2016年02月29日

春まだき、2月の終わり



西荻の松庵文庫でhanauta#さんが1日だけのお花屋さんをやっていたので出かけていってたくさん花のついたミモザを買ってきた。部屋が春らしくなった。うちの庭にはいろんな木があって、元からあったサワラ、ウメ、ツツジ、そして僕が植えたユーカリやらトネリコと賑やかだ。冬の間は枯れ果てていたそれらがここ1週間でどんどん芽吹いていく。時計の針は前へ前へと進み二度と巻き戻ることはない。毎年庭の片隅に思い出したように咲くクロッカスがあって、今年もやっぱり思い出したように花開いた。いつも気づいたら鳥についばまれてなくなってしまうのだけど今年はまだきれいな花はそのまま庭で風に揺れている。

しかしさっき外に出たら霰が降っていたし、北海道のほうでは大雪が降っていると便りがあった。三寒四温の「寒」にスイッチオンだ。  

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2016年02月28日

ジョージタウンの “We Love You”会



この週末は暖かくて快適だったけど、やっぱり村田和人さんのことでさびしくて悲しい気持ちがずっと通奏低音として鳴っている感じ。一昨日の夜、杉真理さんから「村田を肴に一杯どう?」とお誘いがきて、僕は二つ返事でいつものお店に出かけていったのだけど、そこには突然の招集にも関わらずたくさん集まったチーム“杉まつり”のみんながいて、緊張の糸が解けたみたいになって、みんなどんな顔をしていいかわからないからとりあえず笑って献杯をして、静かに訥訥と話をしました。村田さんはいつもステージから「みんな愛してまーす」と呼びかけるけど、僕らみんなも村田さんが大好きなのですよ。

村田さんの一人息子彼方くんが来てからは和やかになって笑顔や笑い声も大きく響いた。彼方くんはとても気丈。やっぱり彼のなかに村田さんの遺伝子があるのだな。彼方くんとちゃんと話をしたのはこの日が初めてで不思議な気分だった。きっと村田さんもこの場所にいて「それは違う違う」とか「へんなことばらすなよー」と照れて頭をかいているのではないか、などと思いながら。夜の早い時間から始まった集まりは結局最後は吉祥寺在住の杉さんと僕とギタリストの哲さんだけになって、午前三時までいろんな話を。飲み過ぎた。

杉さんが言うには、村田さんが亡くなった晩、各所に連絡をしている最中に付くはずのない居間のテレビがパチンと突然付いて「あ、村田だ」と思ったそうだ。同期しないままだったというiPodが急に直ったのも村田さんの仕業か、そのおかげで貴重なライブ音源を真夜中過ぎに聴かせてもらえた。僕はというと、昨日の夜ルームランプの電球がパチンとスパークして切れて、そのあと続けて庭の人感センサーのライトがおかしなことになって、「あ、村田さん?」と思ったのでした。

村田さんの古いレコードをいろいろ買ってきて鳴らしていると、はやく夏が来たらいいと夏嫌いの僕が柄にもないことを思います。




杉さん、彼方くんと僕。  
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2016年02月27日

5月、鎌倉での「きたかまフェス」に参加します

5月の大型連休中に鎌倉で開催されるイベントに参加します。春の陽気のなかで
音楽とともに座禅や写経も体験できるユニークな催し、とても楽しみです。

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2016年5月4日(祝)@ 浄智寺、円覚寺 佛日庵、北鎌倉ツドイ
“きたかまフェス2016”


時間:受付9:30 開演11:00 終演 20:00

【出演アーティスト】小川コータ&とまそん、宮田和弥 (JUN SKY WALKER(S))、
浜崎貴司、おおはた雄一、くもゆき、中沢ノブヨシ、山田稔明、ticomoon、
レディオサイエンス、She Her Her Hers、木下淳次郎 and more !!

【チケット】前売り4000円、当日4500円、(拝観料別途500円を当日受付時に支払)
チケット発売 3月5日〜/きたかまフェスオフィシャルサイト、イープラス、peatix
島森書店、たらば書房

【企画、主催者】 小川コータ&とまそん、北鎌倉フェス実行員会

【オフィシャルサイト】http://www.kitakamafes.com/

【きたかまフェス とは】
鎌倉のフォークソングを歌う小川コータ&とまそんが発起人となり、北鎌倉の町の
心地よさや地元の人々との触れ合い、未来志向のお寺や神社に携わる方々をもっと
多くの方に知ってもらいたいという思いから歴史あるお寺を会場にした音楽フェスです。
音楽はもちろんのこと、イベントのリストバンドで自由に拝観出来る他、座禅などの
お寺ならではの体験や、鎌倉の食も楽しめるイベントです。  
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2016年02月26日

三寒四温の「温」をオン|提供楽曲リリース情報



東京は今朝本当に久しぶりの晴れ、三寒四温の「温」がオンになるか?2月は前半があたたかすぎたので冬のトンネルをなかなか抜けられない感覚のなかにいますが、今の季節の朝の陽射しはリビングの隅々まで暖かく照らしてくれるので午前中が一番ほっとする。猫が日向を探して鳴くのを洗濯物を干しながら眺めるのです。春よ来い、という童謡は切実な祈りの歌なのだな、と鼻歌を歌いながら。

作詞で関わらせていただいた千菅春香さんのニューシングルのリリース詳細が発表されました。昨年末はずっとこの「愛の詩 -words of love-」のための言葉探しをしていて、今年になってからはずっと村田和人さん楽曲の作詞をしていたのでたくさんの文字を(歌詞になった以外にも膨大な)書きました。自分で歌うための歌にも確実にフィードバックすることでしょう。

千菅さんのシングル、僕以外の作詞はプロデューサーであるラスマス自身の英語曲(これはレコーディング現場に立ち会う機会を得ました)、そしてもう一曲はかの岩里祐穂さんとのことで、トータルでどのような世界観が銀盤から立ち上がるのかとても楽しみです。4月27日発売、EDテーマとなるアニメ「学戦都市アスタリスク 2ndシーズン」は関東ではTOKYO MXで放送されるようです。


千菅春香「愛の詩 -words of love-」
[CD] 2016年4月27日発売 / 1512円 / VTCL-35225

01. 愛の詩 -words of love-
[作詞:山田稔明 / 作曲・編曲:Rasmus Faber]
02. Lonely Feather
[作詞・作曲・編曲:Rasmus Faber]
03. 愛の太陽
[作詞:岩里祐穂 / 作曲・編曲:Rasmus Faber]
04. Lonely Feather -a cappella version-
05. 愛の詩 -words of love-(Instrumental)
06. Lonely Feather(Instrumental)
07. 愛の太陽(Instrumental)


ナタリー:千菅春香、新作は「アスタリスク」尽くし&すべてラスマスプロデュース  
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2016年02月25日

村田和人さんのこと

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シンガーソングライターの村田和人さんが2月22日にお亡くなりになりました。いつも笑顔で真夏の太陽のような存在でした。感謝の言葉しかありません。GOMES THE HITMAN1999年リリースの『new atlas ep』楽曲でコーラスアレンジをお願いし、そのとき初めて村田さんにお会いしました。前作『weekend』というアルバムの歌入れに苦戦し自己嫌悪し心身ともに疲れ果てスタジオ恐怖症になっていた僕の緊張やこわばりを村田さんのあたたかさが溶かしてくれた。翌2000年には「緑の車」という曲のサウンドプロデュースもお願いしました。僕にとって実際に出会うまでの村田さんはNHK教育テレビ「趣味講座ベストサウンド」で見た“先生”でしたが、スタジオで一緒にトライ&エラーを繰り返しながらハーモニーやサウンドを考えていくうちにとても身近で優しくていつも元気をくれるポップスサークルの先輩となったのです。

