2005年11月26日

エリザベスタウン

ab02f642.jpgアメリカ好きな友だちの間でももれなく大好評の映画「エリザベスタウン」を観ました。笑って泣ける娯楽映画であり淡い恋愛映画なのはさることながら、アメリカの歴史と文化への深い理解と認識を持つキャメロン・クロウ監督がガイドするアメリカ旅行のような、音楽の旅のような映画でした。僕はエリザベスタウンに着いた頃からずーっと泣いたり笑ったりしてました。

プレスリーのSUNスタジオやジェフ・バックリーのお墓、アメリカの光と影の「影」のほうを知ろうすると真っ先にぶちあたるキング牧師暗殺のモーテル、アクラホマ・シティでの連邦ビル爆破テロで生き残ったSurvivor Treeなどをモニュメンタルな場所を辿りながらの帰路は流れる音楽とともに胸に迫るものがありました。

デイルおじさん役で出演していたのはルーファスのお父さんでミュージシャンのラウドン・ウェインライト三世でした。とても優しい顔だ。ちょうど一年前の秋アメリカは大統領選挙で、そのころ彼が歌った「Presidents' Day」という曲があって、それはサンクスギビングとクリスマスを絡めてブッシュをチクリと揶揄するという、非常に機知に富んだ小気味いい曲で、あれからもう1年経ったんだなあ、としみじみしました。

まさにアメリカは今週サンクスギビングデイだったので七面鳥に対するたくさんの感謝がなされたことでしょう。ロスに住む知り合いが教えてくれた「初めての感謝祭」の絵が興味深かったです。いよいよクリスマスですよ。

Posted by monolog at 15:51│Comments(0)TrackBack(0)

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