2013年10月31日

日曜日は高知で歌います

徳島を経て明々後日の日曜日は2011年夏以来の高知です。



上の動画は2011年7月に高知terzo tempoでのライブの旅の模様。猛烈な台風に襲われ、雨の音と風の音を聞きながら歌った夜のことを僕はずっと憶えています。今回はHARCOのスプリットツアーに僕が急遽混ぜてもらうことでの高知行き実現となりました。共演はHARCO園部信教さん。園部さんは確か前回のterzo tempoのライブに顔を出してくれたので2度目の対面にして初共演。HARCOとはもう10数年来の付き合いになります。

またterzo tempoの佐野さんにいろいろお世話をしてもらいながら、会場は蛸蔵というスペース。とても良い空間だと噂に聞きます。原田知世さんと伊藤ゴローさんのon-doc.もここで開催されました。HARCOとは月末にも一緒に新潟金沢を旅するのでセッションの準備も始めました。男性3人のSSWでの合奏もあるかもしれません。僕はトップバッターを務めますのでぜひ開演時間にお越しください。

この日はいつも奈良でお世話になっている風の栖さんがイスラエルの靴NAOTを展開するNAOTキャラバンで高知くらしのかたち TABLE GALLERYにいらっしゃいます。僕も長く愛用している靴、試し履きできるチャンスなので興味のある方はライブの前に行ってみてください。どこへ旅していても誰か知り合いが近くでなにかやっている、という感覚が。前回の高知は荒天だったので今回は抜けるようなインディアンサマーだったらいいな。行きたい場所がいくつかあるのだ。なかなか高知まで立ち寄る機会も少ないのでぜひご来場いただけたら嬉しいです。四国のお友だちにもぜひ情報のシェアを。


2013年11月3日(日)@ 高知 蛸蔵
HARCO スプリットライブツアー 2013「秋のHARUSONO」
出演:HARCO、園部信教/Special Guest:山田稔明

開場17:30 / 開演18:30
予約3,500円 / 当日4,000円(ドリンク代別途)

高知でのHARCO主催イベントにゲスト出演することに
なりました!四国の旅は徳島、高知へ。

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中
<お問いあわせ> テルツォ・テンポ 080-6559-2013
高知 蛸蔵
高知市南金田28

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あさって徳島で歌います

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あさっては徳島で『新しい青の時代』発売記念のライブです。アアルトコーヒーにおじゃまするのは昨年の12月以来なのだけど(上の写真はそのときの様子です)、今年はもう何度も店主庄野さんとは会っているし“対バン”もしているので久しぶりという気が全然しません。それでも徳島の山の形や空の広さを見るといつもハッとするものがあって、今回の旅は大阪から車で徳島まで向かう“月あかりのナイトスイミング”を書くきっかけになったルートを辿ってみたいと思っている。この旅で新しい歌の萌芽をつかもうという企みです。

徳島にはcue!という素敵な雑貨屋さんがあってタイミングあえば立ち寄るのです。店主の青木さんとは去年の春の倉敷クラフトフェアでばったり遭遇したことがあって、そのときお互いが見惚れていた器が酒井美華さんという方の作品でした(この写真はそのときの様子)。で、僕はそこで丸いお皿を買って家で愛用しているのだけど、なんと僕がライブをする11月2日からcue!ではその酒井美華さんの器展がスタートするとのこと。運命的、きっとまた一目惚れして何か買うのだろうな。ぜひライブの前にcue!へもお立ち寄りください。

アアルトコーヒーでは明日1日から馬場わかな写真展 「つながって、輪になって」が開催されます(先日の諫早から引き継がれたものです)。また今回もわかなさんの写真をバックに歌えることが嬉しいです。あわせてダンラナチュールのお菓子、maison romi-unieのお菓子、そしてあんざい果樹園の林檎と梨(!)といろんな素敵アイテムが展開されています。僕のライブは18時半から。翌日高知でのライブはHARCOイベントへのゲスト出演なので演奏時間短めなのですが、この日のアアルトコーヒーではたっぷりフルサイズのライブを。庄野さんからリクエストなどもあったのでGOMES THE HITMANの楽曲も交えて。ぜひお越しください。四国のお友だちへの情報伝播にもご協力ください。


2013年11月2日(土)@徳島 アアルトコーヒー
“夜の科学 in 徳島〜brand new blue”

出演;山田稔明
18:00開場/18:30開演
料金 3,000円(1ドリンクつき)

いよいよ四国シリーズ!徳島アアルトコーヒーでの昨年末以来の
ライブが決定しました。珈琲の香る空間で“新しい青の時代”の歌を。

オフィシャルサイトRESERVEとアアルトコーヒーにて予約受付中

aalto coffee and the rooster
〒770-0022徳島市佐古二番町18-12
T&F 088-679-7550  
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明日大阪で歌います

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今年は大阪へ行く機会がたくさんあって嬉しい1年でした。まず5月に雲州堂でのバンド編成でのライブ、本当はこのときにアルバムが完成している予定だったのですがそれが叶わず、豪華な布陣でのプレ“新しい青の時代”となりました(上の写真はその時の様子。このときはまだアルバムできてなかったんだ…)。6月にFM802生出演とcafe Roomでの先行発売ライブ、そして8月はタワー難波のインストアと絡んでの雲州堂、このときはドラムにははのきまぐれ川本くんと友人にチェロ、毎回違う演奏形態で“新しい青”を奏でられた。

インストア含めると今年5回目の明日は急遽決まった初めての会場でのライブ。猫をテーマにした「ねこ写」「ネコテン」で僕の手がけた猫グッズやCD、Tシャツ、雑貨などを販売してくれた天宝山のグルッグという雑貨、ギャラリーのお店の1周年をお祝いする夜となります。翌日から始まる写真展「湿度55%」のプレイベントも兼ねて。決まったのが1週間まえというバタバタぶりだったのですが、なんと札幌から旧知の女性シンガーカポウさんが来阪中であることがわかり明日のライブに参加してもらうことになりました。彼女との共演は札幌では毎回おなじみですが大阪で声を重ねるのはとても貴重で、嬉しい。30代最後の大阪ライブ、カバーなども考えています。まだまだ席に余裕ありますので仕事帰りの方も用事が片付いたらぜひ会場まで。関西のお友だちへの情報伝播にもご協力お願いします。3連休前のフライデーナイトはグルッグで。


 2013年11月1日(金)大阪 天保山 glogg(グルッグ)
 19:00開演/19:30開演/料金2,000円(ドリンク付)

 出演:山田稔明
 
 2013年最後の大阪公演が緊急決定!
 今年「ねこ展」「ネコシャ」と猫グッズ/CDなどの販売で
 お世話になった大阪天保山の雑貨とギャラリーのお店gloggさんの
 1周年記念と写真展のプレオープニングで弾き語りのライブを行います。
 オフィシャルサイトRESERVEとglogg店頭にて予約受付

 glogg(グルッグ)
 OPEN / 11:30-19:30 (火曜定休)
 大阪市営地下鉄 中央線「大阪港駅」下車 4番出口より徒歩約3分
 〒552-0021大阪市港区築港2-8-29 播磨ビル2F
 TEL / 06-6572-6911
 E-mail / glogg2012@gmail.com


  
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ハロウィーンと夜に回るレコード



昨日は夕方までずっとクリスマスソングをミックス、果たして「winter's gift ep」という2曲+α入りの『Christmas Songs』特典音源が完成しました。自画自賛してしまうくらいのホーリーな出来になっています。通販でご購入の方には近日中にダウンロードURLを、ライブ会場でご購入の方にはCDRを差し上げます。もう気分はすっかりクリスマスなのだけど今日はハロウィーンの日ですね。昔はハロウィーンといえば『Keeper of the 7 Key(守護神伝)』、ドイツのヘヴィメタルバンドのことだったけど今は全然違うね。

夜になって中野まで出かけて、友人らが集まってレコードを回すロックバーに。テーマが「おやじロック」という超ゆるゆるな感じだったので僕も混ぜてもらうことに。何枚かのLPを持っていってDJやらせてもらった。ヒューイ・ルイスとかブライアン・アダムスとかジョージ・ハリソンとか、友部正人とかストリート・スライダーズをかけました。楽しかった。音楽の話をするのは楽しいですね。特にレコード好きが集まると話が止まりません。12月の“夜の科学43”はまず初日がソールドアウトに。たくさんのお申込み本当に感謝。


  
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2013年10月30日

V.A.『音楽と猫の蜜月』インストアイベントに参加します



うちの猫はもともと写真家の斎門富士男さんの葉山の邸宅で飼われていたので、小さい頃の写真がたくさん残っていて、今でも折りにふれその姿が垣間見れる写真集を広げては「ひゃー、ポチはこんなに小さくて細っこかったのかー」と目尻を下げることが多い。12月の“夜の科学”は年末感謝祭的なクジ引きでご来場の皆さんにプレゼントをさしあげるのだけど、その商品のひとつにしようとAmazonのマーケットプレイスで探して注文していたポチが載っている写真集が何冊も昨日ドサドサッとポストに届いて、またいつものようにそれを眺めながら「ひゃー、ポチはこんなに小さくて細っこかったのかー」と目を細めた雨の火曜日だった。

よく「なんで猫なのに名前がポチなんですか?」と聞かれるがその理由は至極明快で、もとからポチはポチという名前だったのだ。斎門さんのうちが猫を飼い始めた最初の、斎門家の象徴的な猫が「ポチ」という猫だったそうで、その猫がいなくなったあとに現れた彼女の仕草がとてもその「ポチ」に似ていたので2代目のポチを就任したそう。だから斎門さんの「ぽちのゆめ」という本の「ぽち」は最初の「ぽち」なのである。僕は「CAT GARDEN」という写真集で斎門さんの猫だらけの家のことを知り、2001年の『饒舌スタッカート』のジャケット写真の撮影をお願いして、あまたいる猫のなかで僕の胸にすっと収まったのがポチだったのだ。その後自分がその猫と暮らすことになるとは。そして僕の21世紀に書いた歌のほとんどがその背景に(ときには具体的に)猫と関わりのある歌になったのでした。




9月に発売になった猫を愛するミュージシャンによるコンピ盤『猫と音楽の蜜月』発売記念のインストアイベントに参加します。会うたびに猫の話で盛り上がる杉真理さんとも福岡以来の共演、とても豪華な無料ライブは完売している下北沢lete公演の翌日、たまプラーザでの週末を楽しむのもいいのではないでしょうか。猫の話をすると終わらなくなるので気をつけなけけば。15日に発売になる『Christmas Songs』もソロ作品などもご購入できると思いますのでぜひこの機会をお見逃しなく。


コンピレーション『猫と音楽の蜜月』発売記念インストアイベント
2013年11月16日(土)@ 山野楽器たまプラーザテラス店
ゲートプラザ1Fフェスティバルコート

13:00スタート*観覧無料
出演:山田稔明、杉真理、玉城ちはる(with 重松華子)

お問い合わせ:山野楽器たまプラーザテラス店(tel 045-905-0823)
横浜市青葉区美しが丘1-1-2
フロア情報

  
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2013年10月29日

今年も鎌倉ディモンシュでコーヒー&クリスマス

今年も鎌倉ディモンシュでコーヒーとクリスマスを!

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昨年12月のクリスマスシーズンに開催し大好評いただいた鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでの「Coffee & Christmas」、タイトル通り山田稔明のクリスマスライブとディモンシュ堀内さんのコーヒーのいれ方講座が一緒に楽しめる斬新な企画でした。11月に堀内マスターの本も出版予定、大好評完売となっていたCD『Christmas Songs』の再リリースも決まった(といろいろとかこつけて)ので、今年も鎌倉に集結することにしました。昨年に続きゲストにヒックスヴィルの中森泰弘氏、さらに今年は徳島からアアルトコーヒー庄野雄治さんも駆けつけます。慌ただしい師走、ホッと一息つきにいらしてください。


Coffee & Christmas 特別編 〜日曜日の音楽会 vol.2
2013年12月15日(日)@ 鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ

開場 18:30 /開演 19:00/料金:3,500円(コーヒーの試飲つき)

出演:ライブ/山田稔明 with 中森泰弘(HICKSVILLE)
コーヒー講座/堀内隆志(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)& 庄野雄治(アアルトコーヒー)

カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2丁目1−5
電話 0467-23-9952
入場予約はRESERVEフォームより受付

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本日21時から“夜の科学 2days” 受付開始します!

たびたびの告知、失礼します。毎年恒例、冬の“夜の科学”、今年は12月7日と8日の2days開催が決定しました。僕の30代最後の夜と40歳になって初めての夜です。毎年遠くから近くからたくさんの方に来てもらえるイベントで年に一度の特別な“夜の科学”になります。7日はバンド編成でソロ楽曲と季節の歌を、8日はソロ弾き語りでGOMES THE HITMANの歌を歌うつもりです(リクエストあればぜひブログのコメントやお申込時の備考欄に書いてください)。いつものように年末感謝の豪華賞品が当たるクジ引きタイムもやらないといけませんね。11月に入ったらいろいろ準備を始めます。

お申込み方法に関して、これまでと違うやり方をしてみようと思います。いつもの特設メールフォームではなく通販STOREからカートに入れて決済するかたちで。初めてのことなので手間取らせてしまうかもしれませんが、いつも携帯からの方やメールフォームが作用しないという方がいらっしゃっるので、今回新しい実験です。入金後に整理番号をお知らせする流れは一緒ですが、お申込時に住所や電話番号を入力する手間があります(会員登録されることをおすすめします)。発送方法など選択する画面が出てきますが公演に関してチケット配券はありませんので無視してください。現在Bata版としてこちらに公開していますので練習してみてください。このページは今晩一度リセットしますので、実際のお申し込みは本日10月29日(火)21時からとなります。


GOMES THE HITMAN.COM presents
“夜の科学 vol.43〜今日までそして明日から”
@ 恵比寿 天窓 switch


2013年12月7日(土)DAY1
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
通常と異なる特別編成での演奏を予定しています。
18:30開場/19:00開演/前売3,500円(1ドリンク代別途)

2013年12月8日(日)DAY2
出演:山田稔明
GOMES THE HITMAN楽曲と新しい曲を中心に演奏します。
18:00開場/18:30開演/前売3,500円(1ドリンク代別途)

オフィシャルサイトGOMES THE HITMAN.COM STOREにて10月29日(火)21:00より受付開始

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ハックルベリーフィンの新しい冒険



昨日のこと。ルー・リードの訃報、R.E.M.ファンの僕にはグランドファーザーのようなロックの伝説でした。お昼からクリスマスソングのレコーディングをずっと。今年は2曲、クリスマスCDをライブ会場と通販でご購入いただいた方の特典としてお贈りするささやかな歌たち。まさに“心に灯をつけるような”感じになりました。自分の声を5つ6つと重ねながら、付帯する倍音に気持ちよくなりながらの作業でした。『Christmas Songs』を今年最初に発売するのは下北沢leteでのライブになります。完売してからもたくさんキャンセル待ちのお申込みをいただいていますが、んー、もう難しいかなーという状況。11月も12月もたくさんライブやりますので何卒よろしくお願いします。

