帰り道の古本屋で学生時代にすり切れるほど聴いたスチャダラ外伝が投げ売られていたので捕獲。久しぶりに聴いたがとても良かった。このミニアルバム、テーマが“旅”だということに16年後に改めて気づいた。「あたたかいところに行きたいナリー」とか「カニ食べたーい」とか、脳裏に刷り込まれたフレーズがよみがえり簡単に口をついて出る。ベスト盤に入ってなかったから久々に聴くことになった「GET UP AND DANCE」は今聴いても圧巻でした。
桜がはらはらと風に舞って、アスファルトに落ちた花びらをうまい具合につむじ風みたいな風がくるくると運んでいって、ずっと基調低音のように春に垂れ込める灰色の空も霞んでいて、「あああ、なんだか春だなあ」とお思うようなどっちつかずな風景のなかを、最後の最後のチェックのために『home sweet home』を聴きながら歩いたり走ったりしている今日この頃です。