2006年09月21日

Roddy Frame Japan Tour

ground渋谷でロディ・フレイムのライブを観てきた。2002年発表の『Surf』というギターと歌のみのアルバムがとても好きだったのでロディ一人の弾き語りでの演奏が楽しみだった。

僕は熱心なアズテック・カメラのリスナーでは全然なくて、『High Land, Hard Rain』と『Love』くらいしかちゃんと聴いてないのですが(でもこのふたつはホントによく聴いた)、2時間のライブまるまる、ロディのきれいな歌と流麗なギターに聴き入って満ち足りた思いでした。12弦ギターでの『High Land...』楽曲は本当に素晴らしかった。時間を越えて21世紀に鳴っていました。ボウイを一節歌ったり「How Men Are」では「People Get Ready」を挿入し、ライブ後半にはボブ・ディラン「It's Alright, Ma」まで飛び出して驚きました。

思えばアズテック・カメラはデビュー作からラテン的な趣があったりカントリーウェスタン調のサウンドがあったり「Down the Dip」というウディ・ガスリー的な典型的なアメリカっぽいフォークソングがあったりして、狭義の意味での“ネオアコ”という枠から軽々とはみだしていたわけで、それが2006年の今日ギターの伴奏のみで歌われると音楽の持つ普遍性のようなものが殊更に前面に押し出される形になって、ノスタルジーではない素直な感動を僕は感じたのだ、と思う。

観れてよかったなーと心から思いました。家に帰ってきてからなんとなくギターを爪弾いてみた。あんなふうにギターが弾けたらなあ。

Posted by monolog at 02:36│Comments(0)TrackBack(0)

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