの思い切りのよさを見せて池に飛び込んでは匍匐前進して遊ぶ子供たちを見て自分の小さな頃何をして遊んだかをいろいろ思い出していた。  
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2008年06月22日

ティピー、雨に降られる

firewigwam今日はティピを立てる日だったのだが締め切りの迫った録音作業が終わらないせいで一歩も外へ出れなかったのだ。しかし雨よけのテントのなかで火を焚いている写真とともに昨晩からの止まない雨のせいでティピを立てるのは断念したとのティピチームからの報告。梅雨が終わればまた立つだろう。

福岡の糸島半島にあるキャデラックランチにティピがあるぜ、と地元の友だちが教えてくれた。海辺の風景が気持ち良さそう。

最近古いアメリカを写した写真集のなかで見かけたティピ型のモーテル、インターネットで調べたらまだ現役だった。カリフォルニアにあるWIGWAM MOTEL、本物を見たら興奮するだろうなあと思う。  
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2008年06月21日

なんでもない日には

ymd+gen来週末の“裸眼”の打ち合わせと手合わせのためザ・カスタネッツ牧野元さんの新居に遊びにいった。元さんは愛猫マルさんの一周忌を終えて長く暮らした街から新しい街に越したのだ。

引っ越し直後の混沌とした仕事部屋でCDRの1枚も見つけられない元さんだったが、特製の「元ちゃん焼きそば」という激ウマ料理のオファーを受け「さすが、頼りがいのある兄貴だな」と尊敬の念は保たれたのだ。

ふたりでのステージは久しぶりだ。これまでは“裸眼”ではいつも「手と手、影と影」を歌わせてもらっていたのだが来週の代官山では違う曲をふたりでやることになりそうです。

元さんの部屋の、まだ空いていないCDが詰め込まれた段ボールの中にずっと聴きたかった友部正人さんの『なんでもない日には』を見つけて借りて帰ったのだ。1980年発表のこの作品には吉祥寺の風景がたくさん歌詞に刻まれていて、加古川チャッツワースのマスターから教えてもらった「中道商店街」という曲も収録されている。

僕は今日も吉祥寺の中道商店街をふらふら歩いて、気まぐれに喫茶店に入って歌詞を書く作業で日が暮れる。「彼にはあったかいこの道が/なぜぼくにはこんなに寒いのか/そのわけが知りたければ/行ってみるといいよ/吉祥寺の中道商店街へ」という歌が毎日の散歩のテーマ曲になりそうです。  
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2008年06月20日

猫は元気

最近作家的な、哲学的な顔をするようになった、うちの猫ポチ。いつも夢の途中。

ppppp  
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2008年06月19日

初めての桜桃忌

桜桃忌1今日は吉祥寺から三鷹にかけて断続的な人の群れで賑わっていて、それは今日に限っては「ラストフレンズ」の影響ではない。今日が太宰治没後60年の桜桃忌だからだ。

武蔵野に長いこと住んでいるが今年初めて禅林寺という太宰が眠るお寺に行ってきた。目を見張るほどの混雑はなく、しかしひっきりなしに人が入れ替わり手を合わせる。僕も手を合わせてきました。

墓石に刻まれた名前のくぼみに桜桃にちなんで備えられたサクランボが詰められた赤い色が鮮やかだった。お年を召した方から若者まで幅広い世代がいてささやく声が聞こえる。「太宰はキャメルの煙草が好きだったそうだ」とか「ゴールデンバットもだよ」とか。津軽弁でしゃべる声も聞こえてきて耳をそばだててみる。

晩年の仕事部屋や行きつけの料亭の跡を見て、今年の春に三鷹駅の南に完成した太宰治文学サロンも初めて覗いてみたがここも大賑わい。未完の遺作「グッドバイ」の原稿、読みやすいクセのない文字だった。

曇り空の下、自転車で玉川上水沿いを走るとそこにもガイドさんの案内を受けながら文学散歩をする太宰ファンがたくさん集っていて、僕は何回か立ち止まって話を立ち聞きしたり走り心地のいい道(風の散歩道と名付けられている)を行き来したりしてなかなか暮れない午後の時間を眺めました。

