2017年01月31日

私とR.E.M.|ピーター・バック、マイク・ミルズ、スコット・マッコイーまで来日!【ICE STATION 公演】

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R.E.M.の1991年発表の大ヒット作『OUT OF TIME』が昨年リリースから25周年を迎えた。デモ集とライブ音源、素晴らしいパッケージにくるまれてデラックス・エディションがリイシューされたが、日本でも1月11日にちゃんと対訳付きで販売されて嬉しい。R.E.M.がライフタイムのアイドルである僕は結局すべての形態の『OUT OF TIME』を購入することになるのだけど、大好きなバンドにたくさんのお金を使えることほどファン冥利に尽きることはない。内容も文句なく、初めて聴いたとき(高2の春だった)と同じように新鮮で胸がわくわくし、そこなしの穴を覗くようなミステリアスな部分もあって、きっと50年経っても聴いているのだろうと思った。

今年は僕にとってR.E.M.との出会いから30年となる記念すべき個人的アニバーサリー・イヤーである。九州の片田舎で中学生だった僕に稲妻のようにとどろき震わせ揺さぶったのはベストヒットUSAで見た「世界の終わる日」という曲だった。ほとんどメンバーの登場しないそのMVはなぜか僕の心を捉え、真夜中にそのビデオを何回もリピートした(その頃洋楽紹介の番組は全部録画していたのだ)。次の日の朝になっても魔法は消えず、僕は佐賀から福岡天神のレコード屋さんまで出かけてR.E.M.の『DOCUMENT』という運命のレコードを手に入れることになった。1987年のこと。僕は中学2年生でした。

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それから30年、R.E.M.の音楽は僕の思春期、高校生活、大学受験、東京での暮らし、バンド活動、恋愛、就職、良いことも悪いこともある日々のあらゆるタイミングに寄り添って、今もすぐ手を伸ばせば届くところにある。僕はR.E.M.が大好きすぎて、自分の作る歌に彼らからの明白な音楽的影響をほとんど受けていないのだけれど、世界を見るときにいつも考えるのは「R.E.M.なら何て言うかな」ということだ。自分の手元を眺めながら小さな声でつぶやくときも「R.E.M.ならどう伝える?」ということを考える。

彼らとの出会いから30年経った2017年にテレビのニュースから聞こえてくるのは新しい大統領による、悪い夢を見ているかのような品のない姿だ。「世界の終わる日」は「IT'S THE END OF THE WORLD AS WE KNOW IT(AND I FEEL FINE)」という原題で、みんな知ってるとおりいよいよ世界の終わりだ、と歌われるが、最後は「I FEEL FINE(それでも気分がいいよ)」と締めくくられ、市井の人間のしぶとさと力強さを見せる。R.E.M.がレーガン政権にアンチを表明しつづけた8年間の只中にリリースされたこの『DOCUMENT』というアルバムには『LAST TRAIN TO DISNEY LAND』という皮肉めいたタイトル候補案もあったそうだが、30年経ってこのアルバムはなおも揺るぎない意思表示をする。音楽は時を越えて響くからとても面白い。





R.E.M.はドラムのビル・ベリーが抜けて3人組となり、2011年9月に解散したけれど、今年2月にボーカルのマイケル・スタイプを除く3分の2のR.E.M.のメンバーが来日する。きっとピーター・バックはリッケンバッカーをかき鳴らし、マイク・ミルズもR.E.M.のもうひとつの声を聞かせてくれるだろう。バンドをずっとサポートしているヤング・フレッシュ・フェローズ/マイナス5のスコット・マッコイーも一緒だからR.E.M.4分の3とも言える。公演開催が発表された昨年からずっとそわそわしていたわけだが、ついに来日公演が目前に迫ってきた。R.E.M.の音楽的ファミリーツリーを辿って、聴いていなかったいろんなレコードにここ数週間いくつも触れているがそれらがすべて素晴らしいのも嬉しい。

ピーターやマイクの他にも、ファストバックスのカート・ブロック、ドリーム・シンジケートのスティーブ・ウィン、彼らの多岐にわたる活動を支える女性ドラマー リンダ・ピットモンなどアメリカの重鎮たちをいっぺんに観ることができるなんてそうそうない機会。1990年代に熱心にアメリカCMJチャートを追いかけた人なら「え!」という声がもれるはずで、この機会に青春に立ち返るのもいい。アメリカ勢に対してNANOOKはグリーンランド語で歌うグリーンランドのロックバンド。R.E.M歴30年のこの年に、なんだかすごい来日公演を目撃することになりそうで静かに興奮しているのだけど、もっとたくさんの人にこの公演のことを知って、足を運んでもらえたら嬉しいなと思う1月最後の日なのである。



“ICE STATION”
2017年2月7日(火)@ 京都 磔磔
2017年2月9日(木)/2月10日(金)@ 渋谷 WWW


R.E.M.、ドリーム・シンジケート、ファストバックスなどで
活躍した、北極を愛するアメリカのトップ・ミュージシャンと、
グリーンランドでNo.1の人気を誇るナヌークによる
アート・プロジェクトが日本上陸!

Nanook(Greenland)
Peter Buck(R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Mike Mills(R.E.M./Baseball Project)
Scott McCaughey(Young Fresh Fellows/R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Kurt Bloch(Fastbacks)
Steve Wynn(Dream Syndicate/Baseball Project)
Linda Pitmon(Baseball Project/MINUS5/)
Michele Noach(Artist)

詳細はTHE MUSIC PLANTのホームページをご覧ください


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2017年01月30日

「薪ストーブと猫のいるライブ」(2017年1月29日 @ 三重県津市 喫茶tayu-tau)【SETLIST】



2017年1月29日(日)@ 三重県津市 喫茶tayu-tau
「薪ストーブと猫のいるライブ」


1.pale blue(『pale/みずいろの時代』)
2.blue moon skyline(『pilgrim』)
3.hanalee(『home sweet home』)
4.手と手、影と影(GOMES THE HITMAN『ripple』)
5.月あかりのナイトスイミング(『新しい青の時代』)
6.太陽と満月(『the loved one』)
7.眠れねこねこ(Eテレ2355 おやすみソング/近藤研二 カバー)

TALK with はしもとみお

8.ポチの子守唄(『the loved one』)
9.猫町オーケストラ(『the loved one』)
10.光の葡萄(『新しい青の時代』)
11.notebook song(新曲)
12.日向の猫(『新しい青の時代』)
13.my favorite things(『the loved one』)
14.小さな巣をつくるように暮らすこと(新曲)
15.small good things(『the loved one』)

EN
16.第2の人生(Eテレ0655 おはようソング)
17.tsubomi(GOMES THE HITMAN『neon, strobe and flashlight』)
18.calendar song(『pale/みずいろの時代』)

  
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2017年01月29日

いよいよ本日は三重県津市tayu-tauでのライブです!



いよいよ本日は三重県津市、喫茶tayu-tauでのはしもとみおさん個展で歌を歌います。三重県に来るのは実に2001年の今頃『饒舌スタッカート』キャンペーン以来です(FM三重でパワープレイに選んでもらったのです)。風景や空気、人々の営みを目に焼き付けたいと思います。tayu-tauのご飯も美味しそう。ぜひ一人でも多くの方にお越しいただきたい。みおさんと彫刻の動物たちと一緒にお待ちしております。物販にはCDや本はもちろん、カレンダーや限定ポチバッジやZINEなど取り揃えておりますので。


2017年1月29日(日)@ 三重県津市 喫茶tayu-tau
山田稔明ライブ&トーク (トークゲスト はしもとみお)
「薪ストーブと猫のいるライブ」

開場17:30 開演18:30/料金 3000円(1drink別))

ご予約:喫茶tayu-tau
mail:info@tayu-tau.jp
tel 059-253-7817

喫茶tayu-tau
〒514-0125三重県津市大里窪田町863-3
059-253-7817
  
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2017年01月28日

「my valentine」は2月の歌



「my valentine」from『pale/みずいろの時代』(2016)

普段英語の歌をCDに収録することは少ないのですが、この歌はとても気に入っていて
昨年リリースしたアルバムに収めることができて嬉しかったです。今年も2月がやってきます。



my valentine

my valentine
would you hold me up when I fall down?
soak me in the chocolate sea
sprinkle me with a sugar breeze
love will find a way

oh, lay me down
on a cotton candy bed
I’m dreaming now, my valentine

roll me over the jelly beans
bury me into a melty cream
love will find a way

so hold my hand
what a sticky-sweet surprise!
I’m dreaming now, my valentine



僕の愛しい人よ
僕が崩れ落ちるときは受け止めてくれるかい?
チョコレートの海に沈んで 甘い潮風に吹かれて
愛がそこへ導くのなら

綿菓子のベッドに横たわって
僕は夢を見ているところ マイ・ヴァレンタイン

ジェリービーンズと溶けそうなクリームで僕を埋葬して
愛がそこへ導くのなら

僕の手をとって なんて素敵なサプライズ
僕は夢を見ているところ マイ・ヴァレンタイン


『pale/みずいろの時代』を通販STOREで購入  
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<高野寛+山田稔明+高橋久美子> 今年もNAOT TOKYOでのアニバーサリーイベントが決定しました!

