
リリー・フランキー氏のトークとスチャダラパーが観れれば満足、とハードル低めの目標ではあったけれども、フタを開けてみるととにかくサンセットライブというフェスの素晴らしさに感動しました。
5時に起きて8時の飛行機に乗って10時に旧知の同級生やっちゃんみっちゃんと合流して12時に会場となる芥屋海水浴場へ。福岡でのライブのときいつもお世話になるMさんが僕らのぶんまで海の家の場所を確保してくれていたのがとても助かった。
リリーさんのトークライブの後、南こうせつさんが飛び入りゲストで登場した板尾創路のステージ、そしていよいよスチャダラパー、最前列で。ここ1ヶ月ずっと歌詞を書く作業をして、ライムする言葉探しや押韻とダジャレの違いについてずっと思いつめていたので、このタイミングで聴くSDPは刺激的だった。顔が笑顔から戻らないほど、素晴らしかった。
アニ、シンコ、BOSEとロボ宙、好きな歌ばかりの1時間。「ブギーバック」もいいけど、この夏ずっと頭から離れず生で聴きたかった「サマージャム'95」夕暮れに繰り広げられたその2010年版は「テープ」が「CDR」に変わっているけど12年ずっと聴いてきた曲が生気を失わなずに宙に舞う様は爽快だ。SDPのステージをリリーさんが火の見やぐらの上からニコニコしながら写真撮っていた姿が印象的でした。
闇夜に浮かび上がるオリジナル・ラブ、'90年代によく聴いた曲がリプレイされて遠い目に。とても大きな花火を砂浜にしゃがんで真下から眺めるという、夏の思い出作りができました。ばったり友だち数人にも会って、会場はどこもかしこもピースフルな雰囲気で、来年もここに来たいな、と思いました。
遊びすぎた日曜日。明けて東京に戻り、新曲の作業がとてもはかどった。良い刺激を受けたのだな。曲が1曲書けるくらいの24時間でした。ちょっとくらいの無理は大きな潤いとなって自分の心に帰ってくるのだよ、と思いました。