夜になって高円寺まで出かけてハックルベリー・フィンのライブを観ました。メンバーのみんなとはちょくちょく顔を合わせていて、ボーカルさくちゃんとは飲みにいったりベースのたけ兄にはギターのメンテナンスでお世話になることも多いのだけど、ライブを観るのはほんとに久しぶりで、以前彼らと対バンした下北沢Queはいつだっただろうかと調べてみたら、2011年9月だった。R.E.M.が解散発表した直後のことなので僕はステージで「Nightswimming」を歌っている。で、そのときも思ったんだけどハックルはバンドアンサンブルが完璧だ(イトケンさんが「このバンドすげー好き」と褒め称えていたのも印象的でした)。それは2年経って新しいアルバムを作り上げて(この日は即興的な“アコースティック”ライブだったけれども)その音は確固たるものになっていました。

CDを一枚作るというのは本当に大変な作業だ。若い頃はビギナーズラックみたいな感じで、いろんな大人に助けられたり持ち上げられたりして年に何枚もリリースするのが当たり前だと思ってしまったりするのだけど、若くなくなると途端に枠の外に放り出されて途方に暮れるところから長い道のりが始まる。ハックルは今月7年ぶりのアルバム『cairn』をリリース。それがきちんと成熟した彼らと等身大のアルバムになっていて聴いていて嬉しく、この感覚はイノトモちゃんの新譜を受け取ったときにも似たものでした。自分でレーベルを立ち上げるというのはミュージシャンにとっては最後の砦を築くことで、彼らの門出を祝福したい気持ちでいっぱいです。

昨日のライブの後の、ユーストリーム番組での公開インタビューも観覧したのだけど、幼なじみと兄弟で組んだバンドならではの面白い逸話も多く、'90年代のリスナー環境においてUKの音楽にリアルタイムではハマらなかったという自分と共通する点を知り、常々感じていたシンパシーの一端を見たような気もしました。彼らも今週から全国を回る長い旅に出るそうなのでぜひ生のサウンドを体験してみてください。楽しい夜は終わり、さくちゃんと猫と芝生の話をしながら中央線で同じ方向に帰りました。  
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2013年10月28日

コーヒーの役割



この週末は徳島からアアルトコーヒーの庄野さんが東京に来ていた。来週は向こうでライブでお世話になるから2週続けて会える。土曜日は中目黒のトラベラーズ・ファクトリーへ。落合恵さんのカレンダー原画展をやっている2階でオカズデザインのブレッドとアアルトのコーヒーの特設カフェになっていた。知り合いもたくさんいて楽しい社交場という感じでした。トラベラーズが作ったリトルプレス「TRAVELELER'S PRESS」の第2号に先日まで開催されていた「24人が薦める旅の本」のために寄稿した文が掲載されています(間もなく発売)。そこから巣巣に移動しておしゃべり。ダン・ラ・ナチュールの2冊の本も見せてもらった。

日曜日は庄野さんが国立room103で「ごはんとコーヒー」というチームで鮮烈なデビューを飾るということで、それにも行ってみた。国立の街並みはとてもすっきりしている。こういう東京はいいな。あゆみ食堂が作った煮込みハンバーグ定食と食後のコーヒー、それとなんでもない会話、とてもささやかで贅沢な空間。夜はイトケンさんと合流して季節が変わってから最初の鍋、録画していたKISSのライブ、そしてついに始まったウォーキング・デッドのシーズン4。いろいろ事務仕事しつつもすっかり休んで遊んだ2日間を過ごしました。最後はハンドドリップのコーヒー。コーヒーの役割は朝、昼、夜とさまざま。

そして今週末には僕が徳島に行きます。アアルトコーヒーでは『Christmas Songs』を携えての去年12月以来11ヶ月ぶりくらいの演奏になりますが、今回は『新しい青の時代』と福田利之さんの原画も一緒に持っていきます。どうにかして四国四県ツアーを実現したいと思っていたのですがまだまだ力及ばず、香川と愛媛の皆さんはどうか徳島か翌日の高知にいらしてください。今回僕は車を借りて四国内をドライブ旅したいと思っていますのでお薦めスポットなどもぜひ教えてください。



2013年11月2日(土)@徳島 アアルトコーヒー
“夜の科学 in 徳島〜brand new blue”

出演;山田稔明
18:00開場/18:30開演
料金 3,000円(1ドリンクつき)

いよいよ四国シリーズ!徳島アアルトコーヒーでの昨年末以来の
ライブが決定しました。珈琲の香る空間で“新しい青の時代”の歌を。

オフィシャルサイトRESERVEとアアルトコーヒーにて予約受付中

aalto coffee and the rooster
〒770-0022徳島市佐古二番町18-12
T&F 088-679-7550



2013年11月3日(日)@ 高知 蛸蔵
HARCO スプリットライブツアー 2013「秋のHARUSONO」
出演:HARCO、園部信教/Special Guest:山田稔明

開場17:30 / 開演18:30
予約3,500円 / 当日4,000円(ドリンク代別途)

高知でのHARCO主催イベントにゲスト出演することに
なりました!四国の旅は徳島、高知へ。

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中
<お問いあわせ> テルツォ・テンポ 080-6559-2013
高知 蛸蔵
高知市南金田28  
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2013年10月27日

夜の科学vol.43について【重要】



恒例の12月、年末感謝的“夜の科学”、今年は12月7日と8日の2日間開催です。

夜の科学、という意味深な名前のイベントを2002年の誕生日のタイミング(28歳から29歳へ移り変わる冬でした)で不定期に初めて、多分2005年くらいから毎年毎年自分が年を重ねる誕生日のタイミングで“夜の科学”というタイトルでライブを続けてきて、今ではそれが季節ごとのライフワークになってきました。なかでもやはり「12月の夜の科学」というのは自らの足元を見つめなおすうえでとても特別な公演です。今年は39歳から40歳になるというなかなか大きな(自分にとっては)節目でもあります。今年は『新しい青の時代』を全国流通したことでたくさんの新しいリスナーに歌を見つけてもらった。それと同時にずっと5年とか10年とか辛抱強く応援してくれた心強いファンの支えがあるうえでの2013年でした。今年もまたみんなの好きな“12月の夜の科学”をやります。むしろ今までよりも楽しいくらいのものにしようと考えています。新しく加わる皆さんには「僕らはもう10年近くこういう冬の温かな夜を続けてきたのですよ」ということを誇らしくお伝えしたいと思います。ライブの副題には「今日までそして明日から」というひねりのないタイトルをつけました。「私は今日まで生きてみました。ときには誰かの力を借りて」ということです。会場はいつものように恵比寿、春夏秋と駆け抜け今年3回目の天窓switchでのライブです。

まず39歳最後、もとより30代の最後の夜となるDAY1の12月7日(土)この日は山田稔明と夜の科学オーケストラでの演奏となります。イトケンさんがこの時期海外公演中だったり、メンバーの年末の多忙なスケジュールもあって、いつもとは少し違う編成での布陣を予定していますが、風合いの異なった新鮮な演奏ができるのではないかと思います。メンバー編成については追ってお知らせします。ソロ楽曲3枚に光を当ててクリスマスの雰囲気も交えながらの初日。そして40歳最初の夜はひとりで、歌いたい歌を歌いたいだけ歌う夜にしようかなと。こないだネットにあった「渋谷系年表」というのを眺めていたら「1993年 東京外語大のサークル内でゴメス・ザ・ヒットマンが結成される」という1行を見つけてドキッとしました。僕は20年もGOMES THE HITMANというヘンテコな名前に寄りかかって歌を歌っているのだな。ソロ新譜リリースの今年はほんの数曲しかGTH楽曲を歌っていないのでこの日は出発点を見つめなおしてGOMES THE HITMANを歌う夜にしたいと思いました。そしてこれから歌うべき新しい歌も。

両日ともに恒例のくじ引きタイムを設けて年末感謝祭の様相も呈しつつ、新しい青、クリスマス、誕生日、季節の歌、GOMES THE HITMANを全部入りでお届けする2日間です。2013年が散々だった人も良かった人も普通だった人もとりあえず12月7日と8日は恵比寿にお集まりください。僕にとっての2013年は前厄にも関わらず素晴らしいものになりました(まだまだ年内も旅は続くのでもっと素晴らしいものになるでしょう)。それもすべて支えてくれた皆さんとスタッフ、全国各地の友人知人のおかげだと思っています。楽しい、温かな冬を楽しみに待ちましょう。

お申込み方法に関して、これまでと違うやり方をしてみようと思います。いつもの特設メールフォームではなく通販STOREからカートに入れて決済するかたちで。初めてのことなので手間取らせてしまうかもしれませんが、いつも携帯からの方やメールフォームが作用しないという方がいらっしゃっるので、今回新しい実験です。入金後に整理番号をお知らせする流れは一緒ですが、お申込時に住所や電話番号を入力する手間があります(会員登録されることをおすすめします)。発送方法など選択する画面が出てきますが公演に関してチケット配券はありませんので無視してください。現在Bata版としてこちらに公開していますので練習してみてください。このページは明日一度リセットして、実際のお申し込みは10月29日(火)21時からとなります。



GOMES THE HITMAN.COM presents
“夜の科学 vol.43〜今日までそして明日から”
@ 恵比寿 天窓 switch


2013年12月7日(土)DAY1
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
通常と異なる特別編成での演奏を予定しています。
18:30開場/19:00開演/前売3,500円(1ドリンク代別途)

2013年12月8日(日)DAY2
出演:山田稔明
GOMES THE HITMAN楽曲と新しい曲を中心に演奏します。
18:00開場/18:30開演/前売3,500円(1ドリンク代別途)

オフィシャルサイトGOMES THE HITMAN.COM STOREにて10月29日(火)21:00より受付開始  
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ライブスケジュール更新

山田稔明“brand new blue 2013”ツアー、
2013年の残りのライブスケジュールです

急遽決定、来週末は今年最後の大阪公演、そしていよいよ四国へ!

11月1日(金)@ 大阪 glogg(グルッグ)*NEW
11月2日(土)@ 徳島 aalto coffee
11月3日(日)@ 高知 蛸蔵(with HARCO、園部信教)
11月15日(金)@ 下北沢 lete(THANK YOU SOLD OUT!)
11月16日(土)@ 山野楽器たまプラーザテラス店(猫と音楽の蜜月インストイベント)*NEW
11月22日(金)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー(with HARCO)
11月23日(土祝)@ 新潟 新発田市 カフェノバ(with HARCO)
11月24日(日)@ 石川 金沢 Collabon(with HARCO)
12月1日(日)@ 横浜 たまプラーザ Troubadour(LINK*NEW
12月2日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン(トーク&ライブイベント)
12月6日(金)@ 近日発表
12月7日(土)@ 夜の科学vol.43 DAY1 *NEW
12月8日(日)@ 夜の科学 vol.43 DAY2 *NEW
12月15日(日)@ 近日発表
12月18日(水)@ 近日発表
12月21日(土)@ 近日発表
12月22日(日)@ 近日発表
12月24日(火)@ 近日発表


お申し込み方法詳細はLIVEページをご覧ください。
2013年いっぱいは“brand new blue”ツアーです…


  
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2013年10月26日

2013年最後の大阪公演を行います【急遽決定】



来週末からの11月は四国は徳島アアルトコーヒーから旅再開の予定でしたが、急遽今年最後の大阪でのライブが決定しました。なんと来週の金曜日11月1日、急な告知でごめんなさい!しかし、これは10年続いた山田稔明30代最後の大阪での夜、ということにもなりますのでぜひなんとか予定を工面してご来場いただきますように。『新しい青の時代』はじめソロ楽曲、GTH曲を織り交ぜて行う弾き語りライブとなります(リクエストも募ろうかと思います)。

会場となるのは今年「ネコシャ」「ねこ展」と僕が作った猫に関するカレンダーやTシャツ、ジン、うちの猫がモデルのポストカードなどの販売でたびたびお世話になったglogg(グルッグ)というギャラリーです(現在もCDやカードを販売していただいています)。以前から訪問してみたいと思っていたスペースですが、このたびgloggが1周年を迎えることと11月2日から「湿度55%」という写真展も始まるということでそのプレオープニングを兼ねてのささやかな音楽会となります。秋深まるなかでのあたたかい夜をお届けしたいと思っていますので情報伝播にご協力ください。大阪経由四国への旅となります。


2013年11月1日(金)大阪 天保山 glogg(グルッグ)
19:00開演/19:30開演/料金2,000円(ドリンク付)

出演:山田稔明

2013年最後の大阪公演が緊急決定!
今年「ねこ展」「ネコシャ」と猫グッズ/CDなどの販売で
お世話になった大阪天保山の雑貨とギャラリーのお店gloggさんの
1周年記念と写真展のプレオープニングで弾き語りのライブを行います。

オフィシャルサイトRESERVEとglogg店頭にて予約受付

glogg(グルッグ)
OPEN / 11:30-19:30 (火曜定休)
大阪市営地下鉄 中央線「大阪港駅」下車 4番出口より徒歩約3分
〒552-0021大阪市港区築港2-8-29 播磨ビル2F
TEL / 06-6572-6911
E-mail / glogg2012@gmail.com



2013年11月2日(土)@徳島 アアルトコーヒー
“夜の科学 in 徳島〜brand new blue”

出演;山田稔明
18:00開場/18:30開演
料金 3,000円(1ドリンクつき)

いよいよ四国シリーズ!徳島アアルトコーヒーでの昨年末以来の
ライブが決定しました。珈琲の香る空間で“新しい青の時代”の歌を。

オフィシャルサイトRESERVEとアアルトコーヒーにて予約受付中

aalto coffee and the rooster
〒770-0022徳島市佐古二番町18-12
T&F 088-679-7550



2013年11月3日(日)@ 高知 蛸蔵
HARCO スプリットライブツアー 2013「秋のHARUSONO」
出演:HARCO、園部信教/Special Guest:山田稔明

開場17:30 / 開演18:30
予約3,500円 / 当日4,000円(ドリンク代別途)

高知でのHARCO主催イベントにゲスト出演することに
なりました!四国の旅は徳島、高知へ。

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中
<お問いあわせ> テルツォ・テンポ 080-6559-2013
高知 蛸蔵
高知市南金田28  
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東京都心は…



