2015年03月31日

猫騒動 5thシーズン(1)新しい季節、春のスケッチ



春が来た。明日から4月だ。ポチ実は6月生まれだから当然初めての春。そしてうちの家の小さな庭は1年で一番いい季節を迎えていて、朝コーヒーを淹れて、庭に置いたベンチとか椅子、テーブルの上にMacBookを広げてあたたかい陽射しを浴びながらメールチェックしたりするのがとても気持ちがいい。去年は僕がそうしいてるそばにポチがいた。のそのそ歩いたり草の匂いを嗅いだり梅の木で爪を研いだり自由に過ごすポチが、今年はいない。その代わりに網戸の向こう、部屋のなかから僕のことを見て、口を開けずに「フーン」とつまらなそうに鳴いてふて寝しているポチ実が、いる。

庭で自由に遊ばせてあげたいと思うのだけど、やっぱりもともと野良猫だったポチ実を外に出すのはかなりリスキーで、事件が起こってからでは遅いわけで、僕は慎重にならざるを得ない。うちの猫になる前のポチ実は木に登り、屋根をつたい、塀をしゃなりしゃなりと歩いてとても器用な猫だったから(下記の写真参照)、外に出たら多分その気があればどこへでも行けるはずだ。パニックになったり、急に野性が戻ったりする可能性も大きい。しかし今思い返しても去年の9月に現れたときのポチ実の姿は自由で気ままでとても美しかった。



それで、やっぱり僕はこの1年で一番いい季節のわが家の庭でポチ実を遊ばせてあげたくて(この最良のシーズンは蚊の発生とともに終焉を迎える)インターネットでいろいろ探して猫用のハーネスを買ったのだ。首が締まらなくて、リードもジャバラのゴムで伸縮性があるやつ。赤と青があったが、ポチ実は女の子だから赤。注文して翌日にはクロネコが届けてくれて、ついつい僕のほうが興奮してしまって、「チミ!チミ!これで外を散歩できるよー」とバリバリと封を開け、取り扱い説明書を見ながらポチ実に装着した。まずは部屋の中でのトライアル。これまで何を買っても(おもちゃでもご飯でも猫タワーでも)主人の期待通りに喜んでくれたポチ実だったが、しかし、この猫用ハーネスはダメらしい。胴まわりをヒモで結ばれるとうまく歩くことができないみたい。匍匐前進みたいな格好になってしまう。長いこと慣れさせたらどうにかなるかもしれないが春のお散歩はおあずけだ。

納戸を探してみるとポチが使っていた首輪とリードが出てきた。ポチは晩年は庭に出てもパトロールを一周して、ひなたぼっこをして、たまにバッタをちょいちょい追っかけるくらいで、首輪やリードは必要なくなったのだけど、最初の頃はやっぱり心配で長いヒモを結びつけていた。猫用ハーネスがだめだったポチ実もこの首輪はどう?と試したが、なんだか首周りが太くて(肥満?)窮屈そう。ポチの匂いがするのかクンクン匂いを嗅いで興味はあるんだけど。自分自身が春の陽射しを浴びて気持よくなっているからこそ、僕の葛藤は続く。

ポチ実は以前より少し落ち着いたような感じがある。最近特にひとりで過ごす時間が増えたし、穏やかな顔で窓の外を眺めている姿はやっぱりポチに似ている。かと思うと、朝起きたらリビングの花瓶が倒れて床が水浸しになっていることもあるし、ソファとか絨毯に爪を立ててこちらの気持ちを逆なですることも毎日だ。2階の窓から見える満開の桜をこの小さな猫はどんな気分で眺めているだろうか。そして僕はなんとも言えない幸せな気分でその後姿を眺めている、そんな春だ。ポチ実は春を謳歌できるのか。猫騒動はまだまだ続く。







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2015年03月30日

町内会お花見|ヒックスヴィル“WELCOME BACK” 東京 代々木公演

昨日のこと。朝起きたら晴れて気持ちのいい日曜日だったのでご近所の近藤さんを誘ってお花見。しかし最寄りの公園はまだ咲きはじめの風景だったので、お花見ウォーキングへ変更。細い道、川沿いの道、通ったことのない道をどうでもいいことを話しながら三鷹方面まで歩く。午後から雲が出て残念だったが、空を覆い隠す桜のトンネルを見上げながら、あと1週間くらいはわざと遠回りしたりしてこの道を通るのだろうな、と思う。いい大人がさしたる目的地もなくただペタペタ歩いて数時間過ごすのってとてものどかで贅沢で、いい。



夕方から代々木まで出かけてヒックスヴィルのライブ。ライブを観るのは去年の夏以来?バンド編成では久しぶり。とても楽しいライブ、ステージ上の楽しさはもちろん詰めかけたファンの皆さんの雰囲気がいい。手拍子の音が大きくてどんどん気分がよくなった。鹿島さんのベース、矢部さんのドラム、斉藤さんのキーボードも完璧。生音で2曲聴けたのもよかった。「WELCOME BACK」と銘打ちつつもヒックスヴィルはこれまで一度もライブ活動を停滞させたことはなかったはずで、そのステージは熟練にも見えるし初々しさも感じるし、とにかく最初から最後までこれだけみんながニコニコしている空間っていうのはすごい。病気の人がいたら具合がよくなるくらいのヴァイヴレーションではないだろうか。こういうライブを自分でもやりたいなと思いました。

打ち上げでは1月にControversial Sparkのライブ終演後に初めて挨拶した矢部さんとたくさんお話ができてよかった。写真家かくたみほさんと会って話すのは1年前のレアリティーズライブ以来か。あちこちで笑い声が聞こえてパラレルに会話が交わされて、僕は相変わらずiPhone見せながら猫が可愛いという話ででれでれしながら「そうだ、中森さんと打ち合わせしないといけないんだった」と気付いて今週末の永井宏さんの個展でのライブのことを。中森さんから提案されたカバー曲、初めて歌う曲でとても楽しみ。ハックルベリーフィンたけ兄と一緒に「いやあ、よかったねええ」と言いながら日曜深夜の空いた電車で帰路につきました。もう寒くなくて、ほっとする。いい季節。



2015年4月5日(日)@ 等々力 巣巣
“永井宏 作品展 growing green 1996”


出演:山田稔明x中森泰弘(ヒックスヴィル)xイシカワアユミ
+象の音楽(村椿菜文+イシカワアユミ)
18:00開場/18:30開演/3000円(ドリンク付)

永井宏さんの個展を舞台に今年も永井さんの愛した歌を奏でます。
作品のスライド上映+ポエトリーリーディング+ライブの夕べ。
入場ご予約は巣巣HPにて受付中です。レアなライブをお見逃しなく!


展示期間:2015年4月1日(水)ー15日(水)
     6日と16日は店休/10:30-18:30

等々力 巣巣(http://www.susu.co.jp/
東京都世田谷区等々力8-11-3
TEL: 03-5760-7020



  
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2015年03月29日

黒沢秀樹さんととの2マンライブが決定しました

去年2月に下北沢風知空知と大阪ミリバールでのお互いのステージへの客演から季節がひとまわり以上しましたが、ついに黒沢秀樹さんとの2マンライブが決定しました。前回共演時には黒沢さんが僕の「一角獣と新しいホライズン」が好きだということでセッションをしたのですが、彼のハイトーンとのハーモニーはとても気持ちよく、またがっつりと組み合う機会を、と約束したことがようやく結実します。きっとまたセッションも。ぜひご来場ください。5月、一年のなかで一番いい季節かもしれませんね。満月を背負ってのステージ、楽しみです。

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2015年5月21日(木)@ 青山 月見ル君想フ
“Little Kingdom,Sunny Cat!”


出演:黒沢秀樹/山田稔明
18:30開場 19:30開演
前売3,000円/当日3,500円(1ドリンク代別途:全着席制)

Little Kingdom(小さな王国)とSunny Cat(ひなたの猫)が紡ぐ一夜限りの物語。
着席スタイルでゆったりとスペシャルなツーマンをお楽しみ下さい。月見ル厨房
スタッフによる自慢のフードも各種ご用意しております。

インターネット予約(3月28日0:00〜5月19日24:00迄)
電話予約(3月28日〜:03-5474-8137 16:00 〜 21:00)
オフィシャルサイトRESERVE(本日より)
*ご入場は先着順となります

月見ル君想フ
〒107-0062 東京都港区南青山4-9-1シンプル青山ビルB1F
TEL 03-5474-81  
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2015年03月28日

4月にむけて伸びをして



昨日からずっとGOMES THE HITMANで演奏することを想定した未発表曲のデモにとりかかっていて、実に久しぶりのことなので時間がかかるけど、面白い。最後まで悩んで一段落ついて、「えいやっ」という感じでメンバーにメールで送った。うまくいけば演奏するし、うまくいかなかったらもう少し時間がかかるだろう。最初に曲をバンドに持っていくときに昔がどんなだったかも思い出せないが、デモを作るときに自分の声とギター以外が他のプレイヤーの音で塗り変わることを前提で作るのがソロ作品を作るときとは全然違う。4月になったら春に誘われた冬眠する動物たちのようにあくびをしてGOMES THE HITMANが動き出す。

3月は長い。1月も長かった。だから年度末の3ヶ月は僕にとっては長い時間だった。そこで何かを成し遂げたかというと疑問だが、とても大事な時間だったように思う。気づけばもう8月や9月のスケジュールのことを打ち合わせしている。相対性理論よろしく本当にどんどん時間が経つのが早くなっていく日々だ。一瞬一瞬をきちんとしたい。これは19、20歳の頃には思わなかった思いだ。やっとそういうことに気付いて、まだ間に合うと思っている自分がいる。いろいろ楽しみなことをつなげていきたい。

  
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2015年03月27日

春の吉祥寺まち歩き



今日のこと、朝につけていたテレビに木彫家のはしもとみおさんが紹介されて目が覚めた。はしもとさんはテレビに映ると実際より大人っぽく見える。亡くなった動物を彫ってくれという依頼が多く、それは自分の天命だと感じている、というはしもとさん。僕もポチの木彫を受け取ったときには涙が出て心が救われたような気がしたことを思い出す。はしもとさんは彫刻だけでなく「神様のないた日」っていう絵本もいい。

夕方まで録音作業のあと、気晴らしに吉祥寺へ。初めてパルコの屋上に登った(東急には何度も行ったことがあるのはあそこにはペット売り場があったからだ)。風は冷たかったが気持ちのいい空がそこにあった。今日はキラリナという去年できたビルにあるカフェでお茶をしたが、そこからはJRの駅と街並が見渡せた。いつものコース、レコード屋を掘って、珈琲豆を買って、キャットフードを買って、ペットショップで遊ぶ猫を見る。そしてふらふら歩いていたらフライングタイガーコペンハーゲンができていて驚いた。先日は井の頭公園まわりを歩いたがあのへんもいろいろ小綺麗になっている。吉祥寺に越してきた2001年以来14年経つ。最初は三鷹寄りの“吉祥寺”、今は吉祥寺寄りの“吉祥寺”、当然街もいろいろ変わった。変わり続けている。変わるものと変わらないもののコントラストが記憶であり、物語である。

最近はあたたかくなったのでなるべく車や自転車に乗らず歩くようにしていて、だからいろんな発見があって、思うことがたくさんある。そんな慣れ親しんだ街で来月またGOMES THE HITMANのライブをやれることが嬉しい。チケットはまだまだ販売中です。ぜひ街の物語を聴きにきてください。変わったもの変わらないもののコントラストです。



2015年4月25日(土)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
GOMES THE HITMAN.COM presents
“reconstruction of cobblestoneー僕たちの都市再生計画”


