時間というのは時間通りに進んで、あっという間に10月だ。もう少しだけ僕らに秋をちょうだい!という気持ちになりますね。ツアーをするのにはとても良い季節。倉敷岡山のあれこれいろいろを調べ中。
とても清々しい9月に比べると10月はどこかアンニュイな印象があって、それは僕が思春期の頃から聴いているCDの印象とリンクするのかもしれない。1981年発表のU2の2ndアルバム『OCTOBER』(『Joshua Tree』以降の高校生の頃後追いで聴いた)はとにかく陰鬱でメランコリックで、それでもその聴感が微妙な体感気温にぴったりで10月となると聴きたくなってもう20年来手放せないでいる。
もう一枚、1989年発表の映画「IMAGINE」のサウンドトラック『IMAGINE』も個人的には10月の音楽という印象がある。ジョン・レノンの誕生月である10月に発売され、それを発売日に福岡天神まで買いにいったのだ。ビートルズとソロからの21曲の選曲を順番に憶えているのだから音楽と結びつく記憶はすごいと思いました。
aalto coffeeの庄野さんと交流を持つようになって知ったのだが10月1日はコーヒーの日だそうだ。ちなみに紅茶の日は11月1日(これはチャッツワース岸本さんに教えてもらった)。もうどんどん記録的暑さのことを僕は忘れていってしまっていて、温かい飲み物が美味しい季節になってきたことが嬉しい。そしてすぐに寒さを呪うような言葉を吐くのだろうな。
10月
木々の葉も
すっかり落ちてしまった
ぼくはいったい何を思う
10月
神の国は興りて
神の国は滅びる
だがあなたは進み行くーとこしえに
「October / U2(訳 中川五郎)」