2009年07月30日

ダリみたいな空だった

dusk0907296月の終わりの福岡のライブで、久しぶりに同級生に会いました。帰省して会うのもいいけど、ライブを観にきてくれたことがとても嬉しかった。それからたまに同胞メール的な、回覧板的な言葉のやりとりをするようになったのだけど、昨日の晩はてっちゃんから「川村カオリさん残念です。山田のライブ以来気になっていました。ご冥福を」というメッセージが。

続いてやっちゃん先生からは「2学期にはZOOをリコーダー演奏しようと譜面の準備をしていたよ。子供たちは知らないかもしれんけど、やります!」というメール。間髪いれず、みっちゃんから「今日はうちの父親の11回目の命日で実家に帰ってた。川村カオリとうちの父親、同じ命日だ」と続いた。

当然みんな同い年で同じ景色を見て思春期を過ごし、今はみんながそれぞれ違う場所で違う仕事をして暮らしているのだけど、意識と気分が繋がる瞬間というのが時々あるんだな、と思いました。明けて今日は風が強い日で、日が射したり陰ったりした。夕方の空は壮観で、なぜだろうか、高校時代に好きだったサルバドール・ダリの絵を思い出しました。  

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2009年07月28日

僕たちは夜更かしの好きなフクロウ

zoo故郷でのライブを含む6月末のツアーから、僕はステージで思春期によく聴いたり初めて組んだバンドでコピーした曲を歌うつもりでいて、初日の夜は照れながらエコーズの歌を歌った。

その夜、旧友(高校時代のバンド仲間)とお酒を飲みながら懐かしい話をしていると辻仁成が書いて川村かおりが歌った「ZOO」の話になった。小学校教諭の友人は担任しているクラスの生徒にリコーダーでその曲を合奏させた(自分はギターで伴奏して)、というので話が盛り上がって次の日のライブで僕は「ZOO」を歌うことにした。

福岡でのライブはとても久しぶりで会場にはどことなく緊張感みたいなものがあったのだけど途中の休憩を挟んで僕が「ZOO」を歌い出したらその日初めての手拍子が起きて、とても嬉しくてなんだか印象的だった。翌月の大阪でのライブでもリクエストをもらったのでもう一度(こんどは2番の歌詞で)都合2回目の「ZOO」を歌うことになったのです。

いつ手に入れたのかも忘れてしまったけど、日に焼けて色褪せたこの「ZOO」の8cmシングルを、僕はなぜか手放せず手の届く棚にいつも置いていました。ここにある言葉は瑞々しくて真っすぐで気恥ずかしさすら感じるんだけど、たまに鼻歌で歌ったりすると、漠然と“あの頃”と呼びたくなるような季節の心象風景みたいなものが脳裏に浮かんでくる気がして。

今日久しぶりにCDプレイヤーにのせて聴いてみると、背筋の伸びるような真っすぐな声で悩みや迷いや希求を歌う1988年の川村かおりがいて、この歌のオリジネイターは確かに彼女だった、ということを確信しました。

川村カオリさんの訃報に途方もない虚無感と無念さを感じてぼんやりしています。ご冥福をお祈りします。  
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2009年07月27日

いろいろ試している

pochi090726引き続きレコーディングはまだま七転八倒している感じですが、MacBookベースで作業できるようにと新しくPro Tools 8(デジタルでオーディオの録音、編集、ミキシングなど一連の作業のために構成された一体型のシステムのことです)を導入した。

できなかったことができるようになったり、できてたことができなくなったり、と一進一退。手さぐりで体に慣らそうと毎日格闘しています。“家路アルバム”の作業に先駆けていろいろ試すためにこの週末から「early days of Toshiaki Yamada」の続編的なモノを録ってああでもないこうでもないとやっている。10数年を経てきちんと録音すると音楽は意外としっかり立ち上がってくる。

日中は暑すぎて外へ出れず、日が暮れてから久しぶりに吉祥寺を散策。遠くどこからか花火の音だけが聞こえた。もうセミも本気で鳴き始めました。  
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2009年07月24日

郊外の風景

tokyo2tokyo1僕は東京郊外に住んでいるわけだが、九州の旧友(同級生)が仕事の事情で僕よりもさらに東京郊外のほうへ上京してきた。車にバイクと自転車と仕事道具を満載して船でやってきたのだ。

荷物を運ぶのを手伝うために吉祥寺から車で西のほうへ1時間ちょっと、郊外の風景はどんどん移り変わっていく。友人と合流地点に選んだのは武蔵村山のイオンモール、駐車場が大きすぎてどこに停めていいのかわからない。昼食を食べる予定がモールを散策してしまい時間切れで空腹のまま彼の新居へ。

小雨の降るなかバカみたいに膨大な量の荷物をうんざりしながら運びこみ、「軽食を」とお互い興味を惹かれたJOYFUL HONDAを視察にいくも、その外国サイズの大きさに興奮。引っ越し作業中だということを忘れて自由時間。写真は「探してネジがあった!」と驚喜する友人。僕はCDにサインするための銀色のペンが安くて乱舞、まとめ買い。男はいつもいつまでもホームセンターが大好きなのだ。