昨日のこと、夜までレコーディング。幾重にも声を重ねて気分はすでにクリスマスモードだったのだけど遮音カーテンを開けるとどんより薄暗い空。台風が近づく不穏な東京を首都高でお台場まで、イトケンさんにお誘い受けて相対性理論のライブを観にいく。7月に出た『TOWN AGE』というアルバムは車でのツアー時の重要なBGMだったのでその発売後初めて観るステージを楽しみにしていました。六本木ヒルズも東京タワーもてっぺんが見えないほど雲霧に煙る東京シティからレインボーブリッジをわたって辿り着くZEPP東京までの道のりもこの日の演奏のイントロだったかのような、そういうライブ。イトケンさんは「は!この音もあの音もあなたが出してたの!」っていうほどの八面六臂の活躍。

相対性理論を観るときに毎回脳裏をよぎり、いつかのブログにも書いたかもしれないけれども、この日の暗くて眩しいきれいな会場を眺めながら1990年代後半に通い詰めていたフィッシュマンズのライブを思い出した。特に『LONG SEASON』の頃の雰囲気、PAエンジニアがZAKさんだからというだけではない何かがそこにはあるはずで、おそらくそこに共通するキーワードは“東京”なのだな。相対性理論は荒馬のようなロックバンドであり、後光が差すようなライティングのなかのやくしまるさんは東京都市のパラレルワールドに降り立ったジーザスのようでした。  
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2013年10月25日

季節はもう今



昨日のこと、『Christmas Songs -standards and transfers』をプレス工場に入稿する作業。昨年出したCDと音の面では変わりなく、紙ジャケット仕様も変わりませんが、今回の全国流通盤には歌詞を掲載した見開きのブックレットを封入しています(去年はPDFで無料配布しました)。そして帯をつけてレコード店でも背表紙を探しやすいような仕様にしました。特定のレコード店等ではステッカーなどをおまけにつけようかと思ってます。通販とライブ会場とでご購入いただいた皆さんには録り下ろしクリスマス音源を特典としてお渡しするつもりです。思えば2005年から毎年冬に誰にも頼まれずクリスマス曲を制作してきた流れでの『Christmas Songs』だったので今年も同じように今年版のクリスマスEPを録音するということですね。2曲ほっこりするようなホリデイソングをレコーディング中です。

中目黒の事務所までマスターを届けた帰りに下北沢をふらふらしてしっかりと秋を感じ取り、きっと今週末の台風が過ぎたらもう冬なのだな、と確信しました。夏からのライブ会場で募ったポストカード企画の季節のお返事もすべてポストに投函しました。冬を見据えてすでにうちではもういろんなクリスマス・アルバムが鳴り響いています。台風が近づいてきているせいか夜すぐに眠くなってだらだらしてしまう秋の夜長です。1年前の今頃どんな服装してたっけか?と長袖のセレクトに迷って、自分のブログの写真を見返すという毎日、記録し続けることはかくも有益。季節はもう、今。
  
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2013年10月24日

今夜、すべての大衆居酒屋で



ハロウィン近づく夜のこと。終わらない初作業のあと、日が暮れてから吉祥寺の街へ。この日が東急での催事の最終日だった五十嵐くんと待ち合わせて飲みに。彼が闇太郎という大衆居酒屋に一度行ってみたいというので(前の週に行った美舟も年季の入った大衆居酒屋だったわけだが)作戦会議をまずドイツビールのお店で。五日市街道にある小さなお店でいつも看板だけ眺めていた飲み屋。いちげんさんでも問題ないのかなあとイノトモちゃん(常連らしい)に聞いてみると「おでんが美味しいよー」とだけ返事が。よし、そばまで行ってみよう、と移動。

ハバナムーンに寄ってマスターにCDを渡すついでに「闇太郎ってふらっと入ってもOKな店なんですかね?」と尋ねると「こわそうだからおれ行ったことない」とか脅かされるも、僕と五十嵐くんの弱々しいコンビは闇太郎ののれんをくぐったのでした。お店が混雑する前だったのでゆっくりと丁寧に注文できて、お酒もおでんも美味しくて「ここいいっすね」「しみるねー」と大満足でした。たくさん食べて飲んでも安い。途中で噂通り常連客の漫画家江口寿史さんもいらっしゃった。秋深まる吉祥寺の夜という感じで、いつもより飲み過ぎました。

一日過ぎるごとにクリスマスに近づいていきます。今年もホリデイレコード収集は続いていて、コレクションを紹介したりするトーク&ライブイベントを12月2日に武蔵小山ライブカフェアゲインで行います。ご予約もこちらで受付中です。11月15日全国リリースの『Christmas Songs』とあわせてよろしくお願いします。


  
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2013年10月23日

クリスマスと猫のことばかり



昨日のこと、疲れた体を横たえつつ猫をはべらせてだらだらと来月リイシューする『Christmas Songs』のためのあれこれ事務仕事。Amazonでもタワーレコードでも購入できるようになりますが、このブログを読んでいる皆さんにはぜひとも僕から直接買ってほしいなーと思います。しかしタワーレコードでも代官山蔦屋でもこのアイテムに際して大きな展開とストアイベントの計画が進んでいるので去年すでにCDを買ってくださっている人たちには心苦しい告知が続きますがどうぞご容赦ください。昨日から通販STOREでのプレオーダー始まって、3,4枚まとめ買いする人が多くてびっくりしています。プレオーダーはこちらから。




今月はじめに代官山蔦屋書店でインストアイベントをやったときリリースから3ヶ月経った僕のアルバムよりもコンピ盤『猫と音楽の蜜月』のほうがよく売れるという事態になったのですが、今度は『Christmas Songs』発売日の翌日に山野楽器たまプラーザテラス店での猫コンピイベントが決定しました。なんと杉真理さんも登場する豪華な無料イベントです。猫コンピとあわせて『Christmas Songs』も『新しい青の時代』もご購入いただける機会になると思いますのでそちらもぜひ。11月16日、ソールドアウトしている下北沢lete公演の翌日です。ご家族連れで気楽にご来場ください。


コンピレーション『猫と音楽の蜜月』発売記念インストアイベント
2013年11月16日(土)@ 山野楽器たまプラーザテラス店
ゲートプラザ1Fフェスティバルコート

13:00スタート*観覧無料
出演:山田稔明、杉真理、玉城ちはる(with 重松華子)

お問い合わせ:山野楽器たまプラーザテラス店(tel 045-905-0823)
横浜市青葉区美しが丘1-1-2
フロア情報  
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2013年10月22日

“brand new blue” tour 2013(DAY25:10月21日 嬉野-長崎-東京)

嬉野温泉の朝。早起きして朝風呂、嬉野茶のお風呂がすごかった。茶柱になったような気分でした。朝、少し外を散策、素晴らしいロケーション。佐賀出身の僕ですが大学で上京して結果東京暮らしのほうが長くなっているので有名な観光地などをことごとく未体験のままでいる。初めての嬉野温泉は地元を見つめなおすきっかけをくれました。朝食も豪華で美味しかった。

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東京へ帰る移動日だが飛行機の時間まで行きたい場所があって、オレンジスパイス平湯さんに案内していただく。長崎に戻り波佐見という街、有田と同様に焼き物で有名な地域だ。CD流通をお願いしているブリッジinc.のスタッフに教えてもらったHANAわくすいという雑貨屋がある一帯は古い建物をリノベーションした素敵なお店がひしめき合っていた。HANAわくすいには『新しい青の時代』が置いてあって担当の方に挨拶。結局たくさんの買い物をすることに。モンネポルトというステーショナリーのお店も有形登録文化財となっている味のある建物だった。モンネ・ルギ・ムックというカフェが開くと月曜日の午前中にも関わらずお客さんが大挙し大賑わい。この場所の引力よ。結局僕らはそこで3時間を過ごすこととなりました。

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すっかり目の保養をしてから諫早オレンジスパイスへ戻り帰り支度。このまま長崎に延泊するちえさんとお別れ。オレンジスパイスの向かい、メタセコイアの並木の向こうは長崎県立総合運動公園で、前日はサッカーの試合で大賑わいだった。出発時間までその公園を散策。10月の諫早はこの日も秋晴れで気持ちがよく、僕は芝生広場でしばしの昼寝を。こういう時間を“命の洗濯”というのかな。この2日間本当に心尽くしのおもてなしをしていただいたオレンジスパイスの皆さん、平湯さん、そしてちえさんとnicoドーナツのミキさん感謝。眩しい瞬間を切り取ったわかなさんの写真、遠くから近くからご来場いただいた皆さんにも、彼の地から思いを寄せてくれた安斎家とミルブックスにも心からのありがとうを。またどこかで合流しましょう。

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“brand new blue” tour 2013(DAY24:10月20日 長崎 諫早 オレンジスパイス)



ずっとずっと先のことだと思っていた長崎は諫早でのライブ。どんなにゆらゆら過ごしても時間は規則正しく前に前に進んでこの日を迎えることになりました。朝早い飛行機でのフライトで4時過ぎに起きて空港で「まよいながら、ゆれながら」著者の中川ちえさんと合流。神戸空港経由の便だったので乗り降りが2度あり、ずいぶん遠くへ来たような感覚で九州にランディング。実際九州出身の僕にとって故郷は遠くにありて思うもの、なんやかやと理由をつけて帰省を先延ばしにしてしまうくせがあるので2ヶ月連続での九州旅は自分のDNAを強く刺激しました。

空港に着くとオレンジスパイス店主の平湯さんが迎えてくれた。平湯さんとは去年の12月にイラストレーター福田さんとともに諫早を訪ねたときに初めてお会いして、先月は下北沢で知人のライブをご一緒した。頻繁なメールのやりとりもあってもうずいぶん古い知人のような気持ちになっている。空港から諫早までは20分ちょっと。雨に煙る東京を抜けだしてきたので長崎の秋晴れが嬉しい。雲がうろこのように空高くに紗をかけて秋らしい。2度目ましてのオレンジスパイス、お店の向かい側のメタセコイアの風景も気持ちがいい。お店のスタッフ皆さん全員が優しく迎えてくれた。店内で鳴る音楽は『新しい青の時代』だった。お昼ごはんは手作りのタッパーがいくつも。長崎独特の蒲鉾もきれいな色。手を尽くした“おもてなし”の始まり。

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ここオレンジスパイスでは前週から福島あんざい果樹園、札幌たべるとくらしの研究所を営む安齋一家の震災後の2年間を描いたフォトエッセイ『まよいながら、ゆれながら』(中川ちえ・文 馬場わかな・写真)の発売を記念した馬場わかなさんの写真展が行われていて、そのクロージングのイベントがこの日のトークライブでした。安斎伸也さん家族が福島を離れて身を寄せたのがオレンジスパイスの平湯さんのところ、それを橋渡ししたのが中川ちえさんでした。つながりがつながって辿り着いたこの日。

イベント準備始めまで時間があったので車を借りて、薦められたwaranaya cafeまで行ってみることに。車で30分ほど大村市にある山中の古い納屋を改装して作られたカフェ。車同士すれ違うのが難しいような道を登っていくとまず山羊が出迎えてくれた。そして対州馬のサトコも悠々と草をはんでいました。ハイジみたいなブランコがあったり、木漏れ日も心地よく、寝不足でくたびれているはずなのにどんどんテンションが上がっていく。石窯で焼いたピザもとても美味しく、さっき賄い飯をいただいたはずなのにおなかの別のところへ収まる。このグッドヴァイブレーションは紛うことなく地面と木々と空気の力だ。

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と、ライブをしにきたことを忘れてしまいそうな時間を過ごして再びオレンジスパイスへ戻りみんなで会場設営。音響機材も東京から運んできてセルフオペレーション。スクリーンを用意していただいたので僕のiPadからわかなさんの写真をスライドショーで投影。さっきまでお客さんたちがくつろいでいたカフェが「つながって、輪になって」の空間に変わりました。ご来場の方のために簡単な食事や由布院からのnicoドーナツも提供されたり、開演までの間に僕とちえさんへの質問を皆さんに募ったりお店からの演出も心にくいものでした。

僕のライブからイベントはスタート。山田稔明のライブを初めて観る人、初めて聴く人がたくさんいらっしゃったので丁寧におしゃべりをしながら『新しい青の時代』を1曲目から4曲目まで曲順通り演奏。新曲の「太陽と満月」ではハンドクラップも鳴って、「やまびこの詩」での輪唱は僕も生音生声でみんなの音と溶け合う。熱心に耳を傾けていただけて嬉しい。僕の声もどんどん伸びていくようでした。

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中川ちえさんを呼び込んでのトーク。そもそもなぜ今ここにいてこのイベントをやっているかということの説明を。ちえさんとこうしてステージで話をするのは福島、東京に続いて今年3度目。2011年からの時系列をさらうたびに感慨深い思いになる。皆さんからの質問をいくつかピックアップ、「諫早の印象は?」という問いに僕もちえさんも「オレンジスパイスとメタセコイアの街」という失礼千万な答えにも会場は笑いに包まれて、僕の猫の話やちえさんのちょっと伏し目がちな、しかしとても真摯で真面目な話など一期一会の時間。ちえさんの朗読にも皆さんが猫のように耳をピンと立てて聴き入っていました。

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後半の僕のステージ、「お薦めの音楽は?」という質問にR.E.M.を紹介して「月あかりのナイトスイミング」を、「幸せだと感じる瞬間は?」との問いの答えに「日向の猫」を演奏。あっという間のステージでした。アンコールをいただいて「SING A SONG」で高らかに手を鳴らして、最後は店主平湯さんにも心のこもったお話をしていただいた。すべてのつながりに意味のある素晴らしいイベントになりました。たくさんの長崎の皆さんにも挨拶できたり、物販にもサインにも長い列ができ(ほんとにたくさんのお買い物ありがとうございました!)長崎初めてのライブがここでよかったなーと思いました。終演後はオレンジスパイスで打ち上げ。たくさんのスタッフさん、さらにはこの日シフトに入ってない人たちもこぞって参加してくれたそうで賑やかな宴に。

この日の宿は“おもてなし”の極み、諫早から30分ほど車で移動して佐賀の嬉野温泉。素晴らしいお湯。ああ、ここで安斎家も一緒だったらなーと思ったところで札幌から送られた安斎明子さんのメールに気付く。そこには「震災後言葉で伝えることの難しさを知り、つくづく芸術の、芸術家の偉大さを知りました」と書いてあったのだけど、この夜は謙遜せずにそう言ってもらえたことを嬉しくほくほくと受け止め、自分の仕事をあらためて見つめなおそうと思いました。温泉につかってビールを飲んで読んだせいか明子さんの次の言葉にゆらゆらと感動してしまった。「新しい青の時代/暗い時代なのに明るい。明るいけどしみじみしてる。/なんか、わたしたちの今だと、思っています」と。春までに札幌にも行きたいな。

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『Christmas Songs』通販プレオーダーを開始します



昨年ライブ会場と通販、限られた雑貨店等で販売され完売した山田稔明キャリア初のクリスマスアルバム『Christmas Songs -standards and transfers』を2013年11月15日に全国流通盤として改めてリリースします。オフィシャルサイト通販とライブ会場でご購入の方には初出の特典クリスマス音源(現在鋭意制作中です!)をさしあげます。本日よりオフィシャルサイト通販にてプレオーダーを受け付けます。一般発売日よりも早く11月10日頃の発送を予定しています。いろいろサプライズなおまけもあるかもしれません。ぜひこのブログを見ていらっしゃる方は直販をご利用ください。

『Christmas Songs』プレオーダーはこちらから。


『Christmas Songs -standards and transfers/山田稔明』
(全12曲入り/2,000円税別/2013年11月15日全国発売/GTHC-0003)


“Christmas Songs 〜standards and transfers”
山田稔明、キャリア初めてのクリスマス・アルバム
フォーキーなサウンドで織り成す全12曲を全国流通発売!

