
カフェにて、席につこうとすると真隣の席の女性と目があってしばらく時間が止まったみたいになった。ヒックスヴィルの真城さんが食後のまったり中で、「こんなとこでバッタリ会うなんて!」と声をあげる。真城さんはこのお店をPLAGUESの深沼さんに教わったらしい。都心から離れた場所なのに不思議。その包容力は相変わらずで、真城さんとはやっぱり小沢健二ツアーの話。チケットが取れない人が多いという話題になり「〇〇くんは東京あきらめて〇〇のチケット抑えたらしいわよ」とかなんとか。ジャニーズのライブみたいにウチワに「ましろ」と書いて大きな声で名前を呼んでね!と目を細めて笑う真城さん、なぜか元気が湧く。
HICKSVILLEの御三方と初めて会ったのは『cobblestone』のツアー先の福岡だった。ヘアサロンのイベントで来福している彼らが飲んでいる場所を教えてもらって、バンドの打ち上げ後に僕は緊張しながら遊びにいったのだ。興奮しながら挨拶して朝までお酒を飲んで、ホテルが同じだったから一緒にタクシーで帰ってきた(次の日の朝は二日酔いで起きれなくて大変だった)。小沢健二とフィッシュマンズを追いかけた自分にとっては夢のような時間に思えて、その時のことは今でも憶えている。あれから10年が経ったのだ。
かなり久々に会った気がする健一郎氏は長いツアー後だったので、ライブに関して思うことがいろいろあったのかもしれない。たくさんの話をした。話を聞いたり聞いてもらったりするのはひとりの作業が続く日々においてセラピーのようなものだなあ、と思いました。写真は健一郎ブログ(LINK)から転載した。
東京は今日と明日は冷たい雨の日だそう。しかし、春まではもうすぐ。