日が暮れてしまい部屋に戻ると照明の電球が見つからないという失態、営業時間の過ぎたガス会社に頼み込んでむりくりガスを開栓しにきてもらうという体たらくでした。高校時代に僕が買って貸しっぱなしになっていたKREATORとかNUCLEAR ASSAULTなどの極悪サウンドのCDが懐かしく、持ってかえってきて今聴いているところ。

夜も遅くなった帰り道、霧雨に煙る米軍横田基地の空が真っ赤で異様な光景でした。

tkyo3tokyo4tokyo5  
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2009年07月23日

世界の終わり

sky大学を卒業して就職した映像制作の会社で、初めてデジカムを持たされて潜入した現場はデビュー直後のthee michelle gun elephant(TMGE)のレコーディング現場だったと記憶している。

R.E.M.に「世界の終わる日」という曲があって「今日は世界が終わる日、だけど僕は最高の気分だ」というフレーズがあるのですが、その屈折した世界観を引き継いだような歌詞のTMGEの「世界の終わり」というデビュー曲がPVも含めて僕は大好きで、嬉しさと緊張を持って一口坂スタジオへ取材に行ったのです。

アルバムをリリースしたばかりの彼らはすでに次作の録音をしていて、凛々しいメジャーコードのストロークが印象的な曲のギターダビング風景を見様見まねで操作もままならないデジカムで撮影した。その歌はその後出た作品に「blue nylon shirts」というタイトルで収録され、これも大好きな曲になった。

映像の仕事を始めた頃にTMGEに出会って、その後もライブ撮影などで「ああ、こんなカッコいい音楽を浴びながら仕事ができて嬉しいな」と思ったことが何度もありました。あれからもう13年。  
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2009年07月22日

Thank You Sold Out

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2009年07月20日

三連休の最後の日

pochi090719_2“家路アルバム”レコーディング作業、今日みたいに暑くて薄曇りの日にはあきらめて観念して音楽に没頭できて、さらさらと譜面を書いたり音声ファイルの編集などを「うゔゔう...」などと声にならない声をもらしながらやっています。

毎日暑いですね。毎年のことですが作業効率に響きます(猫も伸びて丸くなりません)。僕がGOMES THE HITMANを結成した1993年は確か記録的な冷夏だったはずで、米不足のせいで細長いタイ米やペットボトルに入った米などが印象的でした。1993年が冷夏で体調も良く活発だったから山田稔明はバンドを結成できたのではなかろうか、とさえ思うのです。

作業と平行して“夜の科学”でのセッションへ向けてミュージシャンをスカウトしているのですが、今月頭にイベントに呼んでくれたfishing with john、五十嵐祐輔くんを今度は逆指名、出演を快諾してくれました。彼とは数年前に高田渡トリビュートの録音で共演、その後は本の貸し借りや情報交換など文化交流が主でしたが、こないだギターでセッションしてみたら非常に手が合うというか、映し鏡のようなギターを弾くのが印象的だったのです。鍵盤ハーモニカも吹いてくれることでしょう。

今晩22時から入場申込み受付開始です。定額給金で買った超軽量デジタルムービーカメラのおかげで旅に出るたびに映像が増えていく。旅の記録を思い出話とともにお見せしたいと思います。たくさんのご来場をお待ちしています。  
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2009年07月19日

Old Friends

三連休。サイモン&ガーファンクルの余韻がまったく抜けず、日がなありったけのポール・サイモンのアルバムを時代順に感涙にむせながら聞き流していますが、いよいよ“家路アルバム”の作業を本格的に再開しました。思わず客観的に聴き入ってしまう演奏、これはちょっとびっくりするくらいの、僕にとっての『Bookends』になるかもしれない。

そして8月、夏休みの真っ最中に東京では2ヶ月ぶりの“夜の科学”2daysを開催することにしました。すでに1ヶ月を切ったこの公演ですが、三連休最後の明日20日の夜22時からの申し込み開始です。オフィシャルサイトからたくさんのお申し込みをお待ちしています。申し込み時にリクエストを1曲書いてみてください。できるかぎりセットリストに反映できれば、と思っています。

2daysの初日は発売以来ほとんどずっと一人で演奏してきた『pilgrim』の楽曲を信頼のおける友人ミュージシャンを迎えてさらに有機的に鳴らしてみたい、という実験。参加ミュージシャンは追ってお知らせしていきますが、リズム担当として盟友溝渕健一郎(カスタネッツ/Qube)の力を借りることが決まっています。二日目は僕ひとり。西日本、大阪のツアーを経たひとつの到達点とも言えるソロパフォーマンスの集大成を。

レコーディングもこの夏さらに佳境を迎えますが、もうひとりの山田稔明はもっとたくさんライブを、ツアーをやりたい!とも思っている。体がふたつあったならいいのに。

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2009年07月17日

2ヶ月ぶり東京“夜の科学”は2days開催です

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サイモン&ガーファンクル

s&g東京ドームがソールドアウトしたことを受けての日本武道館追加公演。武道館でサイモン&ガーファンクルが聴けるのなら、とチケットをとってここ数ヶ月ほとんどポールサイモンの楽曲しか聴かなくなるくらい楽しみにした16年ぶりの来日公演。