出演:GOMES THE HITMAN
member:山田稔明[Vo,Gt]、堀越和子[Key]、高橋結子[Per]、須藤俊明[Ba]
guest:橋本哲[Gt]

開場 16:00 / 開演 17:00
前売り 4500円(別途1ドリンク)

GOMES THE HITMANが「new atlas ep」(1999)『cobblestone』(2000)「maybe someday ep」(2000)と
果敢に挑戦した“まちづくり三部作”を15周年のアニバーサリーに完全再現します。時の流れの中で変わった風景と
変わらない風景のコントラスト。青春の季節ふたたび。2015年の都市再生計画です。

通販STOREチケットセクション
イープラス:GOMES THE HITMAN公演

吉祥寺 スターパインズカフェ
〒180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251  
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2015年03月26日

来週末、永井宏個展にてライブを|growing green 1996

等々力の家具雑貨のお店巣巣で今年3回目となる芸術家永井宏さんの作品展が4月1日から始まります。僕は結局永井さんと直接お会いすることは叶わなかったのだけど鎌倉に行ったり葉山に行ったりするたびに永井さんが残した“雰囲気”とか“空気”とかに触れて、すべては繋がっているのかもしれないなあ、などと観念的な思いを抱いたりします。植物が育っていく様子を観察したような連作「growing green」は新しい季節に相応しく、今年もまた音楽でこのイベントに関われて嬉しい限りです。

昨年永井さんの奥様から「R.E.M.好きなんでしょう?」と一冊の大判の冊子をいただいた。それはR.E.M.が1986年にアルバム『Life's Rich Pageant』をリリースする際に日本のレーベルがプロモーション用に作ったブックレットで、しかしテキストも解説もなくただただアートブック然としたもので、とてもR.E.M.的だった。その制作を担当したのが永井さんだったのだ。これまで見たこともなかったレアアイテムを25年近い時を越えて手にして僕は震えたのでした。



今回もライブはヒックスヴィル中森泰弘さんと鍵盤奏者のイシカワアユミさんとの演奏、そして「象の音楽」による朗読がオープニングを飾ってくれます。中森さんは編集者時代の永井さんから数々の音楽を教わったという経歴があります。イシカワさんは永井さんの一番弟子、詩を読むことは永井さんが提唱した誰にでもできる“表現”でした。この日は僕らは楽しく永井さんが教えてくれた音楽、永井さんが愛した音楽、永井さんが歌った歌を演奏します。ここに2曲、永井さんが歌った歌を僕なりに解釈して録ったデモ(ライブ練習用の叩き台でした)を公開します。サムシングニューとの出会いに4月の巣巣はとっておきの場所になります。ぜひお越しください。





2015年4月5日(日)@ 等々力 巣巣
“永井宏 作品展 growing green 1996”


出演:山田稔明x中森泰弘(ヒックスヴィル)xイシカワアユミ
+象の音楽(村椿菜文+イシカワアユミ)
18:00開場/18:30開演/3000円(ドリンク付)

永井宏さんの個展を舞台に今年も永井さんの愛した歌を奏でます。
作品のスライド上映+ポエトリーリーディング+ライブの夕べ。
入場ご予約は巣巣HPにて受付中です。レアなライブをお見逃しなく!


展示期間:2015年4月1日(水)ー15日(水)
     6日と16日は店休/10:30-18:30

等々力 巣巣(http://www.susu.co.jp/
東京都世田谷区等々力8-11-3
TEL: 03-5760-7020  
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15年後の“こぶる野”、15年後の「コブルストーン」



昨日のこと、吉祥寺まで出かけて井の頭公園の桜を覗くもまだまだ開花前。週末にはここに春本番が訪れるのだろうか。広島からライターで小説家の清水浩司さんが上京していたので久しぶりに会うことに。久しぶり、というのが2004年以来というのが驚き。去年「きららちゃん」という本でお仕事をご一緒して電話で打ち合わせなどしていたのでその会っていない時間の長さに実感がわかない。急遽もうひとりの友だちDQS溝渕ケンイチロウに連絡。彼はなんと清水さんの小学校時代の同級生。ケンイチロウが来るのは内緒にしていたので清水さんもびっくりしていたが、「おうおう、ワレ、なんか飲み物頼みんさいー」とマッサンばりの広島弁が溢れだしていました(シミ、ミゾと呼び合っていたな)。

会っていない時間のぶんだけ歳を取って、故郷や古い友人、親、家族の話など昔とは少し違う内容の話をコーヒー一杯で数時間話していて、これは清水さんが15年前に書いた小説「コブルストーン」の後日談みたいだなあと感じた。ちょうどここ1週間でそのブックレットを集中して読み込んだ後だったのでなおさら。「調子はどうだい?」「暮らしはどう?」「最近こっちは…」みたいな会話ができることは僕らが築いた歴史が続いている証拠である。清水さんも4月のGOMES THE HITMANのライブを観にこれそうだということだった。

友だちに呼びかけるように4月25日は皆さんの青春と今に歌いかけるように『cobblestone』を柱とする三部作を演奏したいと思います。思い出と現在位置がクロスするようなポジティブなステージにしたい。ライブ当日はスターパインズカフェに来る前にちょっと井の頭公園に立ち寄るのもいいし、動物園でハナコに会いにいくのなんかも楽しいと思います。春の“こぶる野”を吉祥寺だと想定して。ライブ詳細、チケットについてはこちら



  
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2015年03月25日

4月25日GOMES THE HITMANチケット、本日から一般販売開始

先行販売分が完売した4月25日GOMES THE HITMAN吉祥寺スターパインズカフェ公演、チケット一般販売を本日から行います。このあと朝10時からオフィシャル通販STOREとイープラスで受付開始、そして16時からスターパインズカフェ店頭にての販売と続きます。入場順整理番号はオフィシャル先行、オフィシャル一般、SPC店頭、イープラスの順になります。春の訪れと新しい暮らし、15周年の“まちづくり三部作”が皆さんのBGMとなります。この機会をお見逃しなく!

“まちづくり三部作”はiTunes StoreAmazon MP3などで購入可能です。
GOMES THE HITMAN 山田稔明






2015年4月25日(土)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
GOMES THE HITMAN.COM presents
“reconstruction of cobblestoneー僕たちの都市再生計画”


出演:GOMES THE HITMAN
member:山田稔明[Vo,Gt]、堀越和子[Key]、高橋結子[Per]、須藤俊明[Ba]
guest:橋本哲[Gt]

開場 16:00 / 開演 17:00
前売り 4500円(別途1ドリンク)

GOMES THE HITMANが「new atlas ep」(1999)『cobblestone』(2000)「maybe someday ep」(2000)と
果敢に挑戦した“まちづくり三部作”を15周年のアニバーサリーに完全再現します。時の流れの中で変わった風景と
変わらない風景のコントラスト。青春の季節ふたたび。2015年の都市再生計画です。

通販STOREチケットセクション

イープラス:GOMES THE HITMAN公演

吉祥寺 スターパインズカフェ
〒180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251

  
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2015年03月24日

犬と猫。|大塚いちおさんとコラボレーションイベントを

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大塚いちおさんと初めて会ったのは2013年の新潟、そのときお話して家がご近所だと知りつつも次に会ったのも1年後同じく新潟。なんだかだんだん面白くなって、いちおさんとは新潟以外では会わないミッションかと思いきや、吉祥寺キチムで行われた坂本美雨さんとのコラボレーションで詩の朗読にあわせたライブドローイングを初めて目撃し、その後三度目の新潟で一緒に歌と絵のイベントをやらせていただいたのです。いちおさんは音楽好きなので話していてとても楽しい。

今度はお互いのホームグラウンドである吉祥寺、にじ画廊での大塚いちお個展期間中のイベントにお誘いいただきました。展示はその名も「犬と猫。」、犬を飼っている犬派のいちおさんと猫担当の僕でどんな夜になるでしょうか。新潟でのコラボはとても印象深いものになったので、同じ方法論でそれを東京吉祥寺でもう一度やれることが嬉しいです。ゴールデンウィークの一日、ぜひ吉祥寺へお越しください。


大塚いちお個展 「犬 と 猫 。」
2015年4月23日(木)ー5月6日(水)会期中無休


<大塚いちお+山田稔明
ライブドローイングイベント>

2015年5月1日(金)
19時開場/19時30分開演
2,800円(税込3,024円:1ドリンク+おつまみ付)

ご予約は4月2日(木)よりにじ画廊にて、
電話または店頭で受け付けます。
0422-21-2177(受付時間12:00〜20:00 水休)

にじ画廊
〒180‐0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町2‐2‐10

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2015年03月23日

プライベートひなたのねこ展|春の宇宙船、相対性理論号



昨日のこと、あたたかい日曜日になったのでずっとやろうと思っていたことに着手。ひなたのねこ展が終わって久しぶりに我が家に帰ってきた写真パネルたちを自宅階段吹き抜けの広い壁にすべて貼る。横に6つ、それを縦に5列。表紙と裏表紙で挟んで壮観なるプライベートひなたのねこ展会場が完成した
毎日階段の昇り降りのときにポチを眺めることができて嬉しい。ひなたのねこ展を見られなかった友だちにも見せたいな。プライベートねこ展に興味がある友人知人はぜひ連絡を。

夕方から出かけて、東京ドームシティホールで相対性理論がジェフ・ミルズを迎えてのライブ「回折掘廖ジェフ・ミルズのパフォーマンスはまるで宇宙船を操縦しているみたいだった。こういうテクノを聴くといつも僕は世紀末、世界の終わりの音楽のように感じる。気づくと音のレイヤーに揺られて眠りの国にいた。気持ちよかった。相対性理論を観るのは去年の秋以来。思えばその日はまだわが庭で野良猫状態だったポチ実を強引に抱き上げてしまって逃げられて、自己嫌悪の只中で出かけたのだった。半年、長くもあり短くもあり。音と光のシャワーが気持ちよかった。背景が銀河と猫にまみれたシーンが個人的なハイライトでした。相対性理論とはできすぎた名前だ。その音楽は形を変えてどんどんふくらんでいく。最後のバンドとジェフ・ミルズの共演も素晴らしく、演奏終わってジェフ・ミルズの背中にそっと触れてねぎらうイトケンさんの姿が頼もしかった。

帰り道、千鳥ヶ淵の桜も靖国神社の桜も今にもこぼれ落ちそうなツボミ。季節はもう今。春、新しい始まり。  
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2015年03月22日

春のお彼岸



昨日のこと。お彼岸、深大寺動物霊園へ。猫の譲渡会が催されるとのことだったので興味があって出かけたが、出産ピーク前で猫の数は少なめ、仔猫はいない。大きな猫、人馴れしていない唸る猫、可愛い柴犬、彼らが家族を見つけられたならいいなと思う。用事が早く終わったので、と近藤さんもやってきた。近藤さんが猫たちに向かって言う「こんにちはー」という優しいかけ声が僕は大好きだ。

うちはお骨を家に置いているから深大寺動物霊園に来たのは実に9ヶ月ぶり、イトケンさんたちに付き添ってもらって来たお葬式以来だ。近藤さんちのマルオくんはここに眠っている。お坊さんがたくさん来てお経をあげていらっしゃって、愛された動物たちの家族も大勢集まっている。思っていた以上の荘厳な法要でした。ご焼香して、マルチンにも手をあわせることができました。動物にひどいことをする人のニュースでうんざりすることが多い昨今ですが、こんなにたくさんの種を越えた献身を目の当たりにして感動しました。

深大寺は愛であふれていて、この愛はずっと消えないと思いました。  
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2015年03月21日

