2010年06月08日

下北沢、90年代と夢の続き

smktzwCLUB Queでのワンマンから1週間が過ぎて、去年からいろいろ仲良くさせていただいている浅田祐介さんが企画するイベントライブを観に下北沢へでかけた。先週“Smoke Signals”と名付けたバンドでお世話になったヤマチさんとドラムの杉野さんも祐介バンドで出演するのだ。

ステージ上の彼らは旧知の仲、90年代から闘い続けてきた戦友のようで、大人の余裕みたいな雰囲気をまとってはいるが、音を出すととてもやんちゃで、一筋縄ではいかないいくつものトラップが仕掛けられたアップトゥデイトなサウンドに僕は唸りをあげながら聴き入ってしまいました。

10数年前、映像制作会社で働いていた頃に僕は右も左もわからないADとして浅田祐介さんのPV撮影に参加しました。失敗ばかりの現場だったので地下スタジオの風景が脳裏に焼き付いている。打ち上げでその頃の話をしても、なんだかとても前向きな昔話のように思えました。

下北沢には意外と頻繁に通っているはずなのに、毎度のように「シモキタ変わったなああ」と独りごちている気がする。何件かのレコード屋とインディアンハーブのお店ぐらいしか寄るところがなくて、ずっと古着屋でナフタリン臭い古着のTシャツをパラパラと、レコードを探すように眺めて時間をつぶしたのです。夏を思いながら。

Posted by monolog at 22:30│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
下北、なにげにどんどん変わりますよね。
あれだけレコード屋に通っていたのに、今は下北といえば古着屋にばかり行きます。何軒かの古本屋にも行きますけど。
他にあまり行きたい場所がなくなってしまった感じがして。ああ下北よ。という気持ちです。居心地のいいカフェもないし。ただ消費するだけの街に変わっちゃったのかしら。
Posted by ます at 2010年06月08日 23:33