前日まで一緒に車で旅をした父親と同い年(67歳)のS&Gのパフォーマンスのクオリティに関しては正直過度な期待をしていなかった僕でしたが、ロックの殿堂入り、ガーシュウインアワード受賞の勲章はだてではなく、2時間のショーに完全に圧倒されました。

「America」のイントロと映像がスクリーンに映し出されて登場したふたりが最初に歌ったのはポールのギターだけを伴奏とした「Old Friends」、武道館2階真っ正面で音響も素晴らしく、なんというかたまにかすれるガーファンクルの高音もリアルな耳触りで「うわー来てよかったなああ」と感動しました。アレンジも練られていて懐メロではなく時を越えた名曲として歌が響いてきたことが嬉しかった。

そつなく演奏するバンドがポール・サイモンのソロセットのときだけいきなり強靭なリズム感とグルーヴを生み出したのが印象的でしたが、相棒ガーファンクルのスター性というか、その声とルックスが醸し出すエバーグリーンさはすごいなあとずっとオペラグラスを覗いていました。「明日に架ける橋」の絶唱は圧巻で、会場はスタンディングオベイションでした。

「暗闇くんこんにちは」と歌い出される彼らの代表曲「Sound of Silence」の2コーラス目は、

In restless dreams I walked alone
Narrow streets of cobblestone
'Neath the halo of a street lamp
I turn my collar to the cold and damp
When my eyes were stabbed by the flash of a neon light
That split the night
And touched the sound of silence


と綴られるが、このなかの単語やフレーズに感化されて僕は『neon, strobe and flashlight』や『cobblestone』というタイトルをつけました。この日のライブを観て僕はぼんやりと「旅路/家路」ということを改めて思ったりもしたのです。

彼らは「アリガトウ、アリガトウ」と繰り返していましたが「『ありがとう』はこっちの台詞ですよー」と一番大きな音でたくさんの拍手をしました(これは自分のライブアンケートにもお客さんがよく書いてくれる言葉なのだけど、良い音楽を聴くと本当にそう思いますね)。67歳になっても歌っている自分を想像しながら、この日唯一聴けなかった大好きな曲「Feelin' Groovy」をハミングしながら夜道を歩いて帰ったのです。  
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2009年07月16日

DAY4(7月13日)way back home 富山〜東京

朝4時に目が覚めた。汗をかいたので24時間あいている温泉に浸かりに。誰もいない貸し切り状態でした。外は雷も鳴る豪雨、川の流れる音も合わさってすごい音がしていました。フロントの人に道を聞いて黒部ダムを目指す。僕もオトンも初めてのくろよんダムだ

なんの知識もない僕はアルペンルートという曲がりくねった車道があるのだと思っていたがそうではないらしく、車で黒部ダムに行くためにはいったん新潟から長野に入って扇沢というところからトローリーバスで向かうらしい。トンネルを抜けるたびに晴れたり降ったり山の天気は猫の目のようだ。

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トローリーバスはゆっくりと力強く真っ暗なトンネルのなかを登っていく。昭和30年代にこれだけの大事業を行った先人の労力に敬意を表したい。半袖半ズボンの僕にはとても肌寒い高地の気候。満員のトローリーバスは約15分くらいで再び長野から富山に黒部ダムに到着しました。

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まずは黒部ダムの堰堤へ。雨が降って風も強く服がびしょびしょに。カメラを回そうと思っても雨風に負けてしまい撤退。気が遠くなるほどの階段を登って展望台へ。すごいスケール、写真を撮っても収まりきれない。プロジェクトXがエンドレス再生されているテレビに見入ってしまう。雨がおさまることを願ったが叶わず。晴天だったらもう何倍も絶景を味わえただろうな。

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再び長野へ戻り安曇野、松本などとても穏やかで美しい風景を眺めながら車は走る。なかなかこっち方面に来ることは少ないので緑の多さに心身ともにほだされる感じだ(ずっと運転してるから体はガッチガチなのだが)。小淵沢を過ぎて神奈川県に入り東京が近づいてくるとやっぱりいつものように日常に戻っていく自分に気付かされます。

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東京はいつもの東京で吉祥寺はいつもの吉祥寺でした。とても有意義な音楽の旅でした。ありがとう。


DAY4;富山〜東京
  
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DAY3(7月12日)way back home 大阪〜富山

今回のツアー、帰路をどうしようか考えていたら父親から「遠出しても疲れない良い車が手に入ったから東京まで送っていってやる」と提案があった(父は中古車のディーラーなのだ)。送っていってやるからいろいろ寄り道に付き合え、と。ライブの予定も一段落するし、父親と長い時間を一緒に過ごしたこともここ最近では皆無だったので僕はその提案に乗ったのだ。

大阪を出て京都を経由して福井に入り、まずは名勝「東尋坊」へ行こうということに。サービスエリアで売っている怪しげなCDの中から僕はサイモン&ガーファンクルをセレクト。父は、僕がデジカメを持ってることにはまったく興味を示さずいきなり自分用に使い捨てカメラを購入。やっぱり男とはいくつになっても絶景が好きなのだな。

