2007年04月03日

東京へはもう何度も行きましたね

yotsuyaichigayasakura市ヶ谷の桜を見てきました。そのまま四谷まで堀沿いを歩いて今年の春で東京に出てきて15年だということに気づいた(僕は第一志望校が上智大学だったから四谷に来ると妙にセンチメンタルな気分になる)。

九州から東京に来て初めて行った街はブートレッグ屋さんが並ぶ西新宿のあたりで、最初の下宿が高田馬場から西武線で一駅のところだったので本当にたくさんCDを買った。月曜から土曜日まで毎日CDを買っては日曜日に“はずれ”を売りにいく、という繰り返し。程度こそ違うが結局15年経った今も音楽に翻弄されて東京で暮らしています。あと何年かすると故郷での暮らしより東京の暮らしのほうが長くなる時が来けども、そのとき本当に自分のアイデンティティについて考えるんだろうな。

東京で初めてゆっくり眺めた桜は上野公園の桜だけど、印象深いのは大学の近くの染井霊園のソメイヨシノで、そこがソメイヨシノの発祥の地だとされる。王子の飛鳥山公園でも派手に花見をした。今年もいろんな桜を見たがやっぱり三鷹通りの桜のトンネルが一番すごかった。デジカメで延々撮影してしまったくらいだ。

週末は桜が満開のなか、親しい人のお母様のお通夜に行った。優しくて悲しい風景だったが、その行き帰りでも桜はとてもきれいで儚かった。今年残された桜の時間のうちに青空をバックに桃色の花を見たい。

Posted by monolog at 00:51│Comments(6)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
私は、京都に住んで11年、この4月で12年目突入ですね…。
故郷での暮らしよりこちらでの暮らしの方が長くなる時が来るということは、いつからかぼんやり考えていて、相変わらず馴染めないことも多い中不安を多少なりとも感じています…。
自分はどこの人になるんだろうな?どこの人でもないのかな…と。

私が初めて東京で眺めた桜は、まだ高校生の頃、上野公園ででした。
先週土曜日に浅草の前に上野動物園へ行って、あの時以来の上野公園の桜を眺めましたよ。
桜も凄かったですが、やっぱりそれ以上に人混みが凄いなぁ…と思いました……。
Posted by yuna at 2007年04月03日 02:02
そんなことがあったのですね。
春を感じてしまう先週、何度もtsubomiを繰り返し聴いていて、
この曲の歌詞は、僕にとっては昔の自分より、今の自分みたいな歌詞だと、不思議な感覚で、妙に今親近感が湧いたりしていました。
隅田川のステージ前はぜんぜん落ち着かなかったけど、そんな場所でも、彼方の空に飛ぶ鳥を見たり桜の花びらが演奏の最中にも飛んで来たりとか、街の景色の中でただただ歌う山田さんは、
Posted by 増田 at 2007年04月03日 06:57
゛Lite is what happens while you^re busy making other plans.″
ジヨン レノンの言葉です。゛人生とは気がつかずに通り過ぎていってしまう美しさや喜びのことかもしれない。″
この先に続く言葉は‥だから今を大切に生きなければならない、と続くのでしょうか。今日もあいにくの雨ですが、木曜日、金曜日と青空が帰ってくるらしいです。桃色桜には青空ですね。
Posted by ぐり at 2007年04月03日 09:28
堀に映り込んで反射した桜とビルが幻想的ですね。。。
小説「ノルウェイの森」のなかで四谷からどこかまで歩くシーンを思い出しました。
Posted by leo at 2007年04月03日 14:39
おぉ、タイトルは「東京タワー」でのオカンのセリフのもじりですね。
病気になったオカンが多分幻想の中でのことなのか、言うんですよね。
「東京タワーにはもう何度ものぼった…」って。

私の話で恐縮ですが、結婚して四谷に住んでおりますが住んでいるからといってアイデンティティに直結しないところが人間の複雑さです。
「借りてきたネコ」のような感がありますよ。
Posted by sisidothecat at 2007年04月06日 03:07
↑ごめんなさい、上のタイトル、昔の日本のGSかSSRの曲のタイトルらしいですね。
Posted by sisidothecat at 2007年04月07日 07:51