
この日僕は知人の結婚式のお祝いに歌を歌うことになっていたのだ。朝から降っていた雨が式が始まる頃にはあがって晴れ間も見えるほどに。式場には久々に会う顔も多くて楽しい。
新郎新婦はとにかくGOMES THE HITMANの音楽が好きで東京でも名古屋でも大阪でもどんなライブにも駆け付けてくれる。だからこの日も要所要所で自分の歌が流れる(「饒舌スタッカート」「ready for love」とかいろいろ)。
一番不意をつかれたのは生演奏BGM担当のピアニストとフルート奏者が、ふたりのための音楽を、と「夜明けまで」を奏で始めたときで、「あああ、、おれの曲だ」と膝が折れ曲がってしまうふわふわした感じ。
よくファンの方から「先日結婚しました。GTHの曲をたくさんBGMに使わせてもらいましたよー」と報告を受けるのだけれども、そういう場に出席するとこういう不思議な緊張感を味わうことになるのだなあ。
僕は友だちにチェロを弾いてもらって「僕らの暮らし」を、そして新婦のリクエスト「keep on rockin'」とこの日初めて演奏するサプライズ的新曲を新郎新婦の門出に捧げました。様々な趣向を凝らした退屈しない楽しくて朗らかな素晴らしい式だった。
楽しい一日でした。末永くお幸せに。