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東尋坊には10年前くらい、キャンペーンの際に立ち寄った記憶があったが今回きちんと絶壁まで覗いてみるとやはり足がすくむ。軽く30度を越える暑さ、東尋坊の食堂でオトンはいきなりビールを注文。う、運転する気ないんだな・・と腹をくくり、そこからは僕が運転することに。福井県から石川県へ。

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僕は金沢が好きだ。キャンペーンに来るたびに少しだけ時間を割いてもらってレコ駆りするお店があったりもする。ちゃんと兼六園に入ったのは初めてで金沢城の石垣も見応えがありました。でっかいサギみたいな鳥が変な行動をとっていたので見入っていたらジャバっ!と池の魚をつかまえて鵜呑みにしてしまった・・・。金沢、再訪したい街です。

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そこらへんで僕はさすがにくたびれてしまい、「よし、今日は温泉に泊まろうや」というオトンの言いなりに車を運転し、石川から富山に入って黒部峡谷のほうへ。真っ暗。道のそばを轟々と流れる川の音だけが聞こえる。宇奈月温泉郷の宿に飛び込む。和室の部屋が取れ、美味しい釜飯を食べて美肌の効用のある温泉につかってあっという間に寝てしまいました。

DAY3;大阪〜富山
  
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DAY2(7月11日)大阪 心斎橋 Club Jungle

お昼過ぎに再び立売堀へ。millibarに置かせていただいていた荷物をピックアップ。併設するギャラリーで個展を開いていた橋本真里さんにも改めて挨拶ができた。絵本をいただき『pilgrim』を渡す。たくさんの方がギャラリーを覗いてくれて嬉しかったとのことです。

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そしてmillibarでランチを食べることができました。スタッフ皆さん優しい。メニューもひとつひとつ説明してくれて全部美味しかった。今度は皆さんもご飯を食べにいってみてください。とても落ち着く場所。そこから心斎橋へ移動、初めてのクラブジャングルへ。久々のライブハウスでのライブ、リハーサルでも音が大きくて背筋が伸びる。

中村祐介くん、徳永憲くんと、エレキベースと久々の再会。小田島等さんには初めまして。ようやく2000年の「こぶる野MAP」のお礼を直接言えました。ライブは良い感じに力が抜けて、声がすーっと遠くへ飛んでいくような感じで気持ちよかった。この日はとにかくたくさんCDが売れました。

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終演後は会場で遅くまでわいわいと打ち上げ。徳永くんはマニアックなUSインディー話ができる数少ない友人なのだ。中村くんとは他愛ないバカ話を。大阪という街に対していつからか勝手な苦手意識のようなものを持っていたのが暑い夏に氷解していくような夜でした。

帰りのタクシーではおしゃべりな運転手さんと出くわして運転手さんの知人の歌手(Charさんとか桑名正晴さんなんかと同世代なんだと)のこととか橋本府知事について(運転手さんは「ようやってるで。大阪は変わるかもわからんで」と言ってました)とかたくさん話して楽しかった。

DAY2;大阪 Club Jungle



★この日のアンケートから無作為に抜粋
◎hanaleeを聞いてから夕方に高いビルにのぼって街を見下ろすのが好きになりました。(女性)
◎初めてライブを聴かせてもらいましたが1曲目から涙が出そうになりました。(29歳・女性・保育士)
◎山田さんもハードディスクもお疲れさまでした!
◎この暑さ、旅の疲れ、東京に帰ってバッタリこられないことを願っています。(女性)
◎めっちゃ声が良かった!!山田さん絶対うたが上手になってる!!!(女性)
◎心にたくさん響きました。会場みんな揺れて聞いていましたよ。(男性)  
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2009年07月15日

DAY1(7月10日)大阪 立売堀 millibar salon

猫のご飯を部屋中いろんなところに隠してボウルに多めの水をくんで、東京をお昼に出発。車窓から見える雲行きはどんどん不穏な感じに。梅雨時の旅は天候に大きく左右される。

osaka1osaka2


新大阪から本町へ移動、millibarへの道行きでは雨に降られいきなり疲れてしまう。しかしmillibarに着くとそこはとても素敵なヴェニューで懸案だった音響系統もストレスのない完璧なセッティング。millibarオーナーの笑顔が優しくて今日のライブが良いものになることを早くも確信しました。

大阪は久しぶりで、僕は1年10ヶ月ぶりのライブがぎゅうぎゅうの満員になったことがまず嬉しかった。6月終わりの西日本ツアーのフォーマットを踏襲したフルセットのライブを大阪でやりたかったのだ。ブログへのコメントを参考にセットリストを組んで、それをお客さんの拍手とか反応を見ながら臨機応変に変えていく、というスタイル。

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いつものように「SING A SONG」では“ハンドクラップを3回”をコール&レスポンスしましたが、この日は「テンポを意識して、走らず後ろノリで」とひとこと付け加える。そうするとすごく良いグルーヴの手拍子が鳴って、ここ最近では一番演奏しやすい「SING A SONG」だった。

