2014年02月28日

2月が終わる



2月はいつもより日数の短い月だが、この体感時間の長さはなにか。1月も長いと思ったのだけど、毎日が充実しているということだろうか。雪に苦しめられた2月は春のような陽気で最後の日を迎えています。昨日はたまった仕事、to doリストを久しぶりに作って順繰りにチェックしていく一日でした。窓の外に梅がキレイで、今住んでいるこの家は春の2ヶ月が一番快適なので季節の移ろいをわくわくしながら眺めているところです。

明日は蔵前に新しくオープンするNAOT TOKYOでの高野寛さんとのライブです。イスラエル生まれの靴NAOTにちなんで軽やかに地面を踏みしめて歩いたり駆けたりするセットリストを組もうと思います。チケットはすべてソールドアウト、当日券もありません。明日会場でお会いできる皆さん楽しい時間を共有しましょう。NAOT TOKYOの窓からは隅田川とスカイツリーが見えます。明日は蔵前界隈月に一回のマーケットも開催される予定なので少し早めに街歩きをすることをお薦めします。天気が崩れずあたたかな日になればいいな。


  

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2014年02月27日

松山探訪/Glen Phillips LIVE @ bar TAXI



2月24日月曜日の夜10時に小倉港を出た船が松山観光港に到着したのは朝の5時。こんなに早く陸に放り出されても…と思っていたら船の中に7時まで待機できるとのことで、僕はゆっくり身支度をして6時半ころに上陸。歩いて10分の伊予鉄高浜線、高浜駅まで夜明けの海沿いを歩く。愛媛は父親の故郷なので子どもの頃によく来ていたのだけど新居浜とか土居の記憶はあるのに松山を観光した記憶はない。ほぼ初めての松山ひとり旅である。

海沿いを走る電車はだんだん街へ。通勤通学の時間になり僕は街の暮らしの一部に溶け込もうとする。松山市駅で降りて路面電車の一日券を購入、ホテルに荷物を預かってもらい解き放たれた鳥のような気分。朝6時からやっているという道後温泉にまずは向かいます。わー、なになにこの街の雰囲気!とどんどん楽しくなっていく。道後温泉本館は歴史的な景観。平日の朝で観光客も少なく、まずは温泉に入って船旅の疲れを流しました。畳の広間でお茶とお菓子をいただく。夏目漱石が名作「坊っちゃん」のなかで「3階では茶を飲みお菓子を食わせてもらえる」と書いた、その風景を追体験。

次に向かうのは松山城。今回の旅にあたって愛媛出身の高橋久美子ちゃんの徹底的なお薦めスポット指南メールに本当に救われた。なんとリフトとロープウェイのどちらもある麓駅から松山城までは小さな山登り。春の陽気のなか往路はまずリフトで、足をぶらぶらさせながら。世界遺産である姫路城を観たばかりだったが松山城も素晴らしいお城だった。なにより天守閣から見下ろす街並み。こんなところに住んだら…と妄想したりして。帰りは迷わずロープウェイ、この時点でまだ朝10時くらい。




次に向かうのは歴史的建造物である萬翠荘。ここが個人的には一番気持ちのいい場所でした。西洋建築の洋館、松山と日本の歴史に重要な役割を果たした空間。謁見の間、晩餐の間、応接室とどの部屋もため息が出るような光と影の風景。高橋久美子ちゃんはここで2011年にこの場所で「ヒトノユメ」展を開催したのだけど観てみたかったな。かったな。また僕は「ここに住んだとしたならば」と妄想。昼食も久美子ちゃんが推す喫茶店でフルーツサンド、そしてホテルに一度チェックイン、そのままバタっと倒れこむように小一時間爆睡してしまいました。



そしてムクッと起き上がり、路面電車に乗って松山駅方向へ。モアミュージックという広いレコード屋さんで気が済むまでレコードハンティング。手付かずの宝の山にショベルを持って出かけていってそのままミイラ取りがミイラになってしまうような男が、僕。知らない街をiPhoneの地図を頼りに歩くのは心細く寂しく、しかし楽しい。この日僕が松山へ来たのはToad the Wet SprocketのボーカリストGlen Phillipsのライブを観るためだ。音楽を欲する心が僕をこの街に連れてきた。

夜になってライブが行われるbar TAXIへと向かう。松山は日本一バーが多い街だそうで、雑居ビルにはたくさんのネオンや看板が揺れる。お店は2,30人入ると満員になりそうなスペース。手が届くような席から25年聴き続けているシンガーの歌を味わえる喜び。お客さんもたくさん、グレンのライブが始まりました。2曲目にToadの「Walk on the Ocean」、そらで歌える大好きな歌。ギターと歌のシンプルなサウンドだけど、彼のギターはベースとリズムとメロディのすべてを兼ね備えているので物足りなさを感じない。一緒に来ていた12歳になる娘のフレイアちゃんとのセッションも微笑ましかった。

休憩を挟んで2時間少しのステージ、ジェイムス・ブレイクのカバーという意表を突くセレクトも良かったが、ポール・サイモンの「American Tune」を歌い始めたときには息が止まるかと思った。Toadの新曲はもちろん、「ALL I WANT」「FALL DOWN」など思春期に熱中した音楽はこんなに気持ちをハッとさせるものか。終演後にグレンにサインをしてもらうときに『新しい青の時代』を渡しました。すると彼は「Oh!君はGOMESの!」と昔渡したCDのことも憶えていてくれてとても嬉しかった。彼に「こないだToadのカバーを歌ったんです」とiPhoneで徳永憲くんと一緒にやった「Way Away」を観てもらう。ワオ!とにこにこしながら。フレイアちゃんからは「素敵な声!」と言われたので「You too!」とお返し。夢のようなひとときでした。あー、幸せだったな。松山まで来て正解だったなあ。



音楽のある暮らしが僕をどこかへ連れていったり誰かを僕の前に連れてきたり、衣食住に音楽がなくてもなんとか生きていけるのかもしれないけれど、僕にとってはなくてはならないものだなあと実感した福岡、そして松山への旅。興奮冷めやらぬまま翌朝早起きして坂の上の雲ミュージアムに行ったりさらなる街歩きをしたりして最後まで松山を満喫、最後に立ち寄ったスターバックスコーヒーでは店員さんに「山田さんですよね?ずっとファンです。ぜひ松山でライブしてください!」と声をかけられるという奇跡で長い旅は幕を閉じたのでした。これはまた近い未来にここへ戻ってこなくてはいけないということだな。松山、大好きな街になりました。




  
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“retrospective15+5”福岡編回想(2014.2.23 @ 福岡cafe Teco)

ずいぶん前のことのように感じますがついこないだの日曜日のこと。福岡での“retrospective15+5”ライブでした。帰省も兼ねて2日前から佐賀に帰り前日にはRKBラジオの生出演も果たして、気分的には福岡天神へ“通勤する”ような感覚。午前中におばあちゃんのお墓参りで山へ登る。変わらない景色にいろいろな記憶がよみがえる。ギターや機材はすべて同級生の車に積んでもらっていたので身軽にお昼過ぎに街へ。いつもはバタバタして足を運べないジュークレコードでレコード掘り。「わ!」とか「ハアア!」と声が出てしまうような盤を釣り上げているうちに小一時間。両手はレコードでいっぱいに。cafe Tecoへ早めに入って美味しいご飯を食べさせてもらいました。



cafe Teco会場準備、この日は友人にアコースティックギターを借りて(去年ここで杉真理さんが飛び入りしたときにも活躍したYAMAHAだ)、僕は今年買ったエレキを持ち込んで音像の違う2種類の弾き語りを。今回のライブでは福岡のみならず佐賀、熊本、大分、鹿児島、そして山口や広島からもたくさんのお客さん。同級生や知人も駆けつけてくれて嬉しい夜。事前にいただいたリクエスト(ぎりぎり前日分も含めて)を反映させた演奏曲目になりました。東京の日暮れよりも遅い福岡、オープニングは窓の外がまだ明るいなかでの「夜に静かな独り言」、マキシシングルにしか入っていない曲を欲してくれる人がいることが嬉しい。

新しいギターES339で「星に輪ゴムを」と「シネマ」、直前のリクエストでしたがちょうど実家に帰ったタイミングだったので地元の風景を歌った「夕暮れ田舎町」を。「happy ending of the day」をリクエストしてくれた人の「山田稔明的“Everybody Hurts”(R.E.M.の名曲)だと思っています」とのコメントにもニヤリと。このツアーで歌っている「長距離ランナー」と「夢の終わりまで」が身体によく馴染んできた。この日もほかのどの街のどの会場とも違うライブに来てくれた人と一緒に作り上げたセットリストに。

