昨日は名古屋からの疲れを引きずったまま知人の結婚パーティーで歌を歌ってきました。GOMESのライブに何度も来てくれたことのある新郎は全盲、新婦も目が不自由な方で、パーティー参加者のなかにも目に障害を持つ方が多くいらしたのですが、疲れが吹き飛ぶくらい、こっちが勇気づけられるくらいの明るく楽しい宴でした。
結婚式に呼ばれたら「僕らの暮らし」を歌うことが多かったのですが今回は「星に輪ゴムを」を歌いました。「さあよく見えるほうの目で/視線を定めてみて/今まぶたに映った画を/重ねて透かしてみよう」という歌詞のところで、この場にいる人がどんな気持ちでこの歌詞を咀嚼しているんだろうかと考えて、なんか一人でグッときてしまいました。
僕の歌を聴くときに目に障害のある方たちが鼻をつんと突き出すような仕草をしたように(僕には)思えて、なんだか皆さんが音楽という匂いを嗅ごうとしているようで、身の引き締まる思いで心を込めて歌いました。末永くお幸せに。