2007年08月27日

たった100年前

curtisいつも本屋へ行くと立ち寄ってパラパラと眺める本があった。Edward S. Curtisという人の「The North American Indian」という写真集だ。一般的に知られるインディアンの写真や肖像などはほとんどこの人が撮ったものだと言っても言いすぎではないかもしれない。600ページ近い、ミシシッピー河以西の全部族の写真と記述による民俗誌、机の上に立つほどのボリュームなのですが、ついに買ってしまいました。これで家でゆっくり鑑賞できる。

古いものは100年前の写真、新しいもので1930年。当然モノクロで被写体に対しての派手な演出もなくCurtisは“失われゆく文化の記録者”という姿勢に徹している。威厳高いチーフの肖像もはにかむ子供の写真も女性たちのオシャレも全部記録されていて見入ってしまいなかなか先に進まない。目的意識を持った写真は雄弁だ。

夢に出てきそうな鮮烈なまなざしもあるが、手の届く過去に思いをはせるのは意外とロマンティックだ。



Northwestern University Digital Library Collections

Posted by monolog at 11:23│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
自分の好きな場所でよいしょっと運び、お気に入りの写真集を眺めるのはいいですね。これからの季節に必要なアイテムの1つになりそうですね。
Posted by ぐり at 2007年08月27日 22:11