2009年05月31日

夜の科学vol.23〜群青フリーウェイ

090530_12009年5月30日@恵比寿天窓switch
夜の科学vol.23〜群青フリーウェイ

1.harvest moon theme
2.目に見えないもの(『mono』)
3.ココロ/コトバ
4.blue moon skyline
5.雨の夜と月の光(『weekend』)

6.光と水の関係(『weekend』)
7.雨に負け風に負け
8.夏の日の幻
9.clementine

10.high tide(1996年作の未発表曲)
11.三日月のフープ

12.男なら女なら(「夜明けまで」)
13.ストロボ(『weekend』)
14.点と線

15.オレンジ〜真実(GTH in arpeggio)
16.pilgrim
17.home sweet home

18.with or without you(U2のカバー)
19.ONE

20.愛すべき日々(『omni』)
21.情熱スタンダード(『mono』)

22.SING A SONG
23.memoria

EN
24.hanalee
25.歓びの歌

26.hummingbird(新曲)


とても長い時間のライブになりました。最後まで聴いてくれた皆さんに感謝。心強いスタッフのみんなにも。

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2009年05月30日

生まれた街で

pochi090530雨模様の東京、低気圧に押しつぶされそうな天気ですが楽しいライブにしたいなと思ってます。

6月の西日本ツアーに僕の生まれ故郷佐賀県鳥栖市でのライブが追加決定しました。こじんまりとしたバーの2階でわいわいがやがや言いながら親密な感じでやれたらと思っています。時間料金等詳細は追ってお知らせします。鳥栖で歌う日がくるなんて思ってなかった。


“夜の科学”西日本ツアー

2009年6月26日(金)@佐賀鳥栖 Bar APPLAUTIR(バー アプラウティア)
2009年6月27日(土)@福岡 警固 cafe teco
2009年6月28日(日)@広島 ヲルガン座


  
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2009年05月29日

plgrim Tシャツ!

pilg_tスクリーンに紫陽花の写真を映し出したくて雨のなかカメラ片手に散歩をしたがなかなか見つからなくて苦労しました。気付けば「ある」のに探すと「ない」ものって結構あるんだな。


GTH.COM本部に新作グッズ “pilgrim Tシャツ” が到着、明日のライブから販売します(間に合った!)。

今回はいつもの綿100%の定番から「トライブレンド」というコットン/ポリエステル/レーヨンの三種類の糸を混率した、とてもやわらかく肌触りと着心地抜群のボディにしました。まずは物販ブースで触ってみてください。プリントもボディの霜降り具合もビンテージ感があって普段着使いにもおしゃれにも大活躍するTシャツになると思います。

このTシャツを着て街を歩くだけで『pilgrim』の宣伝マンだ!ということでご購入いただいた方には「GTHC Street Team」ネームカードを差し上げます。雨が続きますが、Tシャツの上に薄手のシャツを着て夏支度の最中、という感じで雨の洞窟の先に見える出口を目指していきましょう。

6月の福岡広島の“夜の科学”、遠方からもたくさんのお申し込みありがとうございます。CDもTシャツも持っていきますのであと1ヶ月待っててください。  
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2009年05月28日

音楽室

ymd090528週末のライブのために午後からリハーサル。孤独だ。練習のときにはできるのに本番でできないことはとてもたくさんあるのだが、その逆に本番のときにしかできないことも同じくらいたくさんある。音楽は奥が深い。

いつも練習で使う音楽室は床が赤いパンチカーペットで、まさに音楽室!という感じの雰囲気がいい。ここに来るとリラックスしつつも丁寧に練習ができるのです。

夏に向けて新しいTシャツを作っています。間もなくGTH.COM本部に到着するところ。『pilgrim』のアートワークを配したヘザーチャコール色のとても着やすいTシャツです。前回の“ユートピア”Tシャツもすぐに売り切れてしまったので迷わずご購入くださいね。

あんなに服をたくさん着ていた冬から少ししか時間がたってないのにこんなに薄着な僕らを北風と太陽が笑う四季折々だ。  
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2009年05月27日

switchを客観視して

pochi090527先週末にかつてのレーベルメイトYASUKIYOの10周年アニバーサリーライブを観に恵比寿天窓switchへ遊びにいったのですが、電車を恵比寿で降りて長い通路を歩く景色をおそらく僕は初めて見たのだった。

それもそのはずでswitchでライブのときは機材を積んで車で行くし、気付けば僕はswitchでライブを観たことが一度もなかったのです。「はー、みんなこの道を通って会場まで歩いてくるのだな」と感慨深かった。ガーデンプレイスが見えると気分がちょっとフワッとしますね。