年度末、週末



昨日のこと、小説「コブルストーン」「夫婦フーフー日記」の清水浩司さんから新しい本が届いた。「真夜中のヒットスタジオ」、僕と同世代で、音楽を暮らしのかたわらに置いて聴いてきた人たちにはよく響くと思います。『cobblestone』からの15周年を改めて噛み締めている。

急遽依頼された原稿を仕上げて送信、指定文字数オーバーしつつもOKが出て安心。予想外の案件でしたがいろいろな調べ物も含めてとても楽しく、2日かけて勢いよく書くことができた。4月に発売になるムック、詳細はもうすぐお伝えできるかと思います。嬉しい物書き仕事でした。ブログ毎日書いてるといいことあるな。

夜になって近藤さん来宅、打ち合わせ。いつものように門と玄関を開けたままにしておいて、ポチ実が気づかないうちに近藤さんがリビングにいるパターンの作戦。ポチ実はまだ身構えるのだけど、この日は初めて近藤さんに撫でられるという経験をしました。もうちょっとお客さんにサービスしてほしいよ、ポチ実ちゃん。

光陰矢のごとし、しかし3月はまだあと11日もある。まだ2014年度。  
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2015年03月20日

第三京浜ドライブ|幕が上がる



昨日のこと。これから先のいろんな予定を考えたら今のうちに休んだり遊んだり羽根を伸ばしたりしておいたほうがいいかも、と本当は温泉へでも出かけようと思っていたのだけど、宿を探しているうちにめんどくさくなって、ドライブで海まで走るのもいい、と思って出かけたのだけど、途中で等々力の巣巣に寄り道して世間話していたらすっかり日も傾いたので第三京浜でIKEAまで行って行ってホットドッグだけ食べて吉祥寺に戻った。

夜、ちょうどタイミングがあったので観たいと思っていた映画を観ることに。ももクロ主演の映画「幕が上がる」、先に平田オリザの原作を読んでとても印象的で、高校生たちの心の動きを僕が追体験してしまって気持ちは10代に巻き戻っていて、その落とし前をつけてもらう。キラキラと弾けるような若さと青春群像。みんなかわいくて、不安で、何者でもなくて、これからどこへだって進んでいける。地方出身者の僕にとっては地方都市で暮らす10代の姿が25年前の自分が見ていた風景と重なった。

僕が通った大学は語学系の学校なので大学1、2年のときに在籍学科の言葉を使って語劇という伝統的なイベントがあって、学生が役者をやったり演出をやったり、大道具や字幕や衣装をみんなで担当して学園祭で発表することになっている。僕がいた英米語学科というのは人数が多い学科だったので、僕は模擬店の副店長をやって語劇にはノータッチだった。でも正直うらやましかったのだ、語劇チームが。20歳にもなって劇をやることが。そんなことを思い出した。学園祭のあとのキャンパス片隅の焼却場でベニアや段ボールを燃やす匂い、秋から冬に変わるタイミングの空気の冷たさなんかも。

そんな学生時代までもしみじみ思い出していたら、もう10年くらい音沙汰のなかった大学時代の同級生から急にメールが来て「いつも見てるブログに山田が載ってたよ」という。こないだ猫の譲渡会に行ったむさしの地域猫の会のブログだった。聞けばその友だちはむさしの地域猫の会の譲渡会がきっかけで今2匹の猫と暮らしているそうだ。家も近いみたいだし今度その猫たちにも会いにいこう。猫っていうのは磁石のように何かと何かを引き付け合わせる。本当に不思議だ。

それにしても若さって素晴らしい。青春っていうのは、しかし、心の持ちようでもあるなと思ったのだ。温泉にも海にも行かなかったけどとてもリフレッシュした一日でした。


  
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2015年03月19日

あれから10年も



僕がTwitterのアイコンに使っているこの写真は2005年3月17日に名古屋の愛知芸術劇場でのコンサートが終わって出待ちして撮ってもらったR.E.M.のマイケル・スタイプとの2ショットである。あれから10年が経った。ちょうど僕は『ripple』というアルバムのリリースタイミングだったのだけど(3月16日だった)、僕がR.E.M.来日公演すべてを観にいくことにしていたのでプロモーション活動のスケジュールをかなり工面してもらったことを憶えている。3月16日に日本武道館、17日が運命の愛知芸術劇場、そして19日の大阪グランキューブでは夢にまで見た「Nightswimming」を生で目撃することができた(そのときの興奮はここにまとまっている)。

10年というのはあっという間だけれども、その間にR.E.M.はアルバムを2枚作って解散した。僕はそれ以来GOMES THE HITMANの作品をリリースしていないけど、ソロアルバムを3枚とコンピレーションを2枚作って、ポチが旅立ってポチ実がやってきた。そう考えると10年というのは全然あっという間ではないような気もしてくる。しあし多分僕は10年前よりも今のほうがもっとR.E.M.のことが好きだ。好きなものを好きでいつづけるのはパワーがいる、と最近よく感じる。佐野元春風に言えば「ステキなことはステキだと無邪気に笑える心が好き」だと大きな声で宣言したい、そんな2015年である。この写真を見るといつも自分の好きなものに立ち返ることができていい。  
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2015年03月18日

吉祥寺ー下北沢ミーティング



今日は午後からエンジニア手塚さんが来宅。機材周りのいろいろについて質問したり相談したり。手塚さんには今年「猫町オーケストラ」のミックスをお願いして、相変わらず“こうなりたい!”というふうなサウンドにしてくれるところがさすがだな、と思った。『pilgrim』『home sweet home』そして『新しい青の時代』と手塚さんに頼ったところはとても大きい。また新しいものつくりでお世話になる。夜になって下北沢でキーボーディスト佐々木真里さんも交えてご飯を食べながらミーティング。真里さんはゴスペラーズカレー部なので美味しいカレー屋さんを知っている。下北沢のポニピリカ、とても美味しいスープカレーだった。

今日はまるで春みたいな温かい日だったが来週はまた寒くなるらしい。3月はいつも憂鬱だ、と思っていたがみんなもそう思っているらしいことがわかった一日でした。早く4月になって5月になって6月になったらいいのにね。  
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2015年03月17日

15年越しのギターリスト

昨日のこと、GOMES THE HITMAN4月のライブでサポートギターをお願いする橋本哲さんに資料等を渡すついでに軽く飲んだ。哲さんも吉祥寺在住なので当日連絡してふらっと会えるのがいい。橋本哲さんは1965年東京都生まれのO型、杉真理さんのバンドThe Dreamersのメンバーであり、「BOX」「Piccadilly Circus」「Monkey Forest Band」と数々の場で活躍されている。スカパラの大森さんとは地元の幼なじみで最近一緒にバンドを始められたそうだ。僕はちょうど15年前の『cobblestone』の杉さんセッションでお世話になって、その後のツアーでギターをサポートしていただいた。ここ数年は毎年お正月の杉祭りで会い、遅くまで飲んで酔っ払う、というのが恒例だったのだけど、今回15年ぶりに同じステージで演奏することになって感慨深い。僕のソロ作品も最初からずっと褒めてくれた。

昔から哲さんにはルパン三世のなかのジゲンのようなクールさを感じていたんだけど、涙もろかったり、猫が大好きだったり(22歳の猫を飼っている!)、昨日はついにスマホゲームの「ねこあつめ」にハマっていることが分かったりして(僕もやってるけど哲さんのほうがマメにやってる。僕のは全然ねこが来ないというと「ちゃんとエサあげなくちゃ」と言われた)、哲さんに今回頼んでよかったなーと思ったし、哲さんもずいぶん前から「嬉しい」「楽しみ」という気持ちを隠さず伝えてくれて、これから1ヶ月のことを考えるとわくわくする。来月リリースされる僕が参加したコンピレーション盤『猫と音楽の休日』にも杉真理さんの新録曲に哲さんギターで参加してるそうだ(猫の曲だから哲だろ、と呼ばれたそうです)。



先行販売チケットも完売御礼、CD3枚を全部演奏するのって何時間かかるんだろうか。4月25日にはもう桜も終わってまた新しい季節はすぐそこにあるはずだ。すぐに夏が来て、秋も冬もその気配を景色に忍ばせる。思えば『cobblestone』を含む三部作は春夏秋冬すべてを飲み込んでいるから、この日の数時間で四季を表現できたら素敵なことだな。  
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2015年03月16日

GOMES THE HITMAN『ripple』発売から今日でちょうど10年

2000年にリリースした『cobblestone』を核とした“まちづくり”三部作15周年ライブの準備でバタバタし始めたところですが、本日3月16日はGOMES THE HITMANがVAPレーベルから『ripple』というアルバムをリリースしてからちょうど10年の日になります。『cobblestone』からの15年は長い長い時間に感じるのに、『ripple』からの10年はあっという間に感じるのが不思議です。長く活動するとあれから5年とか10年とか15年とかの連続で、過去の自分と向き合うことも多くなりますね。



この『ripple』というアルバムの制作期間の前に僕は体を壊して半年休養、それ故に活動休止期間中に書いた歌も多く含むこのアルバムは僕自身の2000年代の“気分”が充満した作品になりました。レコーディングでスタジオに全員が揃う時間が極めて少なかった作品で、他のメンバーがこのレコードについてどう思っているかはこれまで正面切って尋ねたことがない。このアルバムからは「手と手、影と影」という曲がテレビCMで長いこと流れて、「明日は今日と同じ未来」というアニメのタイアップもあったりして新しいファンをたくさん獲得したけれども、10年経っても意外と客観的になれない自分がいる。しかし2015年現在GOMES THE HITMANの最近作がこのアルバムというのが誇らしい気分でもある。少し思いつめた感じが気になるけど、どこを聴いても気に入らないところがないし、詩情が豊かで(よく書けているなあ…と思う)やりたいことをやっているし、誰にも媚びていないのが、いい。

このアルバムの半分くらいは僕が自宅で作ったデモをメンバーの演奏で塗り替える方法で作ったものが多くて、淡々としたループ感を出すためにけっちゃんのリズムパターンをいくつも組み合わせた「ドライブ」があったり(『ripple』の核になるのはこの歌だと思っている)、「東京午前三時」「星に輪ゴムを」のように生ドラムを使っていない曲もあれば「bluebird」は須藤さんがドラムを担当しているし、デモではギラギラと鳴っていエレキギターの代わりに堀越さんがシンセをたくさん重ねていたりして、みんなの姿はあちこちに浮かび上がるんだけどバンドとしての一体感のようなものがゆらゆらと蜃気楼のように見える。「夜の科学」という曲にいたっては僕とゲストのイトケンさんだけが演奏している(データのやりとりですべてそれぞれの家で録った)。もしこれがラストアルバムになっていたら荒涼とした風景だなあと思うんだけど、2015年になってまたみんなが元気で、ときどき集まってライブができる今となってはこの空気感は懐かしくて愛しいと思うし、ここから先の風景があるのなら見てみたい。

2000年の『cobblestone』含む三部作の15周年完全再現ライブというのはメンバーみんなに「楽しそうだからやろうよ」と言えたんだけど、この『ripple』をやりなおすことに関しては自分でも決心がついてないしみんなにまだ言い出せていない。これをやるとしたらアッキーと、フルートの上野くんに声をかけて、もちろんイトケンさんも。「星に輪ゴムを」でペダルスティールを弾いているのは現ソウル・フラワー・ユニオンの高木克さんだ。あの人にもこの人にも手紙を書きたいし、ストリングス隊もいたら素敵だな、などといろんなことを考えながら今にも雨が降り出しそうな10年目の夕方に久しぶりに歌詞カードを読みながら『ripple』を聴いている。もし『ripple』を持っている人がいたら今夜聴いて10年前がどうだったか思い出してみるのもいいのでは?とお薦めしたい。iTunesではCD化されていないボーナストラックが1曲ついて販売しています(こちら)。

