2006年09月13日

ランド・オブ・プレンティ

cat_in_lab雨の止まない真っ昼間にヴィム・ヴェンダース監督作品「ランド・オブ・プレンティ」を観た。「アメリカ、家族のいる風景」と比べるならばこっちはLAの郊外、都市寄りなランドスケープ。

「イスラエルで育ったアメリカ人のラナは、亡き母の手紙を伯父ポールに渡すために10年ぶりにアメリカの地を踏む。伯父はベトナム帰還兵。9.11のテロ以来、アメリカを守ろうとひとりで警備を続けている。そんな彼らがアラブ人の殺人事件をきっかけに再会。ラナは遺体を家族に渡すため、ポールは事件の真相を究明するために、一緒に旅立つことに。」という筋。

昨年の撮影旅行で立ち寄ったトロナという塩湖の街が登場するところに個人的には注視したが、人間の孤独を描く上でアメリカという国の風景は他のどこよりも説得力がある。荒涼とした大地が広すぎてもはや人間の手に負えないからだ。

明日はいよいよ下北沢で「夜の科学9」です。夜には雨がやむらしいから頑張って会場に向かいたいと思います。この雨がやんだら新しい季節が。

Posted by monolog at 20:54│Comments(0)TrackBack(0)

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