村田さんの弾き語りライブを初めて観たときには驚愕した。足元にはルーパーやボーカルハーモナイザーが並び、ギターの5、6弦にベースの弦を張って、まさに一人オーケストラ。そのステージではノスタルジーを越えた最先端の歌が鳴っていた。ライブが終わって「なんですか!この年甲斐もないやんちゃで散らかった足元は!」とステージを覗きこむ僕に「これ面白いんだよー、貸してあげるから山田くんも試してみなよ〜」と機材談義になったり、その姿は音楽好き、ガジェット好きな永遠の少年そのままでした。いつも新しいなにかに挑戦している印象がありました。

会うと、いつもパーにした両手を胸の前で振りながら笑顔を見せてくれる村田さんのことが僕は大好きでした。村田さんを知るみんなも同じ笑顔が浮かぶでしょう。2014年には初めて「Brand New Day / Brand New Song」という曲の歌詞を書かせていただいて、その歌はカラフルなハンカチやタオルが客席に舞う歌になったという噂を聞き、実際ライブの風景を目撃したときには村田さんとファンの皆さんのコミュニケーションの結晶だなあと感激しました。ここ数年はたびたび共演させていただいたし、今年の杉まつりでは杉さんと村田さんに挟まれて「Brand New Day」のコーラスができたことが本当に嬉しかった。

お正月休みが終わってすぐ(杉まつりの数日後に)村田さんから「テーマはドピーカンね!」という言葉とともに数曲分のデモが送られてきました。前作『P-KAN』に続くアルバムのためにまた歌詞を依頼されたことがとても嬉しかった。「残り時間が少ないかもしれないから全速力でよろしくね!」というメールが来たのがつい先日、先週のはじめのこと。急いでアップテンポ曲から書き上げて送ると「バッチリ!曲が生まれ変わったくらいよくなった!!」と村田さんは返事をくれました。「サビ前のリフレインが気持よくて、お客さんも何回も何回も聴きたくなるはず!」とファンのことを思うところが村田さんらしいなと思いました。翌日もうひとつミドルテンポ曲の歌詞を「ちょっとセンチメンタル過多ですか?」と伺いをたてながら送ったのだけど、その歌詞への感想はまだ聞けないままです。あまりにも急な旅立ちに今でもぼんやりと途方に暮れていますが、きっと村田さんは最後の最後までレコーディングしていたはずで、僕はその最新アルバム『ドピーカン』が聴ける日を村田さんを愛した皆さんと一緒に待ち望みます。

ありがとうございました。ゆっくりお休みください。  
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2016年02月24日

4月、下北沢leteでの定期演奏会開催決定しました

新年度最初の日に下北沢leteでの定期演奏会が決定しました。手帳にメモをお願いします。
春の歌をたくさん歌いたいと思います。今年はどんなエイプリルフールになるでしょうか。

春の予定をまとめておきます。

3月6日(日)蔵前 NAOT TOKYO(w/ 高野寛、高橋久美子)
4月1日(金)下北沢lete
4月9日(土)等々力 巣巣(w/はしもとみお、イトケン)
4月16日(土)詳細後日発表
4月17日(日)福岡 JOY TRIP CAFE
4月19日(火)渋谷 DUO Music Exchange(GOMES THE HITMAN w/ HARCO、空気公団)
4月24日(日)詳細後日発表




2016年4月1日(金)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽13”

19:00開場/20:00開演/料金3,500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

ソロ弾き語り定例会をいつもの空間で。
新年度の始まりに新しい季節の歌を歌います。

*通販STOREチケットセクションにて3月7日(月)0:00からチケット販売開始!

下北沢 lete(http://www.l-ete.jp/
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275
  
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2016年02月23日

4月、福岡 JOY TRIP CAFEで2度目のライブが決定しました

昨年10月に初めてライブをさせていただいた福岡警固のJOY TRIP CAFEはもともとはcafe Tecoだった空間。年末佐賀基山でのライブに続いて長い期間を開けずにまた里帰りライブが決定しました。ソロ楽曲はもちろん、GOMES THE HITMANの歌もたくさん歌おうと思っています。春の良き日に新しい季節の歌を。ぜひたくさんのご来場を。春の楽しみが増えました。

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2016年4月17日(日)@ 福岡 警固 JOY TRIP CAFE
“夜の科学 in 福岡ーspring hill fair”

18:00開場/18:30開演/前売3500円(ドリンク代別途500円)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

昨年末12月の佐賀以来の九州里帰りライブが決定!
JOY TRIP CAFEでは昨秋以来2度目のステージとなります。
新しい“HOME”で新しい季節の歌を歌います。

チケット予約はオフィシャルサイトにて2月24日から受付

JOY TRIP CAFE
福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-712-8335
営業時間/11:00〜23:00 (LO)
定休日/水曜日(祝日の場合は翌日)

  
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2016年02月22日

ちよだ猫まつり(2016年2月20日 @ 千代田区役所)【ライブ後記】

今日は2月22日で猫の日ですが、それに先駆けるかたちで先週末に行なわれた一般社団法人ちよだニャンとなる会と千代田区との共催による「ちよだ猫まつり」に参加してきました。近藤研二さんも一緒、僕の誘いに二つ返事で快諾してくれた。あいにくの雨のなか到着した会場にはたくさんの、本当にびっくりするくらいのお客さん。それぞれのお目当てのグッズやリアル猫ヘッドの撮影会への行列ができていました。僕らが演奏するステージの前にもすでに満席の聴衆が。千代田区長さんとも挨拶と握手。千代田区でここまで大きな猫イベントは初めてとのこと。ばたばたと準備をして、まずは近藤研二さんのソロステージ。このイベントの最初の一音は繊細なガットギターの爪弾きだった。天井も高く思っていたよりも大きな音での演奏が必要で、音響スタッフの方にもサポートしてもらって心強かった。近藤さんの「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマに体を揺らす人も多かった。僕は最後に「眠れねこねこ」を一緒にセッション。

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とにかく見どころの多い猫まつりで、物販ブースが並ぶコーナーではアンティークのお皿、ビンテージの猫グッズ、アクセサリー、フード、本、猫用シャンプー、肉球占い、猫運を占うタロット、猫用家具、果てはオリジナル骨壷やセレモニーの案内までありとあらゆる猫に関するものがそこにはあった。猫好きの僕も近藤さんも猫酔いするほど充実していました。

会場を一旦抜けて蔵前in-kyoまで。お世話になったin-kyoは福島に拠点を移すためこの日が最後の営業日。徳島からはアアルトコーヒー庄野さんが駆けつけてコーヒーを淹れていた。知り合いの顔がたくさん、本当に人の集まる場所だなと思った。近藤さんを庄野さんに紹介できたのもよかった。この空間で何回もライブをさせていただいた感謝を込めて一曲歌を歌った。「my favorite things」、好きなものを身の回りに置いて、昨日と今日が少しずつ違うのがいい。ちえさんに贈るのはこの歌がいいと思ったのだ。

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ふたたび千代田区役所に戻る。雨はひどくなるが、会場にはまだまだ人がたくさん。僕は近藤さんにギターを手伝ってもらって猫まつり初日のトリのステージを担当。演奏するのは当然すべて猫が登場する曲。「太陽と満月」「猫町オーケストラ」と『the loved one』楽曲が中心になる。猫を看取った経験があるから「ポチの子守唄」が沁みた、という声をこの日たくさん聞いた。愛猫が闘病中という人も。新曲「きみは三毛の子」に近藤さんのギターを乗せてもらって歌が立体的になるのを感じました。この日2回目の「my favorite things」は毎日の穏やかな暮らしを願う祈りの歌。たくさんの拍手をありがとうございました。

