昨日の夕方、吉祥寺から渋谷に向かって井の頭通りを車で走っていたら信号待ちをする人や舗道を歩くみんなが西の空を見上げて携帯電話で必死に写真を撮っているのに気づいて、バックミラーの角度を変えてみると金色の雲の海がブワーっと広がって幻想的な景色になっていた。
井の頭通りのまっすぐな道を進む僕の車には背中から金色の光が射し、向かって正面の空は深い青に沈んでゆくようなタイミングで、その紺に近い青の上にはやたら白い、筆でしゅっと書いたような雲が浮いていて、ふと思い立って普段はその存在さえおざなりなサンルーフを開けてみると案の定、真上の空ははうっとりするような桃色の空だった。目の前に青、頭上に桃色、バックミラーに金色、という魔法のような時間。たくさんの人が写真を撮った夕方だったろう。
ニール・ヤングとクレイジーホースのかっこいいTシャツを手に入れた。インディアン柄だ。