2015年12月31日

2015年ライブアーカイブス

2015年、約60回のステージ、全国の皆さんありがとうございました!

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<2015年ライブアーカイブス>

1月2日(金)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
“吉祥寺の杉まつり2015-皆さまにとってこの1年が未年でありますように”
1月16日(金)@ 福岡 cafe Teco “夜の科学 in 福岡ーnew beginning”
1月18日(日)@ 諫早市 オレンジスパイス 「ひなたのねこ」ライブ
1月24日(土)@ 経堂 cafe+gallery芝生 トーク&ライブイベント「ねこのいる暮らし」
1月26日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン “月あかりのナイトリスニング vol.6”
1月28日(水)@ 荻窪 6次元 下村しのぶ「おばあちゃん猫との静かな日々」刊行一周年記念 “ねこむすびナイト”

2月6日(金)@ 下北沢 lete “夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽8”
2月22日(日)@ 渋谷 cafe granite “the first contact!—新井仁 × 山田稔明”

3月6日(金)@ 下北沢 mona records(2F おんがく食堂)“ひなたのねこ” TALK & LIVE〜猫がつなぐ
3月11日(水)@ 下北沢 BOOKENDS COFFEE SERVICE “志田の夜カフェ。with 山田稔明ライブ”
3月14日(土)@ 蔵前 NAOT TOKYO “NAOT TOKYO the 1st Anniversary Live”(with 高野寛)

4月5日(日)@ 等々力 巣巣 “永井宏 作品展 growing green 1996”
4月11日(土)@ 渋谷 喫茶 SMiLE “LIVE IN SMiLE”(with 加藤千晶ガッタントンリズムQ)
4月25日(土)@ 吉祥寺スターパインズカフェ「reconstruction of “cobblestone”ー僕たちの都市再生計画」
4月29日(水・祝)@ 等々力 巣巣 岩崎朋子「小さな巣をつくるように暮らすこと」刊行記念トーク+ミニライブ

5月1日(金)@ 吉祥寺 にじ画廊 大塚いちお個展 「犬 と 猫 。」ライブ&ドローイング
5月3日(日)@ 蔵前 in-kyo トーク&ライブイベント「ねこのいる暮らし」
5月9日(土)@ 下北沢 lete “夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽9”
5月21日(木)@ 青山 月見ル君想フ “Little Kingdom,Sunny Cat!”

6月20日(土)@ 恵比寿 天窓 switch “夜の科学 vol.47ーfor the loved one”
6月25日(木)@ 木場 EARTH + GALLERY “Art × Music for CAT LOVERS”
6月27日(土)@ 鎌倉 moln 「ネイティブ・インディアンと小沢健二、その言葉」

7月3日(金)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ“猫とコヨーテのオーケストラ”(with 高橋徹也)
7月11日(土)@ 都電荒川線 大塚駅前ー三ノ輪橋 “まちねのわだち 2”
7月18日(土)@ 名古屋 揚輝荘(多目的室)“夜の科学 in 名古屋ーfor the loved one”
7月19日(日)@ 京都 恵文社一乗寺店 COTTAGE “夜の科学 in 京都ーfor the loved one”
7月20日(月祝)@ 京都精華大学 “OPEN CAMPUS 2015 授業見学デー”
7月24日(金)@ 湘南T-SITE1号館2階湘南ラウンジ ツタプレpresents “山田稔明 with 近藤研二”フリーライブ&サイン会

8月1日(土)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー TRAVELER’S SUMMER FESTIVAL 2015
8月7日(金)@ 下北沢 lete “夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 10”
8月8日(土)@ 神戸 Gallery Vie(ギャラリーヴィー)“山田タクヒロ個展「ONE DAY ~ Working Animals ~」
8月8日(土)@ タワーレコード神戸店 “山田稔明『the loved one』発売記念インストアライブ”
8月9日(日)@ 加古川チャッツワース “夜の科学 in 下北沢 - for the loved one”
8月29日(土)@ タワーレコード渋谷店4階イベントスペース“山田稔明『the loved one』発売記念インストアイベント”

9月4日(金)@ 吉祥寺 ROCK JOINT GB むさしのFM開局&川久保秀一デビュー 20周年記念ライブ “20/20(トゥエンティ トゥエンティ)”
9月12日(土)@ 恵比寿 天窓 switch “United States of GOMES THE HITMAN - new sensation”
9月18日(金)@ ココナッツディスク 吉祥寺店 “山田稔明/ayU tokiO インストアライブ”
9月21日(月祝) @ 鎌倉 西御門サローネ JAMJAMJAM音楽祭2015
9月22日(火祝)@ 吉祥寺 MANADA-LA2『図書館の水源郷』発売記念ライブ “図書館と山田稔明”
9月26日(土)@ 札幌 たべるとくらしの研究所 “ネイティブ・インディアンと小沢健二、その言葉”
9月27日(日)@ 札幌 レストランのや “夜の科学 in 札幌 - for the loved one”

10月11日(日)@ 成蹊大学6号館4F 大教室、B1F カフェ&ホールCOMMichi “吉祥寺ニャンポジウム”
10月18日(日)@ 吉祥寺 キチム 山田稔明「猫と五つ目の季節」発売記念ライブ
10月23日(金)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲインPET SOUNDS RECORD presents “山田稔明 月あかりのナイトリスニング Vol.7”
10月24日(土)@ 福岡 警固 JOY TRIP CAFE “夜の科学 in 福岡ー猫と五つ目の季節”
10月26日(月)@ 佐賀 RockRide Nakakoh × 山田稔明 2MAN LIVE “tsuioku”
10月31日(土)@新潟 燕市 ツバメコーヒー ツバメコーヒー 3rd Anniversary “大塚いちお+山田稔明・飛び立つコトノハ”

11月1日(日)@ 新潟 北書店 小説「猫と五つ目の季節」発売記念ライブ
11月3日(火祝)@ 下北沢 lete “夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 11”
11月14日(土)@大阪 天保山 glogg “glogg 3rd Anniversary SPECIAL LIVE!”
11月15日(日)@ スタンダードブックストア心斎橋 山田稔明「猫と五つ目の季節」出版記念イベント “猫と僕、五つ目の季節の歌”
11月28日(土)@ 広島 シャムロック “Dog Year, Cat Yearー高野寛と山田稔明”
11月29日(日)@ 広島 道の駅世羅“二◯一四 presents 月刊ケ・セラ・セラ -田舎と音楽- Vol.1”(with 高野寛)

12月5日(土)@ 恵比寿 天窓 switch “夜の科学 vol.48ーprimecats on stage”
12月6日(日)@ 恵比寿 天窓 switch “猫町オーケストラ vol.16ーchristmas wish list”
12月12日(土)@ 兵庫 加古川 チャッツワース “夜の科学 in 加古川ーchristmas meeting 2015”
12月13日(日)@ 佐賀県基山町役場周辺 “2015 ふ・れ・あ・いフェスタ”
12月20日(日)@ 鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ“Coffee & Christmas vol.4ー今年もクリスマスソング”
12月24日(木)@ 等々力 巣巣 “巣巣のクリスマスライブ”
12月27日(日)@ 蔵前 in-kyo “お米農家やまざき チャリティ・キャラバン”
12月31日(木)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ “太陽と月のメロディ”  

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2015年ベスト音楽



個人的レコード・オブ・ザ・イヤー、圧倒的 2 TOPはコートニー・バーネットとスリーター・キニー。この2枚は本当によく聴いたし、原稿書きや諸制作作業の日々に僕を鼓舞してくれた。同率三位はその2作の間に溶け込んできた、心を鎮めてくれる2枚。2015年はサブスクリプション(定額制音楽配信)の年だったが、コートニー・バーネットは4枚、スリーター・キニーは3枚、SufjanとJTもCD、アナログともに購入という枚数がそのままベスト3に反映された。レコード屋さんに行って大好きな音楽を胸に抱えて歩く帰路というのはいつだって音楽好きの特権である。

とにかくこのBEST3の4枚が圧倒的で、今年買った他のレコードを聴く時間が少なかったような気がして、ここ数日で自分のインスタグラムの「#買ったレコード」というハッシュタグを見ながらいろいろ聴き返したのだけど、やっぱり今年も良い音楽がたくさんあって時間が足りないが、それは音楽好きとしてはこの上ない幸せだ。BEST3の他にざっと10枚選んでみた(重要作が抜け落ちているかもしれないが)。邦楽では親しい友人のレコードがちゃんと素晴らしくて嬉しかった。シャムキャッツは言葉選びが気持よく、コンパクトなサイズ感もよくて何回もリピートした。

今年一番最初に買ったのははっぴいえんどボックスだった。杉祭りで杉真理さんからいただいた「お年玉」で買ったのだった。そして手前味噌だが1月1日に書いた曲がオープニングトラックを飾る『the loved one』という、今年僕が作り得るベストな作品が残せたことも忘れられない。来年もたくさん良い音楽に出会えますように。僕も皆さんも。

*あとで加筆、微調整するかもしれません


<BEST 3>
#1. Courtney Barnett『sometimes I sit and think, and sometimes I just sit
#2. Sleater-Kinney『Cities to Love
#3. Sufjan Stevens『Carrie & Lowell
#3. James Taylor『Before This World

<よく聴いた10枚(順不同)>
Martin Courtney『Many Moons』
Steve Martin & Edie Brickell『So Familiar』
Indigo Girls『One Lost Day』
The Decemberists『What a Terrible World, What a Beautiful World』
Lianne La Havas『Blood』
Ryan Adams『1989』
Kurt Vile『b'lieve i'm goin down』
Death Cab for Cutie『Kintsugi』
Wilco『Star Wars』
Brian Wilson『No Pier Pressure』

<邦楽>
シャムキャッツ『Take Care』
高橋徹也『The Endless Summer』
itoken『Speaker』
近藤研二『子猫のロンド』

<良かったライブ>
Sharon Van Etten @ ビルボードライブ東京
Taylor Swift @ 東京ドーム
Ryan Adams @ FUJI ROCK FESTIVAL 2015
Courtney Barnett @ 恵比寿 リキッドルーム  
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2015年12月30日

いよいよ明日は2015年の仕事納めです




昨日は吉祥寺のスタジオまで出かけて杉真理さん、村田和人さんはじめ皆さんとのリハーサル。ロビーには松尾清憲さんや伊藤銀次さんら御大がたくさん、僕は一番の若造。おそらく今年も何十曲も、何時間も繰り広げられるであろう「杉祭り」。バンドの皆さんも譜面とにらめっこしながら苦渋の表情での特訓でした。これがお正月にはニコニコ顔になるから不思議なんだよな。杉祭りは1月2日、前売りチケットは完売とのことですが、当日券が出るかもしれませんのでスターパインズカフェまでお問い合わせください。

トーク&ライブイベント“月あかりのナイトリスニング”を共催し、いつもお世話になっている武蔵小山のレコードショップPET SOUNDS RECORDSスタッフの皆さんによる2015年ベストに『the loved one』を選出いていただいた。とても嬉しいし励みになる。僕もここ数日は今年聴いたレコードのなかからベスト10を選ぼうとたくさんの作品を聴き返しているところ。PET SOUNDS RECORDSの2015年ベストはこちらからご覧ください。

で、僕は明日の吉祥寺スターパインズカフェのライブが今年の仕事納め。11月から取りかかっていた作詞の仕事も年をまたがずに一段落してよかった。明日、2015年を締めくくる歌を歌いますので忙しい大晦日ですがぜひ吉祥寺へ買い物がてらお越しください。僕は13時頃の出番。



2015年12月31日(木)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
“太陽と月のメロディ”

11:30開場12:00開演/前売2900円当日3300円(1ドリンク代別途)
出演:TSUNTA、高橋徹也、小林未郁、山田稔明、ARI、ぽていと

今年もいろいろお世話になった吉祥寺スターパインズカフェの
大晦日のお昼公演が2015年最後のステージとなります。
*オフィシャルサイトにて予約受付中

STAR PINE'S CAFE
〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL 0422-23-2251  
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2015年12月29日