1.sombody's coming(introduction)
2.joy to the world(もろびとこぞりて)
3.jingle bells(ジングルベル)
4.oh my darling, clementine(雪山賛歌)
5.wish you a merry christmas
6.greensleeves
7.when the saints go marching in(聖者の行進)
8.the first noel(牧人ひつじを)
9.symphony no.9(ode to joy)
10.amazing grace
11.silent night(きよしこの夜)
12.o christmas tree(もみの木)

arranged, performed and produced by Toshiaki Yamada


◎紙ジャケ仕様/ブックレット封入
◎誰もが知っているクリスマススタンダードをフォーキーに織りなす季節感たっぷりの1枚です
◎全曲のアレンジ、演奏、歌、多重コーラス、録音とミックス、さらにはマスタリングまでの全工程
すべて山田稔明が担当、まさにハンドメイドなあたたかいレコードです。
◎アートワークは今年7月にリリースされた『新しい青の時代』と同じく人気イラストレーター福田利之による描きおろし。


冬生まれだからか子どもの頃から僕はずっとクリスマスの季節が好きでした。
きっと皆さんもクリスマス特有の高揚感に胸踊らない冬はないでしょう。
季節を演出するクリスマスのメロディを1枚のレコードに閉じ込めました。
プレゼントの封を開けるようにこのCDをお楽しみください。
大事な誰かへのプレゼントにも。(山田稔明)
  
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2013年10月21日

2013年10月20日@ 長崎 諫早 オレンジスパイス【SETLIST】



2013年10月20日(日)@ 長崎 諫早 オレンジスパイス
“つながって、輪になって 諫早編”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.一角獣と新しいホライズン
3.光と水の新しい関係
4.予感
5.太陽と満月
6.やまびこの詩
7.平凡な毎日の暮らし

<トーク with 中川ちえさん>

8.月あかりのナイトスイミング
9.光の葡萄
10.日向の猫
11.あさってくらいの未来

EN
12.SING A SONG
13.ハミングバード


遠くから近くからご来場ありがとうございました!  
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2013年10月20日

終わりなきライブスケジュール更新

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6月からずっとずっと果てのないライブは年末まで続きます。
詳細後日発表の日程も含めて以下のようになっています。

山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“brand new blue” tour 2013


6月2日(日)@恵比寿 天窓 switch
6月15日(土)@ 等々力 巣巣(インストアイベント)
6月21日(金)@ 大阪 cafe Room
6月22日(土)@ 加古川 チャッツワース
6月23日(日)@ 倉敷 三宅商店
6月27日(木)@吉祥寺 Star Pine's Cafe
7月5日(金)@気仙沼 みなみまち cadocco
7月6日(土)@仙台 SENDAI KOFFEE
7月7日(日)@福島 あんざい果樹園内 器やあんざい
7月14日(日)@札幌 レストランのや
7月15日(月祝)@札幌 たべるとくらしの研究所
7月20日(土)@有明 東京ビッグサイト “HandMade in Japan Fes 2013”
7月20日(土)@蔵前 in-kyo
7月21日(日)@中目黒 トラベラーズファクトリー
7月27日(土)@名古屋 名古屋陶磁器会館
7月28日(日)@岡崎 mado cafe
7月31日(水)@ 中野 Smash'07(DJ&トークイベント)
8月3日(土)@奈良 風の栖
8月4日(日)@タワーレコード難波(インストアイベント)
8月4日(日)@大阪 雲州堂
8月10日(土)@タワーレコード渋谷店(インストアイベント)
8月25日(日)@恵比寿 天窓 switch(バンド編成レコ発)
8月31日(土)@鎌倉 moln
9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger & cafe
9月8日(日)@島根 松江 artos Book Store
9月12日(木)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン(トーク&ライブイベント)
9月28日(土)@ 福岡 “ミュージックシティ天神”(フリーライブ)
9月29日(日)@ 福岡 cafe teco
10月5日(土)@ 代官山 蔦屋書店(フリーライブ)
10月12日(土)@ 長野 松本 豆とコーヒー Laura
10月13日(日)@ 長野 上田 お月見ライブ(with 高橋久美子)


<本日は初めての長崎諫早公演です!>
10月20日(日)@ 長崎 諫早 オレンジスパイス
11月2日(土)@ 徳島 aalto coffee
11月3日(日)@ 高知 蛸蔵(with HARCO、園部信教)
11月15日(金)@ 下北沢 lete
11月16日(土)@ 近日発表
11月22日(金)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー(with HARCO)
11月23日(土祝)@ 新潟 新発田市 カフェノバ(with HARCO)
11月24日(日)@ 石川 金沢 Collabon(with HARCO)
12月1日(日)@ 近日発表
12月2日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン(トーク&ライブイベント)
12月6日(金)@ 近日発表
12月7日(土)@ 近日発表
12月8日(日)@ 近日発表
12月15日(日)@ 近日発表
12月21日(土)@ 近日発表
12月22日(日)@ 近日発表
12月24日(火)@ 近日発表


お申し込み方法詳細はLIVEページをご覧ください。
2013年いっぱいは“brand new blue”ツアーです…  
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2013年10月19日

吉祥寺の鄙びた居酒屋で



昨日のこと。朝から荷造りして長崎諫早へ発送が終わって一息、午後はずっと猫と遊んでいた。庭で変な声を出しているので見にいったらカマキリを見つけて猫パンチしまくっている。よれよれになったカマキリ。今度はポチ、それをくわえて、ひょいと放り投げる。ひどい仕打ち!カマキリっておなかの中にハリガネムシっていうやつがいるんじゃなかったか、と子供の頃の記憶が蘇ってゾゾッと鳥肌が立って「ぽっちゃん!やめてあげて!」と取り上げカマキリを逃がしたのでした。猫の本性を垣間見せるシーンでした。

夜から出かけて吉祥寺の居酒屋で高橋徹也さんと飲む。今年の初夏のライブで対バンしたときから「いつか飯でも」と交わした約束が実現。スターパインズカフェで小林建樹と高橋徹也との共演は今年の重大事項のひとつで、僕はあの日をきっかけに少しステージパフォーマンスが変わったと思うくらい感銘を受けた夜だった。タカテツさんの『大統領夫人と棺』は僕にとって2013年の印象的一枚となり、ついこないだも弦トリオとの素晴らしいライブを観た後だったのでタカテツさんが時間を作ってくれたのが嬉しかった。

僕と彼のふたりではお互いの褒め殺し合いに終始するかもしれなかったので、吉祥寺東急に張り子の催事で詰めているfishing with john五十嵐くんを呼び出して3人で畳の居酒屋にあぐらでお酒を。学年で言うと…タカテツさんが高校三年生だったとしたら僕は高1で五十嵐くんは中3というグラデーション。タカテツさんはずいぶん昔に僕と対バンしたときの印象と今年のスターパインズでの印象、そして『新しい青の時代』の印象にかなり差異を感じていたらしく(「変な言い方だけど、たくましくさが」と言ってくれた)その時間経過の謎を解き明かしたかったそうだが、僕もタカテツさんの素性の知れない部分に興味があったので、お互いをインタビューするような夜になって、それはそれでとても楽しく面白くてあっという間に時間が経った。

高橋徹也との以前の対バンはいつどこでどんなだっただろうかとネットを調べてみると、2002年10月の下北沢440だった。共演は朝日美穂さんとタカテツさん、僕はヒックスヴィル中森さんとの編成で、誰かのレポートを読むとそれは僕が企画したライブだったようで、しかし全然憶えていない。時期的には最初のメジャー契約がなくなった季節、ソロでライブをよくやるようになって「気分」「ナイトライフ」「点と線」「猫のいる暮らし」といったCDにならないまま今となっては歌わなくなった歌を演奏していたころ、僕はたったの28歳だった!メンタルな部分では今とは全然違ったのだろうな。

明日は長崎の諫早で向かいます。オレンジスパイスでのライブ。去年の冬にご一緒した福田利之さんは明日はもみじ市なので、代わりに福田さんの原画(『新しい青の時代』と『Christmas Songs』)を持っていってささやかな展示をしたいと思います。お楽しみに。夜は初めての嬉野温泉に行くのだ。短い滞在になりますが秋の九州を堪能したいと思います。ポストカード企画も引き続き継続します(夏からたまった宿題を昨日と一昨日で返事を描いてポストに投函しました)。明日諫早でお会いしましょう。


『まよいながら、ゆれながら』(mille books)発売記念イベント
 “つながって、輪になって” 諫早編


2013年10月20日(日)@長崎 諫早 オレンジスパイス
17:30開場/18:00開演(20時終演予定)
出演:山田稔明(ライブ&トーク)、中川ちえ(トーク)  
料金:予約3,000円(1ドリンク付) 当日 3,300円(1ドリンク付)
予約方法 メール、電話、オレンジスパイス店頭にて受付

件名を【10/20予約】、本文に【代表者名、予約人数、電話番号】を記載の上、
info@orange-spice.com まで送信ください。
電話:0957-22-5151 名前、予約人数、電話番号をお伝えください。
*ご予約後のキャンセルはご遠慮ください。

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長崎県諫早市栗面町162-4 
電話 0957-22-5151 

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2013年10月18日

山田稔明『Christmas Songs』2013年11月15日に全国発売決定!



昨年ライブ会場と通販、限られた雑貨店等で販売され完売した山田稔明キャリア初のクリスマスアルバム『Christmas Songs -standards and transfers』を2013年11月15日に全国流通盤として改めてリリースします。今年7月発表の『新しい青の時代』同様、イラストレーター福田利之さんの描き下ろしのアートワークをまとい、僕の手を離れてもはやエバーグリーンな響きすらするのが不思議です。収録内容は昨年販売したものと同様ですが全国流通盤には歌詞が掲載されたブックレット、帯がつきます。オフィシャルサイト通販とライブ会場物販分には特典音源を付録にする予定です。冬のBGMにはもちろん、贈答用や忘年会のビンゴの景品などにもいいんじゃないかなあと思います。今年のクリスマスは11月15日からスタート!


『Christmas Songs -standards and transfers/山田稔明』
(全12曲入り/2,000円税別/2013年11月15日全国発売/GTHC-0003)


“Christmas Songs 〜standards and transfers”
山田稔明、キャリア初めてのクリスマス・アルバム
フォーキーなサウンドで織り成す全12曲を全国流通発売!

1.sombody's coming(introduction)
2.joy to the world(もろびとこぞりて)
3.jingle bells(ジングルベル)
4.oh my darling, clementine(雪山賛歌)
5.wish you a merry christmas
6.greensleeves
7.when the saints go marching in(聖者の行進)
8.the first noel(牧人ひつじを)
9.symphony no.9(ode to joy)
10.amazing grace
11.silent night(きよしこの夜)
12.o christmas tree(もみの木)

arranged, performed and produced by Toshiaki Yamada


◎紙ジャケ仕様/ブックレット封入
◎誰もが知っているクリスマススタンダードをフォーキーに織りなす季節感たっぷりの1枚です
◎全曲のアレンジ、演奏、歌、多重コーラス、録音とミックス、さらにはマスタリングまでの全工程
すべて山田稔明が担当、まさにハンドメイドなあたたかいレコードです。
◎アートワークは今年7月にリリースされた『新しい青の時代』と同じく人気イラストレーター福田利之による描きおろし。


冬生まれだからか子どもの頃から僕はずっとクリスマスの季節が好きでした。
きっと皆さんもクリスマス特有の高揚感に胸踊らない冬はないでしょう。
季節を演出するクリスマスのメロディを1枚のレコードに閉じ込めました。
プレゼントの封を開けるようにこのCDをお楽しみください。
大事な誰かへのプレゼントにも。(山田稔明)

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ギターは打楽器である



昨日のこと。久しぶりに二日酔いで昼までだらだらしてしまう。夜から出かけて吉祥寺スターパインズカフェでペッテリ・サリオラのライブを観にいく。フィンランドの超絶ギタリスト、声量もすごいがギター奏法が独特すぎてうまう説明できないのでこちらのリンクを。ギターのボディを叩いてドラムを表現するのだけど、ルーパーを使わず通して演奏するのである。告井さんの独りビートルズを想起させる(ふたりがセッションしたらどうなるだろうか)。U2の「終わりなき旅」とかコールドプレイとか「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」とかを超絶プレイ交えながら。印象的だったのはミーターズの「CISSY STRUT」と特別静かに演奏されたポールの「Blackbird」でした。押尾コータローさんがゲストで登場したときの歓声すごかった。すごいものを目撃しました。

ベス・オートン、イノトモ、ペッテリさんと連日いい刺激を受けて今週末は長崎諫早オレンジスパイスでのライブです。今朝から旅の準備や荷物の発送などでもうすでに旅が始まっている感じ。僕の福岡の友だちも「車で2、3時間だから遊びにいこうかなー」と言っていた。遠方の方もぜひ僕の生まれ故郷鳥栖を通過して長崎まで辿り着いてほしい。エッセイストの中川ちえさんとのトークもあります。すでに馬場わかなさんの写真展は始まっています。この長崎のライブから初夏から続いた『新しい青の時代』セットリストをがらっと入れ替えてGOMES THE HITMANの楽曲なども織り交ぜたモードにしていこうと思います。秋の歌、冬の歌で歌いたい歌がらくさんあるのです。リクエストなどあればコメント欄にてお伝え下さい(善処します)。長崎でお会いしましょう!