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ライブ後半で歌った「それを運命と受け止められるかな」のなかの「時計の針をただ睨みつけて同じ十分も長く感じた」というフレーズの背景などは初めて話したエピソードだったような気がします。どの会場でも必ず初出の話がありますね。15年という時間に降り積もった埃をそっと指でなでるような気持ちになる。とてもリクエストの多かった「あさってくらいの未来」を本編最後に。アンコールからは立って演奏。最後の最後にもう一曲、マイクとアンプを通さずに「tsubomi」を。「17歳の頃流した涙思い出して笑う」というフレーズは高2の頃の福岡天神、警固公園での出来事を回想している、自分にとって始まりの曲です。15年前に17歳の頃の自分を笑っている自分を15年経った僕がまた笑いながら見下ろしている入れ子のような構造に。

終演後はたくさんのサインと握手。ひとりで来た人親子で来ている人、カップル、友人同士、うちの街にも来てください!という言葉の連続にホントに九州ツアーを考えないとなあと思いました。とても充実した2時間ちょっとのステージ。美味しい食べ物をサーブしてくれたcafe Tecoスタッフ、そして何から何まで世話してくれる同級生チームに感謝。打ち上げはいつもの餃子屋で、くるくると時間が巻き戻って中学生並みのバカ話で夜が暮れていきました。また来ます福岡、そして福岡以外の九州の皆さんもどうぞ皆さんの街の情報(いいカフェとか会場とかイベントごとなど)を僕に教えてくださいね。楽しい夜を共有できて嬉しかったです。

次の“retrospective15+5”は静岡浜松のエスケリータ68、名古屋陶磁器会館。まだチケット間に合いますのでぜひご来場ください。



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2014年02月26日

松山堪能、そして帰京しました



Toad the Wet SprocketのボーカリストGlen Phillipsの来日公演の関東2ヶ所が自分のライブと重なってしまい(前回もそうだったのだ)昨年からToadの活動と新作リリースというタイミングのグレンの歌をどうしても聴きたくて福岡からフェリーで向かった松山公演。行ってよかった、間違いなかったと思える素晴らしい時間でした。愛媛は父親の故郷なのだけど子供の頃からもう長いこと疎遠だった街。朝からいろいろ思う存分散策して大好きな街になりました。今年は松山でライブがやりたいと思いました。ライブのことや詳しい旅日記はまた改めて。出会ったすべての人に感謝。松山情報をたくさんくれた知人たちにも「ありがとう」を。今週末はいよいよ蔵前NAOT TOKYOのオープニングライブ、高野寛さんとのライブです。とても楽しみ。


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2014年3月1日(土)@ 蔵前 NAOT TOKYO
“NAOT TOKYO OPENING LIVE:高野寛 X 山田稔明”

17:00開場/17:30開演/料金3500円
出演:高野寛、山田稔明

ライブ・イベント等でお世話になっている奈良風の栖がイスラエルの
手作り靴NAOT(ナオト)の日本直営店が東京蔵前にオープンさせます。
そ開店をお祝いするライブイベントに高野寛さんと一緒に参加、特別な
宴になりそうです。スカイツリーを眺める墨田川のリバーサイドで始まる
新しい物語にご注目ください。

*THANK YOU!SOLD OUT!

NAOT TOKYO(3月7日OPEN!)
台東区駒形2丁目1-8 楠ビル301
http://naot.jp/
  
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2014年02月25日

博多から小倉、そして松山へ



昨日のこと。福岡ライブの翌朝はゆっくりと時間を過ごし、お昼に今泉にあるガッシュへ。ここは2012年の暮れに福田利之さんを介してミニライブをさせていただいたセレクトショップ。優しく賑やかに歓迎してもらえて嬉しい。天神を散歩、途中で小中校時代の同級生とばったり会い立ち話。引き続き散策、結局足が向かうのは洋服屋、本屋、レコード屋。映画を観ようかと思ったが、は!と我にかえって、引き返す。

前日お世話になったcafe Tecoへ行き遅めの昼ご飯、久しぶりにいただく手ごねハンバーグ定食。「ゆっくりしていってください」の言葉に甘えてiPadで「ウォーキング・デッド」シーズン4を2エピソードも観てしまう。手に汗をかきながら。テコさんに別れを告げてバスで小倉へ。1時間ちょっとの道程、フェリーで食べて、と持たせてくれたおむすびの温かさよ。

小倉にこうして降り立つのはキャンペーン以外でははじめてではないか?見知らぬ街を歩く不安と心細さ、これも旅の醍醐味。果たして船は出港し、気付けば僕は熟睡し、夜明け前の松山に到着。船を降りる準備をしているところだ。旅4日目の夜は船中泊となりました。今日は一日松山の街を味わい尽くします。  
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2014年02月24日

2014年2月23日 @ 福岡cafe Teco “retrospective15+5 FUKUOKA”【SETLIST】



2014年2月23日 @ 福岡 cafe Teco
“retrospective 15+5 FUKUOKA”


1.夜に静かな独り言
2.太陽と満月
3.一角獣と新しいホライズン
4.星に輪ゴムを
5.シネマ

6.夕暮れ田舎町
7.ひそやかな魔法
8.happy ending of the day
9.ココロ/コトバ

10.愛すべき日々
11.長距離ランナー
12.夢の終わりまで

13.それを運命と受け止められるかな
14.月あかりのナイトスイミング
15.sweet home comfort
16.あさってくらいの未来

EN
17.ホウセンカ
18.距離を越えてゆく言葉
19.tsubomi
  
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2014年02月23日

博多ぶらぶら



昨日は猫の日。ポチを想いながら実家で迎えた猫の日。お昼から博多天神へ。実家からはJRで30分、地下鉄で5分を乗り継ぎます。大名のROOMSへ唐津在住女子高生バンドたんこぶちんのラジオ公録とライブへ遊びにいく。友人がデイレクターをやっていたり高橋久美子ちゃんが歌詞を提供したりしていて、彼女たちを観るのは1年ぶり2回目だが自由奔放な感じが楽しげで音楽もより心に響いた。来週高校を卒業して新しい季節が始まる彼女たちにたっぷりと若さのお裾分けをいただく。

そこから歩いてすぐのタロカリというカフェは2012年の暮れにライブでお世話になったお店。そこで偶然にも岩瀬敬吾くんが歌いにきていたので立ち寄って1時間ほどライブを堪能。彼も相当過酷な旅をしているがタフな道程自体を楽しんでいるような逞しさがありました。旅先で友だちに会うことはとても心の安らぎになる。敬吾くんはこのあと九州を細かく回るそうです。

同級生のやっちゃんと合流してしばし歓談。今回の旅では僕はエレキギターを持ってきていて、アコギはやっちゃんのYAMAHAを借りることに。こういうことができるのも地元の強み。21時に百道浜のRKBへ向かい(やっちゃんはマネージャーとして同行)「マチケンマリコのハミングバーズ」への生出演。マチケンこと深町健二郎さんは福岡の人なら誰もが知るパーソナリティ。僕も中高生の頃に流行りの音楽やファッションをテレビ越しに教わったものです。猫の日にちなんでネコ話も楽しく番組名とシンクロする「ハミングバード」を生演奏。偶然この日のもう一人のゲストはTHE LOVEの平くん(かつてのレーベルメイト)、地元で久しぶりの再会も嬉しかったです。メッセージを送ってくださった方、聴いてくれた皆さんとRKBスタッフさんに感謝。

やっちゃんと24時間営業の丸幸ラーメンで遅い夕食。子どもの頃から食べていた味、僕にとってラーメンとはこれ。楽しい一日でした。いよいよ今日はライブ!



2月23日(日)@ 福岡 警固 cafe teco
“retrospective 15+5 FUKUOKA”

17:30開場/18:00開演/3,500円(1ドリンク代別途)

GOMES THE HITMANメジャーデビューから15周年、ソロ名義の
リリースから5年でついに40歳。キリのいい数字が並んだ2014年の
山田稔明はポジティブな振り返りとさらなる邁進を目指します。
全キャリア140曲から新旧含め選曲したステージをお楽しみに!

予約はこちらから
cafe Teco
〒810-0023 福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-713-9377

  
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2014年02月22日

home sweet home 旅



福岡cafe Tecoでのライブは日曜日ですが帰省も兼ねて昨日から九州への旅。時間を気にせずに初めての格安飛行機会社、成田空港からのフライト。外国に行きたくなる…。機上の窓から見下ろす風景は雪の演出で目に鮮やかで、朝までフィギュアスケートを観て寝不足の僕を寝かさない。福岡に着いてまずはうどん。博多と言えばラーメンというイメージがあると思いますが同じ数くらいのうどん屋さんがある意味うどん県でもあるのです。そしてJRで故郷鳥栖へ。博多から快速で30分、高校生の頃は浮き足立って長く感じた距離を今は程よく心地よく感じます。

故郷は故郷、昔の面影がなくても地形に懐かしさを感じます。今日はまた福岡へ出て夜にラジオ生出演を。



2月23日(日)@ 福岡 警固 cafe teco
“retrospective 15+5 FUKUOKA”

17:30開場/18:00開演/3,500円(1ドリンク代別途)

GOMES THE HITMANメジャーデビューから15周年、ソロ名義の
リリースから5年でついに40歳。キリのいい数字が並んだ2014年の
山田稔明はポジティブな振り返りとさらなる邁進を目指します。
全キャリア140曲から新旧含め選曲したステージをお楽しみに!

