2008年03月06日

上野の森

ジビエ
上野の東京文化会館に夏木マリさんのバンド、GIBIER du MARIのライブを観にいきました。昨年の夏ぶり。普段はクラシックしか演奏していないという会場で鳴らされるブルースをどうしても聴きたかったのです。ポピュラーウィークという企画の最終日でした。

上野に行ったのはいつぶりか。東京の西に住んでいるとなかなか足を運ばない場所ですが猥雑さと上品さがミックスされたとても東京的なところだなと改めて感じた。風は身を切るように冷たかったけど上野公園の入り口に咲いていたのは梅だったか。

ホールはとても天井が高く反響板があって音が響くようにできていて低くBGMが流れる中静かだけどザワザワしてるような、“コンサート直前”という独特の緊張感。定刻通りスタートするとまず斎藤ノブさんがジャンペを首から下げて叩きながら登場、凄腕バンドマンたちをひとりずつ呼び込みながらバンドサウンドが鮮やかになっていくような演出。

夏木マリさんも登場してジャニスジョップリンのナンバーなど、ブルースが歌われていく。夏木さんの存在感に圧倒されました。この会場でドラムを使用したバンドサウンドでブルースを歌うのはこれが初めてだということ。「なんでも初めてっていうのは大変なのよね」とサラッと言って笑う姿がかっこよかった。

終演後挨拶することもできて、渡せてなかったCDも直接渡せて気さくな笑顔で声をかけてもらって嬉しかった。 ステージ上の圧倒的唯一無二な存在感とは対照的で穏やかで優しい表情に感動しました。たくさん刺激をいただいた夜でした。

Posted by monolog at 11:35│Comments(0)TrackBack(0)

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