終演後もたくさんのサインと握手と会話。猫好きしかいない空間で歌が歌えて幸せでした。一日目終了、となったところで「佐藤法雪先生のリアル猫ヘッドをかぶってみませんか?」とスタッフの方から言われて「ぜひとも!」とこの日一番威勢のいい声が出た。吉祥寺の猫まつりのときにはタイミングが合わずに参加できなかったのだ(近藤さんはかぶった)。法雪先生が栗コーダーカルテットのファンだということが判明して、またいろいろ繋がっていくのだな、と猫のとりもつ縁を想う。長い長い一日でしたがとても楽しかったです。

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2016年02月21日

木彫作家はしもとみおさんとのコラボレーションライブ決定

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4月に等々力巣巣で開催される木彫作家はしもとみおさんの展示とワークショップ、それにあわせてライブイベントが決定しました。共演にはイトケンさんも。はしもとさんはユニクロのCMや、テレビで紹介されることもしばしばなのでご存知の方も多いことだと思います。僕にとっては愛猫を亡くして失意の底にいるときにポチを活き活きと立体的によみがえらせてくれた恩人。昨年神戸でのイベントで邂逅のあったはしもとさんとイトケンさんとのコラボレーションも楽しみ。ライブのお申込受付はもうすでに受付中とのことです(彫刻ワークショップは3月1日から受付)。一期一会のステージになると思います。ぜひご来場ください。


2016年4月9日(土)@ 等々力 巣巣
はしもとみお展 LIVE

19:00開場 19:30開演/料金 3500円(お菓子つき)
演奏:山田稔明、イトケン
彫刻音:はしもとみお 本多絵美子

ライブ前半はイトケンさんが、はしもとさんが彫刻する音を
その場で取り込んで演奏する曲も。 後半ははしもとさんと親交
深い愛猫家ミュージシャン山田稔明が、沢山の猫彫刻に囲まれて
猫の歌をたくさん歌います。

巣巣HPにてライブ入場予約受付中

等々力 巣巣
〒158-0082 東京都世田谷区等々力8-11-3
TEL: 03-5760-7020 FAX: 03-5760-8020
営業時間 10:30〜18:30 月曜定休  
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ちよだ猫まつり(2016年2月20日 @ 千代田区役所)【SETLIST】

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2016年2月20日(土)@ 千代田区役所1階特設ステージ
ちよだ猫まつり 2016


1.太陽と満月(『the loved one』)
2.猫町オーケストラ(『the loved one』)

3.ポチの子守唄(『the loved one』)
4.朗読:日向の猫(『猫と五つ目の季節』)
 〜 日向の猫(『新しい青の時代』)

5.きみは三毛の子(新曲)
6.my favorite things(『the loved one』)
7.ハミングバード(『新しい青の時代』)


山田稔明 with 近藤研二  
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2016年02月20日

本日「ちよだ猫まつり」に参加|本日10時からHARCOの春フェス2016チケット一般発売開始

いよいよ本日は「ちよだ猫まつり」です。小説『猫と五つ目の季節』がきっかけとなった不思議な繋がり、近藤研二さんと一緒に参加します。11時から夜まで講演や演奏会、フェルト猫ヘッドとの撮影会とかワークショップなど様々な催しが行なわれます。今日はお世話になってきた蔵前in-kyoが最後の営業日、こちらにも顔を出す予定です。少し早い春の東京散策をぜひ。また本日は10時からGOMES THE HITMANが出演する「HARCOの春フェス」チケットの一般発売がスタートします。こちらも春の予定のひとつに加えていただけたら嬉しいです。


HOT STUFF:HARCOの春フェス2016 TOKYO チケット情報
GREENS:HARCOの春フェス2016 KYOTO チケット情報


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ちよだ猫まつり2016 @ 千代田区役所1階イベントスペース
2016年2月20日(土)
観覧無料

近藤研二ソロアクト11:30 - 12:00
山田稔明 with 近藤研二 17:30 - 18:00


千代田区役所1階・4階(千代田区九段南1-2-1)
地下鉄九段下駅6番出口
  
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2016年02月19日

小説『猫と五つ目の季節』のこと19|発売から3ヶ月を経て

昨年11月の発売から3ヶ月を経て、今でもたくさんの感想をいただくのが嬉しい。先日夕飯を食べに寄ったカフェ長男堂(小説中に登場する定食屋のモデルだ)では通りすがりの70歳くらいのおばあちゃんが店先に並んでいた『猫と五つ目の季節』を手に取り購入いただき「すごくよかったわ。わたしも猫が大好きなの」とわざわざま感想を伝えに再び訪ねてきてくれたそう。来週の2月22日の猫の日を目前にして、あらためてこれまでいただいた感想コメントをここに並べさせていただきたいと思います。まだお読みいただいていない方にはこの機会にぜひよろしくお願いします。たくさんの声をありがとうございます。

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オフィシャル通販では送料無料でサインとイラストを入れています。
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以下、いただいた感想を50音順に。



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2016年02月18日

それを言葉にしなくてはならない



チミママとポチ実の声なき声でのコミュニケーションを僕も並んで観察している。今日はポチ実が積極的なアクションを見せて、チミママは「!」と驚いたような顔になったが、梅の木を伝って向かいの家の物置の屋根、そして母屋の屋根へと軽やかに去っていくママをポチ実は羨望の眼差しで眺めていた、ように見えた。

早朝から昨晩から続く作詞デイ。言葉にするとそこに含まれる感情の何%かは指の隙間からもれて失われてしまうけれど、それでも言葉にしなければならないことがあるのだ。お昼に試しに仮歌を録音、うまくいきそう。夕方から打ち合わせ。昼は暖かくても夜は寒い。吉祥寺は今日もどこもかしこも混雑していた。

今週末はちよだ猫まつり。昨日近藤さんと練習をしたので新しい曲も歌えそうです。


ちよだ猫まつり2016 @ 千代田区役所1階イベントスペース
2016年2月20日(土)
観覧無料

近藤研二ソロアクト11:30 - 12:00
山田稔明 with 近藤研二 17:30 - 18:00


千代田区役所1階・4階(千代田区九段南1-2-1)
地下鉄九段下駅6番出口

  
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2016年02月17日

千菅春香さんが歌う『学戦都市アスタリスク』新EDテーマ|本日発売ももクロ『AMARANTHUS』収録「仏桑花」



あったかいのか寒いのか全然わからなくなってきた。今日は嵐のような風が吹いています。

昨年秋から取りかかっていた作詞案件の詳細が発表されました。千菅春香さんが歌う今春放送開始予定『学戦都市アスタリスク』新エンディングテーマ曲の歌詞を書きました。「愛の詩 - words of love」というタイトルで、作曲とサウンドプロデュースはラスマス・フェイバー氏。今年に入ってラスマスさん率いる“プラチナ・ジャズ”のライブを観させていただき、スタジオでようやく会ってご挨拶することができました。僕が中島愛さんに歌詞を書いた「金色〜君を好きになってよかった」(作曲は菅野よう子さん)をラスマスさんがプロデュースしていたので、初めての邂逅は感慨深かったです。千菅さんの歌入れの日にスタジオにおじゃまして楽しいおしゃべりができました。小さな体全体を使ってパワフルに歌う彼女はとても魅力的でした。メロディのジェットコースターみたいな曲、振り落とされないように言葉を乗せました。完成版を聴くのが今から楽しみです。

