この冬から風邪をこじらせて入院しているおばあちゃんをお見舞いに。ずっと寝たままだったけどご飯はよく食べた。すべてムースのような半生のご飯、看護婦さんにやり方を教わって僕もりんごゼリーをおばあちゃんに。チュルチュルと美味しそうにたべてくれました。隣や向かいのベッドのお年寄りをぼんやり眺めながら介護職の皆さんの大変さを考える。掛け値なしの献身に感謝の言葉しかない。
夜のフライトまで生まれ故郷の鳥栖のショッピングモールを散策、東京で売っているものはほぼすべて買える環境がそこにある。スタバと本屋が隣接したスペースの快適さは都会にはないものかもしれません。子どもの頃目を輝かせて駆け込んだおもちゃ屋などは跡形もなく、たくさんの本を買ってもらった本屋だけがひっそりと続いていました。黄昏、夕暮れ田舎町の風景。
帰路の飛行機は窓際の羽根の上。東京の夜景は国際線パイロットが「世界一」と選ぶほどらしいですが、確かに現実味のないミニチュアの景色を見ているようでだんだんぼーっと夢のような気持ちになってくる。東京は年末の喧騒で線路に人が侵入しただのなんだので電車の遅延がひどく気が遠くなるほどの時間をかけて武蔵野に戻りました。