2012年09月30日

おでかけ曜日 vol.4 [set list]



2012年9月29日(土) @ 札幌ギャラリー犬養
“おでかけ曜日 vol.4 秋夜の音楽会”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.アップダイク追記
3.光と水の新しい関係
4.一角獣と新しいホライズン
5.予感

6.home sweet home
7.やまびこの詩
8.59番街橋の歌 (サイモンとガーファンクル カバー)
9.アメリカ (サイモンとガーファンクル カバー)
10.I Need You (AMERICA カバー)
11. 光の葡萄

12.あさってくらいの未来



M-6〜11 with キッコリーズ
キッコリーズのセットにて「君がいなけりゃ」「Blue Sky Blues」に参加。  

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2012年09月29日

旅前夜




今日は夕方までずっとクリスマスCDの作業と札幌ツアーの準備、そして夕方から原宿まで出かけてかせきさいだぁ『ミスターシティーポップ』発売記念ライブを観にいった。ゲストはヒックスヴィル、とてもいいライブで、元気が出た。明日からのライブの刺激になるような数時間でした。なんでこんな時間にブログを書いているかというと東京を離れるための諸々のメール書きの流れ、そして明日は朝いちばんの飛行機に乗るためにバカみたいに早い時間に家を出るから今書くのである。

札幌は今寒すぎる前の、とてもいい季節なのだろう。天気が悪くないといいな。言葉のワークショップは当日のご参加も可能です。できたら筆記用具をご持参ください。数年前にメロディだけ書いたデモが発掘されたのでそれに皆さんと一緒に歌詞をつけて歌にしたいと思います。ライブもたくさんのお申込み、確実なご入場にはぜひご予約を。

明日からほぼ3日間滞在の札幌、どうぞよろしく。



<札幌2days “声をあつめにいく”ツアー>

“おでかけ曜日 vol.4〜秋を見つけに。おとなのちいさな文化祭”
9月29日(土)@ 札幌 ギャラリー犬養


冬の終わりの前回の2daysから季節は巡り、短い秋の札幌へ
旅に出ます。まずは初めての会場(とても素敵な雰囲気!)で
ワークショップとライブ、今回もキッコリーズとのセッションを。

<山田稔明「コトバと音楽のワークショップ」>
14:00〜15:30

音楽に寄り添うコトバについての作詞/作詩ワークショップです。
言葉のついてない歌に自分だけの歌詞をつけてみましょう。

参加費2,000円(ドリンク付)*ライブ観覧の方は500円ディスカウント
※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから


<秋夜の音楽会>
19:00開場/19:30開演
2,800円(ご予約の方へはお土産付き)
出演/山田稔明(GOMES THE HITMAN)、キッコリーズ

昨年のはじめての「おでかけ曜日」、そして今年の春にはたべるとくらしの研究所でも
共演させていただいたキッコリーズとのライブが再び!また素敵なセッションが繰り広
げられそう。 秋夜にぴったりのやさしい楽しい音楽です。
※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから

ギャラリー犬養
札幌市豊平区豊平三条一丁目1-12
営業時間 13:00-22:30 (火曜定休)



“夜の科学 in 札幌〜声をあつめて”
2012年9月30日(日)@札幌 レストランのや

16:30開場/17:00開演
前売3,000円(1ドリンク代別途)

今年2月以来の札幌、レストランのやでは昨年10月以来11ヶ月ぶりの
ライブが決定しました!新旧交えた季節の歌を秋の風に乗せて歌います。
現在制作中の新作のためのコーラス録音を北の地でも。ぜひご協力ください!

※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから

札幌 レストラン のや 
札幌市中央区北2東11-23-14 
tel.011-210-5105
食べログ
  
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2012年09月28日

吉祥寺ウォーキング



週末の札幌旅、帰ってきてもすぐ代官山のライブやラジオ収録や打ち合わせで身動きがとれなくなりそうで、昨日は吉祥寺で買い物やいろいろをまとめて。SEIYUからスタートしてタワーレコード、ディスクユニオンとロヂャース、GAPで秋物の服、カフェキャトルではcimaiパンを買い求めmoiでコーヒー休憩。中道通りを冷やかし歩いて楽器屋でギターの弦を買い、無印良品を2つはしごして夜は長男堂でご飯。なんでもない一日だがとても充実。

明日からは旅。旅は非日常と日常が同居するところが楽しい。久々に車を運転しないツアーなので道中に読むための面白い本を手に入れに本屋へ行こう、今日は。天気が持つことを祈りつつ、札幌で会える皆さん、よろしくお願いします。ポストカード企画を行います。テーマはハロウィーンで。いつもの要領で切手を貼って宛名を書いたハガキを提出ください。



<札幌2days “声をあつめにいく”ツアー>

“おでかけ曜日 vol.4〜秋を見つけに。おとなのちいさな文化祭”
9月29日(土)@ 札幌 ギャラリー犬養


冬の終わりの前回の2daysから季節は巡り、短い秋の札幌へ
旅に出ます。まずは初めての会場(とても素敵な雰囲気!)で
ワークショップとライブ、今回もキッコリーズとのセッションを。

<山田稔明「コトバと音楽のワークショップ」>
14:00〜15:30

音楽に寄り添うコトバについての作詞/作詩ワークショップです。
言葉のついてない歌に自分だけの歌詞をつけてみましょう。

参加費2,000円(ドリンク付)*ライブ観覧の方は500円ディスカウント
※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから


<秋夜の音楽会>
19:00開場/19:30開演
2,800円(ご予約の方へはお土産付き)
出演/山田稔明(GOMES THE HITMAN)、キッコリーズ

昨年のはじめての「おでかけ曜日」、そして今年の春にはたべるとくらしの研究所でも
共演させていただいたキッコリーズとのライブが再び!また素敵なセッションが繰り広
げられそう。 秋夜にぴったりのやさしい楽しい音楽です。
※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから

ギャラリー犬養
札幌市豊平区豊平三条一丁目1-12
営業時間 13:00-22:30 (火曜定休)



“夜の科学 in 札幌〜声をあつめて”
2012年9月30日(日)@札幌 レストランのや

16:30開場/17:00開演
前売3,000円(1ドリンク代別途)

今年2月以来の札幌、レストランのやでは昨年10月以来11ヶ月ぶりの
ライブが決定しました!新旧交えた季節の歌を秋の風に乗せて歌います。
現在制作中の新作のためのコーラス録音を北の地でも。ぜひご協力ください!

※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから

札幌 レストラン のや 
札幌市中央区北2東11-23-14 
tel.011-210-5105
食べログ
  
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2012年09月27日

札幌への旅支度



昨日は終日、朝から夜までずっとクリスマス・ソングの録音と編集。ここ数年ずっと冬に趣味で録りためたクリスマス・スタンダードに新しく数曲追加し、ほぼすべての曲をリミックスしたり録り直し、紙ジャケ装丁にコンパイルしてクリスマスCDを作る予定です。これからマスタリング作業。秋の虫の声を聴きながら冬を思い、気分はもう除夜の鐘とか初詣であたりに僕を連れていく。

並行して来月の新潟ライブの仕込みと週末の札幌への準備。札幌へは2日前に荷物を発送しないといけないので旅気分が始まるのが早い。雨よ降らないで。秋の歌と新しい歌を歌う予定です。レストランのやでのライブは約1年ぶり。札幌での“HOME”での演奏が今からワクワクする。たべるとくらしの研究所へ行くのも楽しみ。北の皆さんは変わらず元気だろうか。僕はまだ7分丈のパンツで大丈夫だろうか。旅の支度を山下達郎ベストを聴きながら(たまに手を止めてブックレットを眺めたりして)。

週明けて水曜日には代官山 晴れたら空に豆まいて でHARCO、ベベチオとライブ。これはいうなれば関東百景#9ということ、秋も景色巡りは続く。VAPの配信セクションがいろいろ手を尽くしてくれて「あさってくらいの未来 ep」もまだまだ広がっている。皆さんの街のラジオ局にも音源が届いているかもしれないのでぜひリクエストを。秋も引き続きよろしくお願いします。



<札幌2days “声をあつめにいく”ツアー>

“おでかけ曜日 vol.4〜秋を見つけに。おとなのちいさな文化祭”
9月29日(土)@ 札幌 ギャラリー犬養


冬の終わりの前回の2daysから季節は巡り、短い秋の札幌へ
旅に出ます。まずは初めての会場(とても素敵な雰囲気!)で
ワークショップとライブ、今回もキッコリーズとのセッションを。

<山田稔明「コトバと音楽のワークショップ」>
14:00〜15:30

音楽に寄り添うコトバについての作詞/作詩ワークショップです。
言葉のついてない歌に自分だけの歌詞をつけてみましょう。

参加費2,000円(ドリンク付)*ライブ観覧の方は500円ディスカウント
※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから


<秋夜の音楽会>
19:00開場/19:30開演
2,800円(ご予約の方へはお土産付き)
出演/山田稔明(GOMES THE HITMAN)、キッコリーズ

昨年のはじめての「おでかけ曜日」、そして今年の春にはたべるとくらしの研究所でも
共演させていただいたキッコリーズとのライブが再び!また素敵なセッションが繰り広
げられそう。 秋夜にぴったりのやさしい楽しい音楽です。
※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから

ギャラリー犬養
札幌市豊平区豊平三条一丁目1-12
営業時間 13:00-22:30 (火曜定休)



“夜の科学 in 札幌〜声をあつめて”
2012年9月30日(日)@札幌 レストランのや

16:30開場/17:00開演
前売3,000円(1ドリンク代別途)

今年2月以来の札幌、レストランのやでは昨年10月以来11ヶ月ぶりの
ライブが決定しました!新旧交えた季節の歌を秋の風に乗せて歌います。
現在制作中の新作のためのコーラス録音を北の地でも。ぜひご協力ください!

