2006年05月17日

トラと猫はもはや同じ動物だ

twobrosジャン=ジャック・アノー 監督作品「トゥー・ブラザーズ」を観た。「1920年代のカンボジア、アンコール遺跡でトラの兄弟が誕生。しかし、父トラが射殺され、母トラと弟が人間の罠にかかり、兄弟は別れ別れの運命をたどる。兄のクマルはサーカスで芸を仕込まれ、弟のサンガは行政官の息子のペットになるが、1年後、彼らは思わぬ場所で再会することに…」という、トラの兄弟の話です。

とにかく子トラのときは可愛くて、大きくなったら凛々しく美しくたくましい。トラの兄弟同士じゃれて遊んでいるところはまさにうちの猫と同じじゃれかた(ヤシの実を転がしたり起用に手を使ってパンチしたり)で、僕はもう完全にトラ側に感情移入、だんだん愚かな人間やその手下の犬なんかが憎々しく見えてくる。

アニマトロニクスと編集作業に膨大な労力を注いだだろうと思われるその映像美もさることながら、とにかくトラの表情とか仕草が尋常じゃなく胸を打つので猫好きの人は観て損のない映画だと思います。

しかし、うちの猫はテレビの中のトラを見てもシラーッとしていました。「猫が見るDVD」っていうやつは体をこわばらせてかぶりつきで観るくせにな。猫が先か、トラが先なのか、種とは興味深いものだ、と思いました。

Posted by monolog at 23:59│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
犬と猫は猫が先だそうですよ。
Posted by savon at 2006年05月18日 21:54