
昨日のこと、先延ばしになっていた返事書きに着手、名前とスイカとトンボ、猫の絵を描いた。同じく荒れ放題だった庭の雑草取り、もう少し涼しくなればもっとできるのにやはり9月でも滝のような汗と、とてもやっかいな蚊問題。小さな頃は東京には蚊なんていないと思っていた。
もうちょっと「あさってくらいの未来」の話。昨年映画「ナナとカオル」の音楽の話をいただいたとき、ED曲に2010年に僕が出した「星降る街」を使用したいというオファーがまずあって、しかしその音源の原盤権を僕自身が所有していることがネックとなって一転書き下ろしで、ということになり、「星降る街2」を目指し作ったのが去年の「ひそやかな魔法」でした。で、今回の映画続編での書き下ろし曲となるのですが、「星降る街」を源流とするその流れにのっとり「星降る街」「ひそやかな魔法」「あさってくらいの未来」はどれも全部イントロなしピアノと歌で始まってスライドギターのソロが入るという共通ルールを持つ3曲となりました。
奇しくもこの曲は僕にとって東日本大震災後初めての公式な楽曲リリースとなるわけですが「この世界がやがて果てるって/そんなことわかってるけど」という歌詞を書いたときに、ああ、今までだったらこういうことは歌詞に書かなかったかもな(少し厭世的に響くかな)とか思いつつも、僕が一番好きなバンドR.E.M.も「
It's the end of the World as we know it(and I Feel Fine) みんな知ってのとおりこれが世界の終わり(そして僕は気分がいい)」と25年前に高らかに歌っているのだ(そしてそれが25年前の、R.E.M.と僕の出会いの歌だ)という事実が僕の背中を押したのでした。
引き続き「あさってくらいの未来」をよろしくお願いします。今週末9月9日の巣巣と22日の恵比寿天窓switch“夜の科学vol.39〜あさってくらいの未来”をレコード発売記念ライブとしたいと思います。去年「ひそやかな魔法」を配信リリースしたときにファンの誰かがCDRにそれを焼いてきて「盤面にタイトルを書いてください」とお願いされたのだけどフィジカルディスクを自分で作るのも良いアイデアだなーと思いました。そういう要望にもお応えします。ぜひ今週末と22日、そして月末の札幌のライブにご来場ください。
「愛のかたまり」展 All we need is LOVE but not Nukes.
原発が再稼働してしまいました。このまま何かしなければ、何もなかったかのように
原発に依存する日本に戻ってしまいます。そして福島は、長期戦が続きます。まだ
まだ解決しなければならないことだらけです。たとえ小さくても、声をあげていく
ことが大切。そして何より「今」、正しい選択をしなければ、本当に暗い未来が訪
れてしまいます。軽やかに明るく、原発のない明日に向かって進んでいくためのメッ
セージを伝える展覧会を開催します。イラストレーション、写真、料理、音楽、クラ
フトなど、いろいろなジャンルの作家が参加予定。ぜひご来場ください。
会期:2012年9月1日(土)〜9月9日(日)
会場:等々力 巣巣
〒158-0082 世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
電話 03-5760-7020
企画:平澤まりこ、岩崎朋子(巣巣)、藤原康二(ミルブックス)
参加者(50音順):石坂しづか、イナキヨシコ、井上朗宏、宇賀田直人、wool,cube,wool!、
大社優子、落合恵、甲斐みのり、木下 綾乃、Quinka,with a Yawn、桑原奈津子、Goma、
cimai、菅 渉宇、杉浦さやか、たべるとくらしの研究所、dans la nature、tupera tupera、
富田惠子、馬場わかな、HARCO、ヒサマツエツコ、平澤まりこ、福田利之、松尾ミユキ、
山田タクヒロ、山田稔明、吉田直嗣、吉村和美
■ ライブイベント
9月9日(日) 山田稔明(GOMES THE HITMAN)
<関東百景#8>「猫に鈴をつけるのはだれ?」
17:30開場 18:00開演 料金:3,500円(おやつ、ドリンク付き)
言うは易く行うは難し、いろんな気持ちがグルグルまわる。
「愛のかたまり」展に賛同し巣巣で歌を歌います。思いを声にして。
―山田稔明
*ご予約は
巣巣HPから
等々力 巣巣
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020