帰り道は街の賑わいが落ち着いたぶん行きよりも長い道のりのような気がして、これはこれでいい景色だと思いました。この帰路でみんなはライブを反芻したりするのか、と新しい発見でした。今週末の“夜の科学”が終わったら来月再来月と地方へ歌いにいくので関東でのライブは真夏の季節までしばしおやすみです。思う存分楽しんでください。

気まぐれにリクエストを募るかもしれないので心の準備もして、さらに新たに登場する(かもしれない)『pilgrim』グッズにもそなえておいてください。  
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2009年05月25日

だれかに会いにいこう

ザ・カスタネッツのレコ発ライブを下北沢へ観にいった。ステージもフロアもとても楽しげで多幸感に包まれた素晴らしい空間でした。カスタは『KOMPAS』という渾身のミニアルバムが7月に全国発売されます(コメントも書かせてもらいました)。

新譜のなかで僕は「君を想う」という曲が大好きで、以前それを元さんに伝えたら「おまえの『blue moon skyline』って歌も相当いいぜ」と褒め返し「携帯、鍵〜」と歌ってくれた。当初裸眼(牧野ソロユニット、たまに僕も誘ってもらう)で歌おうと作ったらしい「君を想う」は、しかし絶対的に2009年のカスタネッツが鳴らすべき歌だ、とライブを観て改めて思いました。

ライブが終わる頃にはバケツをひっくり返したようなどしゃぶり。雨がやむまで楽しくお酒を飲みました。雨上がりの吉祥寺、中道通りには部屋へ帰れない飼い猫。高く鳴く声が可愛く足にすり寄ってくるので少しの間なでさせてもらった。

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2009年05月24日

グラン・トリノ

grantorino渋谷まで出かけ、クリント・イーストウッドが俳優業の最後と決めて監督主演でのぞんだ映画「グラン・トリノ」を観ました。

気持ちがいいくらいの罵詈雑言(脚本を目で追いたくなった!)とツバを吐くイーストウッドの鬼気迫る顔と、物語が進むにつれてほだされていく感情のコントラスト。圧倒的なエンディングと不思議な爽快感。涙がたくさん出ました。

グラントリノとはフォード社の車の名前。僕は実家が中古車業を営んでいる反動でまったく車に興味がないのですがこの映画を観てピカピカに光る骨董品のような流線型をカッコいいと思いました。  
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2009年05月23日

春なのに25度を越えているのに

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2009年05月22日

風が強い日

pochi090522今日は風が強い日。ヘッドフォンをして録音をしていると気になる音があって耳を澄ますと風の音なのだった。

渋谷へ行っても吉祥寺を歩いてもマスクをしている人がそんなにいるような感じもしないのでテレビを見ないままぼんやり暮らしていましたが、東京でもどこでも新型インフルエンザ感染者が増えているようです。テレビが騒がしくてびっくりしました。いろいろ気をつけましょう。

ホットカーペットとラグを片付けたので猫が所在なさげにうろうろし、気付くと僕のMacBookのキーボードの上で寝ている。まだ猫センサー的には初夏というには早すぎるのか。さあ、段ボールハウスを建ててやろう。  
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2009年05月19日

初夏とインフルエンザ

とてもあたたかい日が続いています。猫もゴロゴロと日射しを身体に蓄えています。

南のほうから梅雨入りの知らせも。関西では新型インフルエンザでいろいろ大変なことでしょう。関西に限らずもはや日本中が気をつけないといけませんね。この時期に関西でライブがある友人もいていろいろ対応に追われているみたいですが、“新しい自己責任の時代(オバマ大統領)”への試練なのかもしれません。気をつけましょう。

あっという間に北海道から九州まで、たくさんのGTHC Street Teamスタッフが増えました。ありがとう。福岡と広島の次はどこへ行こうか、と思案中。

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2009年05月17日

吹きだまりに積もった猫の毛を

ファンの方にいただいた「猫毛フェルトの本―うちの猫と作る簡単ハンドクラフト」という本を読んで、いつの日かポチの毛で指人形でも作ってやろうと気が向けばコーミングして毛を集めるようにしているのです(手でつまんでいる団子状の気持ち悪いものが抜け毛を丸めた毛玉です)。

しかしうちの猫は圧倒的に茶と焦げ茶と黒い毛でできていて白い毛の収穫量がとても少ない。このままではくすんで沈んだ色の指人形しかできないような気がする。不思議なもので茶、焦げ茶、黒の毛がとても剛毛でバリバリしているのに対して白い毛はふわふわで柔らかく風が吹くと飛んでいってなくなってしまう。