蔵前の居心地(2015年12月27日 @ 蔵前 in-kyo)|年末年始のお知らせ いろいろ



一昨日のこと、蔵前 in-kyoで2日間開催される“お米農家やまざき チャリティ・キャラバン”、2日目に音楽の余興を添えるべく出かけた。お米農家の山崎さんは今年9月の鬼怒川決壊で田んぼに大きな損害を受けてしまった。軽トラやトラクター、お米の乾燥機などその損失はとてつもない。自分の身に置き換えて、ギターや音響機器、機材車や録音で使っているコンピューターなどが同じようなことになったら…と考えてもその失意は比較にならないかもしれない。山崎さんが僕のライブを初めて観たのは数年前の蔵前in-kyo(今とは別の場所にあったときのin-kyo)だったそうで、この日僕がこのイベントに参加するのは必然的なことだと感じた。

NAOT TOKYOの宮川さんから「ランチでもしましょう」と連絡があり、予定の時間より早く蔵前へ。カワウソでカレーを食べながら近況報告をし、隅田川と東京スカイツリーを眺める時間の流れの穏やかさ。大沼ショージさんが丁寧に焼くお餅は山崎さんちのお餅、普段なら食べないぜんざいがとても美味しいそうに見えてペロリといただく。そこに集まる人たちはみんな面白くて、これまで知らなかった人を知る機会になる。イラストレーターの落合恵さん、石坂しづかさんともばったり。とにかく、蔵前の居心地は抜群に良い。休みにきたみたいだ。

15時と17時、2回のライブはどちらも盛況で素晴らしい時間になった。僕のライブを初めて観るというお客さんも多かったし、今年1年のお疲れさまを言い合う一日だったような感じもありました。たくさんの皆さんのご来場に感謝。そしてこの集まりを仕切ってくれたin-kyoちえさんと太陽のようにニコニコと笑う山崎夫妻とファミリーに幸あれ、と願います。

おこめやま応援金プロジェクト



今年もあと3日ですが、まだまだ仕事収まっていません。今年の締めくくりは31日お昼の吉祥寺スターパインズカフェ公演です。お世話になった地元のハコ、スターパインズカフェの大晦日イベント、友人シンガーソングライター高橋徹也さんも出ます。僕の出番は13時くらい。2015年を総括する歌を歌いたいと思います。リクエストがある方は考慮しますのでメールやコメント欄にどうぞ。そして年始は1月2日、2016年も吉祥寺の杉祭りで始まります。どんな一日になるか今から楽しみです。

そして1月8日からはお正月気分を引きずったまま経堂ギャラリー芝生で“山田稔明 カレンダー展 2011-2016”です。6年分のイラストを展示、限定のグッズも予定。16日に予定のトーク&ライブはすでに満席となりました。もしかしたらなにか催しを追加するかもしれませんので続報をお待ち下さい。今はその展示の準備をバタバタとやっているところで、なんだか2016年は2015年から続く五つ目の季節のようです(2014年からずっと続いているのか?)。『猫と五つ目の季節』発売から3ヶ月を記念して下北沢B&Bでどきどきキャンプサトミツさんを話し相手に迎えて行うイベントにもぜひご来場を!



2015年12月31日(木)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
“太陽と月のメロディ”

11:30開場12:00開演/前売2900円当日3300円(1ドリンク代別途)
出演:TSUNTA、高橋徹也、小林未郁、山田稔明、ARI、ぽていと

今年もいろいろお世話になった吉祥寺スターパインズカフェの
大晦日のお昼公演が2015年最後のステージとなります。
*オフィシャルサイトにて予約受付中

STAR PINE'S CAFE
〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL 0422-23-2251



2016年1月2日(土)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ

“吉祥寺の杉まつり2016 〜皆さまにとってこの1年が申年でありますように〜”

15:00開場16:00開演/前売6000円当日6500円(ドリンク代別途)

今年も杉真理さんの杉まつりに参加させていただきます!
[白組] 伊藤銀次・岩澤幸矢・SACHA KNITZ・杉 真理・鈴木雄大・
東郷昌和・十×十SATisFaCtiON・徳武孝音・松尾清憲・村田和人・山田稔明
[紅組] Aisa・井上昌己・遠藤響子・峠 恵子・野田幹子・渡辺かおる 他(以上五十音順)
演奏:紅茶キノコ&ゲストミュージシャン
坂本 洋・田上正和・藤田哲也・杉 未来・里村美和・高橋結子・清水 淳・
細井 豊・関 雅夫・渡辺 格・稲葉 智・橋本 哲・星 宣彦・村田彼方 他

吉祥寺 スターパインズカフェ
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251



2016年1月8日(金)-1月19日(火)
“山田稔明 カレンダー展 2011 - 2016”


2011年以来こつこつと作り続けた、山田稔明が描く猫イラストの
カレンダー。その6年分のイラストを一挙に公開します。
72ヶ月分の“猫のいる暮らし”です。

1月16日(土)トーク&ミニライブ
17:45 開場/18:00開演

料金1500円+ドリンク代500円
*THANK YOU!SOLD OUT!

経堂 cafe+gallery 芝生
156-0052 東京都世田谷区経堂2-31-20
tel 03-3428-5722



2016年1月24日(日)@ 下北沢 B&B
“山田稔明×佐藤満春「猫と僕、五つ目の季節の歌」”

18:30開場19:00開演/前売1500円(1ドリンク代500円別途)
出演:山田稔明、佐藤満春(どきどきキャンプ)

愛猫との13年間の暮らしと、その後に起きた奇跡のような
実体験を小説『猫と五つ目の季節』として上梓したシンガ
ーソングライター 山田稔明。

今回下北沢B&Bにて、本書刊行を記念したトーク&ライブを
開催させていただきます。スペシャルゲストとして、山田が
ボーカルをつとめるバンドGOMES THE HITMANをデビュー
アルバムから愛聴していたどきどきキャンプの佐藤満春さん
をお迎えします。

偶然にも、開催日の1月24日は山田が愛猫ポチと出会う
きっかけとなったシングル『饒舌スタッカート』が発売
されてちょうど15年目の日。小説の話だけではなく、
小説には書けなかったバンド時代の裏話や、その当時の
楽曲もたっぷり演奏する予定です。どうぞお楽しみに。

入場お申込みはこちらから

本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F  
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2015年12月28日

お米農家やまざき チャリティ・キャラバン(2015年12月27日 @ 蔵前 in-kyo)【SETLIST】



2015年12月27日(日)@ 蔵前 in-kyo
“お米農家やまざき チャリティ・キャラバン”


<1st. set>
1.my favorite things
2.symphony no.9
3.太陽と満月
4.日向の猫
5.sweet december
6.hanalee


<2nd. set>
1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.予感
3.猫町オーケストラ
4.ポチの子守唄
5.光の葡萄
6.symphony no.9
7.auld lang syne  
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2015年12月27日

本日は蔵前in-kyoで観覧無料のライブです

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「お米農家やまざき チャリティ・キャラバン@ in-kyo」

本日2015 年12月27日(日)@ 蔵前 in-kyo
時間 12:00〜18:00

in-kyoの常設で扱わせて頂いているお米農家やまざきさんちの「ひなたの粒」
お店ではお米ファンのお客様も多く、鬼怒川決壊によるその後の田んぼや
お米の被害の状況などを心配をして下さっている方々のお声も頂いております。
 
そんなお米農家やまざきさんの支援のために立ち上げたチャリティ・キャラバン企画。
スタートを切る in-kyoでは、陶器や木製品、布製品などのクラフト、ステーショナリー、
ソックスなどのワケあり商品、アウトレット商品、お米山オリジナルブロマイド、
古道具…etc  作家の方やshopの方々にご参加、ご協力頂いて商品を販売します。
 
また、テイクアウトのフードやドリンクもご用意致します。
もちろん山崎さんちのお米「ひなたの粒」の販売や事前予約によるお餅の販売も!
27日の日曜日はチャリティ・ライブ!と盛りだくさんの内容です。

参加・協力

アッシュコンセプト(雑貨)/エムピウ(革小物)
カキモリ(ステーショナリー)/サルビア(ソックス)
NAOT(靴)/monocraft(木製品)
HARRYS土屋琴(ガラスアクセサリー)
内田真美(洋服・雑貨)/くまがいのぞみ(陶器)
山中とみこ(布製品)/吉村和美(陶器)
大沼ショージ ミルブックス 渡部朋子(ポストカード)
大沼ショージ(ブロマイド)/CAMERA
お米農家やまざき(米と餠)/in-kyo(雑貨・古道具)
 
*FOOD&DRINK
aalto coffee(ドリップ用コーヒー豆提供)/SOL'S COFFEE
Ryota Viva Nakagawa(コーヒードリップ)/ちどり(おからベーグル)
モコメシ(菜の花と金柑のいなり寿司)/もりかげ商店(米粉かりんとう・おはぎ)
*カワウソ(「大衆食堂カワウソ」ひなたの粒を使ったカレー)
*「大衆食堂カワウソ』の会場はin-kyoではなく、カワウソとなります。
 
山田稔明チャリティミニライヴ(予約不要)
12/27(日)15:00〜 17:00〜の2回

 
in-kyoでのチャリティーキャラバンの売上の一部は山崎さんの
田んぼの来期の作付けや機械の修理、購入のための支援金とさせて頂きます。
 
広くはない店内で、しかも常設の商品もある中での開催ですので、
チャリティの規模は小さなものかもしれません。
それでも年の瀬のお忙しい中、ご来店下さる皆さまの
お気持ちを大切に支援のバトンを繋げられたらと思っております。
 
楽しい2日間となるよう準備を進めてまいりますので、
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。


蔵前 in-kyo
〒111-0043 東京都台東区 駒形2丁目5−1 柳田ビル
03-3842-3577  
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2015年12月26日

6年目の巣巣クリスマス(2015年12月24日 @ 等々力 巣巣)



2010年以来続く等々力の家具屋巣巣でのクリスマスライブ、なんと6年目になる今年は札幌からキッコリーズのカポウさんと池田靖司さん(池ちん)、鍵盤奏者の佐々木真里さんを迎えてのステージ。フードを駒沢大学のカレー屋さんIndian canteen AMIにサーブしてもらいました。カレー屋AMI店主は僕の大学の後輩という偶然。いろんな縁が繋がってこの日に結実しました。僕が札幌へツアーするたび何度も共演してきたキッコリーズ、今回も当日打ち合わせとリハーサルでスタンバイ。満員御礼、バタバタとイベントは始まりました。

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キッコリーズの「Blue Sky Blues」を3人でセッションして、まずはキッコリーズのセット。二人バージョンも素晴らしかった。僕と真里さん加わって4人編成で「太陽と満月」、そしてすべてのテーブルに鈴を配ってクリスマスソングコーナーを。クリスマスメロデイは参加人数が多いほどに楽しい。カポウさんとのセッションにはやっぱり高野寛さんのカバーを。「確かな光」から「光の葡萄」へと “光” 繋がり。気持ちのいい歌が歌えて嬉しい。僕がポチを亡くす1年前にカポウさんは愛猫ちゃま子を亡くして、多分その心の穴はそのまま開いているはずで、『the loved one』も『猫と五つ目の季節』もカポウさんにはいろんなことを思い出させるのだろうな、とずっと考えていた。そういうことを少し話して、「些細なことのように」を一緒に歌う。また時間のあるときにカポウさんを猫返し神社へ連れていってあげたい。

「my favorite things」は自分にとってまさに2015年を総括する歌だなと思う。1月1日に書いた歌、こんなに大きな歌になるなんて思わなかった。NRBQの「Christmas Wish」、そして「いちょう並木のセレナーデ」も個人的にはクリスマスソングの響きを持つ。今年何度目かの「sweet december」で大団円。いつまでも鈴の音が耳に残るような、素晴らしいクリスマスイブの夜になりました。キッコリーズ、真里さん、チーム巣巣にカレー屋AMI、ご来場いただいたお客さんに心から感謝を。

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明日は蔵前 in-kyoで観覧無料のライブを。年末の忙しい時期ですがぜひお越しください!  
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2015年12月25日

Joy to the World



Merry Christmas!