大学時代、文学の授業中によくぼんやりと太宰とサリンジャーとケルアックの共通点を考えあぐねていたことを思い出す。小説を書くためだけに生き急いだ作家の魂みたいなものをじんわりと感じながら帰ってきて新しい歌を書き始めました。

桜桃忌2桜桃忌3桜桃忌4
  
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カメラ、カメラ

夜、ザ・カスタネッツ溝渕健一郎と落ち合いコーヒーを飲む。一眼レフカメラというおもちゃを手に入れた彼、素敵な写真が撮れそうでうらやましい。最近の話とか音楽の話を数時間、良い時間。

古書店で「アメリカ深南部」というフォトエッセイを買った。心がからっとするようなアメリカ原風景みたいな写真を眺めたかったのだがアメリカの光と影を切り取ったディープサウスのまとわりつくような熱気もなかなかいい。

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2008年06月18日

また渋谷

角田光代の「あしたはうんと遠くへいこう」を読んでいる。思春期に聴いていた音楽が小説の中の重要なファクターになっていて興味深い。今日こそはうんと遠くへいこうと願うのだがせいぜい渋谷くらいまでだ。

今日も渋谷、本屋で写真集を眺めていたらずいぶん時間が経っていることに気付いてハッとする。路地へ入ると渋谷にもいなたい飲屋が軒を並べてここはどこかと錯覚してしまうがあっという間にまたいつもの渋谷だ。

打ち合わせの後、運良く新譜のプロモーション来日中のギャヴィン・デグロウに挨拶。ギャヴィンは気さくで優しい人でした。素晴らしいピアノマン。彼が歌う「Halellujah」を聴いて感動した4年前にライブを思い出します。

井の頭線をひとつ手前の井の頭公園駅で降りて歩いて帰る。公園は人もまばらで静まり返って電話で話す自分の声がやたら響く夜で、例えば心が目に映る答えならば、と思った一日だった。

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2008年06月17日

武蔵野、渋谷

desktop渋谷O-Westでライブを観てアメリカンダイナー的なカフェで食事。週末ずっと新曲のアレンジで部屋にこもっていたので気分転換になりました。

歌詞を書く作業とアレンジを考える作業はどちらも同じくらい体力がいる。歌詞を書いているときはアレンジのほうが楽だと思うが、アレンジを考えているときには歌詞を書くほうがどれだけ楽か、と思う。

京都と名古屋で歌った「blue moon skyline」という新曲のデモを作り終えてiPodで何回も聴きながら井の頭線往復。夜はまだ半袖では少し寒い。  
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2008年06月14日

夜の散歩さ

mirrorballこんなに天気がいい日に作業部屋にこもってデモ録音作業。汗だくになりながらギターを。ああ、この暑さの感じも忘れていた。

夜になって涼しくなり吉祥寺を夜の散歩でスターパインズカフェへ。キッチンのライブを観にいく。リズムをサポートするのはイトケンさんとchubby!。その名の通り台所の窓から聞こえてくるような身の丈にあった歌を歌うキッチンだ。

昨日の夜は高校時代の友人が酔っぱらって電話をしてきたが今夜は初めてバンドを一緒に組んだ“みっちゃん”が入院していてヒマだ、とメールをしてきた。日付が変わるくらいの時間に珍しく母親も電話してきて「東京は大変やねえ」と言うが「東京でもどこでもみんな大変やろうもん」と返すと「まあそうばってんね」と。  
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2008年06月13日

音を記録する

red雨が思ったよりも降らなかったから窓を開けられてよかったがしかし、ああ、蚊という害虫のことを秋と冬と春の間にすっかり忘れていました。

夕方からイトケンさんとリズムアレンジを詰める作業とレコーディングに関しての打ち合わせ。夜から「blue moon skyline」という曲に取りかかる。

なぜか「ラストフレンズ」が最終回だと思い込んでいて肩すかしを食らう。すぐ手を出したり突然大声を出したりする人って嫌ですね。  
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2008年06月11日