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2017年3月12日(日)@ 蔵前 NAOT TOKYO
“NAOT TOKYO三周年記念LIVE〈高野寛×山田稔明×高橋久美子〉”

17:00開場 17:30開演/料金4000円(前払い制、チケットはお一人様2枚まで)

4年目となるNAOT TOKYO、三周年記念LIVEの開催が決定しました。
NAOT TOKYOは2014年3月にオープンしてから、今年で三周年を迎えます。
昨年に引き続き、高野寛さんと高橋久美子さんとともお祝いを。
セッションにもご期待下さい。特別な夜になりそうです。

*チケットweb販売:2月4日(土)10:00 -
下記ページより開始いたします。
http://naot.shop-pro.jp/?pid=112665045
チケット等のお問い合わせ: order@naot.jp

NAOT TOKYO(http://naot.jp/
東京都台東区駒形2丁目1-8 楠ビル301
TEL 03-5246-4863
金・土曜日のみ営業 12:00 - 19:00  
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2017年01月27日

木彫りポチのセンチメンタル・ジャーニー

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今週末は三重県津市、喫茶tayu-tauでのはしもとみおさん個展「薪ストーブと猫のいるアトリエ」でのライブ。2014年にポチを亡くした夏、みおさんがポチを彫ってくれたときの喜びと感動を今でも忘れない。家中いたるところに写真を飾ってぽっかり開いた心の穴を埋めようとしても触感としてポチを感じられない寂しさを、みおさんが彫ってくれた猫の丸みを指で撫でることができて嬉しかった。木彫りのポチはいつもポチ棚のなかで僕らの暮らしを眺めているのだけど、この週末は生まれ故郷であるみおさんの住む町へと連れていってみようと思う。

今年はお正月から深大寺、武蔵野八幡神社、猫返し神社、鶴岡八幡宮といろんな神様にたくさんお祈りをしているが、週末の旅ではついに初めて伊勢神宮を訪ねるのだ。とても楽しみ。



2017年1月29日(日)@ 三重県津市 喫茶tayu-tau
山田稔明ライブ&トーク (トークゲスト はしもとみお)
「薪ストーブと猫のいるライブ」

開場17:30 開演18:30/料金 3000円(1drink別))

ご予約:喫茶tayu-tau
mail:info@tayu-tau.jp
tel 059-253-7817

喫茶tayu-tau
〒514-0125三重県津市大里窪田町863-3
059-253-7817
  
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2017年01月26日

鎌倉molnで「こねこのモイ」展が始まりました



昨日のこと。近藤研二さんが鎌倉molnで「こねこのモイ」展の設営だというので、なんの用事もなかった僕は朝から付き合って、モイウニに「行ってらっしゃい」されて、第三京浜から横横で海まで走る。とても天気がいい日で富士山が見えたりして気分がよかった。近藤さんちもモイも、モルン五十嵐夫妻も、設営をぱきぱき仕切ってくれるミルブックス藤原さんも、言わば家族ぐるみの付き合いという感じなので、いろいろ説明しなくても通じ合う感じが心地いい。久しぶりに材木座海岸できらきら光る海を見て、深呼吸をするのはいつ以来かしら、と思った冬晴れの日でした。

飾られたモイの写真はどれも本当にうっとりするくらい可愛い。近藤家に乳飲み子の大きさでやってきた日から知っている僕にとって、モイは甥っ子みたいなものだ。なんだか訳もなくジワーっとしてしまう。近藤さんはモイの病気がわかってから多分ずっとヒゲを剃っていないのではないか。前日は鈴木慶一さん主催のライブだったから「近藤さん、ヒゲ剃ったほうが」と言うと「今日はロックやけんよかろーもん」と謎な理由でそのまま出かけていった。ヒゲ面だからいつもよりくたびれて見えるけど多分みんなが思うよりも近藤さんはしっかりしていて気丈だ。展示初日もたくさんのお客さんとしっかり会話を交わして、念願の“在廊”初めを果たしていらっしゃいました。今週末のライブのときにヒゲを剃るかどうかが見ものだが、僕は三重への旅中なので目撃できなくて残念。鎌倉へ行かれる方はお楽しみに。



先日、うちのポチ実を健康診断に連れていったのだけど、久しぶりにダライ・ラマ先生にお会いして、血液検査と検便、触診を。これといって問題もなく安心した(太りがちって言われたけどな)。これもモイがきっかけをくれたのだ。病院の待合室で待っている間、顔見知りのクロネコの配達員のおじさんが病院に配達に来て、僕と目が合って「え?」という顔をしつつも会釈しあっただけだったのが、今朝うちに集荷しにきてくれたときに少し立ち話をした。そのクロネコのおじさんは近藤さん宅にも出入りしていてモイのことを知っているし、うちのポチ実のことも可愛いと褒めてくれるおじさん。近藤家とうちが知り合いということに驚きながら、「モイちゃん、良くなったらいいですね」と優しい言葉をくれた。こういうのが言霊になってじわじわと効くのだ。

近藤研二さんとモイの「こねこのモイ」展は鎌倉molnで2月9日(木)まで。期間中のライブはチケット完売とのことですが、とても素晴らしい空間になっていますのでぜひ遠くから近くから足をお運びください。この展示のために3枚セットの「こねこのモイ」ポストカードが作られまして、今週末の三重県津市tayu-tauでの僕のライブでも物販コーナーで扱いますのでぜひお声をおかけください。甥っ子モイのこと、他人ごとではないのです。



写真絵本『こねこのモイ』刊行記念
近藤研二「こねこのモイ」写真展


愛猫家として知られる音楽家・近藤研二さんが、うちにやってきた子猫との穏やかで愛すべき日々を綴った写真絵本『こねこのモイ』。この刊行を記念した写真展を開催します。膨大な中から厳選した、愛くるしい写真を展示します。あわせて猫グッズの販売や招き猫絵付け教室、そして近藤研二さんの本業である音楽会も。猫好きはもちろん、そうでない方もモイの穏やかな表情を眺めれば、自然と幸せな気持ちになるはず。ご来場お待ちしております。

会期|2017年1月25日(水)〜2月9日(木)
会場|鎌倉 moln(http://cloud-moln.petit.cc/
〒248-0012 鎌倉市御成町13-32 2F 
☎︎ 0467-38-6336 
11:00-18:00  月火定休(会期中 1/30、31、2/6、7は休)



  
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2017年01月25日

<男性限定ライブ>夜の科学 in 下北沢lete、追加席を発売します!

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初めての試みにして最後になるかもしれない企画、<男性客限定>の“夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽17”、申込多数につきチケット受付を締め切っていましたが、申込後未払い分、キャンセル分と設営プラン決定に伴い若干の追加席を発売することになりました。現在通販STOREチケットセクションにて受付中です。リクエストがある方は備考欄にお書きいただければセットリスト作成の参考とさせていただきます。なんか、盛り上がったらみんなで打ち上げ行こうぜ!みたいな連帯感すら生まれたらいいなあとかワクワクしています。ぜひ男性諸君、お申込を。ぎゅうぎゅうで窓ガラスが曇るくらいの人いきれ、そういう感じがいいです。



2017年2月19日(日)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 17”

18:30開場 19:30開演 料金3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

2013年以来下北沢の小さなスペースで開催される
恒例弾き語りイベント、新年最初のステージは
男性限定ライブとなります。男同士でしかわからない
心のつながりもある、のか?ぜひその目で確かめてください。

オフィシャル通販STOREにて受付中<残りわずか!>

下北沢 lete(http://www.l-ete.jp
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275

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2017年01月24日

ギャラリー芝生での「ポチバッジ展」|期間中のライブの抽選申込受付は本日まで



2月10日から経堂cafe+gallery 芝生で開催の「ポチバッジ展」の準備を進めています。ポチバッジマニア、コレクターの皆さんのご協力もいただきながら、これまで作ったバッジを眺めてみるとなかなか壮観です。展示の仕方など含めて皆さんに楽しんでいただけるような1週間にしたいと思います。展示期間中の週末に行われるライブ&トークは狭小スペースでのイベントのため申込抽選制とさせていただきますが、その応募締切が本日中となっています。現在3倍ほどの倍率だそうですが、年始の運だめしも兼ねてたくさんのお申込みをお待ちしています。在廊日時については展示が近づいたらまた改めてお知らせします。



2017年2月10日(金)- 2月14日(火)@ 経堂 cafe+gallery 芝生
山田稔明+hoopline "ポチバッジ"展

13:00 - 19:00 (土、日、最終日は18:00まで)

山田稔明の猫イラストをもとにデザイン部"hoopline"がハンドメイド制作し、
即完売の大人気グッズとなったポチバッジ。2014年「ひなたのねこ展」から3年、
これまでに約2,000個に及ぶバッジが制作されたその作品の歴史を展示しながら、
ご当地バッジ含む人気デザイン数十種類を復刻販売します。
*山田稔明在廊日などはまた追ってお知らせします


11日(土)12日(日)トーク&ミニライブ(2,500円/ドリンク付)
18:00 START
たくさんのバッジに囲まれた小さく親密な空間でトーク&ライブを開催!
制作秘話などオフレコ話も。小さい会場のため、抽選とさせていただきます。
*後日、若干の予備席のご案内あり

ポチバッジ展トーク&ライブお申込みフォーム


経堂 cafe+gallery 芝生
東京都世田谷区経堂2-31-20
TEL 03-3428-5722  
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はしもとみお個展が始まりました|今週末は三重tayu-tauでライブです