『まよいながら、ゆれながら』(mille books)発売記念イベント
 “つながって、輪になって” 諫早編

2013年10月20日(日)@長崎 諫早 オレンジスパイス
17:30開場/18:00開演(20時終演予定)
出演:山田稔明(ライブ&トーク)、中川ちえ(トーク)  
料金:予約3,000円(1ドリンク付) 当日 3,300円(1ドリンク付)
予約方法 メール、電話、オレンジスパイス店頭にて受付

件名を【10/20予約】、本文に【代表者名、予約人数、電話番号】を記載の上、
info@orange-spice.com まで送信ください。
電話:0957-22-5151 名前、予約人数、電話番号をお伝えください。
*ご予約後のキャンセルはご遠慮ください。

orange spice
長崎県諫早市栗面町162-4 
電話 0957-22-5151 

orangedmpimg

ymdtochie
  
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2013年10月17日

台風一過の夜の太陽



昨日のこと、朝からすごい風。午後になって台風が過ぎ去っても吉祥寺は雲晴れず複雑な空。そんななか武蔵野公会堂で開催されたイノトモ15周年記念コンサートに出かけました。思えばイノトモちゃんにうちに来てもらって「やまびこの詩」のコーラスを録音したのが今年の2月。そのときからイノトモちゃんの5年ぶりの新作の話を聞いていたし、インディペンデントリリースの方法の相談、作戦会議などすることもたびたびだったのでこの日のライブはちょっと感慨深いものがあった。

年季の入った公会堂、味のあるホール。客席にはイノトモJr.の同級生と思しき子どもたちがたくさん詰めかけていてとても雰囲気がよい。ステージ上のメンバーはレコーディングと同じベースの伊賀さん、ドラムは北山ゆう子さん、そして安宅くんがいろいろな弦楽器を添える。新譜の曲とあわせて過去のキャリアを総括するような選曲は15周年ならではのもの。僕が一番思い出すのは2001年の「饒舌スタッカート」の時分(イノトモちゃんは2nd『やさしい手』の頃か)大分のタワーレコードで共同インストアイベントをやったことで、そのときに「なごり雪」と「Let it Be」を繋げて一緒に歌ったのだ。そこから10余年。

「子供向けの歌を」と歌われた童謡は微笑ましたかったが、子供だけでなく大人たちもみんなキュルキュルと時間が巻き戻って子どものころの記憶をくすぐられたのではないか(僕はそうだった)。前日に観たベス・オートンが風に揺れて消えそうで消えないキャンドルの炎のようだったとするならばこの日のイノトモちゃんは雲がかかって雨が降ろうと、夜になって見えないところでも根源的にはずっと輝いている太陽のようだった。それを母性というのでは言葉が足りなくて、彼女自身が「僕」であり「女の子」であり「パパ」「ママ」「宇宙」なのだなと思いました。自分が異性だったらイノトモのような歌を歌いたい。

終演後は羊毛とおはなの羊毛くんが僕を見つけてくれて笹倉慎介くんを紹介してくれた。打ち上げに流れてキセル友晴くんと話せたのもよかったし真夜中が過ぎてどんどん面白くなっていく吉祥寺の夜も地元ならではのもので、台風一過の夜でも空には雲が散らばって月明かりを複雑なものにしていたけど冷たい空気を吸い込んで気分のいい帰り道でした。15周年おめでとう。  
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2013年10月16日

嵐の夜のキャンドル・イン・ザ・ウインド



昨日のこと、朝からそわそわするのは台風のせいだけではなく、待ちわびたイギリスのシンガーソングライター、ベス・オートンのライブがあるから。去年リリースされたニューアルバムも6年ぶりという、とても寡作でしかしコンスタントに記憶に残る作品を産み落としている人、来日は13年ぶり。幸運にも僕は13年前のライブを目撃している。そのときもらったサインと一緒に撮った写真は宝物としてとってある。今回は朝霧JAMとこの日の渋谷クアトロ1公演のみのプレミアムな日、それが雨降止まぬ嵐の夜となりました。

最前列、すぐそこに現れたベス。13年ぶりに観るベスは変わらず背が高く細く顔が小さく瞳が青い。台風到来にワクワクしている様子で、立ち居振る舞いもとても可憐。アカペラから始まってアコースティックギターの弾き語りのシンプルなステージ。変則チューニングを多様し、数曲ピアノも演奏。前半は新譜を中心にしつつし古い歌も織り交ぜて歌う。楽曲がフォーキーな趣きからヴァシュティ・バニヤン的なトラッドな響きに変遷しているように感じて興味深い。ときにかすれたり裏返ったり絞るように吐き出したり、その声はライブでしか聴くことのできない生々しさで、まるで消えそうになったり燃え盛ったりする風前のキャンドルのようだと感じる。観客であるわれわれはその火が消えないように何かに燃え移ったりしないように息を飲んで見つめている、という感じ。

中盤からゲストにジム・オルークが登場、ジムがプロデュースした2006年の『Comfort of Strangers』の曲を多く演奏。ふたりは8年ぶりに再会したそうで、1曲1曲合奏するごとにキャッキャと楽しんでいる様子が微笑ましく、ジムの暮らす東京でのライブだからこそ叶ったコラボレーションにベス自身も喜んでいるようでした。アンコールで一人で歌われた「Pass in Time」の歌のダイナミクスが印象的、ラストはジムのドローンギターに溶けるように1stアルバムから「Galaxy of Emptiness」、90分の嵐の夜のステージでした。終演後はサインの列。「13年前もこの場所でお会いしました」と伝え、その青い瞳に吸いこまれそうになる。


そういえばこの夏の『新しい青の時代』レコ発ライブのオープニングSEで流したのはベス・オートン新作に収録の「See Through Blue」という曲でした。問い合わせも多かったので紹介します。

  
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2013年10月15日

“brand new blue” tour 2013(DAY23:10月14日 上田〜東京)

昨日は帰るだけの日でしたがとても快適な天気でした。また上田、信州に来たいと思いました。
この2日間にお会いした皆さん、お世話になったLaura村岡夫妻、ヒトノユメチームに感謝を。




  
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“brand new blue” tour 2013(DAY22:10月13日 長野 上田 ヒトノユメ 十五夜祭り)




明けて13日の日曜日は雲ひとつない快晴、本当に天気に恵まれている。松本から上田への移動は少し遠回りして諏訪湖まで戻り、高速を降りて白樺湖高原を越えてゆくルートを選択。赤や黄色に移り変わる途中の木々に目を惹かれる。「なんだこの景色は…色は…」というような、まさに「心がぱっと晴れるような」風景の連続。紅葉を敷き詰める季節ももうすぐ。この日も山、山、田、山、田、山、田という風景に自分のルーツを見るよう。山羊とおばあさんがひなたぼっこするシーンにも遭遇。昔からある“日本”を感じた。

上田に着いたのはお昼過ぎで、先月ヒトノユメを訪れたときにもらった散策地図を見ながら昨日の試練の夜でくたびれた身体に栄養補給を、と上田駅前の若菜館でうなぎ定食(超美味)、そしてみすゞ飴の飯島商店の建物(重要有形文化財)を眺めて、立ち寄ったアラビックカフェのマフラージでは「山田さんですね?」とアラビアの民族衣装を来た店主に声をかけられた。「ヒトノユメのボランティアスタッフなんです」という彼女、ヒトノユメが地元上田と親睦を深めているのがよくわかりました。少しそこで休憩させてもらい、上田の街のことをいろいろ聞く。どれが太郎山かもようやく認識。街を歩くとそこかしこに高橋久美子作品の言葉が。



ヒトノユメお月見ライブの会場に着くと久美子ちゃんと白井さんはサイン会を始めるところだった。東京から来ている顔見知りのスタッフたちもいて地元のボランティア(山賊団と呼ばれていた)とともに機敏に設営をサポートしてくれた。巣巣から借りてきたPAシステム、それを若手実力派エンジニアである古賀氏(こがうじ、歴史好きで「高橋久美子が行く!」に欠かせない語り部でもある)が臨機応変に操作してくれる。すべてが手作りなのにストレスがまったくない素晴らしい現場。

ヒトノユメ会場で販売されている冊子には高橋久美子朗読CDというのがセットされていて、これは付録というには内容の濃い全18トラックの大作である。このCDを夏の暑い日にうちの仕事部屋にこもって録音したのだけど、うちにある様々な楽器を久美子ちゃんは即興的に爪弾き、操り、叩き、鳴らしてどんどん朗読が音楽的になっていった。「わあ、やっぱこの人は音楽的なビートの上で言葉を操るのだなあ」と感心したのだけど、この日のステージではそのCDの雰囲気を再現するべくレコーディングで使った楽器を持参して久美子ちゃんに託しました。久美子ちゃんと相談して2曲コラボレーションしようということになっていたのだけど、秋の月のことを歌った「harvest moon」と新しくできた「太陽と満月」に素晴らしい言葉を書き下ろしてくれていた。準備をしていくうちにどんどん日が暮れていって煙突の上に月が昇ったのを見たときに息を飲むほどの感動だった。

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とっぷりと日が暮れてステージを仄明かりが照らすなかで開演。高橋久美子、画家の白井ゆみ枝(上田は白井さんのホームグラウンドです)両氏に呼び込まれて3人でのトークから始まったお月見ライブはまず久美子ちゃんの朗読。スティールパン、グロッケン、カリンバ、ピアノと楽器を操りながら。お客さんとの掛け合いも楽しく(「太郎山やーい」「太陽やーい」)、この朗らかな雰囲気は彼女の陽性のヴァイブレーションによるものだなあと改めて思いました。呼び込まれて一緒に1曲「harvest moon」を。「今晩の月は満月に少したりないからこそ可能性を秘めた一番美しい夜」という文章。

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上田や長野はもちろん、遠方からもたくさん集まってくれたお客さん、僕のライブを初めて観る人も少なくなく、とても熱心に歌もおしゃべりにも耳を傾けてくれるのがわかった。ステージからは目の前に煙突がすっと立っているのが見えるので僕はその煙突から立ち上る煙をイメージしながら空に向かって歌っていました。「月あかりのナイトスイミング」はこの日のために歌うために作られたような気がした。思えばこの歌は徳島でのヒトノユメ展を観にいく道中がきっかけでできた歌なのだから運命的。

もう一度久美子ちゃんを呼び込んで「太陽と満月」という新曲、「君はおしゃべりなブルーバード/僕は嘘つきな猫」で始まる朗読と歌でのセッション。最初の1行だけ指定して書いてもらった文章は今改めて読み返してもとても“高橋久美子的”で、この夜のためだけにするのは勿体ないな、と思いました。リハーサルもそこそこでぶっつけ本番でしたがとても得難い数分間でした。

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寒くてたまらないはずなのにお客さんはみんなニコニコしていて、話をするたびに頷いてくれたり拍手してくれたり、最後までいろんな優しさで覆い尽くされたような温かさを感じるお月見ライブでした。こんな空間を作った久美子ちゃん白井さん、そしてスタッフのみんなと山賊団に感服、そしてそこに歌で参加させてもらえて本当に良かったです。感謝。終演後は多めに持ってきたCDが売り切れるというちょっとめったにない光景。写真や文字では伝わらないような、ものすごく美しい時間を共有しましたね。ここで会えた皆さんにまたどこかで(あるいはまた上田で)会えたら嬉しいです。ヒトノユメスタッフみんなで片付けをして、さらに山を登ったとこにある白井さんの叔父さんの家に移動。星がとてもきれいで、さらにはなんとタヌキを目撃。打ち上げ、ここでもスタッフの見事な手さばきで長野名物のキノコ満載のお鍋をいただき心も身体も温まりました。




追記:言葉や写真では全容がうまく伝えられないヒトノユメを
具体的に紹介した上田市政企画チャンネルの番組はこちら。  
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“brand new blue” tour 2013(DAY21:10月12日 長野 松本 豆とコーヒーLaura)



新しい青の旅は信州長野へ。10月なのに汗ばむような東京を発ち、中央高速道路を走ると徐々にすっと涼しい風を感じるようになってゆく。昼は半袖、夜はコートを着ていると聞いていた信州の気候、「これはちょっと大げさかな」と思いつつもパッキングした冬服に後に救われることになりました。松本、豆とコーヒーLauraは去年の5月以来2度目のライブ。去年も確か同じような、夏でも冬でもない格好をしていた気がします。

長野は海がなくて山、山、山、の風景。それが市街地に近づくにつれて山、田、山、田、町、田、田、町、街と移り変わっていく。朝の10時過ぎに出発して松本に到着したのが15時。お城では松本そば祭りが開催されていて街は観光客で賑わっていました。Lauraでまず美味しいコーヒーを淹れてもらってひと休み。ひっきりなしに豆を買いにくるお客さん、地域に愛されているお店なのだなーと改めて感じる。この日もステージは蒸気機関車のような焙煎機の横。東京から持ってきた福田利之さんの原画も並べて。



会場準備を終えて開演までの時間に街歩き。何もはおらずTシャツで出かけてしまい後悔しつつ、結局足が向かうのはレコード屋さん。「ほんやらどお」という中古盤屋でしばし時間を費やす。17時スタートという早い時間設定のライブでしたが、街はだんだん夕暮れてゆき山の稜線が不明瞭になっていくのをしみじみと眺めていました。伝え聞いていたようにどんどん肌寒くなっていき、冬生まれの僕にはわくわくするような高揚感がありました。

Lauraはカウンターとテーブルいくつかのとても小さなお店、焙煎豆を買いにくる地元の方と常連さんと喫茶目的の観光客。この日のライブもささやかな音楽会という感じのとても親密な空間になりました。コーヒーが香るなかで深呼吸して歌を吐き出すような。「どこへ向かうか」はエンジンをキックスタートさせて、いつもの曲順でも違う音の響き。

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この日はほんのちょっとだけギターとボーカルの音量をサポートしただけのとてもシンプルな音響環境だったのだけど3方向の白い壁に音が響きあってとてもバランスのいいサウンドになった。とてもリラックスして気持よく(家で歌うような感覚で)丁寧な歌が歌えました。お客さんにコーラスしてもらった「やまびこの詩」も「日向の猫」も声の混ざり具合が絶妙で感動した。ライブ後の「また松本でやってください」「次こそ長野市内に来てください」「明日も楽しみにしています」と言葉を交わしながら、すべて終演したのは夜の8時前でした。もう一杯美味しいコーヒーをいただき、鶏南蛮そばで夕飯。そして…ここから長い夜が始まった。

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毎週末のように旅をしているとホテルの確保がおざなりになってきて、旅の前日とか、ひどいときは当日iPadから予約をしたりするようになって久しいのですが、この日は松本市内、その付近でまったく宿が取れず(上田に乗り込もうかと思ったが上田もなしのつぶて)。困っていたら東京の知人がTwitterでDMしてくれて超穴場がある、と。で、向かった先は健康ランド的な24時間稼働の巨大な施設で(穴場なので名前は伏せておく)いくつあるのかよというほどのお風呂で身体は温まったが闇の中で無数のいびきと歯ぎしりが蠢く仮眠室で恐々と朝を迎えたのだった…。次の日、久美子ちゃんに愚痴を言うと「上田に白井さんの叔父さん家で寝れたのに!」とのことだった。宿の確保は大切と肝に銘じつつ、とにかく長く楽しい長野旅の初日でした。  
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2013年10月14日