「Joy to the World」 from『Christmas Songs - standards and transfers』
 music clip featuring POCHI  
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巣巣のクリスマスライブ(2015年12月24日 @ 等々力 巣巣)【SETLIST】




2015年12月24日(木)@ 等々力 巣巣
“巣巣のクリスマスライブ”


1.Blue Sky Blues(キッコリーズ)
2.Heaven is My Home(キッコリーズ)
3.レインボウ・コネクション(キッコリーズ)

4.太陽と満月
5.amazing grace
6.silent night
7.wish you a merry christmas
8.the first noel

9.確かな光(高野寛 カバー)
10.光の葡萄
11.些細なことのように
12.my favorite things

EN
13.Christmas Wish(NRBQ カバー)
14.いちょう並木のセレナーデ(小沢健二 カバー)
15.sweet december


山田稔明 with 佐々木真里
カポウ & 池田靖司(from キッコリーズ)  
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2015年12月24日

4年目のディモンシュ“Coffee & Christmas” ライブ後記(2015年12月20日 @ 鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)

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先週末、日曜日のこと。これらの写真だけ見たらそれは楽しく賑やかなクリスマスライブだったのだな、とみんなは思うでしょう。実際は僕にとってとても不本意で、不甲斐なく、ご来場いただいたたくさんのお客さま(遠くから近くから)、共演の中森さんと真里さん、ディモンシュのスタッフ皆さんにもご迷惑をかけるステージとなってしまいました。本当に申し訳ありませんでした。

この数日感じていたノドの違和感みたいなものを見て見ぬふりをしてやりすごしていたのですが、リハーサルまではなんとか大丈夫という感じだったのが、ライブが始まって最初の2曲で声がかすれて、みるみるうちに声が出なくなってしまった。ちょっと休んでみたり、オリーブオイルを飲んでみたりしましたが声は戻ることなく、自分でも怖くなるほど声をコントロールすることができなくなりました。風邪をひいて鼻声、かすれ声でライブをやったことは今までも数回ありましたが、ここまで声が出ないライブというのをこれまで経験したことはありません。無意識のうちに声が出る音域で「光の葡萄」と「sweet december」を原曲と違う即興メロディで歌う自分にも驚いた。

今回は特に、初めて“Coffee & Christmas”を観にきたというお客さんが多かったし、僕自身も好きな歌を好きなだけ歌えることを楽しみにしていたので(クリスマスメロディはいつだって楽しいものなのだ)、落ち込んだ。当然の自己嫌悪。ライブ終了後に声をかけてくれるお客さんの声とかアンケートに書いてあったねぎらいとか、中森さんと真里さんとの妙な連帯感とか、ディモンシュ堀内さんと千佳さんの笑顔とか、すべてが優しくて、胸に沁みた。なんとか皆さんにお返しをしたい、と思う。だから、僕はこの日のライブのことをずっと忘れない。

終演後は同じ時間帯でイベントが被ってしまったmolnチーム(tico moonとTICA、五十嵐くん夫婦たち)との合同打ち上げになったが、僕は声が全然出ないので黙々とご飯を食べるだけ。美味しいプレートを一番にたいらげてしまった。みんなともっと話したかった。翌日朝一番で耳鼻咽喉科で診てもらい次のライブまで3日間なるべく声を出さないように静養を命じられ、本日のクリスマスイブの巣巣でどんな声が出るかはまだわからなくて不安だけども、ライブというのは“LIVE=今”なのだ、ということをポジティブな言い訳にして100%できるかぎりのことをやろうと思います。ご心配おかけしてすみません。  
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2015年12月23日

ラジオ出演情報・本日14時半から

先週の仙台キャンペーンで収録した番組が放送になります!




<山田稔明 ラジオ出演情報>

本日12月23日(水祝)14時30分頃 -
ラジオ石巻『復興へ!午後もやっぱり764』
猫好きMCの安倍未来さんに「時間気にせずに話してください」とたっぷりのトーク。弾き語りも。
PC等からサイマル放送を全国で聞くことができます(こちら


12月25日(金)12時30分 -
Date fm、エフエム岩手、エフエム青森、エフエム福島、エフエム山形、エフエム秋田
東北まんぷくラジオ』内「まんぷく食堂」に出演します。生演奏あり。
パーソナリティは奥口文結さん。こちらもスマホアプリやラジコなどで全国で聴けると思います。  
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2015年12月22日

“お米農家やまざき チャリティ・キャラバン”に参加します

今年1年を振り返るニュース映像が繰り返し流される季節がやってきましたが、9月の鬼怒川の堤防決壊による記録的被害は記憶に鮮明です(僕は小説『猫と五つ目の季節』の最終推敲作業の手を止めて呆然とテレビに見入っていました)。お米農家の山崎さんとは巣巣で知り合いました。僕のライブを身体を揺らしながら聴いてくれて、何よりそのニコニコ顔が印象的で、こんな人が作ったお米ならば、と食べてみたら本当に美味しかった。甚大な被害にあわれたお米農家やまざきさんをサポートするために蔵前 in-kyoで行なわれるチャリティキャラバンに参加します(僕は27日にライブを)。ぜひ皆さんのお力もお貸しください。

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「お米農家やまざき チャリティ・キャラバン@ in-kyo」

期間 2015 年12月26日(土)〜27日(日)
時間 12:00〜18:00

in-kyoの常設で扱わせて頂いているお米農家やまざきさんちの「ひなたの粒」
お店ではお米ファンのお客様も多く、鬼怒川決壊によるその後の田んぼや
お米の被害の状況などを心配をして下さっている方々のお声も頂いております。
 
そんなお米農家やまざきさんの支援のために立ち上げたチャリティ・キャラバン企画。
スタートを切る in-kyoでは、陶器や木製品、布製品などのクラフト、ステーショナリー、
ソックスなどのワケあり商品、アウトレット商品、お米山オリジナルブロマイド、
古道具…etc  作家の方やshopの方々にご参加、ご協力頂いて商品を販売します。
 
また、テイクアウトのフードやドリンクもご用意致します。
もちろん山崎さんちのお米「ひなたの粒」の販売や事前予約によるお餅の販売も!
27日の日曜日はチャリティ・ライブ!と盛りだくさんの内容です。

参加・協力

アッシュコンセプト(雑貨)/エムピウ(革小物)
カキモリ(ステーショナリー)/サルビア(ソックス)
NAOT(靴)/monocraft(木製品)
HARRYS土屋琴(ガラスアクセサリー)
内田真美(洋服・雑貨)/くまがいのぞみ(陶器)
山中とみこ(布製品)/吉村和美(陶器)
大沼ショージ ミルブックス 渡部朋子(ポストカード)
大沼ショージ(ブロマイド)/CAMERA
お米農家やまざき(米と餠)/in-kyo(雑貨・古道具)
 
*FOOD&DRINK
aalto coffee(ドリップ用コーヒー豆提供)/SOL'S COFFEE
Ryota Viva Nakagawa(コーヒードリップ)/ちどり(おからベーグル)
モコメシ(菜の花と金柑のいなり寿司)/もりかげ商店(米粉かりんとう・おはぎ)
*カワウソ(「大衆食堂カワウソ」ひなたの粒を使ったカレー)
*「大衆食堂カワウソ』の会場はin-kyoではなく、カワウソとなります。
 
山田稔明チャリティミニライヴ(予約不要)
12/27(日)15:00〜 17:00〜の2回

 
in-kyoでのチャリティーキャラバンの売上の一部は山崎さんの
田んぼの来期の作付けや機械の修理、購入のための支援金とさせて頂きます。
 
広くはない店内で、しかも常設の商品もある中での開催ですので、
チャリティの規模は小さなものかもしれません。
それでも年の瀬のお忙しい中、ご来店下さる皆さまの
お気持ちを大切に支援のバトンを繋げられたらと思っております。
 
楽しい2日間となるよう準備を進めてまいりますので、
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。


蔵前 in-kyo
〒111-0043 東京都台東区 駒形2丁目5−1 柳田ビル
03-3842-3577  
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12ヶ月 × 6年|山田稔明カレンダー展 @ 経堂 cafe+gallery 芝生)

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来年の話。2011年からほそぼそ、こつこつと作り続けてきた山田稔明が描く猫イラストによるカレンダー。2016年でなんと6年目となりますが、今回初回印刷分が早々に完売、慌てて増刷という嬉しいバタバタです。「ひなたのねこ」展などでお世話になってきた経堂のギャラリー芝生のユサさんから展示をやりませんか、と声をかけていただいたので改めて6年分、72ヶ月の自分の猫イラストを並べてみたら、それぞれの季節にいろんな思い出がよみがえりました。来年最初の企画、「山田稔明カレンダー展 2011-2016」にご期待ください。

すべてのイラストの展示、2016年カレンダーの発売はもちろん、72ヶ月分のイラストからセレクトされたポストカードなどの販売、1月16日(土)にはミニライブも。ギャラリー芝生の、あの空間でしかできないことをやろうと思っています。お正月気分を引きずりつつも新年への誓いを確かにするような展示になればなーと思っています。お楽しみに!



2016年1月8日(金)-1月19日(火)
“山田稔明 カレンダー展 2011 - 2016”


2011年以来こつこつと作り続けた、山田稔明が描く猫イラストの
カレンダー。その6年分のイラストを一挙に公開します。
72ヶ月分の“猫のいる暮らし”です。


1月16日(土)トーク&ミニライブ
17:45 開場/18:00開演

料金1500円+ドリンク代500円
[ご予約は芝生webから受け付けます]

経堂 cafe+gallery 芝生
156-0052 東京都世田谷区経堂2-31-20
tel 03-3428-5722

  
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2015年12月21日

“Coffee & Christmas”(2015年12月20日 @ 鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)【SETLIST】




2015年12月20日(日)@ 鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
“Coffee & Christmas vol.4”


1.名前のない馬(AMERICA カバー)
2.ヴェンチュラ・ハイウェイ(AMERICA カバー)
3.ウィチタ・ラインマン(Jimmy Webb カバー)
4.Wish You a Merry Christmas
5.amazing grace - gloria
6.the first noel
7.Carolina in My Mind(James Taylor カバー)

<堀内マスターのコーヒー教室>

8.Little Saint Nick(Beach Boys カバー)
9.Christmas Day(Beach Boys カバー)
10.Christmas Wish(NRBQ カバー)
11.光の葡萄
12.今年のクリスマスソング(Hicksville カバー)
13.sweet december



山田稔明 with 中森泰弘(Hicksville)& 佐々木真里  
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2015年12月20日

クリスマスにはクリスマスソング

いよいよ今日は鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでの4年目となる“Coffee & Christmas”です。ヒックスヴィル中森さんと真里さんの鍵盤を伴って、クリスマスモードでお届けします。12月に入ってからのライブでは『the loved one』楽曲や皆さんからのリクエストに応えてきたのでほとんどクリスマス的な歌を演奏していませんでした。先日栗コーダーカルテットのクリスマスコンサートを観てあらためて季節の音楽が心に作用する力を思いました。どうしてクリスマスのメロディというのはこんなに気持ちを高揚させるのでしょうね。今日、そして24日の巣巣では『Christmas Songs』の歌やクリスマスメロディをお送りします。ぜひ参加される皆さんも鈴などを持って演奏に加わってもらえたら楽しいなと思います。

カバーアルバム『Christmas Songs -standards and transfers』には入っていない、2年前に録音したクリスマス・ソング(「ケンタッキー」は“クリスマス=フライドチキン”という僕の先入観からクリスマスソングに認定)をお聴きください。そしてさらに年末感を演出する2014年録音の「蛍の光」も。鎌倉ディモンシュ、そして等々力巣巣でお会いしましょう!








