2009年02月28日

お腹がすく街、大久保

ザ・カスタネッツがレコーディングをしているというので雪が雨に変わったのを見届けて新大久保へ美味しそうなスイーツを差し入れにいってきた。6年前『omni』を録ったスタジオ、オムニ食堂という韓国料理店もある。

カスタネッツは若々しいエッジのある曲を試行錯誤しながら録音していました。元さんの歌うフレーズも「全部文字合わせの仮の歌詞だ」とは思えないほどちゃんと現在をとらえていて刺激になりました。

しかし新大久保という街を歩くとお腹が減る。そこかしこから良い匂いがしてくるのだ。

casta1casta2  

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2009年02月27日

東京は雪

ume梅が可憐に咲いていたのに朝起きたら雪が。すぐやむかと思ったらお昼から雪粒がどんどん大きくなってきました。向かいのマンションの中庭には白く積もってきた。

レースカーテン越しにもちらちらと雪影が揺れるので猫が窓の外を気にしています。武蔵野は都心より確実に寒い。2度くらい寒いはずだ。

橋口監督初期作品集「自主映画。」を観てじりじりと感動。“自主”という言葉の本当の意味を考えた。それは誰から頼まれたわけでもなく自発的な熱情でものつくりをすることだ。

今回の僕のソロアルバムは自主制作の作品です。誰からも頼まれず誰からの企画でもなく誰からの指図も受けず自分が作りたくて作った。でもそれが誰からも望まれないものであったとしたら意味がないわけで、いま僕のアルバムを待ちこがれてくれている人たちのことを、とても愛おしく感じます。  
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2009年02月26日

夏の夜の花火 胸を刺す痛み

shangri理想郷とゴミ捨て場、シュールな風景だ。

辺見庸の講演をまとめた「愛と痛み 死刑をめぐって」を読み終えた。とても重たく、考えさせられる内容でした。村上春樹のエルサレム賞のときのスピーチもそうだけれども、意思表明とは身を切るような行為だと痛感する。

“自分”という個を世間からきちんと切り離して思考することの大事さとか、声の大きさや小ささに惑わされることのない自分のなかのスタンダードとかニュートラル・ポジションとか、そんなことに想いを馳せました。  
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2009年02月25日

三たび、ぐるりのこと。

left hand朝早くに宅急便が来て、「ぐるりのこと。」のDVDが届いた。橋口監督の超初期作品を集めた「自主映画。」も一緒に。

先行試写と公開後とあわせて2回観た映画だったから3度目の橋口監督と木村多江さんとリリーさんのコメンタリーを聞きながら反芻しました。加瀬亮法廷シーンの裏話が面白かった。すごく細かいところまで考えぬかれた丁寧さに改めて感嘆。ものつくりは命削ってするものなのだな。


MySpaceをソロモードに。前回「夜の科学」でお披露目した楽曲群も近いうちに公開できると思いますのでもう少し待ってください。  
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2009年02月23日

絵ノ具と鉛筆とショーン・ペン

arrow朝からテレビで米アカデミー賞を観ていました。たくさんのスターの機知に富んだ発言と演出、エンタテインメントの土壌の豊かさを思い知らされます。

おくりびと」が外国映画賞を取ったのも感動したけれど、「ミルク」で主演男優賞に輝いたショーン・ペンのスピーチがとてもよかった。

この「ミルク」、今一番観たい映画だ。去年感銘を受けた「イントゥ・ザ・ワイルド」で監督脚本を担ったショーン・ペンが、主役を張ったエミール・ハーシュと共演、ガス・ヴァン・サントがメガホンをとる実話に基づく映画。サンフランシスコが舞台なのだ。

ツアー全公演の受付が始まりました。東京と加古川はソールドアウトとのこと、本当にありがとうございます。ぜひ聴きにきてください。  
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2009年02月22日

ありがとう

soldout  
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ready for the road?

本当は底なしにたくさんの皆さんに観てもらいたい夜の科学、今日明日とそれぞれの公演の申し込みが始まります。
各会場とも席数に限りがあるので、頑張ってお早めのチケット確保を。

こないだの先行試聴会でもお披露目しましたが僕の初めてのソロアルバムは『pilgrim』というタイトルに決まりました。


山田稔明 『pilgrim』
GTHC-0001/2009年3月25日発売

1.harvest moon theme
2.blue moon skyline
3.clementine
4.夏の日の幻
5.三日月のフープ
6.pilgrim
7.雨に負け風に負け
8.SING A SONG
9.ONE
10.ユートピア

produced by Toshiaki Yamada
manufactured by GOMES THE HITMAN.COM



レコ発ツアー各会場にて発売日に先駆けてCDを販売する予定。
ピルグリムとは旅人、巡礼者、放浪者という意味があります。
旅はようやくこれから始まって曲がりくねった道は続くのです。


tour_sq  
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週末、冬の終わり

obamint自宅作業が続く。

あんなに先週末はあたたかかったのに、すんなり春にはならないものですね。九州の故郷では梅林がきれいだったけれどもふらっと散歩してみたら近所の公園の梅も可愛らしく咲いていました。もうすぐこの寒さも終わるか。

アメリカに住む友だちがオバマ大統領ミントを送ってきてくれた。ありがとう。カラカラと小気味の良い音がしました。  
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2009年02月20日

夜の科学〜hit the road!