三重県津市、喫茶tayu-tauでのはしもとみおさん個展「薪ストーブと猫のいるアトリエ」が1月19日から始まりました。今週末29日(日)にtayu-tauにてライブを行います。みおさんが相島(通称猫島)に足を運び、直接たくさんの猫と触れ合い作られた彫刻を中心に、大きいものから壁掛けのものまでいろんな動物たちが待ちかまえてる空間、ストーブ、雪。わくわくしてきました。昨日地図を見ながら馴染みのない三重のことを思ったのですが、名古屋からなら車で1時間ちょっと、関西からでも2時間の距離なのですね。表情豊かな猫や動物たち、みおさんとのトーク、僕もみおさんが作ってくれたポチを連れていきますし、なかなか観る機会のないシーンのなかでの演奏になると思いますので思い切って少し足を伸ばして遠方からもお越しいただけたら嬉しいです。

僕は初めての伊勢神宮参りを予定していて、それも楽しみ。かつて島根でライブをやったときに出雲大社に立ち寄ったときもちょっと身震いがするほど感動しましたが(そのときはポチのことをお願いしてポチの病気が快方に向かったのだ)、伊勢神宮も力みなぎる場所なのだろうな。週末、皆さんもちょっとした小旅行はいかがでしょうか。


2017年1月29日(日)@ 三重県津市 喫茶tayu-tau
山田稔明ライブ&トーク (トークゲスト はしもとみお)
「薪ストーブと猫のいるライブ」

開場17:30 開演18:30/料金 3000円(1drink別))

ご予約:喫茶tayu-tau
mail info@tayu-tau.jp/tel 059-253-7817


喫茶tayu-tau
〒514-0125三重県津市大里窪田町863-3
059-253-7817
  
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2017年01月23日

通販STOREでの書籍ご購入の方にポストカードを【3日間くらい限定】



週末に倉庫を整理していたらなくなったと思っていたポチのカードが出てきました。2014年にポチを送る「夜の科学」で御礼返しのために作ったもので、遺影と同じ写真、裏面には僕の絵とメッセージが描いてあります。せっかくなので通販STOREで『猫と五つ目の季節』『ひなたのねこ』をご購入の方にプレゼントしようと思います。もうすでにたくさんのお申込みをいただいているのでこのカードはなくなってしまうかもしれませんが、昔作ったデッドストックのポチのポストカードも何種類か発掘したのでここ数日分のご注文にはおまけで何かしらのカードを封入できると思います。ぜひこの機会に本を。プレゼントにもいいかと思います。通販STOREはクレジット決済ができなかったり、代金先払い制だったり、ネットショッピングとしてはかなりアナログなお店ですが、いろいろおまけしたりサインと絵を描いたり心こめてお送りしますので。


通販STOREで書籍を購入  
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2017年01月22日

アアルトコーヒー&トラベラーズファクトリー初め



昨日のこと。夕方までずっと原稿作業、夜の予定がやんごとなき理由で急に変更になったので中目黒トラベラーズファクトリーでのアアルトコーヒー庄野さんのイベントに遊びにいくことになって、庄野さんとトラベラーズ飯島さんのトークということで知った顔ばかりだったので飛び入りして歌を2曲歌うことに。コーヒー教室と小説トークの間の転換時にトラベラーズノートのために作った「notebook song」とアアルトコーヒーのカフェ14gのために書いた「my favorite things」を生音生声で。ご来場のお客様、優しく受け入れてくださってありがとうございました。

終演後は打ち上げに誘ってくれて、美味しい海鮮をいただく新年会的なやつ。これからさらに「notebook song」とどのようにコラボしていくかを熱く議論。今年の夏のライブのときになにかしら結実したらいいな。庄野さんと飯島さんとはR.E.M.、The Smiths、ブルース・スプリングスティーン、バックナンバーなど音楽議論を夜遅くまで。今年はチームトラベラーズが外国へ連れていってくれないかなあ。あたたかい人情に触れて、仕事も進んで、猫も可愛くて、歌も歌えて、とても有意義な素晴らしい日になりました。  
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2017年01月21日

ディランなら何て言うか



昨日のこと。お昼からレコード会社まで出かけて打ち合わせ。サトミツ&ザ・トイレッツ案件の興味深いミーティングをイトシュン、サトミツさんと僕で。イトシュンとともに古巣のレーベルのフロアを訪ねると懐かしい顔がまだ何人かいて、みんな変わらなくて嬉しい。15年くらい前のことをいろいろ思い出す。お昼ご飯をおごってもらったあと、イトシュンが「山田さん、送っていきましょうか」と。まったく方向が違うのだけど、それならうちに寄ってく?ということで吉祥寺までドライブ、うちにあがってもポチ実には会えなかったが有意義な話ができてよかった。

夕方から高橋徹也さんと名古屋・京都ツアーの打ち合わせ。なんだかとても面白いライブになりそうでわくわくする。演奏しようと思っている曲をお互い伝えあったり、あえて隠し玉のように内緒にする曲があったり、かけひきのようなものが面白い。夕飯にピワンのカレーを食べて悪いものが汗になって出ていく爽快感がありました。夜遅くになって440のライブでお客さんから「モイくんへ」と言付けられた贈り物たちを持って近藤家へ。ドアを開けたら「グルグル」と喉を鳴らしながらいつもみたいにモイが出迎えてくれて嬉しかった。

日付が変わった深夜、大統領就任式をテレビとタブレットで。こんなに深い溜息を吐きながら政権移行を観ることになるなんて思わなかった。映画のなかのブラックジョークみたいな風景と、先人たちに対する敬意の見えない、心に響かない幼稚なスピーチだった。オバマ大統領がホワイトハウスを去ることが寂しい。物心ついてから今までで一番かっこいいプレジデントだった。ミシェル夫人がずっと笑わなかったのが印象的だった。こういう時代の変わり目にボブ・ディランは何も言ってくれないし何も歌ってくれない。いつだってそうだ。答えはどこにあるのか?と嵐のような風が吹く東京の朝をぼんやりと眺めている。  
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2017年01月20日

“新・ネガティブナイト3”(2017年1月19日 @ 下北沢440)【ライブ後記】



昨日のこと。下北沢440でのイベント、柴山一幸さんの「新・ネガティブナイト」に誘っていただいた。柴山さんとはこの日初対面。送っていただいたアルバムがとても良かったからこのイベントに出ることを決めたのだけど、バンドの演奏も素晴らしくてリハーサルから見入ってしまった。

もう一人の共演ベクトルユーゴくんは昔から知っていて、ライブも観たことがある。彼のバンドで海老沼崇史くん(えびちゃん)がベースを弾いているのを観て僕はえびちゃんをスカウトしたのだった。彼の演奏から始まったイベント、昔観たライブではドラえもんが出てくる歌が印象的だったがこの日は「シグナル」という曲がよかった。迷って悩んで成果を出して続けていってほしい、というのが後輩への僕の思い。

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2017年を本格的にスタートさせるステージ、「blue moon skyline」で幕開け。今年はソロ名義での活動を本格化させてから10年の年、ソロデビュー作のオープニング曲で“後ろを向いて”振り返ってみた。そして2002年にリリースしたGOMES THE HITMAN『mono』から15年。まだたったの15年かよ!というのが正直な気分。たくさんの時間が流れた気がする。「別れの歌」を久しぶりに。同じ時期に作った「ナイトライフ」は僕のアーカイブスのなかで数少ないマイナー(短調)の曲。「ネガティブ」な夜に相応しい気がした。

2月にR.E.M.のピーター・バック、マイク・ミルズらアメリカの重鎮たちが来日することをなぜか僕が熱くプロモーション。今年は僕がR.E.M.に出会って30年目の年なのだ。「FALL ON ME」という大好きな曲をカバー。たったひとりでも誰かの心に響いただろうか。世界中の猫が幸せでありますように、と思いを込めて「猫町オーケストラ」を。昨年末に作った「小さな巣をつくるように暮らすこと」を忘れないうちにもう一度、と思って歌ったがこれはとても良い曲になる予感。「光の葡萄」はこういうイベントでふっと空気を変えてしまう大きな曲。最後は「calendar song」で手拍子とコールアンドレスポンスをいただいて、楽しく気持ちよく歌うことができました。

柴山一幸さんのステージも素晴らしかった。1曲目が始まって、ピアノの感じとか矢部浩志さんのドラムも相まって往年のカーネーションを想起。またどこかでなにか一緒にできたらいいなと思いました。久々の再会や初めての邂逅、予期せぬ出会いや会話があるからこういう対バンイベントは楽しい。新しく繋がった皆さん、これからもよろしくお願いします。平日の夜にご来場いただきありがとうございました。いろいろ、あれこれ、お心遣いに感謝を。  
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2017年01月19日

“新・ネガティブナイト3”(2017年1月19日 @ 下北沢440)【SETLIST】



2017年1月19日(木)@ 下北沢 440
“新・ネガティブナイト3”


1.blue moon skyline(『pilgrim』)
2.別れの歌(GOMES THE HITMAN『mono』)
3.ナイトライフ(『pale/みずいろの時代』)
4.FALL ON ME(R.E.M. カバー)
5.猫町オーケストラ(『the loved one』)
6.小さな巣をつくるように暮らすこと(新曲)
7.光の葡萄(『新しい青の時代』)
8.calendar song(『pale/みずいろの時代』)  
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2017年01月18日

近未来へのミーティング・ウィーク



今週は月曜日お昼過ぎから打ち合わせがあって、その後夕方にも別のミーティング。まだ少し先の未来のことをあれこれ意見を出し合って相談するとポジティブな気持ちになる。火曜日は終日机上のパソコンに向かっての作業だったけど、今日は午後にまた打ち合わせでクリエイティブな意見の交換。春に実を結びますように。夜になって近藤さんちへ。モイが帰ってきて安心した。