2015年12月20日(日)@ 鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
“Coffee & Christmas vol.4ー今年もクリスマスソング”


18:30開場/19:00開演/料金3,500円(コーヒーの試飲つき)
出演:ライブ/山田稔明 with 中森泰弘(HICKSVILLE)、佐々木真里(kbd.)
コーヒー講座/堀内隆志(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)

毎年恒例となった鎌倉ディモンシュでのクリスマスライブを今年も。
初の小説を上梓した山田稔明と「ましまろ」での活躍も華々しかった
ヒックスヴィル中森泰弘氏との一晩限りのコラボレーションにご期待ください。

*山田稔明オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中

カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2丁目1-5
TEL 0467-23-9952



2015年12月24日(木)@ 等々力 巣巣
“巣巣のクリスマスライブ”

19:00開場19:30開演/料金3500円(+ドリンク500円)amiのカレー付
出演:山田稔明、カポウ&池田靖司(from キッコリーズ)、佐々木真里(kbd.)

毎年恒例の巣巣でのクリスマス、今年でなんと6回目!
今回は札幌からキッコリーズの2人を迎えて、鍵盤佐々木真里さんも
加わっての合奏で楽しいクリスマスイブを演出します。駒澤大学の
名物カレー屋amiが美味しいカレーをサーブしにきてくれます。
今年の合言葉は「カレークリスマス!」に決定!

ご予約は巣巣にてメールで受付中です
満席になりましたら、締め切りさせていただきます

ご予約メールアドレス
「susu@susu.co.jp」
タイトル: 12/24 ライブ
本文: お名前、人数、携帯番号

翌営業日中には返信をさせていただきます。数日しても巣巣からの返信が
届かない場合は恐れ入りますがお電話にてご確認をお願いいたします。
ezweb、docomoなどのアドレスの場合は巣巣からの返信が届かないこと
が多いので、設定をご確認くださいますようお願いします。

等々力 巣巣
世田谷区等々力8-11-3
TEL 03-5760-7020  
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2015年12月19日

小説「猫と五つ目の季節」のこと18|主観から俯瞰へ

発売からしばらく経って最近は、小説『猫と五つ目の季節』の感想をお手紙でいただくことが多い。ライブで行った先で、長文メールで、何度も書き直されただろう感想文は心尽くしのもので感動する。客観的になって「そんな素晴らしい物語、おれが読みたい」と思うくらい美しい言葉で感想が書いてある。ヒックスヴィルの中森さんに昨日本を渡すときに「いやあ、読んだよ。感動して震えたよ」と褒めてもらって嬉しかった(メールで送ったPDF版ですでに触れていてくれていたのだ)。Amazonでたくさん売れているみたいだ、という報告もあり、10月からの僕のライブ会場だけでもすでに数百冊が皆さんの手元に旅立った。在庫の山に埋め尽くされることなく、なんとか安心して年を越せそうな雰囲気がある。仙台では「これは猫に限った話ではなく、普遍的な愛する者についての物語ですね」と言われたのだけど、その人は犬と暮らしているそうだ。保護犬を引き取って家族に迎えたという経緯をお持ちのモデル/タレントの浜島直子さん(世界ふしぎ発見ミステリーハンターのはまじさん!)からも本について嬉しい感想をいただいたので、今日はそれを紹介します。

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著者の人柄が感じられるような、穏やかでひねくれていない
素直な文章が読んでいて心地よく、すいすいと心に入っていきました。
猫との生活という淡々としがちな内容ですが、だからこそ共感しやすかったり
自分と重ねやすかったりするのかなと思いました。

逃げるところや病気で苦しむところは、ついつい我が家のピピちゃん
(雄のシーズーです)と重ねてしまって、読んでいて胸がつぶれそうでした。

それにしても、不思議なことってあるもんですねぇ! 
最後は読んでいて救われたような気持ちになりました。
私は猫アレルギーなのです、筆者が羨ましい!(笑) 
読んでいて猫を飼いたくなったのは私だけではないはずです。

浜島直子
  
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今年2度目の里帰り|“ふ・れ・あ・いフェスタ2015”(2015年12月13日 @ 佐賀県基山町役場周辺)【ライブ後記】

ずっとナーバスで緊張していた、故郷佐賀県基山町でのお祭り。しびれるほど朝早く起きて姫路駅から新幹線で九州へ。途中車窓の外は雨になるが、博多に着く頃にはぎりぎり降らない曇空に。人身事故のため予定の電車に乗れないというハプニングもあり、基山にたどり着くころにはぐったりしてしまったが、故郷に凱旋!という気持ちで頑張らなくては。ふ・れ・あ・いフェスタは10余年続く町のお祭り。地元で取れた農産物などの即売会も。僕らが到着したときには「きやまん」というゆるキャラに住民票が交付されているところだったが、なんと空が晴れてきた。僕がライブをするのは町の体育館そばのオープンスペース、トレーラーステージの上。僕が3年間通った高校に向かって歌うシチュエーションが感慨深かったです。

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ステージから見える顔のなかには同級生、親戚、おじちゃん、おばちゃんの顔。九州のいろんなところから応援に駆けつけてくれたお客さんもたくさんいて嬉しかったです。なにか故郷にまつわる歌を1曲と思ったときに浮かんだのは「月あかりのナイトスイミング」だった。点滅信号とかちらつく街灯、稲穂が揺れる田んぼの風景は故郷の記憶を辿って書いたフレーズなのです。慣れない手拍子をする母の姿も。短い時間でしたがとても貴重な体験でした。

思春期の頃、自分が育った町で僕はライブイベントなんて観たことがなくて、だから佐賀県でライブをすることにずっと消極的だったのだけど、今年は佐賀市でのイベントもあったり、新しいことに手を伸ばした年になりました。また来年も佐賀で歌いたいな、と思う。小説も本も本当に飛ぶように売れて、地元の応援力を感じたし、いろいろサポートしてくれた旧友たちには「ありがとうね」の言葉しかありません。付き合ってくれた真里さんにも心からの感謝を。ようやく“佐賀県出身”の音楽家になれた気がします。


  
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追憶の“夜の科学 in 加古川”(2015年12月12日 @ 加古川チャッツワース)【ライブ後記】

もう1週間が経ってしまいましたが、まだ一週間しか経っていないのか…という感覚。先週末の加古川でのライブを振り返ってみたいと思います。

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2008年以来数知れない加古川チャッツワースのステージは数知れませんが、ここ数年クリスマス時期のライブが恒例になってきました。今回はキーボーディスト佐々木真里さんと昨年夏以来のデュオ編成で。加古川に到着してまず美味しいクリスマスプレートをいただく。このご飯も含めてのチャッツワースなのだ。地元のPAマン真田さんが音響を手伝ってくれてふくよかな音、遠くから近くからたくさんの方が観にきてくれました。

この日も「pilgrim」がよかった。小説『猫と五つ目の季節』を出してから後、“五つ目の季節”を歌ったこの歌が新鮮に響くようになった(「ユートピア」もそう)。「些細なことのように」「月あかりのナイトスイミング」も真里さんのピアノに乗った演奏を加古川の皆さんに聴いてもらえて嬉しかった。一旦ステージは僕だけになり、お客さんからのリクエスト曲をふたつ選曲。まずは「それを運命と受け止められるかな」これはGTH“猫町オーケストラ”公演のためにリハーサルまでしたのだけど「リクエストがこなかった」という理由で披露されなかった歌。チャッツワースからのリクエスト「笑う人」も同じく。ここで演奏できてよかったです。

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再びデュオ編成で、久しぶりに演奏した「hanalee」がとても力強く響いた。この曲、僕の弾き語りの時は音源よりも半音低いBキーで歌うのだけど、ゲストプレイヤーが入るとCキーで演奏する。その違いが鮮明になった気がしました。「ブックエンドのテーマ」も歌うたびに変わっていくのが面白い。『the loved one』から全曲、そしてリリースから時間が経った曲もGTH楽曲も新曲も全部入りの充実した内容でした。「sweet december」を歌っているときにお客さんの唇が口ずさんでいるのを見るのが好きだ。まだCDになっていない曲なのに季節の風物詩になったみたいな。

終わるのが寂しいようなライブ、チャッツワースでの演奏はいつだってそうだ。チャッツワースでの自己ベスト更新。終演後もたくさんのサインとおしゃべり。また来年も何度も来ますね。打ち上げは久しぶりに近所のカフェ「セシル」へ。チャッツワースとセシルが加古川の音楽シーンを支えている。チャッツワース岸本ファミリーと一緒にわいわいおしゃべりしていると親戚のうちに来たような気分になる。楽しい一日でした。翌朝の移動のために加古川から姫路まで移動して宿をとる。真夜中の姫路城を拝めるかと思ったんだけど疲れ果てた僕は眠ってしまっていた。




  
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明日は恒例の鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでのクリスマス公演です!



昨日のこと、朝から夜までうんうん唸りながら仕事。えいやっとメールを送信したらヒックスヴィル中森泰弘さんがやってきた。今年で4年目となる鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでのライブの打ち合わせと練習。中森さんとのライブはいつも、普段のライブとはまったく違う、カバーソング中心のライブになる。鎌倉ディモンシュでのライブはクリスマスソングを中心に据えて、僕らの好きな歌をやることになっているのだけど、1年ぶりに譜面と向き合って演奏してみるとやっぱりちゃんといろいろ忘れていて、その1年間の長さを感じる。それでも「ああ、思い出した!」「こんな感じだったね」と去年の今頃のことを思い出すのだ。今年は「ましまろ」で忙しかった中森さんですが、春の巣巣公演以来の共演となります。

今年もカバーソングのレパートリーをひとつ増やしました。そしてこれまで演奏した歌たちも、もはや山田&中森バージョンという響きを持つようになってきて面白い。前回に続き佐々木真里さんにキーボードでサポートしていただくので色鮮やかなクリスマスの演奏会になると思います。「sweet december」以外に今年初めてホリデイソングを歌うライブ、明日12月20日(日)鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュにて18時半開場、19時開演です。当日券での入場も可能です。まだ未体験という方には「もう4年もこんな楽しい宴をやってるんだぜ」とぜひお薦めしたい(下の写真と動画は過去のディモンシュクリスマスの様子)。いつも来てくれる人も可能ならば鈴や鳴り物をカバンに忍ばせえてパーカッションで参加してもらえたら嬉しいです。

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2015年12月20日(日)@ 鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
“Coffee & Christmas vol.4ー今年もクリスマスソング”


18:30開場/19:00開演/料金3,500円(コーヒーの試飲つき)
出演:ライブ/山田稔明 with 中森泰弘(HICKSVILLE)、佐々木真里(kbd.)
コーヒー講座/堀内隆志(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)

毎年恒例となった鎌倉ディモンシュでのクリスマスライブを今年も。
初の小説を上梓した山田稔明と「ましまろ」での活躍も華々しかった
ヒックスヴィル中森泰弘氏との一晩限りのコラボレーションにご期待ください。

*山田稔明オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中

カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2丁目1-5
TEL 0467-23-9952  
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2015年12月18日

仙台キャンペーン終了しました|NAKAO CAFEでのライブは来年1月30日!




昨日のこと、朝7時の新幹線に乗って仙台へ。一日ぎっちりテレビ、ラジオ、雑誌と取材を受けて夜の11時に吉祥寺に帰ってきました。へとへとに疲れましたがそれ以上にいろんな人たちと会えることがなんと楽しいことか。2年半ぶりでしたが、仙台は変わらずとても優しい街でした。ちょっと普通ではありえないくらいの(メジャーレーベルばりの)集中型キャンペーン、CDのこと、本のことをたくさんしゃべりました。そして来年1月の富谷町成田のNAKAO CAFEでのライブもますます楽しみです。

朝からJ:COM仙台の「デイリーニュース」、Date fm「J-SIDE STATION」、ラジオ3「マイタウンRADIO」、Date fm「FLICK MOTION」と4つの生放送。たくさんのメッセージもありがとうございました。15年来仲良くしている石垣のりこさんはもちろん、初めて会ったパーソナリティやスタッフの皆さん、元ベガルタ仙台の千葉直樹さんもとても穏やかで優しく、一瞬も緊張することなく過ごせました。今回の仙台での移動はひとり地下鉄旅だったのですが、ようやく仙台の地形が理解できた気がします。

収録した番組のオンエアは来週に。まずラジオ石巻の「復興へ!午後もやっぱり764」は猫好きで僕のインスタフォロワーである阿部未来さんと時間制限なくトークしました(弾き語りも)。放送は12月23日(水)14時半から。Date fmから東北6局ネットの『とうほく満腹ラジオ』はMCは奥口文結さん、クリスマス25日お昼の12時半から放送なのでCD未発売のクリスマスソングを弾き語りしています。発刊40年という老舗情報誌「S-style」もたくさんお話を聞いていただいた。これは来年1月25日発売で、読者プレゼントにサイン入り2016カレンダーを提供しました。また逐一Twitterなどでお知らせします。今回のキャンペーン旅を実現させてくれた前沢さんは15年前にレギュラーラジオ番組『GOMES THE HITMANの友好都市宣言』を一緒に作った同志、時をかけても変わらぬサポートに心から感謝を。宮城、そして東北の皆さん、また来年1月のNAKAO CAFEでのライブのときにお会いしましょう。




2016年1月30日(土)@ 宮城県 成田 NAKAO CAFE
“夜の科学 at NAKAO CAFE〜猫と五つ目の季節”

開場18:30 開演19:00/前売2800円 当日\3300(ドリンク別途)
出演:山田稔明 with 近藤研二

宮城県では2013年以来2年半ぶり、NAKAO CAFEで初めてのライブ開催が
決定しました。最新アルバム『the loved one』と初小説『猫と五つ目の季節』の
世界観を余すところなくお届けするステージ、サポートギターに近藤研二さんを
迎えたスペシャルなライブにご期待ください。予約受付中です!