※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから

札幌 レストラン のや 
札幌市中央区北2東11-23-14 
tel.011-210-5105
食べログ
  
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2012年09月26日

言葉とメロディのワークショップについて

今週末は札幌に行きます。天気予報を見ると雨?台風?と不穏な感じですがきっとまた取り越し苦労に終わる予感がしています。きれいに晴れてインディアン・サマー、小春日和の北海道を楽しみに。今回はまずギャラリー犬養という素敵な空間で一日イベントを。

DSC02325

音楽に付随する歌詞の意味は聴き手の判断に任されている、と僕は思っていて、僕も自分の好きな英語の歌を(もちろん日本語の歌も)好き勝手に解釈して、良いときも悪いときも自分の暮らしに作用するBGMにしてきました。それでも発信者として歌詞を書くときにはいろんな思いを込めて身を削りながら言葉を綴るわけで、「僕がこう思う」ということと「聴き手がこう思う」ということの差異は“幸せな関係”であることが好ましいなと思ったりする。

10月に東京で「言葉とメロディのワークショップ」という3週にわたる作詞講座をやることになって、そのパイロット版として一回完結のお話会を札幌でやろう、ということでタイトルも「コトバと音楽のワークショップ」と微妙に変えてギャラリー犬養で行います。基本的には歌詞を書く過程や手順、心がけていることからちょっとしたこぼれ話、新曲「あさってくらいの未来」を例にとって“鼻歌デモ”を公開しながら成り立ちを説明したり、聞いて面白い話を。さらには僕がかつて音楽専門学校でソングライティングの授業で講師をやったときに考案した、誰でも歌詞が書ける「マトリクス作詞法」というのを教えてあげます(「コピーライター講習で似たようなことを教わった」という知人がいて、言葉の発案に有効な方法論であることが証明されました)。

巣巣でのワークショップも「自分で歌詞を書いて、それを朗読して発表するのが恥ずかしい」という方も多いようですが、みんなが恥ずかしくなるようなシチュエーションはなるべく作らないつもりです。ニコニコしながら楽しいワークショップになれば嬉しいなと思っています。ギャラリー犬養では夜にキッコリーズとのライブ。今回もセッションをしようとメールのやりとりをしているところです。ライブと「コトバと音楽のワークショップ」どちらも参加される方はワークショップ参加費から500円ディスカウントを。

いつもとは少し趣向の異なるイベントを僕自身がとても楽しみにしています。ぜひ皆さんお誘い合わせの上、気軽に参加してみてください。お菓子でも食べながら愉快にやりましょう。イベント「おでかけ曜日 vol.4」は本日から開催、ワークショップとライブは週末29日の土曜日です。30日(日)は久しぶりのレストランのや、残席わずかですので確実なご入場のためにご予約を。美味しい食べ物と美しい風景を僕に!



<札幌2days “声をあつめにいくツアー”>


DSC02322“おでかけ曜日 vol.4〜秋を見つけに。おとなのちいさな文化祭”
9月29日(土)@ 札幌 ギャラリー犬養


冬の終わりの前回の2daysから季節は巡り、短い秋の札幌へ
旅に出ます。まずは初めての会場(とても素敵な雰囲気!)で
ワークショップとライブ、今回もキッコリーズとのセッションを。

<山田稔明「コトバと音楽のワークショップ」>
14:00〜15:30

音楽に寄り添うコトバについての作詞/作詩ワークショップです。
言葉のついてない歌に自分だけの歌詞をつけてみましょう。

参加費2,000円(ドリンク付)*ライブ観覧の方は500円ディスカウント
※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから


<秋夜の音楽会>
19:00開場/19:30開演
2,800円(ご予約の方へはお土産付き)
出演/山田稔明(GOMES THE HITMAN)、キッコリーズ

昨年のはじめての「おでかけ曜日」、そして今年の春にはたべるとくらしの研究所でも
共演させていただいたキッコリーズとのライブが再び!また素敵なセッションが繰り広
げられそう。 秋夜にぴったりのやさしい楽しい音楽です。
※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから

ギャラリー犬養
札幌市豊平区豊平三条一丁目1-12
営業時間 13:00-22:30 (火曜定休)



“夜の科学 in 札幌〜声をあつめて”
2012年9月30日(日)@札幌 レストランのや

16:30開場/17:00開演
前売3,000円(1ドリンク代別途)

今年2月以来の札幌、レストランのやでは昨年10月以来11ヶ月ぶりの
ライブが決定しました!新旧交えた季節の歌を秋の風に乗せて歌います。
現在制作中の新作のためのコーラス録音を北の地でも。ぜひご協力ください!

※お申し込みはGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEから

札幌 レストラン のや 
札幌市中央区北2東11-23-14 
tel.011-210-5105
食べログ  
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2012年09月25日

渋谷、モードはもう冬だってよ



昨日のこと、残り少ない9月のための、リフレッシュ/リブートのための一日。買い物のため渋谷へ行く道すがら、原作を読んでいたらどうしてももう一度その世界観に浸りたくてたまらなくなって調べたらちょうど渋谷東映の上映時間とばっちりタイミングがあって「桐島、部活やめるってよ」を観る、2回目。1回目よりも断然面白くて参った。

渋谷で買い物をしていたらラウンドテーブル北川くんとばったり会い立ち話。急な雨に降られながら、お誘いを受けていた映画「ドライブ」DVD/Blu-ray発売記念イベントのライブへ(昨日観たばっかりのナイスタイミング)。会場に入ると爆音DJは元ビークルのカトウさん。僕の好きなJane's Addictionがかかる。元PEALOUT/HARISS/DQSの高橋さんもDJで。ノーナ郷太くんの新鮮な弾き語りを観て帰宅。たくさん人にあった、まさにリフレッシュのための一日でした。

9月は今日からラストスパート。今週末は札幌に行きます。神さま、僕に美味しいものと美しい風景を。  
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2012年09月24日

5センチくらいの些細な

恵比寿天窓switchでの7ヶ月ぶりの、バンド編成では春以来の“夜の科学”は39回目、「あさってくらいの未来」という新曲をサブタイトルに掲げた秋分の日の夜でした。イトケンさんと武蔵野を昼過ぎに出発し安宅くんをピックアップして恵比寿へという道も久しぶり。車中BGMはなぜかザ・ランナウェイズとチャット、全身でリズムをとりながらswitchへイン。

少しだけスタッフ陣の入れ替わりがあり、switch側も今までどおりの雰囲気でライブができるようにと最善を尽くしてくれてなんのストレスもなく穏やかなリハーサル、そしてあっという間の開演。オープニングの映像は8月に葉山で撮ってきた海のシーン、そこに「dejavu song」という映画「ナナとカオル第2章」の冒頭で流れるインストゥルメンタルをのせて。

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9月の始まりは「harvest moon」から。2曲目の「どこへ向かうかを知らないなら..」には「9月になると思い出すこと」というフレーズがあって、それは僕の意識のなかでは「harvest moon」から明確に繋がっている。すべてが独立しつつまたすべてが繋がっている、というのが僕の音楽に対する理想。新しい曲を中心のセットリストでした。

奇しくもこの日はR.E.M.解散から1年目の夜ということで「nightswimming」の一節からの「月あかりのナイトスイミング」がとても気持ちよかった。季節をまたぐときにこの曲は雰囲気が様変わりしたのだけどどこかの地方都市の街灯や誘蛾灯がちらちらしている風景が明確に脳裏をよぎるようになった。「光の葡萄」もそう。これは東京のどこかで毎晩展開する静かなシーンのBGMだ。