金曜日も打ち合わせがふたつ。珍しく今週はミーティング・ウィークである。その前に、明日は下北沢440で弾き語り。初共演のお二方の演奏も楽しみ。



2017年1月19日(木)@ 下北沢 440
“新ネガティブナイト”

18:30開場 19:00開演/前売2500円(ドリンク代別途)
出演:柴山一幸、ベクトルユーゴ、山田稔明

シンガーソングライター柴山一幸さんのイベントに誘って
いただきました。440のステージも久しぶりです。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付

下北沢440(http://www.club251.co.jp/440/
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-29-15SYビル1F
TEL.03-3422-9440 [4PM-]
  
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2017年01月17日

山田稔明 + hoopline "ポチバッジ" 展 @ 経堂ギャラリー芝生

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山田稔明が描く猫イラストをもとにデザイン部 "hoopline" がハンドメイド制作し、即完売の大人気グッズとなったポチバッジ。2014年「ひなたのねこ展」から3年、これまでに約2,000個に及ぶバッジが制作されたその作品の歴史を展示しながら、ご当地バッジ含む人気デザイン数十種類を復刻販売します。昨年のカレンダー展に続き今回も世田谷区経堂にあるギャラリー「cafe+gallery 芝生」での開催となります。

このポチバッジは巣巣での「ひなたのねこ展」での販売をきっかけに、ライブ会場だけで手に入る楽しさや嬉しさを、という思いから始まりました。バッジの試作品はポチの闘病と並行して行われ、ポチがいなくなったあとで一個目のバッジが皆さんの手元へ飛び立つことになりました。たくさんのバッジが並びます。小さな歴史を目撃してください。ポチバッジからのれん分けしたモイバッジも参加予定です。販売分と展示分、どちらもお楽しみいただけると自負しています。芝生HPでは通販の予定もありますのでご遠方の方もぜひご注目ください。




2017年2月10日(金)- 2月14日(火)@ 経堂 cafe+gallery 芝生
山田稔明+hoopline "ポチバッジ"展

13:00 - 19:00 (土、日、最終日は18:00まで)

山田稔明の猫イラストをもとにデザイン部"hoopline"がハンドメイド制作し、
即完売の大人気グッズとなったポチバッジ。2014年「ひなたのねこ展」から3年、
これまでに約2,000個に及ぶバッジが制作されたその作品の歴史を展示しながら、
ご当地バッジ含む人気デザイン数十種類を復刻販売します。
*山田稔明在廊日などはまた追ってお知らせします


経堂 cafe+gallery 芝生
東京都世田谷区経堂2-31-20
TEL 03-3428-5722  
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2017年01月16日

猫騒動 7thシーズン(1)ネコミュニケーション



昨日のこと。お隣のベンガル猫ノアちゃんが庭に出ていたのでじゃらして遊んでいたら、ノアちゃんちのお母さんが「おはようございますー」と現れて、フェンス越しに立ち話。ノアちゃんママが言うには「うちの娘が山田さんを尊敬するって言ってましたよ」と。なんでも、娘さんが好きでYoutubeなどで聴いていた伊礼亮さんの楽曲に僕が去年歌詞を提供したことを知って驚いたそうなのだ。まあ僕なんてお隣さんから見たら、平日はいつも家にいて猫にばっかりかまけて「チュッチュッ」言いながらポチ実とかチミママとかノアちゃんの写真撮ってばかりで、霞を食って生きてるふうに見えてるかもしれないからな。「新聞の記事もすごいですねえ」と持ち上げられて「こんなですけどいろいろ頑張ってるんですよ」と誇らしく胸を張る。寝間着のままで。

一昨日、巣巣で行われた高橋久美子ちゃんとダンラナチュールなっちゃんの「新春みかんの会」に遊びにいって、打ち上げでは台湾から来たお客さんたちと一緒で、僕らはあわあわとブロークン・イングリッシュでカタコトのカンバセーションをキャッチボールしてエンジョイしてハビングアグッドタイムしたのだけど、猫を飼っていてインスタグラムをやっているというだけでお互いのiPhoneを見せあって、「わおー」とか「カワイイ!」と距離が一気に縮まる。「My cat is the cutest in the world」とゆっくり大げさ言うと、眉をひそめて「No No No、うちのほうが」と対抗してきて会話が弾んで楽しい。猫ってすごい生き物だ。注がれる愛が無限だ。

久美子ちゃんの愛媛の実家で獲れた無農薬のみかんをたくさん頂いたので、お隣(ノアちゃんちと反対側)にお裾分けに行ってここでもまた長話。写真絵本『ひなたのねこ』のことを褒めてもらえて嬉しかった。「猫好きの友だちに配りたいからたくさん買いたいんだけど、どこで買ったら山田さんに一番利益があるの?」とか気を遣ってくれて。昨日ひとつ判明したこと、うちに通ってくるチミママのことを当然お隣さんもご存知なのだけど、チミママがチッチとミンミという子猫を去年産んだのはお隣さんの庭だったのだそうだ。その後チッチとミンミが居場所を移して保護されて里親にもらわれていったこと、チミママはTNRを受けて地域猫になったことをご存知なかったので伝えたら喜んでいた。飼い主のいない猫にご飯をあげていると近隣にどう思われているのかがやっぱりいつも気になるのだけど、「最近ずっと山田さんちでご飯食べてるでしょ?だから安心よ。いつも塀の上を歩くのを見るのを楽しみにしているの」と言われて嬉しかった。

そして、ご近所猫といえば、近藤研二さんちのモイだ。この町にモイがやってきた最初の日のことを憶えている。手のひらに乗るほどの乳飲み子のときから知っているモイのことを僕は甥っ子のように思っている(ウニは姪っ子)。いつ遊びにいっても誰よりもはやく玄関で待ち受け、「グルグルっ」と鳴いて迎えてくれるモイは自分にとって特別な猫だとあらためて気付かされた。3日前にモイの病気のことがわかってから、最初のダムひとつぶんくらいの涙はすでに流された。これからは強い気持ちを持って、モイが元気に帰ってくるのを待って、帰ってきたらまた嫌がられるほど可愛がって、近藤家を支えて、息抜きさせて、相談に乗って、一緒に泣いたり笑ったりするのが自分の役割だと思っている。

猫騒動日記、新しい季節の始まり。いいことがあるように心から願う。





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2017年01月15日

三重県津市tayu-tauでの木彫作家はしもとみおさん個展で歌います

東京以外は全国的に雪景色となった週末。外はとても寒くて「冬!」という感じがしました。今月末、三重県津市で初めてライブをします。木彫作家はしもとみおさんの猫の個展に歌を添えます。みおさんのインスタを見ると三重の山の中も真っ白になっているみたいですが、月末には春の兆しに出会えたら嬉しい。会場のtayu-tauさんはこれまで何度もイベント会場へ足を運んでくれて、「いつか」と約束していたイベントがこうやって実現することがとても嬉しいです。ぜひ三重県津市までお越しください。初めての街なので、ぜひお近くにお住まいのお友達にもこの情報を知らせてもらえたら。みおさんの猫、tayu-tauの空間、そして音楽でお迎えします。

みおさん個展


2017年1月29日(日)@ 三重県津市 喫茶tayu-tau
山田稔明ライブ&トーク (トークゲスト はしもとみお)
「薪ストーブと猫のいるライブ」

開場17:30 開演18:30/料金 3000円(1drink別))

ご予約:喫茶tayu-tau
(冬季休業中、営業時間外はメールにてお受けいたします。)
mail info@tayu-tau.jp/tel 059-253-7817


喫茶tayu-tau
〒514-0125三重県津市大里窪田町863-3
059-253-7817



  
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2017年01月14日

高橋徹也+山田稔明|名古屋・京都とワゴンツアーで

友人であり尊敬するシンガーソングライターである高橋徹也さんと旅する名古屋と京都のツアーは京都公演がチケット完売という嬉しい知らせを受けました。関東を中心に活動する僕ら音楽家にとって家から遠く離れた街で満席のお客さんを前にして歌えることはこの上ない幸せです。ケイブンシャCOTTAGEは僕も何度も歌わせてもらった非常に快適な空間ですが、イベントを企画してくれたアアルトコーヒーの庄野さんの力もあっての完売御礼だと思います。楽しい一日にしたいと思います。

京都の前日は名古屋。僕もタカテツさんも特に関東以外ではほとんど対バンライブというのがない、いわばふたりとも“孤独な”ミュージシャンです。その孤独がふたつ合わさるとどうなるかという実験が名古屋喫茶モノコトでの夜に繰り広げられます。京都が「コーヒーと音楽」であるのに対して名古屋は「音楽と音楽」、初めてのスペース喫茶モノコトも楽しみです。こちらはまだ席数に余裕があります。美味しいご飯や飲み物も提供されますのでぜひ遠くから近くから名古屋までお越しください。

今回車での旅をしようと思っているので僕もタカテツさんもアコギもエレキも、アンプから何から好きなものを運搬できるので「アコギ弾き語り」以上のものが披露できるかと思います。個人的には「真っ赤な車」とか「ドライブ」、「真夜中のドライブイン」やら「かっこいい車」とやたらと車ソングの多いタカテツさんが運転席でハンドルを握る姿を初めて見ることができるであろうことが楽しみです。

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2017年2月25日(土)@ 喫茶モノコト〜空き地〜
“音楽と音楽・山田稔明と高橋徹也”

18:00開場 19:00開演/前売3500円 当日4000円(1オーダー別途)
出演:山田稔明、高橋徹也

孤独なシンガーソングライターふたりが東京を離れて
音楽の二人旅を。選び抜かれた言葉と旋律と声を届けます。

*山田稔明オフィシャルサイトにて予約受付開始

喫茶モノコト〜空き地〜
名古屋市千種区内山3-28-1ちくさ正文館書店2F
070-6411-7531
*大須モノコトではなく千種区ちくさ正文館書店2階に
新しくオープンした新しいスペースです。お気をつけください!