九州から来京した古い友だちがうちに2泊していったのでポチにはかなりストレスだっただろう(なでさせてあげたりして頑張っていたな)。毛が抜け変わる季節のせいもあるのだろうがブラッシングするといつもよりとても気持ち良さそうで恍惚として変な声を出していました。

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2009年05月14日

吉祥寺、新大久保、六本木

吉祥寺の喫茶店にて佐賀新聞の取材を受けた。「東京で活躍する佐賀県人」という記事になるそうです。地元に長いこと帰ってないのに申し訳なくもあり、とてもありがたくもあり、地元の幼なじみの顔をいくつも思い浮かべました。掲載時期が分かったらお知らせしますが佐賀県の人でこのブログにアクセスしている人がどれくらいいるのだろうか。

新大久保で古い友だちとお酒を飲む。ひとりは現職お坊さん、ありがたい説教をたくさん聞いて「へえええ」と感心したりしたのだけども、内容をひとつも思い出せないのだ。

大野雄二さん(Yuji Ohno & Lupintic Five)のライブを六本木まで観にいった。ビルボードライブ東京、初めて行く豪華なハコだったが、なんと最前列のテーブル。ほとんど生音を直接感じるライブで屈指のジャズプレイヤーたちの演奏を贅沢な環境で楽しみました。

一緒に行った映画監督の本田隆一さん(DVD「GSワンダーランド」が好評です)が昔からのルパンマニアだったので連れ立って大野さんに挨拶に。ルパンサウンドのレア盤にサインをいただいて嬉しそうな本田監督でした。

六本木ミッドタウン、なんだかキラキラしていて非現実的な風景だ。すぐ裏手がクサナギくんの例の公園だった。

midtownlupin  
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2009年05月13日

GTHC Street Team

street

mapソロアルバム『pilgrim』をリリースしてもうすぐ2ヶ月になるので、インターネットでの通販のデータをぼんやり眺めていたのです。「はて、日本のどれくらいの都道府県にCDは届いているのかしら」と興味がが湧いてきて日本の白地図をプリントアウトして塗り絵を始めた。

意外な売り上げ枚数や知らない町の名前など、このデータはとても奥深くて面白い。リサーチの結果、4つの県には『pilgrim』がもしかしたら1枚も存在しないことがわかった!(越境してライブ会場で買った人がいるかもしれないから断定はできない)僕は思いましたよ。もっと頑張って音を言葉を情報をこの国の隅々まで伝えないと!と。

そんなこともあって「GTHC Street Team」というファン参加型のプロモーション活動のボランティアスタッフを募ることにしました。GOMES THE HITMAN.COMの派遣社員として応援してもらえると力強いです。詳しいことはオフィシャルサイトにありますので「われこそは!」という方はぜひご参加ください。GTHC Street Teamの証としてネームカードに名前を記入したものをフライヤ類と一緒にお送りします。



  
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2009年05月11日

音は届くか

pochi090511週末、渋谷へ斎藤誠さんのライブを観にいってきました。『cobblestone』をプロデュースしていただいた音楽の先生のような方です。

出音のひとつひとつをステージ上のやんちゃ坊主たちが面白がって転がして遊んでいるようなライブでした。素晴らしいバンドメンバー。誠さんはついこないだデビュー25周年を記念して全国25ヶ所のソロ弾き語りツアーを回ってこられたそうで、今まで行ったことのない街にいくときのワクワク感と不安感はいくつになっても変わらないというような話をしました。


僕の好きなアメリカのバンドWILCOのツアーフィルム「Ashes of American Flags」を観て、1曲ごとにため息が出るような完璧なアンサンブルに圧倒されました。さらなる進化/深化が進んでいてもはや“音楽サイボーグ集団”という感じだ。

音楽とは誰かに届けるために鳴らすものだ。九州、中国地方の皆さん、ぜひ“夜の科学”へご来場下さい。たくさんの歌を持っていきたいと思います。予約はこちらから。  
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2009年05月10日

9年ぶりの福岡、7年ぶりの広島

pochi0905106月の西日本ツアー詳細です。福岡は2000年『cobblestone』のツアー以来、広島は2002年GAPCツアーでのライブとそれに伴う『mono』インストア以来のライブとなります。久しぶりすぎて僕の音楽を欲するオーディエンスが果たして何人いるのかと不安になったりもしますがとにかく久しぶりすぎてとても楽しみです。


山田稔明『pilgrim』発売記念公演
“夜の科学 in 福岡〜homeward bound”
2009年6月27日(土)@福岡 cafe teco
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open18:00/start19:00
前売り¥3,500(1ドリンク代別途)