バンド編成で初めて演奏した「あさってくらいの未来」がとても気持ちよくて、みんなもそうだったら嬉しいなと思いました。2回目のサビの「5センチくらいの些細な兆し」と歌ったあとに安宅くんのスライドギターがキューンと入ってくるところで僕もキューンとするのです。昨日iPhoneのボイスメモを遡って聴き返していたらこの歌は5月の終わりに鼻歌でメロディの原型ができていた。札幌の作詞ワークショップではこれをみんなに聴いてもらってこれにどうやって言葉の枝葉が生えていったかを検証したりしてみようかなと思っています。

気づくと2時間半の、いつもの長丁場のライブに。MCでなにをしゃべったかとか付随するサイドストーリーはまた五十嵐くんが面白く日記に書いてくれるでしょう。アメリカ橋の上で打ち上げしていたら雨が降り始めてそれは日曜日までを覆い尽くしたのだけど、とにかく9月22日はとても楽しい夜でした。ありがとう。


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2012年09月23日

夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来 [setlist]




2012年9月22日(土)@恵比寿 天窓 switch
“夜の科学 vol.39〜あさってくらいの未来”


1.harvest moon
2.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
3.平凡な毎日の暮らし

4.home sweet home
5.一角獣と新しいホライズン
6.nightswimming(R.E.M.カバー)
 〜月あかりのナイトスイミング

7.glenville
8.光と水の新しい関係

9.やまびこの詩
10.日向の猫とチャーリー・ブラウン
11.光の葡萄

12.hanalee
13.あさってくらいの未来

EN
14.予感
15.SING A SONG
16.ハミングバード


山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
(itoken、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)  
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2012年09月22日

あさってくらいの未来



ということで、今日はこれから恵比寿まで。“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”です。8月は個別にセッションを重ねたイトケンさん、安宅くん、五十嵐くん、エビちゃんとのバンド編成。秋分の日に相応しい秋らしい風と不穏な空模様ですが最近とくに晴れ男ぶりに磨きをかけている僕がいる街には雨は降らないのでしょう、きっと。

CDになっていない歌を中心に秋らしい装いで9月の夜を演出します。
どうぞよろしく。うちの猫もヨロシクといっています。




あさってくらいの未来JK2012年9月22日(土)@恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN .COM presents
“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”

18:30開場/19:00開演/前売¥3,500/当日¥4,000(1ドリンク代別途)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)with
夜の科学オーケストラ(iotken 、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)

真夏の“関東百景”でのデュオ/別編成でのセッションを経て9月に
夜の科学オーケストラは7ヶ月ぶりに恵比寿で合流します。
ーDo you remember the night of September?
それはあさってくらいの未来の話です。
新しいステージをぜひ皆さんで目撃してください。

*当日券に関しては直接会場までお問い合わせください。

天窓 switch(HP
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887
  
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2012年09月21日

マルクマスの夜



今日はお昼からずっとレコーディング。オルガン、エレクトリック・ピアノ、ブラスにグロッケンと佐々木真里さんに尽力いただく。エンジニア手塚さんにも来ていただき自宅作業部屋でのダビング作業がとても充実したものになりました。どんどん重なっていく音。気づいたら夜、ブログを更新していないことを思い出し今。

昨日は渋谷にSTEPHEN MALKMUS & THE JICKSのライブを観にいく。とても楽しみにしていたライブ。リユニオンしたPAVEMENTを2年前に観たときも思ったが、この人のギターは目と耳に面白い。かつて“ローファイ”と呼ばれたマルクマスが今鳴らすのはとても明快で流麗、変幻自在なギターロックである。リラックスしたバンド感も素晴らしくずっと笑ってステージを眺めていた。

明日はいよいよ“夜の科学39”、久しぶりのバンド編成、久しぶりの恵比寿天窓switchです。この夏の“関東百景”シリーズのために作った消しゴムハンコを全部展示しますので手帳にペタペタ押してみてください。楽しい夜になりますよう。この雨がやんだら新しい季節か。秋の夜長の“夜の科学〜あさってくらいの未来”をよろしくお願いします。


あさってくらいの未来JK2012年9月22日(土)@恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN .COM presents
“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”

18:30開場/19:00開演/前売¥3,500(1ドリンク代別途)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)with
夜の科学オーケストラ(iotken 、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)

真夏の“関東百景”でのデュオ/別編成でのセッションを経て9月に
夜の科学オーケストラは7ヶ月ぶりに恵比寿で合流します。
ーDo you remember the night of September?
それはあさってくらいの未来の話です。
新しいステージをぜひ皆さんで目撃してください。

オフィシャルサイト内特設メールフォームにて予約受付中
*残席わずかです!

天窓 switch(HP
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887
  
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2012年09月20日

NY、NY



朝起きてからずっと映像編集とオーディオエディットをしていたらこんな時間に。うっかり書き落とすところだった、ブログを。昨日は夕方から巣巣まで出かけ「木ミジカ木ムジカ展」を見て、なんて木って美しいんだ...とウットリして、そのまま真夜中まで週末のライブのリハーサルで、ひたすら練習して気づいたら寝落ち。なかなかタフな秋の始まり。

音楽情報ページに原稿を書かせていただいたFIGAROが届いて、その情報量の多さにあらためて驚きつつ、ニューヨーク特集をパラパラと眺めて、そういうえばこないだ買ったPOPEYEもニューヨーク特集で、ニューヨークが僕を呼んでいるのではないか、と感じる。アルバムが完成したら長い旅に出たい・・。ニューヨーク、ニューヨーク。

今日はこれから楽しみにしていたスティーヴン・マルクマスのライブへ。  
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2012年09月19日

読みかけの活字



「評伝ナンシー関」を読み終えて(とても面白かった!)ようやく中断していた「サラダ好きのライオン」を開いて活字を目で追っている。こういう、考察文やエッセイといった小説じゃない本は思考をほどよく刺激してくれて、まとまった時間が取れないときの読書にいい。秋なので新たなるタフ・リーディングにトライしたいものだが、このあとには図書館で借りた「インディアンに囚われた白人女性の物語」と「桐島、部活やめるってよ」の原作本が待ち構えている・・・。

徳島アアルトコーヒーの庄野さんが今年もDEAN&DELUCAのために珈琲豆を焙煎し、それに「アップダイク追記」という名前をつけてくれた(商品説明に“コーヒーをこよなく愛した作家、アップダイクに捧げるコーヒー”とあって、僕はアップダイクが珈琲好きかどうかはよく知らないんだけど「カプチーノを二つ」という短篇集があるから珈琲好きなのだろうね。庄野さん曰くミルクによく合うブレンドにしたとのこと)。これまでもイベント限定で「アップダイク・ブレンド」去年のDEAN&DELUCAとのコラボコーヒーには「太陽オーケストラ」と僕の書いた曲のタイトルを名前に掲げてくれて嬉しかったのだが、この秋のタイミングで大学時代に本を探して駆け回ったことを歌った「アップダイク追記」と同名のコーヒーを飲めることが嬉しい。

明日発売のフィガロ・ジャポンの音楽ページにジョー・ヘンリー&リサ・ハニガンのコンサートに際した原稿を書きました。来日公演とても楽しみです。1月のチャット モンチーへのインタビュー取材、ビーチ・ボーイズ来日へのウェルカムコメントなどなど、今年は原稿の依頼が多くてとても嬉しい。僕は文章を書くのが大好きなので好きなことが仕事になるのはこの上ない喜びだ。そしてアンケートとコラムで参加させていただいた今週末に出る猫と音楽についてのムック「ねこみみ〜猫と音楽」の仕上がりも楽しみにしています。ぜひ本屋で手にとってみてください。



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2012年09月18日

三連休の最後、渋谷の夜



昨日のこと、三連休の最後の日。朝から掃除、昼からずっとレコーディング作業し気づいたら夜というパターン。確実に状況は進んでいるのだけどそのプログレスは非常に緩やかでカタルシスを得がたい。途中息抜きに公園へ散歩、まだ夏の残り香のなかに小さな秋も散見。季節が進むように確実にひとつずつ形がまとまって浮かんでいくのはたしか。思えばライブのない週末は1ヶ月半ぶり。

夜から渋谷へ。映画「ナナとカオル第2章」の舞台挨拶に僕も音楽担当として乗せてもらう。高校生役の若い俳優陣と。リアル高校生はひとりだけ(「桐島」映画部の男子だった)だが映画の印象でみんな高校生に見える。その後映画プロデューサー含めて数名と飲みにいっていろいろ話を。みんな頑張っていてみんな美しい。偶然渋谷にいた知人と合流しもう一軒、ここ10年といろいろ音楽とキャリアの話。

週末はいよいよ“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”、バンド編成での恵比寿での演奏は冬以来となります。ライブまで1週間をきりましたので当日精算のチケット取り置き予約を開始しました。残席わずか、確実な入場にはご予約を。7月の終わりからの総まとめを。



あさってくらいの未来JK2012年9月22日(土)@恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN .COM presents
“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”

18:30開場/19:00開演/前売¥3,500(1ドリンク代別途)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)with
夜の科学オーケストラ(iotken 、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)

真夏の“関東百景”でのデュオ/別編成でのセッションを経て9月に
夜の科学オーケストラは7ヶ月ぶりに恵比寿で合流します。
ーDo you remember the night of September?
それはあさってくらいの未来の話です。
新しいステージをぜひ皆さんで目撃してください。

特設メールフォームからのお申込みは終了、RESERVEフォームにて
チケット取り置き予約の受付を開始しました。*残席わずかです!