予約はこちらから
cafe Teco
〒810-0023 福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-713-9377


<ラジオ出演情報>
2月22日(土)福岡 RKBラジオ「マチケンマリコのハミングバーズ」(21時〜)
  
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2014年02月21日

おうちラジオ/真夜中の感動



昨日は朝からずっと旅の支度、そして夕方からQuinka, with a yawnが来宅、彼女の静岡でやっているラジオ番組の収録をリビングで。Quinkaとは彼女が以前やっていたesrevnocの頃から14,5年の知り合いで、人間関係も交錯し“音楽仲間”と呼ぶに相応しい付き合いなのだけど、昨日のほどゆっくりと話しをしたのは初めてかもしれない。3月の浜松エスケリータ公演の宣伝などさせてもらいつつたくさん好きな音楽のことを話せて楽しかった。50分番組なのに45分くらいトークが録れてしまった昨日の様子がどういうふうに編集されるか楽しみである。2月27日と3月6日の2週に渡って「Quinka, with a yawnのオトノートン」21時からオンエア。静岡方面の方、全国の皆さんもスマホアプリなどでぜひお聴きください。

前夜に続き真夜中過ぎからのフィギュアスケート。浅田真央選手の白鳥のような滑走に感動して涙。金メダリストみたいな勇姿だった。変な時間に興奮する飼い主に翻弄され起きだした愛猫はソチ・オリンピックならぬポチ・オリンピックの様相に。結局キム・ヨナ選手まで全部観てしまって寝不足。今日から西へまた旅。九州の皆さん、土曜日にはラジオで、日曜日にcafe Tecoでお会いしましょう。2014年の新しい旅はまだまだ続きます。


2月23日(日)@ 福岡 警固 cafe teco
“retrospective 15+5 FUKUOKA”

17:30開場/18:00開演/3,500円(1ドリンク代別途)

GOMES THE HITMANメジャーデビューから15周年、ソロ名義の
リリースから5年でついに40歳。キリのいい数字が並んだ2014年の
山田稔明はポジティブな振り返りとさらなる邁進を目指します。
全キャリア140曲から新旧含め選曲したステージをお楽しみに!

予約はこちらから
cafe Teco
〒810-0023 福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-713-9377


<ラジオ出演情報>
2月22日(土)福岡 RKBラジオ「マチケンマリコのハミングバーズ」(21時〜)
2月27日(木)静岡 K-MIX「Quinka, with a Yawnのオトノートン」(21時〜)
3月3日(月)静岡 K-MIX「Contrary Parade メゾンドアミ201」(21時15分〜)
3月6日(木)静岡 K-MIX「Quinka, with a Yawnのオトノートン」(21時〜)  
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4月札幌公演開催決定!/ラジオ出演情報

4月、札幌でのライブが決定しました!
本日(2月21日0:00)より予約を受付開始しました。
retrospective_logo

<“retrospective 15+5” tour 2014>
2014年4月20日(日)@ 札幌 レストランのや
“retrospective15+5 SAPPORO”
17:30開場/18:00開演/3,000円(1オーダー別途)


GOMES THE HITMANメジャーデビューから15周年、ソロ名義の
リリースから5年でついに40歳。キリのいい数字が並んだ2014年の
山田稔明はポジティブな振り返りとさらなる邁進を目指します。
全キャリア140曲から新旧含め選曲したステージをお楽しみに!

予約はオフィシャルサイトRESERVEフォームより受付中
札幌 レストランのや
060-0032 札幌市中央区北二条東11-23-14
TEL 011-210-5105



<ラジオ出演情報>
2月22日(土)福岡 RKBラジオ「マチケンマリコのハミングバーズ」(21時〜)
2月27日(木)静岡 K-MIX「Quinka, with a Yawnのオトノートン」(21時〜)
3月3日(月)静岡 K-MIX「Contrary Parade メゾンドアミ201」(21時15分〜)
3月6日(木)静岡 K-MIX「Quinka, with a Yawnのオトノートン」(21時〜)  
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2014年02月20日

新宿伊勢丹の猫まつり



昨日のこと、新宿伊勢丹で開催の「Cat’s ISSUE POP-UP STORE @ ISETAN」初日を覗きにいきました。坂本美雨さんの呼びかけで愛猫のどアップ写真の募集があり、うちのポチも一番いいアップでチャレンジしていたのですが、壁一面200匹のどアップ猫たちのなかにキラ星のごとくポチちゃん眼光鋭く存在感を示していました。猫好きはこういうイベントに弱い。「いたいた!」と自分の愛猫を指さす猫バカがたくさん。先週末の雪のさなかの留守中はカフェ長男堂店主が猫シッターに来てくれたのだけど、「ポチが寂しいだろうから」とテレビを小さな音でつけっぱなしていた我が家を見てどう思っただろうか。多分長男堂家の猫たちも暖房を入れっぱなしでぬくぬくとしていたのだろうが。

このイベントは24日月曜日まで開催されます。一定金額の買い物をすると特別版のねこ新聞がもらえるらしいのですがもしそれを手に入れた人がいたらぜひ今度見せてください。僕が購入した「The Cat’s Whiskers vol.00」 も猫への偏愛に溢れた読み応え、見応えあるものでした。ぜひポチの顔を探しに行ってみてください。僕は明日から福岡へ久しぶりの帰省も兼ねて。ここ最近福岡ライブへのお客さんが増えていて嬉しい。リクエストを募っていますのでこちらから(なるべく早めに!)。ライブ前日の2月22日(にゃんにゃんにゃんの猫の日だ)はRKBラジオ21時からの「マチケンマリコのハミングバーズ」に生出演します。パーソナリティの深町健二郎さんは中高生の頃にテレビを通していろんなファッションや音楽を教えてくれていた憧れの人。ぜひ九州の皆さんからのメッセージやリクエストをお願いします。生演奏もあるかも!

春を見つける旅になりますように。  
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2014年02月19日

“retrospective15+5 KURASHIKI” 回顧録(2014年2月16日)

関東の豪雪に始まった旅の、2日目。まず移動の要となる車を手に入れて、山陽道を西へ向かう。昨日に引き続き加古川チャッツワースに立ち寄って小さなアンプ(息子のカズトくんのやつだ)を借りることに。本当に何から何までお世話になって、もはや親戚以上の付き合いである。倉敷に辿り着く頃にはもう夕暮れ、三宅商店に「ただいま」と。ああ、倉敷はいつ来てもいい街。全然「通り過ぎる街」ではなく再び舞い戻る街。



この日のライブは三和土から靴を脱いであがってさらに奥の畳の部屋でのライブにしようと思ってステージをセッティング。窓の外には干し柿がぶら下がっている。傍らにはストーブ。開演までの時間にお客さんにリクエストカードを書いて提出してもらうという試みもこじんまりと親密なこの空間でこそ。倉敷の街が僕に書かせた「光と水の新しい関係」でライブはスタート。バレンタインの週末なので僕が初めて日本語で書いた「プロポーズ大作戦」という告白の歌を。お客さんに書いてもらったリクエストカードのなかから「男なら女なら」「手と手」「レモンひときれ」を。門外不出のMCのあとに高野寛さんのカバー、「予感」「日向の猫」と“BLUE”楽曲も織り交ぜて前日の大阪とはまったく違うセットリスト。

三宅商店の店長さんはお子さんもご一緒に、そしてスタッフのみんなもリラックスして楽しんでくれました。遠方から来てくれたお客さんもたくさん(広島からの人が多い。広島にも行かなくては)。薄暗がりの窓際でストーブの熱を感じながら一期一会の夜になりました。大阪と同じく最後を締めくくるのは「距離を越えてゆく言葉」、この歌は帰路を急ぐ皆さんの背中に向けて歌っている感覚があり、日曜日の夜にふさわしい響き。土曜日の朝から始まった珍道中、2日間以上の体感時間で充実した旅。ご来場いただいた皆さんと心強いすべてのスタッフに感謝。また遠くない未来に皆さんと元気で会えますように。

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今週末は福岡へ。

2月23日(日)@ 福岡 警固 cafe teco
“retrospective 15+5 FUKUOKA”

17:30開場/18:00開演/3,500円(1ドリンク代別途)

GOMES THE HITMANメジャーデビューから15周年、ソロ名義の
リリースから5年でついに40歳。キリのいい数字が並んだ2014年の
山田稔明はポジティブな振り返りとさらなる邁進を目指します。
全キャリア140曲から新旧含め選曲したステージをお楽しみに!