2017年2月26日(日)@ 京都 ケイブンシャ COTTAGE
「コーヒーと音楽」とカレーな京都

11:00 -16:00 夜長茶廊のカレー(売り切れ終了)とアアルトコーヒーのコーヒーが楽しめます
LIVE:17:00開場 18:00開演/前売3500円 当日4000円(1ドリンク代別途)
出演:高橋徹也、山田稔明 *夜長茶廊のカレーは限定数での販売となります

※THANK YOU!SOLD OUT!
当日券等については直接会場までお問い合わせください

恵文社 COTTAGE(コテージ)
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10  恵文社一乗寺店 南側
  
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2017年01月13日

来週は下北沢440でライブです

ここ数年対バンイベントに誘われることがめっきり少なくなり「山田稔明はワンマンライブしかやらないらしい」という根も葉もない噂もささやかれたりするのですが、実際はそんなことは全然なくて「ああ、最近全然イベントに誘われないなあ」と寂しく思っているのです。なのでこれまで面識のなかった柴山一幸さんから下北沢440でのイベントに声をかけてもらってとても嬉しかった。柴山さんはとても豪華なバンド編成での演奏、対して僕は独り弾き語りでコントラストを付けたいと思います。お正月の杉まつりがある意味年納め的な色合いもあったので2017年の始まりはこのステージから、ということにしましょう。ぜひご来場ください。

新ネガティブナイト3


2017年1月19日(木)@ 下北沢 440
“新ネガティブナイト”

18:30開場 19:00開演/前売2500円(ドリンク代別途)
出演:柴山一幸、ベクトルユーゴ、山田稔明

シンガーソングライター柴山一幸さんのイベントに誘って
いただきました。440のステージも久しぶりです。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付


下北沢440(http://www.club251.co.jp/440/
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-29-15SYビル1F
TEL.03-3422-9440 [4PM-]  
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2017年01月12日

世界の終わりの終わり



昨日のこと。お昼からギタリストの橋本哲さんに付き合ってギター工房へ出かけた。僕のMartinもお世話になっている腕利きのリペアマンのお店。アコギのピックアップの取り付け方についての相談だったのが、いろんな他の問題点や危惧すべき場所が見つかって、まるで歯医者さんみたいだった。銀歯が取れたのを直してもらおうと思ったら他の場所に虫歯が何個も見つかったみたいな? 哲さんのギターは1965年製、そりゃガタも来るよ、と慰める(僕が新年に買ったギターも1965年製だから他人事ではない)。その後、哲さんがうちに遊びにきて初めてポチ実と対面。猫好きな哲さんもポチ実のカチカチに凍った心を溶かすことはできなかったのでした。

夜になって、一昨日のオバマ大統領の最後の演説に続いて、この日はトランプ次期大統領の当選後初の記者会見をテレビで眺める(ここからは僕の個人的雑感、それについて誰の感想も相槌も必要としません)。僕は中学生の頃から30年愛してやまないR.E.M.というバンドのせいで、さらには大学で英米語学科という偏った専攻だったこともあり、アメリカ大統領選挙が大好きで(「好き」というのは語弊があるかもしれないが)四年に一度の楽しみ(「楽しみ」もちょっと違うか)だ。ブッシュ政権が2001年から2009年まで続いたときの、R.E.M.をはじめとする米国ミュージシャンたちの暗澹たる苦悩を僕は遠く日本から自分の国のことのように感じながら眺めたものだ。ブルース・スプリングスティーンやニール・ヤング、ジャクソン・ブラウンにジェームズ・テイラー、R.E.M.やブライト・アイズなど多くのミュージシャンが参加してVOTE FOR CHANGEという反ブッシュコンサートをやってもその願いは叶わなかった。

だから2009年にオバマが大統領に選出されたときには、ようやく自分が好きな音楽家たちがサポートする政治家が夢を掴んだことが嬉しくて、これまでよりも少し晴れやかな世界についてイメージを巡らせたりもした。僕にとってオバマはロックスターみたいなものだったのかもしれない。一昨日のオバマのフェアウェル・スピーチはとても感動的で泣きそうになった。オバマといえば有名なフレーズは「Yes We Can」と「Change」だが、彼は「変化をもたらす力があることを信じよう。それは大統領である自分にではなく、国民みんなのなかにある」と最後の言葉を締めくくった。それに対してトランプ次期大統領の立ち居振る舞いは相変わらずで、弁護士が説明をし始めたところで僕は眠ってしまった。

ブッシュ政権の暗雲の下では怒りを燃料とした素晴らしいレコードが生まれた。これからひとまず四年のトランプ政権のもとで、僕の大好きなアメリカ音楽が屈強な精神で芸術的レジスタンスをしてくれるだろうと期待する。そのことが僕にとって一番前向きな希望だ。僕が30年前にR.E.M.と出会った運命の曲は「It's the End of the World as We Know It(and I Feel Fine)」、みんなが知ってるとおりこれが世界の終わりだ(でも僕は気分がいい)と歌う歌だった。2004年のブッシュ再選を境にライブで演奏されることがなくなったこの歌が、1987年にも2017年にも同じようにシニカルに、しかし軽快に響くのを、僕は今夜も飽きずに聴いている。世界の終わりの終わりを想像してみる。理想ばかりの夢追い人と言われてもひとりじゃないと思いたい。

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2017年01月11日

今朝の読売新聞(東京都内版)に載りました

読売

本日1月11日の読売新聞朝刊に載りました。関東、東京都内版ですが、購読者数トップを誇る媒体に悪いことをして載ったわけではなく、新年から連載されていた「東京とねこ」という連載の最終回でインスタグラムなどのSNSについての取材を受けたのです。昨年末に電話取材、今年に入って自宅まで記者の方に来ていただいたもので、それこそ数時間分、べらべらと話を聞いていただきました(取材途中にチミママが現れて、その貫禄に見とれました)。愛猫ポチ実は内弁慶で客人慣れしていないにも関わらず、無理やり僕の付き添いをさせられ、ぶるぶる震えながら僕と一緒に写真を撮ったりしてもらったのですが、恐怖におののいて紙面に向かない顔つきをしていたのでしょう、あえなくその写真はボツになっていて残念。

この記事、自身のインスタグラムにまつわるあれこれの話がありつつも、僕がミュージシャンであること等にまったく触れられていないところが逆に面白くて、猫の小説や写真絵本のことも書かれていなくて、ただの猫大好きおじさん都民である僕が嬉しそうにスマホを突き出している写真を見て100万人くらいいるとされる購読者の方々がどう思ったかを想像すると、なんとも言えないざわざわした気持ちになりますが、とにかくこの取材はとても楽しかったのです。いい経験をさせてもらいました。これをきっかけに山田稔明(43)を知って何かしらに辿り着いて気になったという方、こちら本職は音楽家で、可愛い三毛猫と趣味のレコードを愛でながら暮らしております。今後ともお見知りおきを。

今年も2月に千代田区と千代田にゃんとなる会共催の「ちよだ猫まつり」に参加します。こちらもぜひご注目ください。世界中の猫がみんな幸せでありますように。


  
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2017年01月10日

まちねのわだち6ダイジェストムービー

昨年秋に開催されてチケット即完の盛況となった都電荒川線貸し切りライブ「まちねのわだち6(山田稔明+近藤研二)」のダイジェスト映像が公開されました。僕は2度目の都電ライブでしたがやはり予想できない前後左右の揺れに「うっ」と苦笑いしているところがあったりして、当日のことを鮮明に思い出します。東京の街を走る電車のなかで歌うという非日常、その雰囲気が少しでも伝われば。また何度でもやりたい“会場”です。詳細なレポートはまちねのわだちHPで読むことができますのでこちらもあわせて。

  
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2017年01月09日

新年レコ発ライブ巡り|伊礼亮&COUCH



昨年秋にリリースされたアルバムに2曲の歌詞を書かせていただいた伊礼亮さんのZEPP TOKYOでのライブに出かけた。全国を回ってきたCD発売記念ツアーのファイナル公演。やっぱり自分が言葉をつけた曲がどのように響くかが気になる。「セレナーデ・セレネイド」という四つ打ちの軽快な曲はステージ序盤に披露された。サウンドプロデューサーであり作曲を担当したROUND TABLE北川くんから「“宇宙”っていう感じかな」という漠然としたイメージを受けてのものだったのが、「RAINBOW BRIDGE」に「虹の橋」とルビをふって、そこを滑走路として宇宙へ飛び立つシーンを描いた。この日会場のお台場に行くのにまさに車で暮れなずむレインボーブリッジを渡ったので「このことだ!」と感じた。ミラーボールが回ってとてもきれいだったな。もう一曲「君を想うだけで」は本編後半にCD音源よりもエモーショナルに歌い上げられた。良い歌だなあと客観的に聴けたので作詞はうまくいったのだなと安心。