天窓 switch(HP
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887  
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2012年09月17日

真夜中の青春群像



昨日のこと。スタジオから一転、自宅作業部屋でお昼過ぎから暗くなるまで、気づいたらずっと10小節のギターソロを何回も何回も弾き続けてやっと録音終了。難しいことをやるわけではないのだけど、「これだろ、これ!」っていう直感的な感触があるまで終わらない。ずっと猫背で、楽しいが骨の折れる数時間。

真夜中まで弛緩して、新宿までレイトショーの映画を。ようやく「桐島、部活やめるってよ」を観にいく。僕の徳島でのライブに突然来た友人が「明日高知のロケ現場に行くんだ」と言ってた映画がこの映画になった。すでに熱狂的支持と評価を受けている映画なので言わずもがなだが、とにかく素晴らしく心が揺さぶられる青春群像劇。最初はガス・バン・サントの「エレファント」やJ・J・エイブラムスの「SUPER8」などを想起しながらのけぞって観ていたがすぐに物語に引き込まれて前のめりに。間違いなく今年一番の映画(今年はホントに全然映画館に行けていないのだが)。

三連休の真ん中とはいえ、電車のなくなった1時半に終わるレイトショーで満席、ギリギリにキャンセルが出て観ることができました。また何回でも観たい。この映画を観た人といろいろああだこうだと話がしたい。高校時代になって絶対戻りたくない!と思ったが同時にあの戦場のような世界に今の知識と経験値を持って舞い戻ってみたいな、とも少し思った。俯瞰でみればその風景はきっとキラキラしているのだろう。とても幸せな映画体験だった。  
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2012年09月16日

秋の夜長



カレンダーを見たら世の中は3連休だった。どうやら今年はこれから12月まで毎月ずっと3連休があるそうで、すでに年末感すら感じている。かなり久しぶりに渋谷へ出かけ、そうするとハロウィーンのディスプレイ、街の変化なども肌で察知し、こうやってどんどん時間が過ぎていくのだな。僕は今クリスマスのことを熱心に考えている。

8月の疲れがドーッと押し寄せて最近変な時間に寝落ちして変な時間に起きてしまい、そこから映画などを観るとまた変な時間に寝ることになって、それでも猫はそのあいだもずーっと寝ている。ずっと観たかった「ランナウェイズ」という映画。「イントゥ・ザ・ワイルド」「アドヴェンチャーランドへようこそ」で気になっていたクリステン・スチュアートがジョーン・ジェットを演じていてとても良かった。調べてみたらケルアック「オン・ザ・ロード」の映画(これから公開)にキルスティン・ダンストと出ているそう。早く観たい。

ボブ・ディランの新譜が届いてからずっと聴いているが、ずっと同じ曲が流れているように感じて、LPの片面が終わってそれをひっくり返すときにハッとするのだが、でもその“ずっと同じ曲が流れている”ような感じが心地よい。僕ももっと年をとったら同じような歌が延々続くような、言葉だけが泉のように溢れて更新されていくようなレコードを作りたい。

  
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2012年09月15日

残暑レコーディング



昨日のこと。お昼前から集まってレコーディング。自宅作業部屋やプライベートスタジオでの作業が続いていたので久しぶりのレコーディング・スタジオでやりたいことがいろいろ。当然の話ではあるがひとつひとつコミュニケーションを重ねればとても効率良く予想どおりの、さらには予想を遙かに上回る音が録れるものだな、と感動。

まだまだ道はこれからだが「どこへ向かうかを知ったからどの道を行けばいいのかを確信した」という感じ。忙しいなかで七転八倒するスケジューリングに応じていただいたスタジオやミュージシャン、スタッフ、そのファミリーや友人に心から感謝を。和気藹々と夜まで雰囲気のいい空間も素晴らしかったがスタジオのエンジニアさんから「GOMES THE HITMAN聴いていました!」と告げられてとても嬉しかった。

来週末は恵比寿天窓switchでの“夜の科学vol.39”、昨日録った曲はすべてステージで演奏する。残席があと少し。週明けからは取り置き予約を。ぜひ秋の始まりを感じに来て欲しいと思っています。



あさってくらいの未来JK2012年9月22日(土)@恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN .COM presents
“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”

18:30開場/19:00開演/前売¥3,500(1ドリンク代別途)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)with
夜の科学オーケストラ(iotken 、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)

真夏の“関東百景”でのデュオ/別編成でのセッションを経て9月に
夜の科学オーケストラは7ヶ月ぶりに恵比寿で合流します。
ーDo you remember the night of September?
それはあさってくらいの未来の話です。
新しいステージをぜひ皆さんで目撃してください。

オフィシャルサイト内特設メールフォームにて予約受付中
*残席わずかです!

天窓 switch(HP
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887
  
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2012年09月14日

名前をつけてやる



AMERICAの「I NEED YOU」を日本語でカバーしたのがとても会心の出来で、杉真理さんにメールしてYoutubeを観て聴いてもらって、初来日を観たというAMERICA好きの杉さんからもとても褒めてもらえて嬉しかった。「今度は『金色の髪の少女』を日本語でやってちょ」とのお言葉も。杉さんはBOXで新しいアルバムを今月発売されるがなんとバンド名義では22年ぶりのリリース、感服させられる・・。

そのメールのなかで「AMERICAのアルバムはアルファベット『H』から始まることになっててそれを今でもやっててすごいよね」とあり、ハッと思って調べてみたら(長いキャリアのなかでさすがにすべてではないが)『Homecoming』『Hat Trick』『Holiday』『Hearts』『Hideaway』『Harbor』、ベスト盤は『History』で、最新オリジナル作が『Here And Now』というからどこまでも筋が通っている。

僕は一度決めた新作のタイトルを自ら撤回して、それに代わる新しい名前を探しながら今も考え中である。10年をかけて『weekend』『cobblestone』『mono』『omni』『ripple』『pilgrim』と単語1ワードの題名のアルバムをずっと作り続けてきたのが前作『home sweet home』で一度振り出しにもどったので進もうと思えば無数の道がある。名前をつけるのはいつも作詞作曲と同等に頭を悩ます作業なのだ。  
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2012年09月13日

[reminder] あさってくらいの未来

yamadatoshiaki-hisn000799月5日に配信開始となった「あさってくらいの未来」が好評で、とても嬉しいです。先週のライブで初めて弾き語りで歌いましたがとても良い響き方をする歌だなあと人事のように思っているのだけど来週の“夜の科学39”ではバンド編成で演奏するのでまた新鮮な気持ちになれそうです。

CD盤の存在しない音源ですが皆さんはどのように聴いていらっしゃるでしょうか。コンピューターで?スマートフォンで?着うたフルというのがレコチョクとVAP@mobileでもリリースされているので“ケータイ”の方もぜひこちらからダウンロードしてみてください。CDになって歌詞カードもついてという流れで完結するのが理想ですが6月に書いて7月に録ってミックスしたものが最速で聴ける配信リリースというのも21世紀のスピード感なのかもしれませんね。

引き続き僕は、これまでのように重たい石をひとつずつあっちからこっちへ運ぶような感じで、じわじわとなだらかな階段を登るように自分の新しいアルバムを作っているところです・・・。いろんなお知らせができるまでもう少しお待ちいただき、それまではこの「あさってくらいの未来 ep」を聴いていてもらえたら嬉しいです。


2012年9月5日 iTunes、レコチョク、
VAP@mobileにて配信スタート
http://www.vap.co.jp/nanakao2/ondemand.html
http://recochoku.com/yamadatoshiaki/hisn00079/



あさってくらいの未来JK
 山田稔明/あさってくらいの未来ep

 
 1.あさってくらいの未来
 2.dejavu song
 3.springtime waltz
 4.after school scat
 5.day after tomorrow
 
 M-1 arranged, recorded and mixed by Yamachi
 all songs written and produced by Toshiaki Yamada

