2009年03月30日

人と会う

CD発売をはさんでいろんな人に会いました。忙しくても人に会うのって大事。

カスタネッツ健一郎氏に『pilgrim』を届け、かわりにフィニッシュ直前のカスタネッツの新作をもらう。PLECTRUMのふたりにも『pilgrim』をたくさん褒めてもらったし、吉祥寺でばったりHARCOにも会った。旧友とビールを飲んだり、吉祥寺で再びディレクターの吉野さんと出くわしたり、これも吉祥寺でキッチンというデュオの溝口くんとも会っておしゃべり。他にもたくさんの人に会ったこの何週間かだった。

よく晴れた今日は昼から思い立って大学卒業後4年勤めた映像制作会社に電話を。ちょうど新スタジオのお披露目をやっているということで、内緒で社長に会いに渋谷へ。ちょうど訪問客のとぎれたタイミングで僕の乗ったエレベーターの扉はチーンと開き、目の前に社長が。

少し間があった後「なななんでおまえがこんなところに」と目を丸くして、でも嬉しそうな社長にCDを渡していろんな近況を伝えているといつでも自分が不器用な部下のような気分になるがそれはそれでそんなに嫌じゃない。最近では僕がいつも楽しみにしているさだまさしさんのNHKの生放送や鶴塀の「家族に乾杯」を制作しているらしい。

自分が表現したいことを形にしてそれに対するユーザーの評価を得られる立場で“ものつくり”をしていられるのは最高に幸せなことだぞ、というようなことが社長の口から発せられたのだけども、僕も本当につくづくそう思います。スタジオのお披露目パーティーのBGMにするとラジカセを引っ張り出してピカピカのスタジオのロビーで『pilgrim』を鳴らしていただいた。この会社で働かなかったらライブの背景に映像を使うことなんてきっとやってないだろうから、遠回りでもなんでもない必然だったんだろうな。

帰りの電車は各駅停車で井の頭公園駅に降りて公園を突っ切って吉祥寺まで歩く。気温は低く、桜はちらほらと咲き、宴会をしてる人たち(若い子は少ない。大人ばかり)もまばら。ここ最近の週末の吉祥寺の混み方はすごいからなるべく平日に歩こうと思う。

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Posted by monolog at 21:00│Comments(4)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
健一郎さんのブログも読みましたよ〜。
会える人がいることって、幸せだと思います。
先行試聴会や3/14日の恵比寿での映像、山田さんもこれまでいろいろな映像を試していらっしゃったと思いますが、映像的にもこれまでの集大成的な、演奏のイメージを広げる素晴らしい映像でした。
京都、加古川、名古屋では映像が無くて、改めて映像の有る無しって大きいなあと思いました。
映像は無ければ無いで、自分の風景を頭に思い描けることもあって、それはそれで楽しいと思うけれど、『pilgrim』先行試聴会とレコ発記念恵比寿の映像はとっても素敵でした。
Posted by ますだ at 2009年03月30日 22:39
山田さんの文章、やっぱり好きです。

山田さんのつくる映像も好きです。
もちろん音楽も。
Posted by ぱるみ at 2009年04月01日 01:10
そうですね。
偶然は全て必然のようなもの、かもしれないですね。
本当に不思議。
Posted by ぐり at 2009年04月01日 02:03
こんばんわ。映像制作会社に勤めていたんですね!ちょっと映像に興味はあるのですが、何か作ることは辛いけど完成したときの喜びは人一倍だと実感しました!
Posted by 映像制作マニア at 2009年04月02日 19:28