2010年10月28日

秋の北陸;DAY1(10月23日)

toyama2toyama1今回の富山、金沢のツアーは車で行くと決めていた。去年父親と大阪から北陸経由で東京までドライブ旅行したときに意外としんどくなかったからだ。車で旅する利点は旅支度の手間が省けること。なんでもとにかく車に積んでしまえばギターでもエレキでもウクレレでも靴だって何足も持って動けるからちょっと心に余裕ができるのです。

富山の会場へはお昼過ぎに入る予定になっていたので、朝早起きして出かけるよりは夜中のうちに出発して眠くなったら仮眠するほうが楽だと思い、真夜中の練馬から関越道を往く。大きな月が明るくて低い位置にただよう雲を照らして、この世の終わりみたいな空だった。

新潟まで北上して長岡ジャンクションから海沿いに富山へ向かうルートを選択。道もまっすぐで並走する車も少なくスピードに乗って夜明け前には富山県へ。エンジンをとめて仮眠するも寒くて目が覚めて、結局サービスエリアで白えび天丼をいただき、早めに富山市内へ。

toyama3富山は快晴。記憶の片隅にある風景と見た景色が一致したりしなかったり。うろ覚えの街。路面を這う線路を眺めて「ああ、こんな街だった」と思い出す。会場入りまで富山城の展示館に入ってみたりしましたよ。


この日はそれぞれ北陸3県で活動する若いミュージシャンがあつまって、にじ色という二人組が取り仕切ったイベント。福井からHarukaさんと富田晋也さん、金沢から音子、地元富山のにじ色。フォルツァ総曲輪は映画館とライブハウスを持つ会場、小さな街なのに置いてあるフライヤーを見て富山の文化的成熟度は相当なものだなあと思いました。

総曲輪あたりを歩くのは初めてでしたがアメカジの洋服屋(B系多め)がたくさんあって、とても狭いエリアにインディアンショップが2軒も。珍しいオルテガのコインパースを買ってしまい、完全に旅目になっている自分と対峙する。

toyama5toyama4さすがにくたびれてきてリハーサル後はホテルでひとやすみ。見下ろす街を行く路面電車の音。どんどん暮れていく空とうっすらライトアップされた富山城を横目に会場に戻るとたくさんのお客さん。路上演奏での経験値が高いんだろうなあと思わせる、歌もおしゃべりもとても上手な出演者陣の熱演。

僕は久しぶりに「手と手、影と影」から始まる短いセット。ふだん2時間半のライブをやっているとどうしてもスロースターターの長距離ランナーのような演者になってしまうけれども、濃縮して分かりやすいセットを作るのも新鮮だ。

こういうシチュエーションのときに「SING A SONG」という曲があってほんとによかった!といつも思う。自分の歌に助けられることが確実にある。大きな手拍子をたくさんありがとうございました。

10年前デビュー時にとてもお世話になったFM富山の大西さん、同世代のラジオパーソナリティー田辺さんと久しぶりに会って話ができてよかった。そして虎平太さんには今回本当にお世話になりました。共演者のみなさんにも感謝。

前の晩からあわせて長い一日、夜は白えびのお造りを食べて早々に電池切れ。朝まで死んだように眠りました。旅の初日はこんな感じでした。


toyamatoyama

Posted by monolog at 15:02│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
白海老天丼おいしそうですね〜!
今回はなんだか山田さんの日記もますます旅日記という感じになってきましたねー。
わたしもどこかの街にライブを観に行きたくなってきました!
四国とかもいいかな?
Posted by サエコ at 2010年10月28日 23:38
北陸ライブお疲れ様でした。
ここ近年、多忙のためなかなかライブに行けなかったので
地元富山でライブを見られてすごくすごく幸せでした。
富山に寄ってくださってありがとうございました!!
金沢も行きたかったな〜!!
Posted by koyo at 2010年10月29日 21:27