2013年10月13日 @ ヒトノユメ お月見ライブ【SETLIST】



2013年10月13日 @ 長野 上田 笠原工業常田館製糸場跡
ヒトノユメ 十五夜祭り お月見ライブ


1.harvest moon (w/ 高橋久美子)
2.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
3.光と水の新しい関係

4.一角獣と新しいホライズン
5.予感
6.太陽と満月(w/ 高橋久美子)

7.光の葡萄
8.あさってくらいの未来

EN
9.ハミングバード  
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2013年10月13日

2013年10月12日“夜の科学 in 松本” @ 豆とコーヒー Laura【SETLIST】



2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係
3.一角獣と新しいホライズン

4.夏の日の幻
5.太陽と満月
6.夢のなかの音楽

7.予感
8.やまびこの詩
9.月あかりのナイトスイミング
10.光の葡萄

11.日向の猫
12.hanalee
13.あさってくらいの未来

EN
14.ハミングバード
15.名前のない歌



今日は上田市に移動してヒトノユメ会場で
月と星を見上げながらのライブです。
長野の天気は晴れ。降水確率0%!  
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2013年10月12日

寄る辺なくとも長野へ向かいます



昨日は終日長野2daysの準備を。しかし宿が取れないのである。全然ホテルが取れなくて、さすがに秋の3連休でこれだけあたたかいとなるとみんな人は旅に出るのだなあとパソコンをパチパチ叩き続ける。ラジオを聞いていたら松本では「信州松本そば祭り」というなんとも魅力的な催しがあるらしい。高速道路の渋滞情報もなかなかタフなことを言う。そばが食べられるだろうか。その前に松本に時間通り到着できるだろうか。天気予報を見ると今晩から気温はぐっと下がるものの長野県は週末は晴れ。特に明日の上田ヒトノユメでのライブはお月見をしながら屋外でのライブとなるので天気は重要懸案事項である。寒いんだろうなああとワクワクしながら冬物のタンスを探してマフラーとかジャケットとかを手に取り1年間の時の流れを思っているところです。季節感がぐちゃぐちゃな2013年ですがこの週末は夏も秋も冬も少しずつ織り交ぜた楽しい3日間になればいいなと願います。

いよいよ今日から松本と上田でのライブ。ドレスコードは引き続き“青”、恒例のポストカード企画も募ります。お名前と住所を記載して切手を貼ったハガキをライブ終了後にアンケートやメッセージとともに僕に提出してください。手描きの返事をお返しします。夏から募っているポストカード、まだ誰にも返信していません。ハロウィンのあたりにまとめて全部ポストに投函しようと思っています。待ちわびている人、夏柄のハガキを選んでくれた方にはお待たせして申し訳ないですが、溜まりに溜まった夏休みの宿題、必ず提出します。夜は寒くなると思うのでライブに来られる方は防寒のご用意を。さて、ホテルは取れるのだろうか…。寄る辺なくともとりあえず長野松本へ向かいます。


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<今週末は長野2days!>

山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”
2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura

開場16:30/開演17:00/前売2500円 (当日3000円)
*当日券に関してのお問い合わせはLauraのHPへ

豆とコーヒー Laura
〒390-0811長野県松本市中央2-8-12
TEL;0263-88-5280



ヒトノユメ “十五夜祭り” お月見ライブ
2013年10月13日(日)@ 長野 上田 ヒトノユメ展会場内 芝生ステージ

開場18:00/開演18:30/前売3000円 (当日3500円)

作家高橋久美子(ex.チャットモンチー)が画家白井ゆみ枝と共同開催する
ヒトノユメ in 長野開催期間中のイベントにゲスト参加します。音楽と朗読
を秋の名月を見上げながら。
*チケットはヒトノユメHPにて受付中です。

ヒトノユメ
会場;笠原工場常田館製糸場跡
〒386-8611 長野県上田市常田1-10-3
  
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2013年10月11日

150年昔のバンジョーが鳴らすフォスター



昨日のこと、等々力の巣巣まで出かけて原さとしさんのバンジョー教室へ。原さんはロンサム・ストリングス、パスカルズ、中村まりさんや安宅くんとの共演もする5弦バンジョー奏者。そのアスリートのような演奏を僕は何度か体感したことがありました。ずいぶん昔に僕は古い5弦バンジョーをオークションで購入したことがあって、それは『Christmas Songs』のなかで使用しているのだけど、すぐに調子悪くなってしまって最近はもっぱらギターと同じチューニングのギターバンジョーを弾いている(新作の中では「どこへ向かうか」と「一角獣」で聴こえるバンジョーは僕が弾いています)。

5弦バンジョーはサムピックを付けてプレイするのが定石なのでそれに慣れるのは至難の技で、アクセントをつけない3フィンガーの動きがなかなか難しい。原さんからはバンジョーをプレイするときの常套句フレーズなどを教わったり、程度のしっかりした5弦バンジョーをしばらく弾かせてもらったり、原さんが所有する150年前に作られたバンジョーを触らせてもらったり演奏を聴かせてもらったりした(すごかった…)。その150年昔のバンジョーはミンストレル・ショーというアメリカで大流行した演劇的要素の強い音楽劇で使われていた、という話の流れからペリー来航、ジョン万次郎、龍馬、演奏されていた楽曲リストなどの話になる。僕がここ最近ずっと本を読んだりレコードを聴いたりして研究しているスティーヴン・フォスターの話に及んでからは話が弾み、資料を見せてもらったり本を教えてもらったりで「へえ!」「はー!」という感嘆の連続。興味はさらにつのってていくことに。有意義な時間になりました。

新しい楽器を触ると新しいフィーリングがプレイに付加されることが多いので明日からの信州旅に影響するかもしれない。12日は長野県松本市、豆とコーヒーLauraでのレコ発ワンマンライブ、そして13日は上田市のヒトノユメ会場でお月見ライブです。3連休の最初の2日間、どれくらい道路が混むだろうか。たくさんの皆さんと時間を共有できたら嬉しいなと思います。福田利之さんが描いた『新しい青の時代』の原画とあわせて11月に再リリースが決定した『Christmas Songs』の流麗な原画も展示しようと思いますのでこちらもお楽しみに!

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<今週末は長野2days!>

山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”
2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura

開場16:30/開演17:00/前売2500円 (当日3000円)

*入場ご予約はLauraのHPにて受付中
豆とコーヒー Laura
〒390-0811長野県松本市中央2-8-12
TEL;0263-88-5280



ヒトノユメ “十五夜祭り”
2013年10月13日(日)@ 長野 上田 ヒトノユメ展会場内 芝生ステージ

開場18:00/開演18:30/前売3000円 (当日3500円)

作家高橋久美子(ex.チャットモンチー)が画家白井ゆみ枝と共同開催する
ヒトノユメ in 長野開催期間中のイベントにゲスト参加します。音楽と朗読
を秋の名月を見上げながら。
*チケットはヒトノユメHPにて受付中です。

ヒトノユメ
会場;笠原工場常田館製糸場跡
〒386-8611 長野県上田市常田1-10-3
  
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2013年10月10日

新しい青のキャンバス



昨日のこと、お昼から吉祥寺へ。ヒトト(base cafeが名前を改めてリニューアル)で行われている馬場わかなさんの写真展「祝福」へ。わかなさんとはたびたびイベントでご一緒する。あんざい果樹園ファミリーの震災後を切り取った「まよいながら、ゆれながら」出版に伴うイベントでは福島、東京と時間を共にした。年齢不詳な方だけどプロフィールを見たら同級生だということがわかった。来週はわかなさんの写真と一緒にまた「まよいながら、ゆれながら」のイベント。ヒトトに展示されている写真も素晴らしいものだった。

その後打ち合わせのランチ、平日の吉祥寺の裏通りは混雑もなくゆったりとした時間が流れる。しばらくして待ち合わせをしていたイラストレーター福田利之さんがやってくる。山田稔明Tシャツ(しかし絵を描いたのは福田さん)を着てくるところが福田さんらしい。『新しい青の時代』のために描いていただいたイラストの原画をお借りして、秋以降の全国各地のライブに持っていくことにしました。福田さんのこの絵はイラストというよりも絵画で、製品版とはかなり構図などが違うので皆さんまた新しい印象を受けることになると思います。

福田さんの絵はまずキャンバスにティッシュペーパーを貼って下地作りをするところから始まるというとても独特なもので、最後は水性ニスやなんとインスタントコーヒーでフィニッシュするという、なんというかその目で実物を観ないとわからない筆致の機微があるので、ぜひたくさんの方に実物を目撃していただきたい。さらにはCDジャケットには登場しないもうひとつのモチーフが隠されているのでこれに関してはネタバレはやめておきます。まずは今週末の長野2daysのライブ会場にてぜひご確認ください。


  
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2013年10月09日

日曜日は長野県上田市に行きます



昨日のこと、今週末日曜日の長野県上田市で行われる高橋久美子さんと白井ゆみ枝さん共催のヒトノユメ会場で行われるお月見コンサートの打ち合わせをした。久美子ちゃんはずっと上田に詰めているので電話でいろいろ取り決めを。先月スタート2日目の会場へ遊びにいったのだけど時を経て展示が街の空気にどういう染み込み方をしているか楽しみ。今回展示会場物販ではこれまでのヒトノユメをまとめた冊子を販売していて、僕はその冊子に付録で付いているCDの録音を手伝ったのだけど、これは付録という言い方が相応しくないような大作なのです。

「まゆも山もこの指も」と名付けられたCD、そのレコーディングは2日間、久美子ちゃんは朗読はもちろん、うちにあったトイピアノやグロッケン、カリンバやパーカッションの類を器用に直感的に即興で演奏して、休憩もなしに録音して18トラックの初録音物となったのでした(僕もコーラス、ではなくリーディングで何曲か参加)。週末のライブではそのCDの再現もトライしてみようということになっています。久美子ちゃんと白井さん交えてのトークも。展示会場敷地内の芝生の上、屋外で月を見上げながらのシチュエーション、即興のセッションなどもあるかもしれないこの日は今年の秋のハイライトとなる予感がしています。

まずヒトノユメ会場に着くとお薦めスポットが掲載された詳細な街のマップをもらえます。それを見ながら散策するのもいいし、この日13時から予定されている「高橋久美子が行く!in 上田」ツアーに参加するのもいいでしょう。こないだの短い上田滞在では「ルヴァン」というパン屋さんに行きました。パン好きにはマストでしょう。併設するカフェで食事しましたがなにもかもとても美味しかった。あとは今回は必ずみすゞ飴・飯島商店に行かなければ!と思っています。週末の信州は雨も降らず、お月様にも期待したい。すでにたくさんのお申込みがあるようですがまだ間に合います。ぜひ何が起こるかわからないヒトノユメお月見コンサートにご来場ください。先月の上田初訪問のときの日記はこちらこちら




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ヒトノユメ “十五夜祭り”
2013年10月13日(日)@ 長野 上田 ヒトノユメ展会場内 芝生ステージ

開場18:00/開演18:30/前売3000円 (当日3500円)

作家高橋久美子(ex.チャットモンチー)が画家白井ゆみ枝と共同開催する
ヒトノユメ in 長野開催期間中のイベントにゲスト参加します。音楽と朗読
を秋の名月を見上げながら。
*チケットはヒトノユメHPにて受付中です。

ヒトノユメ
会場;笠原工場常田館製糸場跡
〒386-8611 長野県上田市常田1-10-3
  
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2013年10月08日

土曜日は長野県松本市へ行きます



朝早くに部屋に忍び入ってくる太陽の光の角度が確実に変わって、うちの猫にとっては至福の季節となっている。ごろごろとノドを鳴らしながらテーブルの上で寝そべっていて、僕はカチャカチャとコーヒーを入れたりメールの返事を書いたりしている。この時間がとても心地良い。秋はいい。春と同じくらいいい。昨日の夜は今年のリリースからCD流通をお願いしているブリッジの担当氏と吉祥寺のドイツビールのお店で飲みながら打ち合わせ。来るべきクリスマスのための作戦会議。日向で伸びるポチよ、もう冬は始まっているのだよ。ブリッジ担当氏が長野は松本の出身だったので今週末にライブしにいく彼の地の話題で盛り上がった。去年の5月に行ったときは春の良い季節だったが、今年は秋の良い季節の再訪になります。服装は同じような感じかな。とにかく松本Lauraのライブに来られる方は少し早めに街に辿り着いてあちらこちら散策してほしい。レンタサイクルなども充実していたような気がします。

川べりの澄んだ空気、去年は藤棚がキレイだったけど今の季節は何が盛りだろうか。松本城は外せないでしょうね。蕎麦は野麦というお店が素晴らしかった。まるもという喫茶店でコーヒーブレイクをして水筒に美味しい湧き水を汲んで散策を続けてください。ちょっと足を伸ばして松本民芸館。ここが僕の一番のお薦めです。ものつくりの真髄、背筋の伸びる空間です。そして時間になったら豆とコーヒーLauraに集まってください。小さなお店が音楽と珈琲の香りで満たされて、とても濃い親密な時間を。音楽もコーヒーも濃いのがいい。そういう松本のライブになると思います。前回の松本旅の様子を以下に再掲載、2012年5月22日の日記から写真を。


山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”
2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura

開場16:30/開演17:00/前売2500円 (当日3000円)

*入場ご予約はLauraのHPにて受付中
豆とコーヒー Laura
〒390-0811長野県松本市中央2-8-12
TEL;0263-88-5280


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2013年10月07日

代官山モーニングライブ【ダイジェストムービー】

2013年10月5日代官山蔦屋書店3号館音楽フロアで行われたフリーイベント
“代官山モーニングライブ”の模様を3分間のダイジェストにしました。

  
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代官山蔦屋モーニングライブ/長い長い土曜日

先週の土曜日のこと。代官山蔦屋書店音楽フロアでのフリーイベントが決まったのが8月の終わり、記憶に刻まれた灼熱の屋外イベントのあとでした。こうやって季節は巡っていきます。この日はモーニングライブと銘打たれ朝10時半からのイベント。当初そんな早朝に果たしてお客さんが来るのかと心配されつつ始まったイベントとのことでしたが毎回たくさんのお客さんが集まるらしい。しかし当日は朝から雨足も強く、なんとなく不安を抱えつつ朝6時起き(のども起きないといけないので)9時過ぎにお店に入り準備をして、豪奢なラウンジで深いソファに沈みアイスコーヒーをいただきながらスタートを待つ。