ちょうど3時間のライブ。とても充実した時間でした。たくさんのご来場ありがとうございました。入場できなかった人たちにはおわびを。また大阪で歌いますから待っててください。この日観にきてくれた大阪在住の小説家中川充さんとお酒を飲んで談笑したりほとんどの人が提出してくれたアンケートを読んで夜がふけていきました。

DAY1;大阪millibar salon




★この日のアンケートから無作為に抜粋

◎“山田ワールド”に浸ることができて幸せでした。シンディ・ローパーのリクエストに答えていただいて嬉しかったです。(38歳・主婦)
◎毎度のことですが山田さんのライブに来ると素直な気持ちを思い出します。やっぱり自分には100点をあげたいと僕も思います。(23歳・サラリーマン)
◎なんか「三日月のフープ」からすごい“ロック”を感じて熱くなりました。(36歳・男性)
◎仕事休みを取ったので昨晩は金曜の夜と間違えました。今日が金曜、まだ土日が残っているので幸せです。(32歳・男性・フリーター)
◎クレメンタインが夏の夜空のようできれいでした。今年の夏は友とピルグリムで旅に行ってきます。(32歳・洋菓子製造)
◎山田さんの「ライブ体力」のように私は「日々生きる体力」をつけて自分を好きになりたいです。(33歳・家の手伝い/猫の世話)
◎なによりZOO歌ってくれたことが嬉しいです。涙。涙。ありがとうございます。(31歳・主婦)
  
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今日はサイモン&ガーファンクル

dad_tojinbo東京に帰ってくるなり梅雨明けで祝福されているような気分です。この一ヶ月のあいだ、ステージで累計約12.5時間、のべ91曲を弾き語り。なかなかタフな旅の連続でしたが、このひと月の前と後で全然違う“山田稔明”になれたような気がしています。

大阪2日間もたくさん語るべきことと膨大な量の映像があるのですが今編集してるのでもう少し待っててください。今日は自分へのご褒美に楽しみにしていたサイモン&ガーファンクル@日本武道館です。ポール・サイモン、アート・ガーファンクル、そしてさらにボブ・ディランまでもがうちの父親と同い年なのだ。衝撃の事実。ありとあらゆる瞬間瞬間を目と耳に焼き付けてきたいと思います。

写真は跳ねるように東尋坊の岸壁に向かう父だ。  
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2009年07月14日

OSAKA 2DAYS

millibar_2夜の科学 in 大阪〜天気図と等圧線
2009年7月10日(金)@大阪 立売堀 millibar salon

1.harvest moon
2.blue moon skyline
3.ココロ/コトバ

4.雨に負け風に負け
5.夏の日の幻
6.believe in magic in summertime

7.dow the river to the sea
8.clementine
9.三日月のフープ
10.手と手、影と影

millibar09071011.day after day
12.ZOO(川村カオリ/ECHOESカバー)
13.サテライト
14.home sweet home

15.true colors(Cyndi Lauperカバー)
16.ONE
17.pilgrim

18.SING A SONG
19.夜明けまで
20.memoria

EN
21.hanalee
22.歓びの歌

23.hummingbird
24.この広い世界で



jungle_1ELEKIBASSレコ発パーティー後半戦
2009年7月11日(土)@大阪 心斎橋 クラブジャングル

1.clementine
2.手と手、影と影
3.三日月のフープ

4.思うことはいつも
5.hanalee
6.歓びの歌

  
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2009年07月13日

帰ってきました

tojinbo大阪から京都、福井、石川、富山、新潟、長野、再び富山からまた戻って長野、山梨、神奈川と考えなしの行き当たりばったりの旅路を経て東京に帰ってきました。日本ってのはものすごく豊かな水をたたえた国なのだなああああ!という気持ちになるような道程でした。

明日から頑張ります。いい帰路でした。

大阪、ありがとうございました。  
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way back home

諏訪湖、小淵沢と通過して山梨県へ。
正面に富士山を睨みながら明日からのことを考え中。
 

  
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安曇野、松本を通過し

長野自動車道、とてもささやかで気持ちのいい風景だ。
雲は多いが眩しい日差しで夏みたいです。
 

  
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再び長野県

土砂降りだったのに晴れてきました。
また長いドライブが待っているのだ。
 

  
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黒部の太陽

トローリーバスは再び富山県境をまたいで黒部ダム、いわゆる“クロヨン”へ。
でかい。写真に写らないスケール。気分はプロジェクトX(あるいは水曜どうでしょう)。
 

  
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暗闇を抜けて

トローリーバスに初めて乗りました。
 

  
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長野県に入ると

晴れてるのに雨が降っています。
 

  
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新潟を通って

トンネルを抜けるたび晴れたり雨降ったり。
 

  
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雨降り

朝4時に目が覚めて誰もいない温泉大浴場を
独占しました。雨はだんだん小降りに。雲の流れがすごい。
 

  
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2009年07月12日

富山に入り

色褪せた地図の上。窓の向こうから轟々と
黒部川の流れる音がします。真っ暗だけど
目が慣れるとやっぱりいろんな風景が見えてくるのだ。
 

  
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石川県へ

いつぶりだろうか、兼六園。
父親との行き当たりばったりの旅だ。
 

  
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東尋坊

久しぶりに東尋坊に来ました。

  
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obama

福井県小浜市のそば、通過。
いい天気で、暑い。
 

  
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ありがとう大阪

2日間たっぷり歌わせてもらいました。たくさんの御来場ありがとうございました。
勝手に苦手意識を持っていた大阪でしたがすごく楽しかった!また来ます。
日本海側から海見たり山見たりしてだらだらゆっくり帰ろうと思うので
セットリストなどしばらく待っててください。みんなが楽しかったなら僕も嬉しい。ありがとう。
  