  
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NAOT TOKYO 1st Anniversary|あかつきの夢、春のうららの隅田川

先週土曜日のこと。年始には決まっていた蔵前NAOT TOKYOでの高野寛さんとの1年ぶりの共演。1年前は開店お祝いのライブで、今回は1周年記念。高野さんは昨年秋の写真展以来のNAOT(そのときのブログ)「いつまでもこんなふうに続いたらいい」という歌詞が新曲の「my favorite things」のなかに出てきますが、本当にそんなふうに思います。隅田川とスカイツリーを眺めながら夕方から会場に入って準備。機材を組んで、セッションの練習を。



高野さんと話すのは楽しい。なにかひとつのことを話していると他の話題にまたがって、また違う話につながっていく。当たり前の会話だけど、そういう「当たり前」を10年先を歩くポップスの大先輩と交わすことが嬉しいし、その会話は僕の糧になる。練習ではカバー曲を「これ結構むずかしい」と言いながら苦戦したり、しかし他の曲は確認程度でさらっと一度流しただけで本番へ。満員御礼、全国からたくさんのお客さんにご来場いただきました。写真を撮ってくれたのは「おばあちゃん猫との静かな日々」の著者でありカメラマンの下村しのぶさん。1年前にはまったく面識もなかった下村さんはこの一年の間に愛猫ポチと下村さんちの照枝さんが繋いでくれた縁、デビュー当時から高野さんのファンという下村さんの写真とあわせてレポートを。

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「どこへ向かうか」で始まって春の新生活のBGM「思うことはいつも」は15周年の歌。久しぶりの「一角獣と新しいホライズン」の曲紹介にも皆さん聞き耳をたててくれて嬉しかった。前日に観たジャクソン・ブラウンの姿が高野さんと重なった、という話から僕が10年前に書いたジャクソン・ブラウンへのオマージュ「星に輪ゴムを」を歌うころには日が暮れた隅田川の水面に照り返す星が見えた気がしました。新曲の「my favorite things」は毎回とても評判がいい。楽しくて飛ばしすぎて途中で唾がノドに入って声が裏返るときがありましたが、僕の静かに高ぶる感情とリンクしていたような気がします。「光の葡萄」をこの日歌えて嬉しかった。スカイツリーが光を乱反射させるこの界隈もお台場高層マンション群同様に光の葡萄みたいだから。

そして高野さんをお迎えしてのセッション。「こないだ夢を見たんです…」から始まる僕の告白(ここには書きません)を経ての「太陽と満月」、高野さんのTaylorのホロウボディのギター(あれはThinline Fivewayというやつかな)がとても心地いい音。そしてカバーは小沢健二「いちょう並木のセレナーデ」をリクエスト。昨年末に大阪で「いちょう並木」を歌ったときにあるファンの方から「高野さんのバージョンも素晴らしいんです」と言われて「それ聴いてみたい!」と思ったのです。高野さんは「ほんの数回しか歌ったことないのに」と驚いていましたが、とても貴重な「いちょう並木」になりました。

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高野さんのライブも季節感のあるセットリストで素晴らしい時間だった。この時間が終わるのがさびしいなあと何度も思いました。「エーテルダンス」を聴きながら隅田川を行く船とスカイツリーを眺める贅沢よ。ライブハウスやカフェとも違うNAOT TOKYOでのライブは独特な空気感がある。本編が終了して、再びセッション。トリビュート盤でカバーさせていただいた「夜の海を走って月を見た」、リハでは僕はハーモニーだけだったのが、また本番で「山田くん、2番歌ってもらおうかな」と予定調和にならないところも高野さんらしく、僕もハーモニカと波の音が出るパーカッションで応戦、初めてのスタイルで演奏しました。「夢の中で会えるでしょう」はもうすでにポップスクラシックだなあと感じる。空気がぱっと変わる。

大団円で終演、かと思いきやダブルアンコール。「なんか一緒にやれる?」「確かな光いけます!」ということで4年目の3月に高野さんと奏でる「確かな光」は格別な感慨がありました。NAOTの宮川さん(同い年)も幸せそうな、良い顔していたなあ。僕も幸せでした。窮屈ななかでいい雰囲気を作ってくれたお客さん、NAOTスタッフ、下村さん、いろいろ手伝ってくれた友人知人、そして高野さんに大きな感謝を。楽しい打ち上げまで含めて充実した一期一会の一日でした。

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photo by Shinobu Shimomura



  
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ご近所、むさしの猫の事情|青春ティーンエイジ・ライオット(たんこぶちんワンマン)

昨日のこと、お昼から出かけて吉祥寺のカフェゼノンの横のスペースで行われた“猫の譲渡会”へ。僕自身猫をもう一匹飼うことに決心がついたわけではないのだけど、譲渡会というものにとても興味があったので(冷やかしなどではなく)目下家族探し中の近藤さんと一緒に武蔵野市で活動している「むさしの地域猫の会」主催の会に初参加。偶然にも通り一本向こうに住むAさん(猫騒動日記参照)ともバッタリで、期せずして「これはこれは」とご近所挨拶。とても和やかな雰囲気で、緊張していた心も猫の可愛らしさにふにゃふにゃと溶けていきました。



5ヶ月くらいの、もう仔猫とは呼べない猫から5歳くらいの大きな猫までいろいろ。また春になったら小さな猫が増えるのだろう。飼っていた方が亡くなったり、ハクビシンに襲われて手負いになっていた猫とか、一番ひどいのはコールタール(アスファルト舗装などで使われる熱い溶剤)をかけられて瀕死のところから蘇った猫もいた。猫の数だけ物語がある。僕も近藤さんも小一時間腰を折り曲げてチュッチュッ猫の気を引こうと猫おじさん化して、はたから見たらバカみたいだっただろう(実際ネコバカなのだ)。帰ろうとしたところで声をかけられて、地域猫の会の会長さんが僕のファンだということが判明。にゃんとまあ、こんなことがあるものだ。いろいろ興味深いお話を聞くことができました。

吉祥寺の混みあう通りから一本離れたカフェでお茶。話すことは猫のことばかりで、日曜日としては完璧な数時間でした。ご近所にこういう時間を共有できる友だちがいるというのはとても楽しい。もう今年で14年になるが、吉祥寺暮らしがどんどん面白くなる。夕方から今度は渋谷へ出かけて唐津のガールズバンドたんこぶちんのレコ発記念ワンマンライブを観させていただく。同郷のよしみで何度もライブを観させていただいているが観るたびに良くなっている。どんどん背の伸びる思春期のような、雨後の竹の子のような。



彼女たちがこだわった“ソールドアウト”が実現した客席はサイリュームが揺れてとてもきれい。お客さんもあたたかいしたんこぶちんもそれに応える。なんだかしみじみした気分で2階からステージとフロアを眺めてしまいました。彼女たちはみんなそろそろ19歳か、僕がGOMES THE HITMANを組んだのは19歳の4月だから、まだ彼女たちの年齢のころには僕は何も成し得ていなかった。羨ましいな、若さよ。まだまだこれからなんでもできるしなんにでもなれる。

ボーカルMADOKAは猫が大好きで、去年の初夏にポチに会いにきて(ポチさま、ポチさま、とヘンテコな呼び方で)遊んだ最後のお客さんでありポチ実ともさっそく運良く対面を果たしたラッキーガールだ。普段はとても小柄な女の子だがステージの上ではもっともっと大きくたくましく見えるし、油断していると荒ぶる5人のバンドサウンドにハッとさせられる。彼女たちがこの春に全員唐津から上京してくるというから大事件である。僕も佐賀から上京してきた23年前の春を思い出して、ひりひりとしてわくわくする。MADOKAが東京で猫を飼うつもりなら一緒に猫の譲渡会に行こう。


  
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2015年03月15日

GOMES THE HITMAN “まちづくり三部作”完全再現ライブのチケット販売開始!

GOMES THE HITMAN“まちづくり”三部作15周年記念完全再現ライブを行います|2015年4月25日 @ 吉祥寺スターパインズカフェ

2000年にリリースされたGOMES THE HITMAN 2ndアルバム『cobblestone』を核として「new atlas ep」「maybe someday ep」の3枚のCDで構想・構成された“まちづくり”三部作から15周年を記念してライブを行うことにしました。15年はとても長い時間ですが、そこで鳴らされた歌がまだ自分自身にとって古くなっていないことに喜びと感動を憶えます。きっと当時うまく表現できなかったことや後悔と反省があったはずで、この3作品に2015年にもう一度対峙することが自分にとってとても意味のあることのように感じるのです。リリース当時に敢行した「夏まちオーケストラ」ツアーでサポートしていただいたギタリスト橋本哲さんにもお手伝いいただきます。3枚分のレコードをたっぷり時間をかけて演奏できるように開演時間を早くしました。遠くから近くから吉祥寺までお越しください。15年分歳をとってなくしてしまったサムシングもあるけれど獲得した経験値のほうが大きいことを自分自身が一番知っています。僕は26歳の山田稔明を再訪し、皆さんには新しく鳴らされる“シティ・ミュージック”を楽しんでいただきたい。2015年、僕たちの都市再生計画です。

GOMES THE HITMAN 山田稔明




2015年4月25日(土)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
GOMES THE HITMAN.COM presents
“reconstruction of cobblestoneー僕たちの都市再生計画”


出演:GOMES THE HITMAN
member:山田稔明[Vo,Gt]、堀越和子[Key]、高橋結子[Per]、須藤俊明[Ba]
guest:橋本哲[Gt]

開場 16:00 / 開演 17:00
前売り 4500円(別途1ドリンク)

GOMES THE HITMANが「new atlas ep」(1999)『cobblestone』(2000)「maybe someday ep」(2000)と
果敢に挑戦した“まちづくり三部作”を15周年のアニバーサリーに完全再現します。時の流れの中で変わった風景と
変わらない風景のコントラスト。青春の季節ふたたび。2015年の都市再生計画です。

吉祥寺 スターパインズカフェ
〒180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251

*オフィシャルサイト通販STOREにてチケット発売中。
通販STOREチケットセクション
GOMES THE HITMAN オフィシャルサイト

  
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NAOT TOKYO 1st Anniversary|高野寛 ✕ 山田稔明(2015年3月14日 @ 蔵前 NAOT TOKYO)【SETLIST】



2015年3月15日(土)@ 蔵前 NAOT TOKYO
“NAOT TOKYO 1st Anniversary 高野寛 ✕ 山田稔明”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと(『新しい青の時代』)
2.思うことはいつも(『cobblestone』)
3.一角獣と新しいホライズン(『新しい青の時代』)
4.星に輪ゴムを(『ripple』)
5.my favorite things(新曲)
6.small good things(新曲)
7.光の葡萄(『新しい青の時代』)

8.太陽と満月(新曲)with 高野寛
9.いちょう並木のセレナーデ(小沢健二カバー)with 高野寛

10.手と手、影と影(『ripple』)