満を持して10時半にスタート。ふたをあけたら大盛況のフロア、とても嬉しかったです。

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いつものように「どこへ向かうか」で始まったライブ、雨降りのなかで来てもらった皆さんのために演奏する予定のなかった新しい曲「太陽と満月」を。これは「太陽も満月も今は見えない(明日になれば)」というテーマの詩だったのでガラス窓に雨粒のしたたるこの日の天気に相応しかった。9月にリリースになったコンピ盤『猫と音楽の蜜月』に収録された「夢のなかの音楽」も演奏、発売から3ヶ月経った『新しい青の時代』をすでに持っている人が多くて猫コンピのほうが飛ぶように売れるという皮肉な(嬉しいですけどね)事態になりつつ、親子連れや友だちと誘い合わせて来てくれたであろうお客さんたちは最後まで聴き入ってくれました。

レコード会社に所属せずインディペンデントなリリースをするようになってからはTSUTAYAに自分のCDが置かれる機会はなくCDレンタルもしない自分にとってはTSUTAYAの音楽コーナーは縁遠いものとなっていましたがこの代官山蔦屋書店ができてからはたびたび立ち寄って知識的欲求を刺激してもらっていたので今回このようなタイミングでCDを大展開していただいたりイベントをやらせてもらったことがとても嬉しかったです。サインをしているときにお客さんが「山田さんづてで知った保坂和志の『もうひとつの季節』読みました」と話しかけてくれたり「自分が知っているTSUTAYAとは全然違う蔦屋だった」というつぶやきも。終演後もしばらくは3つある建物をぶらぶら散策していたのだけどイベントを観にきたと思しきお客さんたちも同じように本を手にとっている姿を見かけて、有意義な朝だったな、と再確認しました。

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この日は代官山蔦屋書店のあとおしゃれなカフェでロコモコ丼を食べたり、近く開催されていた「クリエイターが作る小さな本」展というのを見にいったり、渋谷へ行ってレコード屋回りをしたり。夜のラジオの生放送までの時間に広尾で髪を切って、赤坂でのラジオ生放送のあとは吉祥寺に戻ってカフェ長男堂で店番をしているイノトモちゃんを冷やかしにいったりサイマル放送で自分の出ている「ようこそ!夢街名曲堂へ」を聴いたり、とにかく長い長い土曜日でした。

  
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充実した週末/ソコカシコ



昨日のこと。お昼から吉祥寺へ出かけるとものすごい人ごみ。日曜日の吉祥寺に自転車で来るのはやめようといつも思うのだけど毎度曜日の感覚が曖昧で駐輪場探しで難儀してしまう。ここ数年恒例の吉祥寺おもちゃ祭りというのをやっていて覗いてみると可愛らしいものが溢れていて古いインディアンモチーフのマグカップやチャーリーブラウンなどを見つけて気分が高揚。ガラクタの山から宝を掘り当てるような楽しみ。天気もよくてよかった。

刻々と風景が変わる吉祥寺駅、井の頭線の連絡道も大枠が完成した模様。渋谷へ出て、DUOとO-Nestと7th Floorで同時開催されるラリーレーベルのお祭りソコカシコへ遊びにいく。まずはお昼の3時から聴くイトケンさんの電子音ループのソロ。お客さんがたくさんいて、みんなの頭がゆらゆらとのんびり揺れていてとても“イトケン的”で面白かった。途中会場を抜けて渋谷で買い物したりご飯を食べたりしながら3会場を行ったり来たり。ショコラ&アキトではスペシャルなバンド編成、ドラムは我らがイトケンさん。80's好きなイトケンさんのビート感とショコラ&アキトの楽曲はとてもマッチする。片寄さんも「イトケンさんいいねー!」と絶賛、誇らしい気持ちに。

清水ひろたかさんの演奏もすごかった。ここでのパーカッションは高野寛さんや小林建樹くんでもバックを務めた宮川さん。ステージ上全員の音が直接的で身体に響きました。ずっと観たいと思っていたYeYeのドラムは京都で対バンしたSistertailのリッキー。「久しぶりだなあ!」と肩を叩いての再会だったが調べてみたら2006年以来7年ぶりだった。SNSでの“なんとなく近況を知っている”感覚っていうのは時間を麻痺させる。YeYe、面白くて可愛くて稀有なシンガーソングライター、それに呼応する力強いバンド。途中でショコラさん入って珍獣同志のものすごい展開になったが二人で歌った「レインボーコネクション」は息を飲む美しさでした。心のこもった素晴らしいイベントでした。土曜の朝の早起きに始まって充実した週末を過ごしました。

今週末はずっと楽しみにしていた信州2days。12日は長野県松本市にある豆とコーヒーのLauraで2度目のライブ、13日は上田市に移動してヒトノユメ会場での高橋久美子ちゃんとのお月見ライブです。3連休の最初の2日間なので地元の皆さんはもとより少し足を伸ばして小旅行というのもお薦めです。Lauraはとても小さなカフェ、珈琲焙煎機の横が僕のステージになります。上田では屋外で秋のハーベストムーンを見上げながらのライブになるので冬の装いでご来場ください。たくさんのご来場をお待ちしています。



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<今週末は長野2days!>

山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”
2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura

開場16:30/開演17:00/前売2500円 (当日3000円)

*入場ご予約はLauraのHPにて受付中
豆とコーヒー Laura
〒390-0811長野県松本市中央2-8-12
TEL;0263-88-5280



ヒトノユメ “十五夜祭り”
2013年10月13日(日)@ 長野 上田 ヒトノユメ展会場内 芝生ステージ

開場18:00/開演18:30/前売3000円 (当日3500円)

作家高橋久美子(ex.チャットモンチー)が画家白井ゆみ枝と共同開催する
ヒトノユメ in 長野開催期間中のイベントにゲスト参加します。音楽と朗読
を秋の名月を見上げながら。
*チケットはヒトノユメHPにて受付中です。

ヒトノユメ
会場;笠原工場常田館製糸場跡
〒386-8611 長野県上田市常田1-10-3
  
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2013年10月06日

MORNING LIVE/EVENING RADIO



2013年10月5日(土)@代官山蔦屋書店音楽フロア
“代官山モーニングライブ”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係
3.一角獣の新しいホライズン
4.予感
5.太陽と満月
6.夢のなかの音楽
7.月あかりのナイトスイミング
8.ハミングバード


新潟 FM PORT「MUSIC CONVOY〜SATURDAY SPECIAL〜」
「一角獣と新しいホライズン」「光の葡萄」をオンエア、
HARCOとの新潟ツアーのことをお話させていただきました。


静岡 K-MIX「ようこそ!夢街名曲堂へ」
動物ソング特集、山田は「一角獣と新しいホライズン」と
THE SUNDAYS「WILD HORSES」をセレクトしました。


長く楽しい雨の一日、ご来場、ご清聴ありがとうございました。  
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2013年10月05日

代官山蔦屋書店 “モーニングライブ”



昨日のこと、午後までひたすら事務作業。かたわら「凶悪ーある死刑囚の告白」を息を呑みながら読了。続けて保坂和志の「未明の闘争」を読み始めるも1ページ目からくらくらするような風景描写、15年前住んでいた街の様子を思い出しつつも冒頭の文章の“てにをは”が理解できず、これはながら読みは不可能だと本を閉じる(今日代官山蔦屋にいらっしゃる方、この本は今年一番の読書になるかもしれません)。吉祥寺で夕方から打ち合わせ、夜になって早く床につくも、huluで「冷たい熱帯魚」を観てしまってそのまま悪い夢を見る。目が覚めたら残念な雨だが有意義な週末の始まりです。今日は代官山蔦屋書店でフリーライブ、夜は新潟、そして静岡でラジオ出演。


追記:保坂和志自身の言葉で “冒頭の段落で、「私は一週間前に死んだ篠島が歩いていた。」という文法的におかしいセンテンスが出てくるが、文章というのは記号としてたんに頭で規則に沿って読んでいるだけでなく、全身で読んでいる。だから文法的におかしいセンテンスは体に響く。これはけっこうこの小説全体の方針で、私はその響きを共鳴体として、読者の五感や記憶や忘れている経験を鳴らしたいと思った。” というのを読んだ。「未明の闘争」は個人的には「カンバセーション・ピース」以来の“保坂の小説”になりそうだ。



2013年10月5日(土)@ 代官山蔦屋書店 3号館2階音楽フロア
“代官山モーニングカフェライブ

山田稔明『新しい青の時代』発売記念インストアライブ”
開館時間:10:30(入場無料・ご予約不要のインストアライブです)
主催:代官山蔦屋書店 イベント詳細
協力:株式会社ブリッジ
お問い合わせ:03-3770-2525


新潟FM PORT「TOKYO→NIIGATA MUSIC CONVOY〜SATURDAY SPECIAL〜」
放送日:2013年10月5日(土)18:00〜20:45
*山田稔明の出演は19時半頃を予定しています。
番組サイトはこちら


K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」『動物ソング』特集
放送日:2013年10月5日(土)21:00〜21:55/再放送 10月7日(月)28:00〜28:55
出演:長門芳郎/土橋一夫
ゲスト:山田稔明(GOMES THE HITMAN)
番組公式ブログ:http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
※LISMO WAVE/ドコデモFMを使えば全国で聴取可能。  
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2013年10月04日

明日は代官山→新潟→静岡



昨日は夏が最後のため息を漏らしたような暑い日だったが、ずっと事務作業の日。本を読みながら粛々と手だけ動かすような流れ作業。自分には意外と向いている。『新しい青の時代』のパッケージに貼ってある透明のシールも全部手で貼ったのだ(最初のプレス分だけそうして、今流通しているものは海外で全部やってもらっている)。だからあの透明のシールを大事に保管してくれている人を見ると嬉しくなる。夜から街へ出かけて、24歳の写真家と居酒屋で飲む。彼とは数年前名古屋のライブ会場で知り合い(『ripple』でゴメスを知ったときはまだ高校生だったそうだ)、アメリカ放浪で撮った写真がすごくよくて連絡を取り合うようになった。いろいろ話をしたが目がキラキラしていて刺激になりました。

明日は朝から代官山蔦屋書店でのフリーライブ。音楽フロアの本棚の前、バックはガラス張りの空間で演奏するので今からとてもワクワクしています。「そんな時間にお客さんが来るのだろうか」という当初の心配をよそに毎回とても盛況らしい。先日も代官山蔦屋を全館ぐるっとひと回りしたのだけど、知らないこと面白いことの宝庫だ。週末の最初の時間を過ごすにはこの上ないシチュエーションだと思いますのでぜひお友だちやご家族連れで遊びにきてください。観覧無料、サインなどもしますし、購入特典もあります。

そのあとの19時半ころから新潟FM PORT「TOKYO→NIIGATA MUSIC CONVOY〜SATURDAY SPECIAL〜」に生出演します。11月に燕市と新発田市でライブがあるのでその話とか発売から3ヶ月経った『新しい青の時代』についても。東京のスタジオからの生放送になりますがぜひ新潟の皆さん聴いてください。メッセージなどもいただければ。そして21時からは静岡に瞬間移動して、ではなく先月収録したK-MIX「ようこそ!夢街名曲堂へ」に出ます。こちらはスマートフォンのアプリを使えば全国で可聴。先週の猫コンピ特集に続いて枠を大きくして“動物ソング特集”、僕の選んだ動物ソングもお楽しみに。「やまびこの詩」でコーラスをしてくれたイノトモちゃんの新譜からのオンエアもあります。明日はライブ!ラジオ!ラジオ!と朝から夜まで楽しい一日になりそうです。


DSC026022013年10月5日(土)@ 代官山蔦屋書店 3号館2階音楽フロア
“代官山モーニングカフェライブ

山田稔明『新しい青の時代』発売記念インストアライブ”
開館時間:10:30(入場無料・ご予約不要のインストアライブです)
主催:代官山蔦屋書店 イベント詳細
協力:株式会社ブリッジ
お問い合わせ:03-3770-2525


新潟FM PORT「TOKYO→NIIGATA MUSIC CONVOY〜SATURDAY SPECIAL〜」
放送日:2013年10月5日(土)18:00〜20:45
*山田稔明の出演は19時半頃を予定しています。
番組サイトはこちら


K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」『動物ソング』特集
放送日:2013年10月5日(土)21:00〜21:55/再放送 10月7日(月)28:00〜28:55
出演:長門芳郎/土橋一夫
ゲスト:山田稔明(GOMES THE HITMAN)
番組公式ブログ:http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
※LISMO WAVE/ドコデモFMを使えば全国で聴取可能。
  
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2013年10月03日

読書の秋にはクリスマスの準備を



昨日のこと・・・、なにをしたか全然憶えていない!多分スイッチをOFFにしていたのか。いや、午後から買い物に出かけて本屋さんでたくさん本を買ったのだ。大人買いというやつだ。本はいい。押し付けがましさのかけらもなく、こちらから手を伸ばさないと情報や物語を発信してこない。街から帰ってきて買った本のひとつを読み始めたら止まらなくなって読み終えたら夜だった。「統合失調症がやってきた」という本、人間の頭のなかを覗きこむ怖さと興味。次に読み始めた本が「凶悪ーある死刑囚の告白ー」だから意識の暗部へのベクトルへとかなり偏っているが、面白いから仕方ない。

昨年11月にライブ会場と通販、いくつかの雑貨店などで販売し完売したクリスマス・アルバム『Christmas Songs - standards and transfers』を今年の11月15日に再生産して全国発売することにした。『新しい青の時代』で僕のことを知った方にとっては新しいアイテム、ずっと応援してくれる皆さんにとってもなにかしらの楽しみになればいいなと思いながら昨日は久しぶりにそのCDを聴いたのだけど、もはや自分で作ったとは思えないエヴァーグリーンさと敬虔さにびっくりした。福田利之さんのジャケットもあらためて素晴らしい。これは毎年皆さんに聴いてもらいたいレコードだ。情報詳細は追って。クリスマスの贈り物にも最適だと思います。

  
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2013年10月02日

MONOLOG vol.9とポストカードの通販を始めました

2011年から作り始めた手作りジン“MONOLOG”、『新しい青の時代』発売前に発売した第8号はあっという間に売り切れてしまい通販に間に合いませんでしたが(残りわずかな数だけライブ会場で販売しています)、ご要望にお応えしてオフィシャルサイト通販STOREにて最新の第9号の通販を始めます。こちらも残り僅かなのでぜひお早めのご注文を。あわせて新作ポストカードも通販開始です。送料無料で発送しますのでぜひこの機会をお見逃しなく。もちろんライブ会場でもご購入できますので、ライブへご来場の際はサインと一緒に。