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2009年07月10日

大阪へ

organza久々の大阪遠征。10日は“夜の科学”、11日は賑やかなイベントに参加します。それぞれ趣きの異なったステージになると思います。

初めての会場でドキドキしますが、millibar salonの階下にあるレンストランmillibarはご飯も美味しいそうなのでそれも楽しみだ。クラブジャングルでのイベントは中村くんと小田島等さんのトークもあるので様々なアート談義が期待できます。

たくさんの人と会えることを楽しみにしています。  
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2009年07月08日

clementine w/ fishing with john

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2009年07月07日

関西の皆様

pochi090707今週末、大阪でのライブ2daysです。ここ最近は京都と兵庫ばかりでしたが1年10ヶ月ぶりの大阪です。お待たせしました。

西日本ツアーでも行った「Summer Greeting」企画、大阪でもやろうと思います。ライブ会場にてアンケートや僕へのメッセージなんかとあわせて「自分の宛名を書いて切手を貼ったハガキ」を提出してくれたら僕が手書きで暑中見舞い(あるいは残暑見舞い?)を後日返送する、という今年でもう4年目になる企画です。自由参加でぜひ。

そして皆さんの聴きたい曲、リクエストがあればいろいろコメント書いてください。セットリスト作りの参考にさせてもらいますので。週末の天気が穏やかでありますように!  
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2009年07月06日

雨の月曜日

cafeteco九州から上京した同級生まっけんが連泊。高円寺のホープ軒でラーメンを食べたいというので車で向かったら閉まっていて結局吉祥寺のホープ軒で食べるという無駄足。

過去の旅行記に広島のライブアンケート抜粋を追記し、fwjとの谷中ライブにコメントを追記しました。もう今週末は大阪。11日(土)クラブジャングルでのライブ、出演時間が19時過ぎから20時過ぎに変更になりました。

知人からVHSのテープが送られてきて、観てみると80年代後半から90年代初頭の、エコーズ、スライダーズなどのテレビ出演映像がたくさんコンパイルされている。20年の時の流れを感じる。スライダーズは一番あぶらがのっているころの演奏で格好良かった。

雨と湿気でぐったりする季節ですが背筋を伸ばしてさらっと切り抜けたいものですね。  
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2009年07月05日

キャットニップ集会

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2009年7月3日@東京谷中猫町カフェ29

1.雨に負け風に負け
2.手と手、影と影

3.夏の日の幻
4.猫のいた暮らし

5.三日月のフープ
6.home sweet home

7.hanalee
8.hummingbird

セッション(w/ fishing with john
9.鉱夫の祈り(高田渡カバー)
10.clementine

アンコール
11.歓びの歌



pochi


追記;久々に体力の限界点がゆらゆら陽炎に揺れるのを眺める感じのふらふらな一日でした。猫町カフェにいた黒い猫が子供のころ飼っていたクロにそっくりで抱くと切なく懐かしい気分になった。しかし他の猫ちゃんを見ると自分ちの猫がどこのだれより可愛く思える。

fishing with john五十嵐くんとは古い仲で、彼が105円で入手した高杢禎彦著「チェッカーズ」と僕が105円で手に入れたピーコ「片目を失って見えてきたもの」(どちらも名著)を郵送で交換しあったり文化的交流はあったけれどもライブでの共演は初めてでした。きれいなアルペジオを弾く五十嵐くんと「clementine」をやりたかったのでセッションも楽しかった。普段は歌わない彼のコーラスも聞けて、終演後は「五十嵐くん、次のアルバム歌っちゃいなよ」とみんなから言われて困惑の表情だったが面白かった。

動物写真家の板東寛司さんともお会いしてお話できました。控え室となったのは板東さんの書庫で山のような猫関連の書物がひしめく書物の森でした。「ねこのポチ」という気になる本も発見。僕は「猫の手」という写真集が大好きだ。ぜひポチの写真も撮っていただきたい。

帰りの最終電車、吉祥寺で枡野浩一さんとばったり。書店に行く時間がなくて手に入れられていなかった新作「僕は運動おんち」をいただく。かわりに僕は『pilgrim』を枡野さんに。ありがとうございました。  
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2009年07月03日

もう7月・・・

ymd2009summerツアーから帰ってきて疲れ果ててさすがに熱が出て寝込んだりダラダラしていたりしたらあっという間に7月になってしまいました。

今朝宅急便でとても美味しそうなジャムが送られてきた。宮崎県の小さな村とcafe tecoでコラボしたジャムだそうで、見るからに美味しそう。ありがとうございました。たくさんの感想をありがとうございました(広島のアンケート紹介はもう少し待ってくださいね)。有意義な旅でした。

