2006年04月21日

風の声を聞いてみる

pochi04211992年発表ヴァル・キルマー主演「サンダーハート」を観ました。「先住民権運動派と改革派が対立するサウス・ダコタのインディアン居留地で発生した殺人事件の謎に迫るサスペンス・アクション」という内容。

この映画の中でとにかく目を奪われるのは国定公園に指定されているバッドランズと呼ばれる地帯の筆舌に尽くし難い絶景で、たとえばこんなのとかこんなのとかが空撮や早回し撮影などで展開されるとほとんど気が遠くなってしまう。さらに、1890年冬、白人とインディアンの戦いに終止符を打つことになった大虐殺の舞台ウーンデッド・ニーの現在の姿を垣間みれるという意味でも非常に興味深かったです。

チェロキーインディアンの血をひくヴァル・キルマーの意識が感化されていく様と、「ダンス・ウィズ・ウルブス」の“Kicking Bird- 蹴る鳥” 役とはひと味違うユーモアをにじませたグラハム・グリーンのかっこよさが印象的でした。僕もインディアンネームが欲しい。「猫の目」とか「明け方の猫」とか。

Posted by monolog at 11:15│Comments(0)TrackBack(0)

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