【ご予約・お問い合わせ先】
NAKAO 成田店 022-351-7752
mail:nakao.cafe@gmail.com
*メールでのご予約の方はお名前・お電話番号・希望枚数をご明記ください。


NAKAO CAFE
宮城県黒川郡富谷町成田8-2-9 2階
  
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2015年12月17日

クリスマスの栗コーダーカルテット|今日は仙台キャンペーンです



一昨日のこと。吉祥寺スターパインズカフェにて栗コーダーカルテットのクリスマスコンサート。去年に続いて堪能しました。吉祥寺住民でよかったなあとしみじみ思う至福の時間。近藤さんが参加する栗コーダーもこれでひとまず見納めということで感慨深く眺めました。クリスマスのメロディのなんと叙情的なこと。言葉なんかいらない。イトケンさん、安宅浩司くんも観にきていて、打ち上げでは駒沢裕城さんから直接ペダルスティールのレクチャーを受ける安宅くんを眺めながら、「ポチの子守唄」で弾いてもらったペダルスティールに関しての彼への要求が栗コーダーにおける駒沢さんのイメージだったことを思い出す。安宅くんは「駒沢さんみたいになるかわからないけど、やってみる」とトライしてくれたのだ。2015年が暮れていく。

加古川と佐賀基山のことを振り返ることができないまま日々が過ぎて、今日はこれから仙台。東北の皆さん、ご無沙汰していますがどうかメッセージやリクエストをよろしくお願いします。


<山田稔明 テレビ・ラジオ番組出演情報|2015年12月17日(木)>

J:COM仙台「デイリーニュース」テレビ生放送 11時〜(HP
Date fm(エフエム仙台)「J-SIDE STATION」生放送 14:30頃〜(HP
ラジオ3「マイタウンレディオ」放送時間未定 (HP
Date fm(エフエム仙台)「フリックモーション」生放送 18時頃〜(HP

  
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2015年12月16日

小説「猫と五つ目の季節」のこと17|はしもとみおさんのポチ

小説『猫と五つ目の季節』発売からしばらく時間も経ちましたが、どの街を旅しても「本を読んで初めて山田稔明の音楽に触れた」とライブにまでお越しいただくお客さんが多くて嬉しい。みなさんがそれぞれ愛する猫の話をするのを聞くととても幸せな気分になるし、その愛の対象は猫にかぎらず犬だったり鳥だったり、両親だったり友だちだったりするから嬉しい。この本を書くことができて本当に良かったと思います。

ポチを亡くしてすぐ、木彫刻家のはしもとみおさんがポチを作ってくださった。それは素敵なサプライズで、僕は思わず泣いてしまったのだ。ポチの写真をたくさん飾って眺める日々のなかで、手に触れられるものができたのがとても嬉しかった。はしもとさんはとても可憐で素敵な女性だが、その眼差しは鋭く、その作品にはたくさんの想いが詰まっている。はしもとみおさんから感想コメントが届いたのでそれを紹介します。いつの日か、はしもとさんの動物たちに囲まれて歌うようなことができたらいいな、と願う。そのときには動物チームの先陣にポチの木彫を置きたい。





猫と五つ目の季節 をよんで

不覚にも、新幹線の中で涙が止まらなくなりました。

私は、地方出張の際に、土地にちなんだ本を読むのが自分の中の楽しみになっていて、
九州の猫を取材に行く際の新幹線のお供に、以前「実家が佐賀で〜」とお聞きしていた
山田さんの本をお供に連れて行くことにしました。
小説なのに、ドキュメンタリーのように進むその内容に、山田さんがこれまで音楽と
どのように向き合って、音楽と暮らして、そしてポチとの出会いから、ポチと音楽との暮らし、
その全てが山田さんのリアルな足跡で、まるで山田さんの唄のように、
日常のささやかな幸せや喜び、淋しさをシンプルな言葉で書きとめた日記のようなものでした。
ポチと出会ったのあたりを読んでいたのがちょうど大阪くらいで、その後岡山、広島と物語は進み、
山口に着く頃にはページをめくるたびに涙が出ました。
どんな神様にでも力を貸してほしいくらいに、どうしようもないポチとの別れ、
私も猫、犬と生き物と暮らしてきたので、感情移入せずにはいられませんでした。

そして、九州へ新幹線は走り、奇跡へと物語は進みます。

それは、とてもあたたかな、奇跡みたいな命の物語そのものでした。

山田さんは歌で、詩で、そのちいさくておおきいたいせつなあたたかい日常を、
これからも唄っていくのだなと、私も彫刻でそんなことの端っこのほうでも、
つくっていけたらいいなと思いながら、悲しいだけではない涙を拭いて、
私は新幹線を降り、すこし深い呼吸をして、島に住む猫たちに会いに行ったのでした。

2015年10月30日、新幹線の中で。  

はしもとみお
  
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明日は仙台キャンペーン【番組出演情報】来年1月宮城県NAKAO CAFEでのライブは近藤研二さんとのデュオ編成で

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ひとつずつ山を登って降りて、そしてまた休むことなく次の山への坂道を睨む、というような12月。明日は2年半ぶりに仙台へ行きます。ライブではなく、ラジオやテレビなどのキャンペーンで駆け回る一日となりますが生出演がいくつもありますので宮城、そして東北の皆さんのお目に、お耳にかかれたら嬉しいです。仙台では15年前にレギュラーラジオ番組『GOMES THE HITMANの友好都市宣言』を放送していました。その名の通り僕にとっては“友好都市”のような街です。たくさんの番組にお世話になります。


<山田稔明 テレビ・ラジオ番組出演情報|2015年12月17日(木)>

J:COM仙台「デイリーニュース」テレビ生放送 11時〜(HP
Date fm(エフエム仙台)「J-SIDE STATION」生放送 14:30頃〜(HP
ラジオ3「マイタウンレディオ」放送時間未定 (HP
Date fm(エフエム仙台)「フリックモーション」生放送 18時頃〜(HP





そして来年には宮城県富谷町成田にある人気店NAKAO CAFEでのライブが控えています。なんと近藤研二さんと一緒に演奏することになりました。心強いです。ぜひ仙台はもちろん、近郊からもご来場ください。初めてのお店ですが、スタッフの皆さんがとても親切でこの頃はお店で僕のCDばかりかかっているそうです。高野寛さんも以前ライブをされたそうで、素晴らしい空間だということを聞いて楽しみにしています。公演にあわせて小説『猫と五つ目の季節』出版を記念した猫のパネル展も予定していますのでご期待ください。2年半ぶりの東北の地でのライブ、わくわくします。



2016年1月30日(土)@ 宮城県 成田 NAKAO CAFE
“夜の科学 at NAKAO CAFE〜猫と五つ目の季節”

開場18:30 開演19:00/前売2800円 当日\3300(ドリンク別途)
出演:山田稔明 with 近藤研二

宮城県では2013年以来2年半ぶり、NAKAO CAFEで初めてのライブ開催が
決定しました。最新アルバム『the loved one』と初小説『猫と五つ目の季節』の
世界観を余すところなくお届けするステージ、サポートギターに近藤研二さんを
迎えたスペシャルなライブにご期待ください。予約受付中です!


【ご予約・お問い合わせ先】
NAKAO 成田店 022-351-7752
mail:nakao.cafe@gmail.com
*メールでのご予約の方はお名前・お電話番号・希望枚数をご明記ください。


NAKAO CAFE
宮城県黒川郡富谷町成田8-2-9 2階  
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2015年12月15日

うきは猫町紀行



一昨日の基山でのステージの後、福岡県うきは市の筑後川温泉に宿をとった。うちの町からは約40分ほどだが、僕がこれまで一度も訪れたことのない場所。高校卒業して18歳で上京した僕には知らない地元の観光地がたくさんある。うきはに泊まったのには温泉で疲れを取るという自分へのご褒美であるとともに、もうひとつ目的があった。うきは市吉井町にある「四月の魚」というお店にずっと行ってみたかったのだ。吉祥寺の雑貨屋さんで関昌生さんの針金細工を手にとったのはもう数年も前のこと。その関昌生さんが営むお店が「四月の魚」だ。そしてタイミングのいいことにトラネコボンボン、中西なちおさんの『CATS』原画展が開催されていたのだ。

うきはでの朝はよく晴れた。今回の旅も雨に降られずに済んで本当によかった。筑後川の流れは美しく、うきはは水路が多くて景色が美しい。大した下調べもせずに来たのだけど、トラネコボンボンの展示は「四月の魚」だけでなく「山下カバン」「山口さんちの木工所」と3会場に渡って行われていることを知り、それぞれのお店をはしご。震災の日から毎日描かれた絵の展示『記憶のモンプチ』も素晴らしかった。「山口さんちの木工所」では期せずしてポチにそっくりな三毛猫に出会った。リールちゃん、5歳。ずっと遊んでいたかったが、そういうわけにはいかない。ひとつだけ絵を買って持って帰ることにした。九州の高速を走るのは楽しい。平地が続き田畑を焼く煙がたなびいてきたら窓を開けて深呼吸する。野焼きの匂いと子供の頃の記憶はセットになっている。可愛い猫にも何匹も遭遇した。ここは猫町?みんな幸せでありますように。


夜遅い帰りのフライトまで九州の風景を堪能した。
昔より九州が好きになっている気がする。
また春に帰れたら嬉しいな。  
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2015年12月14日

ふ・れ・あ・いフェスタ(2015年12月13日 @ 佐賀県基山町役場)【SETLIST】




2015年12月13日 @ 佐賀県基山町役場周辺
“ふ・れ・あ・いフェスタ 2015”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.猫町オーケストラ
3.太陽と満月
4.些細なことのように
5.月あかりのナイトスイミング
6.my favorite things
7.hanalee


山田稔明 with 佐々木真里  
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2015年12月13日

夜の科学 in 加古川〜christmas meeting2015(2015年12月12日 @ 加古川チャッツワース)【SETLIST】




2015年12月12日 @ 加古川チャッツワース
“夜の科学 in 加古川〜christmas meeting 2015”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.猫町オーケストラ
3.太陽と満月
4.pilgrim

5.ポチの子守唄
6.些細なことのように
7.月あかりのナイトスイミング

8.それを運命と受け止められるかな
9.笑う人

10.日向の猫
11.hanalee
12.my favorite things
13.ブックエンドのテーマ
14.small good things
15.ユートピア

EN
16.sweet december
17.ハミングバード  
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2015年12月12日

広島から2週間|追憶の土曜ソリトン in キチム

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広島での2日間からもう2週間が経ちましたが、まだ街の空気感が自分の体に付帯しているような気がします。旅先での様々な刺激を経て先週の東京での“夜の科学”と“猫町オーケストラ”に結実したのだな、と今改めて感じます。出演させていただいた世羅町での「月刊ケ・セラ・セラ」Facebookページにイベント当日の様子が公開されています(こちら)。とてもユニークな催しでした。