<アンコール with 高野寛>
11.夜の海を走って月を見た
12.夢の中で会えるでしょう
13.確かな光


  
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2015年03月14日

春のオペラグラス|ジャクソン・ブラウン来日公演

昨日のこと、ジャクソン・ブラウンの東京公演最終日をオーチャードホールで観てきた。チケットを取ってなかったのだけど「何で観にいかないの?観にいかない理由があるのか?」と友だちに言われて「そうだよな。なんでオレはジャクソンを観にいかないのか…」と自問自答して次の瞬間にはインターネットの海でチケットという魚を釣り上げていました。中学生のときに親戚から譲り受けたレコードのなかに『孤独なランナー(Running on Empty)』と『NO NUKES』(1979年3月に起きたスリーマイル島の原発事故のあとにジャクソン・ブラウンやジョン・ホールらが中心になって企画したコンサートのライブ盤)があって、中二病真っ只中の僕は辞書を引きながら耳をすまして、『孤独なランナー』のなかの「The Road」という曲をモチーフに僕はその後「遅れてきた青春」と「星に輪ゴムを」を書くことになります(その曲が実はダニー・オキーフのカバーだということを後で知るのですがダニー・オキーフのバージョンでは中学生の僕の心には響かなかったでしょう)。



オーチャードホールは一昨年のKIRINJI以来だが、心地の良いホール。年齢層はやっぱり高い。ジャクソン自身が66歳(うちの母親と同世代)だから客層のメインは50歳代?女性コーラス2名含む8人でのステージ。とにかく音が良くてびっくりした。ジャクソンのアコギ、グレッグ・リースのスライド、ヴァル・マッカラムのテレキャスターの音のアンサンブルよ…。歌声も素晴らしい。年季の入ったヴィンテージの陶器みたいだ。前半の個人的ハイライトは時を越えて共鳴する「The Long Way Around」と「青春の日々」の並びでした。

客席からの怒号のようなリクエストに積極的に応えて進むステージ、「キーはなんだったっけ?」と確認しつつ完璧に演奏するのがすごい。来日公演のセットリストを見て諦めていた「Late for the Sky」が始まったときは息を飲んだ。ピアノに座っているジャクソンはその角度によるのか急に若く見えて『孤独のランナー』のブックレットのなかのジャクソンみたいだ。コンサートはギミックなく圧倒的に“音楽”でしかなくて、これが本物だ、と背筋の伸びるような思いでした。去年出た新作からたくさん(10曲中8曲!)演奏したのが印象的で、「Doctor My Eyes」も「Take it Easy」も「Running on Empty」ももちろんよかったんだけど、最新作『Standing in the Breach』に初めて正規録音として収録された、ジャクソンが若かりし18歳のときに書いたという「The Birds of St. Marks」が瑞々しくて一番グッときました。中学生のトシアキ少年に教えたい。「おま、大人になったらジャクソン・ブラウン、生で観るばい」と伝えにいきたい。

ところで、オペラグラスを持っていくとコンサートが何倍も楽しくなる。軽くて小さくて明るく見えるやつがいいからAmazonじゃなくて実店舗で買うのがいい。カフェライブでは必要ないけど、少しサイズの大きな会場では武器になる。ギターリストの手元も見えるし、暗がりのボブ・ディランの表情も見えるし、さいたまスーパーアリーナみたいなところでもテイラー・スイフトの額の汗まで見えるのだから。昨日もどきどきしながら覗き込んオペラグラスのなかにはジャクソン・ブラウンと僕しかいなかった。感動した。春のオペラグラスで胸の奥を覗けばいつもより素直な僕がいました。僕がカバーしたジャクソン・ブラウンの「青春の日々」はここで聴けます。




  
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ピースフル・メガネ|アーランド・オイエ & ザ・レインボウズ来日公演



一昨日、3月12日のこと。ノールウェーのアーランド・オイエの来日公演に行ってきた。去年出たソロ作はとても陽性のポップスで、なにかとBGMになることが多かった。僕はKings of ConvenienceもWHITEST BOY ALIVEも一度も観たことがなかったので早々にチケットを取って楽しみにしていたのだけど、ホーン・セクション含む7人編成の演奏は予想をはるかに越えて素晴らしく、メンバーがフィンランド、アイスランド、イタリアという多国籍な構成だったこともあって、MCの英語も聞き取りやすくて会場の雰囲気もハッピーであっという間の時間が過ぎていった。

長身のアーランドは体を折り曲げて踊り、その姿がとても可愛らしくて印象的。高く構えたギターからは繊細な音がした。1曲づつ披露されたKOCとWHITEST BOYのレパートリーも嬉しかったが、このバンドで録音した『Legao』というレコードからのナンバーのレゲエやソウルっぽいフィールがとにかく気持ちよく、終盤の人力EDMとでも呼べそうな高揚感が個人的にはハイライトでした。

あんなにみんながニコニコしている空間にはなかなか遭遇しないのではないかな。静謐で洒脱なKings of Convienienceともクールで研ぎ澄まされたWHITEST BOY ALIVEとも違うピースフルな彼のモードをステージ最前の至近距離で目撃することができてよかった。音楽ってすごいなあと思いました。ポジティヴなヴァイブレーションを受け取った。


  
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2015年03月13日

映画「夫婦フーフー日記」を観た

今から15年か、16年前くらいの話。デビュー当時は今より音楽雑誌がたくさんあって、リリースのたびにいっぱい取材を受けた。僕は元からそういうプロモーションに付随するあれこれが好きだったから(音楽仲間に聞くと苦手だった人が多くて驚く)「〇〇で取材してくれたあのライターさんは気が合うなあ」とか「このライターさんは知らなかったことをいろいろ教えてくれる」とか、そういう好みが出てくる。で、当時文芸レアグルーヴという屋号を名乗っていた清水浩司さんも僕の好きなライターさんの一人で、取材に出かけて相手が清水さんだと嬉しかったし、宣伝担当の人が清水さんを指名してくれたりもした。盛り上がったのはだいたい本の話だったかな。

2000年にGOMES THE HITMANが『cobblestone』というアルバムをリリースすることになったときに、アルバムタイトルと同じ「コブルストーン」という小説をつけるというアイデアが出た。曲名ごとの章があって、架空の物語がパラレルに進んでいくような。その小説も僕が書くということになりかけたときに「清水さんに書いてもらうというのはどうかな?」とスタッフの誰かが言って、僕も「ああ、それで決まりでしょう!」ということになった。このようにして前人未到の小説付きCDというパッケージは完成したのです。翌年「饒舌スタッカート」のマスタリング作業でアメリカ、カリフォルニアに行くことになったとき、取材同伴という名目で清水さんは僕と一緒にサンフランシスコに同行したんだけど、これは多分にこの小説「コブルストーン」にはらわれた大きな労力に対するねぎらいだったように思う(清水さんと僕はサンフランシスコでキャッキャはしゃいで遊びまわってばかりだったから)。



清水さんが「清水春日」という名前で「ぼんちゃん!」という小説を上梓したときは突然で驚いたが後から思えば清水さんはずっとペンを動かしつづけていたのだろう。ちょうど僕が肺気胸での休養明けの2004年「夜の科学vol.4」にトークゲストで出てもらって、僕の友人溝渕ケンイチロウ氏(カスタネッツ/DQS)が清水さんの小学校時代の同級生だったことが判明してサプライズ対面のお膳立てもした。いつも会ってお茶したりする人ではないが、ひょんなことで数年間隔であって変わらず面白い会話を交わすようなタイプの人だ、清水さんは。『Eclectic』リリース時に小沢健二さんに取材した数少ないライターのひとりでもありました。

で、清水さんが川崎フーフ名義で「がんフーフー日記」という本を出したということを知ったのも突然のことで(2011年の地震の後でした)、いつも聞いているラジオで渡辺祐さんがこの本を紹介してびっくりして、その日のうちに本屋へ行って、その日のうちに読み終えた。2009年から1年少しの間に清水さん家族のものすごい体験記に圧倒されて、すぐ電話をかけたことを憶えている。その後NHKで特番が組まれたり、また雑誌編集の仕事に戻ったとか、いろいろ話を聞いていたのだけど、去年突然メールが来て、中村佑介くんのイラストブックの仕事をご一緒することになった(清水さんは編集担当)。中村くんも『cobblestone』(小説「コブルストーン」含めて)に大きな影響を受けているので、この繋がりは時間がくれた宝物だな、と思った。その頃「フーフー日記」の映画化についても知ったのでした。



果たして佐々木蔵之介と永作博美主演で完成した映画「夫婦フーフー日記」を5月30日の公開を前に昨日観ませていただいて、清水さんにも「観ました!」とメールして「客観的に観られないから感想聞きたい!」と返事が来たのだけど、これが僕も意外とそんなに客観的に観られなくて(本棚に並ぶ本とかCDを凝視してしまったり、佐々木蔵之介さんの丹精な顔と清水さんの眠たそうなマナコを比較したりしちゃって)でも90年代後半のくったくのない楽しさとゼロ年代の鬱々とした停滞感とか、そういう自分の経てきた風景の記憶もフラッシュバックして、泣いて笑って泣いて、最後は笑った。友だちにお薦めしたい映画。

小説「コブルストーン」を今読み返すとインターネットやスマホの発達で簡単に可能になったことを予言しているような箇所が散見される。15年という時間はあっという間かもしれないし長い長い時間かもしれないし、いつもその時間感覚にはそのときそのときにブレがある。小説のなかの“こぶる野市”にいた「僕」や「ダヤマさん」「花坂さん」は15年たってどうしているだろうか。「COB-WAVEのMCフラオ」はまだ現役で、猫のアップダイクはもう星になったころだろうか。清水さんに来月のGOMES THE HITMAN『cobblestone』含む“まちづくり”三部作再現ライブを観てもらえたら嬉しいな、と思った。


  
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2015年03月12日

志田の夜カフェ。(2015年3月11日 @ 下北沢 BOOKENDS COFFEE SERVEICE)

昨日のこと、4年目の3月11日。夜には自宅ではないどこか、音楽の鳴っている場所にいたかった。友人のイベントに誘ってもらったので音楽を聴きながら楽しい会話。ブックエンドコーヒーはCLUB Queの裏口のそばにある小さなコーヒースタンドで、下北沢に来たらいつも立ち寄って挨拶してコーヒーをテイクアウトするお店。音楽好きな仲間と時間を過ごせてよかった。




2015年3月11日@ 下北沢 BOOKENDS COFFEE SERVICE
“志田の夜カフェ。”


1.my favorite things(新曲)
2.太陽と満月(新曲)
3.予感
4.ひそやかな魔法
5.光の葡萄
EN
6.僕らの暮らし


「my favorite things」は今年作った新しい曲で朝起きて珈琲豆の匂いを胸いっぱいに吸い込むところから始まるが、ブックエンドコーヒー主人のヴィッキーさんが「自分の歌だと思った!」という感想を述べてくれて嬉しかった。「ひそやかな魔法」は2011年3月9日に配信リリースされた不遇な曲だが、この日はささやかに力強く響きました。モナレコードのスタッフも来てくれて、連日過ごす下北沢は「ひなたのねこ展」の打ち上げのようでもありました。楽しかった。誘ってくれてありがとう。


  
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2015年03月11日

3.10(佐藤)の日にサトミツラジオ|ひなたのねこ展最終日



昨日のこと、午後からラジオ収録。奇しくも3月10日の佐藤の日にどきどきキャンプ佐藤満春さんと会えて楽しかった。ドラムのもっくんと3人で楽しいトークを収録。僕が初めて組んだバンドが「エンプティ・ハート」、もっくんは「ホネホネロックス」、サトミツさんは「シスコーン」というユニコーンのコピーバンドだったそうで、なかなか普段話さないような(話す必要もないような)ことをたくさん告白して面白い感じになりました。気負いない課外活動を楽しんでいます。ラジオ日本「佐藤満春 in 休憩室」4月4日と11日のオンエアです。この番組でキューを振るのはビタミン大使ABCの宮川賢さんで、毎週日曜日に「パカパカ行進曲」を聴いている僕は宮川さんの笑い声に触れられるのがとても嬉しい。