2時間越えのステージの後でファンの皆さんと握手を交わす伊礼くんはタフガイだった。初めて挨拶ができてよかった。ゲスト出演していた北川くんとも久しぶりに会えた。新宿JAMでまだROUND TABLEを始める前の彼に会ってからもう20年になる。数年に一度こうやって一緒に仕事ができて嬉しい。お台場からまた首都高に乗って高層マンション群の、いわゆる“光の葡萄”と東京タワーを観ながら虹の橋を駆け抜ける。いつもよりきれいな夜景だった。行けないと諦めていたライブに間に合いそうだったのでそのまま渋谷へ。



COUCHの5年ぶりの新作『LITTLE DANCER』レコ発ライブに滑り込み。本編最後の曲とアンコールのセッションが聴けた。ゲストは青山陽一さん。ひとあし先にいただいていたCDがとても素晴らしかったので平泉くんとも話がしたかった。benzoにしても平泉くんの弾き語りにしてもその声とギターはいつも僕にとって羨望の対象だ。GOMES THE HITMANが1999年にメジャーデビューして初めて企画したライブは下北沢CLUB Queでのbenzoとクラムボンとの3マンだったが、ライブが苦手だった僕が自分の不甲斐なさにその日ぐったり落ち込んだことを憶えている。

アンコール、青山さんを交えて歌われたのはアルバムのなかでも僕の好きな「TODAY」だった。青山さんのギターもすごい。長い手足と楽器が一体になったギターマンだ。お客さんの雰囲気も良くて、自然発生的にみんなが立ち上がって踊りだした。音楽家として羨ましくなる素晴らしいライブでした。北川くんにしても平泉くんにしても古い知り合いが絶好調で音楽を作り鳴らしているのを観るのはとても刺激になる。自分も頑張ろうと思った夜でした。

これも古い付き合いの、写真を撮っている杉江くん(彼が撮影した今回のCOUCHのアー写が最高なのだ)に会えたのも嬉しかった。10代だった彼がお父さんになるなんてな。久しぶりにペットサウンズレコードの陽馬さんとも会って2016年ベストセレクションの店頭サンプラーをいただいた。スタッフの東尾さんが『pale/みずいろの時代』から「スミス」を今年お気に入りの1曲に選出してくれていて、サンプラーにも収録された。いつもカウンターの向こうで言葉少なに微笑んでくれる東尾さんの心に響いたことが嬉しいな。




  
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2017年01月08日

有頂天 LIVE NIETZSCHE’S POP|六本木の夜景とカフカとニーチェ



昨日のこと、夜になって出かけてビルボードライブ東京で有頂天のライブを観た。昨年末に出た2枚組のアルバム『カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ』がとても良くて、そのディスク1とディスク2を分けた1stセットと2ndセットのどちらに行くか悩んだのだけど、個人的に好きな歌の多かった“ニーチェ”サイドの夜遅い部を選んだ。全員揃いの衣装、髪の毛を立てたKERAさんがステージに現れたときはやはり「わああ」とテンションが上った。KERAさんの姿はTHE CUREのロバスミを彷彿とさせるレジェンド感があったけど、演奏が始まるとドタバタと荒々しくやんちゃで尖っていて、ニューウェーブというのは良い意味で成熟しないジャンルなのだなと思った。昔は苦手だったTALKING HEADSの音楽が歳を取るにつれてどんどん耳に馴染んで楽しめるようになった僕には2017年に有頂天がステージで鳴らす歌が極めてポップに響きました。

有頂天を初めて聴いたのは小学生の終わりの頃だ。死ね死ね団というバンドと同じカセットに入れて聴いていた。「インディーズ」といういうものを初めて認識(その正誤はどうあれ)した時であり、「東京」ではこういうのが流行っていると遠い彼の地に憧れ始めるタイミングだったかもしれない。昨晩は最後の曲でステージ後方の幕が開いて六本木の夜景やスケートリンクを背景に有頂天を聴いた。こんな夜が30年後に待っているなんて小学生だったトシアキ少年は夢にも思わなかっただろう。

  
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2017年01月07日

来客=大掃除



昨日のこと。午後から自宅にて急な取材があり、朝からバタバタと掃除。年末からの大掃除が終わらないままだったのがここにきて徹底的にきれいにできてよかった。定期的に来客や自宅取材があればこんなふうにきれいなリビングが保てるのだろうな。昨日は猫に関する取材だったのだけど、記者の方も面白がっていっぱい喋らせてくれてとても有意義な時間だった。ポチ実はいつものフェイント閉じ込め作戦に引っかかり、ぶるぶる震えながら僕と同席したのだけど、途中で悠々とチミママが庭先に現れて「ご飯ちょうだい」と我々を見つめるので、記者さんも「本当にチミママさんはこんなふうにいらっしゃるのですねえ」と感心していた。写真撮影もあってポチ実にとっては無理強いばかりの過酷な時間だったが、それでも僕はずーっと楽しかったのだよ。どのような媒体でいつ掲載されるかはまた追って。

年始めはライブも少なくずっと家にいるが、昨年末からの宿題がたまっていてずっと机の前にいる。すでに締切が過ぎているものに立ち向かう作業、これはこれでしびれる時間。

  
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2017年01月06日

「ちよだ猫まつり2017」に今年も参加させていただきます



昨年千代田区と一般社団法人ちよだニャンとなる会の共催で初めて開かれた「ちよだ猫まつり」は2日間で1万2千人の来場者と大盛況で、猫の保護活動への募金もたくさん集まる素晴らしいイベントでした。なによりも「猫を好きな人がこんなにいるのか!」と改めて驚き嬉しくなるようなお祭りでした。神保町の猫本専門店にゃんこ堂さんにお誘いいただいて僕は近藤研二さんとともに音楽で参加させていただきました。第二回目の今年もチャリティーライブで猫の祭典に音楽を添えます。観覧無料、天井が高くてとても広い気持ちのいい空間ですのでぜひご家族お友達をお誘いのうえたくさんのご来場を。

ソールドアウトした男性限定の下北沢lete公演の前日なので、leteが硬派なステージになるとするならば(まだどうするか全然決めてないけど)こちらは楽しさ柔らかさを強調した感じになれば。老若男女問わず、皆さん遠くから近くからお越しください。下の写真は昨年の模様。ちよだ猫まつり2017は2月18日(土)と19日(日)の二日間、千代田区役所一階のスペースで行われます(僕らのライブは18日)。たくさんの出店やワークショップなどもあると思います。詳細はこちらのホームページを随時ご参照ください。

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2016年2月18日(土)@ 千代田区役所1階 ちよだ猫まつり2017特設会場
“ちよだ猫まつり 山田稔明+近藤研二 チャリティーミニライブ”

15時頃から/観覧無料
*終演後グッズの販売等を予定しています

千代田区役所1階・4階(千代田区九段南1-2-1)
地下鉄九段下駅6番出口
ちよだ猫まつり2017  
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2017年01月05日

新年ギター探し散歩



昨日のこと。ずっと計画していたギター探しの御茶ノ水散策を決行。前日の真夜中に思い立って、アドバイスを乞うためにハックルベリーフィンの山口剛幸さん(たけ兄)に声をかけて急遽この日となった。お昼過ぎに御茶ノ水駅で待ち合わせて、ワクワクしながらお店を巡る。この感覚は中学を卒業した春に福岡天神まで初めてのエレキギターを買いにいったときと何も変わらない。この日はたけ兄がいろいろ下調べしてくれていて本当に心強い。

今メインでステージで使っているMartinのアコースティックギターは2011年の始めに同じようにワクワクしながら御茶ノ水で買ったものだ。初めてステージで弾いたのが東日本大震災後のライブだったことを忘れない。もう6年もこのギター1本に頼ってきたので、そろそろ新しいギア、新しい相棒が欲しくなった。夜になるまで何軒も楽器屋をまわって何本のギブソンを弾いただろうか。1965年前半までのものに絞り、たまに'50年代の予算外なものまで試奏して溜息をついたり首をひねったり興奮したりした。途中ご飯を食べて休憩したり、コーヒーを飲んで冷静になったり。同じ店を3回訪ねたりもした。

で、結局さんざんお見合いをした果てに、“新しい”ギターを家に連れて帰った。“新しい”ギターは1965年生まれのやんちゃなGibsonだ。年の始めにいい出会いをした。昨日は奇しくもたけ兄の誕生日で、そんな日に僕のギター探しに一日付き合ってくれて本当にたけ兄は優しい人だ。この日は同じくR.E.M.のマイケル・スタイプの誕生日でもあったから、新しいギターの名前は彼にちなんだものにした(僕は楽器を買うと名前をつける)。きっと何年経ってもこのギターを買った日のことを忘れないだろうなと思う。今はただただこのギターを触っているのが楽しい。Martinと並べてもそれぞれの個性があって美しい。また新しい歌ができそうだ。  
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2017年01月04日

高円寺 SHOW BOATでのイベント出演が決定しました

高円寺SHOW BOATのイベントに参加します。15年来の盟友である溝渕健一郎氏が広島福山から歌いにくるというので断る理由がありませんでした。もうひとりの共演はシンガーソングライターYUIさんのバンドでも活躍するオバタコウジくん。彼が以前参加していたNEROというバンド時代からの、気付けば長い付き合いになりました。家も近所。平日の夜に中央線沿線のライブハウスで、極めてTOKYO的なステージにしたいと思います(まだ何もかんがえていないけどな)。ぜひお越しください。