一昨日は高野寛さんが始めたトークイベント「夢の中で会えるでしょう」を吉祥寺キチムまで見に出かけた。ゲストは緒川たまきさん。90年代の伝説の番組『土曜ソリトン side-B』のお二人。精華大学での授業に参加したことがある僕は高野さんのトークイベントなんて最高じゃないか!と思ったのだけどチケットも数時間でソールドアウトしたそうだ。緒川たまきさんが登場するとその華やかさに会場が高揚するのがわかった。過去を振り返り、ときに脱線しながらマニアックな話に突入していくその雰囲気がとても良かった。『土曜ソリトンside-B』が放送されていたのは僕が大学4年生のときだ。高野さんにとっては「夢の中で会えるでしょう」を収録した『Sorrow and Smile』リリース後。当時は阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件の後、混沌とした時代だったはず。洋楽ばかり聴いていた僕は当時高野さんの音楽に積極的にふれたことはなかったはずだが、このテレビ番組のことは妙に憶えている。荒涼とした荒野のなかにすっと美しい佇まいで立つ凛とした“テレビ”だった、という記憶。くさくさしていた大学4年生のころのことをいろいろ思い出して、20年経った自分の変わらないところと変わったところを考えた。

終演後に緒川たまきさんを紹介していただいて、無類の猫好きである緒川さんと猫の話をした(ゴミちゃんという可愛い愛猫もトーク中に紹介されていました)。三毛猫飼い同士、かつて腎不全で猫を亡くしたこともあるという緒川さんとの会話は自然と目を細めて声のトーンも高くなって、最終的には緒川さんが「すべての猫が幸せでありますように」と願いをかけてみんな笑った。高野さんは少し離れたところで「やれやれ、猫ってやつは」とあきれて苦笑いしていたのではないだろうか。高野さんのことも緒川さんのことももっとずっと大好きになるような、とても素敵な夜でした。


今日から加古川、そして佐賀県基山町へと音楽の旅。行く先々で素晴らしい出会いがありますように。


2015年12月12日(土)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川ーchristmas meeting 2015”

17:30開場18:00開演/3500円(別途ドリンク代)
クリスマスプレート(限定数:1000円)をご予約の方は
16:30から1階店舗でお食事していただけます
出演:山田稔明 with 佐々木真里

今年も恒例のチャッツワースでのクリスマスを開催します。
『the loved one』『猫と五つ目の季節』と駆け抜けた2015年を
第二の故郷とも呼べる加古川で振り返り総括します。

チャッツワースにて予約受付中
メール「chatsworth_tearoom@me.com」へ「イベント件名」「お名前」
「人数」「連絡先電話番号」を。返信メールにて受付完了。
電話受付(079-420-1707)はランチタイムを除いた
14時-20時、火曜定休で承ります。

紅茶と英国菓子のチャッツワース
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707



2015年12月13日(日)@ 佐賀県基山町役場周辺
“2015 ふ・れ・あ・いフェスタ”

<山田稔明ライブ>
開催時間:午後1時から午後1時45分
開催場所:体育館前ステージ
出演:山田稔明 with 佐々木真里

ふ・れ・あ・いフェスタHP  
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2015年12月11日

明日は加古川チャッツワースでのクリスマスライブです

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いよいよ押し迫ってきた2015年、果てなき音楽の旅は西へ。加古川チャッツワースでの恒例クリスマスライブです。前回は夏、盟友溝渕ケンイチロウ(カスタネッツ/DQS)をゲストに迎えましたが、今回は「月あかりのナイトスイミング」「些細なことのように」のアレンジでお世話になっている鍵盤奏者佐々木真里さんとのデュオでたっぷり演奏します。そもそも僕が全国をギター一本持って旅するようになったきっかけはチャッツワースとの出会い。21世紀の自分の活動における原点だと思っています。いつもミラクルなステージが繰り広げられる加古川チャッツワース公演、お席がもう少し用意できますのでぜひご来場ください。お問い合わせは直接お店まで。年末感謝の豪華でレアな景品が当たるくじ引きもあるそうです。小説『猫と五つ目の季節』やCD、カレンダーの販売もあります。なおすでに本やCD等をご購入の方にもサインしますのでぜひ会場にお持ちください。

明日、加古川でお会いしましょう。



2015年12月12日(土)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川ーchristmas meeting 2015”

17:30開場18:00開演/3500円(別途ドリンク代)
クリスマスプレート(限定数:1000円)をご予約の方は
16:30から1階店舗でお食事していただけます
出演:山田稔明 with 佐々木真里

今年も恒例のチャッツワースでのクリスマスを開催します。
『the loved one』『猫と五つ目の季節』と駆け抜けた2015年を
第二の故郷とも呼べる加古川で振り返り総括します。

チャッツワースにて予約受付中
メール「chatsworth_tearoom@me.com」へ「イベント件名」「お名前」
「人数」「連絡先電話番号」を。返信メールにて受付完了。
電話受付(079-420-1707)はランチタイムを除いた
14時-20時、火曜定休で承ります。

紅茶と英国菓子のチャッツワース
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707  
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2015年12月10日

山田ポチ実のメディア情報



12月8日は僕の42歳の誕生日でした。たくさんのお声がけとプレゼントをいただき感謝しています。いくつになっても嬉しいものです。僕の誕生日に託つけてポチ実へもたくさんの贈り物をいただきました。たいがいのものをぺろりと美味しそうに食べ、遊び、元気に駆けまわっています。ポチ実がうちの猫になったのは昨年2014年の9月9日、今日で実に457日となりました。今年の10月には『CASA BRUTUS』というとてもハイセンスな雑誌でメディアデビューを果たしたポチ実ですが、また雑誌に掲載されることになりました。

今度はサブカルどまんなかの雑誌『別冊カドカワDirect03』、昨日発売になったばかり。「エンタメニャンコカタログ」という特集コーナーに紹介していただきました。同じページには近藤研二さんのところのモイ(誌面上でもご近所!)、向かいのページには料理研究家の桑原奈津子さん(小説『猫と五つ目の季節』に出てくる菜津美さんは桑原さんがモデルなのです)のおうちのクロと小鉄くん。そして三毛猫界のトップアイドル、週刊ニュース新書の「にゃーにゃ」と並んで紹介されていることがとても誇らしいです。今日掲載誌をいただきましたが、電気グルーヴ、フラワーカンパニーズの特集も読み応えのあるものでした。ぜひ書店で手にとってみてください。

これから書かないといけない猫関連の原稿があといくつか。空前の猫ブームは僕にも少なからずの影響を与えています。

  
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2015年12月09日

22年分のGOMES THE HITMAN|猫町オーケストラ vol.16(2015年12月6日@ 恵比寿天窓switch)【ライブ後記】

土曜日の“夜の科学”が終わって、ちょっとした打ち上げをして帰宅したのが25時過ぎ。そこからひたすら急速して体力を戻し、頭の切り替え。まったく内容の違う長尺のライブを二日間というのも年末恒例。この週末は2日とも快晴、とても気持ちよく晴れ晴れとした思いで41歳で最後のライブの日を迎えました。お客さんが聴きたい曲をすべて演奏するというコンセプトは以前もやったことがありますが、今回も40曲近いセットリストに。前日が8人編成で17曲、この日は4人でその倍の曲数を演奏することに。リハーサルも開場ぎりぎりまで時間をかけて。自分のノドの強さに感謝。そして立ち見含めて満員御礼の会場に鳴り響くのはスタックリッジの「Lummy Days」、“christmas wish list=クリスマスの欲しいものリスト”と銘打った感謝祭の始まり。

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「街をゆく」で始まるパート1(全8パート!)は“まちづくり再訪”というセレクト。ジャキジャキとジャングリーなギターポップから一歩踏み出して成熟した流麗なポップスを追求し始めた頃の楽曲はコード進行の流れが美しくて、演奏が楽しい。そしてパート2はマニアックな未発表曲コーナー。ライブでのみ演奏された曲をリクエストしてくれる古いファンがいるのも長く活動していることの象徴。

「北の国から〜life in a northern town」は大学時代から演奏してきた、20年前に作った『if everybody had an ocean...』というカセットテープに入っていた曲。須藤さんが一番好きなGTH楽曲だ。練習中も「こんな曲、二十歳くらいの頃にしか書けないよ。なんで今までレコーディングしなかったか解せない」と熱く語っていた。「Hello Hello」は2000年代初頭に頻繁にライブで演奏された楽しい曲。「かげおくり」は2000年代中頃に新潟の雪だるま高原キューピッドバレイスキー場のCMで使用された曲。ここでそのCMが観れますが、この録音はほぼ僕のデモのまま、キーボードを堀越さんに弾いてもらっただけでバンドでは演奏していない。レアな3曲に続いて、今度は『omni』コーナーへ。

なぜか「happy ending of the day」へのリクエストが多くて意外でした。久しぶりに演奏しましたが素直で真っすぐな歌。「そばにあるすべて」は個人的にも大好きな歌なのでこれまで弾き語りで演奏することもたびたびありましたが、バンドでの演奏は感慨深かったです。少し楽器を持ち替えて「会えないかな」「寒い夜だよ」「山で暮らせば」、懐かしさと新鮮さが押し寄せます。今回のステージで演奏している最中にジーンとしてしまったのは「明日は今日と同じ未来」と「GOLDEN8」。どちらも地味で丹精で昔から大好きな曲ではあるんだけど、そこに新しい意味が付加されたというか、これまでと違う思いをこめて歌っている自分に気がつきました(うまく言葉では言えないんだけど)。「男なら女なら」もそう。自分が好きなバンドがこんな歌を演奏してくれたら嬉しいな、と他人事のように思いました。

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「手と手、影と影」から始まるパート7、実は2005年当時、この曲を演奏するのに苦手意識があった。録音したバージョンの雰囲気を出すのがとてもむずかしい曲だったのだけど、なんだかもういろいろなことをはらんでより大きな歌になっていることを再確認しました。「サテライト」もそうですね。ライブになると熱量が違う(レコーディング時は淡々と、盛り上がらないように心がけたから自然とそうなるのだな)。本篇最後は「雨の夜と月の光」、この曲にはいつも自分自身が支えられる。この時点で2時間半が過ぎ、26曲を演奏。

アンコールでは年末感謝の景品くじ引き。今年は各メンバーからの賞品がしょぼかった!圧倒的な曲数とのコントラストよ。倉庫から出てきた「饒舌スタッカート」ポスターはレアでした。今でも僕の家にはこのポスターのポチが部屋を見張ってくれていますが、思えばこれ、15年前の今頃撮った写真なのだ。そして前日に続いて特賞はパーカッション(タンバリン)そして、ステージ上でバンドと一緒に演奏できる特権。曲は「ねじを巻く」でした。ラストパートは来年1月でリリースから15周年を迎えるシングル「饒舌スタッカート」を全曲演奏。3時間で29曲の猫町オーケストラ、すべて終了しました。

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たくさんの握手とサイン、お客さん皆さんの顔が楽しそうにほころんでいたのでホッとしました。3時間のライブはやはり長い。立ち見だった方、お疲れさまでした。座っていた人もおしりが痛かったでしょう。いろいろサポートしてくれるスタッフ、友人たちに感謝。山田稔明ソロとGOMES THE HITMANは同じ僕が作った言葉とメロディでも確実に何かが違うということを改めて知る二日間でした。どっちも良い、っていうのがいいなと思います。

打ち上げでは珍しくメンバー4人のみに。これは「2014年に久しぶりにライブをやれたらと思ってるんだけどさ」とみんなを呼び出して飲んだとき以来で、とても新鮮。盛り上がるでもなく盛り下がるでもなく、淡々と2016年に何をやりたくて何をやりたくないかを静かに語り合いました。1993年結成から22年経ったGOMES THE HITMAN、今後の予定はなにも決まっていませんが、また来年も皆さんにお会いできますように。

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撮影:祖父江綾子  
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2015年12月08日