MONOLOG vol.9

A5サイズ 28P
2012年8月25日発行
著者;山田稔明
編集/発行;GOMES THE HITMAN.COM

【contents】
*introduction *思ひ出ぽろぽろ
*VOICE for “blue” *“brand new blue”tour
*the extension of “blue” *気仙沼通信
*ジョンの有閑郵便(五十嵐祐輔)*afterword
☆付録CDR「月あかりのナイトスイミング」
(studio live from FM802“MIDNIGHT GARAGE”)


新作ポストカードは山田稔明がこれまで描いたイラストをあしらった5枚セットです。
ご購入方法など詳細はオフィシャルサイト通販STOREをご覧ください。

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夢のなかの音楽



昨日は体力回復日、しかし掃除をして映像編集をしたり通販の準備をしたりと事務仕事を終日。カメラのメモリーカードを整理していたら愛猫ポチの可愛い映像が出てきたので猫コンピ『夢のなかの音楽』をのせて1分のクリップを作ってみました。実は8月の終わり頃からポチは本当に体調が悪くてしんどそうで、しばらく「猫の看病日記」の続き2013年を毎日書いていたのだった(これはまだ未公開のままで。願をかけて「猫の回復日記」というタイトルで書いていました)。

一番大変だったのは恵比寿での“夜の科学42”のあたりで、イトケンさんは「日向の猫」でスクリーンに映しだされたポチを見ながら涙ぐんでドラムを叩いていたそう(僕は無心で歌に集中していました)。毎日動物病院へ通うなかでの連日のライブはとても大変でした。毎日薬を飲む生活ですが、季節を越えてポチはすっかり元気になりました。可愛らしさがまた倍増してキラキラと秋の日差しに照らされて寝たり起きたり騒いだりしています。

この「夢のなかの音楽」という歌は、もう14歳にもなった老猫の背中を撫でながら「やあやあ、おれもおまえもゆるやかに穏やかに年を重ねていこうぜ」と猫に話しかけている歌です。こないだの福岡での杉さんとのステージ、僕が39歳で年末には40歳、杉さんは年が明けたら還暦だという話の流れで杉さんが言ったこと。年を取っていくのにはふた通りあって、ひとつは“老いていく”、もうひとつは“若さを重ねていく”。「後者のほうでありたいね」という言葉に会場のなかすべてのみんながうなづいたのでした。僕も猫も。彼も彼女も。

cat_J猫好きによる猫好きのためのCD『猫と音楽の蜜月』はFLY HIGH RECORDS/VIVID SOUND CO.からのリリース、全国のレコード店や各オンラインショップで発売中です。ジャケットの写真を提供してくれたのはGOMES THE HITMAN10余年来のファンであるミルキクnetのmikさん。僕は録り下ろしの「夢のなかの音楽」で1曲目のオープニングを務めています。デビュー以来お世話になっている杉真理さん、村田和人さんをはじめ豪華参加陣。猫好きにもそうでない人もぜひチェックしてみてください。

猫と音楽の蜜月/Various Artsits
VSCD-1746(FRCD-032)

発売日:2013年9月25日/2,500円(税込)





  
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2013年10月01日

山田稔明 with 杉真理(2013.9.29 @ 福岡 cafe Teco)

  
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“brand new blue” tour 2013(DAY20:9月29日 佐賀〜福岡 cafe Teco)

実家、朝ご飯を作る音が聞こえてきて7時前に起床。外はしとしとと雨。うちの実家は車でちょっと走ると福岡県、そこには筑紫野温泉というのあって、この日も大きなバリ風の大浴場で優雅に朝風呂。コーヒーが飲みたくなって車で街を流してみたがめぼしいお店なく結局セブンカフェで100円のコーヒーを。実家とはだいたいそんなものである。昼までだらだらして駅まで送ってもらって博多へ。車窓からの景色は昔の印象と変わらない。



博多駅周辺の雰囲気は昔とは大きく変わった。博多で買い物っていう習慣が高校生のころはなかったけど今は目に鮮やかで楽しい。タワーレコードのアミュプラザ福岡店を覗く。発売から時間が経っているがきちっとソロ3枚とも置いていただいていた。天神に移動してタワーレコード福岡に挨拶。ここはリリース時に大きく展開していただいたお店。スタッフの方とおしゃべり、コメントカードを書かせていただきました。猫コンピもビシっと並んでいた。昨日のイムズに戻り「SOUND & VISION 鋤田正義写真展」を堪能。ボウイのかっこよさよ…。いい刺激でした。

時を同じくして福岡滞在中の友人Jと落ち合って福岡大名のボーダーラインでレコード掘り。高校時代から通っているお店。雨は小降りになってきて、少し早めにカフェテコに。テコさんに「ただいま、お久しぶりです」、昨年末はちょうどカフェテコが店休日だったのだ。美味しい賄い風の定食をいただく。やはりここは福岡での“ホーム”である。やっちゃんも昨日に続き来てくれた。ライブの準備を始めると杉真理さん登場。カフェテコ公演、スペシャルゲストはなんと杉さん。先述の友人Jが東京から福岡へのフライト時に杉さんが同じ飛行機に乗っていることに気付き僕に連絡、そして僕が杉さんにメールしてこの日のゲストインが決まった(杉さんはまったくのプライベートで法事で帰省、そして偶然にも実家はカフェテコのすぐそばだった)。杉さんとカフェテコで練習。変な気分だ。新しい。リハーサル中に「ぜひ僕らに聴かせてください!」とリクエスト、杉さんは「ウィスキーがお好きでしょ/カフェテコが似合うでしょ♪」と替え歌を。みんな一気に盛り上がって本番スタート。

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いつものように「どこへ向かうか」で始まったライブ、最前列に制服の女子高生が座っていて目をうるうるさせていたのでインディアンの酋長の言葉は彼女に。ほぼ生音に近い音像で親密な空間。早めに登場した猫のブルーは前回の旅の途中で災難に会い(いつかお話します)衣装替え。この日もしかし体調が悪かったのか踊りのキレが非常に悪かった。そして猫コンピ収録の「夢のなかの音楽」も披露。そして杉さんを迎えました。思えば数日前に吉祥寺でばったり会ったのはこのステージの伏線だったのだな。いつもは杉さんのステージや杉さんのラジオに僕が誘っていただくことが多いので、カフェテコでは「お・も・て・な・し」の気持ちで杉さんに気持ちよくなってもらいたかった。ギターはやっちゃんの、マイクスタンド等は友人Jが作業中だったスタジオからお借りした。

一緒にエヴァリー・ブラザーズの「夢を見るだけ」を演奏。もう10年くらい杉さんと歌っている、ずっとハーモニーの歌(「夢のなかの音楽」にはこの歌の引用が含まれていたりもする)。最後のリフレインがずっと終わらなければいいのにと思った。杉さんソロで一曲披露、間奏の流麗なギタープレイに会場湧き手拍子。そして杉さんと一緒に作ったと言っても過言ではない2000年リリースの『cobblestone』から「午後の窓から」。サビをユニゾンしたり、コーラスの掛け合いにしてみたり、とても自由な気持ちで演奏できました。感慨深かった。誰かがアンケートに「杉さんと山田さん、父子のように見えました」と書いていたけど、優しく見守られている感覚が確かにありました。この日の「日向の猫」は多幸感の極みだった。僕は最近この歌の後半でU2の「With Or Without You」のフレーズを歌うのだけど、そこからパッとハーモニーに移行する瞬間、そこがいつもハイライトになる。

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終演後もお客さんはアンケートに熱心に書き込んでくれて、なかなかみんな席を立たない。客席には昨日のやっちゃんみっちゃんてっちんだけでなく何年ぶりに会うのか憶えてないくらいの、ニタくんとナラちゃんが。ニタくんなんてなんて成人式以来20年ぶりとかじゃなか?ローカルバスの野見山睦未さん、諫早オレンジスパイスの平湯さんも来てくれた(オレスパは以前福岡にもあって、そこがクローズするときのパーティーの料理をテコさんが担当していたそうで二人もそれ以来の再会。繋がりはまた繋がり直す)。ここでもまたやっちゃん先生の教え子(最前列で見ていた高校生)が。やっちゃん先生が聴かせてくれた歌の歌詞を必死に思い出して検索して山田稔明を探しだしたらしい。小学校の先生の影響力ってすごい。

とにかく2日目の福岡も楽しい夜になりました。実家でゆっくりしようと帰省していた杉さんを引っ張りだしてしまいましたが(このあと杉さんは別会場でも歌ったそうです)旅先での2013年最新のフルタイムのライブを杉さんに観ていただけたことがとても嬉しい。杉さんからも楽しかったというメッセージを後日いただいた。福岡の皆さんはものすごく貴重なステージの目撃者になりました。僕にとってもいつでも振り返って思い出す出来事になると思います。せっかく幼なじみが集まったのだからと杉さんも友人Jも遠慮してくれて真夜中近くまで同級生呑み。前日のファミリー感とはまったく違う、15歳くらいの頃に戻ったような話。40歳になった者、これからなる者の集まりだったけど、なんだかえらくみんな若返ったような気がします。

翌日のお昼の飛行機で東京へ。楽しい福岡2日間。お客さん、サポートしてくれた皆さん、今回お会いできなかった人々、どうにかしてまた年内九州で会えたら。どうもありがとうございました。



  
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“brand new blue” tour 2013(DAY19:9月28日 福岡 MCT〜佐賀)

“新しい青の時代”の旅は本州を越えてようやく九州へ。福岡での昨年12月以来の旅。快晴の東京を飛び立つ。



朝8時前のフライトを経て快晴の福岡に着くと同級生のやっちゃんが迎えにきてくれた。福岡でライブをやるときはいつも献身的サポートをしてくれるやっちゃんは初めて高校生のときバンドを組んだ仲間、今は小学校の先生をしている。ライブまで時間があるのでやっちゃんちにお邪魔する。あらかじめ録ってもらっていた「あまちゃん」最終回をやっちゃんちの子どもたちと一緒に。大人も子どもも東京も地方もみんなあまちゃんが大好きなのだな。少し休んでやっちゃん家族と天神へ向かう。途中でお昼ごはんにうどんを。福岡へ来るとラーメンではなくうどんを食べたい。

天神の街に着くと音楽のお祭りMUSIC CITY TENJINでいろんなリズムが至るところから聞こえる。僕は18歳までしか九州にいなかったから福岡の街には未だに慣れない(たまに来てもレコード屋や洋服屋さんがある今泉とか大名のあたりくらいしか散策する時間がない)ので大きな百貨店が並ぶ目抜き通りを歩くのは新鮮。今日演奏するイムズ、地下二階のステージはてっぺんまで吹き抜け。とても音が響く。鋤田正義さんの写真展に絡んでロックレジェンドたちの垂れ幕、それに見守られながらのリハーサル。自分が放った音がすーっと吹き抜けを昇っていく感覚。今日は伸ばす音に神経をはらって歌うことにする。

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1曲目を歌っている途中で同級生のみっちゃん(彼も最初に組んだバンドの仲間)が子ども3人と奥さんを連れてきてるのが見えて、その子どもたちが「山」「田」「稔」「明」と書かれたうちわを持ってるのを見つけて吹き出してしまう。みんなのアイドル?そして東京で可愛がっている愛弟子猫娘シンガーもタイミングよく福岡に戻ってきていたので僕のステージを見つめている。自分と“英語”についてのMCをしたあとで「一角獣と新しいホライズン」を歌ったのだけど、その最中に客席最前列真ん中に高校時代の英語の先生が座っていることに気づく。わわ!と歌詞を間違ったりしていたら、今度は同級生のてっちんが家族連れでやってきたのが見えた。行き交う買い物客、上から覗き込む見物人、当然ながらいつものカフェやライブハウスとはぜんぜん違う、あっという間の30分を楽しみました。

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遠くからわざわざ来てくれたファンの方、初めて観て興味を持ってくださった方、声をかけてくれた皆さんフライヤーを受け取ってくれた方、MCTスタッフの皆さん、ありがとうございました。終演後に英語の副島先生は「山田、おまえそがん英語が好きやったとか?」と。やっぱり「一角獣...」が印象に残ったそうで、恩返しのようで嬉しい。うら若きの女の子2人がもじもじしながらやってきて「小学生のとき先生(やっちゃん)にGOMES THE HITMANを教えてもらってずっと憶えていました」と嬉しい言葉を。小5で僕の歌を聴いた子が5年経って女子高生に。やっちゃん先生も教え子との再会に驚き感動していた。



やっちゃん、みっちゃん、てっちんファミリーと僕、どこかでご飯でも食べようかということになって、しかし大人7人、子ども8人で入れるお店はなかなかなく佐賀県鳥栖市のみっちゃんの新築の家でパーティーしようということになり福岡からみんなでそれぞれ車で故郷へ。変な気分だ。懐かしい。みっちゃんちに到着するとそこは運動会のような様相。駆けまわる子、テレビを観る子、DSをする子、談笑する大人たち。遅くまで美味しいご飯とお酒を。最初は最近の話や仕事の話、しかしどんどん昔話になっていく。みっちゃんちは僕が小5まで住んでいた家のそばにあり、そばにはコカコーラ工場(思ひ出ぽろぽろに出てくる)。時間がどんどん巻き戻っていくようでした。朝5時起床の長い一日。とても楽しい一日でした。数年ぶりに帰省。実家の布団で泥のように寝ました。(つづく)


  
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“新しい青”の旅は四国へ向かいます



昨日の午後、福岡から戻りました。とてもいい旅でした。猫も元気です。CD発売から3ヶ月を迎えようとしていますが、ようやく四国での『新しい青の時代』レコ発ライブが決定しました。ここ数年で一番“対バン”してるのはもしかしたらアアルトコーヒーの庄野さんかもしれない。旅先や東京で会うことの多い庄野さんですが1年ぶりに徳島で迎えていただきます。去年の12月はヒックスヴィル中森さんと一緒で楽しかったけど今年は『新しい青の時代』を携えて新しい季節の歌を歌います。北海道、本州、九州、そしていよいよ四国。たくさんの再会と新しい出会いを楽しみにしています。本日からRESERVEフォームから予約を受け付けます。


2013年11月2日(土)@徳島 アアルトコーヒー
“夜の科学 in 徳島〜brand new blue”

出演;山田稔明
18:00開場/18:30開演
料金 3,000円(1ドリンクつき)

いよいよ四国シリーズ!徳島アアルトコーヒーでの昨年末以来の
ライブが決定しました。珈琲の香る空間で“新しい青の時代”の歌を。
予約はオフィシャルサイトRESERVEとアアルトコーヒーにて受付!

aalto coffee and the rooster
〒770-0022徳島市佐古二番町18-12
T&F 088-679-7550



昨年末のヒックスヴィル中森さんとのアアルトコーヒー公演の様子を。


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