フライングドッグ|千菅春香インフォメーション
千菅春香 今春放送開始予定『学戦都市アスタリスク』新EDテーマに決定





そして本日発売となるももいろクローバーZの3rdアルバム『AMARANTHUS』に収録の「仏桑花」にブルースハープ(ハーモニカ)で参加しました。作詞作曲がさだまさしさん、これは21世紀の“秋桜”と呼べる大名曲なのではないでしょうか。16人編成オーケストラのスコア含む編曲を近藤研二さんが担当、ドラムとピアノをsugarbeans佐藤くん、そしてマンドリン、バンジョー、ペダル・スティールギターを安宅浩司くんが担当しています。大きなステージで歌われるのを聴いてみたい(ハーモニカはライブではももクロちゃんたちが吹いたらいいな)。アルバム通して聴き応えのある濃密でカラフルな内容。個人的には去年観た映画「幕が上がる」に心底感動したので、今回この作品に関われたことがとても嬉しいです。4thアルバムも同時発売ということでももクロ旋風が吹き荒れる週間になるのでしょう。ぜひレコード店で手にとっていただければ。

ナタリー:ももクロ2枚同時アルバム、さだまさし曲は近藤研二による大編成バンドアレンジ
ももいろクローバーZ - 3rd ALBUM「AMARANTHUS」 試聴×視聴ビデオ総集編


  
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2016年02月16日

都内あちこちデイ



朝からグラミー賞、毎年の楽しみ。中学生の頃からずっとアメリカの音楽に憧れて聴き続けているけれど、やっぱり音楽は自分の暮らしのなかに不可欠なものだ。午後から都内レコーディング・スタジオで作業中の仲間を陣中見舞い。キーボードの真里さん、安宅くん、sugarくん、えびちゃん、上野くん、と山田バンドの面々が勢揃いしていて、そういう現場を見ると自分も何かを録りたくてうずうずしてくる。ギャラリー芝生で今日まで開催の「古道具さびさび」にぎりぎりで滑り込み。“初めての再会”と銘打たれたフレーズに納得の懐かしくも新しいものたちが並んでいた。明日17日から始まる新宿伊勢丹Cat's Issue搬入前の猫ラボさんと芝生でばったり。この催しも覗きにいかなくては。

夜になって巣巣で晩ごはん。4月は巣巣で2つのライブの予定がある。季節はもう春。  
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2016年02月15日

三寒四温?|とりごえまり + やまぐちめぐみ 二人展 「そら」

昨日あんなに暖かかったのに今日は冬の気温に逆戻りだ。朝に母から電話がかかってきたが九州は雪が舞っているらしい。庭の白梅がすべて開くまでにあとどれくらいかかるだろうか。2月に春一番に吹かれると4月や5月の景色に余計焦がれてしまいます。朝から原稿書き、そしてお昼過ぎに思い立って西荻窪のウレシカに出かけた。とりごえまり+やまぐちめぐみ 二人展「そら」の最終日に間に合った。

やまぐちめぐみさんの印象はその“横顔”だ。2013年の秋に巣巣での保立葉奈さんの木版画ワークショップで僕はめぐみさんの隣に参加者として座って木版を彫刻刀で削って猫の版画を作った。ものすごい勢いで削る僕を見て「わあ、すごい!」と言って、めぐみさんは慎重にゆっくり彫刻刀を滑らせていた(羽根がはえた馬の版画だった)。その横顔を思い出す。展示は今日の夜8時まで。


  
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2016年02月14日

バレンタイン春一番



バレンタインデイがこんなに暖かかったら世の中のチョコレートは溶けてしまうだろう。明け方の春一番で向かいの紅梅が散って地面を真っ赤に染めた。今日は朝からお隣さんちの愛猫ノアちゃんが庭でひなたぼっこをして、そうなるとポチ実は臆病者なので怯えてしまうのだけど、賑やかな春の庭の風景が穏やかな日曜日と似合っていました。

午後からずっとアトリエ(仕事部屋)にこもって録音とかトライ&エラーとか、実験。ポチ実はずっとベランダで春の風を浴びていた。2012年に録音した「my valentine」という曲のレコーディングデータを広げてみると、4声のコーラスとガットギターとスティール弦のギター、マンドリン、さらにはピアノとシンセサイザーまで重ねてあって、その初期衝動のかけらに再会した。バレンタインのために書いた歌、とても好きな録音。1月末からのライブで各地でいただいたチョコレートがたくさんあって毎日甘いものに事欠きません。いくつになってもバレンタインのチョコレートは嬉しいものです。感謝。

  
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2016年02月13日

GOMES THE HITMAN出演、HARCOの春フェス2016先行チケット受付は本日24時まで!

東京で4月に、京都で5月に開催される盟友HARCO主催の「HARCOの春フェス2016」にHARCO、空気公団とともにGOMES THE HITMANが出演します。同世代の素晴らしい音楽家たちとのイベントにずっとわくわくしています。関西でのGOMES THE HITMANでの演奏は2006年以来10年ぶり。素晴らしい春の季節になりそうです。一番整理番号の早いチケットをHARCOのオフィシャルサイトにて受け付けたくさんのお申込みをいただいていますが、お申込受付期間が本日2月13日24時までとなっています。先行特典もありますのでぜひこの機会をお見逃しなく!

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2016年4月19日(火)@ 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
“HARCOの春フェス 2016 in TOKYO”

LIVE:HARCO、空気公団、GOMES THE HITMAN
DJ:行達也
OPNE18:00 START19:00
前売4,000円 当日4,500円 全自由(税込/ドリンク代別)
※未就学児童:入場無料
子供料金:小学生前売2,000円
*通常の前売りチケットをご購入いただき、当日窓口にて2,000円キャッシュバック致します



2016年5月28日(土)@ 京都 元・立誠小学校
“HARCOの春フェス 2016 in KYOTO”

LIVE:HARCO、空気公団、GOMES THE HITMAN
*アコースティックセットでの演奏を予定
Guest:ヨーロッパ企画
OPNE13:30 START14:00
前売4,000円 当日4,500円 全自由(税込)
※未就学児童:入場無料
子供料金:小学生前売 2,000円
*通常の前売りチケットをご購入いただき、当日窓口にて2,000円キャッシュバック致します



*一般プレイガイド発売に先駆けてHARCOオフィシャルサイトにて1月30日正午より2月13日24時までチケット先行受付  
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2016年02月12日

季節の音を録音する日



今日は午後からずっと自宅アトリエ(仕事場をこう呼んで気分を鼓舞することにしている)でデモ録音作業。新しく作った曲をどうなるか実験、いろいろ試す。夜になってver.1に辿り着いた。高校生の頃にダブルカセットデッキを使って多重録音をして以来、機材は変遷しながらもだいたい似たような作業を30年近く続けているが、飽きない。面白い。夢中になって時間を忘れてしまう。

今日はスネア(小太鼓)をブラシで叩いて録音していたら向かいの家の屋根の上に佇むチミママと目が合った。「おまえ、なにしてんの?」という顔をしていたが、僕は音楽を作っているのだよ。写真を撮ろうと思うとチミママの向こうに紅梅がきれいに咲いているのに気づいた。我が庭の白梅もこの週末に見どころを迎えるだろうか。3声目のコーラスを吹き込んでいたらけたたましいサイレンが聞こえて、どうやら吉祥寺中道通りで火事のよう。今日は空気が乾燥してヒリリとしている。週末に予想される春一番よ、どうか花を吹き飛ばさないように。