8人編成の“Primecats”|夜の科学vol.48(2015年12月5日 @ 恵比寿天窓switch)【ライブ後記】

先週末の二日間を振り返ります。まずは初日、年末恒例の“夜の科学”。「年末恒例」というのがいったいどれくらい恒例なのか。“夜の科学”の第一回目は2002年の12月。山田稔明ソロ名義で、それ以来場所を高円寺marbleから恵比寿switchに移しながら(下北沢440でもやった)一度も欠かさず続いているのだから今年で13年。調べてみて自分で驚愕した。なにはともあれ、最新回のステージを最善のものにするのが僕の使命である。今回は早々にイトケンさんのスケジュールが合わないことが分かっていて、次にベースえびちゃんも仕事が被ってしまった。困ったときに頼れるマイメン五十嵐祐輔くんに「ユー、今回ベースやってくれない?」と依頼。二つ返事で答えてくれたので今回のラインナップが実現したとも言える。

今年2月の初共演と「ポチの子守唄」の編曲でなくてはならない存在となった近藤研二さん、ピアノの佐々木真里さんと旧知の相棒安宅浩司くん、そして上野洋くんにはフルートと鍵盤ハーモニカ、愛弟子立花綾香もコーラス参加を志願してくれた。イトケンさんの代わりにsugarbeans佐藤友亮くんがドラムを叩いてくれることになったが、全員揃ってのリハーサルは当日のみ。開場ぎりぎりまで緊張感のある打ち合わせと練習が行なわれたのだけど、ピリピリした雰囲気は皆無なのが夜の科学オーケストラらしいところ。満員御礼の会場、客電が落ちて48回目の“夜の科学”の始まり。恒例の「Christmas is Coming」が鳴り響くステージへ。

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最初は小説『猫と五つ目の季節』からの朗読。「好きなものを好きだと宣言することに僕はもはやなんの躊躇もない。こんなふうに毎日が続けばいいと願う。昨日と今日が同じようでいて少しずつ違う、というのがいい」という、まさに選手宣誓だ。そこから始まった「my favorite things」「猫町オーケストラ」「太陽と満月」は2015年の山田稔明を象徴するような疾走感。最新アルバムが充実したものになったことを心から喜ぶ自分がいます。そしてこのメンバーで再現したかった1stソロアルバム収録の「pilgrim」、<五つ目の季節>というキーワードを含む楽曲を2015年に蘇らせたかったのです。「鬼気迫るものがあった」という感想も。言葉が自分に跳ね返ってくる感覚を久々に感じました。

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朗読から続く「ポチの子守唄」「日向の猫」「些細なことのように」は前年から続く季節の続きのようなシーン。いつだって泣きそうになるのは音楽が“まるでタイムマシン”だからでしょうか。「月あかりのナイトスイミング」の高揚感がすごかった。特に転調する部分、本当にガラスの天井から月を見上げているような気分でした。「光の葡萄」もこれまでとは違う雰囲気、ガーデンプレイスの光の葡萄に影響されたのでしょう。「hanalee」もそう。すべての楽曲が最新版にアップデート。最新曲である「ブックエンドのテーマ」と過去の歌が遜色なく並ぶセットリスト、もうひとつの<五つ目の季節>の歌「ユートピア」を久しぶりに演奏。個人的ハイライトでした。近藤さんのエレキギターにぐいぐい引っ張られた。感動しました。アンコールはその近藤さんと二人、“quilico”でキンクスのカバーを。

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“夜の科学”恒例の年末感謝の景品が当たるくじ引き大会は各メンバー様々な商品を用意しましたが、五十嵐くんの「鎌倉大仏だるま」、そして上野くんが提供した10年前に僕と一緒に制作した萌えアニメのサウンドトラックなど貴重なものがいろいろ。特等は鈴、しかしこれはただの鈴にあらず、ステージ上で僕らと一緒に「sweet december」を演奏することができる体験型の賞品でした。小説のなかに登場するバンド名にちなんで“夜の科学オーケストラ”あらため“primecats”として演奏した150分、なんと贅沢で充実した時間だったか。楽屋に戻った途端に真里さんが「終わって寂しい。もう一回初めから全部やりたい!」と懇願するほどでした。

いつもとは違う楽器でサポートしてくれた五十嵐くん(五十嵐くんの日記はこちら)、前回の“夜の科学”は鍵盤だったのに今回はドラムで手伝ってくれたsugarくん、スタッフの皆さん、友人たち、そして会場を拍手と声援で満たしてくれたお客さん皆さんに心から感謝を。イトケンさんとえびちゃんも今年たくさんお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。


  
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2015年12月07日

宮城県富谷町の人気店、NAKAO CAFEでのライブが決定しました

宮城県黒川郡富谷町成田にありカフェ、NAKAOでのライブが決定しました。2013年仙台センダイコーヒー公演以来2年半ぶりの東北ライブとなります。行ったことのないお店ですが、いつもお客さんがいっぱいで、賑わっている素敵なお店ということで今からとても楽しみにしています。あわせて『猫と五つ目の季節』パネル展の開催も計画中。年内には一度仙台へプロモーション旅行に伺う予定です。すでに予約受付開始していいます。たくさんの東北の皆さんにお会いできますように。2016年もよろしくお願いします!


2016年1月30日(土)@ NAKAO CAFE(宮城県黒川郡富谷町成田8-2-9)
“夜の科学 in NAKAO CAFEー猫と五つ目の季節”

18:30開場19:00開演/前売2800円当日3300円(ともにドリンク代別途)
出演:山田稔明

【ご予約・お問い合わせ先】
NAKAO 成田店022-351-7752
mail:nakao.cafe@gmail.com


メールでのご予約の方はお名前・お電話番号・希望枚数を
ご明記ください。

NAKAO CAFE
宮城県黒川郡富谷町成田8-2-9 2階

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GOMES THE HITMAN“猫町オーケストラ vol.16〜christmas wish list”(2015年12月6日 @ 恵比寿天窓switch)【SETLIST】



2015年12月6日 @ 恵比寿天窓switch
GOMES THE HITMAN
“猫町オーケストラ vol.16〜christmas wish list”


1.街をゆく(new atlas ep)
2.北風オーケストラ(cobblestone)
3.keep on rockin’(cobblestone)
4.午後の窓から(cobblestone)
5.シネマ(cobblestone)

6.北の国から〜life in a northern town(未発表曲)
7.Hello Hello(未発表曲)
8.かげおくり(未発表曲)

9.day after day(omni)
10.愛すべき日々(omni)
11.happy ending of the day(omni)
12.そばにあるすべて(omni)

13.会えないかな(down the river to the sea)
14.寒い夜だよ(GTH in arpeggio)
15.山で暮らせば(SONG LIMBO vol.1)

16.お別れの手紙(weekend)
17.春のスケッチ(cobblestone)
18.恋の見切り発車(SONG LIMBO vol.3)

19.明日は今日と同じ未来(明日は今日と同じ未来)
20.GOLDEN8(明日は今日と同じ未来)
21.忘れな草(mono)
22.男なら女なら(夜明けまで)

23.手と手、影と影(ripple)
24.僕らの暮らし(maybe someday ep)
25.サテライト(ripple)
26.雨の夜と月の光(rain song ep)

EN
27.ねじを巻く(饒舌スタッカート)
28.饒舌スタッカート(饒舌スタッカート)
29.拍手手拍子(饒舌スタッカート)



GOMES THE HITMAN are
山田稔明、堀越和子、高橋結子、須藤俊明  
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2015年12月06日

夜の科学 vol.48 - primecats on stage(2015年12月5日 @ 恵比寿天窓switch)【SETLIST】

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2015年12月5日(土)@ 恵比寿天窓switch
“夜の科学 vol.48 - primecats on stage”


<朗読1>
1.my favorite things(the loved one)
2.猫町オーケストラ(the loved one)

3.太陽と満月(the loved one)
4.pilgrim(pilgrim)
5.予感(新しい青の時代)

<朗読2>
6.ポチの子守唄(the loved one)
<朗読3>
7.日向の猫(新しい青の時代)
8.些細なことのように(the loved one)

9.月あかりのナイトスイミング(新しい青の時代)
10.光の葡萄(新しい青の時代)
11.hanalee(home sweet home)

12.ブックエンドのテーマ(新曲)
13.small good things(the loved one)
14.ユートピア(pilgrim)

EN
15.phenomenal cat(The Kinks カバー)
16.sweet december(未発表曲)
17.ハミングバード(新しい青の時代)



山田稔明 with 夜の科学オーケストラ a.k.a. “primecats”
近藤研二、安宅浩司、五十嵐祐輔、上野洋、佐々木真里、立花綾香、sugarbeans  
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2015年12月05日

小説「猫と五つ目の季節」のこと16|発売から一ヶ月がたちました

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小説『猫と五つ目の季節』の一般発売から一ヶ月が経ちました。書店とアマゾン等への出荷冊数などもだんだんわかってきて、僕のライブや通販でもたくさんご購入いただいていますが、残りが少なくなって増刷の夢も遠くない!という状況でとても嬉しいです。小さな子どもから「あたしも読みたいです」と手紙が来たり、おそらくおばあさまだと思われる声で出版元へ「著者さんにこの本書いてくれてありがとうと伝えてくださいな」と電話があったり、幅広い年齢層に読まれているような印象があります。かと思うと友だちやミュージシャン仲間から「2ページ目で泣いた」とか「すごくよかったよ」と小さな声で褒めてもらったり、じわじわと実感を伴って読んでくださった皆さんへの感謝の念をあらためているところです。

今日と明日の恵比寿2デイズの物販コーナーにも『猫と五つ目の季節』を販売しています。個人的には久しぶりのGOMES THE HITMANのライブだから、と久しぶりに出かけてきてくれる人にはぜひ読んでほしい本です。90年代やゼロ年代のバンドを知っている人には言葉以上に伝わる部分があると思うので。もちろん新しい人も初めての人もぜひ。自分についての自己紹介のような一冊だな、とも思うのです。まだまだ『猫と五つ目の季節』をよろしくお願いします。早く増刷していくつかある誤植をなおしたい。初版マニアの人、急いで!


オフィシャル通販STOREでのサイン入り本の購入はこちらから

Amazonでの商品ページはこちら  
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2015年12月04日

GOMES THE HITMANリハーサルDAY2|明日は山田稔明バンド編成 “夜の科学 vol.48”



今日はお昼から夜までGOMES THE HITMANのリハーサルでした。セットリストをお客さんからのリクエストで決めよう!ということになったのだけど、これが相当に大変で、しかしようやくなんとか流れができた。12月だというのにクリスマス感が皆無の長尺ライブになりそうです。GOMES THE HITMANではエレキギターをたくさん弾く。今回もいろいろ新鮮で楽しいし、何と言ってもとても久しぶりの曲とか初めて演奏する曲があるから気が抜けない。とても天気の良い日だと思ったのに気づいたら日が暮れていた。お客さん全員を満足させるようなライブになると思います。

しかし、一旦頭を切り替えて明日は山田稔明バンド編成での“夜の科学”、なんと48回目。メンバーは安宅浩司くん、五十嵐祐輔くん、上野洋くん、佐々木真里さん、立花綾香、sugarbeans佐藤くん、そして近藤研二さんを迎えての8人編成。イトケンさんの不在をsugarくんがサポートしてくれて、エビちゃんの代わりにマルチインストゥルメンタリスト五十嵐くんがベースを担当します。今年1年の活動の総集編のようなステージになります。

山田稔明でもGOMES THE HITMANでも充実したライブができてとても幸せだなあと思います。両公演ともチケットは完売御礼です。当日券の有無に関しては直接会場へお問い合わせください。早めにわかればTwitterなどでお知らせします!



“夜の科学 vol.48ーprimecats on stage”
2015年12月5日(土)@ 恵比寿 天窓 switch

出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
18:30開場/19:00開演/前売4,000円(1ドリンク代別途)

毎年恒例、年末感謝の「夜の科学」開催決定!
『the loved one』『猫と五つ目の季節』と駆け抜けた
2015年を総括します。豪華メンバーでのセッションに乞うご期待!