  
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2012年09月12日

鎌倉、親孝行プレイ



こういう忙しいときに訪ねてくる親にため息をつきつつ、さすがに放っておくこともできず、行ったことがないというので車で鎌倉へ。平日の第三京浜、横横道路はスムーズで、1時間半の鎌倉へのドライブ。僕の父親は言葉少ない人で気付くと数十分も一言も口をきいてないということもざらなので努めて話しかける。まず着いたのは鶴岡八幡宮。今まで来たことがあっただろうか、覚えがなく改めてきれいな風景。もうちょっと涼しい秋ならなおよかった。大銀杏の木が再び再興することを祈る。

自分が行きたいお店もこの際コースに入れておこうと昼ご飯は堀内さんのカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ。8月のヒックスヴィルのライブで初めて訪れたが通常営業時に来たいと思っていた。念願のオムライスをいただく。なにを頼んでも食べ残す少食の父が全部食べて「ええ味してるやん」と言った。すごい!ディモンシュのオムライス。

海岸沿いを走り鎌倉大仏へ。僕も久しぶりだが父もまじまじと大仏さまを眺める。めんどくさいと渋々出かける旅もやはり日常から少し離れたところで気分を高揚させてくれるものだ。茅ヶ崎nokkaで食べさせてもらった生麩の美味しさが忘れられなかったので「麸帆」というお店を探して自分へのお土産をちゃっかり購入。これにブルーチーズを載せたのが美味しかったのだ。

果たして、9月とは思えぬ日差しと暑さのなか鎌倉観光は終わり、僕は父親を新横浜の駅まで送りとどけたのだった。浅草と夕刻のスカイツリーとそこからの景色、鶴岡八幡宮と鎌倉大仏を観たのだから充実した2日間だっただろう。別れの言葉は「歩きまわって疲れたのう」だったが。父親の夏休みもこれで終わりか。今週はレコーディング、そして来週はいよいよ“夜の科学 vol.39〜あさってくらいの未来”、束のような to do リストをどうにかしなければ。  
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愛のかたまり、I NEED YOU

さて、あっという間に数日過ぎてしまいましたが日曜日に巣巣で行われたイベント「愛のかたまり:猫に鈴をつけるのはだれ?」の話。8月半ばにこの催しのクロージングライブが決まり、ソロ弾き語りで静かな夜を、と考えていたのだけど、たくさんのクリエイターの手により展示されたポスターや各種表現がとても生き生きと見え、オープニングのHARCOとQuinkaのライブもとても良くて、しんみりするより笑ったりワクワクしたりする演奏がしたい!と思ってヒックスヴィル中森さんに急遽駆けつけてもらうことに。

dans la natureなっちゃんともお菓子の打ち合わせをして、彼女の真骨頂であるマフィン(瀬戸内豊島から持ち帰ったイチジクと黒糖)に「猫に鈴をつけるのはだれ?=言うは易く行うは難し」の旗を立てたものを用意してもらいました。巣巣までの道中はずっと瀬戸内に浮かぶ豊島で地元のお母さんたちとお菓子作りをした話を聞き、なっちゃんも良い体験をしてるなあと感心する。夕方に到着、いつものようにバタバタとセッティング(僕はこの日のために彫ったハンコと思い出ノートを忘れてしまう・・。次回ライブ時にハンコ展やります)。

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中森さんを呼び込む前に9月になって初めての「harvest moon」、そしてこの夏最後の「夏の日の幻」歌い納め。中森さんを呼び込んでからは調子に乗ってまた気持よくAMERICAのカバーを歌う。実はこの日中森さんに声をかけたのは前回市ヶ谷でのライブリハーサルを山田宅でやったときに夜遅くまで話し込んだ話題がきっかけでした。中森さんは長崎出身、親が被曝手帳を持っているという話を聞いた。生まれてこのかたずっと放射能について意識的であった中森さんにとって東日本大震災以降の“NO NUKES”に関しては思うところがある、と少し真面目な話をしたことがとても印象的で、いろんな立場のいろんな思いを想起させるようなやりとりができたらなと思っていて、実際そういう感じになった、と思う。

このライブに際して「山田流の“RC『カバーズ』”的な試みの歌を聴きたい!」というリクエストを受け、僕はAMERICAの「I NEED YOU」という曲に日本語詩をつけて歌うことにした。外国の曲に日本語詩をあてるというのはヒックスヴィルの得意技でもあるからこの日に相応しい試み。中学生の頃からずっと聴いてきた歌に言葉を乗せる新鮮さと喜び。ピアノで始まる原曲を聴きながらイシカワアユミさんに巣巣のアップライトピアノを弾いてもらおうと思い立って連絡したのが数日前。リハーサルをする時間はなく譜面とMP3のやりとり以外は手合わせもなく当日のぶっつけ本番に。

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さらにこの日は先週に引き続きヒックスヴィル真城めぐみさんが来てくれることに(これも前日に決まった)なったので「I NEED YOU」にコーラスが加わる。背を曲げて僕の譜面台の「I NEED YOU」の日本語詩でハーモニーをつける真城さんのヴァイヴスをじんじん感じながら。「花が雨を必要なように、冬に春が必要なように、僕にはあなたが必要だ」と歌われる原曲に僕は「愛のかたまり」展に際して感じた気持ちをふりかけました。とても良い夜になった。力を添えてくださったミュージシャンの皆さんに心から感謝。一人ではできなかったこと。

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展示に参加されていたたくさんのイラストレーターさんたちも含めて楽しい打ち上げ。ライブの感想を熱く伝え合ったり、遊びにきてくれた元チャットの高橋久美子ちゃん(愛媛出身)とdans la natureなっちゃんが瀬戸内の豊島の話で見つめ合って話しこんでいたり、今はもういなくなってしまった人との繋がりをたぐりよせるような邂逅もあったり、猫の話で盛り上がったり・・・僕がライブ中のMCで言ったように「嗚呼、今日は9月9日ではなく8月40日、今日まで夏だ。夏の最後の日の思い出だな」としみじみしました。この場をぐいっと立ちあげてくださった平澤まりこさんをはじめとする発起人の皆さんに感謝。

この展示で掲げられたポスターはすべてフリーダウンロードできるようになりました。こちらからPCへ保存してプリントアウトすることができます。会場へ来れなかった皆さんに僕からも何かを、とこの日のために演奏した「I NEED YOU」のムービーを公開します。山田稔明、中森泰弘さん、真城めぐみさん、そしてイシカワアユミさんとの初めて奏でたシーンです。歌詞も載せておきますね。またどこかでこの歌をこのメンバーで歌えたら嬉しいなと願いつつ。




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2012年09月11日

マジックアワーのスカイツリー

1ヶ月半に渡って繰り広げられた毎週末のライブが終わって、いよいよ様々な作業に本腰を入れないと行けないというタイミングで親が東京に遊びにきた。「とうきょうスカイツリーに連れていけ」というので、僕は(もうすでに一回登ってるし)ため息をつきながら親孝行プレイよろしく押上まで出かけたのだけど、やはりスカイツリーに登ってしまうと最初に登ったときとは空気も色も視界度も違っていて午後から夕暮れの魔法のような時間に巡りあい、ああ、ここへ来てよかったな、と思ったのです。次は夜景を見にこよう。

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2012年09月10日

愛のかたまり;猫に鈴をつけるのはだれ? [set list]



<関東百景#8>「愛のかたまり」展 “猫に鈴をつけるのはだれ?”
2012年9月9日(日)@等々力 巣巣


1.harvest moon
2.夏の日の幻

3.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
4.光と水の新しい関係

5.名前のない馬(AMERICA カバー)
6.金色の髪の少女(AMERICA カバー)
7.手紙でも書こう(Fats Waller カバー日本語詞編)

8.月あかりのナイトスイミング
9.光の葡萄
10.ヴェンチュラ・ハイウェイ(AMERICA カバー)
11.hanalee
12.あさってくらいの未来

EN
13.夏の終りに(映画「FOLLOW ME」挿入歌 カバー)
14.I NEED YOU(AMERICAカバー;日本語詞編)
15.いちょう並木のセレナーデ(小沢健二 カバー)

山田稔明 with 中森泰弘(HICKSVILLE)
and special guest イシカワアユミ、真城めぐみ(HICKSVILLE)  
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2012年09月09日

土曜日の映画館



昨日のこと、残暑のなかなぜか汗だくになりながらクリスマス・ソングを録音したり、巣巣でのライブの準備をしていたら夜になって、渋谷まで出かけてユーロスペースで主題歌と劇中音楽を担当した「ナナとカオル第2章」公開初日の上映を観にいった。土曜日の渋谷は若者であふれていた。

舞台挨拶があって、清水監督と主演の栩原楽人くんと青野未来さん、瀬戸早妃さんが上映前にトークを。僕は本読みの段階で主演二人に会わせていただいていたのだけど、楽人くんは次の作品の役作りのために髪の毛が短くなっていて未来さんは撮影前とは風格が少し変わった、と思うほど時間の流れは如実に経験になるのだな。MA作業と試写、そして今回と3度目の観劇だったが、バカバカしいところで笑い、微笑ましいシーンでも笑い、お客さんもよく入っていて笑い声も絶えず、よかった。21日まで2週間の公開。

