2008年06月21日

なんでもない日には

ymd+gen来週末の“裸眼”の打ち合わせと手合わせのためザ・カスタネッツ牧野元さんの新居に遊びにいった。元さんは愛猫マルさんの一周忌を終えて長く暮らした街から新しい街に越したのだ。

引っ越し直後の混沌とした仕事部屋でCDRの1枚も見つけられない元さんだったが、特製の「元ちゃん焼きそば」という激ウマ料理のオファーを受け「さすが、頼りがいのある兄貴だな」と尊敬の念は保たれたのだ。

ふたりでのステージは久しぶりだ。これまでは“裸眼”ではいつも「手と手、影と影」を歌わせてもらっていたのだが来週の代官山では違う曲をふたりでやることになりそうです。

元さんの部屋の、まだ空いていないCDが詰め込まれた段ボールの中にずっと聴きたかった友部正人さんの『なんでもない日には』を見つけて借りて帰ったのだ。1980年発表のこの作品には吉祥寺の風景がたくさん歌詞に刻まれていて、加古川チャッツワースのマスターから教えてもらった「中道商店街」という曲も収録されている。

僕は今日も吉祥寺の中道商店街をふらふら歩いて、気まぐれに喫茶店に入って歌詞を書く作業で日が暮れる。「彼にはあったかいこの道が/なぜぼくにはこんなに寒いのか/そのわけが知りたければ/行ってみるといいよ/吉祥寺の中道商店街へ」という歌が毎日の散歩のテーマ曲になりそうです。

Posted by monolog at 23:50│Comments(0)TrackBack(0)

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