季節はもう、今。  
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2016年02月11日

鎌倉デイオフ



今日は休日にしよう、ということで朝から準備して近藤家と鎌倉ドライブ旅。いわゆる「横浜横須賀道路で海まで走るのが好き」コース。改装工事が終わって営業再開したカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでランチ、五十嵐邸で愛猫ミルクと遊んでから三崎で美味しい海鮮ときれいな星空。先週は弾き語りソロステージと3つと長距離移動があったのでやっぱり少し疲れていたみたいで、今日はリフレッシュのための一日だった。

また新しい明日。  
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2016年02月10日

映画「オデッセイ」を観た



昨日のこと、リドリー・スコット監督作品「オデッセイ」を観た。せっかくなので4DXの体感式シートを初体験することに。シートが上下左右そして前後に動き、前から後ろから足元から風が吹く。劇中では当該演出はなかったけれども水しぶきが出て顔を濡らす。火星と宇宙空間が舞台のメインとなるのでこの体感演出はとても楽しくて、爆発シーンなどは思わず声が出るほどだった。物語自体も主人公のポジティブな姿が印象的でストーリーも面白く、2時間半があっという間、新感覚の映画体験でした。

劇中では20世紀のディスコミュージックが重要な役割を果たすのだけど、孤独な空間を生き延びようとするときに食物や水や空気と同等に音楽は彼の精神には必要な物だったのではないか。同じように地球上で生きる我々にとっても音楽は日々に欠かせない大切なものだということも本当はみんな知っているし、だから僕はそれを生業にしている。映画のクライマックスでデヴィッド・ボウイが歌っていた。「子どもたちにロックンロールを聴かせて/夢中にさせて/踊らせようぜ」と。映画を観終わってもふわふわと浮足立つような感覚が残りました。

帰ってきたらWOWOWで、偶然にも同じリドリー・スコットが製作総指揮したドキュメンタリー映画『Springsteen & I』をやっていて、つい見入ってしまった。2013年7月に全世界同時公開されて、武蔵村山までわざわざ観にいった映画、あの暑い日のことを思い出した。  
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2016年02月09日

HARCOの春フェス、先行チケット受付中です||HARCO+空気公団+GOMES THE HITMAN

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2016年4月19日(火)@ 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
“HARCOの春フェス 2016 in TOKYO”

LIVE:HARCO、空気公団、GOMES THE HITMAN
DJ:行達也
OPNE18:00 START19:00
前売4,000円 当日4,500円 全自由(税込/ドリンク代別)
※未就学児童:入場無料
子供料金:小学生前売2,000円
*通常の前売りチケットをご購入いただき、当日窓口にて2,000円キャッシュバック致します



2016年5月28日(土)@ 京都 元・立誠小学校
“HARCOの春フェス 2016 in KYOTO”

LIVE:HARCO、空気公団、GOMES THE HITMAN
*アコースティックセットでの演奏を予定
Guest:ヨーロッパ企画
OPNE13:30 START14:00
前売4,000円 当日4,500円 全自由(税込)
※未就学児童:入場無料
子供料金:小学生前売 2,000円
*通常の前売りチケットをご購入いただき、当日窓口にて2,000円キャッシュバック致します



*一般プレイガイド発売に先駆けてHARCOオフィシャルサイトにて1月30日正午より2月13日24時までチケット先行受付  
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旅する靴屋のHOMEで|LIVE 猫と五つ目の季節(2016年2月7日 @ 奈良 NAOT NARA)【ライブ後記】




徳島から奈良は結構な長旅だった。まずバスで大鳴門橋・明石海峡大橋を渡って三宮へ。そこから阪神電車に乗ると乗り換えなしで近鉄奈良に着く。トータル3時間くらいか。辿り着いた奈良には粉雪が舞っていて徳島より寒く感じた。辿り着いたNAOT NARA、初めて来ることができた。もともとここはボリクコーヒーだった場所、エントランス近くにある印象的な小屋などはそのままにイスラエル生まれの靴NAOTが並び、たくさんのお客さんで溢れていた。壁には僕のカレンダーが72ヶ月分貼られ、この空間の一部になっていることが嬉しかった。たくさんのスタッフがきびきびと気持ちよく働いていて、NAOTは東京も奈良もどちらも活気がある。

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急なイベント告知だったにも関わらず、奈良、大阪、京都、さらにはもっと遠くからもたくさんのお客さんがライブに駆けつけてくれた。NAOT NARAでは建物の構造のせいか音が遠くまでスーッと飛んでいくような感覚があって気持よく歌えました。カレンダー展にちなんで僕がこれまで書いた楽曲のなかで「カレンダー」が登場する歌を全部歌った。四季の歌は、冬「猫町オーケストラ」春「tsubomi」夏「一角獣と新しいホライズン」秋「glenville」を。カレンダーのためのCMソング「calendar song」も演奏。なんとカレンダー展は会期延長、3月13日(日)まで展示してもらえることになった。

「太陽と満月」という歌の完成版を初めて披露したのは2年半前の奈良風の栖(NAOT姉妹店)だった。その後NAOT TOKYOでこの歌を高野寛さんとセッションしたことがきっかけでレコーディングでも高野さんのギターに弾いてもらった経緯があるので、この場所で演奏するのは感慨深い。自然発生的に起こるハンドクラップも嬉しかったです。「ポチの子守唄」「些細なことのように」というセンチメンタルな歌のあとに「きみは三毛の子」という新曲が並ぶのがいい。自分でもしみじみしてしまう。NAOT NARAのみんな、宮川さん、ご来場いただいた皆さんに心から感謝を。

久しぶりに歌った「距離を越えてゆく言葉」、その中で歌っているとおり、また皆さんに何度でも会いたい、と思う。

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3月NAOT TOKYOでの2ndアニバーサリーライブのチケットは完売、現在はキャンセル待ち受付中とのことです。たくさんのお申込みをありがとうございました。

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念願の14g探訪|“Oh! Mountain”(2016年2月6日 @ 徳島14g)【ライブ後記】



徳島へ行くのは2013年の11月以来。アアルトコーヒーが14gというカフェをオープンさせて、ずっと訪ねたいと思っていたのだけどようやく実現した。きっかけは年末の蔵前でイラストレーター落合恵さんに偶然出会ったことした。落合さんの原画展「Oh! Climb」初日に合わせて僕も東京から駆けつけることに。拠点を谷中から丸亀に移したばかりの旅ベーグルまつじゅんも合流するということで、この日はアアルトコーヒー10周年のお祝いの日になりました。

夕方に徳島に到着、徳島ラーメンを食べてから14gへ向かう。地図を頼って進むのはシャッターの閉まった店舗の多い商店街だが、あえてそこに秘密基地を持ちたかったアアルトコーヒー庄野さんのロマンのようなものも感じる。噂に聞いていた通り看板もないお店にたどり着いたらそこはとても素敵な空間だった。妙に居心地のいい場所、ライブの準備までとてもゆったりした時間を過ごしました。

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2年3ヶ月ぶりのライブが始まる。四国各地、淡路、関西からもたくさん集まっていただいて嬉しかった。今回落合さんの山にちなんだ原画展のタイトルが「Oh! Climb」で、これはフィッシュマンズの名ライブリミックス盤のオープングに収録された曲名にちなんでいた。それならば、と僕のライブタイトルをそのアルバム名『Oh! Mountain』から拝借した。1曲目に歌ったのは「いとしのクレメンタイン」、日本では「雪山賛歌」として知られる。山登りにちなんで「やまびこの歌」も久しぶりに。輪唱が美しく響きました。落合さんのために、とフィッシュマンズのカバーを「エブリデイエブリナイト」と「頼りない天使」の2曲を。僕も大好きな歌だったので喜んでもらえて嬉しかった。

