森達也 / いのちの食べかた

理論社よりみちパン!セシリーズ、ずっと読みたかった森達也著
「いのちの食べかた」読了。子供に言い聞かせるように書かれた文章という体裁をとっていますが、これは森達也氏がいくつもの書籍で訴え続けてきた「判断を保留し思考を停止させない」ということを一冊で簡潔に総まとめしたサマリーのような内容でした。
この本を読んでお肉が食べられなくなる、ということは自分にはありませんでした(スーパーサイズミーを見てもハンバーガーは食べるし)。お肉のパッケージがスーパーの精肉売り場に並ぶまでの過程をかいま見ただけで、夕飯の買い物をする時も様々なことを考えるようになった。
図書館で借りた本なのですが、どうしても本棚に置いておきたい言葉がいくつもあったので本屋に買ってこようと思います。装丁も100% ORANGEの可愛い絵。たった1000円くらいでこれだけ思考が活性化する。やっぱり「知らなかったことを知って今まで考えなかったことを考える」ということはある程度物事の分別がついた年齢以降には非常にエキサイティングで、仲間や友だちにいろいろ教えたくなるんですよね。
Posted by monolog at 12:53│
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ISBN:465207803X:image:small ISBN:4480873287:image:small ISBN:4062747936:image:small ISBN:4062752824:image:small ISBN:465207803X:title … 以前GTM山田さんが薦めていたのを思い出して購入。「牧場→(思考停止な部分)→食卓」という流れのなかにある空白を埋める...
[reading2006]最近読んだ本【iccw blog // はてな避難所】at 2006年02月15日 10:51
はじめまして。吉祥寺・猫・渋谷など、キーワードが似ているので、ブックマークしてたまにのぞかせてもらっています。
この本、私も読みました。ほんとうにいろいろ、考えさせられます。
このパン!セシリーズすべて、100%オレンジのイラストでそれだけで揃えたくなります。装丁は祖父江慎+cozfishで、今銀座のgggで装丁展やってますが、その中にこの本も展示(閲覧できる)してました。
音楽活動も控えめながら応援しています。いつかライブに行きたいです。