大塚を出て今度は下北沢へ。今読んでいる小説がちょうど北関東の高校生が大塚のビジネスホテルからJRに乗って新宿でドキドキしながら乗り換えたり、下北沢の小劇場の演劇を見たりするシーンだったので本のなかと窓の風景をクロスフェードしながら楽しい読書。いつも下北沢へは井の頭線で行くので新宿から小田急に乗るのが新鮮。下北沢モナレコードでの「ひなたのねこ」展がいよいよ大団円の最終日といことで、夜から閉店まで在廊しました。

この日も展示を目的に見にきて僕に話しかけてくれるお客さんがたくさんいて嬉しかったです。猫の話、犬の話、暮らしのパートナーの話。そのパートナーを亡くした話などなど。知り合いや友だちも最終日にたくさんかけつけてくれて静かに感動しました。モナレコードにはたびたび長い時間テーブルに陣取って在廊させていただきましたが、いつも笑顔で迎えてくれたモナレコードのスタッフの皆さんにも感謝を。最後が音楽の街下北沢のモナレコードでよかったなと思いました。閉店後に撤収、今回声をかけてくれた天田さんがうるうるしてるのを見てもらい泣きしそうでした。

久しぶりにわが家へ帰ってきたポチの写真フレームたち。これをうちの階段の吹き抜けスペースの壁に常設しようと企んでいます。プライベートひなたのねこ展、そしてもうちょっとポチ実が来客に寛容になればうちもそのうち「ひなたのねこハウス」とか呼ばれるようになったりして。経堂ギャラリー芝生、等々力巣巣、鎌倉moln、大阪スタンダードブックストア心斎橋、長崎諫早オレンジスパイス、下北沢モナレコード、そして全国各地に駆けつけてくれたお客さん、手伝ってくれた友人とスタッフ、音楽仲間、そして永遠のポチと未来の象徴ポチ実に心からありがとうと言いたいです。





  
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4年前の今日は

4年前の今日は金曜日で、この季節特有の憂鬱な気だるさを抱えて友だちと近所のマクドナルドでお茶をしてくだをまいて、梅は満開だったけど桜の木はまだ蕾を固くしていて、そんな桜並木を眺めた後にとぼとぼと家に帰った。帰宅後、テーブルにつまづいて飲みかけのコーヒーをこぼしてしまって、僕が這って雑巾で床を拭いているときに異変が起きた。窓の外の電線が長縄跳びのロープのように波打っているのをしばらく眺めていたらグラグラとと揺れ始めた。「わわわ」とまず買ったばかりのテレビ(地デジ終了で薄型の大きなテレビをかったばかりだったのだ)を片手で押さえて、もう片方の手は本棚を支えた。

揺れは数分続き、ラジオがついていて(TBSラジオのキラキラ、水道橋博士の日だった)非常事態を伝えていた。丸くなって寝ていたポチが飛び起きて目をまんまるにして尻尾をアライグマみたいにふくらませて興奮していて、「ぽっちゃん!」と呼んだけれども納戸の奥の方に逃げ隠れてしまって、その後納戸の棚からいろんな物が落ちてくる音が聞こえた。食器がカチャカチャいう音も。結局大きな揺れが収まっても僕は中腰でテレビを押さえたままの姿勢で呆然としていた。それからずっとテレビを眺めてラジオを聴いてTwitterを覗き込み余震に怯えながら何もできないまま過ごした。納戸に逃げ込んだポチは夜の11時頃そーっと忍び足でリビングに戻ってきたが、緊急地震速報の音が鳴るとまた怯えて逃げ隠れた。

地震が起こる数日前の3月9日に「ひそやかな魔法」というデジタルシングルをリリースしたからこの歌を聴くとこの頃を心の静動をありありと思い出す。R.E.M.の最後のアルバムとなる『Collapse Into Now』が出たのも同じ日だったのでそれもあの春のサウンドトラックだが、4年前の今日からしばらく僕の頭に流れていたのは「こりゃすごいな/まず地震で始まって/鳥だ/蛇だ/飛行機だ」と歌い出される「It's the End of the World as We Know It(and I Feel Fine)」でした。

今晩は下北沢の小さなコーヒースタンドで話をしたり歌を歌ったりします。今日にふさわしい曲を。とても小さなお店ですがぜひ仕事帰りなどにお立ち寄りください。音楽とともになにかを共有するような夜になれば、と思います。


2015年3月11日(水)@ 下北沢 BOOKENDS COFFEE SERVICE
“志田の夜カフェ。with 山田稔明ライブ”

20:00 start:No charge
DJ : 志田一穂/ライブゲスト : 山田稔明

アナログレコードをゆっくりゆったり聴きながら、コーヒーやビールやおしゃべりを
楽しむささやかなイベントです。今回はGOMES THE HITMANの山田稔明氏をお迎え
してライブもお送りします。ライブは21時半くらいからを予定。限られたスペースな
ので恐縮ですが、一緒に音楽を共有したいと思います。

下北沢 BOOKENDS COFFEE SERVICE
東京都世田谷区北沢2丁目11ー17
TEL 03-3411-8885





気仙沼くんからの手紙

3.11です。
4年が経ちました。

復興の槌音が毎日響いています。
先月1日には市内第1号の災害公営住宅が完成しました。
浸水地の土地の嵩上げなど他の工事も着々と進んでいます。
ここ1〜2年が竣工ラッシュになるかと思います。

ただ、資材の高騰や人員不足に起因して工期の遅れも目立つようになりました。

市内の仮設住宅にはまだ6000人以上が、
民間アパートを借り上げる“みなし仮設住宅”*にも2000人以上が暮らしています。
避難所を含めた4年もの間、市民に仮の生活を強いていることに大きな責任を感じています。

被災地は未だ被災地のままです。

一方で、新しい店や取組など元気な街の姿もたくさん見られます。

暖かくなったらぜひ遊びに来てください。
チーム気仙沼で歓迎しますので!



*みなし仮設住宅・・・震災などで住居を失った被災者が民間事業者の賃貸住宅を
仮の住まいとして入居した場合に、その賃貸住宅を国や自治体が提供する「仮設住宅」
(応急仮設住宅)に準じるものと見なすこと。また、そうした賃貸住宅や関連する制度。  
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2015年03月10日

猫騒動 4thシーズン(extra)チミママの建もの探訪

4thシーズン最後にスピンオフ的なエクストラを。昨日の午後、チミママ(ポチ実のお母さんと思われるキジ猫)が塀を伝ってしゃなりしゃなりと我が庭を横切っていたので「チミママ!」と声をかけたら立ち止まってこっちをじっと見た。相変わらず尻尾の長いきれいな猫だ。近所の猫ネットワークによるとこの猫はこの周辺に歴代どんどん猫を増やしている猫だそうで、猫の保護活動をしていらっしゃる方たちはなんとか一度捕獲して子を生まないように避妊手術をして地域猫に戻したいという思惑があるらしい。なかなか複雑な思いを抱かせる猫、チミママがポチ実を健康に産んでくれたと思うと感謝の気持ちも当然あるが、もちろん僕はチミママにはエサをあげていない。



チミママが香箱を組んで塀の上で落ち着いたので、2階でグーグー寝ていたポチ実を抱いて階下へおろし「ほら、チミママだよ!」と指をさしたら最初はボケボケしていたチミも、は!と気づいた。最初は敵だと思ったのかブルブル震えだし、尻尾が見たことないくらい膨らんだのだけど、そのうち神妙な面持ちに変わった。チミママは貫禄があり微動だにせずこちらを見ている。チミママはこれまでも何回かうちの庭に来たことがあるがタイミング悪くいつもポチ実はいなかったから「娘をよろしくね」と挨拶に来ているんだと思うようにしていた。ついに対面を果たした山田家の猫になったポチ実とチミママ。

見つめ合う心理戦は10分くらい続いたか、急にひょいっとチミママが身体を翻し塀の向こうへ消えていった。ポチ実はその後もチミママがいた場所やその向こう側を眺めたり落ち着かなかったが、何を思っただろうか。チミママも何を思ってこちらを眺めていただろう。猫の気持ちは知る由もないが、彼女たちには彼女たちの歴史があるのだなあと再確認した。その後ひどい雨降りになって「お母さん、雨宿りできてるかなあ」と話しかけたらポチ実は緊張しすぎたのか疲れて眠っていた。以前見たときよりもチミママのおなかが大きく感じられたのがなんともやるせなく難しい気持ちにさせた。もしまた庭に運命的な仔猫があらわれたらチミは妹弟を甲斐甲斐しく受け入れるだろうか。チミママ、ポチ実は幸せにくらしていますので安心してください。



何回も言うようで申し訳ありませんが、いよいよ今日が下北沢モナレコードでの「ひなたのねこ展」の最終日となります。いよいよ最後の最後。今日の夜から閉店まで在廊してそのまま撤収、久しぶりにポチをおうちに連れて帰ります。週末に売り切れていたアアルトコーヒーの「ひなたのねこブレンド」も若干数追加入荷。学校帰り、仕事帰りの夕ごはんや飲み会にぜひ今日のモナレコードをご利用ください。2月17日からの展示、たくさんの方に来ていただきました。さらには去年の春から各地のねこ展に足を運んでくださった皆さんにも心から感謝を。遠方で来れなかったけど念のようなものを送ってくださった方もたくさんいらっしゃいました。

本当にありがとうございました。


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2015年03月09日

猫騒動 4thシーズン(10)生活の残り香|4thシーズンの終わり

先週末、下北沢モナレコード「ひなたのねこ展」でのひなたのねこトーク&ライブが盛況のうちに終了しました。たくさんのお客さん、近藤研二さん、木下綾乃さん、ミルブックスにスタッフのみんなに心から感謝したいと思います。ちょうど去年の今頃は写真絵本「ひなたのねこ」の原稿を書いていた頃で、その初稿を読み返してみると(3月11日の日付で書いている)「このおうちは朝になると太陽の光でいっぱい/日向はまるでカリフォルニャア/小さなお庭のパトロール/僕らの世界は今日も平和さ」と普通に漢字混じりに書き出していて、そこから漢字をなくして現在の形になったのだけど、「ぼくらのせかいはきょうもへいわさ」は最初から明確なキーワードだったのだな、と気付く。

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楽しみにしていたとても大切なイベントが終わったので、御多分にもれず僕もこの土日で<生活>といううすのろ、こと確定申告に手をつけたのだけど、レシートの山を整理しているといろんなことを思い出す。レシートの種類を分類して経費に関係ないものはゴミ箱へ、とさっさと終わらせてしまいたかった仕分け作業だったが、1枚1枚ながめては立ち止まってしまう。5月後半からのロヂャース(吉祥寺のディスカウントスーパーです)のレシートにはたくさんの種類の猫のごはんを1パックずつ買った記録があって、これは食欲がなくなったポチがどれか気にいるやつがないかを調べるためのトライだ(最後まで食べたのはCOMBOというウェットフードだった)。同じ頃にはすでにPOCHIバッジを試作するためのプラ板を買ったりもしてる。