“猫町オーケストラ vol.16ーchristmas wish list”
2015年12月6日(日)@ 恵比寿 天窓 switch

出演:GOMES THE HITMAN
18:00開場/18:30開演/前売4,000円(1ドリンク代別途)

冬の元気なご挨拶。GOMES THE HITMAN恒例のイベントが
昨年の再始動を経て今年も開催決定。すべてのリクエストに
お応えしての感謝祭で一年を締めくくります。

恵比寿 天窓 switch(会場HP
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887
  
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2015年12月03日

福田利之さんの「収穫祭」と「大福田展」にすべりこみ



昨日のこと、福田利之さんのふたつの個展の最終日に駆け込む。行かなかったら後悔するやつだから。まず表参道のHBギャラリーへ行くとイラストレーターの犬ん子さんとチャンキー松本さん、石坂しづかさんと遭遇。そしてSNS上での交流があった藤本智士さん(Re:S」「のんびり」「おおらかべ新聞」の編集長)と初めて会うことができた。藤本さんとの縁は福田さんに絵を描いてもらった『Christmas Songs』がきっかけだったので相応しい場所での対面となった。福田さんは人気者で、たくさんのサインを描いていらっしゃった。僕は猫のポスターを。

そして青山のTOBICHI2へ移動。ここはほぼ日がプロデュースするスペース。先週展示準備のときにお邪魔したときは混沌としていた画廊が福田さんの原画で神々しく輝いていた。2012年に描いてもらった『Christmas Songs』、2013年の『新しい青の時代』の原画がスピッツのための作品群と並ぶ姿を見て感動する。福田さんがパッケージデザインをした気仙沼アンカーコーヒーの豆を購入。初めて気仙沼に歌いにいった2013年の夏のことを思い出す。年末の忙しさはいつものごとく目が回るほどだけど、丁寧な筆致で何層にも塗られた福田さんの絵をたくさん眺めて背筋の伸びる思いがしました。

福田さんはもうひとつ、渋谷パールブックショップアンドギャラリーで「福田利之ぬりえの絵」展も開催中。こちらはモノクロの世界なのだろうか。12月6日まで、恵比寿での“夜の科学” “猫町オーケストラ”とあわせてぜひ。


  
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2015年12月02日

広島DAY2:月刊ケ・セラ・セラ -田舎と音楽- Vol.1 @ 広島 道の駅世羅(2015年11月29日)



広島2日目は移動からスタート。まず広島駅から新幹線で三原駅まで向かう。景色がどんどん田舎になっていき、わくわくする。この日は「田舎と音楽」を考える一日なのだ。三原で高野さん、僕、そしてライターの清水浩司さんも合流。三原駅では世羅町役場のスタッフさんが迎えてくれた。車に乗って世羅町までは40分ほど。ますます深まる田舎の風景、気温も確実に下がってきた。最初に到着したのは「おへそカフェ」、築150年の古民家をリノベーションしたカフェ。僕らをまず迎えてくれたのは「ねこ」という名前の猫だった(この猫に夢中になっちゃって肝心の美味しいランチの写真を撮るのを忘れてしまいました)。



世羅町スタッフに案内してもらって、街のいろんなスポットを視察観光する。まずはおへそカフェの真向かいにある麦畑、ここで獲れた小麦粉でお店のパンを作っているそうだ。まさに地産地消。そして廃業したガソリンスタンドをパン焼き工房に改装中の現場へ。近くには廃校になった学校もあり、“遺構”というものについていろいろ考えさせられる。次に向かったのは「せらワイナリー」美味しいワインを試飲させてもらって、以前大きな手作りのフェスが開催されたという「せら夢公園」へ。広大な空間に「ここをフードコートにして」とフェス運営の妄想も膨らみました。道路に溝が刻まれていて走るとメロディが奏でられる、その名も「メロディロード」など見どころもありましたが、何と言っても街なかで突如現れた野生のシカに目を奪われてしまった。

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ライブ会場である道の駅世羅へ。僕の高野さんももちろん「道の駅」でのライブは初めてだ。今年の春にできた施設、床はピカピカでデザインもモダン。すでに照明やPA機材がセッティングされていてとても贅沢な空間。前日に続いてこの日も何のストレスもない環境で演奏できました。すぐそばには電車の駅もなく、交通手段は基本的にクルマだけ、というこの会場にいったいどれくらいのお客さんが来てくれるのだろうと若干の不安があったのですが、始まってみるとなんと80名もの観客が(その半分が世羅町民の方たちでした)。イベントはまずトークセッションから始まりました。

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司会進行の清水浩司さんはRCCラジオのレギュラー番組出演時と同じ黄色いつなぎを着て、うまくおしゃべりをハンドリングしてくた。清水さん、高野さんと僕、そしておへそカフェ店主の代田さん、このイベントを仕切る永田くんもパネラーに。1時間弱のトークになりましたが、田舎における音楽の役割について興味深い意見交換ができたのではないでしょうか。この企画は今回を第一回として春まで続くそうです。良いキックスターターになれていたらいいな。この日のライブも僕からスタート。

前日のシャムロックより若干の緊張感があったのは会場の広さと初めて僕を知るお客さんが多かったせいか、しかしとても熱心に耳を傾けてくれる皆さんの拍手はあたたかかった。1曲めに歌った「どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと」のなかにイベントタイトルである「ケセラセラ=成り行きまかせ」というフレーズがあったことに歌いながら気付き驚いた。初めて聴いた人も「日向の猫」でラララと声を重ねてくれるのが嬉しい。初めての世羅での歌はどこまで届いていただろうか。高野さんを呼び込んでのセッション、リズムリープを使っての「太陽と満月」でこの日初めてのハンドクラップ。ステージのバトンを高野さんに渡しました。

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高野さんのステージも前日に増して素晴らしかった。「Winter's Tale〜冬物語」はおそらくシャムロックでのサイン会のときにファンの人からのリクエストを受けて追加された曲、時を越えて誰かの青春を蘇らせたのでしょう。「All over, Starting over」も僕が大好きな曲。会場の雰囲気をさっとその手につかんで一体感を作りあげる人間力のようなものを目のあたりにして感動しました。最後のセッションでは急遽「確かな光」をリクエスト。最後は「夢の中で会えるでしょう」でステージも会場も大合唱で終了、終わるのが寂しかった!また違う季節の頃に戻ってきたい場所です。

この日のためにフライヤーを作ったり広報活動をしてくれたり様々な手配をしてくれた世羅の皆さんに感謝を。一日で世羅のことについてかなり詳しくなりました。

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広島DAY1:dog year, cat year @ 広島シャムロック(2015年11月28日)



先週末のこと。広島での2日間の計画が始まったのは夏の終わりの9月のことだった。高野寛さんに共演をお願いして快諾いただき進めてきたあれこれ、随分先のことだと思っていたけれどもやっぱり時間は一定の速さで新しい季節を連れてくる。久しぶりに東京から新幹線で広島へ。高野さんも同じ新幹線、僕は海側の席だったので見えなかったが高野さんのインスタグラムには美しい富士山の姿が投稿された。

広島市へ行くのは5年半ぶり。実に『home sweet home』リリース時以来のことなので駅前の風景も変わったように思えて初めて来た街のように感じる。今日の会場シャムロックはお花屋さんだそうだ。数年目にファンの方から「ライブができる花屋さんがあるんです」と聞いていたので、今回この会場をリクエストしたのは僕。果たして到着したシャムロックは想像以上の花屋さんだった。天井から釣られたドライフラワー、まるで花の洞窟みたいでワクワクした。リハーサル開始。

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ギターを持って高野さんが「いちょう並木のセレナーデ」のイントロのソロを練習しだしたので僕は「わ!」と思った。今年3月の蔵前でセッションした曲だったのだけど、季節にも似合うし広島で一緒に演奏できたらいいなと思っていたのだ。開場するとシャムロック店内はお客さんでいっぱいになった。お花屋さんなので暖房が使えないということで寒い思いをさせてしまったと思いますが、たくさん集まっていただいた皆さんの姿を見てとても嬉しかったです。まずは僕のステージ。

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『the loved one』の楽曲を中心のセットのなかにGOMES THE HITMANの曲を何か、と思って浮かんだのは「思うことはいつも」。不慣れな街にだんだん身を浸していく歌がこの旅には似合うと思ったのです。まだCDになっていない新曲「ブックエンドのテーマ」、そして冬恒例「sweet december」、短い時間に凝縮した内容だったと思います。

僕のセットの最後で高野さんを呼び込んで「夜の海を走って月を見た」と「太陽と満月」をセッション。高野さんの歌に混ぜてもらうのは何ともいえない緊張感と達成感があるし、逆に僕の歌に高野さんが乗ってくるのもとても感慨深い。そのまま休憩なしで高野さんのステージへ。僕は花の香る会場の2階控室から階下を眺めてその歌に聴き入りました。客席と一体になった素晴らしい演奏だった。

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高野さんのステージが終了し、アンコールで再びセッションを。小沢健二の「いちょう並木のセレナーデ」を演奏し始めると客席がふわっと上気した印象がありましたが、きっと同じ青春を過ごした人たちが多いのでしょうね。「いちょう並木」のときにステージで起こったことがとても印象的で、この旅の間ずっとそのことを考えていました。この日ライブを観た人だけが胸に秘める宝物にしましょう。「夢の中で会えるでしょう」でシャムロックライブは大団円となりました。たくさんのご来場ありがとうございました。いろいろ奔走していただいた松原さん、シャムロックのスタッフの皆さん、ストレスのない音響を手伝ってくれた二〇一四永田くんにも大きな感謝を。

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打ち上げでは牡蠣やお好み焼きなどとても広島的な食べ物でもてなしていただきとても美味しかった。途中で同じく広島市内でライブだったキンモクセイ伊藤くんとヲルガン座のゴトウイズミさんも合流してさらに賑やかな宴に。遠く東京から離れた街で友人に会えると嬉しい。シャムロックとヲルガン座も初めての対面だそうで、どんどん輪がつながっていけばいいなと思う。25時近くになってもとにかく広島の夜の街は賑やかで、なんだか外国に来たみたいだった。長い一日、良い夜でした。


  
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2015年12月01日

広島DAY3:福山から吉祥寺へ



昨日のこと。世羅でのライブの後は広島県福山市のホテルに泊まったのだけど、月曜日は東京に帰るだけの移動日(高野さんは早い新幹線で京都へ)。福山市は15年来の友人音楽家である溝渕ケンイチロウ(カスタネッツ、DQS)の住む街、広島での二日間のライブではスケジュールが重複してしまい会えずじまいだったが、連絡が取れてお昼ご飯を食べることに。世羅の宿に泊まっていた清水浩司さんと永田くんも「それならば」と松山までやってきて、四十路オトコが月曜の昼からカフェでランチというのが面白い。それが下北沢や吉祥寺ではなく福山駅前なのだからおかしい。

僕以外のみんなは広島出身。かつては東京で暮らしていた。清水さんはGOMES THE HITMAN時代から仲良くしているライターさんだが、清水さんとケンイチロウはそれよりはるか昔、小学校時代の同級生なのだから縁というのは不思議なものだ。福山市街地の雰囲気を味わえたのもよかった。ご飯を食べたポレポレは趣きのあるライブカフェバー、ずっとBGMで栗コーダーカルテットが流れていたのだが、近藤さんに訊いたら昔ライブをやったことがあるそう。初めて来た街でもそこに友だちが住んでいると思うと通り過ぎるだけでなくまた戻ってくるのかもしれないなと思える。

帰りの新幹線では書き仕事をしようと思っていたのだけどすっかり寝てしまう(夕暮れの富士山は拝むことができた)。充実した3日間だったせいだ。吉祥寺に帰り着くと旅立つ前より確実に気温が下がっているのを感じた。11月もあっという間に終わってしまってついに12月だ。今年はなにを達成してなにをやり残しているかを考えて一日一日を過ごしていこうと思う。今週末は「夜の科学」と「猫町オーケストラ」、41歳最後のふたつのライブ。来週末は加古川チャッツワース(溝渕ケンイチロウ氏再び合流するかもしれません)、佐賀県基山町でのお祭り。まだまだ旅が続きます。


  
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