今日は巣巣でこの夏最後のライブ。たくさんの皆さんや知人友人に会えることを楽しみにしています。



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「愛のかたまり」展 All we need is LOVE but not Nukes.
2012年9月9日(日)
<関東百景#8>「猫に鈴をつけるのはだれ?」
17:30開場 18:00開演 料金:3,500円(おやつ、ドリンク付き)
出演;山田稔明 with 中森泰弘(HICKSVILLE)

言うは易く行うは難し、いろんな気持ちがグルグルまわる。
「愛のかたまり」展に賛同し巣巣で歌を歌います。思いを声にして。
―山田稔明

*ご予約は巣巣HPから

等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020
  
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2012年09月08日

音楽を担当した映画が本日公開になります

screenshot

第一章に続き(といっても続編が立ち上がるとは思っても見なかった)劇中音楽と主題歌を担当した「ナナとカオル 第2章」が渋谷ユーロスペースにて本日から2週間レイトショー上映されます。第1章は昨年3月12日に公開される予定だったのだけど前日の震災で延期縮小公開となりスタッフの皆さんの落胆や行き場のない気持ちを思うと心が痛かった。そしていくつかの季節が流れ、果たして今回の続編の劇場公開となります。

高校生の同級生がSMに興味を持ってあたふたする青春映画、という「なんじゃそれは」と思わずにはいられない入り口を持つ映画なのだけど、完成した第2章を試写で観させていただいて僕はたくさん笑って、涙は全然出なかったけど、スクリーンの登場人物たちをとても可愛らしいな、と思いました。大阪、名古屋でも公開が予定されているそうなので機会があればぜひ劇場へ足をお運びください。

そして明日はいよいよ僕にとっての夏の最後の日、巣巣「愛のかたまり」展最終日のクロージングイベント「猫に鈴をつけるのはだれ?」です。7月末のトラベラーズファクトリーから数えて8会場9公演目の“関東百景”です。たくさんのお客さんに加え「愛のかたまり」に参加したたくさんのクリエイターの皆さんと一緒に夏の終わりに小さな花火みたいな歌を歌いたいと思います。

allweneed


「愛のかたまり」展 All we need is LOVE but not Nukes.

原発が再稼働してしまいました。このまま何かしなければ、何もなかったかのように
原発に依存する日本に戻ってしまいます。そして福島は、長期戦が続きます。まだ
まだ解決しなければならないことだらけです。たとえ小さくても、声をあげていく
ことが大切。そして何より「今」、正しい選択をしなければ、本当に暗い未来が訪
れてしまいます。軽やかに明るく、原発のない明日に向かって進んでいくためのメッ
セージを伝える展覧会を開催します。イラストレーション、写真、料理、音楽、クラ
フトなど、いろいろなジャンルの作家が参加予定。ぜひご来場ください。

会期:2012年9月1日(土)〜9月9日(日)
会場:等々力 巣巣
〒158-0082 世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
電話 03-5760-7020
企画:平澤まりこ、岩崎朋子(巣巣)、藤原康二(ミルブックス)

参加者(50音順):石坂しづか、イナキヨシコ、井上朗宏、宇賀田直人、wool,cube,wool!、
大社優子、落合恵、甲斐みのり、木下 綾乃、Quinka,with a Yawn、桑原奈津子、Goma、
cimai、菅 渉宇、杉浦さやか、たべるとくらしの研究所、dans la nature、tupera tupera、
富田惠子、馬場わかな、HARCO、ヒサマツエツコ、平澤まりこ、福田利之、松尾ミユキ、
山田タクヒロ、山田稔明、吉田直嗣、吉村和美


■ ライブイベント

9月9日(日) 山田稔明(GOMES THE HITMAN)
<関東百景#8>「猫に鈴をつけるのはだれ?」
17:30開場 18:00開演 料金:3,500円(おやつ、ドリンク付き)
言うは易く行うは難し、いろんな気持ちがグルグルまわる。
「愛のかたまり」展に賛同し巣巣で歌を歌います。思いを声にして。
―山田稔明

*ご予約は巣巣HPから

等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020

  
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2012年09月07日

秋になったら



aalto coffeeの庄野さんが今年もDEAN&DELUCAのために豆を焙煎することになって、8月の暑い盛りに「『アップダイク追記』って名前を使わせてもらってもいいかな」と連絡があった(去年の夏は「太陽オーケストラ」というアアルトの豆がD&Dで売られた)。初めて庄野さんとイベントでコラボしたときには「アップダイク・ブレンド」というのを焼いてくれたのだけど今回はまたそれともひと味ちがうコーヒーになるのだろう。とても楽しみ。全国のDEAN&DELUCAで購入できるそうです。

1999年にリリースした「アップダイク追記」という歌はデヴィッド・アップダイクの短編を集めた「カプチーノを二つ」という本を探して都内の本屋を奔走した学生時代を思って書いた歌で、リリース当時から庄野さんはこの歌を好きでいてくれて歌詞カードに載っているギターコードを見ながら弾き語ったりすらしてくれていたそうだ。当時はそんなこと全然知らなかった。

庄野さんとは音楽の話と同じくらい本の話をする。先月庄野さんと一緒になったときに僕は読み終わった「サブカルスーパースター鬱伝」を帰路にでも読んでくださいと差し上げて、かわりに「ナンシー関の評伝がめちゃめちゃ面白かった」と推されたので、買ってきて冒頭を読んだだけで熱中してしまう面白さで、これは仕事に差し障るのでしばらく置くことにする。秋になったら、ちょうど札幌遠征の往復で読んでしまおう。

今年の夏はとても充実していて去年と一昨年の寡黙な夏はなんだったのか、と思う。そして秋になったらやりたいことがたくさん。冬になったらまた楽しいことが待っている。で、気づいたらまた新しい春だ。


allweneed


「愛のかたまり」展 All we need is LOVE but not Nukes.

原発が再稼働してしまいました。このまま何かしなければ、何もなかったかのように
原発に依存する日本に戻ってしまいます。そして福島は、長期戦が続きます。まだ
まだ解決しなければならないことだらけです。たとえ小さくても、声をあげていく
ことが大切。そして何より「今」、正しい選択をしなければ、本当に暗い未来が訪
れてしまいます。軽やかに明るく、原発のない明日に向かって進んでいくためのメッ
セージを伝える展覧会を開催します。イラストレーション、写真、料理、音楽、クラ
フトなど、いろいろなジャンルの作家が参加予定。ぜひご来場ください。

会期:2012年9月1日(土)〜9月9日(日)
会場:等々力 巣巣
〒158-0082 世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
電話 03-5760-7020
企画:平澤まりこ、岩崎朋子(巣巣)、藤原康二(ミルブックス)

参加者(50音順):石坂しづか、イナキヨシコ、井上朗宏、宇賀田直人、wool,cube,wool!、
大社優子、落合恵、甲斐みのり、木下 綾乃、Quinka,with a Yawn、桑原奈津子、Goma、
cimai、菅 渉宇、杉浦さやか、たべるとくらしの研究所、dans la nature、tupera tupera、
富田惠子、馬場わかな、HARCO、ヒサマツエツコ、平澤まりこ、福田利之、松尾ミユキ、
山田タクヒロ、山田稔明、吉田直嗣、吉村和美


■ ライブイベント

9月9日(日) 山田稔明(GOMES THE HITMAN)
<関東百景#8>「猫に鈴をつけるのはだれ?」
17:30開場 18:00開演 料金:3,500円(おやつ、ドリンク付き)
言うは易く行うは難し、いろんな気持ちがグルグルまわる。
「愛のかたまり」展に賛同し巣巣で歌を歌います。思いを声にして。
―山田稔明

*ご予約は巣巣HPから

等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020  
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2012年09月06日

「世界の果て」について



昨日のこと、先延ばしになっていた返事書きに着手、名前とスイカとトンボ、猫の絵を描いた。同じく荒れ放題だった庭の雑草取り、もう少し涼しくなればもっとできるのにやはり9月でも滝のような汗と、とてもやっかいな蚊問題。小さな頃は東京には蚊なんていないと思っていた。

もうちょっと「あさってくらいの未来」の話。昨年映画「ナナとカオル」の音楽の話をいただいたとき、ED曲に2010年に僕が出した「星降る街」を使用したいというオファーがまずあって、しかしその音源の原盤権を僕自身が所有していることがネックとなって一転書き下ろしで、ということになり、「星降る街2」を目指し作ったのが去年の「ひそやかな魔法」でした。で、今回の映画続編での書き下ろし曲となるのですが、「星降る街」を源流とするその流れにのっとり「星降る街」「ひそやかな魔法」「あさってくらいの未来」はどれも全部イントロなしピアノと歌で始まってスライドギターのソロが入るという共通ルールを持つ3曲となりました。