見渡すかぎりの荒野でナンシー関ならこう言うさ

梅雨の谷間、ふらふらと出かけて渋谷で遅めのランチ。

パルコに「ナンシー関 大ハンコ展」を見にいった。5000個を越える消しゴムハンコ展示に度肝を抜かれました。作業場が再現されていたりゆかりのある文化人たちの真心のこもった回顧メッセージがあったりコラム記事パネルがあったり、入場料たった300円で圧倒的な質量、想像以上の大回顧展でした。百聞は一見にしかず、興味がある人はぜひ行ってみてください。

ブログが流行する前に逝ってしまった(2002年6月12日に逝去)ナンシー関さんがもし今の時代に生きていたらテレビはどうなっていただろうか。ここ最近のどうしようもない世の中のあれこれと、それに付随するメディアの流れに対してどのような一言を添えた消しゴム版画を作るのだろうか。そういうことを平日にも関わらずたくさんの観覧客全員が思っていただろうな。

誰もがそれぞれ思ったことを思いのままに推敲せずにリアルタイムに発言して、時に無責任に放り出してしまうような時代だからこそ、今はいろんな思いを言葉にする前にもっと思考を重ねていたいと思う。

夕暮れの井の頭線で角田光代「太陽と毒ぐも」読了。

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2008年06月10日

上野くんとチャビーと

DSC05734しばらくテレビを見ないことにしようかと。そしたらびっくりするくらいの大雨に降られて面白いほどずぶ濡れた。眩しいくらい日が射しているときに出かけたのに息もできないくらいの大雨。天気予報ぐらいはチェックしないとだめですね。

夜、上野くんとチャビーと集まってアレンジの確認作業。まだ未完成の楽曲のことをいろいろ話し合うのはとても楽しいし、いろんな課題が見えてきて頭がすっきりする。

ジェームス・テイラーは「現代のポピュラー音楽では初演と同時にレコーディングされるという事実が不思議でならない。歌もアレンジも時とともに観客を前にして成長し、ライブで20回ほど演奏された頃ようやく完成するものだ」と述べている。僕はこれからCDにしようと思っている歌のなかにはもう20回以上演奏したものもあるはずだ。  
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2008年06月09日

地平線の彼方で待っている

_SL500_AA240_日曜日、テレビを見過ぎて底なしの憂鬱な気分に。

真夜中にようやく歌詞を書く仕事。できあがっている音符の並びに言葉を乗せるのは新鮮な作業だ。明るくなるころに書き終える。“色でいうとウルトラマリン”という感じの、夜の歌になった。

日本語が通じないような、遠くの島なんかに旅に出たくなる。  
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2008年06月08日

Mirrorball-Rock Disco vol.5

Que12008年6月7日@下北沢CLUB Que

1.SING A SONG
2.ココロ/コトバ
3.クレメンタイン

4.home sweet home
5.hanalee

6.歓びの歌


山田稔明 with kickingbirds;
イトケン(dr.)/上野洋(Key.flute etc.)/chubby!(bass)



お昼から下北沢のスタジオで練習。リハ後はカフェでKKB歓談。下北沢は最近来るたびに風景が変わっている。久々のQueのステージは今まで試したことのない編成でのロック寄りな演奏でした。

昔から僕を知っているという大学のサークルの後輩がふたりも声をかけてくれた。今日初めて観たという人もCDを買ってくれた。そういう繋がりはいつの時も嬉しい。

対バンも素敵な良い時間でした。ポプシクルもバサロも同世代、力強いステージに励まされました。来てくれた人ありがとう。また7月に会いましょう。


Que3Que2Que4
  
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2008年06月07日

おはよう下北沢

telecasterうすっぺらい関わりではなくちゃんと会話を交わし人と人とが繋がっていくことでしか僕らの未来には希望がもてないのではないか・・・

などと考えているうちに夜が明けて、今日は下北沢CLUB Queでのイベントです。ドラムにイトケンさん、ベースにchubby!、上野くんには鍵盤とかいろいろやってもらいます。

