2009年04月30日

希望について

milkガス・ヴァン・サント監督ショーン・ペン主演の「MILK」を観てきた。期待に違わずとても素晴らしく感動した。1970年代のサンフランシスコの風景はアメリカの光と影の木漏れ日に様々な様相を見せて、魅力的な登場人物がたくさん、このまま映画が終わらなければいいのに、と思いました。

去年の「イントゥ・ザ・ワイルド」から僕はずっとショーン・ペンに惹かれていて「インディアン・ランナー」「デッドマン・ウォーキング」「ミスティック・リバー」と関連作をたくさん観ていましたが、ショーン・ペン演ずるハーヴェイ・ミルクのチャーミングさにしびれました。“希望”がテーマの映画です。しばらく僕も“希望”について考えてみたいと思います。

加古川チャッツワースからマカイバリ茶園春摘み ダージリンティーが送られてきました。新しい季節、という感じです。おいしかった。春先のライブの音源をまとめたディスクが同封されていたので加古川で歌ったカバー曲をMySpaceにあげてみました。GW限定公開ということにします。

5月の「夜の科学」もリクエストを募りたいと思います。詳細はもうすぐ。  

Posted by monolog at 17:11Comments(3)TrackBack(0)

2009年04月28日

ゴールデン・ウィーク

夜の科学が終わって作詞の仕事をしたり打ち合わせに出かけたり休んだりバタバタクタクタっとしていました。

今回ライブのアンケート、いつにも増して読みごたえがありました。「なぜオレは(私は)山田稔明のライブに行くのか」ということを熱く語る言葉たちよ。次も頑張ろうと励まされました。ありがとう。

エイプリルフールきっかけの「Early Days」も好評でした。90年代の習作は再演してみると風通しが良くて晴れ晴れとしている。

最近偶然ばったり人によく会います。BMG時代お世話になったスタッフや伝説のバンド葡萄畑の青木さん、ヨシンバの吉井さん、今日は吉祥寺でキッチンのふたりとカスタネッツ健一郎。新宿でプロインタビュアーの吉田豪さんをお見かけしてちょうどカバンに彼の著作が入っていたので話しかけて持ちあわせた『pilgrim』を受け取ってもらいました。

あともうひとつ、いつも聴いてるラジオのアンケートに当選したらしく絶対自分じゃ買わないような“高級ポータブルラジオ”がポストに届きました。iPod離れしてしまいそうだ。

pochi090428_2pochi090428_1  
Posted by monolog at 21:35Comments(1)TrackBack(0)

2009年04月26日

夜の科学vol.22〜notes from the road

090425_12009年4月25日(土)@恵比寿天窓switch
“夜の科学vol.22〜notes from the road”

0.hit the road〜harvest moon theme
1.思うことはいつも(『cobblestone』)
2.夏の日の幻
3.bluemoon skyline

4.コイシテイルカ(カバー)
5.何もない人(『weekend』)
6.雨に負け風に負け
7.clementine

8.幸せの風が吹くさ(「Early Days ep」)
9. 三日月のフープ

10.keep on rockin'(『cobblestone』)
11.pilgrim

12.リクエストコーナー
  雨の夜と月の光〜ホウセンカ〜夕暮れ田舎町〜長期休暇の夜
13.train song(『weekend』)
14.Homeward Bound(カバー)
15.ONE

16.歓びの歌
17.SING A SONG

EN
18.悲しみのかけら
19.ユートピア
20.hanalee

21.この広い世界で


ご来場ありがとうございました!
次回の夜の科学は恵比寿天窓switchにて5月30日(土)を予定しています。

夜の科学22オープニング

  
Posted by monolog at 11:30Comments(5)TrackBack(0)

2009年04月24日

ラジオの魔法を信じる会

radio2radio1自由が丘へ。来月放送のラジオ番組の収録。2000年に僕はDate FMとK-MIXとでレギュラー番組をやっていたのだけど今考えたら自分の好きな曲をかけて好きなことを話して、ラジオって楽しかったなーと思います。

今回の番組はK-MIXで8年も続く良質な音楽番組「ようこそ夢街名曲堂へ!」、パーソナリティは長門芳郎さんと土橋一夫さん。長門さんはシュガーベイブ/ティンパンアレーのマネージャーをつとめ伝説のレコード店PIED PIPER HOUSEの店長/オーナーであり文筆家。僕は学生の頃に長門さんのレコード屋さんの本を読んで感動し、メジャーデビューするときにライナーを書いてもらい食事会をして、それ以来ずっと仲良くさせていただいている(奥様の地元が佐賀で、長門さん帰省時に偶然にもうちの母親に「うちの息子はGOMES THE HITMANっていうとです」と売り込まれたという逸話もある)。土橋さんも杉真理さんのレコーディングのときにお会いしてからの付き合いだからもう10年近くになる。三人そろって猫好きで猫を飼っているということもあって猫話ばかりでなかなか収録がすすみませんでした。