予約はこちらから
cafe Teco
〒810-0023 福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-713-9377

  
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“retrospective15+5 OSAKA” 回顧録(2014年2月15日)

前日のバレンタインデイから雪とのにらみ合いは始まっていた。車に音響機材や複数の楽器を積んで大阪倉敷と旅をする予定だったのだけど2週連続の雪で果たして辿り着けるものか。タイヤ用のチェーンを準備、しかし雪かき用ショベルはどこも売り切れ。「日付が変わる頃には雨に」とか「歴史的な大雪に」などと情報は錯綜、とりあえず朝3時半に目覚ましをセットして仮眠、その段階で車で行くかどうかの判断をすることに。そして目覚めたら東京の街はホワイトアウト。チェーン装着した車は雪で埋まってしまった。ただちに関西方面への飛行機のチケットを確保、再び仮眠して早朝の交通情報で最終決断することに。

朝、ほとんどの交通機関が麻痺、羽田空港まで辿りつけないということで飛行機をキャンセル。昼頃になると井の頭線と山手線が動くようになった。大阪倉敷とも音響設備のない会場でのライブなのでマイクにアンプ、ケーブルからマイクスタンドからなにもかもを持っていかないといけないのだけど駅まで歩いていかないといけないのでとにかくギターと最小限の荷物だけをパッキングしなおして真っ白な雪の中を歩き出しました。去年の大雪の後に巣巣で買ったフィンランド軍用長靴がこんなに頼りになるとは。



雪道は険しく至るところで雪かきをする人たち。不謹慎ながら戦後の焼け野原もこんな感じだったのかな、などと先週に引き続き思った。すでに雪の溶けた大阪にこの格好で行くことがどんどん面白くなっていく。吉祥寺はアップルストアのスタッフが雪でリンゴの像を、渋谷ではハチ公のまわりに雪のハチ公がもう2匹いました。新幹線に乗る直前に加古川チャッツワースの岸本さんから「今日のライブどこだっけ?ミリバール?なにか手伝おうか?」とメール。生音でのライブを覚悟していた僕の気持ちを鼓舞する申し出に甘えて機材を持って加古川から飛んできてくれることに(土曜日なのに15時でお店を閉めて)。新幹線からの車窓、少し走っただけで雪は跡形もなく消え、自分の足元のごつい長靴を眺める。なんだか前日からずっと移動しているような感覚だ。

果たして大阪へ到着。あんなに雪に翻弄されながらもミリバールに到着したのは予定ぴったりの17時。しかし前日のうちに車で出発する選択をしていたらこの時間に僕はここにはいなかった。チャッツワース岸本さんも合流して完璧なサウンドシステムでセッティングができました。飛び入りゲストは黒沢秀樹さん。そしておなじみ京都からははの気まぐれ川本くんもカホンを持って駆けつけてくれました。そして何より満員のお客さん。本当に嬉しかった。やっぱりライブは生き物で、2度として同じライブはない。

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「レモンひときれ」で始まったライブ、冬の歌を中心に。ようやく万感の思いをこめて「北風オーケストラ」をこの冬初めて歌うことができました。リクエストを募っていたので久しぶりに歌う曲がいくつもあった。タンスの奥にしまってあった歌に風を通すような思い。さすがに移動でくたびれて声がかすれたり裏返ったりしたが、お客さんに向かって歌うのがこれほど嬉しい夜も久しぶりのような。「何もない人」にリクエストをくれた人が「初めて聴いたときに大瀧詠一さんの『LONG VACATION』に入っていそうな歌だと思った」というコメントを添えてくれたので大瀧メロディを歌うコーナーを。ここで飛び入りゲストの黒沢秀樹さん登場。

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前週、下北沢での黒沢さんのライブでも一緒に歌った「冬のリヴィエラ」、そしてバレンタインデイの翌日だということで『ナイアガラ・カレンダー』のなかから2月の歌「ブルー・バレンタイン・デイ」をカバー。黒沢さんとはMCでのトークも噛み合ってとても有意義なセッションに。少し休憩を挟んでから未発表曲やリクエスト曲、そして「それを運命と受け止められるかな」をチャッツワースに捧げました(昨年末にチャッツワース夫妻の車で聴いた自分の歌に心を動かされることになったので)。

アンコールでは再び黒沢さん、そしてはは気ま川本くんも参加して「Endless Harmony」と「一角獣と新しいホライズン」。様々な音と声が重なる贅沢な空間でした。そもそも大阪でのライブが決まったのも1ヶ月を切った先月で、バタバタしたスケジュールに嫌な顔ひとつせずに対応してくださったミリバール奥山さんにも大きな感謝を。黒沢さん、川本くん、チャッツワース岸本さんにたくさんのお客さん。「ひとりじゃないって素敵なことね!」と思った長い長い一日でした。


  
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2014年02月18日

東京に戻りました/今週末は福岡へ



昨日のこと、倉敷で目を覚まし少しだけ街を散策、と思ったらお目当ての林源十郎商店および倉敷意匠が店休日。カフェゲバで朝食をいただきお世話になった三宅商店へ。昨晩ふらっと入ったイタリアンパブで以前三宅商店で働いていた男の子がシェフをやっていて期せずして再会したのだけど、彼が改めて挨拶に来てくれて嬉しかった。また来ます、倉敷。それから今回の旅で本当に心強いサポートをしてくださった加古川チャッツワースへ(倉敷で使った機材もチャッツワースの息子さんの機材でした)。美味しいランチをそこでいただく。暖かくなった頃にまた来たいな、加古川。

せっかく関西に来たのだからといつも立ち寄る心斎橋のスタンダードブックストアへ。そしてタイムボム(老舗レコード店です)を覗いたらR.E.M.の貴重盤をたくさん発見。全部欲しかったけど財布が空になるほどの高価なものだったので泣く泣くひとつだけチョイス。お願いだから売れないで。少しずつ大阪に来るたびに買い揃えたい。いろいろ所用を済ませたらもう夜になって、車を返してこの日は大阪泊。明けて今日、神戸経由で東京に戻りました。

羽田からモノレールで都心へ向かうと僕らをあれほど苦しめた雪がまったく残っていない。浦島太郎のような気分。それでも吉祥寺のほうまで戻ってくると路肩に積み固められた汚れた雪が。家に着くと前輪にチェーンをはめた車がくたびれた姿で佇んでいました。今週末は福岡へ行く。ライブより少し早めに九州入りするのだけど関東ではまた雪が降るという。どうか旅路を白く塗りつぶさないで!福岡cafe Tecoでのライブへたくさんの申込をいただいています。今回いつもと少し違うのは“佐賀”の人からの申込が多いこと。自分の故郷のファンが少ないことがコンプレックスだったのでとても嬉しいです。今週末は福岡 cafe Tecoで合流しましょう。



2月23日(日)@ 福岡 警固 cafe teco
“retrospective 15+5 FUKUOKA”

17:30開場/18:00開演/3,500円(1ドリンク代別途)

GOMES THE HITMANメジャーデビューから15周年、ソロ名義の
リリースから5年でついに40歳。キリのいい数字が並んだ2014年の
山田稔明はポジティブな振り返りとさらなる邁進を目指します。
全キャリア140曲から新旧含め選曲したステージをお楽しみに!

予約はこちらから
cafe Teco
〒810-0023 福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-713-9377

  
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2014年02月17日

2014年2月16日 @ 倉敷 三宅商店 “retrospective15+5”【SETLIST】



2014年2月16日 @ 倉敷 三宅商店
“retrospective15+5 KURASHIKI”


1.光と水の新しい関係
2.太陽と満月
3.星に輪ゴム
4.プロポーズ大作戦
5.週末の太陽
6.my valentine
7.ONE

8.男なら女なら
9.手と手、影と影
10.レモンひときれ

11.確かな光(高野寛 カバー)
12.長距離ランナー
13.夢の終わりまで
14.夜明けまで

15.予感
16.日向の猫
17.hanalee

EN
18.ホウセンカ
19.距離を越えてゆく言葉  
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2014年02月16日

2014年2月15日 @ 大阪millibar gallery “retrospective15+5”【SETLIST】



2014年2月15日@大阪 millibar gallery
“retrospective15+5 OSAKA”


1.レモンひときれ
2.太陽と満月
3.北風オーケストラ
4.シネマ
5.思うことはいつも
6.何もない人
7.冬のリヴィエラ(大滝詠一カバー w/黒沢秀樹)
8.ブルーバレンタインデイ(大瀧詠一カバー w/黒沢秀樹)

9.長距離ランナー
10.夢の終わりまで
11.忘れな草
12.男なら女なら
13.それを運命と受け止められるかな
14.hanalee
15.tsubomi

EN
16.Endless Harmony(w/黒沢秀樹、川本健士)
17.一角獣と新しいホライズン(w/黒沢秀樹、川本健士)
18.距離を越えてゆく言葉  
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2014年02月15日

真っ白な道を汚して

旅慣れていたつもりでも自然には勝てないのだなあ。とにかくどうにかして大阪に辿り着くためのロードに出たいと思います(とりあえず真っ白な氷の河のような道を徒歩で駅へ)。深夜から早朝にいろいろ手配したりキャンセルしたり、とげとげした心を大阪の、そして倉敷の皆さんが癒してくれると信じて。ずっと忘れられないような2日間にしたいと思いますのでよろしくお願いします。今日は19時半から大阪ミリバールギャラリー、明日は18時半から倉敷の三宅商店でライブです。