Queでのバンドセットは半年ぶり。詳細はこちらで確認してぜひ遊びにきてください。
  
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Think About AIDS

livingtogetherusagiこんなに暖かい晴れた日に吉祥寺、中道通りでウサギが飛び跳ねるのを見た。

TOKYO FMホールへ「TOKYO FM × Living Together × ぐるりのこと。ポエトリーリーディング〜Think About AIDS」を観にいく。HIVポジティブの人やその近くにいる人たちの言葉を朗読し、HIV/AIDSを取り巻く問題と向き合って共生(Living Together)していこうというイベント。

ライブの前日にリリー・フランキー氏が出るという理由だけで半蔵門まで出かけるのはいかがなものかと思いつつも、自分の好きな物/事/人に接する機会を逃して後悔するのを、僕はもうやめたのだ。ありとあらゆる瞬間が見たいのだ。

想像していた以上に内容の濃い3時間。映画「ぐるりのこと。」の橋口監督が朗読の後の感想を述べながら感極まったところで僕も泣いてしまった。リリーさんは今日もクールな紺色のスーツで(昨日の「徹子の部屋」も白いスーツで素敵だった)涙で鼻をすする客席を笑わせたり(このテーマを下ねたを交えて和やかに語れるのはリリーさんくらいだろうな)再び神妙な気分にさせたりして穏やかなオーラを振りまいていました。リリーさんと橋口監督は悲しい優しい感じがする。映画「ぐるりのこと。」もそうだ。

人間と猫を比べることが適切ではないかもしれないが、野良猫を含むたくさんの猫とともに多頭飼いされていたうちの猫は猫後天性免疫不全症候群、いわゆる猫エイズになる可能性を持つFIVポジティヴだ。2001年の冬にその事実を知ったときにいろいろ調べものをしてFIV(ネコ免疫不全ウイルス)もHIV(ヒト免疫不全ウイルス)もすぐに命に関わるウィルスではなく体調管理などで発症を遅らせることができることを知っているし、現在の医療ではウィルスを撲滅できないため完治しないということも知っている。

このイベントに足を運んで、先進国のなかで日本だけが増加の一途をたどっていることをあらためて知りました。偏見と無知は僕らの足を引っ張ってしまう。何かを知ろうとする気持ちを僕は忘れないようにしたいと思いました。  
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2008年06月06日

週末はバンドで

rh2rh1午後から練習。エレキギターを爆音で。アコースティックもいいけどソリッドなロックもいい。

最近僕がつけるイベントのタイトルは意識的にか無意識にか“月”がモチーフになっているものが多い、と思っていた。「milk moon canyon」、「blue moon skyline」そして「三日月のフープ」と。しかし1999年の「雨の夜の月の光」というシングル以来連綿と続く、空を見上げて物思う行為の所以なのだな、と梅雨入りして雨降りの時間が長くなった窓の外を見て納得した。  
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2008年06月05日

最近のインディアン

ind_goodsindT物欲にかられ吉祥寺で散財。ホピの“サークル・オブ・ライフ”的デザインが微妙なユーズドTシャツ、僕が買わなきゃ他に誰が、と購入。

道ばたで古本市をやっていて、昔の西部劇パンフを3種ピックアップ。かなりの年代物だが色がきれいで見ていて気分がいい。

大阪の雑貨屋で見つけた『Nagawicka』というCDはインディアンが主人公の音楽劇(全編フランス語)、名古屋の開演前のBGMに使いました。京都のファンの方からもらったインディアンのスタンプはウォーボンネットの横顔が立派。

結婚パーティーでいただいた「マニトウのことば」というのはドイツ製のインディアン的カードゲーム。ひとりではできないゲーム。

果てのないインディアン探求の旅は続きます。  
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長谷川きよし公開レコーディング

abs雨降る渋谷へ。そういえば渋谷パルコで「ナンシー関 大ハンコ展」がそろそろ、と覗くも翌日からの開催で残念。人が溢れるハチ公口で待ち合わせて恵比寿へ。

京都神戸名古屋とさんざん歌を歌って東京に帰ってきた次の日、知人の誘いで長谷川きよしさんの、観客を招いてのコンサートレコーディングを観にいく。

降り止まぬ雨のなか会場へ。その会場となるのはかつてBMG時代のある時期すべての録音を行っていた地下のスタジオに隣接する小規模なホールで、ライブパフォーマンスの苦手だった僕の特訓の場だったり、その音の響く環境を利用して「ねじを巻く」を録音したセッションだったり、いろんな思い出が渦をまくシチュエーション。

