2010年12月29日

映画「ノルウェイの森」

DSC01193いろいろなことから解放され久しぶりに映画館へ。前売り券がどこも売り切れていたのだが、誕生日割引というのがあって「ああ、おれ誕生日月だった!」と気付く。1000円なんだからもっと映画を観たかった。忙しくしてたからしょうがないのだけども。

ノルウェイの森」を観た。同級生みっちゃんが今でも「中学のとき山田が『ノルウェイの森、がばい良かった!』って興奮してたのを憶えとるばい」というくらいだから、僕が多分初めて惹き付けられた上下巻にわたる長い小説、と言えるだろう。

実際小説の中でワタナベと直子が四谷から駒込まで歩くシーンがとても東京的だという思い込みと刷り込みに加勢されて、僕はその後上智大学と東京外語大を受験したのだ。それでも小説のあらすじを僕はほとんど思い出せないでいた。20年前に読んだ本だから当然か。

それでも映画が進むたびに細かい記憶がよみがえってきて、映画のなかで描かれなかったとこまで含めて僕はどっぷりと「ノルウェイの森」を浴びたような感じになった。ぐったり疲労感みたいなものを感じつつも、とても映像がきれいで、観てよかったな、と思いました。原作を20年ぶりに読みたくなった。

今年は結構映画を観た。どうも自宅でDVDで映画を観るのが苦手になってしまい(他のことをしてしまったり、考え事になってしまったり、寝てしまうから)、“映画を観る”という行為に没頭する映画館での2時間ちょっとがとても大事な時間になってきたのだ。

「インヴィクタス」「ヒックとドラゴン」「トイ・ストーリー3」「第9地区」「アウトレイジ」「ハートロッカー」と印象に残った映画はたくさんあったけど、個人的ベストテン第1位はとにかくずばぬけて地味だった「フローズン・リバー」ということになった。

みなさんはどんな映画が面白かったですか?

Posted by monolog at 01:22│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
山田さんのツイートがきっかけで観た『歩いても歩いても』が印象的でした。
やはり地味なんですが。
Posted by mik at 2010年12月31日 12:17