遊びにくるはずだったイトケンさんに「ていうか何曲かステージにあがってくれませんか?」と電話したのはライブ当日の午後。僕がループさせたり足で鳴らしたりするための打楽器がいくつも僕の荷物に含まれていたので、結局イトケンさんはふらっと鍵盤ハーモニカだけを持って開場直線の音合わせのためにあらわれました。
久しぶりにswitchで歌いましたが、きれいな照明を作ってもらってそれをステージから眺めるのが僕は好きだ。ライフワーク的な“Early Days of Toshiaki Yamada”コーナーでは英語詞的に作られた1998年の未発表曲を開陳(CDRには'90年代初頭の高校生の頃に多重録音で作ったインストを再録したものも)。
イトケンさんとのセッションも思った通りバッチリ有機的に噛み合いました。イトケンさんの持っている譜面からすでにいくつもの演奏機会を経て、すでに僕のなかでキーやコード進行が変わってしまっている曲もあったのでステージ上でこそこそ打ち合わせしながらの演奏も楽しかった。
終演後に書いてもらった皆さんのアンケートを読んでいて「19歳」の人が多いことに気付く。5人の19歳、20歳の人も。ここ数年僕は同世代に向かって歌を歌ってきたような気が(勝手に)していたのだけど、世代という垣根は本当は意味がないな。印象的だったアンケート回答をいくつか紹介します。またライブ会場でお会いしましょうね。
「タイのチェンマイに居る娘の代理です。今頃歯ぎしりしていると思います」(54歳・母)
「彼女が『山田さんカッコよすぎ…インナーのTシャツお気に入りなのかな?』って言ってます」(20歳・大学生)
「彼氏が山田さんの着やせテクを盜もうとしています」(19歳・学生)
...僕は多分着ヤセじゃなくて、ただ痩せてるんだと思います!どっちかというと着膨れするほうです。