2月15日(土)@ 大阪 millibar gallery
“retrospective 15+5 OSAKA”
19:00開場/19:30開演/3,000円(1ドリンク代別途)
millibar
〒550-0012 大阪市西区立売堀1丁目12-17
TEL:06-6531-7811


2月16日(日)@ 倉敷 三宅商店
“retrospective 15+5 KURASHIKI”
18:00開場/18:30開演/3,500円(1ドリンク付き)
三宅商店
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
TEL 086-426-460


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2014年02月14日

真っ白なブルーバレンタインデイ



昨日のこと、いよいよ始まるツアーのために広尾でヘアカット。ニュースでまた週末に雪が降るというので雪かき用のシャベルが欲しくて帰り道に数軒のお店をまわるがすべて売り切れ。車用のチェーンはなんとか確保。物置にしまった長靴ももう一回引っ張りだす。先週の雪はあたたかい部屋で楽しく眺めていたが今週末の雪は忌々しい。車移動でアコギもエレキもいろいろ持っていこうと思っていたのだけど、果たして明日からの大阪倉敷はどうなることか。夜が明けて窓の外を見るときちんと雪が降っていて今の僕には「ああ、どうか雪よ降り止んで」と祈ることしかできないのである。

札幌で“white valentine's day”というタイトルでこの時期にライブをやったことがあったと思って振り返ってみたら2010年のことだった。まだ『home sweet home』もできあがっていない頃。大風邪をひいてしまって鼻声で歌ったライブだった。熱があるのに氷点下の支笏湖の氷濤まつりに出かけて朦朧と意識がゆらめいたのも思い出だ。降り舞う雪を睨みながら少し前にシンガーソングライターの松尾清憲さんからいただいた、一般に流通していない門外不出の「ブルー・バレンタイン・デイ」を聴いている。大瀧詠一さんが書いた2月の歌、その松尾さん版のカバーバージョン。歌詞が大瀧さんのそれと違うという謎多きレアトラックだ。

僕がこないだのトラベラーズファクトリーで歌った「my valentine」という曲は2011年2月に書いたバレンタイン・ソング、ダンラナチュールとのイベントのために書いた英語の短い可愛い歌、下の動画のなかで聴くことができます。大好きな歌、今週末には歌いたいな。引き続きリクエスト曲をお待ちしていますのでこちらに。そして、明日から安全で楽しい旅ができるようにまたこれから願をかけながら空をにらみます。





<山田稔明 “retrospective 15+5” ツアー>
     ー2014 springー

2月15日(土)@ 大阪 millibar gallery
“retrospective 15+5 OSAKA”
19:00開場/19:30開演/3,000円(1ドリンク代別途)
millibar
〒550-0012 大阪市西区立売堀1丁目12-17
TEL:06-6531-7811


2月16日(日)@ 倉敷 三宅商店
“retrospective 15+5 KURASHIKI”
18:00開場/18:30開演/3,500円(1ドリンク付き)
三宅商店
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
TEL 086-426-460
  
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2014年02月13日

リクエストを受付けます

今週末大阪から始まる“retrospective 15+5”ツアーではご来場の皆さんからリクエストを受け付けようと思います。季節的な問題やステージ進行上の理由により100%ご希望にお応えすることは叶わないかもしれませんがセットリストの参考にさせていただきますのでこちらブログのコメント欄に曲名、できればリクエストの理由なども一緒に書いていただければ嬉しいです。ちょっと数えただけでも140曲くらいの歌を書いてきました。宝物のご開帳よろしく、タンスの奥にしまった歌にも2014年の風を通すようなツアーにできたらと思っています。全国のファンの皆さま、どうぞよろしくお願いします。

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3月15日下北沢lete公演、明日21時に受付開始します

15年前の今頃の季節、『neon, strobe and flashlight』というメジャーデビューミニアルバムをリリースして、1月2月3月と下北沢CLUB Queでマンスリーイベントを企画したことを思い出しました。1月は "the night of neon" と題してbenzoとクラムボン、2月は"the night of strobe" でロッキー・チャックとイノトモちゃん、3月はYOUNG BRIANS GROUP、アポジーズとで“night of flashlight”。ずっと忙しかったことを憶えていて、もっと言うと4月には渋谷クアトロで「雨の夜と月の光」レコ発でARCHと猫沢エミさんとの共演、15年は全然あっという間なんかではないな。15年よりもっと長く感じる。

今年は下北沢へよく足を運ぶ年になっています。今年の本格的ライブ初めとなった1月に続いて3度目の「夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽」開催が決定しました。下北沢leteの雰囲気を「小箱」と表現しそこが音楽で満たされているようなイメージでつけたタイトルですが毎回まさにそういうライブができているような気がします。下に掲載した写真は前回の模様(イノトモちゃんがサプライズゲストでした)。3月関東でのライブはソールドアウトしているものが多いのでぜひこの機会をお見逃しなく。新しい歌、懐かしい歌で春を招くようなセットリストにしようと思います。




2014年3月15日(土)@下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽3”

18:30開場/19:30開演/料金3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

毎回好評の“夜の科学 in lete”公演、3度目の開催決定!
息継ぎや衣擦れ、胸の鼓動さえ聞こえる空間での
濃厚で親密な言葉とメロディを共有しましょう。

入場予約申込は通販STOREのチケットセクションにて
明日「2月14日21時」より受け付けます。
*とても小さな会場での限定席数での公演となります。

下北沢lete
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275  
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2014年02月12日

Bitter Sweet Valentine(2014年2月11日 中目黒トラベラーズファクトリー)



昨日のこと、中目黒トラベラーズファクトリーで徳永憲くんとライブ。2009年大阪以来の共演となりました。二部制のライブなのでお昼の12時に入ってセッション曲の練習をしたり、桑原奈津子さんはお菓子の準備、コーヒー担当のイラストレーター福田利之さんはステージ背景に可愛い絵をササッと描いてくれました。開場へ向けてバタバタと準備、第一部はホストである僕からのステージとなりました。“retrospective15+5”のテーマに沿って自分の楽曲アーカイブスのなかから“ラブソング”集を作るというコンセプトで。初めて日本語で書いた「プロポーズ大作戦」という曲は紛うことなきラブソング、結婚式でよく歌う「僕らの暮らし」と、どちらの曲のなかにも「家を建てる」という歌詞が出てきて興味深かった。前日にラジオを聴いていたらPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」に続いて流れたニュー・オーダーの「Regret」がとても懐かしく、調べてみると僕がバンドを作った1993年リリースの曲だった。ちょこーレートを渡しても後悔しない!という物語。

2014年2月11日@中目黒トラベラーズファクトリー
“Bitter Sweet Valentine” 第一部


1.プロポーズ大作戦
2.僕らの暮らし
3.北風オーケストラ
4.clementine
5.my valentine
6.Regret(New Order カバー)
7.With or Without You(U2 カバー)〜ONE
8.あさってくらいの未来

セッション
9.Wichita Lineman(Jimmy Webb カバー)
10.Way Away(Toad the Wet Sprocket カバー)

EN
11.光の葡萄

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徳永くんのステージは彼独特の乾いたユーモアで個人的にはとても刺激的なものでした。セッションでなにかカバーを、というやりとりの中で彼は「R.E.M.もカバーしているジミー・ウェッブの『ウィチタ・ラインマン』を」と。そして僕は彼との交流のなかで重要なアーティストであるToad the Wet Sprocketの1枚目1曲目「Way Away」を提案。なんと「ウィチタ・ラインマン」はR.E.M.のシングル「Bittersweet Me」のカップリング曲(R.E.M.バージョン)。偶然にもこの日のイベントタイトルは“Bitter Sweet Valentine”であった。

第二部は徳永くんが専攻。セットリストを変えてのステージ、新しい曲も披露していて僕は耳をそばだてて言葉を聴いていました。僕は「coffee」という小さな家のささやかな暮らしを愛でる歌でスタート。福田さんが淹れるコーヒーの香りを嗅ぎながら。モラトリアムのラブソングとも呼べる「週末の太陽」を久しぶりに。15年前、まだヘビースモーカーだった頃の「煙草」が小道具として出てくる歌(煙草を小道具に使うのはサリンジャーの本から学んだテクニック)。第一部とはまったく異なるセットリスト、カバーはクラウデッド・ハウスの「Better Be Home Soon」、1988年リリースの大好きな曲です。「me-light」は何年も前に結婚式で歌うために作った未発表曲。最後の最後は春を待ち望んで「tsubomi」を。


2014年2月11日@中目黒トラベラーズファクトリー
“Bitter Sweet Valentine” 第二部


1.coffee
2.週末の太陽
3.春のスケッチ
4.me-light
5.sweet home comfort
6.Better Be Home Soon(Crowded House カバー)
7.月あかりのナイトスイミング
8.日向の猫

セッション
9.Wichita Lineman(Jimmy Webb カバー)
10.Way Away(Toad the Wet Sprocket カバー)