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2017年2月7日(火)@ 高円寺 SHOW BOAT
“day by day”

19:00開場 19:30開演/前売3000円 当日3300円(別途ドリンク代600円)
出演:溝渕ケンイチロウ(ザ・カスタネッツ,DQS)、オバタコウジ、山田稔明

【チケット取扱】
■ShowBoat 店頭販売
電話・メール予約&代引注文受付(14:00 - 23:00受付)
■プレイガイド:1月7日(土)10:00 - 発売(ローソン/イープラス)
■各アーティスト予約

※入場整理番号あり。当日は、整理番号順の入場となります。
※ShowBoatチケットはご購入順に入場整理番号が発券されます。
※ご予約のみでは整理番号はつきません。
※代引郵送にてご購入希望の方は、メールにて下記をお送り下さい。
(別途発送手数料¥580)《公演日・公演名・住所・氏名・電話番号・購入枚数》

【問い合わせ】
ShowBoat(http://www.showboat1993.com/
■Tel 03-3337-5745(14:00?23:00)
■Mail info@showboat.co.jp

  
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2017年01月03日

“吉祥寺の杉まつり2017 - 鶏が先か、杉まつりが先か”(2017年1月2日 @ 吉祥寺 スターパインズカフェ)【ライブ後記】



昨日のこと。2012年以来毎年恒例となった1月2日の吉祥寺スターパインズカフェでのお祭り。毎年チケットがソールドアウトするのもすごいが、今年は全60曲とえらいことになった。出演者の数ももうわからない。天気もよく3月並みの陽気、村田さんが連れてきたのだろう。お昼から会場入りして大先輩たちに挨拶。杉まつりにおいてはいつも自分は若手なのが心地良い。例年通り開場前の会場はカオス状態で、僕はなんとかぎりぎりにリハーサルをやらせてもらえた。風邪をひいていない状態で杉まつりに挑むのはもしかしたら初めてのことだったかもしれない。毎年開場から開演までのあいだにレコード屋に行って村田和人さんへの誕生日プレゼントを選盤するのがお決まりだった。今年は村田さんがいない初めての杉まつり。

オープニングは毎年杉真理さんと村田さんの挨拶から始まっていたのが、今年は息子の村田彼方くんがその役を務めた。村田さんはニヤニヤしながら眺めていたかな。今年はいくつもの場面でステージにあがることができて嬉しかった。まずサントリィ坂本さんと渡辺かおるさん、稲葉智さんと一緒に「Puff the Magic Dragon」、そして「言う!そう!」のかけあいも楽しかった「calendar song」。さらに村田和人さん作曲、僕が歌詞をつけた村田さんのまだ見ぬ新作『ド・ピーカン』収録予定の「(Nothing's gonna Change)Lovely Days」を歌いだしたら客席のみんなの顔が泣いて笑ってなんとも言えない表情で、でも「笑ってさあ、笑ってさあ」のリフレインでは笑顔がきらきらと乱反射するようで、とても感動した。途中でグッときて声が詰まったりもしたけど、まだ何度でもこの曲を歌おうと思います。あたたかい拍手と歓声をありがとうございました。

村田さんトリビュートコーナーでは「Brand New Day, Brand New Song」を歌わせてもらって、会場中にハンカチが舞うのを眺めた。最後の怒涛の全員セッション「君は天然色」では「耳元にふれたささやきは今も忘れない」のところを歌いました。最後の「一本の音楽」、2番を息子の彼方くんが歌ったのにはグッときた。この日は本当に何回も感動したのだけど、最後の最後に杉さんが「村田、見てるー?」って言ったのとか、とにかく美しいシーンの連続でした。結局6時間かけてお祭りは終了。第一回目から参加させてもらっているが、今回が一番だった気がします。遠くから近くからたくさんのご来場ありがとうございました。応援の声をかけてくださった方々にも感謝。今年も舞台監督八木沢さんが一番大変でした。お疲れさまでした。で、明け方まで痛飲。あんだけ歌って演奏したのに打ち上げで酔っぱらってさらに歌って演奏するからみんなすごい。音楽に生かされているのだ。

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photo:Saeko Ichimi


2017年1月2日(月)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
吉祥寺の杉まつり2017


<第1部>
01) DOWN TOWN (杉&銀次&東郷&雄大)
02) Your Eyes (杉真理)
03) 恋はボリショイ (杉・雄大)
04) One By One (川久保秀一)
05) そして (川久保秀一)
06) Material Girl (Mrs. Twilight , Madonnaのカバー)
07) プロメテス (Mrs. Twilight)
08) My Best Of Love (サントリー坂本)
09) パフ(サントリー坂本, with 渡辺かおる, PP&Mのカバー)
10) Doshaburi (渡辺かおる)
11) レナウン ワンサカ娘(渡辺かおる)
12) calendar song (山田稔明)
13) (Nothing's gonna Change)Lovely Days (山田稔明, Backing vocals : 杉・雄大)
14) 静かなる花 (峠恵子)
15) 旅物語 (峠恵子)
16) Close To You (峠恵子 with サッチャナイツ&東郷, カーペンターズ・カバー)
17) ふるさと回帰(東郷昌和, Backing vocals : 杉&銀次)
18) You Can Save The World (東郷昌和, Backing vocals : 杉&松尾)
19) メリーローランの島(井上昌己)
20) 真冬の恋人たち(井上昌己, with 杉真理)
21) 愛の唄 (鈴木雄大, with 遠藤響子)
22) Knock On Your Door (鈴木雄大, with サッチャナイツ)
23) 泣き顔 (野田幹子)
24) 泡の人 (野田幹子, Backing vocal : 渡辺かおる)
25) Life Style (岩沢幸矢, Backin vocals : 杉・雄大)
26) I Just Called To Say I Love You (岩沢幸矢, with サッチャナイツ)
27) 恋に落ちて (なかの綾)
28) エピソード1 (なかの綾)
29) 別れても好きな人 (なかの綾, with 銀次&松尾)
30) Stay The Young (小板橋博司)
31) Sara (谷口守)
32) Boy’s Life ( 村田彼方)
33) Brand New Day ( 山田稔明)
34) 平和な人へ (杉真理)

<第2部>
35) ふるさと (サッチャナイツ)
36) ミッション (サッチャナイツ)
37) ラブソング第一 (サッチャナイツ)
38) Shelly (サッチャナイツ, The Four Seasons のカバー)
39) 誰だって魔法が好き (遠藤響子, with サッチャナイツ)
40) もう一度会いたい (遠藤響子)
41) セッション (トカト サティスファクション)
42) オンエアー (トカト サティスファクション)
43) クルル (トカト サティスファクション)
44) 人生時速 (トカト サティスファクション)
45) バーベキュー (トカト サティスファクション)
46) ウキウキWATCHING (伊藤銀次, with 杉&雄大)
47) ざっくばらん (伊藤銀次, with 杉&雄大)
48) 謝んなさいよ (種ともこ)
49) そこんとこよろしくね (種ともこ)
50) Precious Friends (種ともこ, with 杉)
51) サニーシャイニーモーニング (松尾清憲)
52) Everybody Has (松尾清憲)
53) Temptation Girl (BOX)
54) Train To Heaven (BOX)
55) Tokyo Woman (BOX)
56) ウイスキーがお好きでしょ (オール女性軍)

フィナーレ
57) ミュージシャン行進曲 (杉, with全員)
58) 最高の法則 (杉, with全員)
59) 君は天然色 (杉・銀次 with 全員)
60) 一本の音楽 (杉・彼方 with 全員)



結局年末、年始とまったく休んでいないので1日2日少しゆっくりして、初詣とか厄祓いとか願掛けをしにいきたいと思います。いろいろやらないといけないことをお待たせしている関係各所、もうちょっとしたらバーッと巻き返しますのでそっと見守っていてください。今年もよろしくお願いします。  
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2017年01月02日

本日吉祥寺スターパインズカフェにて恒例の杉まつりです

思いも新たに本日1月2日から仕事始め。吉祥寺スターパインズカフェでの恒例杉まつりです。
大先輩方に囲まれいろいろ歌わせていただきます。物販にCDや本、カレンダーありますのでぜひ!