アアルト庄野さんと初めて会ったのは2010年だ。翌年にはコーヒーと音楽のイベントを一緒にやって、それ以来ずっと全国のあちらこちらで共演させてもらっている。僕はアアルトコーヒーと出会ってからコーヒーをちゃんと淹れるようになったし、それで毎朝の時間が豊かになったのでとても感謝している。10周年をお祝いして僕が学生のころに作った「coffee」と、14gのために作ったと言っても大げさではない「my favorite things」を捧げた。素晴らしい夜になった。この日徳島に来ることができてよかったなと思いました。落合さん、旅ベーグルまつじゅん、庄野さん夫妻とスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。そして遠くから近くから集まってくださった皆さんに心から感謝を。

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2016年02月08日

“SPECIAL LIVE 猫と五つ目の季節”(2016年2月7日 @ 奈良 NAOT NARA)【SETLIST】




2016年2月7日(日)@ 奈良 NAOT NARA
“SPECIAL LIVE 猫と五つ目の季節”


1.my valentine(未発表曲)
2.気分(未発表)
3.何もない人(『weekend』)
4.北の国から(未発表)
5.言葉はうそつき(『cobblestone』)

6.猫町オーケストラ(『the loved one』)
7.tsubomi(GOMES THE HITMAN in arpeggio)
8.一角獣と新しいホライズン(『新しい青の時代』)
9.glenville(『home sweet home』)

10.太陽と満月(『the loved one』)
11.予感(『新しい青の時代』)
12.ポチの子守唄(『the loved one』)
13.些細なことのように(『the loved one』)

14.きみは三毛の子(新曲)
15.calendar song(新曲)
16.ブックエンドのテーマ(新曲)
17.my favorite things(『the loved one』)
18.距離を越えてゆく言葉(『home sweet home』)

EN
19.僕はネオアコで人生を語る(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)
20.small good things(『the loved one』)
21.ハミングバード(『新しい青の時代』)  
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2016年02月07日

“Oh! Mountain”(2016年2月6日 @ 徳島 14g)【SETLIST】



2016年2月6日 @ 徳島 14g
“Oh!Mountain”


1.いとしのクレメンタイン(『Christmasn Songs』)
2.clementine(『pilgrim』)
3.太陽と満月(『the loved one)
4.猫町オーケストラ(『the loved one』)

5.サテライト(『ripple』)
6.エブリデイエブリナイト(フィッシュマンズ カバー)
7.やまびこの歌(『新しい青の時代』)
8.ポチの子守唄(『the loved one』)
9.些細なことのように(『the loved one』)

10.予感(『新しい青の時代』)
11.頼りない天使(フィッシュマンズ カバー)
12.きみは三毛の子(新曲)
13.ブックエンドのテーマ(新曲)

14.coffee(『down the river to the sea』)
15.my favorite things(『the loved one』)
16.tsubomi(『GOMES THE HITMAN in arpeggio)

EN
17.あさってくらいの未来(『新しい青の時代』)
18.ハミングバード(『新しい青の時代』)  
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2016年02月06日

今日は徳島、明日奈良|今週末も音楽旅です



いよいよ今日は2年3ヶ月ぶりに四国へ。徳島14gでのライブです。アアルトコーヒー庄野さんとは東京でも鎌倉でも関西でも何度もイベントでご一緒する“共演者”なのだけど、その地元へ出向いて歌を歌うのはいつでも緊張する。初めての人も僕のことをよく知らない人もたくさんご来場いただきたいと願う。14gへ初めておじゃまするのが楽しみ。看板がない、という噂を聞くので素通りしないようにその場所を見つけよう。アアルト庄野さん編纂による「Hemesphere」の最新号に僕は東京で初めて住んだ街についてのエッセイを書きました。これも14gで手にすることができると思います。

明日は橋を渡って関西へ。奈良NAOT NARAへも初めての訪問。思えば「太陽と満月」という曲を初めて披露したのは2年半前の奈良、風の栖でのライブでした。カレンダー展でもお世話になっているのでこちらもあわせてご覧いただきたいです。少し早めに入って新しい春の風景を見つけたれたら。先週の今頃は雪を気にしながら仙台に向けて出発していましたが、立春を過ぎて時計の針は確実に前へ前へと進んでいます。

たくさんの人と会えますように。





2016年2月6日(土)@ 徳島 14g
“山田稔明 LIVE at 14g - Oh! Mountain”

18時開場18時30分開演/予約3,500円 当日4,000円
*旅ベーグル特製HIGASHI ALPSベーグル
aalto coffeeのHIGASHI ALPSブレンド付き
出演:山田稔明

aalto coffeeが手がけるカフェ「14g」でのライブがついに決定。
落合恵さんの原画展初日を音楽でお祝いします。新しい旅が始まった
旅ベーグルも参加のこの日は、めでたいアアルトコーヒーの10周年記念日!
*山田稔明オフィシャルサイト、14gにて予約を受け付けます

RESERVE

14g予約:14g@aaltocoffee.com / 080-6282-3266
*お名前、人数、お電話番号をお伝え下さい

落合恵原画展「Oh!Climb」
2016年2月6日(土)-21日(日)

14g by aalto coffee
徳島市東新町1-14 2F
080-6282-3266




SPECIAL LIVE:猫と五つ目の季節
2016年2月7日(日)@ NAOT NARA

18:30開場19:00開演/予約3,000円(ドリンク付き)

2011年以来こつこつと作り続けた、山田稔明が描く猫イラストの
カレンダー。その6年分のイラストを一挙に公開します。
シンガーソングライターが綴る72ヶ月分の“猫のいる暮らし”です。
原画の販売、オリジナルグッズも多数ご用意しました!
2月7日には奈良では2013年8月以来2年半ぶりとなるライブも決定。
オフィシャルサイトRESERVE/NAOT NARAにて予約受付


山田稔明 カレンダー展 2011-2016 @ 奈良 NAOT NARA
2016年2月2日(火)ー2月13日(土)

NAOT NARA
奈良県奈良市芝突抜町8−1
OPEN:火曜-日曜 (11:00-日没)
  
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2016年02月05日

猫騒動 6thシーズン(4)チミママ、その後




ポチ実のお母さんであるチミママが、TNRを受けたあと半年を経てうちの庭に現れたことは前回の猫騒動日記に書いたのだけど、それからずっとチミママは通い猫として姿を見せるようになった。僕も喜んでチミママ用のご飯を買ってきたり、現れるたびにちょっと食べさせ過ぎかなあというくらい優遇するのだけど、最近では距離が縮まってきて毎日楽しい。距離が近くなるとチミママの耳のさくらカット(不妊手術を受けた証)と、さらには耳の後ろにカサブタみたいな古傷があるのも見えて、外猫としての過酷な日々のあとも垣間見える。もちろん彼女に一定の警戒心はあって、触らせてくれたりはしないが、僕のことを害のない何者かだと認識してくれてはいるのだろうチミママと対峙することが日常の一コマになったことが嬉しい。チミママには大人の魅力がある。