EN
11.tsubomi


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徳永くんの大ファンである桑原奈津子さんの願い叶って実現したこの日の共演、なにかを“好き”であることの力はすごいなあと楽しい打ち上げを過ごしながら、2月というバレンタインデーを含む季節とは「愛」を考える時間なのかもしれないと考えました。僕も徳永くんと「最近なんかいい音楽ある?」とか言って情報交換をして、お互いどれだけ音楽好きなのかと改めて思ったし、カバーをたくさん含んだこの日のセットリストは様々な意味での“LOVE”を詰め込んだ良いイベントだったと実感しています。桑原さん、盛り上げてくれた福田さん、徳永くんとベースの吉川さん、チーム・トラベラーズとミルブックスと心強いスタッフ、雪と寒さのなかでもひとりのキャンセルもなくご来場いただいたお客さん皆さん、そして僕を音楽家たらしめてくれる音楽に感謝と“愛”を。  
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2014年02月11日

今日はトラベラーズファクトリーで徳永憲と

先日の風知空知で写真を担当された原田隆司さんからいい写真をいくつも送っていただいたのでここに掲載。黒沢さんとは杉祭り以外では初の共演、根岸孝旨さんは20代の頃からずっとそのサウンドを享受させていただいたスーパープロデューサー&ベーシスト。ふらふらと気楽な気持ちで出かけたのにすごく良い体験をさせていただいた。今日も徳永憲さんという旧知の素晴らしい才能との共演。調べてみたら2006年に下北沢440の彼のレコ発、2009年には大阪でELEKIBASSレコ発でステージをともにしている。5年ぶりの共演は満員御礼。当日券については直接トラベラーズファクトリーまでお問い合わせください。

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撮影:原田隆司  
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2014年02月10日

雪と投票と風知空知



昨日のこと、朝から雪かき(しかし果たせず)、どうにか外へ出る動線を確保して近所の小学校へ投票へ。道すがらたくさんの雪だるま。気合の入ったかまくらまである。50年に一度と言われたらそれくらいしたくなるよな。R.E.M.は1988年作『GREEN』は大統領選挙の日と同日にリリースされ、その新聞広告で “2 things to do November8(11月8日にやるべき2つのこと)”という言葉とアルバムジャケットと投票箱を並べて掲載した(そのときも彼らの思いむなしくパパブッシュが当選した。スプリングスティーンとタッグを組んだ“VOTE FOR CHANGE”ツアーでも息子ブッシュが当選してしまうのだけど)。僕は中学生ながらに「投票率があがらないと多数決は平等ではない」ということを知ったのだ。音楽からはいろんなことを学んできた。

雪かきがいたらず自転車も車も家から出せないので歩いて吉祥寺へ。キチムで行われていたラリーシジャンを覗くとちょうどChocolat&Akitoがリハーサルしていた。おふたりに年始の挨拶をして下北沢へ。風知空知で行われる黒沢秀樹さんのライブに急遽ゲスト出演することになったのだが、会場へ着くとDr.StrangeLoveの根岸孝旨さんもいらっしゃって、なんだかどんどんワクワクしてきた。風知空知で歌うのは初めてで(昔DJイベントに参加したことがあった)夕暮れから夜にかけての風景がとてもきれいで、ここで夏にライブできたら気持ちいいだろうなあと思いました。たくさんのお客さんが入って僕がステージへ招かれたのはアンコール。

黒沢さんとは毎年お正月の杉祭りでお会いするのだけど、いつも各地ですれ違うことが多く去年は大阪のカフェで僕の次の日に黒沢さんが来るというタイミングがあって、僕はできあがったニューアルバムと置き手紙をしたりしたこともあった。ライブ会場の情報交換することもたびたび。今年はなにか一緒にやれたらいいね、と先日話したばかりだったので早くもそれが実現した。黒沢さんは『新しい青の時代』のなかから「一角獣と新しいホライズン」を選んでくれて、それを一緒に。黒沢さんは声のキーが高いのでハーモニーをつけてもらうのが気持ちよかった。大瀧さんの話をして「冬のリヴィエラ」、最後は根岸さんがベースで加わっての「Endless Harmony」。打ち上げまで含めて楽しい夜でした。会場でCDとかカレンダーを買ってくださった方がたくさんいて嬉しかったです。2月15日の大阪ミリバールギャラリー、この日はちょうど黒沢秀樹さんが京都と大阪公演の間の移動日ということで、もしかしたら?どうなるか?たくさんのご予約をいただいて残席わずかとなっていますが、ご来場される皆さんいろいろお楽しみに。

真夜中の帰路、iPhoneで選挙結果を眺めながらとぼとぼ歩く。楽しくて飲み過ぎたからか、やたら遠い道のりに感じました。

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撮影:原田 隆司氏



<山田稔明 “retrospective 15+5” ツアー>
     ー2014 springー

2月15日(土)@ 大阪 millibar gallery
“retrospective 15+5 OSAKA”
19:00開場/19:30開演/3,000円(1ドリンク代別途)
millibar
〒550-0012 大阪市西区立売堀1丁目12-17
TEL:06-6531-7811


2月16日(日)@ 倉敷 三宅商店
“retrospective 15+5 KURASHIKI”
18:00開場/18:30開演/3,500円(1ドリンク付き)
三宅商店
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
TEL 086-426-460

*オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中  
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2014年02月09日

吹雪の夜の“Night Vision”



思っていた以上の雪が一日降り続けて僕はどこへも行けず、窓の外の圧倒的な景色を眺めてパチパチと仕事をしていた。去年の豪雪のときは確か夜に下北沢へヒックスヴィルのライブを観にいく予定だったのがナシになっていつもより静かな仕事部屋でまだ完成していなかった『新しい青の時代』の録音作業をした。45年ぶりとかいう現実味のない積雪のあった昨日の夜に思い出したのは2年前の雪のことで、僕はその日六本木のビルボード東京へスザンヌ・ヴェガのライブを観にいったのだ。

2ndセットのステージ、後方のカーテンが開けられ六本木の街が雪で白く塗りつぶされる風景はスザンヌ・ヴェガの歌にとてもよく似合っていて感動したことを憶えている。雪で埋もれた道にひやひやしながら轍を刻み真っ白な世界を帰った帰路のことも。上京してきて最初の1992年に横浜のランドマークホールで観て以来20年ぶりの生の歌声だった。そんなことを考えながら雪が止んだ今は彼女の7年ぶりの新譜『Tales from the Realm of the Queen of Pentacles』を聴きながら雪見酒ならぬ雪見珈琲を。I am sitting in the morning at the diner on the corner...。スザンヌ・ヴェガといえば「Night Vision」である。高校生のときにその歌詞の静謐さに鳥肌が立つほど感動して以来ずっと聴いている。



Night Vision/夜の幻

昼には感謝 夜はご注意を
世界の半分は優しくて
あとの半分は怖い

暗闇があなたを連れ去り
彼女の手があなたの顔を覆っても
簡単にあきらめないで
彼女が消してしまったものを探して

線を見つけて 形を探して 粒子の中から
形の輪郭を見つけたら それらの名前がわかるはず

テーブル、ギター、空っぽのグラス
昼の光が消えるとそれらは混ざり合ってしまう
 
線を見つけて 形を探して 粒子の中から
形の輪郭を見つけたら それらの名前がわかるはず

さあ、あなたが眠りに落ちるのをここで見ているわ
シーツの上で丸くなるのを見ているわ
唇が開いて まぶたが閉じる なんの不安もなく
 
光のなかで あなたを守ってあげる
だけどわたしが教えてあげられるのはこれだけ
夜の幻
夜の幻
  
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2014年02月08日

フライデーナイトのウキウキ通り



朝から雪の一日。しんしんと静かに積もっている。昨日は夜から出かけて友人が主催するDJパーティー、その7周年記念の宴にゲストDJとして呼ばれました。クラブとかフロアとか、そういうDJではなく音楽好きの大人たちが集まってわいわい楽しく音楽を愛でるイベント。7年、継続は力である。数年前から誘ってもらって気晴らしに大きな音で好きなレコードをかけたり友だちを増やしたりさせていただいているが、たくさん集まった面々がスピンされる歌に反応してキャッキャと騒ぐさまは音楽を生業とする自分にとってはとても嬉しい風景。僕はR.E.M.とかスプリングスティーンとか、生まれて初めて観にいった洋楽ライブであるティファニー(この日のテーマは80'sだったそうで)とかINXSとかを無節操に回し、最後にマイクを握って「痛快ウキウキ通り」(こないだの蚤の市で格安で手に入れた)のバックトラックに乗って熱唱、お客さんもシンガロングするという盛り上がりでした。楽しかった。

週が明けたらまた祝日、2月11日の中目黒トラベラーズファクトリーでのライブ、第二部も完売間近です。関東でのライブはこのあと春まで3月1日も26日もソールドアウトしています(3月10日の武蔵小山アゲインはまだ大丈夫!)のでぜひ“2013年度”の山田稔明の歌に間に合いますように。僕はここ数日2月最終週の旅の行程をコンピューターを睨み唸りながらああでもないこうでもないと検討、悩み中です。