2000年6月のビブレホール以来、実に9年ぶりのライブが決定!
山田稔明弾き語りイベント“夜の科学”九州初上陸です。
ソロアルバム『pilgrim』からはもちろん、デビュー10周年を迎えた
GOMES THE HITMANの楽曲もたっぷり、リクエストにもお応えして歌います。

ご予約はGTHオフィシャルサイトでのRESERVEフォーム
またはcafe teco(092-713-9377)までお名前と人数、お電話番号をお知らせください。

cafe teco
〒810-0023福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL&FAX 092-713-9377


山田稔明『pilgrim』発売記念公演
“夜の科学 in 広島〜夕凪セレナーデ”
2009年6月28日(日)@広島 ヲルガン座
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open17:30/start18:30
前売り¥3,500(1order代別途)

2002年4月以来7年ぶり(!)となる広島にて、弾き語りライブ“夜の科学”の開催が
決定しました!ソロアルバム『pilgrim』からはもちろん、デビュー10周年を迎えた
GOMES THE HITMANの楽曲もたっぷり、リクエストにもお応えして歌います。


ご予約はGOMES THE HITMANオフィシャルサイトでのRESERVEフォーム
またはヲルガン座(電話【 082-295-1553】/【organzainfo@gmail.com】)まで
お名前と人数、お電話番号をお知らせください。

音楽喫茶 ヲルガン座
〒730-0805広島市中区十日市町1丁目4-32森本ビル2F
TEL 082-295-1553


福岡も広島もとても雰囲気のある素敵なカフェのようです。わくわくします。
  
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猫と旅をする話

harrytontoずっと観たかった古い映画がようやくDVD化されたのです。「ハリーとトント」という1974年の映画をワインを飲みながら堪能した。

愛猫のトントと一緒にニューヨークのマンハッタンに住む72歳の老人ハリーは、行政の区画整理のためアパートから強制的に立ち退きを迫られる。やむなく彼はトントを連れて長男の家に行ったものの、そこで嫁に気兼ねし、結局実娘シャーリーを頼ってシカゴに赴くことに。その旅の途中で拾ったヒッピー少女や、初恋の女性との再会。さらにはアリゾナ、ロスと旅を続けることになるハリーは、さまざまな人々と心通わせていくのだが……」という筋書きを読むだけで猫好きのロードムービー好きはそれを目撃したくて居ても立ってもいられなくなる感じでしょう。

自分が生まれた頃の映画なのにアメリカは色鮮やかで豊かで、しかし荒涼とした砂漠は今も昔も変わらず、インディアンのまじない師は出てくるし猫は切なく可愛いし、とても肌に合う作品でした。音楽もよかった。1970年代アメリカ映画を語るときに欠かせない作品、というのは間違いではありませんでした。

ポチを紐にくくりつけて旅に出るとどうなるだろうか、と思いました。猫好きのロードムービー好きにはマストではないでしょうかね。  
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2009年05月06日

Thank You!

キャンセル待ちでの申し込み受付中です→GOMES THE HITMAN.COM

23soldout  
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家路への道のり

dubbing結局ゴールデンウィークは“家路アルバム”で明け暮れた感じでした。後半は天気も悪く外に出る気も起きなかったから逆に作業がはかどって良かった、ような気がする。

肌に馴染んだ歌い慣れた歌のトラックを録って塗り直していく作業は合わせ鏡と対峙しているような感覚。2006年の自分の声や鍵盤ハーモニカを2009年の自分がなぞって線を鮮明にしていくようなレタッチが続くのだ。

今晩21時からは“夜の科学vol.23”の受付が始まります。“旅路”と“家路”をまたにかけた二毛作みたいなセットリストにしようと思います。たくさんのお申し込みをお待ちしています。  
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2009年05月05日

果てなきレコーディングとエディット作業

pochi090505ゴールデンウィークはずっと「家路アルバム」の作業をしています。ずっと天気がよかったので部屋にこもってコンピューターに向かうのはしんどい。今日から天気がくずれるらしいがそれくらいのほうが気が楽なのです。

しかし改めて「家路」の楽曲たちに手を加えていると音楽の優しさに心が柔らかくなっていく。自分が作った曲なのに、だ。イトケンさんのドラムと安宅くんの弦楽器が足されたぶんだけ“まろみ”のようなものが増えたのかもしれません。これは予想以上に大きくあたたかいアルバムになるような気がします。

先日のライブのアンケートに「『pilgrim』のなかの楽器は全部山田さんが演奏されたのですか?」という質問があったのでお答えすると、ほぼすべての楽器は自宅作業部屋で録音され、ほぼすべてのプログラミングも同様に僕が四苦八苦しながら打ち込んだものです。

