ありふれた名前の架空の街をでっちあげて、そこを舞台に歌詞を書きはじめて、休憩がてらインターネットで調べると案の定アメリカの田舎に同じ名前の街が実在していて、街のホームページには映画で見たようなアメリカーナな風景があった。一気にイメージがふくらんで歌詞を書くのがすごく楽しかった。実は、実在しない街の名前を考えるほうが難しいのではないか、とすら感じる。
『cobblestone』から7年経って、同じように未だ見ぬ街のことを考えていることがなんだか面白くて、その架空の街の名前を歌のタイトルにした。そこはドライブインシアターと小さなショッピングモールしか娯楽のない想像のなかの街だ。