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2014年2月11日(火・祝)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
“BITTER SWEET VALENTINE” at TRAVELER'S FACTORY
LIVE:山田稔明 ✕ 徳永憲
SWEETS:桑原奈津子
COFFEE:福田利之

1部:14時〜16時 *THANK YOU!SOLD OUT!
2部:17時〜19時 *残席わずか
料金 4,000円(桑原奈津子さんのお菓子と、福田利之さんがいれるコーヒー付き)

シンガーソングライター山田稔明と徳永憲との交流をツイッターで見つけた料理研究家 桑原奈津子さんと
イラストレーター福田利之さんが「ふたりの共演がみたい」とつぶやいたことから実現したスペシャルラ
イブ。バレンタインの季節なので、きっかけをつくった桑原さんにチョコレートのスイーツを、コーヒー
好きイラストレーターの福田さんにはハンドドリップをお願いすることにしました。会場は過去2回の山
田稔明ライブが大好評だった、中目黒のトラベラーズファクトリー。4人が贈る、甘くそしてちょっとほ
ろ苦い休日の午後をお愉しみください。

予約はオフィシャルサイトRESERVEフォームにて受付中

中目黒 トラベラーズファクトリー(http://www.travelers-factory.com
〒153-0051目黒区上目黒3-13-10
TEL 03-6412-7830(12:00-20:00:火曜日定休)


  
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2014年02月07日

メイジーの瞳に映るものは



2010年(日本では2011年)に公開された映画で「キッズ・オールライト」というのがあって、僕はWOWOWか何かでテレビで観たのだけどこれがとても愛らしい映画で哀しくて優しくておかしくて、何回観ても見入ってしまう。予告編で大まかなストーリーは伝わると思いますが、いがみ合っていた者同士がジョニ・ミッチェルの『Blue』のアナログ盤に反応し「All I Want」をシンガロングして意気投合したり、細かいひっかかりがたくさんある映画。で、その製作陣が手がける映画が公開されるというので楽しみにしていた「メイジーの瞳」が今年最初の映画館で観る作品となりました。

原作はなんと1897年のヘンリー・ジェイムズという作家の小説だとのこと。それを時間軸を現代、舞台をニューヨークに移してリメイク。「キッズ・オールライト」でも好演のジュリアン・ムーアが貫禄あるロックスターを演じ、ミア・ワシコウスカの可憐さをジョアンナ・ヴァンダーハムが引き継ぐ。そしてなによりメイジーを演じる6歳のオナタ・アプリールの存在感に牽引される物語。前述の「キッズ・オールライト」同様に哀しいような優しいような複雑な後味、誰かと「家族」とは何かを語り合いたくなる映画でした。アメリカのお金持ちはこんな家に住んでいるんだろうなーという感じのインテリアとか子供部屋にあるイケアのおもちゃとか可愛らしいテキスタイルとか、現代アメリカの暮らしを知る資料としても重要な作品かもしれません。

20歳で成人してそこからさらに20年経ち40歳になって思うことは、昔思い描いていた大人というのは想像上の存在に過ぎないということで、僕らはいつまでたっても成熟できないでいる。僕は一人っ子で両親が共働きの子供時代のことを思い出して「セレナーデ」という歌を書いたことがあるのだけど、猫と一緒に膝を抱えて光と影を眺めて子供ながらにいろんなことを達観していたあの頃のことはいつまでも忘れられない。波に揺れる小舟のように未熟な大人たちのせいで翻弄されながら一番大人びているように見えるメイジーの姿を眺めながらそんなことを思いました。

  
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2014年02月06日

水のない井之頭公園池/新潟・新発田のかべ新聞



昨日のこと、井の頭公園のなかのカフェで打ち合わせ。水を抜いてかいぼりしている池の風景はなぜか懐かしく“昭和”な感じで、もちろん昭和の東京を僕は知らないのだけど、少し鼻をつく匂いとか泥沼に寄り添うスワンボートなどは時計の針がくるくると巻き戻ったような錯覚を覚えさせるものでした。世界の終わりのようにも。これで昨晩の雪が積もっていたら壮観だっただろうな。春に向けての打ち合わせ、ものつくりの話。なんだかわくわくする小さな企みについてのミーティング。その後吉祥寺のレコード屋をくまなくパトロール、なんと半年ずっと探していたCDを発見。

ランディ・ヴァンウォーマーが“アメリカ音楽の父”スティーヴン・フォスターの楽曲をカバーしたもの、武蔵小山アゲインの石川さんからCDRで焼いてもらってデータしかもっていなかったもの。ライナーを長門芳郎さんが担当、このCDはヴァンウォーマーの遺作だがその亡くなった日が奇しくもフォスターの命日と同じだったのだと!MP3だけでは知り得ない知識のシャワー。俄然その音楽の響きが朗々となったことは言うまでもない。本と一緒でレコードも借りるよりも所有することに意味がある、とあらためて思った午後でした。

夜になってハックルベリー・フィンの山口剛幸氏、たけ兄が来宅。先月買った新しいギターを調整してもらう。たけ兄が目を細めてネックや弦高、ブリッジに魔法をかけてまったく違う手触りにしてくれた。弾きやすくなって真夜中にかき鳴らしてしまうほど。駅までたけ兄を送り帰る道すがら、この冬のなかで一番寒い!と思った夜。春はまだ遠くに。しかし気の早い真っ赤な梅が窓の外で咲き始めました。

去年HARCOと旅した“ひつじ雲とうろこ雲”ツアー、その旅先の新発田市で取材を受けた「かべ新聞」が完成して新発田の街並、caffenova店頭に貼られているそうです。楽しいお酒を飲みながらリラックスした会話がこのような形になって記憶がよみがえります(一番左、クリックで拡大して読んでみてください)。HARCOのブログにも紹介されています。いろいろな縁が繋がって嬉しいです。また新潟に行きたいな。先日蔵前in-kyoで行われていた「つながって、輪になって」写真展が新潟市内のマリールウというカフェで近々開催されます。中川ちえさんのお話会もあるのでぜひ新潟の皆さんはぜひ足を運んでみてください。


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2014年02月05日

猫とノミと2月の旅



昨日のこと、寒い寒い一日。最もご近所に住むミュージシャンだったイトケンさんが少し遠くに引っ越してしまった。変わらず吉祥寺界隈だが、ツアーなどで家をあけるときにこれまでのように散歩がてら猫の面倒をみてもらったりするのがなかなか難しくなるので猫ケアをしてくれる猫好きを探しているのだけど、その面接というかお見合いというか、うちに来てもらってしばらくポチと遊んでもらった。最近のポチは人見知りすることがほとんどなくなったので相性もバッチリで、あとは物理的な問題のみか(距離とか、仕事の忙しさとか)。みんなポチに会うと目を細めてとろけるように笑うのが嬉しい。

午後から出かけて経堂のcafe+gallery芝生へ蚤の市で売れ残った商品を引き取りに。あんなものからこんなものまでたくさんご購入いただきご来場ご購入いただいた皆さまに感謝。キックボードを引きとってくださった誰かさん、その乗り物は結構危険ですので注意して乗ってください。来週2月11日に武蔵野市中町のカフェ長男堂で古物市をやるそうで、また少し品物を足してそちらにも参加することに(またお知らせします)。ちなみにうちの猫にノミはまったくいません。

さて、来週2月11日は中目黒トラベラーズファクトリーでの徳永憲さんとのライブ、セッションの打ち合わせを進めていますが僕が思春期のころからずっと好きな歌や、音楽マニア同士思い入れのあるカバーなども含めたレアなセットリストになりそうです。徳永さんも1部と2部選曲を変えて演奏されるとのこと。桑原さんのお菓子と福田さんのコーヒーもつく贅沢な時間です。その週末からは大阪から始まる「retrospective15+5」ツアー。冬の倉敷もとても楽しみ。ぜひ全国津々浦々から週末の小旅行を。

retrospective_logo


<山田稔明 “retrospective 15+5” ツアー>
     ー2014 springー

2月11日(火祝)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
“BITTER SWEET VALENTINE”
(w/徳永憲:ライブ詳細はこちら
中目黒 トラベラーズファクトリー
〒153-0051目黒区上目黒3-13-10


2月15日(土)@ 大阪 millibar gallery
“retrospective 15+5 OSAKA”
19:00開場/19:30開演/3,000円(1ドリンク代別途)
millibar
〒550-0012 大阪市西区立売堀1丁目12-17
TEL:06-6531-7811


2月16日(日)@ 倉敷 三宅商店
“retrospective 15+5 KURASHIKI”
18:00開場/18:30開演/3,500円(1ドリンク付き)
三宅商店
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
TEL 086-426-460


2月23日(日)@ 福岡 警固 cafe Teco
“retrospective 15+5 FUKUOKA”
17:30開場/18:00開演/3,500円(1ドリンク代別途)
cafe Teco
〒810-0023 福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-713-9377


3月1日(土)@ 蔵前 NAOT TOKYO
“NAOT TOKYO オープニングライブ”
(w/高野寛:ライブ詳細はこちら
NAOT TOKYO(3月7日OPEN!)
台東区駒形2丁目1-8 楠ビル301
http://naot.jp/