いよいよご飯を食べなくなった数日後にはいつもは行かないペットのコジマで違う種類のフードに期待をかけたり、腎臓疾患に効くという水素水を買いにでかけたりもしている。6月13日のマツモトキヨシのレシートにはウェットティッシュとタオルを大量に、リポビタンDとか強壮剤も買い込んでいて、この日は胃液を吐いて失禁したポチを見て僕は初めて怖くなって泣いてしまった日で、心身くたびれ果てていたことを鮮明に思い出した(「おばあちゃん猫との静かな日々」の下村さんにメールで泣き事を言って「腎不全の猫っていうのは痛みとか苦しみをあんまり感じないらしいのよ」と救われる言葉をもらったのもこの日だった)。ポチが亡くなった6月19日を境に花を買ったレシートが増えて、IKEAに行ってフォトフレームをバカみたいに買ったレシートもある。病院通いの費用の記録は別のファイルにまとまっているのだけど(ものすごい金額でため息が出るね)こういう、日々の暮らしのなかの残り香に切なくなる。・・・と思っていたらポチ実がレシートの山にズサーッとヘッドスライディングをしてきて仕分けた束をめちゃめちゃにして、そんなセンチメンタルな空気は見事に撹拌された。「おま、やめれー!ポチはそんなことしなかったよ!」いや、そういえばポチもレシートの上で寝転がって僕を邪魔するのがこの季節の恒例だったなあ、などと振り返りながら。



ポチ実はふくふくと太り体重は多分4キロを超えた。このままだと肥満猫なので現在いろいろな策を検討中です。初夏生まれのポチ実にとっては初めての春。庭の梅は花盛りになって、こないだ庭師さんが切りそろえてくれた紫陽花にも新芽が。二階からはお隣の桜の木が見えるがまだ蕾は固い。毎年クロッカスが不意に花を咲かせる庭にはポチ実をまだ出すことができないが、窓を開けて(網戸はしめて)たくさん匂いを嗅がせてあげようと思います。

下北沢モナレコードでの「ひなたのねこ」展はいよいよ10日まで。今日と明日の2日間で終了です。先日のイベントの打ち上げで猫友だちのみんながポチの写真を見ながら「ポチは山田さんに飼われて本当に幸せだったねえ」と言ってくれて、そう言われると僕はもう本当に幸せで救われる。ポチ実、おまえもポチに負けないくらい幸せな猫にしてやろう。冬の終わり、春の始まり。猫騒動 4thシーズンはエピソード10を持ってファイナルとさせていただきます。まだまだ猫騒動は続くのです。5thシーズンにもご期待ください。


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2015年03月08日

春の予感のようなもの



昨日のこと。思えばここしばらくいろんな録音作業とライブ準備とひなたのねこ展のいろいろで全然街をぶらぶら散策しない日々が過ぎていたので、思い立って渋谷へ。欲しかった本を買い、CDを買い、レコード屋をパトロールして買うべきものを狩り、結局は本屋とレコード屋と楽器屋くらいしか行かないのだけど、この無駄遣いみたいな時間でいろいろ刺激が補填されたような気がした。僕は普段あんまり日本語の歌を聴かないのだけど、シャムキャッツというバンドが去年から気に入っていて、バスを待つ彼女が最近「お母さんのこととか保険のこととか色々」ちょっとくたびれている、というシーンから始まるその新譜が日が暮れた降ったりやんだりの帰り道の、週末の渋滞した車窓の風景にとても似合って鳴っていました。

同じように僕は普段ほとんどマンガを読まないのだけど「ゴメスが登場している」という情報をSNSで知り、音楽もやられているノッツさんという方が書いた「SONGBOOK」というコミックを買って読んでみた。主人公の女の子が「もう10年以上も前のCDだけど」と『cobblestone』を聴くシーンあって、昨日はちょうど『cobblestone』を核とした“まちづくり”三部作15周年の完全再現ライブの詳細発表の日だったのでそのシンクロニシティに不思議な縁を感じました。小学館IKKI COMIXというところから今月出た「SONGBOOK」という本です。

4月11日の近藤研二さんとの渋谷喫茶SMiLEでのライブはソールドアウトとなりました。4月5日のヒックスヴィル中森泰弘さんとのライブはまだ会場である巣巣のHPで予約受付中です。その、昨日発表になった4月25日GOMES THE HITMANのライブもナタリーに紹介記事を書いていただいたので「まだいるの?」とか「懐かしいー」とか言って、それこそお母さんのこととか保険のこととかいろいろくたびれてるような同世代やなんかが15年前くらいの若くて無責任でいろんなことに興味を持っていたあの頃を思い出したりするきっかけになったらいいなと思うし、ずっと応援してくれている人がちゃんとチケットが取れるように見えない念のようなものを送ろうとも思っていますし、とにかく春になったらまた新しい何かが始まる予感がします。


  
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2015年03月07日

ひなたのねこTALK & LIVEー猫がつなぐ(2015年3月6日 @ 下北沢 モナレコード)

最後の「ひなたのねこ展」期間中の、最後の「ひなたのねこライブ」が終了しました。

DSC08886

僕と近藤研二さんの繋がりについては去年からの猫騒動日記のサードシーズンあたりを参照にしていただきたいのですが、猫が結んだとしか言いようのない縁がきっかけの共演ライブは感慨深いものがあって一瞬一瞬が感動の連続でした。ばたばたとリハーサルをして普段あまりライブをやっていない2階カフェスペースでのお座敷ライブでしたが、猫の写真(近藤さんちのマルオくんのスナップもステージ左上から見つめていました)に囲まれて優しさと悲しさとあたたかさに包まれた空間だったと思います。


2015年3月6日(金)@ 下北沢 モナレコード
“ひなたのねこTALK & LIVEー猫がつなぐ”


1.夏の日の幻(『pilgrim』)
2.猫町オーケストラ(VA『猫と音楽の休日』)
3.太陽と満月(新曲)

<TALK with 木下綾乃、近藤研二>

4.Phenomenal Cat(The Kinksのカバー)
5.眠れねこねこ(2355おやすみソングカバー:近藤研二作曲)
6.ポチの子守唄(新曲:近藤研二編曲)
7.my favorite things - ぼくのお気に入り(新曲)
8.些細なことのように(新曲)

EN
9.small good things - ささやかだけど大切なこと(新曲)
10.El Noi de la Mare - 聖母の御子(スペインカタルーニャ地方の賛美歌:近藤研二ギター独奏)
11.日向の猫(『新しい青の時代』)



挨拶から近藤さんを呼び込んで「夏の日の幻」と「猫町オーケストラ」では近藤さんはやわらかなガットギター、「太陽と満月」ではエレキギター。Controversial Sparkでロックする近藤さんを観て栗コーダーのときとは違う一面を知っていたので一緒にロックする曲ができてよかった。一旦楽器を置き、木下綾乃さん登場してトークを。

綾乃さんとのトークは1月の経堂芝生以来。近藤さんと綾乃さんは初対面でしたが、奇遇にもJR上野東京ラインのCMで絵と音楽の共演済みという繋がり。事前の打ち合わせ何もなくトークをしましたがちゃんと可笑しく楽しく猫愛あふれる感じになりました。ポチのこと、近藤さんちのマルオのこと、綾乃さんちのハナとクロのこと。綾乃さんが突然「猫ってサイコー!」、近藤さんも「かわいいよねえ!」と振りきれるあたりで「ひなたのねこ展」主宰者としての僕の理性が働き、猫話はこれまで。ライブ後半戦へ。

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ポチが亡くなったあとすぐ、僕が愛聴してたインターFM「バラカン・モーニング」のなかで代打DJだった萩原健太さんがポチのために選曲してくれたThe Kinksの「Phenomenal Cat」という曲。僕はそのとき初めてその歌を知って大好きになったのですが、それを初めてカバーしてみました。可愛くて楽しい歌、元歌はオス猫が主人公なのですが僕は歌詞を全部「彼女」に代えて歌いました。僕はギタレレ、近藤さんはウクレレ。そして「眠れねこねこ」は近藤さん作曲の静かな祈りのような歌。キーを合わせて僕が歌わせていただきました。近藤さんのコーラスもいい!そして個人的にはこの日のハイライト「ポチの子守唄」を僕はギターを持たずに歌い、伴奏をすべて近藤さんにアレンジしてもらうというトライアル。柔らかくきしむナイロン弦の音、風景が移り変わるのを感じながら気持ちをこめて歌うことができました。

レコードになっていない新しい曲を多く演奏することになったこの日のステージでしたが、「my favorite things」という真新しい曲にもエレキギターを添えてもらった。自分が好きなモノコトや自分の信条を宣言するのは勇気のいることだけど、もう僕はそういう迷いや逡巡を越えて好きなものに囲まれて暮らしたいと思っていて、この歌はそういう思いを詰め込んだ歌になりました。「些細なことのように」を初めて聴いたとき近藤さんは当然僕がポチを亡くした後に書いた歌だと思ったそうですが、これは震災前の2010年から歌っている歌。ようやく僕が歌に追いついた。

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最後に歌うのはやっぱり「日向の猫」、その前に近藤さんのギター独奏でスペイン・カタルーニャ地方に伝わる賛美歌を奏でてもらった。額にはめて取っておきたいような、美しい時間だなあと感動しました。終演後はたくさんのお客さんにサインをしたり、猫の話をしたり。友だちもたくさん来てくれた。デレデレしながらネコネコ言いながらも結局は圧倒的に芳醇な、とても音楽的な空間になったことが嬉しいです。

打ち上げでは綾乃さんとともにイラストレーター猫サークルチームのイナキヨシコさん、石坂しづかさんも一緒に。そこにいる全員が猫好きという、余計は配慮のいらない猫宴会で夜遅くまでiPhoneを見せ合ったり猫物語を聞かせ合ったり泣いたり笑ったり、なんだこの集まりは?とおかしくなるようなとても楽しい夜でした。近藤研二さんとはまた4月11日に渋谷喫茶SMiLEでのライブで一緒に演奏することになりました。木下綾乃さんとは5月の蔵前in-kyoでの原画展でまた一緒に猫トークとミニライブを。ねこネットワークが強固になりました。たくさんのご来場ありがとうございました。


  
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GOMES THE HITMAN“まちづくり”三部作15周年記念完全再現ライブを行います

GOMES THE HITMAN“まちづくり”三部作15周年記念完全再現ライブを行います|2015年4月25日 @ 吉祥寺スターパインズカフェ

2000年にリリースされたGOMES THE HITMAN 2ndアルバム『cobblestone』を核として「new atlas ep」「maybe someday ep」の3枚のCDで構想・構成された“まちづくり”三部作から15周年を記念してライブを行うことにしました。15年はとても長い時間ですが、そこで鳴らされた歌がまだ自分自身にとって古くなっていないことに喜びと感動を憶えます。きっと当時うまく表現できなかったことや後悔と反省があったはずで、この3作品に2015年にもう一度対峙することが自分にとってとても意味のあることのように感じるのです。リリース当時に敢行した「夏まちオーケストラ」ツアーでサポートしていただいたギタリスト橋本哲さんにもお手伝いいただきます。3枚分のレコードをたっぷり時間をかけて演奏できるように開演時間を早くしました。遠くから近くから吉祥寺までお越しください。15年分歳をとってなくしてしまったサムシングもあるけれど獲得した経験値のほうが大きいことを自分自身が一番知っています。僕は26歳の山田稔明を再訪し、皆さんには新しく鳴らされる“シティ・ミュージック”を楽しんでいただきたい。2015年、僕たちの都市再生計画です。

GOMES THE HITMAN 山田稔明

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2015年4月25日(土)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
GOMES THE HITMAN.COM presents
“reconstruction of cobblestoneー僕たちの都市再生計画”


出演:GOMES THE HITMAN
member:山田稔明[Vo,Gt]、堀越和子[Key]、高橋結子[Per]、須藤俊明[Ba]
guest:橋本哲[Gt]

開場 16:00 / 開演 17:00
前売り 4500円(別途1ドリンク)

GOMES THE HITMANが「new atlas ep」(1999)『cobblestone』(2000)「maybe someday ep」(2000)と
果敢に挑戦した“まちづくり三部作”を15周年のアニバーサリーに完全再現します。時の流れの中で変わった風景と
変わらない風景のコントラスト。青春の季節ふたたび。2015年の都市再生計画です。

