2006年03月28日

a thousand leaves

confusionアレック・フォージ著/大鷹俊一解説による「ソニック・ユース・ストーリー」という本がめちゃめちゃ面白かったので最近はずーっとソニック・ユースを聴いています。僕が2度観たソニック・ユースのライブは1度目がボアダムズ、もうひとつは少年ナイフが前座で、そのころはまだカート・コバーンは生きていて、初めて体感する強烈なノイズのフィードバックに身動きひとつできなかった中野サンプラザの体験を思い出す。

僕はソニック・ユースの静かな曲におけるリリシズムというか、感情を押さえつけたりコントロールするかのようなノイズが好きで、特に彼ら自身のレーベルSYRからリリースされてる実験的な即興楽曲は読書のBGMにもなり得るし、考え事の最中に鳴る音楽としてもふさわしい。

そしてなにより、ここ数日で春が一気に歩幅を大きくして歩み寄ってきたような感じで、毎日毎日がなんらかの忘れかけてた季節の記憶みたいなものを呼び起こすのが興味深く、街歩きにしても窓から外を眺めるにしてもなんだかいい季節だ、というようなことをいちいち感じている。

Posted by monolog at 00:03│Comments(0)TrackBack(0)

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