5月16日(土)と23日(土)、2週続けてたっぷりゲスト出演させてもらいます。最初の週は『pilgrim』特集で語り倒しました。収録中、ヘッドフォンで久々に『pigrim』の曲をじっくり聴き入ってしまいました。長門さんはハミングしながら歌詞カードを見ながら聴いてくれて、とても嬉しかった。2週目は「饒舌スタッカート」が「猫ジャケ2」に載ったということもあって「猫ジャケ/ネコード特集」に。長門さんが持参した「アイシアの歌フルバージョン」っていうのがものすごく可愛くて良かったです。可聴地域の静岡の皆さんぜひ聴いてください。

明日は大荒れの天気とのこと。気をつけて恵比寿まで辿り着いてください!ひとつ先の季節を思うような空間にしたいと思います。  
Posted by monolog at 23:18Comments(2)TrackBack(0)

2009年04月22日

ピルグリム

3rdhirooお昼に夜の科学用の映像を撮影に繰り出しクタクタになるも髪を切りに広尾へ。

ライブのアンケートで誰かが「第三舞台の『ピルグリム』というお芝居を見たことがありますか?」と教えてくれた鴻上尚史さん作演出の舞台。いきつけの美容院に第三舞台の関係者の方がいてDVDを貸していただきました。20年前の作品。ライブが終わったらゆっくり観ようと思う。

ヘアカットのついでにそのDVDを届けてくれたのは瀬川亮さんという俳優さんで、帰宅後ホームページを見て金八先生にも出ていたことに気付いた。いろんな人に会うサロンだ。

ミュージックマガジンに宮子さんが書いてくれたレビュー、「久しぶりに山田の陽性の部分がクローズアップされて..」という指摘に納得。だから歌っていて気持ちいいのか、と。週末の「夜の科学」は早めにセットリストが固まってきていますが、リクエストなどあればお気軽にコメントください。僕も話半分参考程度のつもりで聞きます。  
Posted by monolog at 00:17Comments(7)TrackBack(0)

2009年04月20日

House is not a Home

hachikohouseここ最近は安宅、イトケン、上野と五十音順にkickingbirdsでお世話になったみんなと会っていろいろ打ち合わせたり世間話したり。みんな元気で忙しくしている。次はchubbyだ。

週末、知り合いの建築家が設計した家の見学会を覗きにいきました。「私たち建築家の作品発表の場はCDやライブというわけにいかないのでこんなかたちになります」という案内メールの言葉が印象的だったのです。6人家族それぞれの部屋とそれを繋ぐ共有スペースを考えて作られた家は当然新築の匂いがして床もすべすべで、「僕が住むならここを仕事場にしてあっちを寝室にして1階を事務所にして・・・」と妄想。ジャンルを越えたいい刺激をもらいました。

その足で週末の喧噪にきしむ渋谷へ。ハンバートハンバートのライブに遊びにいく。簡素で芳醇で素晴らしいライブだった。言葉と声と楽器が身体と結びついていて、ごくごく自然発生的に鳴るべき音が鳴っている感じだ。感動した。

僕も頑張って人の心を動かすような特別な音楽を鳴らしたい。  
Posted by monolog at 00:29Comments(1)TrackBack(0)

2009年04月19日

夜の凪

pochi090419  
Posted by monolog at 13:19Comments(1)TrackBack(0)

2009年04月17日

要求か

pochi090416_2  
Posted by monolog at 01:16Comments(3)TrackBack(0)

2009年04月16日

ホットカーペットを要求か

pochi090416_1  
Posted by monolog at 19:39Comments(2)TrackBack(0)

2009年04月14日

春びよりも今日まで

pochi090413  
Posted by monolog at 01:49Comments(5)TrackBack(0)

2009年04月13日

桜の季節も過ぎて

pochi090412_2pochi090412_1バタバタと忙しい日々でした。イトケンさんと打ち合わせたり夏に向けてTシャツを作ろうと下調べをしたり「家路アルバム」のあれやこれやとか。猫だけがさんさんと射し込む春の日射しのなかで溶けるように眠るのです。