吉祥寺 スターパインズカフェ
〒180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251

*3月15日(日)10時からオフィシャルサイト通販STOREにてチケット先行発売。

通販STOREチケットセクション
GOMES THE HITMAN オフィシャルサイト

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2015年03月06日

いよいよ来週は|そして今日

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いよいよ来週末は高野寛さんとの蔵前NAOT TOKYOアニバーサリーライブ。濃密な空間で高野さんの歌を聴けることも嬉しいですが、前回に続いてのセッションも楽しみです。上の写真は去年残暑の9月の蔵前にて突然ステージに招かれて抜き打ちテストのようなどきどきセッションとなった「夜の海を走って月を見た」のシーン。チケットは完売、ご来場の皆さまにとって素晴らしいホワイトデイの一夜となりますように。NAOTの靴を履いていこうと思います。

東日本大震災から4年目の3月11日の夜は下北沢にいます。CLUB QueのそばにあるBOOKENDS COFFEE SERVICEという小さなお店で友だちが主催するイベント、この日にこそ聴きたいレコードをかけたり歌を歌ったりします。去年はポチを亡くしたこともあって仙台や気仙沼再訪が叶わなかったので今年こそはまた出向きたい。小さな音と小さな声を束ねるような夜になればなあと思います。

そして今日は下北沢モナレコード「ひなたのねこ展」でのイベント。去年の春から展示をバックに歌を歌ってきましたが今回で最後になると思うととても感慨深いです。もう今日の最後の曲が終わることを想像して寂しくなっている。モナレコードに置いてある感想ノートには去年の巣巣からの来場者のコメントがたくさん書かれているのですが、ぜひご来場の皆さま一言残していってもらえたら嬉しいです。なるべくたくさんの方がご入場できるようにお店側にも工面していただいたので少し会場が混雑するかもしれません。穏やかな心と譲り合いの優しさを持って集まってもらえたら、と思います。3階のライブスペースではなく2階のカフェでの開催です。ご来場をお待ちしております。



2015年3月14日(土)@ 蔵前 NAOT TOKYO
“NAOT TOKYO the 1st Anniversary Live”

出演:高野寛、山田稔明
17:00 open/17:30 start/料金3500円
*THANK YOU!SOLD OUT!

蔵前 NAOT TOKYO
東京都台東区駒形2丁目1-8 楠ビル301




2015年3月11日(水)@ 下北沢 BOOKENDS COFFEE SERVICE
“志田の夜カフェ。with 山田稔明ライブ”

20:00 start:No charge
DJ : 志田一穂/ライブゲスト : 山田稔明

アナログレコードをゆっくりゆったり聴きながら、コーヒーやビールやおしゃべりを
楽しむささやかなイベントです。今回はGOMES THE HITMANの山田稔明氏をお迎え
してライブもお送りします。ライブは21時半くらいからを予定。限られたスペースな
ので恐縮ですが、一緒に音楽を共有したいと思います。

下北沢 BOOKENDS COFFEE SERVICE
東京都世田谷区北沢2丁目11ー17
TEL 03-3411-8885  
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2015年03月05日

むさしのミーティング



朝から庭師さんが玄関の金木犀の木の手入れ。気持ちいい丸いフォルム、オレンジの花が香る頃にはどんな季節を送っているだろうか。沈丁花の香りがもうすぐ。午後になってイラストレーター大塚いちおさんが来宅。家が近所なのだ。この春、吉祥寺でのいちおさんの個展で一緒にイベントをやろうということになって、近日中に詳細も発表になると思います。いちおさんとは“新潟”がきっかけで知り合って以来ずっと仲良くさせていただいているのだけど、アウトプットが違うジャンルで表現をしている人とのコラボレーションはいつもとても楽しい。ポチ実に一目会いたかったいちおさんでしたが願い叶わず。いちおさんが帰るやいなや「ニャアア」と階下に降りてくるポチ実のアンテナよ。

いよいよ明日はモナレコード「ひなたのねこ展」でのライブ。予想をはるかに上回るお客さんの数で嬉しい限りです。開場から開演までに1時間とってありますのでぜひ貴重な限定メニューや美味しいお食事を。近藤研二さんとの演奏、わくわくする。近藤さんは栗コーダーカルテットでは無口な二枚目担当(僕の認識では)ですが、明日はどうでしょうか。木下綾乃さん含めたトークも楽しみですが、綾乃さんは前回経堂ギャラリー芝生でのトーク時に猫の話始まって数分で感極まって涙ぐんだりしてもらい泣きしそうになったので明日も要注意です。ひなたのねこ展も10日まであとわずか。思い残すことのないように一期一会の時間をたっぷり満喫したいと思います。

チケットは完売御礼、当日券の有無は直接会場までお問い合わせください。


3月6日(金)@ 下北沢モナレコード
““ひなたのねこ” TALK & LIVEー猫がつなぐ”

出演:山田稔明 with 近藤研二/トークゲスト:木下綾乃
19:00開場/20:00開演/2500円(オーダー別)
*THANK YOU!SOLD OUT!

  
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2015年03月04日

シンメトリー|町内会リハーサル



つい最近ポチ実の顔を見ていて気づいた。ポチ実の顔はほぼ左右対称、シンメトリーなのだ。鏡に映った顔を見てそう思ったのだけど、ポチも左右反転するとまったく印象が違う顔だったし(ほっぺのシミの位置も変わるし)自分の顔も鏡で見るのと写真で見るのとでは全然違う。きっとポチ実はこれからますます美人になるな、と思ったのでした。

同じ町内に住む音楽家近藤研二さんがしーちゃんという猫と仲良くしているインスタグラムを見て、僕も触りにいこうと思って散歩してみても一度も遭遇しない。人と猫とには磁石のように引き合う相性というのがあるのだろうか。しーちゃんに会えないまま近藤さんの家で今週末のライブのための練習。真面目に3時間(写真を1枚も撮らなかった…)、あれこれ試してみてうまくいきそうな良い予感。練習終わって一緒にご飯を食べながら、僕が小学生時代に柔道を習っていて、中高とバレーボール部だったと聞いて近藤さんはたいそう驚いていた。近藤さんはバスケ部だったそうだが、なんか似合う。モテそうだ。

木下綾乃さんも加わったトークも含めて金曜日のモナレコード、楽しみです。満員御礼。  
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2015年03月03日

赤の時代|深大寺だるま市



3月3日、ということで今日と明日は恒例の深大寺だるま市。友だちと一緒に出かけました。お練り行列に間に合うように出かけたつもりだったのだけどすでに終わっていて、しかし荘厳なお経を聞くことはできました。この1年を見守ってくれただるまは片目に「阿」という梵字が描き込まれている。「吽」の梵字をもう一つに入れてもらってお寺に返す。「阿吽の呼吸」の「あうん」ですね。境内には関東一円からやってきただるま屋さんがたくさん並ぶ。景色が真っ赤。今年は赤だるまとあわせて金色のだるまの片目に「阿」を入れてもらって連れて帰りました。深大寺に来たからにはやっぱり蕎麦を。明日もやってますので興味のある方はぜひ。壮観な風景です。

ここ深大寺はずっと厄祓いをお願いしていたり(あと1年でようやく厄が抜ける)、リリースのたびに成功を祈ったり、ポチの病気平癒の願掛けをしたり、ポチのお葬式をしたり、近藤さんちのマルオくんが眠っていたりもする。自分にとってことあるごとに立ち返る特別な場所であるような気がしました。個人的には3年目のだるま市にてそう思ったのです。とても寒い曇りの日でしたが赤いものを見て少しテンションがあがりました。お金を払う時にだるま職人さんが「よいお年を」と言ってくれたのがハッとして新鮮な響きだった。いつ言ってもいつ聞いても美しい言葉だなあ。

  
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2015年03月02日

弥生、本格始動



春の陽気の月曜日。下北沢モナレコードの「ひなたのねこ展」にまたしばらく在廊しました。在廊といいつつ原稿書きの仕事を持っていってノートパソコンをパチパチしているわけですが、今日も何人ものお客さんが話しかけてくれてサインをしたりお互いの猫の話をしたりと有意義な時間でした。旅立って今日で256日ですが僕は毎日毎日ポチのことを思って、毎日毎日誰かにポチのことを話しています。新しくTシャツとトートバッグを入荷しましたのでぜひに。3月6日のライブも会場設営プラン検討の結果、もう若干名の入場が可能ということなので、近々キャンセル待ちの方にはご案内を。

ちょうど1年前の今日は高野寛さんとの蔵前での2マンライブでした。あのライブは自分にとって大きな刺激になった。ライブに対する姿勢が変わったかもしれない。今年もまた同じ空間で一緒に演奏できることが嬉しいです。セッションの打ち合わせもしていて、僕自身がわくわくしています。近藤研二さんとのライブ、そして高野さんとの共演、と楽しみなこと続きで3月もあっという間に過ぎていくのかな。


2015年3月6日(金)@ 下北沢 mona records(2F おんがく食堂)
“ひなたのねこ” TALK & LIVE〜猫がつなぐ

出演:山田稔明 with 近藤研二/トークゲスト:木下綾乃(イラストレーター)
19:00 開場/20:00 開演/料金2500円(別途1ドリンク)
*THANK YOU!SOLD OUT!
キャンセル待ちでのお申込みを受け付けています

mona records
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-13-5 伊奈ビル2F&3F
TEL: 03-5787-3326




2015年3月14日(土)@ 蔵前 NAOT TOKYO
“NAOT TOKYO the 1st Anniversary Live”

出演:高野寛、山田稔明
17:00 開場/17:30 開演/料金3500円
*THANK YOU!SOLD OUT!

NAOT TOKYO
東京都台東区駒形2丁目1-8 楠ビル301
  
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2015年03月01日

木の中にある魂



昨日のこと、等々力の巣巣で木彫家はしもとみおさんのワークショップがあるというので出かけた。この冬ぼーっとテレビをつけていたらはしもとさんをフィーチャーしたユニクロのCMが流れてきてびっくりした。お会いするのは去年のひなたのねこ展以来だが、変わらず気さくで楽しく素敵な方だ。はしもとさんに作っていただいた木彫のポチは昨年から関東をはじめ大阪、長崎とあちこち展示の旅をしているが、「はしもとさんが作られた猫をお見かけしました」とたびたびご本人にも報告があるそうだ。この日は座るシロクマを作るワークショップだったのだけど、3時間かけて20人ほどの参加者の皆さんがそれぞれ個性のある像を完成させていた。材料であるクスノキの香りが漂ってちょっとした森林浴のような。のこぎりや彫刻刀など、大人になると触る機会の少ないツールにも眠った記憶を喚起させるなにかがある。僕もいつか猫を、ポチとポチ実を作りたいなあと思う。

ワークショップ終了後に巣巣岩崎さんやはしもとさんも一緒に夕飯を食べに祖師ヶ谷大蔵のごはん屋ヒバリへ。とても久しぶり、毎日インスタグラムにアップされる美味しそうな写真に指をくわえていたので楽しい会食になりました。丁寧に作られたものを大事に食べるからなおさら美味しい。みんなで「おいしい、おいしい」と感動しながら食べるからもっとどんどん美味しいのだな。

巣巣でのはしもとみお作品の展示は本日18時半まで。今日もワークショップ開催中(犬を作るそうです。予約制で受付終了)なのでご本人にもお会いすることができると思います。天気の悪い3月の始まりですがお時間のある方はぜひに。はしもとさんに作ってもらったポチは下北沢モナレコード2階カフェの入り口に鎮座ましまして皆さんをお迎えしていますのでこちらも。  
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