そして、ポチ実の反応なのだけど、目を真ん丸にして緊張感をたたえる彼女を見るのも面白い。チミママが現れたのを一番に察知するのはポチ実で、「ウー」「ニャアアン」とチミママに話しかけてしっぽは太くふくれている。一階のリビングの掃き出し窓からチミママを一心に見つめて、ご飯を食べ終えたチミママが歩き去って姿が見えなくなると今度は2階のベランダまで駆け上がって塀づたいに寝床へ帰っていくチミママの姿が消えるまで眺める。昨日なんかはもう「ウー」と唸るのもやめてしまって、ガラス窓を挟んだ目と鼻の先でチミママがご飯を美味しそうに食べるのをポチ実はずっと眺めていた。

猫が小さな頭で何を考えているかは全然想像がつかないが、猫をずっと眺めていると意外と深遠な思考を重ねているのかもしれないな、とも思えてくる。チミママはチミママでその思慮深い顔でポチ実をキッと見つめるし、親と子の間では(一度親離れ/子離れをすると“親子”という認識はなくなってしまうというのがよく言われる猫についての常識だけど)声なき声でのなんらかのコミュニケーションがなされているのだろう。猫騒動は始まりから1年半を経てもまだまだ続くのだ。





昨年秋の「吉祥寺の猫まつり」に続いて「ちよだ猫まつり」に参加することになりました。楽しみです。


chiyoda


ちよだ猫まつり2016 @ 千代田区役所1階イベントスペース
2016年2月20日(土)
観覧無料

近藤研二ソロアクト11:30 - 12:00
山田稔明 with 近藤研二 17:30 - 18:00


千代田区役所1階・4階(千代田区九段南1-2-1)
地下鉄九段下駅6番出口

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2016年02月04日

夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽12(2016年2月3日 @ 下北沢lete)【ライブ後記】



2016年2月3日(水)@ 下北沢 lete
夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽12


1.my valentine(未発表)
2.clementine(『pilgrim』)
3.歓びの歌(『home sweet home』)
4.ONE(『pilgrim』)
5.サニーレタス(『緑の時代』)
6.気分(未発表)
7.me light(未発表)
8.coffee(『down the river to the sea』)
9.情熱スタンダード(『mono』)
10.忘れな草(『mono』)
11.サテライト(『ripple』)
12.きみは三毛の子(新曲)
13.calendar song(新曲)
14.ブックエンドのテーマ(新曲)
15.my favorite things(『the loved one』)

EN
16.あさってくらいの未来(『新しい青の時代』)
17.tsubomi(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)



昨日のこと、下北沢leteでの定期演奏会も4年目に突入。リハーサルと本番までの間に駐車場に停めた車のなかで、後部座席のほうを向いて恵方巻きを食べているところを不思議な顔で眺める向かい側の車の人。節分、季節の節目に今年最初のソロ弾き語りワンマンでした。2月に入ってバレンタインデーも近いということで、この日のセットリストは思い切って「ラブソング」しばりにしました。個人的には甘いラブソングは苦手なのだけど1年に1回くらいこういう機会があってもいいかもしれない。スロー/ミディアムのテンポの楽曲が多くなるけれど、leteの空間には意外と似合っていました。オープニングに歌ったのは「my valentine」というかつてCDRに収めた英語詞の曲、「chocolate sea(チョコレートの海)」「sugar breeze(砂糖のそよ風)」「cotton candy bed(綿菓子のベッド)」などなど甘いフレーズが並ぶ個人的に大好きな2月のための歌、ここで聴けるようにしました。




未発表曲の「気分」はカレンダー展で歌って息を吹き返した。曖昧模糊とした感情は恋愛初期の感情を歌った歌、かもしれない。「me light」は知人の結婚式のために作った歌。先月作った「calendar song」ともう一曲新しい歌を披露したくて、ライブ当日に愛猫ポチ実を眺めながらギターを爪弾いて書いた小さなラブソング。leteのステージ裏で2番を書き足して、間に合った。ライブ中には「やわらかなダイヤモンド」と呼んだこの歌、タイトルを「きみは三毛の子」と改めた。早速帰宅するなり猫に歌いかけている。また歌いたい。

自分が書いた歌のなかで一番のライブソングは「あさってくらいの未来」だと、今でも思っている。「愛しい」や「恋しい」や大げさな愛の誓いじゃ言えない曖昧な感情をだれかと共有したいといつも思うし、そのためにメロディに言葉を書いているのだ、ずっと。冬の最後に、とこの日のライブを「tsubomi」で締めくくった。膨らんだつぼみはもうすぐ大きなあくびをするんだろう。ほら、始まるよ。たくさんの、少し早めのチョコレートをありがとうございました。


  
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2016年02月03日

今週末6日(土)は徳島14gライブです|今日はアアルトコーヒーの10周年記念日

今週土曜日は徳島へ行く。2013年11月にアアルトコーヒーで歌って以来2年3ヶ月ぶりの四国での演奏。季節を問わず事あるごとにアアルト庄野さんとはイベントで一緒になるが(多分ここ数年で一番“対バン”しているのは庄野さんだ)、彼にお世話になって徳島で歌を歌うのは特別な感覚がある。アアルトコーヒーが14gという新しいお店をオープンさせてからずっと訪れたいと思っていたことがようやく実現します。

本日2月3日はアアルトコーヒーの記念すべき10周年の日とのこと。僕が初めてアアルトコーヒーに出向いて庄野さんに会ったのは2010年の5月だった。あの旅が音楽と暮らしとの距離感が変わる節目だったように思う。長く続けることはそれだけで大したことだ。庄野さんはデビューアルバムからGOMES THE HITMANを聴いてくれているから僕が新しいレコードを出すたびに直観的な、ハッとする感想をくれる(だいたいブルース・スプリングスティーンになぞらえれ語られる)。アアルトコーヒーが命を削って世に問う14gでのライブをたくさんの方に観ていただければ、と思います。

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今週末6日の14gはアアルトコーヒー10周年記念の一日になる。庄野さんと懇意の落合恵さんの展示もスタート、活動の拠点を谷中から丸亀に移した旅ベーグルのマツジュンもベーグルを持って合流する。落合恵さんの展示はフィッシュマンズの曲名にちなんで “Oh! Climb” と名付けられているので、僕のライブも同じくフィッシュマンズの名盤から名前をとって“Oh! Mountain”というタイトルにした(山田のマウンテンだ)。イベント名にちなんだカバーも歌おうか。コーヒーとベーグルが香り、想像をかきたてる絵があって音楽がある空間、14gの魔法を目のあたりにしたいと思います。

アアルトコーヒー、10周年おめでとうございます。


2016年2月6日(土)@ 徳島 14g
“山田稔明 LIVE at 14g - Oh! Mountain”

18時開場18時30分開演/予約3,500円 当日4,000円
*旅ベーグル特製HIGASHI ALPSベーグル
aalto coffeeのHIGASHI ALPSブレンド付き
出演:山田稔明

aalto coffeeが手がけるカフェ「14g」でのライブがついに決定。
落合恵さんの原画展初日を音楽でお祝いします。新しい旅が始まった
旅ベーグルも参加のこの日は、めでたいアアルトコーヒーの10周年記念日!
*山田稔明オフィシャルサイト、14gにて予約を受け付けます

RESERVE

14g予約:14g@aaltocoffee.com / 080-6282-3266
*お名前、人数、お電話番号をお伝え下さい

落合恵原画展「Oh!Climb」
2016年2月6日(土)-21日(日)

14g by aalto coffee
徳島市東新町1-14 2F
080-6282-3266  
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2016年02月02日