奇しくもこの曲は僕にとって東日本大震災後初めての公式な楽曲リリースとなるわけですが「この世界がやがて果てるって/そんなことわかってるけど」という歌詞を書いたときに、ああ、今までだったらこういうことは歌詞に書かなかったかもな(少し厭世的に響くかな)とか思いつつも、僕が一番好きなバンドR.E.M.も「It's the end of the World as we know it(and I Feel Fine) みんな知ってのとおりこれが世界の終わり(そして僕は気分がいい)」と25年前に高らかに歌っているのだ(そしてそれが25年前の、R.E.M.と僕の出会いの歌だ)という事実が僕の背中を押したのでした。

引き続き「あさってくらいの未来」をよろしくお願いします。今週末9月9日の巣巣と22日の恵比寿天窓switch“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”をレコード発売記念ライブとしたいと思います。去年「ひそやかな魔法」を配信リリースしたときにファンの誰かがCDRにそれを焼いてきて「盤面にタイトルを書いてください」とお願いされたのだけどフィジカルディスクを自分で作るのも良いアイデアだなーと思いました。そういう要望にもお応えします。ぜひ今週末と22日、そして月末の札幌のライブにご来場ください。

allweneed


「愛のかたまり」展 All we need is LOVE but not Nukes.

原発が再稼働してしまいました。このまま何かしなければ、何もなかったかのように
原発に依存する日本に戻ってしまいます。そして福島は、長期戦が続きます。まだ
まだ解決しなければならないことだらけです。たとえ小さくても、声をあげていく
ことが大切。そして何より「今」、正しい選択をしなければ、本当に暗い未来が訪
れてしまいます。軽やかに明るく、原発のない明日に向かって進んでいくためのメッ
セージを伝える展覧会を開催します。イラストレーション、写真、料理、音楽、クラ
フトなど、いろいろなジャンルの作家が参加予定。ぜひご来場ください。

会期:2012年9月1日(土)〜9月9日(日)
会場:等々力 巣巣
〒158-0082 世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
電話 03-5760-7020
企画:平澤まりこ、岩崎朋子(巣巣)、藤原康二(ミルブックス)

参加者(50音順):石坂しづか、イナキヨシコ、井上朗宏、宇賀田直人、wool,cube,wool!、
大社優子、落合恵、甲斐みのり、木下 綾乃、Quinka,with a Yawn、桑原奈津子、Goma、
cimai、菅 渉宇、杉浦さやか、たべるとくらしの研究所、dans la nature、tupera tupera、
富田惠子、馬場わかな、HARCO、ヒサマツエツコ、平澤まりこ、福田利之、松尾ミユキ、
山田タクヒロ、山田稔明、吉田直嗣、吉村和美


■ ライブイベント

9月9日(日) 山田稔明(GOMES THE HITMAN)
<関東百景#8>「猫に鈴をつけるのはだれ?」
17:30開場 18:00開演 料金:3,500円(おやつ、ドリンク付き)
言うは易く行うは難し、いろんな気持ちがグルグルまわる。
「愛のかたまり」展に賛同し巣巣で歌を歌います。思いを声にして。
―山田稔明

*ご予約は巣巣HPから

等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020
  
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2012年09月05日

新しい歌をReleaseする




あらためまして、春から夏にかけて瞬発力と持続力を駆使して取り組んできた「あさってくらいの未来 ep」の、各音楽配信サイトでの配信がスタートしました。僕はiTunes Storeで購入する方法にしか詳しくないのですがコンピュータで、携帯で、皆さんに楽しんでもらえていたら嬉しいです。「あさってくらいの未来」の曲中にいろんな風景があります(ドラムの音像で切り替わります)。まだ見ぬ少し先の世界を思いながら作った歌です。

M-2「dejavu song」はトイピアノと2本のアコースティックギターとクリック音みたいなノイズで作った、どこかで見た物語の始まりみたいな感じの曲です。M-3「springtime waltz」は古道具屋で買った電子オルガンとマンドリンとバスハモニカとピアニカと笛、鉄琴。楽しい録音でした。春のイメージのワルツ。M-4「after school scat」、実は大学生の頃作ってその後ずっと忘却の彼方にあった「sonic dinosaur valentine」という曲のイントロを奇跡的に思い出して、それをループさせました。M-5「day after tomorrow」はバンジョーと木琴とピアノ、そしてスキャットで。あさってのことを考えながら。5曲、何回も聴いてもらえたら嬉しいです。

僕は歌詞を目で追いながら音楽を聴くのが好きなので、それができるように歌詞をここに掲載します。何回か聴いてメロディや言葉に馴染んできたら皆さんも小さな声で、声なき声でぜひ歌ってみてください。そしたら僕の手を離れてみなさんの歌になります。それを僕は “release=音楽を解放する” ことだと思って音楽を作っているのです。


あさってくらいの未来_S


iTunesのサイトへ  
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2012年09月04日

「あさってくらいの未来」

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愛と放浪の吟遊詩人



昨日のこと。今週日曜日の巣巣「愛のかたまり」展のクロージングイベントで今までやったことのないことをヒックスヴィル中森さんと、と思い立ち歌詞を書いたり勢いついてデモを録ったりしていたら夕暮れ、もう出かける時間に。いつもの広尾へ髪を切りに。ここ半年くらいずっと「マッチ棒みたいにしてください」とオーダーしていたのだが今回は「こういうふうにしてください」と素敵な女性の写真を持っていって「長さ足りてないし」と大笑いされつつ、秋らしい感じにとてもすっきりした。

21時をまわってビルボードライブ東京へエリック・アンダースンのライブを聞きに。静かな熱を帯びた歌を彼の来日を待ちわびた熱心なファンが固唾を飲んで聴き入っているという感じで、まさに“愛と放浪の吟遊詩人”のステージでした。僕が唯一持っている『Blue River』という1972年の名盤からすべて歌ってくれた。僕は「MORE OFTEN THAN NOT」という曲が大好きで、これはエリック・アンダースンの自作曲ではないのだけど、そこで描かれる情景と自分で書いた「glenville」の背景に流れる通奏低音を感じた。映画「クレイジー・ハート」を想起させるような瞬間も。明日も2回公演があります。

終演して帰路、吉祥寺まで帰ってくると土砂降りの雨。ロータリーのところで30分くらい立ち往生、さっき聴いた歌を反芻。それらは今日六本木まで行かなかったら聴けなかった歌だったのだな、などと当たり前のことを考えるライブ帰り。音を立てて側溝に吸い込まれていく雨を眺めながら、彼がステージで40年ずっと歌い続けてきたであろう「Blue River」のフレーズを辿りました。「青い川は流れ続ける/岸辺に沿って/深みや暗さから僕らを守って/僕らは遠くまで彷徨いたくないのだ」と。  
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2012年09月03日

9月のかき氷



昨日のこと。高知からカフェterzo tempoの佐野夫妻が東京国立にある黄色い鳥器店での「下本一歩展」に出張かき氷屋でやってくるという便りをいただいていたので行ってきた。8月たくさんライブをやったツケか低気圧のせいか、朝から体が重だるくシャキッとしなかったのだけどふわふわでサクサクの、ブルーベリーのかき氷を食べたら憑き物がとれたような感じに。

terzo tempoは去年の夏にライブでお世話になった小さなカフェ(そのときの様子はここに)、加古川から徳島に入って高知まで車での旅だったが大きな台風に追われる旅で、とても印象深い。また行きたい街。ゆっくり話ができないほど大人気で大混雑のかき氷屋さんでしたが、また近いうちにお世話になれたらと思っています。初めて行った黄色い鳥器店もとても楽しい店、鳥好きにはたまらないだろう。

東京の街は土曜日曜と断続的に豪雨が降り注ぐ天気。カレンダーが変わった途端に秋がフェードインしてきたが、また今日からは残暑が。ポストカード企画のお返事を今週中に書こうと思っています。週末日曜日の巣巣でのライブは夏の総まとめという感じでしょうか。たぶん今年「夏の日の幻」を歌う最後のステージになります。dans la natureのなっちゃんと「どういうお菓子をつけようか」といろいろ相談も進んでいます。市ヶ谷のライブ終了後にすぐ連絡してヒックスヴィル中森さんに巣巣でもギターを弾いてもらうことになりました。9月9日まで夏、ということにしたいと思います。ぜひご来場ください。



9月9日(日)「愛のかたまり」展
<関東百景#8> “猫に鈴をつけるのはだれ?”
17:30開場 18:00開演 料金:3,500円(おやつ、ドリンク付き)
出演;山田稔明 with 中森泰弘(from Hicksville)*new!