“hit the road!”は旅立ちの合い言葉、「さあ、行こう!」という意味です

tour ad  
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山田稔明『pilgrim』レコ発ツアー詳細決定

“旅路”をテーマに綴る10話のストーリー
GOMES THE HITMANリーダー山田稔明が
4年の歳月をかけて完成させた待望のソロアルバム
『pilgrim』2009年3月25日発売決定!


【東京/関西/名古屋レコ発ツアー決定!】
GOMES THE HITMAN.COM presents
『pilgrim』発売記念ツアー2009

“夜の科学vol.21〜hit the road!”
[東京] 恵比寿天窓switch
2009年3月14日(土)
開場18:00/開演18:30
前売¥3,500(1ドリンク代別途)
出演;山田稔明
※2月22日(日)21:00〜
オフィシャルサイト特設メールフォームにて予約受付開始


“夜の科学 in 京都〜hit the road!”
[京都]紫野 SOLE CAFE
2009年3月20日(金祝)
18:00開場/18:30開演
前売3,500円(ドリンク代別途)
※2月23日(月)15:00〜
SOLE CAFEにて電話/メールフォームでの受付開始


“夜の科学 in 加古川〜hit the road!”
[兵庫] 加古川 チャッツワース
2009年3月21日(土)
18:00開場/18:30開演
前売3,500円(ドリンク代別途)
※2月23日(月)チャッツワースにて電話・メールでの受付


“夜の科学 in 名古屋〜hit the road!”
[名古屋] 大須 モノコト
2009年3月22日(日)
18:30開場/19:00開演
前売3,500円(ドリンク代別途)
※2月23日(月)オフィシャルサイトでのRESERVE、
モノコトにて電話での受付開始



すべての情報詳細についてはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトにてご確認ください。  
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2009年02月18日

『pilgrim』をpreviewした

kgk20_0さて、そんなこんなでバタバタのなか迎えた夜の科学20当日でしたが、今回は今まで使った映像も今回撮り下ろした映像も含めてスクリーン占有率が高い感じでした。

コマ撮りという撮影方法でちょこちょこ人形を動かしたりするのはとても時間のかかる作業で3時間ちまちまやってもあわせてできあがったアニメーションは1分にも満たない、という感じで「今このときにおれはこのコマ撮りを続けるのか・・・」という気分に苛まれたりもしました。しかし、雑貨屋で買った古いおもちゃとかファンの方からもらったインディアンとか紙粘土で作った猫とか、そういうものをコマ撮りで動かすとさらに愛着が湧くもので、今後は「あ、この猫の置物うごかしたら可愛いかも」と思いながら購入するものも出てくるかもしれない。

ライブ自体はやはりかなり独特の空気感だったように思います。「僕たちの旅〜自己嫌悪'97」というのは12年前のネタ帳のなかにあった旅路をテーマにした未発表曲。記憶にあったメロディを束ねて時を越えて歌ってみました。

マスタリング音源を大きな音で流して自分で聴き入ってしまったり左右に揺れる客席を不思議な気分で盗み見したりしていました。ライブで育ててきた楽曲たちですが、CDになってさらにひとまわりもふたまわりも大きくなっていくような気がします。来月、生身の声とギターで高らかに歌い上げたいと思います。

座れなかった皆さん、本当に長時間お疲れさまでした。座っておしりが痛くなったみんなにもありがとう。

追記;山のようなチョコレートをありがとうございました。2月14日なんかにライブをやると頂き物が多くてほんとに申し訳なくなりますが次は3月14日にもらったぶんを音楽でちゃんとお返ししたいと思います。


写真をまとめてアップします。   続きを読む
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愛しのクレメンタイン

クレメンタインと書こうとすると暮れ明太ンと変換されてしまう。明太子をたくさん買ってきました。

佐賀と福岡でライブハウスの下見を。うちの母親の、「飲んで歌ってウェスタンカントリーの店があるっちゃん」という情報に半信半疑でしたが行ってみるとめちゃめちゃアメリカンなバーで、モニュメントバレーをバックに歌っている自分を想像したりしてみました。

福岡天神ではカフェとライブハウスを視察。久々に街を歩きました。変わらないところと変わってるところと半々。兵庫より西ではもう長いこと演奏していないので今年こそは音楽の旅を。


bar1bar2tenjin  
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不慣れな服を着て

home1home2人生とはいろんな旅の連続だと僕は思って、“旅路”をテーマにしたアルバムを作ったのだけれども、誰の人生にも最後の旅立ちというものがあって、僕はライブの翌日から親族の最後の旅立ちを見送りに1年ちょっとぶりに故郷へ帰って、そしてまた東京に戻ってきました。

誰かの最後の旅立ちに立ち会うとき、そこには怖さとか恐れの感情は全然なくて寂しさと悲しさと優しさが入り交じった独特な気分に支配される。旅立つ人と残された者の対比。去りゆく君にさよなら、残された僕らもいつか。