長谷川きよしさんは1960年後半から活動されているシンガー。定刻を少し過ぎてあらわれた長谷川さんはフォークギターではなくナイロン弦のガットギター。音叉を膝でポーンと打って丁寧にチューニングをして始まった音楽はとにかく芳醇で、弾き語りの独奏なのにベースとリズムとメロディとがすべて鳴っている。

オープニングはジャズスタンダード「Fly Me to the Moon」。歌も力強く歌い出しの「Poets often use many words to say a simple thing(詩人はときにシンプルなことを言うためにたくさんの言葉を使うのだ)」という僕の大好きな詩が聞こえてきて少し震えた。テープが回っている!というピンと背筋の伸びるような緊張感が会場を包んでいました。

昔を振り返って「'70年代のフォークブーム以降、ギターを弾いて歌う人はみんなフォークシンガーと言われて僕もそうでした。フォークはほとんど歌ったことないんですけどね」と穏やかに話す長谷川さんの音楽は“シャンソン”というカテゴリーに当てはまるのだろう。僕が長谷川きよしさんについて事前に知っていたのは40年のキャリアを誇る全盲のシンガーソングライターであるという情報だけだったのだけども、この日僕が初めて聴いた歌とギターが奏でる音楽は、もうシンプルに“うた”と呼べばそれで済むくらい説得力のあるもので、空気のヴァイブレーションをライブ録音でCDに閉じ込めようというこのライブは必然的な試みなのだな、と思いました。



この日を含めて2日間行われたライブレコーディングは9月に小西康陽氏のコロムビア*レディメイドレーベルからリリースされるそうです。ステージの様子を小西さんも見守っていらっしゃった。1990年代に僕はピチカートファイヴをたくさん聴いて様々な音楽を知り、そして90年代の終わりにはこのホールと同じフロアにあるスタジオで自分のCDを作ってキャリアが始まったのだ、ということがとても象徴的で、2時間のライブの間、音楽に集中しながらも目をつぶっていろんなことを考えたり思い出したりしていた。

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2008年06月04日

DAY4;名古屋から帰京

hmnundergroundチェックアウトして東京まではバスの旅。窓の外は曇り、途中から雨に変わった。半袖では寒い。

録音した京都と名古屋のライブをイヤホンで聴きながら(途中ウトウトしながら)いろんな瞬間を思い出した。アンプラグドの「home sweet home」はちゃんとアンプラグドの音がしたし、休憩中のカフェではアイスカフェオレや電気ブランなどを頼む注文の声とグラスと氷でカラカラと鳴る音まで入っている。

京都、名古屋とも遠方から(北海道や東京やタイなどから)来てくれたお客さんもたくさんいたけれども、なによりも当たり前のように京都に行けば京都の、名古屋に行けば愛知の人がこれだけたくさんいる、ということが嬉しかった。多分新潟に行けば新潟のファンが、広島に行けば広島のファンが、福岡へ行けば福岡のファンがたくさん来てくれるんだろう。どこへ行っても僕の音楽を欲して聴きにきてくれる人がいるんだろうな。

新しい作品を作ったら今まで以上にいろんな街にギターとキャリーバッグを引きずって出かけていきたいな、と今まで以上に思った旅でした。そう思わせたのはニコニコした顔で音楽に揺れたり目をつぶって言葉に集中したりするみんなの姿でした。ありがとう。  
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DAY3;名古屋

mnkt1mnkt2開演時間を少し遅れてモノコトのライブも「雨に負け風に負け」でスタート。一段高くなったところで僕が歌い、お客さんは自分より低い位置と自分と同じ高さに座るという、説明しにくいシチュエーションでした。とても穏やかな雰囲気。