言うは易く行うは難し、いろんな気持ちがグルグルまわる。
「愛のかたまり」展に賛同し巣巣で歌を歌います。思いを声にして。
―山田稔明

*ご予約は巣巣HPから

等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020  
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2012年09月02日

「愛のかたまり」展が始まりました



昨日のこと。巣巣で行われる「愛のかたまり」展、少し遅れて展示初日に“BELL THE CAT” Tシャツを持っていく。この夏に作ってとても評判のいいTシャツですが、「愛のかたまり」展に際してカラーバリエーションを増やしました。「子ども用はないですか?」と尋ねられたので最終日までに用意しようかと考え中。あと、吉祥寺のライブで大きなサイズのTシャツを熱望していた大学生男子、特別に作りましたのでぜひ巣巣まで。ゆったりとした時間は流れて、そのままイベントのオープニングを飾るHARCOとQuinka with a Yawnのライブにおじゃまして彼らのライブを楽しみました。来週末の最終日には僕のライブが。ぜひご来場ください。


この展示に寄せて僕が書いた文章を以下に。


「愛のかたまり」展に寄せて

“WHO'LL BELL THE CAT?”という言葉について。イソップ物語の「ねずみの会議」
というおはなしのなかで平穏に暮らしていたネズミたちの世界に横暴な猫がやって
きて仲間がどんどん捕らわれてしまったネズミたちは「どうしたものか」と話し合
います。「猫の首に鈴をつけたら猫から安全に逃げられる!」という妙案に一同大
賛成。しかし「じゃあいったい誰が猫の首に鈴をつけるのか?」と困り果てる。そ
こから転じて「言うは易く行うは難し」という慣用句になりました。
「NO MORE NUKES」という直感的な自分の素直な気持ちとそこに付帯する胸騒ぎ
や戸惑いもあわせて胸に刻んだメッセージです。

「多様性」の象徴として用いられる虹のイメージで一枚一枚手刷りのハンドメイド、
普段着に使える「NO NUKES」Tシャツがあったなら、と思って作ったTシャツです。

2012年の夏の終わり、秋の始まりに。

山田稔明






allweneed


「愛のかたまり」展 All we need is LOVE but not Nukes.

原発が再稼働してしまいました。このまま何かしなければ、何もなかったかのように
原発に依存する日本に戻ってしまいます。そして福島は、長期戦が続きます。まだ
まだ解決しなければならないことだらけです。たとえ小さくても、声をあげていく
ことが大切。そして何より「今」、正しい選択をしなければ、本当に暗い未来が訪
れてしまいます。軽やかに明るく、原発のない明日に向かって進んでいくためのメッ
セージを伝える展覧会を開催します。イラストレーション、写真、料理、音楽、クラ
フトなど、いろいろなジャンルの作家が参加予定。ぜひご来場ください。

会期:2012年9月1日(土)〜9月9日(日)
会場:等々力 巣巣
〒158-0082 世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
電話 03-5760-7020
企画:平澤まりこ、岩崎朋子(巣巣)、藤原康二(ミルブックス)

参加者(50音順):石坂しづか、イナキヨシコ、井上朗宏、宇賀田直人、wool,cube,wool!、
大社優子、落合恵、甲斐みのり、木下 綾乃、Quinka,with a Yawn、桑原奈津子、Goma、
cimai、菅 渉宇、杉浦さやか、たべるとくらしの研究所、dans la nature、tupera tupera、
富田惠子、馬場わかな、HARCO、ヒサマツエツコ、平澤まりこ、福田利之、松尾ミユキ、
山田タクヒロ、山田稔明、吉田直嗣、吉村和美


■ ライブイベント

9月9日(日) 山田稔明(GOMES THE HITMAN)
<関東百景#8>「猫に鈴をつけるのはだれ?」
17:30開場 18:00開演 料金:4,000円(おやつ、ドリンク付き)
言うは易く行うは難し、いろんな気持ちがグルグルまわる。
「愛のかたまり」展に賛同し巣巣で歌を歌います。思いを声にして。
―山田稔明

*ご予約は巣巣HPから

等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020  
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tokyo night swimming [live report]




8月最後の日、金曜日のこと。とても楽しみにしていたイベント“tokyo night swimming〜夏休みの宿題を持ち寄って”が盛況のうちに終了しました。10年来の音楽仲間から「山田くんのライブをやるのにすごいく良い場所見つけたんだよ」と連絡があり燕スタジオのカフェに行ったのは7月のこと。ご飯が美味しくて「ここでなんかやりましょう!」と盛り上がり、ちょうどその頃渋谷のライブハウスでヒックスヴィル中森さんに久しぶりに会ったことから今回の10年ぶりの共演となった。

いくつになっても8月31日というのは夏休み最後の日というイメージがあって、こういうサブタイトルに。リハーサルを終えて外に出ると満月、ブルームーン。素敵な夜。開場して間もなく会場は満員の賑わい、ご飯を食べてお酒を飲んで談笑してるお客さんなどを眺めながら思ったのは「大人になってもみんな子どもだな」ということ。DJ陣は僕の好きなR.E.M.をプレイリストに入れてくれたり、いい音楽をたくさん回してくれました。

果たしてライブ第一部の始まり。中森さんとは10年前からAMERICAの話で盛り上がり「今度やろうよ!」と言ったままになっていたから今回ステージで「名前のない馬」「金色の髪の少女」「ヴェンチュラ・ハイウェイ」と3曲も共演できてよかった。中学生から聴いている歌をとても気持ちよく歌えました。3分の歌を5曲の第一セットなのに40分も。饒舌になりすぎました。

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そして第二部は僕の最近の曲にギターを添えてもらう。中森さんはアメリカンなプレイヤーだと僕は思っていて、中森さんならどんな光を当ててくれるだろうかと選曲、とても新鮮。「光と水の新しい関係」のギターソロかっこよかったな。「光の葡萄」もずっと終わらないでほしいと思った。

数日前に僕の家で打ち合わせをしたときに「手紙でも書こう」という、ファッツ・ウォーラーの「I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter」に中森さんが日本語詞を書いた曲をリクエストしたのだけど、「それより演りたい曲があるんだよ」と持ってきた歌が(中森さん曰く)C級サーフィン映画「FOLLOW ME」のなかの「Thru Spray Colored Glasses」、「夏の終りに」と改題されて日本語詞をあてた歌を、なんと会場に遊びにきてくれたヒックスヴィル真城めぐみさんのボーカルで。

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真城さんと中森さんと一緒にステージにいるのはとても幸せだ。ふたりが喋ってるのを見てるだけで楽しい。奇しくもこの日は小沢健二『LEFE』という稀代の名盤が発売されてちょうど18年という日だったのだけど、その中から「いちょう並木のセレナーデ」を一緒に。10数年前に高円寺のSALON/by marbletronにヒックスヴィルを招いてイベントをやったとき以来、ブルームーンの夜に魔法のような時間でした。

終演後も音楽は止まず、美味しいご飯を食べながら夜遅くまで。僕だけが幸せな思いをしてるのでは?と不安だったのだけど、お客さんもみんなニコニコしていたし、空間を提供していただいた燕STUDIOのスタッフの皆さんがみんなとても楽しんでくれたことも(ひとりのスタッフ君は「饒舌スタッカート」の頃カレッジレディオジャパンのラジオで僕と会ったことのある子だった)とても嬉しかったのです。

ほんとにこの夏は毎度毎度スペシャルな週末、長くて短くて密度の濃い8月。中森さん、真城さん、そして関わってくださった仲間と足を運んでくださった皆さんに心から感謝。そして9月も物語は続いていきます。  
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8月のフォトカレンダー

8月の写真日記、あるいはトシパン記録帳。

  
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2012年09月01日

ブルームーンの燕STUDIO [set list]




<関東百景#7>tokyo night swimming〜夏休みの宿題を持ち寄って
2012年8月31日(金)@市ヶ谷 燕STUDIO DINING


lounge DJ(櫻井彰)

<1st SET>
1.59番街橋の歌(サイモンとガーファンクル カバー)
2.名前のない馬(AMERICA カバー)
3.金色の髪の少女(AMERICA カバー)
4.素敵じゃないか(BEACH BOYS カバー)
5.ヴェンチュラ・ハイウェイ(AMERICA カバー)

lounge DJ(青木正)

<2nd SET>
6.どこへ向かうかを知らないなら
7.光と水の新しい関係
8.月あかりのナイトスイミング
9.光の葡萄
10.hanalee

11.夏の終わりに(映画「FOLLOW ME」より)
12.いちょう並木のセレナーデ(小沢健二 カバー)

EN
13.SING A SONG

lounge DJ(志田一穂)


山田稔明 with 中森泰弘(Hicksville)
M.11〜12 with 真城めぐみ(Hicksville)  
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