大学卒業後についた映像制作会社勤務時代にとてもお世話になったカメラマンの田中さんと映像ディレクターの吉野さん。田中さんは『neon, strobe and flashlight』のインナースリーブも写真を撮ってくれた方、吉野さんは「ストロボ」「tsubomi」のPVを手がけてくれた。10年前のことだ。
カメラはスチールの一眼レフにしか見えないコンパクトさなのにハイビジョンのムービー録画ができるという革新的なものでした。吉野さん50歳、田中さん45歳、僕35歳が「へえええ!」とか「わお!」とか言いながらカメラの液晶画面でプレイバックを覗く姿は子供のようだっただろう。
みんな全然若くて、でもしっかり達観もしていて、なかなか刺激的だった。日が暮れた後、吉祥寺の行ったことのないバーなんかに連れていってもらって楽しかった。奥深い街だ。