今日はもう東京谷中でイベントにゲスト出演する日です。頑張って向かいます。来週はもう大阪ツアーです。旅は楽しいですが季節的にはかなり厳しい感じになってきました。皆さんも体に気をつけて。

上半期一番よかったCD、それはやはり自分で作った『pilgrim』です。みんなもそうだったら嬉しい。  
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DAY4(6月29日);広島→東京

起きてカーテンを開けると外はそぼ降る雨。この三日間ひどい雨に降られなかったことが奇跡だから最後の日くらいは濡れて歩こう、と今回のツアーの裏テーマである原爆資料館見学へ出かける。

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原爆ドーム。昨日は初夏にくゆる感じに見えたが雨に濡れて生々しく見える。傍らを流れる川を見てもいろんな思いと想像が脳裏に浮かんでくる。世界が背負うべき歴史の重圧を感じました。

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雨はどんどんひどくなるが資料館に進むにつれ見学の旅人は増えていく。英語、フランス語、どこの言葉かわからない言葉など観光客の言語もさまざま。毎年8月に式典が行われる場所も実際歩いてみた。原爆資料館は入場料が50円だった。長崎へは修学旅行で行ったが(長崎から帰ってきてすぐ鳥栖のBar APPLAUTIRの向かいにある書店で永井博士の本を買ってもらったことを思い出す)広島の資料館は初めて。

フラッシュを焚かなければ展示物はすべて写真を撮っていいことになっている。それは原子爆弾がこの街と人々とその後の世界に与えた影響を他の誰かに伝えるようにということからなのだろう。僕は約1時間の順路で圧倒されてほとんど写真を撮れなかったのだが。また8月がやってきて今年もいろんなことを考えるのだろうと思う。原爆投下後に噂された「広島には今後75年は草木も生えないだろう」ということが現実になっていたなら僕が広島で歌を歌うことは簡単なことではなかっただろう。

DAY4;広島


広島を発つ前に唯一食べた広島らしいもの、広島風つけ麺。心身ともに疲れきった僕に元気をくれました。辛いものがきらいな僕は辛さレベル1から5のうちの2を選んだのですが、程よいピリっとした味で美味しかった。たくさんの刺激をもらいました。ありがとう。

hiroshimahiroshima






hiroshima追記;この日のライブアンケート回答からランダムに抜粋
◎途中みんなが手を叩き出した曲で泣きました。(36歳/男性/会社員)
◎10年以上のファンですが初めて生で聴いて感動です。日本で一番日本語を美しく使うアーティストだと思います。(37歳/男性/国語教師)
◎私がここに来る決め手となったのは山田さんが猫と共存している写真でした。正直顔も知らないまま来ましたが思って以上に加瀬亮に似ていたのでビックリしました。(22歳/女性)
◎自分の好きな曲、詩、声がすぐそこから空気と一緒に伝わってくるなんてなんてゼイタクなんだろうと思いました。(29歳/女性)
◎娘が大ファンでいろいろなところへ行くのを見てきました。車の中などで山田さんのCDがよくかかっていて、今日は「ああ、こんな言葉だったんだ、こんな世界だったんだ」と心の中にすっと入ってきました。(60歳/女性/夜更かし)
◎一番怖いのは山田さんの才能だと思いました。素晴らしすぎです。(女性)
◎『pilgrim』責任を持って島根まで持って帰ります!(32歳/男性)
◎妹の部屋から聞こえて来たのがゴメスでした。だんだん洗脳されいつしか当たり前のように耳にしていました。楽しい一日でとても感動しました。(36歳/女性/姉)
◎まさか姉のほうが先に泣くとは!(35歳/女性/妹)  
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2009年07月02日

DAY3(6月28日);広島ヲルガン座〜夕凪セレナーデ

福岡の朝、目覚めても体が動かずリーズナブルな早朝のバス移動は断念。大きな荷物を運んでくれたり譜面台を調達してくれたりいろいろカメラを回してくれたりしてくれたみっちゃんやっちゃんたちに感謝。さよなら福岡、またすぐ帰ってきます。

Fukuokaindustry


途中車窓からのぞむ北九州工業地帯の工場群に興奮。広島へは1時間ちょっとで到着。2002年のGAPCツアーぶり、7年ぶり。大きな川をはさんで風景が移ろいでいく感じがいい。広島はここ数年ずっと再訪を望んだ街です。会場に着くとファンが作って飾ってくれたというギター猫のぬいぐるみが迎えてくれた。ヲルガン座はやはり独特な雰囲気を持っていて、昨日のcafe tecoが昼の陽のイメージとするならばここは夜の艶のイメージ。