この日もステージ前に歩み出てギターは生音で声もマイクも通さずに「home sweet home」を。昔は恥ずかしくてこんなことできなかったな、など考えながら。

途中小休憩のときに2005年春の名古屋での出来事から自分の考え方が変わって現在の自分がある、ということを長々としゃべってお客さんも笑ってくれて嬉しかった。

モノコト企画の「大Tシャツ展」にあやかって、僕の手描きイラスト入りのTシャツを作りましたがじゃんけんに競り勝ったのは静岡と愛知のファンの方。Tシャツ代はチャリティーに。早速「日本赤十字社に募金しました」という報告もいただきました。

この日も「歓びの歌」でステージをしめるつもりだったのだけど、京都と同じようにもう一度アンコール、久々に「手と手、影と影」を生ギターと生声で、「ああ、もう声が枯れてもいいよ」という感じで歌いました。気持ちよかったです。

久々の名古屋、初めての2時間のソロを僕も堪能しました。来てくれたみんなもそうだったら嬉しいです。

モノコトのスタッフも皆さんとても穏やかであたたかく迎えてくれた。またこの場所に歌いにこれたらと思いました。数年ぶりの世界のやまちゃん、手羽先も美味しかった。


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DAY3;大阪〜名古屋

osaka_retro結婚式で飲み疲れた次の朝、しかし意外と早起きをしてランチの約束。日曜日の心斎橋はとても賑やか。Lマガジンを読んでいて目にとまったレトロビルに立ち寄る。関西には古い味のある建物が多くてうらやましい。今度は大阪でもライブをやりたいです。


午後、新幹線で名古屋へ向かう。

途中窓の外を見ながら曲順や話す内容などを考えていたら、何もない、田んぼと地平線だけの景色がずいぶん続き「もしここに住んでいたら僕は」とか「いや、こういうとこには死んでも住みたくないなおれは」とかいう妄想が頭をぐるぐると占拠していろいろ考えこむ。あの風景が何県だったかもわからない。

ここ数年名古屋へ行く時はいつも車だったので名古屋駅に降り立つ感じが新鮮。ここの地下鉄に乗るのも何年ぶりか。大須観音へ行くのは初めて。

昔から取材のたびに「多分山田くんの好きなタイプの街ですよー」と言われていた一角、確かにいろんな時代感覚がミックスされたとてもアジア極彩色的な、妙に落ち着く場所でした。

ファンの子からインディアン関連のお店がある、と教わったのだけれども時間的にかなわず。

リハーサルが長引いてしまってお店の外には長蛇の列ができてしまいました。


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2008年06月03日

DAY2;神戸

wed1明けて土曜日、早起きして大阪の友人と合流、2月以来の神戸へドライブ。

この日僕は知人の結婚式のお祝いに歌を歌うことになっていたのだ。朝から降っていた雨が式が始まる頃にはあがって晴れ間も見えるほどに。式場には久々に会う顔も多くて楽しい。


新郎新婦はとにかくGOMES THE HITMANの音楽が好きで東京でも名古屋でも大阪でもどんなライブにも駆け付けてくれる。だからこの日も要所要所で自分の歌が流れる(「饒舌スタッカート」「ready for love」とかいろいろ)。

一番不意をつかれたのは生演奏BGM担当のピアニストとフルート奏者が、ふたりのための音楽を、と「夜明けまで」を奏で始めたときで、「あああ、、おれの曲だ」と膝が折れ曲がってしまうふわふわした感じ。

よくファンの方から「先日結婚しました。GTHの曲をたくさんBGMに使わせてもらいましたよー」と報告を受けるのだけれども、そういう場に出席するとこういう不思議な緊張感を味わうことになるのだなあ。

僕は友だちにチェロを弾いてもらって「僕らの暮らし」を、そして新婦のリクエスト「keep on rockin'」とこの日初めて演奏するサプライズ的新曲を新郎新婦の門出に捧げました。様々な趣向を凝らした退屈しない楽しくて朗らかな素晴らしい式だった。

