タカダワタル的

岡村詩野さんと一緒に吉祥寺でご飯を食べ、そのまま映画
「タカダワタル的」を観ました。平日のレイトショーにもかかわらず老若男女の盛況ぶりが吉祥寺という街の性格をあらわしていたように思います。
渡さんがつぶやくように歌うのをじっと見つめて間合いを取ってその言葉に寄り添うような優しい演奏をするバンドと、ときおり後ろを振り返ったりそれぞれの楽器が鳴らす音に顔をくしゃくしゃにして微笑み返しする渡さん本人からにじみ出る優しさが、フィルムの中のライブ会場にいるお客さんにもバウスシアターの館内にも伝染してなんだかみんな笑ってる、という空気感が印象的で幸せな感じでした。映画は本日13日まで、21時過ぎからのレイトショーです(来月
DVDが出るそうです)。
映画を見終わって外に出ると雨はやんでいて、僕は自転車を押しながらサンロードとか駅前とか中道通りなんかをゆっくり歩いて家に帰りました。音楽と人とは密接に結びついているから、魅力的な音楽を奏でるには魅力的な人間になる必要がある、と強く思いました。
Posted by monolog at 10:36│
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私も観てきました。
楽しくてひとしきり笑った後で、すごくいろんな気持ちに
なりました。DVDは購入して、周りの人にそっと貸しだしたり、
勝手に家に押しかけて観賞会をしたりしたいです。
作り手としての山田さんの受け取り方とはまた少し違うとしても、
高田さんの生き方には人それぞれ感じるところがあるだろうなぁと
思うので。バンドとの掛け合いとあの笑顔には本当にやられました...
あと”いせや”で1杯飲んでみたくもなりました(笑)
いろいろ考えさせられる映画でした。
吉祥寺という街の魅力も高田さんのそれに
近いような気がします。