4月の「夜の科学」もたくさんのお申し込み、SOLD OUTになりました。ありがとう。先月の関西名古屋ツアーを経ての再発見とか“Early Days of 山田稔明”的なアーカイブ公開も含めた新しい季節の「夜の科学」にしたいと思います。

『pilgrim』は一般レコード店には流通せずライブ会場とネット通販での販売という形態をとっていますが、購入してくれた知人が「CDを買うなんていつぶりだろう」みたいなことを言うのでびっくりした。僕自身は相変わらずたくさんのCDを手にして新しいつながりにいつもわくわくしています。

Mergeレーベル20周年記念盤『Score! 20 Years of Merge Records』はカラフルで楽しいコンピでした。「明日に架ける橋」から40年目にして日の目をみたサイモン&ガーファンクルの『LIVE 1969』はため息が出るほど美しいライブ実況盤。

学生の頃から好きだったINDIGO GIRLSという女性デュオ(R.E.M.と同郷でデビュー作にはマイケル・スタイプがコーラス参加)、これまで100円とか300円とかで思い出したように中古盤を買って聴き続けてきたのですが、自身のレーベルからインディペンデントリリースされた新作『Poseidon and the Bitter Bug』を購入。揺るぎない歌と乾いた楽器の音が素晴らしかったです。  
Posted by monolog at 02:52Comments(0)TrackBack(0)

2009年04月09日

今年の桜は素晴らしい

cherry_inokashira1cherry_inokashira2cherry_inokashira9cherry_inokashira3cherry_inokashira4cherry_inokashira6cherry_inokashira5cherry_inokashira8cherry_inokashira6  
Posted by monolog at 22:44Comments(2)TrackBack(0)

2009年04月08日

春の“夜の科学”

cherry2009_1cherry2009_2今晩から4月25日恵比寿天窓switchでの“夜の科学22”の入場受付が始まります。あらためて『pilgrim』からの歌を丁寧に演奏したり新しい歌やカバーとか、歌いたい歌を歌いたいと思います。

井の頭公園も吉祥寺も渋谷もどこもたくさんの人でごった返す春本番。もう桜もあと少しですね。明日はものすごくあたたかいらしい!この季節に相応しい、ひらひらと舞い落ちる花びらのような音楽を奏でたいと思います。  
Posted by monolog at 22:56Comments(0)TrackBack(0)

Ben Kweller @ 渋谷 Club Quattro

benkweller思い立ってベン・クウェラーのライブを観に渋谷へ。

彼の『Ben Kweller』は2006年に一番聴いたCDで、最新作『Changing Horses』も躍動感溢れるとても良いフォーク/カントリーアルバムです。

今回はたった一人でのギターとピアノの弾き語りライブだったのだが、演奏が始まると場末のアメリカのバーみたいな風景が頭に広がって、ビール瓶のかち合う音とかユーモラスな野次とか(実際は聞こえないけれども)そういうアメリカ的なものに囲まれて音楽を聴いているような気分になって楽しかった。

手拍子が始まると僕もあわせてずっと手拍子をした。ここ最近の自分のライブで客席から手拍子や歌声が聴こえてくるとステージ上の自分がとても高揚するのがわかったから、きっとベンも手拍子を嬉しく思うだろうと思ったからだ。2時間弱のライブの終盤、お客さんのリクエストにこたえてつまづいたり完奏できなかったりしながら時間が微笑ましくて、そのコーナーを「君が僕に望むことを全部やってあげる」と歌う「Sundress」という曲でしめたところが素晴らしかった。

終演後ベンと握手をしてサインをもらい『pilgrim』を手渡すと「ワオ! Beautiful! オーストラリアで聴くよ!」と人懐っこい笑顔。明日の今頃はオーストラリアでまたひとりステージで歌っているのだろう。静かだけどとても熱い刺激的なライブでした。ここで受け取ったインスピレーションが4月の自分の弾き語りにどう作用するでしょう。

3月はたくさん歌を歌ったけどやっぱり全然歌い足りない。もっと歌いたい曲とか鳴らさないといけない歌がいっぱいあるような気がして。もうセットリストを考え始めていますがワクワクと武者震いのような感じは久しぶりです。4月25日に恵比寿で会いましょう。  
Posted by monolog at 10:40Comments(1)TrackBack(0)

2009年04月06日

旅路の経過報告、夜の科学vol.22

22_600  
Posted by monolog at 13:41Comments(1)TrackBack(0)