それをベースに共同プロデューサーのYAMACHI氏の作業場で音色を差し替えたり足したり引いたりボーカルを再録したりエレキをダビングしてもらったりしています。「ONE」に関しては俯瞰的客観性が必要だと感じたのでアコギ以外は全部YAMACHI氏に託したサウンドになっています。これまで『pilgrim』ほどコーラスを重ねたレコーディングはありませんでした(楽しく苦しい作業だった)。「harvest moon theme」と「ユートピア」で聞ける皆さんの大合唱以外はすべて僕の声です。

夜、NHKを観ていたら国際宇宙ステーションきぼうから生中継をつないでいた。とても鮮明な映像。窓からの景色が美しくて太陽光線がさして船内に光と影ができているのが印象的でした。「風のない世界には/ほら、答えがないみたいだ」という歌詞を聴いて「ボブ・ディランだね」と長門芳郎さんは目を細めて笑ってくれました。  
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2009年05月04日

スローバラード

shibuya渋谷へ。けたたましいメイデイの喧噪。「Good-Looking Dreamer」という楽曲を提供させていただいたPistol Valveがライブでその新曲も初披露するというのでプロデューサーの浅田祐介さんに誘われて観にいった。

アルバム『pilgrim』の制作と事務処理に専念していたせいで長いこと新しい歌を書いてなかった3月に楽曲依頼がありそれをきっかけに数曲の(自分用の歌も含めて)新曲ができあがった着火点のようなロックチューンです。Pistol Valveのオフィシャルサイトのトップページのアー写を見てパッと浮かんだメロディで一気に書き上げました。

ライブは女の子10人による1DJと1バイオリン、それに8管楽器という壮観な編成で想像以上にとてもかっこよかった。アメリカやヨーロッパでもライブツアーをやっているということでステージングも圧巻でした。終演後挨拶すると曲をとても気に入ってくれているということで嬉しかったです。

駅までの帰り道、HMVに寄るとRCの「スローバラード」が流れてきて最後まで聴いた。僕が3月のライブでカバーした「500マイル」という曲はPPMのヒットで知られるフォークソングだが、その途中で日本語で歌った歌詞は忌野清志郎さんが細野晴臣さんと坂本冬美さんと組んだHISの『日本の人』というアルバムのなかで綴った素晴らしい訳詞でした。ありがとうございました。また歌わせてください。  
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2009年05月02日

現実は小説よりも奇なり

pochi090502夜になって渋谷へ出かけ、映画「MILK」公開にあわせて再上映されている1984年のドキュメンタリー映画「The Times of Harvey Milk」を観てきた。実際のハーヴィー・ミルクの姿を見たくて居ても立ってもいられなくなったのだ。

ショーン・ペンが演じたミルクと遜色のないとても美しくチャーミングな姿が古いフィルムの映像から浮き上がってきて、その数奇な運命も含め48年という短い年月で“ハーヴィー・ミルク”というカリスマを演じきった凄さに感銘を受けました。

5月の「夜の科学」が決定しました。夏に向けて新しいTシャツを作ろうと思います(山田稔明Tシャツを作るなんて考えたこともなかった!)。もうボディの色も決めました。6月は遠い街まで演奏に行こうと思います。レコーディングもあるので東京ではしばらくライブはおやすみになるかもしれません。お友達を誘って遊びにきてください。  
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2009年05月01日

夜の科学vol.23〜群青フリーウェイ

kagaku23_square  
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天気がよくて

nekointhesun夜中にぼーっとNHKを観ていたら長野から「今夜も生でさだまさし」を生放送していた。かつて僕が働いていたテレビ番組制作会社が作っている番組で、この日も僕のかつてのボスが右側の画面にちらちらとニコニコしながら見切れていて飽きなかった(この日はいよいよさださんは1曲しか歌わなかった)。この番組はタイミング的にいつも「夜の科学」とセットになっている気がします。次回の「夜の科学」が終わった夜にも札幌から生放送だと。

太陽の光が射すなかまた今日もNHKをつけっぱなしていたらさかなクンが生で「コイシテイルカ」を歌っていて画面に釘付けになってしまいました。サックスソロのときさかなクンが格好良く見えた。ゴスペルみたいで心がほだされた。ジェロのおばあちゃんの歌もよかった。

レコードコレクターズ増刊「猫ジャケ」の企画編集を手がけた方からメールをいただいた。嬉しいつながりです。猫のことでも音楽のことでも、人と人とが意識と常識と良識を持ってリンクが結ばれていくのは心躍るものですね。  
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