3月10日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
“月あかりのナイトリスニング vol.3”
武蔵小山 Live Cafe Again
18時半開場 19時半開演/前売2,000円 当日2,500円(ドリンク代別途)
〒142-0062 品川区小山3-27-3
ペットサウンズ・ビル 地下1F
TEL: 03-5879-2251


3月21日(金祝)@ 静岡 浜松 エスケリータ68
“retrospective 15+5 HAMAMATSU”
18:00開場/19:00開演/3,000円(1ドリンク代別途)
エスケリータ68
〒432-8068 静岡県浜松市西区大平台2丁目48-30
TEL 053-485-9968


3月22日(土)@ 名古屋陶磁器会館
“retrospective 15+5 NAGOYA”
14:00開場/14:30開演/3,000円
名古屋陶磁器会館
〒461-0025 名古屋市東区徳川一丁目10番3号
TEL 052-935-7841


3月23日(日)@ 京都 恵文社一乗寺店 COTTAGE
“mille books 10th anniversary〜ミルブックスとアアルトコーヒーと、素晴らしき仲間たち”
14:00〜ウクレレワークショップ(2000円)/LIVE:17:30開場/18:00開演(2500円)
イベント詳細はこちら
COTTAGE by KEIBUNSHA
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
恵文社一乗寺店 南側
TEL 075-711-5919
営業時間:10:00 - 22:00



GOMES THE HITMANメジャーデビューから15周年、ソロ名義の
リリースから5年でついに40歳。キリのいい数字が並んだ2014年の
山田稔明はポジティブな振り返りとさらなる邁進を目指します。
全キャリア140曲から新旧含め選曲したステージをお楽しみに!


*オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中

  
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2014年02月04日

春の芽、立春寒波



昨日のこと、あたたかい日。着込みすぎて汗をかくくらい、春の芽が出たか。夜になって出かけて隣町のスタジオへ。コントラリーパレードのたなかまゆちゃんがやっている静岡K-MIXの「メゾンドアミ」という番組にゲスト出演させてもらい来月の浜松エスケリータでのライブの宣伝を。SNSなどでお互いの様子を知っているせいか久しぶりに会った気がしないがが僕も彼女も新譜を出してから顔を合わせるのは初めて。せっかくなので、と楽器を持ち寄ってセッション。「鍵盤ハーモニカ吹いてよ」というと「私、クラリネット吹けますよ」とのことでかなりレアな演奏を収録しました。放送は3月3日、また改めてお知らせします。

こないだ新宿落合でカポウさんのライブに出たときに知り合った人が働いている飲み屋が近くにあったので収録後に覗いてみる。あまっこさん(たなかさん)とサシ飲みするのは初めてでなかなか面白い深い話を遅くまで、写真の1枚も撮るのを忘れるほど。吉祥寺に戻っても生ぬるい空気、これでホントに次の日寒くなるの?と思っていたら夜が明けて今、外はどんどん冷え込んできています。立春寒波とやら、お手柔らかに。  
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2014年02月03日

つながって、輪になって @ 蔵前 in-kyo



昨日のこと、まだ前夜のイノトモちゃんとの「冬のリヴィエラ」が頭に響くなか、お昼から出かけて蔵前in-kyoへ。札幌たべるとくらしの研究所/あんざい果樹園の明子さんが来て店主の中川ちえさんとのトーク。イラストレーター、ライター、お米農家含むたくさんの参加者で静かな熱気。震災後、福島からの避難のこと、新天地での暮らし、残してきた家族のことなど、これまで夫である伸也さんの口から聞いていたことも鎌倉出身の明子さんのフィルターを通した視点はとても新鮮で、眼から鱗というか、様々な気付きがありました。当たり前だと思っていることに改めて感謝できるゆとりと余裕を大切にしたい。

愛娘のモモちゃんも一緒に来ていて、トーク途中から僕を見つけたモモちゃんは(モモちゃんは逆に「山田さんに見つかった」と言ってたな)妄想キッチンで調理した妄想料理の数々を僕に届けてくれて、焼き肉、カレーライス、唐揚げと豪華なラインナップ、最後のデザートは桃といういたれりつくせりのおもてなしでした。in-kyoには器やお箸などたくさんのカトラリーがあるにも関わらずすべてエアー料理だったのが面白かった。トーク終了後には僕のフライヤーを甲斐甲斐しくお客さんに配ってくれるという可愛らしい姿。また春に北の地で会えたらいいな。明子さんからもらったたべるとくらしの研究所の柚子胡椒、鍋物に添えるのが楽しみ。

その札幌、4月20日にレストランのやでライブをしようと計画中です。手帳にメモと遠方からも格安航空券の手配をぜひ。モモちゃんの姿を見て、誰かに似ていると思ったのだけど、あれだ、うちの猫に似ているのだ。  
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2014年02月02日

経堂、渋谷、吉祥寺



昨日のこと、朝から荷物をまとめて経堂cafe+gallery芝生の「冬の蚤の市」へ出品物を搬入。今年は巣巣のフリーマーケットがなかったから残念に思っていたのだけど芝生のユサさんに声をかけてもらってよかった。映画みたりコンサートに出かけたりレコード買ったりするお小遣いになればいいな。玉珠混合の宝の山、結局いろいろそこで買ってしまうという罠。久しぶりに経堂の街を散歩、ハルカゼ舎や古道具屋、美味しいラーメン屋とパン屋が並ぶ一度住んでみたい街。蚤の市は本日19時までやってます。

渋谷へ移動、いつも聴いている「久米宏 ラジオなんですけど」という番組で大瀧詠一さんの追悼特集が始まったので代々木公園のそばに車をとめて2011年にゲスト出演したときの録音に聴き入る。久米宏氏と大瀧氏のトークの噛み合うこと。とても面白く楽しく、そして寂しく残念。Twitterを眺めていたらイノトモちゃんのライブ共演の三輪二郎さんが体調不良で急遽ワンマンライブになってしまったので音楽仲間の参加を呼びかけるつぶやき。こないだの下北沢leteで歌ってもらったお返しに出かけていくことになって吉祥寺へ戻る。

会場のハバナムーンは吉祥寺の隠れ家的なバーで僕も何度か夜更けまで飲んだことがあるがここで開催されるライブを一度観たいと思っていた。ギターとパーカッションを持って自転車で向かう。イノトモちゃんの呼び込みでまずシンガーの華村灰太郎さんがヴァン・モリソンのカバーを、無頼庵堀内さんが高田渡のカバー、そしてlakeのギタリスト長久保さんも参加してイノトモちゃんのレパートリーも変幻自在。僕は「冬のリヴィエラ」を歌わせてもらって(イノトモちゃんのつぶやきを見つけたのは大瀧さんのラジオがきっかけだったので)「やまびこの詩」「光と水の新しい関係」「光の葡萄」と気持よくコーラスをのせてもらいました。楽しかった。三輪二郎さんの風邪が早く治りますように!

今日は蔵前in-kyoで中川ちえさんと札幌たべるくらしの研究所安斎明子さんのトークイベントがあるので隅田川沿いまで出かけてみようと思います。小さな春が見つかるか。3月1日の高野寛さんとのライブの日は蔵前界隈のお店が軒を並べて盛り上がる恒例イベントの日なのでそれも楽しみ。昨日の“夜の科学extra〜星空ナイトスイミング”と“NAO TOKYOオープニングライブ”追加席販売受付もあっという間に完売となりました。本当にありがたいし、チケット入手できてない方は申し訳ありません。ぎりぎりまでさらなる追加席が出せるか検討しますので情報に敏感になっておいてください。  
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2014年02月01日

2月、きさらぎ

1月は本当に長い長い1ヶ月だった。元旦から熱を出して2週間くらい伏せていたのだけど、本厄に負けるものかと一念発起して中盤からの巻き返しは我ながらすごいものがありました。元旦には「プラネタリウム…、どうしようかなあ」と迷っていたのに今では毎日3月の公演のための打ち合わせメールが行き交っている。2月と8月は「ニッパチ」と言って買い控えの気運で物が売れなかったり商売に難儀する月だと言われるが(2月は一番寒い月で8月は一番暑い月だから活動がにぶるんでしょうね)、2月から大阪を皮切りに今年の旅が始まります。大阪ミリバール公演には飛び入りゲストが?倉敷は僕に「光と水の新しい関係」を書かせた、いつも奇跡的な好演ができる場所。それに先駆け東京では徳永憲さんとの2マンもあります(徳永さんはウッドベースとともにスペシャルなセットリストで演奏をするそうです)。本日はこのあと“夜の科学 in プラネタリウム”と高野寛さんとの“NAOT TOKYO オープニングライブ”の追加席の発売受付が(追記*完売御礼!)。どうか皆さま、僕のライブに関しては買い控えなどせず買い占めるくらいの勢いでぜひフォローアップしてください。2月、如月、フェブラリーの始まりです。

ちらし_2
  
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