2017年1月2日(月)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
“吉祥寺の杉まつり2017 - 鶏が先か、杉まつりが先か”


出演:杉真理、伊藤銀次、井上昌己、岩澤幸矢、遠藤響子、川久保秀一、
SACHA KNITZ、鈴木雄大、種ともこ、東郷昌和、十×十SATisFaCtiON、
なかの綾、野田幹子、松尾清憲、Mrs.Twilight、山田稔明、渡辺かおる(五十音順)

演奏:紅茶キノコ&ゲストミュージシャン
田上正和、橋本哲、星宣彦、山本圭右、稲葉智(Guitar)
藤田哲也、関雅夫、谷口守(Bass)坂本洋、小泉信彦、細井豊(Keyboard)
清水淳、杉未来、高橋結子、里村美和、村田彼方、小板橋博司、丹菊正和(Drums, Percussion)
15:00開場 16:00開演/チケットは完売
*当日券等については直接会場までお問い合わせください


STAR PINE'S CAFE(http://www.mandala.gr.jp/spc.html
〒180-0004武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251  
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2017年01月01日

“太陽と月のメロディー”(2016年12月31日 @ 吉祥寺 スターパインズカフェ)【ライブ後記】

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歌い納めは地元吉祥寺、馴染みのスターパインズカフェのステージでした。2015年末に続いて2度目の大晦日のスターパインズカフェ、前回はその年リリースした『the loved one』全曲を曲順通り歌いましたが、今回は2016年に書いた新しい曲だけで構成。「saturaday song」は冬晴れの大晦日の土曜日によく似合いました。「吉祥寺ラプソディー」はスターパインズカフェ19周年記念イベントに際して暮らし始めて15年を越えた吉祥寺をテーマに書き下ろした曲。「notebook song」も夏以来どんどん大きな曲に育っている感覚があります。1年前の今頃にはまだ「calendar song」が存在しなかったという事実に驚きながら歌い、持ち時間の25分が少しあまったので最後に「Auld Lang Syne=蛍の光」を歌って締めくくりました。

共演の高橋徹也さんのステージを客席からしみじみと眺め、友人であるがゆえに知る彼の2016年の物語を想いながら聴くその歌たちはとても胸に迫るものがあった。ライブが終わった後も、過ぎた一年とこれから先の2017年の話などしながら良い時間でした。タカテツさんとの名古屋と京都、とても刺激的な音楽の旅になりそうで今から楽しみ。そのシリーズ、関東でも企画して旅を締めくくりたいなと思い始めた。とにかく2016年はスターパインズカフェで始まりスターパインズカフェで終了。充実した年でした。元旦休んで、また1月2日には恒例の杉まつりでスターパインズのステージ(チケットはソールドアウトとのこと!)。

時計の針は前へ前へ、二度と巻き戻ることはなく同じ速さで進んでいくのです。2016年ありがとう。2017年もよろしくお願いします。  
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“平成28年度 サトミツ&ザ・トイレッツ大忘年会”(2016年12月29日 @ 町田 まほろ座)【ライブ後記】



課外活動、大人の真面目な遊びとも言えるサトミツ&ザ・トイレッツ。2016年はCDをリリースしたりして景気の良いスタートの年でしたが、慌ただしい年の瀬に1年の締めくくりをサトミツさんやキンモクセイふたりの地元でもある町田まほろ座で行いました。なんと満員ソールドアウト、僕らが一番びっくりした。最初3曲しかレパートリーがなかったバンドですが、なんと2時間強のライブができるくらいに楽曲が増えてきた(全部トイレについての曲)。気負わず楽しく和やかなバンド、奇跡的なバランスで成り立っていて面白いのです。

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まほろ座に出るのは2度目でしたが、ここは本当に快適なハコ。オープニングはクールでグルーヴィーな「THEO」、テオと読み、ギリシャ語で「神」という意味がありますが、内容はトイレの後は手を洗えと歌う啓蒙ソング。2曲目「パピエ」というのはフランス語で「紙」の意味。ボブ・ディランとトイレの融合を試みた「ディランならこう言うさ」、イトシュンが歌唱力を無駄遣いしている「流れてしまう君へ〜人生はトイレのようなもの」など、名曲/迷曲のオンパレードでした。もうなんというか、説明しづらいのでぜひ一度ライブを観てもらいたい。

休憩を挟んで後半は「今夜はCLEAN IT!」というラップに挑戦した意欲作。華麗に韻を踏みながらトイレ掃除の仕方を説明するMCWC(ダブさん:サトミツさんの別名)の未知数の可能性よ。「日本のトイレからこんにちは」という曲にいたっては2020年の国家プロジェクトに侵食しそうな気配すら漂います。なんでこんなにクオリティの高い楽曲群が育っているのか、やっている僕ら本人たちにはまったく自覚や責任感がありませんが、もしかしたら来年このバンドはすごいことになるかもしれません。年末忙しいときにたくさんのご来場ありがとうございました。ステージ上から見た客席はみんなニコニコしてゆらゆらと楽しそうに揺れていて、僕も最初から最後までずっと面白かったです。

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“巣巣のクリスマスライブ”(2016年12月24日 @ 等々力 巣巣)【ライブ後記】

昨年末のライブを振り返ります。ここ数年はクリスマスイブに行われることが恒例となった巣巣でのクリスマスライブはなんと7年目となりました。巣巣とのつながりの歴史でもあります。さすがにライブ続きで疲労困憊していましたが、気の置けない仲間たちとの“HOME”でのライブはリラックスしたものになりました。この日は何といっても「草とten shoes」という実力未知数の素人バンドが前座を務めるということで、たくさんのお客さんが集まって熱気がありました。満員御礼、長く続けると成果が後からついてくる。

草とten shoesとは巣巣店主岩崎さんと鎌倉moln店主佐々木綾さん、鍵盤奏者で草摘人とイシカワアユミさんが結成したグループ、音楽的なことを五十嵐祐輔くんがまとめるというので、「おれが1曲書いてあげるよ」と「冬の日の幻」という歌をプレゼントしたのでした。その初披露ライブは、ちょうどいいくらいに拙く、瑞々しく、今後の発展が楽しみになるものでした。五十嵐くんが書き下ろした曲もよかったな。来年はアルバムを作るそうで。

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僕の演奏は佐々木真里さんのピアノとデュオ編成。クリスマスソングから始まって、冬空に似合う「星降る街」を久しぶりに。五十嵐くんを呼び込んで「home sweet home」「やまびこの詩」を巣巣に捧げました。「notebook song」も新鮮な響きがあった。遊びにきていた近藤研二さんを呼び込んで「日向の猫」「my favorite things」「calendar song」と盛り上がります。去年の今頃には存在しなかった曲がすっかり今年の定番メニューになりました。お客さんとのかけあいも楽しくて「calendar song」は2016年を象徴する曲になったような気がします。

アンコールでは草とten shoesも合流して小沢健二カバー「いちょう並木のセレナーデ」を一緒に。歌いながら「ああ、良い時間だなあ」と感動していました。この日のために特別なサプライズを、と思って2日間かけて書いた新曲「小さな巣をつくるように暮らすこと」は、店主岩崎さんが一昨年出した著作からタイトルを借りた。今住んでいる家に引っ越したのはちょうど5年前の冬で、がらんとしたリビングに巣巣の楡のダイニングテーブルが運ばれてきたときに新しい暮らしが始まる気がしたことを思い出して書いた。日向の安楽椅子もそう。長年の付き合いに感謝して。

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巣巣岩崎さん、真里さん、近藤さん、手伝ってくれるみんな、草とten shoesの面々、そして会場をあたたかく盛り上げてくれたお客さん皆さんに大きな感謝を。良いクリスマスイブになりました。打ち上げまでずっと楽しかった。また来年もクリスマスイブは巣巣に集まりましょう。何はなくともみんなが元気でいられたらいいね。  
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2016年ベストいろいろ

あけましておめでとうございます。本当なら昨日までに2016年のことをいろいろ締めくくりたかったのですがライブ後記などいろいろ追いついていないものがあるので、今日中に全部書いてしまいたいと思います。2016年は良いことも悪いこともたくさんあって、それでも自分にとっては良いことのほうが多い充実した年でした。音楽と猫を中心に2016年も明けて暮れました(2015年もそうだったし2017年もそうなるのでしょう)。ご近所の近藤研二さん宅での恒例の紅白鍋、年越しをして今朝は抜けるような青空で気持ちがいいです。





2016年もたくさんの素晴らしい音楽に刺激を受けました。10選を選ぶのが難しい。デヴィッド・ボウイ、WILCO、ポール・サイモン、メタリカなど選からもれても愛聴したものがたくさんあった。第一位と僅差で第二位はFrankie Cosmosでした。その拙さと可愛らしさの虜に。今年のベストニューカマー。3位から10位は順不同です。Weezerの新譜にはキャリアを積んでもファーストアルバムのようなフレッシュさがあり夏のBGMになりました。イギー・ポップの新譜は巨星が次々に堕ちていくなかで希望の光のような力強さでした。オッカーヴィル・リヴァーの新作にも感動した。闇の中から光を掬い取るような歌がそこにあった。

そして個人的今年のベストディスク第一位はコナー・オバーストの『RUMINATIONS』。ここ10年で間違いなく僕が一番熱心に聴いている詩人の新作は弾き語り一発録りの極めてシンプルなアルバムでしたが、今作もその詩世界に唸りながら浸った。折に触れて何度でも言うが21世紀のボブ・ディランは彼である。

<2016年良かった音楽10選>

Conor Oberst『RUMINATIONS』
Frankie Cosmos『Next Thing』
Okkervil River『AWAY』
Weezer『Weezer (White Album)』
Andy Shauf『THE PARTY』
Iggy Pop『POST POP DEPRESSION』
Lisa Hannigan『At Swim』
John Cunningham『Fell』
Goon Sax『Up to Anything』
O.S.T『SING STREET』



今年は映画館で観る機会が少なくて残念だった。劇場まで行って観た映画は全部良かったが、特に良かったのは『この世界の片隅に』と『シング・ストリート』(『シング・ストリート』はサントラも最高)。『オデッセイ』も『シン・ゴジラ』ももちろん楽しかったが、なぜか妙に印象的に脳裏に残るのは1月に見た『ひつじ村の兄弟』という静かなアイスランド映画のこと。

小林聡美さんが出た舞台『あの大鴉、さえも』は不思議な不条理劇で今でも爪痕のようなものが胸に消えない。ケラリーノ・サンドロヴィッチ台本演出の『キネマと恋人』は自分のなかの“演劇革命”が起きる衝撃、2回観にいったがもう一回見たいほど。2017年もたくさんのエンターテインメントに出会いたい。去年よりもっと今年よ面白くなれ、と願います。  
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