2009年04月04日

小さな声で交わす言葉

ユートピアのために作ったムービー。週末限定公開です。
→好評につき24時間延長公開中です。
→公開終了しました。ありがとうございました。  
Posted by monolog at 01:41Comments(7)TrackBack(0)

2009年04月03日

春、マグカップコレクション

sakura写真で見ると溢れそうな桜ですがこれは太陽の光の効果で、武蔵野の桜はまだまだこれからのような気がします。まだまだダウンジャケットが手放せない。

まだまだ春の陽気にはほど遠かったけれども天気がいいので古い知り合いに会いに五日市街道を越え青梅街道を越え西武新宿線沿線の街まで自転車で行ってきました。東京に17年住んでいても行ったことのない街はいくらでもあって見たことのない風景もいくらでもある。

待ち合わせの時間までふらふらと駅前の商店街を歩いていたら古い陶器屋さんがあって、なんだかピピッときて中を覗いてみた。腰の曲がったおばあちゃんが「なにをお探し?」と話しかけてこられたのでコーヒーカップを探していることにしたら出てきたのが西部劇をモチーフにしたマグカップ。「か、かわいい・・」と即購入。安かった。倉庫でずっと眠っていた、HOYAがかつて作っていたチャイナらしい。

現在中国のHOYA勤務の友だちの顔が浮かんだが、そのとき僕はずいぶん前に彼から香港土産にもらったカシミアのマフラーをしていたのだ。他のどのマフラーより格段にあったかいから寒い日はこれ以外は考えられない、というカシミアの。


mug1mug2mug3  
Posted by monolog at 11:30Comments(3)TrackBack(0)

2009年04月02日

エイプリルフール

spring昨日は朝、夢かうつつかのタイミングで(多分テレビがついてたからだろう)4月1日だ、ということに気付いて、「あああ!おれ毎年なんかエイプリルフールやってるから今年もやらないと!エンターテインしないと!」と飛び起きたのです。まずタイトルとジャケットを作って、1995年頃のネタ帳をめくってそのなかから曲名をセレクト。

で、服も着替えずに「スミス」を3時間かけて録音&公開というハードワーキングでクタクタな日でした。昔の歌というのは歌ってみると昔の自分の物真似みたいになって予想外な若さが出て面白い。「Beautiful Sunday」もたくさん聴いてもらえて嬉しいです。今日の夕方くらいまでMySpaceに残しておきますね。

「スミス」「北の国から」「Beautiful Sunday」「僕たちの旅〜自己嫌悪'97」というのはライブで演奏したことがありますが、その他の「サニーレタス」だとか「ふたりぼっち」「幸せの風が吹くさ」「確信犯」というのはネタ帳に実際にあった歌です。

「サニーレタス」はひどい歌でした(「サニーレタス、なんて素敵な響きだろう」とかいう歌詞)。「ふたりぼっち」はコード進行のメモまで書いてあるんだけど全然思い出せなかった。この頃の僕は小沢健二よりもフィッシュマンズの影響下にあったようで曲調もそんな感じでした。

しかし「幸せの風が吹くさ」という曲は今思い出すとなかなか良い歌だった。「肌に馴染んだタオルケットみたいな日々は/吸い込んだ太陽と石鹸の匂い」という歌い出し。次のライブで歌ってみようかな、と思います。

みんなが喜んでくれてよかった。今のところ『Early Days』のリリース予定はありません。息を切らしながら「家路アルバム」を作っているところです。  
Posted by monolog at 14:00Comments(3)TrackBack(0)

2009年04月01日

山田稔明初期作品集緊急リリース!

april
『pilgrim』発売から1週間、GOMES THE HITMAN山田稔明が
“家路”に向かわず時間をさかのぼるタイムトリップアルバム

山田稔明/Early Days
2009年4月1日発売
GTHC0000/¥3150(tax in)

【収録曲】
スミス
北の国から
Beautiful Sunday
僕たちの旅〜自己嫌悪'97
サニーレタス
ふたりぼっち
幸せの風が吹くさ
確信犯

produced by Toshiaki Yamada
manufactured by GOMES THE HITMAN.COM


本日MySpaceにて、レコ発ツアーで演奏された、“山田稔明が初めて
自分自身で歌うために作詞作曲した超初期英語詞楽曲「スミス」”と
1995年頃の歌詞ネタ帳から発掘された“渋谷系になりたかった楽曲
「Beautiful Sunday」”の京都でのライブ音源を24時間限定公開中。

要チェック!

  
Posted by monolog at 12:14Comments(13)TrackBack(0)