奈良NAOT NARAでのカレンダー展が始まりました|週末は徳島と奈良でライブです

1月がとても長い一ヶ月に感じたのは経堂ギャラリー芝生でのカレンダー展が予想以上に充実したものになったからに違いない。急遽巡回が決まって、NAOT NARAでのカレンダー展が今日からスタートしました。NAOT NARAの姉妹店である「風の栖」ではこれまで数回ライブをさせていただいたのだけど、かつてのボリクコーヒーの場所にオープンしたNAOT NARA、この週末にようやく初めて伺うことができる。今から楽しみです。

NAOT NARAの前日は徳島14g、アアルトコーヒー庄野さんがあらたにオープンさせたお店で念願のライブである。アアルトコーヒーもNAOTも知り合って数年が経つが確実に自分の活動に刺激を与えてくれる人たち。ここ最近はそれぞれのホームグラウンド以外の場所で落ち合うことが多かったのだけど、彼らのHOMEに受け入れてもらえることが心強い。四国の皆さん、関西の皆さん、とても素敵な空間へぜひお越しください。

明日は下北沢leteでのソロ弾き語りワンマン、チケットは完売御礼です。

猫


山田稔明 カレンダー展 2011-2016 @ 奈良 NAOT NARA
2016年2月2日(火)ー2月13日(土)


SPECIAL LIVE:猫と五つ目の季節
2016年2月7日(日)@ NAOT NARA

18:30開場19:00開演/予約3,000円(ドリンク付き)

2011年以来こつこつと作り続けた、山田稔明が描く猫イラストの
カレンダー。その6年分のイラストを一挙に公開します。
シンガーソングライターが綴る72ヶ月分の“猫のいる暮らし”です。
原画の販売、オリジナルグッズも多数ご用意しました!
2月7日には奈良では2013年8月以来2年半ぶりとなるライブも決定。
オフィシャルサイトRESERVE/NAOT NARAにて予約受付

NAOT NARA
奈良県奈良市芝突抜町8−1
OPEN:火曜-日曜 (11:00-日没)




2016年2月6日(土)@ 徳島 14g
“山田稔明 LIVE at 14g - Oh! Mountain”

18時開場18時30分開演/予約3,500円 当日4,000円
*旅ベーグル特製HIGASHI ALPSベーグル
aalto coffeeのHIGASHI ALPSブレンド付き
出演:山田稔明

aalto coffeeが手がけるカフェ「14g」でのライブがついに決定。
落合恵さんの原画展初日を音楽でお祝いします。新しい旅が始まった
旅ベーグルも参加のこの日は、めでたいアアルトコーヒーの10周年記念日!
*山田稔明オフィシャルサイト、14gにて予約を受け付けます

RESERVE

14g予約:14g@aaltocoffee.com / 080-6282-3266
*お名前、人数、お電話番号をお伝え下さい

落合恵原画展「Oh!Climb」
2016年2月6日(土)-21日(日)

14g by aalto coffee
徳島市東新町1-14 2F
080-6282-3266  
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2016年02月01日

夜の科学 at NAKAO CAFEー猫と五つ目の季節(2016年1月30日)【ライブ後記】



週末、宮城県富谷町成田にあるNAKAO CAFEでのライブのこと。前日から雪の予報でてんやわんやしたが出発の朝には東京は雪降らず。仙台方面は雪積もって道が危険という報告を受けつつ、緊張しながら早めに出発。今回は近藤研二さんと初めての旅、新鮮。東北自動車道が通行止めになっていたので常磐自動車道での東北への旅路、これも初めての経験。道中、雪に乱されることはなかったけれど、福島に入って双葉町、浪江町、南相馬と走り、「現在の放射線量」という掲示と帰宅困難地域の風景を眺めながらいろんなことを考えさせられる往路でした。

仙台に到着、そこから富谷町まではゆるやかな山をのぼる道。新しい住宅街がどこか外国を思わせました。太陽が顔を出して雪も溶けていて、スタッドレスタイヤのおかげでスリルを味わうことなくNAKAOに到着。携帯した僕のフィンランド軍用の長靴の登場機会もナシ。初めて訪れたNAKAOは雑貨のお店もカフェも贅沢な空間、一気に気分が高揚。思えば昨年キチムでの小説発売記念のライブにご来場いただいたNAKAO店主から「うちのお店でもぜひライブを」という話から4ヶ月で実現したこの日のライブ。本当に出会いに恵まれているなあと感じます。会場セッティングとリハーサル、キャンドルの飾りも美しかった。

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ライブは少しの緊張感とともにスタート。恐らく僕のことも近藤さんのことも知らずに「NAKAO CAFEでのライブだから」という理由でいらっしゃったお客さんも多かったと思います。『the loved one』と小説『猫と五つ目の季節』の朗読を中心にしたセットのなかで、今回近藤さんとやりたかった新しいレパートリーは、まず「クレールとノアール」、これは最近白猫と黒猫の歌のような気がして、猫好きのふたりで演奏するのにふさわしいと思った曲。歌詞のなかに「ベガとアルタイル」が出てくるのだけど、終演後のアンケートに「ベガルタ仙台」の“ベガルタ”が「ベガとアルタイル」に由来することを知る。仙台→七夕→ベガとアルタイル、ということか!もう一曲「glenville」を近藤さんと初めて演奏。今回が車での旅になることが決まって、車窓を風景が移動していくこの歌を歌ってみたかった。「予感」もなんだかいつもとは違う特別な響き。前述した常磐道での風景も相まって良い演奏ができた気がします(近藤さんはレアなボトルネック奏法で)。

近藤さんにお願いしてソロコーナーを特別に。ウクレレでの独奏が会場によく響いた。リクエストした「おじいさんの11ヶ月」も聴けて嬉しかった。近藤さん自身の歌で「猫のふみふみ」、超癒やしソング。近藤さんは歌もいいのだ。伊藤ゴローさんの『Cloud Happiness』のようなボーカルアルバムをいつか作って欲しい。会場には僕と近藤さんのインスタグラム、Eテレ「0655」「2355」もいつも楽しみにしているというお客さんも多かった。再びデュオ編成に戻って2355おやすみソングである「眠れねこねこ」を僕がボーカルで。「猫のふみふみ」やら「眠れねこねこ」やら、いい大人の男ふたりが、というあたりで会場はとてもリラックスした雰囲気に。

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朗読に続いての「ポチの子守唄」「些細なことのように」ではすすり泣くような音が会場のあちこちから聞こえたけれど、僕は冷静に淡々と歌う。「日向の猫」「my favorite things」では皆さんのコーラスや手拍子に支えられてとても気持ちよく歌うことができました。アンコールで「あさってくらいの未来」、これは2013年当時ラジオ石巻でよくかけていただきリスナーの皆さんから反響の大きい歌だったそうです。最後は「ハミングバード」、素晴らしい時間でした。たくさんのお客さんとカフェカウンターのなかにずらりと並んだ従業員スタッフの皆さん、お世話になっている仙台のラジオディレクター氏、ラジオパーソナリティの方、心強いスタッフとNAKAO CAFEの空間に感謝。

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終演後はたくさんのサインと握手と会話、ここへ来てよかったなあとしみじみ思いました。ライブ当日はバタバタしてしまったので、あらためて翌日再びNAKAO CAFEでゆっくりランチを食べて、買い物を楽しむことができてよかった。自分の住む街にこんなお店があったらいいな、と思うようなお店。またここに戻ってきたいと思いました。宮城仙台はデビュー以来ずっと僕をサポートしてくれている街、次回は2年半ぶりにならないようにします。


  
Posted by monolog at 11:59Comments(1)TrackBack(0)