2008年12月24日

ナイトパトロール

nightpat2nightpat1元光GENJIの大沢樹生著「昨夜未明、大沢樹生が死にました…」がとても面白くて昼間に読み始めて日暮れるまでのあっという間に読み終わってしまった。数年前に読んだ諸星和己の「くそ長ーいプロフィール」も破天荒なストーリーが楽しかったが、大沢樹生自伝はそれとはまた別のリリシズムが。

各章に「Take It as it comes(チャンスはつかめ)」とか「Break on through」とか「People are strange(まぼろしの世界)」などとドアーズの曲名を冠していて、ちゃんとその章の内容とリンクしていた。光GENJI在籍中にオリバーストーン監督の映画「ドアーズ」でジムモリソンおよび精神世界にはまったらしい。

驚くほど人の悪口が書かれていない、気持ちいい本だった。僕らの世代は紛うことなき“光GENJI世代”で、いつも思い出すのは僕がカークンのことをからかうようなバカにするようなことを言っていたらカークンファンの女子から「カークンなんて命削って頑張ってるのに山田くんにそんなこと言えるのか?」と詰め寄られたときのことだ。ガラスの10代、場所は音楽室だった気がします。


真夜中から下北沢へ。advantage Lucyとラウンドテーブルのライブ、打ち上げに顔を出す。夏以降ずっと作業に没頭していたからみんなに会うのは久しぶり。初めてドラマーの宮田繁男さんに挨拶。大学時代によく聴いたオリジナル・ラブのグルーヴマスターだ。みんな良い顔をしていました。

どんどん冬が寒くなっていく。指先のない手袋の上にもうひとつ手袋をして夜を歩いている。

Posted by monolog at 17:28│Comments(1)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
カークンがソロになった時、カークンファンの友達が年齢的に「なんとなくCD買えない」と言ってたCDを代わりに買いに行きました。
タイトル「一匹狼」だったかな?
一時期、ライブ会場でオリジナル・ラブのキーボードの方をお見かけしました。なんか懐かしい。
Posted by さちこ at 2008年12月25日 01:30