少し遅れて行くともうすでにティピーは青空を背景に立ち上がっていて、久しぶりの僕をスタッフの皆さんが手を振って迎えてくれた。おいしい鶏鍋とか純米酒、よもぎ茶、焼き芋に焼きリンゴと豪華な饗宴、忘年会のようでした。隣町から越境してきている僕に優しくしてくれて嬉しい。
内部に焚き火を抱えたティピーからたなびく煙を初めて見た。すごくティピーっぽい風景だ。子供たちが楽しそうに出たり入ったり焚き火の薪を興味深そうにいじくったりしていて、自分が小さい頃にゴミを庭で燃やしたり落ち葉焚きをするときにドキドキした感覚を思い出した。
東京では届け出なしに焚き火やゴミを燃やすことは禁止されているらしいから(それでも最近よく真夜中に散歩してると焚き火みたいな匂いがするのはなぜだろう)奔放な火にふれる良い機会だっただろうな。
たっぷり薫製のようにティピーのなかで燻されて服から煙の匂いが消えない一日でした。