思い出せないくらい久しぶりに鳥栖駅ホームでかしわうどんを食べました。このために朝ご飯を少なくして。320円で美味しい。お店のおじさんに一日何杯くらい売れるか尋ねると「このごろはぬっくなってきたけん250杯くらいしか出らんたい(近頃あたたかくなってきたから250杯くらいしか出ないねえ)」と。
会場入りするまでの時間、思い立って生まれた病院まで散歩。昔産婦人科だったのが今では眼科に。Googleマップでだいたいの風景を予想してはいたが時の流れを感じる。かつて住んでいたところだと思われる家屋を発見、増築等で雰囲気が変わってはいるが名残はある。子供のころよく通っていた市民公園、初めてプロ野球(ジャイアンツの2軍)の試合を見た市営球場を眺めて、高く打ち上がって「ホームランだ!!」と思った打球がサードフライだったこととか芝生の感触を思い出しました。5年間柔道を習いに通っていた鳥栖警察署は最近改装されたみたいで雰囲気が変わっていた。
DAY1;佐賀鳥栖
会場のBar APPLAUTIRはウッディな雰囲気で設備もばっちり。高校時代のバンド仲間みっちゃんとやっちゃんがいろいろ手伝ってくれて母親も登場しとてもハンドメイドな独特なライブになりました。高校の先生だった行武先生が観にきてくれて「答えなんて何個もあるって国語の先生が言ってたんで」という歌を“国語の先生”の前で歌うことができましたよ。疎遠にしていた従兄弟とか同級生とかご近所だった知り合いとか親の職場の友達やらはもちろん、佐賀新聞を読んで知って来てくれた方や遠方から駆け付けてくれたファンの皆さんや翌日の福岡のライブに都合があわなくて鳥栖まで来た人たちなどで会場は溢れて、当初想定していたよりも2倍以上のお客さんが来てくれました。不思議でくすぐったい気分だったけれどもみんな楽しそうで僕も楽しかった。来てくれた皆さんありがとうございました。
たくさんの握手とサインの後、「いつもお世話になってるスナックに行ってママに挨拶してほしかっちゃん」という母親のきっての願いで(一人で行くのが怖かったのでみっちゃんとやっちゃんを引き連れて)紫の看板が艶かしいお店へ。どこかのおじちゃんが歌うカラオケが通りを挟んで聞こえてくる。覚悟を決めてのれんをくぐると湯ばあばのような(怒られるかしら。怖そうだけど優しそうという意味です)ママさんのもてなしに圧倒される。ビール、おでんと生のクジラ。歌え!と言われて僕はカラオケで「長崎は今日も雨だった」を絶唱して褒めてもらいました。すごく楽しかったし母親も嬉しそうだった。みっちゃんもやっちゃんもゲラゲラ笑っていたな。
追記;この日のアンケートからランダムにいくつか抜粋します。
◎いつもママにはお世話になって手料理をもらっています。こちらにいる時はおふくろの味の手料理をいっぱい食べて元気になってください!(60歳・女性)
◎「夕暮れ田舎町」を山田さんの田舎で聴くとなんだか一層感慨深い気がしました。はるばる来た甲斐がありました。(女性)
◎すごく人柄がよく出られていたと思います。これからも頑張ってください(48歳・女性)
◎知らない土地に乗ったことのない電車で来ましたが、なぜだか自分の故郷のことばかり思い出しました。山田さんのような良い旅を自分もしなくちゃと思いました。(女性)