
最近は万年筆に加えてカリグラフィのペンに凝っていて、これで絵を描くと不意に太い線と細い線のメリハリがついて気持ちがいい。スケッチブックを買っていつでも手の届くところに置いてあるので、猫が信じられない体勢で寝てたりすると僕はささっとスケッチをする。
一回描くと次からは何も見なくて描けるようになるところは新しいコード進行を憶える感覚に似ている。右の絵はLucinda Williamsの名盤『Car Wheels on a Gravel Road』のジャケットを書き写したのですが、こういう無為な行為からこそ有意義な発見があるような気が、最近してきた。