楽しい一日でした。末永くお幸せに。



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DAY1;京都

kyoto1雨の東京を出発し新幹線で京都へ。車中で曲順や構成を考えていたらもう古都。

SOLE CAFE(「ソーレカフェ」と発音)があるのは紫野というところ。いわゆる派手な観光スポットが密集してるわけでもなく(金閣寺と佛教大学が近くにある)、アクセスもバスで行くほかないから至極便利という立地でもない。

だからだろうか、今まで見たことのない“リアル京都”というか、京都の普通の暮らしの風景を感じる街並だと思った。バスに揺られて走ると昔なつかしい親戚のうちに遊びにいっているような気分になる。京都の土地に根付く歴史とか時間を感じ、その後のステージで「すれ違う幽霊とくすぐったい思い出が僕の腕を離さずに繋ぎ止めている」という歌詞を噛み締めて歌うことになる。

初めて辿り着いたSOLE CAFEは夫婦が経営する小さなお店で所狭しと椅子が並んでいる。右手を見ると窓の外には行き交う人や車が見える。早めに到着したお客さんの姿も。カフェの壁に跳ね返った自分の声が響いてとても気持ちがいい。

ライブが始まってしまうとずっと楽しくてあっという間の2時間でした。照明を全部消してさらにアンプを通さずに生ギターと生声で歌った「home sweet home」、みんなでハンドクラップを3回鳴らした「SING A SONG」、この日のために作った「blue moon skyline」、想定外のアンコール「距離を越えてゆく言葉」。とても良い雰囲気の空間だったと思います。

ライブ終了後はSOLE CAFEで美味しいご馳走をいただく。店主夫婦は僕と同い年でとても素敵なふたり。話も弾む。またこの場所に歌を歌いにくるだろうなと確信。東京に戻ると「SOLE CAFEにとって勇気と未来を感じる決して忘れることのできない一日になった」という旨のメールが。僕も同じように、いろんな街に「帰るべき場所」が生まれていくという感覚が不思議に心地良くて忘れられない一日になりましたよ。

北海道、北陸、関東など遠方からのお客さん、そしてもちろん京都を初めてたくさんの関西のみんな、SOLE CAFEに大きな感謝を。

kyoto3kyoto2sole2



  
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2008年06月02日

夜の科学 in 京都/名古屋

sole12008年5月30日@京都SOLE CAFE
“夜の科学 in 京都〜blue moon skyline”


1.雨に負け風に負け
2.スティーブンダフィー的スクラップブック
3.夏の日の幻

4.home sweet home
5.星に輪ゴムを
6.glenville

7.クレメンタイン
8.SING A SONG

9.おはよう舞妓さん(カバー)
10.milk moon canyon
11.blue moon skyline(新曲)

12.ONE
13.hanalee

EN1.ストロボ
EN2.sweet home comfort
EN3.歓びの歌

EN4.距離を越えてゆく言葉






monokoto2008年6月1日@名古屋モノコト
“夜の科学 in 名古屋〜my favorite tee”


1.雨に負け風に負け
2.夏の日の幻
3.何もない人

4.home sweet home
5.glenville

6.クレメンタイン
7.SING A SONG

8.milk moon canyon
9.blue moon skyline(新曲)
10.ONE

11.Puff the Magic Dragon
12.hanalee


EN1.光と水の関係
EN2.sweet home comfort
EN3.歓びの歌

EN4.手と手、影と影





東京に戻る帰路、録音した2つのライブを聴き返しました。手拍子の音とかみんなの声が
ことのほか大きく響いて、いい時間を過ごしたなーと感慨深いです。みんなのレポートや
感想をぜひともコメントしてくださいね。見ることができなかった人のためにも。  
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東京へ

2c125df4.jpg名古屋モノコト、たくさんのご来場感謝。

とても楽しい2時間でした。また来ます。  
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2008年06月01日

名古屋へ

a41f6188.jpg窓の外は何もない初夏。

今日はずっと良い天気。  
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