たった何時間の間に従兄弟と昔話をしたりおばあちゃんに会いに行ったり、急な電話で呼び出した友だちとお茶したりお酒を飲んだり。一週間分くらいの2日間だった。皆さん、スタッフと各セクションに、いろいろ滞ってごめんなさいと伝えたい。

  
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2009年02月15日

I am a pilgrim

6b9bc22e.jpg空路、福岡へ。この街ではストレンジャーではない気がする。
言葉の響きが耳に優しい。とっとっと?とっとっとっとっと?という感じだ。
こんなふうに僕らはそれぞれ旅の途中。  
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夜の科学vol.20〜pilgrim preview & live

pilg2009年2月14日@恵比寿天窓switch

0.opening SE〜I am a Pilgrim
1.harvest moon theme(from 『pilgrim』)
2.RGB
3.シネマ

4.点と線
5.blue moon skyline(from 『pilgrim』)
6.clementine(from 『pilgrim』)

7.セレナーデ
8.夏の日の幻(from 『pilgrim』)
9.三日月のフープ(from 『pilgrim』)

10.僕たちの旅〜自己嫌悪'97
11.pilgrim(from 『pilgrim』)
12.雨に負け風に負け(from 『pilgrim』)

09021413.a place called powwow
14.SING A SONG(from 『pilgrim』)
15.me-light

16.ONE(english ver.)
17.ONE(from 『pilgrim』)
18.ユートピア(from 『pilgrim』)
19.ユーフォリア

EN
20.clementine
21.tsubomi


たくさんのご来場、3時間にわたる長時間のご拝聴ありがとうございました!  
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2009年02月12日

猫なで声

paletいつものようにいろんなことが並走して、なかでもやっぱり夜の科学の準備はいつも大変だ。できあがったアルバムを聴いてもらう、という趣向なので今までにないステージ進行、たくさんしゃべることになりそうです。

fishing with john(以下fwj)こと五十嵐祐輔くんという友だちがいて、イトケンさんと彼と三人で高田渡さんのカバーを録音したりブックオフで100円で買った本をわざわざ郵送で交換し合ったりする仲なのだが、僕がもし歌わずに音楽をするとしたらfwjのような音楽になるのではないか、と密かに思ったりもする気になる音楽家だ。

その彼から猫のDVDが送られてきた(クロネコメール便で、だ)。「寝ん猫」という、動物写真家でギャラリー猫町のオーナーでもある板東寛司さん初の映像作品にfwjが全篇書き下ろし曲をつけたもの。

うちの猫の声の音素材を欲しいと頼まれて、いつもはぎゃーぎゃー鳴くくせにマイクを前にすると途端に寡黙になるポチの声をどうにか録音して彼に託していたものの完成盤。自分ちの猫の声くらいすぐわかるはずだと思ったら意外とわからないものです。

その楽曲をまとめたデジタル配信版「猫書簡」というのも同封されていたのだが、自分ちの猫の声を聴き逃すまいと集中していたら突然自分の声が聞こえてびっくりしました。詳細はfwjのブログにあります。猫は自分勝手なところがいい。  
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2009年02月09日

新しいプレイグラウンド

tunnel1tunnel2tunnel3  
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2009年02月08日

監視役

studio2波形やマウスポインターの動きが気になるのか、音を一番いい定位で聴きたいのか知らないが、今回一連のソロアルバム録音作業中、うちの猫は真ん中の最前列的な場所でその強烈な存在感を僕に示し続けている(とても邪魔です)。

しかしこの、猫フィルターを通すことで確実に声や楽器のプレイにまろみのようなものが加わるのが自分でもわかってそれがCDにもちゃんと忍び込むのだなポチよ、と思った。

風が強い日。一輪挿し用に買ったミモザのおかげで春を少し感じられました。  
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2009年02月06日

右も左も

studioイトケンさんのリズムの上にベースをダビングしてゆく。僕はベースという楽器が大好きでラインを考えたりフレーズを差し替えたりするのは苦ではないけど、熱中すればするほど左指がひりひりしてくる。

ブルース・スプリングスティーンの新譜『Working on a Dream』が躍動感あふれて素晴らしかったです。

彼の「HIGHWAY PATROL MAN」という曲を下敷きにショーン・ペンが脚本と監督をつとめた「インディアン・ランナー」という1991年の映画をDVDで観ましたがこれもアメリカの光と影のコントラストが印象的で胸に沁みた。

五十嵐正さんがまとめた「スプリングスティーンの歌うアメリカ」もあわせて読むと数十年揺るぎないアーティストとしての真摯な姿勢を再認識させられる。


  
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2009年02月03日

あっという間の1月、もう2月

po090202朝早く起きてもあっという間に時間が過ぎてすぐ夜になって、また朝を待つ日々です。

依然として“旅路”アルバムまわりの事務的手続きと、別次元で並走している“家路”アルバムでのイトケンさんとの録音作業が続く。道は長く曲がりくねって、昇ったり下ったりしている。

猫だけが繭のようにすーすー寝ているのだ。  
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2009年02月01日

視線

po1po2po3  
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