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リハーサルの段階で僕はかなり息があがって声もかすれ、さすがに疲労の蓄積を実感(デジタルムービーカムもしばらくして電池切れ)。ヲルガン座のビルの上階は廃墟的な雰囲気のギャラリーになっていて、そこにある部屋を控え室にしてもらったので僕は栄養剤を飲んでしばらくぼーっと横になったり屋上へ出て市電が走る街を眺めたり。まさに夕凪の街、という風景に癒されてだんだん体に力が入るようになってきた。

hiroshima_live広島


結果としてヲルガン座のライブも3時間のフルサイズ+無理矢理なワンコーラスずつのリクエスト返答などでツアー最終日を飾るのに相応しい内容になったと思います。お客さんが喜んでくれたのはもちろんですがヲルガン座のスタッフさんが「train song」をリクエストしてくれたり厨房にいた人がTシャツを買ってくれたりしたのも嬉しくてまたひとつ良いお店に出会ったなあと感謝。この日は途中休憩明けのときに鳥栖と福岡の会場でいただいたアンケートをいくつか紹介しました。みんな他の人がどういう感想を持ったか知りたいものなのですね。すごく受けて、この日のアンケートもみんなたくさん書いてくれて読みごたえがありました。

DAY3;広島


終演後はヲルガン座の美味しいタイカレーをいただく。香辛料が効いてて本格的。夜の通常営業になってお店はまたお客さんで賑わっていました。この日は広島らしい食べ物はひとつも食べれずじまいだったが宿泊したホテルがもみじ饅頭食べ放題だったのだ。  
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2009年07月01日

DAY2(6月27日);福岡 警固 cafe teco〜homeward bound

週末賑わう天神から歩いて警固のほうへ。相変わらず耳に入る博多の言葉が心地良い。僕は普段うちの猫には九州弁で話しかけるのです。「なんしよーと?」「わちゃ!吐くとね!?」とか。

果たして辿り着いたcafe tecoは想像通りのとても素敵なカフェ。今回の福岡公演を強力にサポートしてくれたMさんや店長の手嶋さんをはじめスタッフの皆さんもニコニコしている。古いアパートを改装したカフェだけあって音量の制約があるのだがむしろそのハードルを楽しみながら飛ぶような感じでセッティングは進み、美味しいおにぎりなどを賄ってもらって体力的にも救われる。

teco1teco2


この日も小中学校時代の同級生(みっちゃん/やっちゃん/てっちゃん)や高校の友達、お店の常連の60歳の粋なおばさまや9年待ちこがれてくれた九州のお客さん、遠くから駆け付けてくれたお客さんで立ち見がでるほどの大盛況。数ヶ月前の不安は杞憂に終わりました。とても嬉しかったし僕の歌も話も熱心に聞いてくれてアンコールの頃には「よっ!やまだ!」とか、あんまり聞いたことのないような声援もあり僕は腕時計をチラチラ見ながらも歌いたい歌を全部歌ったのだ。

DAY2;福岡警固


終演後はたくさんの握手とサインの後、店長手嶋さんに連れられて美味しい焼き鳥屋へ。お世話になったスタッフと、昨日に引き続きみっちゃんやっちゃんもお疲れさま会に参加(昨日の紫のスナックと真逆な感じのお店だ)。

やっちゃんは小学校6年生を担任する教師なので僕と同じくらいよくしゃべるし話のネタも豊富。最近の小学校の現状はもとよりもっと根本的な人間力の話までとても盛り上がり、みんなたくさん笑って僕は次の日もライブなのを頭の隅で意識しつつも口角泡を飛ばしビールもたくさん飲んでしまった。リハーサル中もライブ中も終わった後もずっと楽しかったから最後にみんなと別れるときはさびしかった。年内にまた来る約束をしました。

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僕の音楽を聴きにきてくれた皆さんとcafe tecoの皆さんといろんなサポートしてくれた仲間たちに心から感謝します。



追記;この日のアンケート回答からの抜粋です。

fanphoto090627◎初めて山田さんの生歌を聴くことができました。ずっと「福岡来てくれないかな、無理かな」と思っていただけに今晩は嬉しかったです!(35歳/図書館職員)
◎このお店で山田さんの歌が聴けたらなと思っていたので実現して嬉しかったです。(女性)
◎MCを聞いていてゴメスを知ってからもう10年経ったんだなあと改めて気付きました。(会社員/女性)
◎素敵でした。耳を音楽でふさがれて山田ワールドしみわたりました。ハナリー可愛い。早く我が家に連れて帰りたいです。(31歳/管理栄養士)
◎静岡からやってきました!いろんな幸運や偶然が重なって観に来れました。(会社員)
◎最高でした!長年待った甲斐がありました!何度も涙ぐみました。嬉し泣きです。(女性/病院勤務)
◎会場の感じと音作り、山田さんの声がマッチしてとってもあたたかい空間でした。(26歳/男性/IT業)
◎人生初のライブ鑑賞で、一番好きなミュージシャンのライブに来れた僕は幸せ者です。(16歳/学生)
◎熊本から子供と一緒に来ました(彼があなたのファンで..)。彼にとっては初めてのライブ、“キンチョウする”って言ってました。好きなミュージシャンのライブが初めてのライブだなんてとても幸せなことですね。(42歳/男性/会社員)
◎とても久しぶりにスナオに笑いました。楽しい時間をありがとうございました。(無記名)
◎歌が始まった瞬間、魔法みたい!って思いました。こんな良い曲がかけてきれいな声なら、私はずっと外を歩きながら歌うのに!(33歳/主婦)
  
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